JPH04279474A - 冷蔵運搬用の食用アスパラガスの鮮度保持搬送用容器 - Google Patents

冷蔵運搬用の食用アスパラガスの鮮度保持搬送用容器

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JPH04279474A
JPH04279474A JP3841191A JP3841191A JPH04279474A JP H04279474 A JPH04279474 A JP H04279474A JP 3841191 A JP3841191 A JP 3841191A JP 3841191 A JP3841191 A JP 3841191A JP H04279474 A JPH04279474 A JP H04279474A
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JP
Japan
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container
edible asparagus
asparagus
edible
week
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Aritomo Ikezoe
池添 有朋
Noritaka Emoto
江本 能尚
Masaru Takaishi
高石 勝
Chikashi Ishibashi
石橋 千加志
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Kawasaki Kisen Kaisha Ltd
Original Assignee
Kawasaki Kisen Kaisha Ltd
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消費者の所に産地およ
び流通経路を経て搬送される食用アスパラガスの鮮度を
長期間に渡って保持することを可能とする食用アスパラ
ガスの搬送用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食用アスパラガスは、冷凍運搬用
箱、例えばダンボール箱に穂先を上にして立てられ、そ
の容器を例えば冷凍用コンテナに入れることによって+
1〜+5℃程の温度に保持しながら保存または運搬され
ている。また、外国から輸入される食用アスパラガスは
、容器全体の2.0% 以上の面積の燻蒸用穴を設ける
ことが要請されている冷凍運搬用箱に入れられて保存お
よび/または運搬されている。しかしながらこれらの方
法では、食用アスパラガスが1週間もたたないうちに硬
質化するかまたは乾燥により茎部が萎縮し、穂先は乾燥
により開くかまたは腐敗する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題は
、食用アスパラガスの鮮度を従来と同様な保存または運
搬条件のもとでできるだけ長期間に渡って保持し、そし
て高鮮度のまま運搬し需要者に渡すことを可能とする容
器を開発することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かゝる課題
を解決すべく鋭意研究した結果、食用アスパラガスの鮮
度保持搬送用容器の底部に糖類の希薄水溶液、例えばぶ
どう糖、蔗糖および果糖の希薄水溶液、なかでも蔗糖水
溶液を含浸した吸水性保水性敷物を配置することによっ
てこの課題が解決できることを見出した。
【0005】本発明で使用する糖類は、例えばぶどう糖
、蔗糖および果糖は8〜0.5% 、好ましくは5〜1
% 、特に4〜2% 程度の濃度の水溶液として使用す
るのが好ましい。濃度が高過ぎたりまたは1% より低
いと充分な鮮度保持結果を達成できない。この溶液は僅
かに弱酸性にpH調整して使用するのが好ましい。水溶
液の使用量は、吸水性保水性敷物が充分に保水した状態
で食用アスパラガスの接地部が該溶液中に浸漬しない程
度であるのが好ましく、敷物の吸水性に依存して、敷物
の体積を基準として一般に0.15〜2.5ml/cm
3 、好ましくは0.5〜1.16ml/cm3 であ
る。
【0006】本発明で用いる吸水性保水性敷物、天然ま
たは合成の不織布、綿状繊維または織物と不織布または
綿状繊維との複合体または積層物であり、糖類の希薄水
溶液を吸収および保水することのできるものであれば制
限はない。しかしながら上記水溶液を長期間にわたって
保水することができ且つ食用アスパラガスを載せた時に
、該食用アスパラガスが水溶液に極端に浸されることの
ない程度に保水力がありそして食用アスパラガス束の切
り口部の不揃いに対応して各アスパラガスが上記敷物に
接する程度の弾力性のあるものが好ましい。この敷物は
、単に容器底部に敷いたりまたは貼り付けたりまたは取
り付けたり等によって配置することができる。
【0007】上記の如き本発明の容器であっても、燻蒸
用穴が食用アスパラガスの穂先より下に明けられている
場合には、保存2週間後には燻蒸用穴からの冷風による
茎部の萎えが多く発見された(実施例2参照)。ところ
が、吸水性保水性敷物および糖類の希薄溶液を用いる他
に、燻蒸穴を穂先またはそれより高い所の容器側壁に設
けた場合には、2週間後でも茎部の萎えが生じず、欠損
率0% であった(実施例3参照)。これは、食用アス
パラガスに冷風が当たらないだけでなく、容器内の湿度
調整が達成されているためと思われる。
【0008】従って本発明の別の対象は、上記の本発明
の容器において、容器内で穂を上にして立てられた食用
アスパラガスの穂先またはそれより高い所の該容器側壁
に燻蒸用空気穴を明けた該容器にも関する。
【0009】この燻蒸用空気穴は、位置的に上記の通り
であるが、その開口率(輸入時の植物検査における燻蒸
の関係で要請される2.0% 以上)は湿度調整の観点
からできるだけ小さい方がよい。このように燻蒸穴を設
けることによって、この容器を冷凍コンテナ(+1℃設
定)に保存しても容器内の湿度は実施例3から判る通り
83〜85% にほぼ一定に維持されており、これはコ
ンテナ内の湿度に比べて5〜8% 程度高い。このこと
が食用アスパラガスの萎えを防止しているものと推定で
きる。
【0010】本発明者は更に、市販されているエチレン
吸着フィルムまたは変性防止フィルムを食用アスパラガ
スの穂先に載せるかおよび/または変性防止フィルムを
容器内の内壁の全面または一部に変性防止フィルムを貼
り付けるかまたは取り付ける等により配置するかまたは
変性防止処理した被覆剤または接着剤を塗布または使用
した容器を用いると、更に高い鮮度保持率が達成できる
ことを見出した。
【0011】従って、エチレン吸着フィルムまたは変性
防止フィルムを食用アスパラガスの穂先に載せるかおよ
び/または変性防止フィルムを容器内の内壁の全面また
は一部に変性防止フィルムを貼り付けるかまたは取り付
ける等により配置するかまたは変性防止処理した被覆剤
または接着剤を塗布または使用した容器を用いる、食用
アスパラガスの鮮度保持方法も本発明の対象である。
【0012】本発明で用いるエチレン吸着フィルムとは
、市販されている植物の鮮度保持フィルム、例えば商品
名:プリマベーラ(インパック株式会社)等である。 変性防止フィルムとは、蛋白質の変性防止用のフィルム
、例えばクリストバライトを電磁波処理したものをフィ
ラーとして含有するフィルム、例えば商品名:おいしさ
たもつくん(ダイセル化学工業株式会社)である。変性
防止容器としては、セラミック粒子を電磁波で処理して
フィラーとして含有する被覆剤または接着剤を使用した
容器、例えばダンボールがある(特開昭62−2924
25号公報)。
【0013】この方法は、食用アスパラガスの腐敗によ
り発生するエチレンを除去することによって鮮度保持期
間の延長を達成している。特に、エチレン吸着フィルム
の場合よりも、変性防止フィルムを穂先に載せるかまた
は変性防止容器を用いた場合の方が良好であり、驚くべ
きことに2週間後でも欠損率は0% であった(実施例
2参照)。
【0014】本発明の容器の内部側壁にサイドプロテク
ターを取り付けて食用アスパラガスと容器壁との接触を
防止し、それによって食用アスパラガスと側壁との接触
によって生じる食用アスパラガスから側壁への水分の吸
収移動を防止することができる。このサイドプロテクタ
ーは、食用アスパラガスの穂先または茎の一部だけが接
触するように設け、吸水性材質で造られている場合には
被覆剤または被覆物、例えばポリビニールラッピングに
よって非吸水性としておくのが有利である。
【0015】本発明の食用アスパラガスの鮮度保持容器
は、食用アスパラガスの製造元、特に海外の製造元から
船、貨物車等での運搬並びに流通機構での貯蔵を経て需
要者にわたるまでに約2週間かかる場合でも、需要者に
新鮮な食用アスパラガスを提供することを可能とした。
【0016】
【実施例】本発明を以下の各図面および実施例を用いて
更に詳細に説明する:図1には、発明で用いる糖類の希
薄水溶液を含浸した吸水性保水性敷物(2)を敷いた、
食用アスパラガス(3)の詰められた容器(1)の概略
的透視斜視図が示されている。
【0017】図2には、上述の水溶液を含浸した吸水性
保水性敷物(2)が敷かれ且つ食用アスパラガスの長さ
の範囲内の所に燻蒸用穴(4)の明けられた容器(1)
に詰められた食用アスパラガス(3)の上にエチレン吸
着フィルムまたは変性防止フィルム(5)が載せられた
透視斜視図が示されている。
【0018】図3には、容器(1)に、食用アスパラガ
スの穂先より高い所に燻蒸用穴(4)が明けられた運搬
または保存用容器の概略的透視斜視図が示されている。
【0019】図4には、第3図に示した容器(1)の内
部側壁に両面テープで貼り付けられたポリビニールラッ
プ被覆されたダンボール製サイドプロテクター(6)を
持つ該容器の概略的透視斜視図が示されている。
【0020】実施例1 容器として長さ375mm、幅300mmそして高さ2
65mmのダンボール箱を用いる。吸水性保水性敷物と
しては幅300mm、長さ400mmそして無加圧時厚
さ5mmの高吸水性ポリマー(商品名:TKシート、製
造元:第一衛材株式会社)を用い、これに下記の糖類希
薄水溶液各500mlのそれぞれを含浸させ、上記ダン
ボール箱の底に敷いた(図1参照)。
【0021】a)3% 濃度ぶどう糖水溶液b)3% 
濃度蔗糖水溶液 c)3% 濃度果糖水溶液 d)水分のみ e)pH6.5に調整した3% 濃度蔗糖水溶液(酢酸
でpH調整) f)pH7.5に調整した3% 濃度蔗糖水溶液(苛性
ソーダでpH調整) この実施例および後記の実施例で使用した食用アスパラ
ガスは、ニュージランドより空輸され店頭に出された物
であり、空輸時の植物検査により臭化メチルによる燻蒸
が行われ且つ燻蒸の為に4〜5時間常温で放置された物
である。
【0022】各試験は食用アスパラガス200本づつ詰
めた容器を、冷凍コンテナ〔+4℃(実施例1)または
+1℃(実施例2および3)に設定〕に保存して、該容
器から1週間および2週間経過時に、無作為に30本の
検体を取り、厳密に視覚検査を実施し、検査本数に対す
る不良本数を百分率で表し、これを1週間目および2週
間目の欠損率として第1表に示した。3週間目について
は、残りの検体全量について3週間経過時に欠損率を調
べ、その結果を第1表に示した。
【0023】                          
       第1表  溶液│  1週間目    
          2週間目           
   3週間目  ───┼────────────
────────────────────  a)│
欠損率=10.0%     欠損率=26.7%  
   欠損率=86.6%       │茎部に微か
に萎れあり  茎部に萎縮があり、    茎部の萎縮
と腐敗が多      │             
         色調は黄色味を増し    数あっ
た      │                 
     ている                穂
の開きおよび腐敗が      │         
             穂はほぼ良好      
    多数あった───┼────────────
────────────────────  b)│
欠損率=0%           欠損率=16.7
%     欠損率=74.9%       │茎、
穂ともに良好      茎部に若干の萎れある  欠
損の内、茎部の萎れ      │である      
          が、他に比べ良好であ  による
ものが約8割、      │           
           り、穂は良好        
  開いた穂若干あり───┼───────────
─────────────────────  c)
│欠損率=10.0%     欠損率=30.0% 
    欠損率=87.1%       │茎部に微
かに萎れあり  茎部の萎縮有り        欠損
は茎部の萎れが大      │          
            色調は黄色味を増して  半
、一部に黴の発生あ      │         
             いる          
        り、穂の腐敗も若干あ      │
                      穂はほ
ぼ良好          った───┼──────
─────────────────────────
─  d)│欠損率=46.7%     欠損率=7
3.3%     欠損率=95.4%       
│茎部に萎れあり        茎部の萎縮が多く、
一  茎部の萎縮腐敗多し、      │全般的に他
に比較して  部に腐敗あり、穂の腐  黴が発生して
いる物あ      │不良            
      食が他に比べ進行し、  り、穂の腐敗も
多し、      │               
       茎切り口の腐敗多し    腐敗臭がか
なり発生し      │             
                         
      、良と判断されるもの      │  
                         
                 にも腐敗臭が付着
して      │                
                         
   いる───┼────────────────
────────────────  e)│欠損率=
0%           欠損率=13.2%   
  欠損率=74.0%       │茎、穂ともに
良好      茎部に若干の萎れある  欠損は茎部
の萎れのみ      │             
         が、他に比べ良好      、穂
に腐敗も開きもな      │          
            穂は良好         
     く良好───┼─────────────
───────────────────  f)│欠
損率=0%           欠損率=20.0%
     欠損率=78.0%       │茎、穂
ともに良好      茎部に萎れあり       
 欠損は茎部の萎れのみ      │       
               穂は良好である   
     、色調は僅かに黄色味      │   
                         
                を増す、穂は全て良
好───┴────────────────────
────────────  容器中に保存されている
食用アスパラガスは、生きの良い場合には冷凍用コンテ
ナ内であっても微かに成長し長さが伸び、茎の断面積お
よび重量も増加する。その伸びる量、断面積の増加量お
よび重量が多い物ほど良好な鮮度状態が保持されている
と言える。但し、成長し過ぎると、茎内部に巣が明く傾
向があるので、成長は適度( 2週間経過時の平均伸び
量: 約3〜7mm、断面積増加:2〜10mm2 お
よび束重量増加率:0〜30% )であることが必要で
ある。これらを測定する為に、上述のa)〜d)の水溶
液について1週間、2週間および3週間経過時のそれら
の変化量を試験した。試験方法および試験結果を第2表
に示す。
【0024】各容器より代表的な束を1束選定して、(
1)平均長さ:  選定された束につき、検体一本ごと
に長さを測定し、長さ合計を本数で除し、束平均長さと
して表した。
【0025】(2)断面積平均:選定された束につき、
検体一本ごとに切り口部の長径および短径を計測し、長
径×短径×π/4による断面積を出し、その合計を本数
で除し、平均断面積として表した。
【0026】(3)束重量  :  選定された束につ
いて束の全重量として表した。
【0027】 第2表 平均長さ       │  開始時        1週間後 
       2週間後        3週間後──
─┼───────────────────────
────────  a)│ 222.4 mm   
    +1.6 mm        +1.2 m
m        + 0.0 mm ───┼───
─────────────────────────
───  b)│ 219.8 mm       +
3.5 mm        +1.9 mm    
    + 0.1 mm ───┼────────
───────────────────────  
c)│ 220.7 mm       +1.5 m
m        +1.5 mm        +
 0.0 mm ───┼─────────────
──────────────────  d)│ 2
18.3 mm       +1.5 mm    
    +1.0 mm        + 0.0 
mm ───┴──────────────────
─────────────  断面積平均       │  開始時        1週間後 
       2週間後        3週間後──
─┼───────────────────────
────────  a)│  108.1 mm2 
    +2.9 mm2       +2.1 m
m2       +6.3 mm2 ───┼───
─────────────────────────
───  b)│  164.0 mm2     +
3.1 mm2       +0.5 mm2   
    +0.7 mm2 ───┼────────
───────────────────────  
c)│  149.6 mm2     +0.9 m
m2       +2.3 mm2       +
4.1 mm2 ───┼─────────────
──────────────────  d)│  
180.1 mm2     −0.5 mm2   
    +0.0 mm2       腐敗、測定不
能───┴────────────────────
───────────  束重量          │  開始時        1週間後 
       2週間後        3週間後──
─┼───────────────────────
────────  a)│  122 g     
    +0.0 g         −1.0 g
         −7.0 g ───┼─────
─────────────────────────
─  b)│  134 g         +9.
0 g         +2.0 g       
  −6.0 g ───┼────────────
───────────────────  c)│ 
 144 g         +3.0 g    
     +0.0 g         −9.0 
g ───┼───────────────────
────────────  d)│  153 g 
        −3.0 g         −7
.0 g         −9.0 g ───┴─
─────────────────────────
─────上記の第1表から、高吸水性ポリマーに水分
だけを使用したものでは、試験開始1週間経過後に5割
の欠損が発生しており、2週間後では約7割の欠損が生
じ且つ腐敗臭が発生し、外観上良好な食用アスパラガス
にも腐敗臭が付いており、実質的に全損であった。これ
に比べて、糖類を使用した場合には明らかに良好な結果
が得られた。糖類の中では、3% 蔗糖水溶液が最も良
好であり、次に3% ぶどう糖水溶液および3% 果糖
水溶液の順であった。pH6.5に調整した蔗糖水溶液
の方が、pH7.5に調整した蔗糖水溶液の場合よりも
若干良好な結果が得られた。
【0028】食用アスパラガスの平均長さの変化は、2
週間目までの伸び量を比較すると、蔗糖水溶液が最も多
く(5.4mm)、最も鮮度が保たれていることが実証
された。つぎに果糖水溶液(3.0mm)、ぶどう糖水
溶液(2.8mm)および水(2.5mm)の順であっ
た。
【0029】平均断面積の変化は、水だけの場合には1
週間目に切り口部の腐敗が進行し、断面積は減少し、そ
して3週間目には切り口部の腐敗脱落があり計測できな
いものが6割程あった。蔗糖水溶液の場合には、1週間
目までは実験開始時よりもむしろ張り・艶とも良好とな
り、他の糖類の水溶液および水の場合よりも良好な鮮度
が保たれ、2週間目以降の断面積の増加は少ない。他の
糖類水溶液では2週間目以降切り口部に腐敗脱落までは
到らないが巣ができたために、長径、短径が増加した。
【0030】束重量は、水だけの場合には1週間目より
減少し、2週間目以降も減少するばかりであった。蔗糖
水溶液の場合には2週間目まで束重量が増加し、それ以
降は減少したが、その減少量は他の糖類に比較して少な
い。果糖水溶液の場合には、1週間目まで束重量が増加
しそして2週間目測定時には増減がなかった。ぶどう糖
水溶液の場合には1週間目まで増減がなく、その後に減
少した。
【0031】以上の実験結果から、高吸水性ポリマーに
糖類水溶液を吸収させて敷物として使用した場合には、
食用アスパラガスの良好な鮮度保持ができ、蔗糖水溶液
を用いた場合には特に優れた結果が得られることが判っ
た。
【0032】実施例2 実施例1で用いたのと同じダンボール箱の一つの側面の
下または上から70mmで辺から50mmの所に末端の
辺を持つ四個の長方形の燻蒸用穴(幅40mm、長さ5
0mm)を設けたものを使用する(図3参照)。鮮度保
持水溶液としては3% 濃度蔗糖水溶液を、実施例1で
用いたのと同じ高吸水性ポリマーに含浸させて使用し、
更にエチレン吸着フィルム(商品名:プリマベーラー、
インパック株式会社)または変性防止フィルム(商品名
:おいしさたもつくん、ダイセル化学工業株式会社)を
容器全体の食用アスパラガスの穂先の上に載せて、実施
例1と同様に1週間経過時、2週間経過時および3週間
経過時の欠損率、長さ平均、茎断面積平均および束重量
の変化について測定した。なお、この実験では冷凍コン
テナの温度を+1℃に設定した。結果を第3表に示す:
a)3% 濃度蔗糖水溶液、エチレン吸着フィルムb)
3% 濃度蔗糖水溶液、変性防止フィルム  第3表   溶液│  1週間目              
2週間目              3週間目  ─
──┼──────────────────────
──────────  a)│欠損率=0%    
       欠損率=16.7%     欠損率=
73.2%       │若干茎部に萎れが見   
 茎部に若干の萎れあり  茎部の萎れ多し、    
  │られるが、欠損と判    、穂は良好である 
     穂の開き多し、一部に      │断する
程でない                     
         腐敗した物あり───┼─────
─────────────────────────
──  b)│欠損率=0%           欠
損率=10.0%     欠損率=68.0%   
    │実験開始時より茎、    茎部の萎れが若
干ある  茎部の萎れがあるが、      │穂とも
に張りが増し    が、a)に比べ良好で  a)に
比べ良好、穂の      │、鮮度はむしろ良好  
  ある                  開き、
腐敗もa)に比      │になる        
                         
     べ少ない───┴────────────
────────────────────  平均長
さ          │  開始時        1週間後 
       2週間後        3週間後──
─┼───────────────────────
────────  a)│ 209.5 mm   
    +2.7 mm        +1.2 m
m        + 0.1 mm ───┼───
─────────────────────────
───  b)│ 190.0 mm       +
3.0 mm        +1.7 mm    
    + 0.3 mm ───┴────────
───────────────────────  
断面積平均       │  開始時        1週間後 
       2週間後        3週間後──
─┼───────────────────────
────────  a)│  168.0 mm2 
    +1.4 mm2       +1.3 m
m2       +0.1 mm2 ───┼───
─────────────────────────
───  b)│  154.6 mm2     +
5.9 mm2       +0.8 mm2   
    −0.3 mm2 ───┴────────
───────────────────────  
束重量          │  開始時        1週間後 
       2週間後        3週間後──
─┼───────────────────────
────────  a)│   93 g     
    +4 g           +4 g  
         −11 g───┼───────
──────────────────────── 
 b)│   80 g         +7 g 
          +6 g           
−9 g ───┴────────────────
───────────────以上の結果から判る通
り、何れの項目の試験においても2週間経過時まで食用
アスパラガスの成長が認められ且つ欠損率も10.0%
 および16.7%であり、後述の通り燻蒸穴が不都合
な所にあることを考慮すると、エチレン吸着フィルムま
たは変性防止フィルムを用いた場合に良好な結果が得ら
れることが推定できる。
【0033】1週間目では、変性防止フィルムを使用し
場合にはエチレン吸着フィルムを使用した場合に比較し
て鮮度が非常に良好であり、茎、穂ともに張りと艶が増
し、実験開始時よりも良好な鮮度を保持した。2週間目
には約1割の欠損が生じたがエチレン吸着フィルム使用
の場合より欠損が少なく、3週間目の欠損も少ない。変
性防止フィルムを用いた場合には、エチレン吸着フィル
ムの場合よりも伸び量が大きく、2週間目までは成長が
あり、良好な鮮度が保持されている。断面積平均に関し
ても、変性防止フィルムを用いた場合には、エチレン吸
着フィルムの場合よりも1週間目で+5.9mm2 と
大きく増加し、外観上も茎、穂ともに張りが増した。ほ
ぼ2週間目までこの張りが維持された。束重量に関して
は、変性防止フィルムを用いた場合には、エチレン吸着
フィルムの場合よりも2週間目まで増加量が多く、2週
間以降の減少が少ない。束重量の減少は燻蒸用穴の明け
過ぎまたは開口位置の不適当により、食用アスパラガス
の冷気接触部が多かったためと思われる。
【0034】以上を総括すると、エチレン吸着性フィル
ム、特に変性防止フィルムが食用アスパラガスの鮮度を
保持するのに役立つことが確認できた。しかしながら燻
蒸用空気穴近傍の茎部の萎れが多く発見され、束重量変
化においても実施例1に比較し2週間目の減少量が多く
、燻蒸用空気穴の位置が鮮度保持に重要な役割を果たし
ていることが推察される。
【0035】実施例3 この実施例では、実施例2で用いたのと同じ容器および
高吸水性ポリマーを使用して実施例1と同様に実験を実
施した。但し、この実施例では実施例2の場合と異なり
、燻蒸穴の位置を食用アスパラガスの穂先より上部に位
置する、上から20mmの所を上端として、図2に示す
通り、対峙する二つの側面に20×70mmの穴を二つ
ずつそして残りの二つの側面に20×35mmの穴を三
つずつ明けてある。燻蒸穴の開口率は3.28% であ
る。
【0036】鮮度保持水溶液としては実施例2と同様に
3% 濃度蔗糖水溶液を使用しそして実施例2と同様に
エチレン吸着フィルムを用いた実験と特開昭62−29
2425公報の実施例2に従って製造された変性防止ダ
ンボール箱を用いた実験とを実施する。実施例1と同様
に1週間経過時、2週間経過時および3週間経過時の欠
損率、長さ平均、茎断面積平均および束重量変化につい
て測定した。結果を第4表に示す。
【0037】a)3% 濃度蔗糖水溶液、エチレン吸着
フィルム b)3% 濃度蔗糖水溶液、変性防止ダンボールc)3
% 濃度蔗糖水溶液、変性防止ダンボール  第4表   溶液│  1週間目              
2週間目              3週間目  ─
──┼──────────────────────
──────────  a)│欠損率=0%    
       欠損率=10.0%     欠損率=
69.8%       │茎部に萎れなし、穂の  
茎部に萎れなし、穂の  茎部に萎れなし、穂の   
   │開きなく良好、実験開  開きなし、切り口部
に  開きなし、切り口部に      │始時よりも
張り艶とも  約 1〜5mm の巣のある  10〜
20mmの巣または腐      │に良好     
           ものがあった        
  食あり、穂の一部にも      │      
                         
             腐敗あり───┼────
─────────────────────────
───  b)│欠損率=0%           
欠損率=0%           欠損率=53.7
%       │茎部に萎れなし、穂の  茎部に萎
れなし、穂の  欠損の8割以上が切り      │
開きなく良好、実験開  開きなし、実験開始時  口
部に3〜5mmの巣      │始時よりも張り艶と
も  とほぼ同じ鮮度が保た  によるもの、茎および
      │に良好               
 れる                  穂は良好
である───┼──────────────────
──────────────  c)│欠損率=0%
           欠損率=0%        
   欠損率=59.5%       │茎部に萎れ
なし、穂の  若干茎部に萎れなし、  欠損の約7割
が切り口      │開きなく良好、実験開  穂の
開きなし、開始時  の3〜5mmの巣によ     
 │始時よりも張り艶あと  とほぼ同じ鮮度が保た 
 るもの、他の3割に茎      │もに良好   
           れる            
      部の萎れあり───┴─────────
───────────────────────  
平均長さ       │  開始時        1週間後 
       2週間後        3週間後──
─┼───────────────────────
────────  a)│ 210.3 mm   
    +0.8 mm        +1.2 m
m        + 0.3 mm ───┼───
─────────────────────────
───  b)│ 202.5 mm       +
1.8 mm        +1.5 mm    
    + 0.7 mm ───┼────────
───────────────────────  
c)│ 202.3 mm       +3.3 m
m        +2.5 mm        +
 0.9 mm ───┴─────────────
──────────────────  断面積平均       │  開始時        1週間後 
       2週間後        3週間後──
─┼───────────────────────
────────  a)│  168.3 cm2 
    +1.2 mm2       +0.9 m
m2       −0.3 mm2 ───┼───
─────────────────────────
───  b)│  200.0 cm2     +
3.7 mm2       +2.6 mm2   
    +2.1 mm2 ───┼────────
───────────────────────  
c)│  148.9 cm2     +3.3 m
m2       +2.1 mm2       +
0.6 mm2 ───┴─────────────
──────────────────  束重量          │  開始時        1週間後 
       2週間後        3週間後──
─┼───────────────────────
────────  a)│   93 g     
    +1 g           −1 g  
         −2 g ───┼───────
──────────────────────── 
 b)│   99 g         +0 g 
          +0 g           
−2 g ───┼────────────────
───────────────  c)│   81
 g         +2 g          
 +1 g           −2 g ───┴
─────────────────────────
──────以上の結果から判る通り、a)においては
2週間経過時の欠損率は10.0%と低かったが、驚く
べきことにb)およびc)の場合には2週間経過時にお
いても欠損率が0% であった。これは、吸水性吸湿性
敷物、蔗糖水溶液並びに変性防止ダンボールの影響だけ
でなく、燻蒸穴の位置が、食用アスパラガスの鮮度保持
に好ましいとされる湿度約90% 、温度+1℃に近い
値を維持することを可能とし且つ冷風が食用アスパラガ
スに直接的に触れないようにしていることが、食用アス
パラガスの鮮度保持を達成しているものと思われる。尚
、この実施例b)およびc)で用いた変性防止ダンボー
ルは、上記のとおり、エチレン変性フィルムまたは変性
防止フィルムと同様な効果を達成した。
【0038】この実施例のa)の実験と同じ条件のもと
で、同じ容器をコンテナ内に入れて同様な実験を行ない
、コンテナ内湿度および温度並びに容器内温度および湿
度を測定したところ、容器内においては83〜85% 
の湿度が維持され、この湿度はコンテナ内湿度に比べて
8.1〜5%高く、12分毎に測定した湿度はほぼ一定
していることがわかった。
【0039】
【発明の効果】従来の容器では食用アスパラガスを1週
間も保存することができなかったのに、本発明の鮮度保
持搬送用容器では、外国から輸入された食用アスパラガ
スでも2週間以内では非常に低い欠損率、構成次第では
欠損率0% で鮮度保持搬送することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸水性保水性敷物を配置した食用アスパラガス
用容器を示した図である。
【図2】吸水性保水性敷物を配置し且つ従来技術の如く
燻蒸用穴を設けた食用アスパラガス用容器を示した図で
ある。
【図3】吸水性保水性敷物を配置し且つ本発明に従って
設けた燻蒸用穴のある食用アスパラガス用容器を示した
図である。
【図4】本発明に従って燻蒸用穴が設けられそしてサイ
ドプロテクターを取り付けた食用アスパラガス用容器を
示した図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  糖類の希薄水溶液を含浸した吸水性保
    水性敷物が底部に配置されていることを特徴とする、食
    用アスパラガスの鮮度保持搬送用容器。
  2. 【請求項2】  糖類の希薄水溶液が蔗糖水溶液である
    請求項 1に記載の食用アスパラガスの鮮度保持搬送用
    容器。
  3. 【請求項3】  容器内で穂を上にして立てられた食用
    アスパラガスの穂先またはそれより高くに燻蒸用空気穴
    が該容器側壁に明けられている、請求項 1または2に
    記載の食用アスパラガスの鮮度保持搬送用容器。
  4. 【請求項4】  請求項 1〜3のいずれかに記載の食
    用アスパラガスの鮮度保持搬送用容器を用いて、該食用
    アスパラガスの穂先の上にエチレン吸着フィルムおよび
    /または変性防止フィルムを載せるかおよび/または容
    器の内壁の全面または一部に変性防止フィルムを貼り付
    けるかまたは取り付ける等により配置するかまたは変性
    防止処理した被覆剤または接着剤を塗布または使用した
    容器を用いることを特徴とする、食用アスパラガスの鮮
    度保持方法。
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