JPH0428105Y2 - - Google Patents

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JPH0428105Y2
JPH0428105Y2 JP8537686U JP8537686U JPH0428105Y2 JP H0428105 Y2 JPH0428105 Y2 JP H0428105Y2 JP 8537686 U JP8537686 U JP 8537686U JP 8537686 U JP8537686 U JP 8537686U JP H0428105 Y2 JPH0428105 Y2 JP H0428105Y2
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liquid
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は電子写真装置の定着ローラーに係合
し、定着ローラーのローラー面にオフセツト防止
液原稿不鮮明のため稿正不能、供給するローラー
に関するもので、電子写真装置の使用において小
判の用紙を用いて繰返し多数回の操作を行つた
後、大判の用紙を通紙した場合において、用紙に
発生するオフセツト防止液による汚損が防止でき
る実用的手段を提供するのがその目的である。
まず第1図および第6図を参照すれば、Rは前
記したようなオフセツト防止液供給ローラーで、
心金1の筒内に収容したオフセツト防止液4を心
金1に穿つた多数の通孔2から浸出させ、周面に
設けた繊維性のローラー表層3によりその浸出液
を定着ローラーF(第6図ではヒートローラーを
示す)のローラー面に供給するものである。この
ようにして定着ローラーFに供給されたオフセツ
ト防止液4はトナーによる画像の用紙Pへのオフ
セツト現象の防止に有効であるとともに、このオ
フセツト防止液は定着ローラーFのローラー面を
通過する用紙Pによつて吸収される。用紙Pによ
つて吸収されるオフセツト防止液の量は、たとえ
ばA4判用紙の場合1枚当り10分の数g程度と少
量かつ用紙の全面に分散されているので用紙にシ
ミなどの汚損を生じるには至らない。ところが、
同一サイズの小判の用紙を多数枚通紙した後大判
の用紙を通紙すると、その用紙において、さきに
通紙した小判の用紙に対応する区域に隣接する側
方の区域にはオフセツト防止液による著しい汚損
が発生する。
このような用紙汚損の原因は、従来のオフセツ
ト防止液供給ローラーを装備する定着ローラーに
おいては、そのローラー面の全域にオフセツト防
止液がたえず均等な割合で供給され、小判の用紙
が対応するローラー面の区域からは液を吸収消費
してこの区域の液の含有量が減少しているのにか
かわらず、残余の区域では小判用紙の多数回の通
紙の間に浸出した液を豊富に含有しており、小判
用紙の通紙をやめて大判用紙を通紙することによ
り、大判用紙の一部がその豊富な液を吸収するた
めである。
この考案は、従来のオフセツト防止液供給ロー
ラーを装備する定着ローラーに通紙する場合に発
生する上記の欠点を解消するための実用的手段を
研究工夫したものである。
(考案の構成) 以下、図示した実施例によりこの考案を説明す
れば、1は筒状の心金で、筒壁には多数の通孔2
が穿たれている。心金1上にはパルプ紙やフエル
トのような繊維性のローラー表層3を周設し、オ
フセツト防止液供給ローラーRが構成されてい
る。このオフセツト防止液供給ローラーRは心金
1の筒内にシリコーンオイル等のオフセツト防止
液4を収容させ、通孔2から浸出する液をローラ
ー表層3により、電子写真装置の定着ローラーF
のローラー面に供給塗布するものである。電子写
真装置は普通、所望に応じて大判から小判まで、
任意のサイズの用紙が混用できるものであるが、
これらが混用される場合、一般にB5判およびA4
判の用紙が頻用され、B6判、A6判のような小サ
イズの用紙の使用頻度は少ない。ところが、定着
ローラーFの軸長は大判用紙Aに対応する軸長を
有しており、これに対応するオフセツト防止液供
給ローラーRの軸長は前記大判用紙Aの紙幅に対
応している。
ここまでに記載したオフセツト防止液供給ロー
ラーRは周知であるが、この考案において特異な
点は、上記したローラーRにおいて、心金1にお
ける通孔2の配置について、たとえば第4図およ
び第5図に示すような用紙の配置パターンの、た
とえばB5判のように、使用頻度の多い用紙中の
最小サイズの用紙Bに対応する心金1上の区域m
を除いた区域n,n1,n2の配孔密度を、前記区域
mの配孔密度の約1/4ないし1/2に設定したことで
ある。なお、前記した用紙の配置パターンについ
ては、一般に電子写真装置の原稿載置面に用紙の
軸郭線として表示されているのは周知の通りであ
る。
前記した通り、小判の用紙を繰返し通紙した後
の大判の用紙の汚損は、その汚損部分に対応する
定着ローラー面に多量に付着残留する液によるの
であるから、この汚損防止の対策としては、前記
小判用紙に対応するローラー面の部分にのみ結液
し、残余の部分の結液を停止ないし極限すればよ
いのであるが、各サイズの用紙を順序不同に混用
することを前提とする限りこのような対策は現実
的ではない。
本考案者等の調査によれば、このような用紙サ
イズの混用の態様は一般にB5判の使用を1とす
れば、A4判は1、B4判は0.5、A3判、A6判、B6
判は0.01程度の使用頻度であることが多い。けれ
ども、使用頻度の多いB5判やA4判の通紙の間こ
れらの用紙に対応するオフセツト防止液供給ロー
ラーのローラー面の区域以外の区域に対する給液
制限を行うにしても、前記のように多様なサイズ
への対応はやはり困難である。
しかしながら、前記したように、使用頻度の多
いサイズの用紙のうちのサイズの最小のものの紙
幅に対応する心金1上に区域mを除いた区域n,
n1,n2の配孔密度をこの区域mの配孔密度の約1/
4ないし約1/2に設定し、これにより配孔密度の小
さい区域n,n1,n2におけるローラー表層3への
液の浸出を制限すれば、電子写真装置の普通の使
用態様においては前記のような困難が事実上解消
できることがわかつた。これは、ローラー表層3
が繊維性のものからなつており、その層を構成す
る繊維が心金1の周面における母線方向に比較的
良好に液を誘導するからである。
以下、この考案にかかるオフセツト防止液供給
ローラーの実施例を従来品(対照例)と比較した
通紙試験成績を掲げる。
(実施例) 第1図、第2図および第4図を参照し、心金1
の全長300mm(A3判用紙の紙幅に対応する)、直
径25mm、通孔2の孔径はすべて1mmで、その配置
は区域m(長さ180mmで、B5判用紙の紙幅にほぼ
対応する)では第2図に示すように周方向に等間
隔で6個、長手方向には一例につき24個、すなわ
ち周面の配孔密度は1.02個/cm2である。区域n
(長さ120mm)における通孔2の配置は、周方向に
ついては区域mと同一、長手方向には一列につき
5個で、周面の配孔密度は0.32個/cm2であり、配
孔密度の比は区域nについては区域mの1/3.18で
ある。この実施例は第4図に示す用紙の配置パタ
ーンに対応するものであるが、なお、第1図中に
示した寸法についてはa=7.5mm、b=22.5mm、
c=8.5mmである。心金1に周設したローラー表
層3は密度0.6g/cm3、厚さ0.1mmの芳香族ポリア
ミド紙の制御層の上に、密度0.3g/cm3、厚さ1mm
の芳香族ポリアミドフエルトを重ねた二重層から
なつている。
この実施例のローラーにオフセツト防止液(ト
ーレ・シリコーン製のシリコーンオイルSH−
200、30万C.S.)を収容し、第6図に示すように
電子複写機の定着ローラーF(ヒートローラー)
に係合させ、B5判用紙を使用して連続的に2000
枚の複写を行つた後、A3判用紙を通紙したがオ
フセツト防止液による用紙の汚損は全く認められ
ない。また、引続きA3判用紙を2000枚通紙した
がオフセツトの発生は全く認められない。
(対照例) 心金1の全長、直径、通孔2の孔径および周方
向における配置、ローラー表層3の材質、密度、
厚さはそれぞれ前掲実施例記載のものと同一であ
る。長手方向における通孔の配置の態様は全長に
わたり前記実施例における区域mと同様で、通孔
の間隔は7.5mm、1列の個数は39個、心金周面の
配孔密度は1.02個/cm2である。
この対照例のローラーに前掲実施例の試験に使
用したのと同一のオフセツト防止液を収容し、前
掲実施例の試験と同じく、B5判用紙の連続通紙
後、A3判用紙を通紙したところ、この対照例に
よる場合は、B5判用紙の300枚通紙後において
A3判用紙にオフセツト防止液による顕著な汚損
が認められた。
なお、第5図に示す用紙の配置パターンに対応
するローラーの心金が第3図に示されているが、
この場合のオフセツト防止液供給ローラーと前掲
対照例との比較試験の成績も、前掲実施例を用い
た比較試験の場合と全く同様である。
前掲の実施例につき、他の条件を同一にし、前
記した配孔密度比を約1/2以上に設定した場合は、
小判の用紙の連続通紙枚数が数百枚まではよい
が、1000枚を超えるとその後大判用紙の通紙にお
いて汚損が顕著となる。また、前記配孔密度比が
約1/4未満の場合は、大判用紙の連続通紙におい
てオフセツト防止液の供給不足により、印像のオ
フセツト発生が局部的に顕著になるので、前記配
孔密度比は約1/4〜約1/2に設定する必要がある。
(考案の効果) すなわち、この考案によれば、小判用紙の連続
通紙時にはオフセツト防止液の供給が不要である
定着ローラーの部分への液の供給が制限されると
ともに、そのような供給不要区域に僅少ながら供
給された液も繊維製のローラー表層により液の消
費が多い部分に誘導されるので、その供給不要区
域における液の蓄積が少なく、したがつて、小判
用紙の通紙後大判用紙を通紙してもオフセツト防
止液による汚損が発生しない。また、前記した配
孔密度比の範囲内では、配孔密度の小さい区域に
おいてもオフセツト防止に必要な量のオフセツト
防止液が充分に供給される。
かくしてこの考案によれば、各種サイズの用紙
を混用する電子複写機等の日常使用の実態におい
て、きわめて実用性の高いオフセツト防止液の供
給手段が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるローラーの一実施例
の心金の正面図、第2図は同じく軸直断面図、第
3図は他の実施例の心金の正面図、第4図は第1
図の実施例に対応する用紙配置パターン、第5図
は第3図の実施例に対応する用紙配置のパター
ン、第6図は定着装置の概念図である。 1は心金、2は通孔、3はローラー表層、4は
オフセツト防止液、Rはオフセツト防止液供給ロ
ーラー、Fは定着ローラー、Pは用紙、Aは大判
用紙、Bは小判用紙、m,n,n1,n2は心金上の
区域、wは用紙の紙幅である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の通孔2を筒壁に穿つた筒状の心金1上に
    繊維性のローラー表層3を周設し、心金1の筒内
    に収容したオフセツト防止液4を通孔2から浸出
    させ、そのオフセツト防止液4をローラー表層3
    により電子写真装置の定着ローラーのローラー面
    に供給塗布するローラーであつて、使用頻度の少
    ない大判用紙Aに対応する軸長を有するものにお
    いて、心金1上における通孔2の配置について
    は、前記電子写真装置の用紙配置パターンの、使
    用頻度の多い用紙中最小サイズの用紙Bの紙幅w
    に対応する心金1上の区域mを除いた区域n,
    n1,n2の配孔密度を前記区域mにおける配孔密度
    の約1/4ないし約1/2に設定してなるオフセツト防
    止液供給ローラー。
JP8537686U 1986-06-06 1986-06-06 Expired JPH0428105Y2 (ja)

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JPS62197160U JPS62197160U (ja) 1987-12-15
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