JPH04279968A - エキスパートシステム - Google Patents

エキスパートシステム

Info

Publication number
JPH04279968A
JPH04279968A JP3043079A JP4307991A JPH04279968A JP H04279968 A JPH04279968 A JP H04279968A JP 3043079 A JP3043079 A JP 3043079A JP 4307991 A JP4307991 A JP 4307991A JP H04279968 A JPH04279968 A JP H04279968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
raw materials
operation schedule
raw material
rules
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3043079A
Other languages
English (en)
Inventor
Kayako Oomura
大村 佳也子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP3043079A priority Critical patent/JPH04279968A/ja
Publication of JPH04279968A publication Critical patent/JPH04279968A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Devices For Executing Special Programs (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば複数の工程を備
えた生産設備の工程の稼動スケジュールの作成に好適な
エキスパートシステムに係り,特により最適に近い稼動
スケジュールを作成するようにしたエキスパートシステ
ムに関する。
【従来の技術】この種のエキスパートシステムとしては
従来,例えば情報処理学会第36回(昭和63年前期)
全国大会の予稿集(第1547頁)に開示されたものが
ある。上記開示のエキスパートシステムは,複数の単位
工程よりなる製鋼工程のスケジュール作成用に開発され
たものであって,上記製鋼工程の設備及びこれに供給さ
れる原材料をそれぞれ定義した操業データとある単位工
程に対して複数の原材料が競合したときこれらの原材料
の競合を解消するためのルール等格納した知識ベースと
,現在の操業データの内容を調べこの操業データに適合
するルールを上記知識ベースから検索し適合するルール
があればその適合ルールの指示に従って上記操業データ
の内容を更新する推論エンジンとを備えている。上記従
来のエキスパートシステムによれば,上記複数の原材料
を複数の単位工程に供することにより製品を仕上げる場
合に,先ず仮の稼動スケジュールが上記操業データに基
づいて原材料ごとに個々に作成される。そして,全ての
原材料に係る仮の稼動スケジュールの作成が終わると,
これら全ての仮の稼動スケジュールが同じ時刻スケール
上で重ね合わされる。このとき,ある単位工程に原材料
同士の競合が生じると,そのうちのいずれかの原材料に
係る稼動スケジュールを時刻方向にずらしたり或いはい
ずれかの原材料が供される単位工程を代替可能の別の単
位工程に変更することにより上記原材料同士の競合を解
消するようになっている。上記したような稼動スケジュ
ールの重ね合わせ処理の一例を図6に示す。これは,J
工程からR工程までの八つの単位工程を備えた製鋼工程
に六つの原材料が供給された例であって,上記エキスパ
ートシステムによって予め個々に作成された六つの原材
料に係る仮の稼動スケジュールP1 〜P6 が重ね合
わされた状態を示すものである。この場合,仮の稼動ス
ケジュールP2についてJ工程とN工程とに他の原材料
と競合する競合部C1 ,C2 があり,仮の稼動スケ
ジュールP6 についてJ工程に競合部C3 が存在す
る。そこで,上記エキスパートシステムは,稼動スケジ
ュールP2 の単位工程をJ工程及びN工程からそれぞ
れ代替可能なK工程及びM工程に変更し(二点鎖線の位
置),これによって上記競合部C1 ,C2 とを解消
するようにしている。上記稼動スケジュールP6 の競
合部C3 についても同様である。なお,上記J工程と
K工程とが代替可能な単位工程でなければ,例えば稼動
スケジュールP6 について一点鎖線で示すように,J
工程に始めに投入される原材料の時刻を後にずらすこと
により上記J工程における競合が解消されるようになっ
ている。上記したようなエキスパートシステムは従前に
おいて確立され,上記製鋼工程を数学的にモデル化しこ
の数学モデルを解く手法と比べると,上記稼動スケジュ
ールの作成ノウハウをルールの形で記述できるため,プ
ログラム(ルール)のメンテナンス性が優れ且つ稼動ス
ケジュールの作成に係る演算時間を実用に耐える長さに
することができるといった点で近年において多用されて
いる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のエキスパー
トシステムにおいては,作成された全ての原材料に係る
稼動スケジュールを重ね合わせたときに出現した原材料
同士の競合を解消するようになっているが,各原材料の
製品までの稼動スケジュールが個々に独立して作成され
るため,これらの個々の稼動スケジュールには製品に至
るまでの途中におけるある工程に対する原材料の競合が
考慮されていない。そのため,全ての原材料に係る稼動
スケジュールをまとめた全体の稼動スケジュールを最適
なものに近づける余地があった。そこで,本発明の目的
とするところは,より最適に近い生産設備の工程の稼動
スケジュールを作成するために,時間の概念を取り入れ
たエキスパートシステムを提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
,本発明が採用する主たる手段は,その要旨とするとこ
ろが,複数の工程を備えた生産設備に複数の原材料を供
給し上記複数の工程を経て製品を生産するときの上記工
程の稼動スケジュールを,少なくとも設備及び原材料に
関する定義を含む操業データとある工程に供される複数
の原材料の競合を解消するための競合解消知識とに基づ
いて作成するエキスパートシステムにおいて,上記稼動
スケジュール上の模擬時刻を所定の模擬時刻に更新する
模擬時刻更新手段と,上記更新された模擬時刻に,該模
擬時刻から次に更新される所定の模擬時刻までの全ての
原材料に係る稼動スケジュールを上記操業データと上記
競合解消知識とに基づいて作成する稼動スケジュール作
成手段とを備え,上記模擬時刻更新手段と上記稼動スケ
ジュール作成手段とを上記製品の生産完了まで交互に用
いて連続した稼動スケジュールを演算する点に係るエキ
スパートシステムとして構成されている。
【0004】
【作用】本発明に係るエキスパートシステムにおいては
,複数の工程を経て製品を生産するときの上記工程の稼
動スケジュールを,少なくとも設備及び原材料に関する
定義を含む操業データとある工程に供される複数の原材
料の競合を解消するための競合解消知識とに基づいて作
成するにあたって,模擬時刻更新手段は上記稼動スケジ
ュール上の模擬時刻を所定の模擬時刻に更新する。また
,稼動スケジュール作成手段は上記更新された模擬時刻
に,該模擬時刻から次に更新される所定の模擬時刻まで
の全ての原材料の稼動スケジュールを上記操業データと
上記競合解消知識とに基づいて作成する。そこで,上記
エキスパートシステムは,上記模擬時刻更新手段と稼動
スケジュール作成手段とを上記製品の生産完了まで交互
に用いて連続した稼動スケジュールを演算する。従って
,ある工程に供される原材料の競合が上記更新された所
定の時刻ごとに解消された全ての原材料に係る稼動スケ
ジュールを作成することができる。
【0005】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここに
,図1は本発明の一実施例に係るエキスパートシステム
を示すブロック構成図,図2は上記エキスパートシステ
ムの知識ベース中の原材料移動ルール群及び時間管理ル
ール群を用いて稼動スケジュールを作成する態様を示す
説明図,図3は上記エキスパートシステムが適用される
金属加工設備の構成を示すブロック構成図,図4の(a
)及び(b)は上記金属加工設備により生産される二種
類の製品をそれぞれ示す斜視図,図5は上記エキスパー
トシステムにより作成された全ての原材料に係る稼動ス
ケジュールを示すスケジュール図である。本実施例に係
るエキスパートシステム1は,図1に示すように,複数
の工程を備えた生産設備及びこの生産設備に供給される
原材料に関する定義を含む操業データとある工程に供さ
れる複数の原材料の競合を解消するためのルールと上記
複数の工程の稼動スケジュール上の時刻を更新するため
のルールとを備えた知識ベース3と,該知識ベース3に
設定されている上記操業データが適合するルールを推論
処理により上記知識ベース3から検索しこの適合するル
ールの指示に従って上記操業データの内容を更新する推
論エンジン2とを備えて主としてなり,インタフェイス
4を介して外部の入出力装置5と接続されている。 上記知識ベース3には,上記操業データを格納するため
の周知のフレーム形式のデータ構造を備えた設備定義フ
レーム6,状態定義フレーム7,原材料定義フレーム8
が設けられている。上記設備定義フレーム6はある生産
設備を構成する全ての工程の配置関係や個々の工程の原
材料移動方向前後の工程をそれぞれ定義する操業データ
を格納する。上記原材料定義フレーム8はある製品を生
産する為に要する原材料の種類,ある製品を得る為の原
材料の工程経路及び生産予定の製品を仕上げ時期の早い
順に配列した製品テーブルをそれぞれ定義する操業デー
タを格納するようになっている。上記設備定義フレーム
6及び原材料定義フレーム8に格納される操業データは
入出力装置5から設定入力されそれぞれ固定値である。 また,上記状態定義フレーム7は各工程の稼動スケジュ
ール作成中における各原材料の状態及び各工程の状態を
それぞれ定義する操業データを格納するようになってい
る。上記各原材料の状態を定義する操業データとしては
, ・原材料ごとの現在占有中の工程名 ・上記工程による残り処理時間等 があり,上記各工程の状態を定義する操業データとして
は, ・いずれかの原材料により占有されているか空か・占有
中の原材料名 ・占有中の原材料を処理中か否か ・稼動スケジュール上の時刻等 がある。上記状態定義フレーム7に設定されるそれぞれ
の操業データは初期設定によりそれぞれの所定値に設定
された後,上記稼動スケジュール作成の進行に伴って必
要に応じて書換え更新される。そして,上記知識ベース
3には,上記原材料をある工程に対する競合を解消しつ
つ次の所定の工程に移動させるための原材料移動ルール
群9と,上記稼動スケジュール上の時刻を更新したりす
るための時間管理ルール群10とを備えている。上記原
材料移動ルール群9は,ある原材料を現在の工程から空
の次工程へ移動させるための工程間移動ルール11と,
次の工程が空でないときの原材料を現在占有中の工程に
留めておくための移動ブロックルール12と,生産設備
のいずれか空の工程に原材料を投入するためのライン投
入ルール13と,所定の全ての工程による処理を終えた
原材料を上記生産設備から排出するためのライン排出ル
ール14とを備えてなっている。一方,上記時間管理ル
ール群10は,上記工程の稼動スケジュール上の時刻を
所定の時刻に進めるための時刻更新ルール15と,全て
の原材料に対し全ての工程による処理が終了したとき上
記稼動スケジュールの作成を終了させるためのスケジュ
ーリング停止ルール16とを備えている。上記原材料移
動ルール群9及び時間管理ルール群10の各ルールはい
ずれもIF  THEN形式のプロダクションルールで
あって,これらのルールの内容はインタフェイス4を介
して入出力装置5から設定入力され,或いは更新される
。 ここで,上記した各ルールの内容の記述例を以下に示す
。 ・原材料移動ルール群9 工程間移動ルール11 IF  ある原材料が待ち状態で且つ次に処理可能の工
程が空である THEN  上記原材料を次の工程へ移動させこれまで
占有していた工程の操業データを空に設定する移動ブロ
ックルール12 IF  次に処理可能の工程が空でないTHEN  こ
の原材料を現在占有中の工程に留めておくライン投入ル
ール13 IF  入口バァッファ倉庫に原材料があって且ついず
れかの処理可能の工程が空である THEN  上記空の工程に上記仕上げ時期順に従って
いずれかの原材料を移動させる ライン排出ルール14 IF  検査工程を終えた原材料があるTHEN  こ
の原材料を出口バァッファ倉庫に移動させる 即ち,上記原材料移動ルール群9の工程間移動ルール1
1,移動ブロックルール12,ライン投入ルール13は
いずれも複数の原材料のある工程に対する競合を解消す
る為のルールとして機能する。 ・時間管理ルール群10 時刻更新ルール15 IF  全ての原材料が出口バァッファ倉庫に排出され
ていない THEN  時刻を所定の時刻に進めると共に照合すべ
きルール群を切り換える スケジューリング停止ルール16 IF  全ての原材料が出口バァッファ倉庫に排出され
たTHEN  稼動スケジュール作成演算を終了する

0006】本実施例に係るエキスパートシステム1は,
上記したように構成されている。そこで,上記エキスパ
ートシステム1を用いてある生産設備における複数の工
程の稼動スケジュールを作成した例を以下に示す。 なお,上記生産設備として,ここでは図3に示す金属加
工設備20を例示する。上記金属加工設備20は,ある
製品の原材料を一時保有する入口バァッファ倉庫26と
仕上がった製品を収容する出口バァッファ倉庫27との
間に配備されている。そして,上記金属加工設備20は
,旋盤処理を行うA工程21,ドリル処理を行うB工程
22,旋盤処理及びドリル処理を行うマシニングセンタ
(MC)の機能を備えたC工程23,洗浄処理を行うD
工程24,検査処理を行うE工程25とを備え,上記入
口バァッファ倉庫26からの原材料がA→B→D→Eま
たはC→D→Eの二通りの工程経路のいずれかを経て製
品化されるようにそれぞれの工程が配置されている。 これらの工程の配置データは,知識ベース3の設備定義
フレーム6に予め格納されている。以下,上記金属加工
設備20によって,例えばある金属の矩形状塊体である
原材料a1 ,a2 からそれぞれaを生産し,原材料
b1 から製品bを生産するときの上記エキスパートシ
ステム1の推論処理動作につき図1乃至図5を用いて以
下説明する。なお,上記原材料a1 ,a2 ,b1 
を処理する上で各工程に必要な処理時間(単位時間)と
しては,A工程=30 B工程=10(一つの穴あけ処理) C工程=40(旋盤処理及び二つの穴あけ処理)D工程
=10 E工程=10 の単位時間をそれぞれ必要とする。これらの工程の処理
時間は知識ベース3の原材料定義フレーム8に予め設定
されている。なお,上記製品a,bは図4に示す外形を
なし,いずれも旋盤,ドリル,洗浄及び検査処理によっ
て生産される。但し,製品bは,製品aと比べて2倍の
数の穴hを穿設しなければならないので,ドリル処理に
2倍の時間を要する。先ず,入出力装置5からの演算開
始指令により,知識ベース3の状態定義フレーム7の内
容が初期設定される。更に,生産すべき製品a,bが上
記入出力装置5から指定されて原材料定義フレーム8に
設定され,推論エンジン2による稼動スケジュール作成
のための推論処理が開始される。そして,このときの稼
動スケジュール上の時刻(模擬時刻)は時刻(0)とし
て状態定義フレーム7に設定される。この場合,上記指
定された製品a,bに基づいて,これらを生産するため
の原材料a1 ,a2 ,b1 が指定される。このよ
うな状態で上記原材料a1 ,a2 ,b1 は入口バ
ァッファ倉庫26に投入されたことになる。そして,上
記推論エンジン2は,始めに現時刻において各定義フレ
ーム6,7,8に設定されている操業データと原材料移
動ルール群9の各ルールの条件部の内容とを照合する。 上記金属加工設備20には,まだいずれの原材料a1 
,a2 ,b1 も投入されていないので,上記原材料
移動ルール群9の工程間移動ルール11,移動ブロック
ルール12,ライン排出ルール14はいずれも適合せず
,ライン投入ルール13のみが適合する。そこで,原材
料定義フレーム8において設定されている製品の仕上げ
時期順に基づいてライン投入ルール13の指示により原
材料a1 ,原材料a2 が金属加工設備20に投入さ
れ,それぞれC工程23,A工程21に割り当てられる
。更に原材料b1 についても上記ライン投入ルール1
3との照合が行われるが,このとき投入されるべき工程
21,23はいずれも原材料a1 ,a2 が占有して
空でないので,ライン投入ルール13が適合されず,上
記原材料b1 は入口バァッファ倉庫26で待機する。 これによって,金属加工設備20への投入時の各原材料
の競合が解消される。このとき,上記原材料a1 ,a
2 に関する状態定義フレーム7の内容,例えばこれら
が占有している工程名,それらによる処理の残り時間等
が更新され書換えられる。上記したような演算の結果,
原材料移動ルール群9の全てのルール11〜14が適合
しなくなるため,上記推論エンジン2は照合すべきルー
ル群を原材料移動ルール群9から時間管理ルール群10
に切り換える。この段階ではまだ稼動スケジュールの作
成中であって全ての原材料が製品として出口バァッファ
倉庫27に排出されているわけではないので時刻更新ル
ール15のみが適合し,上記時刻を所定の単位時間分(
例えば10)進めて更新する。そして,照合すべきルー
ル群が時間更新ルール15の指示により時間管理ルール
群10から原材料移動ルール群9に切り換えられる。即
ち,上記推論エンジン2と知識ベース3の時刻更新ルー
ル15とが,上記稼動スケジュール上の模擬時刻を所定
の模擬時刻に更新する模擬時刻更新手段である。引き続
き,推論エンジン2は原材料移動ルール群9の各ルール
を照合するが,時刻(10)において原材料a1 ,a
2 はまだC工程23,A工程21の処理中であり且つ
原材料b1 は入口バァッファ倉庫26に待機中であっ
て,金属加工設備20の処理状態及び入口バァッファ倉
庫26の状態に時刻(0)のときと変わりがないので,
適合するルールを見つけだすことができない。そこで,
推論エンジン2は上記照合すべきルール群を再び時間管
理ルール群10に切り換えて時刻を(10)から(20
)へ更新する。そして,更新された時刻(20)におい
ても時刻(10)のときと同様に金属加工設備20及び
入口バァッファ倉庫26の状態に変化がないので,上記
時刻は時刻(30)に更新される。この時刻(30)で
は,A工程21における原材料a2 の処理が終了する
。そこで,原材料a2 については次に供給されるB工
程22が空であって待ち状態にならないので,工程間移
動ルール11が適用される。これによって,上記原材料
a2 は他の原材料と競合することなくB工程22へ移
動される。このとき,これまで原材料a2 が占有して
いたA工程21に関する状態定義フレーム7の内容が空
のデータに書き換えられる。その結果,原材料b1 に
ついてはライン投入ルール13が適用されるようになる
。これによって,上記原材料b1 は空になったA工程
21に投入されこのA工程21により処理される。この
時刻30においては,金属加工設備20の稼動状態にこ
れ以上の変化がなく原材料移動ルール群9の各ルールに
適合するものがなくなったので,照合すべきルール群は
再び時間管理ルール群10に切り換えられる。 そして,時刻更新ルール15により時刻が(30)から
(40)に更新される。以下,各時刻(40,50,6
0,100)に,C工程23,B工程22,A工程21
の処理が終了し各時刻(50,60,70,110,1
20)にD工程24,E工程25による処理が終了し金
属加工設備20の稼動状態に変化が生じるので,これら
の時刻において上記原材料移動ルール群9のいずれかの
ルールが適用されることにより各原材料a1 ,a2 
,b1 に係る稼動スケジュールが競合することなくそ
れぞれ作成される。そして,原材料a1 , a2 ,
b1 がそれぞれ最終の工程であるE工程25による処
理を終えたとき,(時刻(60,70,120)),原
材料移動ルール群9のライン排出ルール14が適用され
て,上記原材料a1 若しくはa2 , またはb1 
はそれぞれ製品aまたはbとして金属加工設備20から
出口バァッファ倉庫27に排出される。更に,最後に生
産される原材料b1 が金属加工設備20から出口バァ
ッファ倉庫27に移動されると(時刻(120)),時
間管理ルール群10のスケジューリング停止ルール16
が適用されてこれら全ての稼動スケジュールの作成を終
了する。
【0007】なお,上記知識ベース3の状態定義フレー
ム7に各時刻において設定されたままの,または更新さ
れた操業データは,それぞれ更新された時刻ごとに記憶
され,各工程の稼動スケジュール作成時の履歴データと
して用いられる。例えば,推論エンジン2は時刻が更新
されたときに,該時刻から次に更新される時刻までの全
ての原材料に係る各工程の稼動スケジュールを上記時刻
ごとに記憶された状態定義フレームの操業データと上記
原材料移動ルール群9の各ルール11,12,13とを
用いて作成し,各時刻間に作成された稼動スケジュール
を全ての時刻にわたって連続した稼動スケジュールとし
て演算する。即ち,上記推論エンジン2が,更新された
模擬時刻に,該模擬時刻から次に更新される所定の模擬
時刻までの全ての原材料に係る稼動スケジュールを上記
設備定義フレーム6,状態定義フレーム7,原材料定義
フレーム8に格納された操業データと上記原材料移動ル
ール群9の工程間移動ルール11,移動ブロックルール
12,ライン投入ルール13といった競合解消知識とに
基づいて作成する稼動スケジュール作成手段である。な
お,上記実施例では,稼動スケジュール作成途中の時刻
(10〜120)において,次に供されるべきある工程
に対し複数の原材料が競合する事態を生じることなく工
程の稼動スケジュールが円滑に作成されたが,上記作成
途中の時刻に原材料の競合を生じた場合には,原材料移
動ルール群9の移動ブロックルール12が適用され,次
の工程に供給され得ない原材料はこの次の工程が空にな
るまで処理済の工程にそのまま留めておかれる。上記し
たように,本実施例に係るエキスパートシステム1にお
いて,推論エンジン2は知識ベース3の時刻更新ルール
15を適用して金属加工設備20の各工程21〜25の
稼動スケジュール上の時刻を所定の時刻(10単位時間
)に更新すると共に,上記更新された時刻に該時刻から
次に更新される時刻までの全ての原材料a1 ,a2 
,b1 に係る稼動スケジュールを,知識ベース3中の
各定義フレーム6,7,8の内容と原材料移動ルール群
9中の競合解消のための各ルール11,12,13とに
基づいて作成する。そして,上記推論エンジン2は,上
記時刻更新動作と上記時刻間(10単位時間)の稼動ス
ケジュール作成動作とを製品a,bの生産完了まで交互
に用いて連続した全体の稼動スケジュールを演算する。 従って,上記エキスパートシステム1は,ある工程に供
給される原材料の競合を上記更新された時刻ごとに解消
しつつ全ての原材料に係る全体の稼動スケジュールを作
成することができる。そのため,上記作成された全体の
稼動スケジュールはより最適に近いものとして得ること
ができる。また本実施例のエキスパートシステム1は,
原材料の競合を解消しつつ工程の稼動スケジュールを作
成するための原材料移動ルール群9と稼動スケジュール
上の時刻を更新するための時間管理ルール群10とが知
識ベース3内で独立に設けられているので,上記原材料
移動ルール群9内の各ルール11〜14には上記時刻を
考慮することなくルールの内容を記述したり或いは更新
したりすることが可能である。従って,これらのルール
11〜14に対し上記稼動スケジュールを作成するため
の詳細な操業ノウハウを記載し易く,且つこれらのメン
テナンス(ルール更新)も容易である。当然ながら,上
記原材料移動ルール群9の各ルール11〜14に関与す
る金属加工設備20の各工程21〜25のルール上の設
備の変更も容易である。なお,上記実施例において,時
間管理ルール群10の時刻更新ルール15によりある時
刻から更新される所定の時刻としては,10単位時間ず
つ進めた時刻を用いたが,それに限定されるものではな
く,例えば上記金属加工設備20の稼動状態に変化が生
じると,上記各定義フレーム6,7,8等の操業データ
に基づいて予測される時刻まで一気に更新してもよい。 例えば,図5の稼動スケジュールにおいて,原材料a2
 はA工程21により時刻(0)から30単位時間かか
って旋盤処理され,この処理が終了する時刻(30)ま
では上記金属加工設備20の稼動状態に変化がない。そ
こで,上記稼動スケジュール上の時刻を時刻(0)から
時刻(30)に更新し,この時刻において照合されるべ
きルール群を原材料移動ルール群9に切り換えるように
してもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば,複数の工程を備えた生
産設備に複数の原材料を供給し上記複数の工程を経て製
品を生産するときの上記工程の稼動スケジュールを,少
なくとも設備及び原材料に関する定義を含む操業データ
とある工程に供される複数の原材料の競合を解消するた
めの競合解消知識とに基づいて作成するエキスパートシ
ステムにおいて,上記稼動スケジュール上の模擬時刻を
所定の模擬時刻に更新する模擬時刻更新手段と,上記更
新された模擬時刻に,該模擬時刻から次に更新される所
定の模擬時刻までの全ての原材料に係る稼動スケジュー
ルを上記操業データと上記競合解消知識とに基づいて作
成する稼動スケジュール作成手段とを備え,上記模擬時
刻更新手段と上記稼動スケジュール作成手段とを上記製
品の生産完了まで交互に用いて連続した稼動スケジュー
ルを演算することを特徴とするエキスパートシステムが
提供される。それにより,ある工程に供される原材料の
競合が上記更新された所定の時刻ごとに解消されつつ全
ての原材料に係る稼動スケジュールを作成することがで
きる。従って,上記エキスパートシステムは生産設備の
工程の稼動スケジュールをより最適に近づけて作成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例に係るエキスパートシス
テムを示すブロック構成図。
【図2】  上記エキスパートシステムの知識ベース中
の原材料移動ルール群及び時間管理ルール群を用いて稼
動スケジュールを作成する態様を示す説明図。
【図3】  上記エキスパートシステムが適用される金
属加工設備の構成を示すブロック構成図。
【図4】  図4の(a)及び(b)は上記金属加工設
備により生産される二種類の製品をそれぞれ示す斜視図
【図5】  上記エキスパートシステムにより作成され
た全ての原材料に係る稼動スケジュールを示すスケジュ
ール図。
【図6】  本発明の背景の一例となる従来のエキスパ
ートシステムにより作成された全ての原材料に係る稼動
スケジュールを示すスケジュール図。
【符号の説明】
1…エキスパートシステム 2…推論エンジン 3…知識ベース 6…設備定義フレーム 7…状態定義フレーム 8…原材料定義フレーム 9…原材料移動ルール群 10…時間管理ルール群 11…工程間移動ルール 12…移動ブロックルール 13…ライン投入ルール 15…時刻更新ルール 20…金属加工設備 a,b…製品 a1 , a2 ,b1 …原材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の工程を備えた生産設備に複数の
    原材料を供給し上記複数の工程を経て製品を生産すると
    きの上記工程の稼動スケジュールを,少なくとも設備及
    び原材料に関する定義を含む操業データとある工程に供
    される複数の原材料の競合を解消するための競合解消知
    識とに基づいて作成するエキスパートシステムにおいて
    ,上記稼動スケジュール上の模擬時刻を所定の模擬時刻
    に更新する模擬時刻更新手段と,上記更新された模擬時
    刻に,該模擬時刻から次に更新される所定の模擬時刻ま
    での全ての原材料に係る稼動スケジュールを上記操業デ
    ータと上記競合解消知識とに基づいて作成する稼動スケ
    ジュール作成手段とを備え,上記模擬時刻更新手段と上
    記稼動スケジュール作成手段とを上記製品の生産完了ま
    で交互に用いて連続した稼動スケジュールを演算するこ
    とを特徴とするエキスパートシステム。
JP3043079A 1991-03-08 1991-03-08 エキスパートシステム Pending JPH04279968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3043079A JPH04279968A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 エキスパートシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3043079A JPH04279968A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 エキスパートシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04279968A true JPH04279968A (ja) 1992-10-06

Family

ID=12653839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3043079A Pending JPH04279968A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 エキスパートシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04279968A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06162030A (ja) * 1992-11-24 1994-06-10 Fujitsu Ltd スケジューリングにおける仮説の生成方法
CN112230558A (zh) * 2020-11-03 2021-01-15 四川长虹电器股份有限公司 一种智能家居的自动化节能控制方法及系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56159448A (en) * 1980-05-10 1981-12-08 Oshita Kazuyoshi Passive solar house
JPH0179706U (ja) * 1987-11-19 1989-05-29
JPH0293228A (ja) * 1988-09-30 1990-04-04 Takashi Sukai 建屋における通気装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56159448A (en) * 1980-05-10 1981-12-08 Oshita Kazuyoshi Passive solar house
JPH0179706U (ja) * 1987-11-19 1989-05-29
JPH0293228A (ja) * 1988-09-30 1990-04-04 Takashi Sukai 建屋における通気装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06162030A (ja) * 1992-11-24 1994-06-10 Fujitsu Ltd スケジューリングにおける仮説の生成方法
CN112230558A (zh) * 2020-11-03 2021-01-15 四川长虹电器股份有限公司 一种智能家居的自动化节能控制方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Nasr et al. Job shop scheduling with alternative machines
Irani et al. Tolerance chart optimization
JPH09153090A (ja) 加工工程生産計画立案方法及び装置
Doctor et al. Scheduling for machining and assembly in a job-shop environment
JPH04279968A (ja) エキスパートシステム
JP3166822B2 (ja) 製鋼プロセスの操業スケジュール作成システム
Jiang et al. An adaptive agile manufacturing control infrastructure based on TOPNs-CS modelling
ElMaraghy et al. On-line simulation and control in manufacturing systems
JP2006260294A (ja) 製鋼プロセスの操業スケジュール作成システム、製鋼プロセスの操業スケジュール作成方法、及びコンピュータプログラム
JPH06218659A (ja) 段取り替え指示装置及び製造システム
Park et al. An intelligent operations scheduling system in a job shop
JP2811827B2 (ja) 生産スケジューリング装置
JP2869991B2 (ja) Fmsラインにおける生産指示方法およびその装置
JPH07182420A (ja) 生産計画装置
JPH08221479A (ja) ジョブショップ工場スケジューラ
JPH07175856A (ja) 設備の選択を提供する方法と装置
Sotskov Software for production scheduling based on the mixed (multi) graph approach
JPH0945596A (ja) 生産制御装置
JPH0453773B2 (ja)
JP2953223B2 (ja) 日程計画立案装置
Li et al. Scheduling and re-scheduling of AGVs for flexible and agile manufacturing
JPH086629A (ja) 作業編成装置
JPH1031697A (ja) 製品の製造方法および生産管理システム
JPH11188580A (ja) ワークの加工方法
JPH08147366A (ja) 生産計画装置