JPH04278396A - コピーボード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は書き込み消去可能なボー
ド面を走査する画像読取装置によりボード上の画像を読
み取りプリンタにより記録紙に記録するコピーボードに
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より黒板はその描画面にチョークや
水性フェルトペンなどのペンを用いて文字や図形などを
自由に描くことができるとともに、その消去も簡単に行
うことができるため、会議や打ち合わせ等の場で多く使
用されている。

【０００３】また、最近の黒板としては、ホワイトボー
ドに書き込まれた内容を転記するといった時間的な無駄
を省いて会議等の効率化を図るため、描画面に書き込ま
れた文字や図形の画像を画像情報読取装置で読み取って
記録紙に縮小コピーすることのできるコピーボードが用
いられる傾向にある。

【０００４】このようなコピーボードは、描画面として
ホワイトボードを用い、そのホワイトボードの取付枠に
ホワイトボードに沿って移動する画像情報読取装置を設
け、この読取装置の走査を行うことにより、ホワイトボ
ードに書き込まれた画像を読み取るものが特開平１−２
１４４９６号公報で提案されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、読取装置で読み取ったホワイトボード上の画像を記
録紙に縮小コピーすることにより、ホワイトボードに書
き込まれた内容をノート等に転記するといった時間的な
無駄を省くことができるものであるが、未だ会議等を行
うにあたり原稿の内容を予め人手によりボード上に描画
する必要があり、このため会議等の準備作業に手間がか
かるとともに、会議等の進行途中においても議題が変わ
る毎に人手によりボード上の画像を消去して新たに描画
しなければない煩わしさがあり会議等の進行が円滑でな
いといった問題があった。

【０００６】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
もので、簡単な構成によって、準備された原稿等の内容
を自動的にボード上に拡大画像することを可能にしたコ
ピーボードを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明のコピーボードは取付枠に設けられ画像を描
画及び消去するためのボードと、前記ボードのＸ方向に
移動してボード上の画像を走査する画像情報読取装置と
、この読取装置で読み取った画像情報を記録紙に記録す
るプリンタとを具備したコピーボードにおいて、差込口
と、この差込口を介して入力された前記ボードに描画す
べき情報を読み取る描画情報読取装置と、前記画像情報
読取装置のフレーム体に前記ボードのＹ方向に移動可能
なペン保持手段を有するＸーＹプロッターと、前記描画
情報読取装置で読み取られた描画情報に基づき前記Ｘー
Ｙプロッターを制御して前記ボード上に前記描画情報の
画像を拡大描画するプロッター制御手段とを設けるよう
に構成したものである。

【０００８】

【作用】前記構成により、プロッター制御手段は前記描
画情報読取装置で読み取られた描画情報に基づき前記Ｘ
ーＹプロッターを制御して前記ボード上に前記描画情報
の内容を拡大描画する。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図を用いて具
体的に説明する。

【００１０】図１乃至図４に示すようにボード取付枠１
に取り付けられるホワイトボード２は表裏が白地の滑面
に形成され、水性フェルトペンなどで図形，文字等の書
き込みが行えるとともに、布等で拭掃することにより消
去も可能である。ボード取付枠１は上部枠１Ａ、下部枠
１Ｂ及び側部枠１Ｃを枠組みして矩形に形成され、側部
枠１Ｃの内面中央に前記ホワイトボード２を裏返させる
ようホワイトボード２を軸支する軸３を対向して突設す
るとともに、下部枠１Ｂにはホワイトボード２を垂直に
保持するストッパー４が設けられている。また、ボード
取付枠１はその側部枠１Ｃが２本の支持脚５に支持され
、支持脚５の下部に設けられたキャスタ５Ａにより、ボ
ード取付枠１を任意の場所に移動可能である。ボード取
付枠１には前記ホワイトボード２に沿ってホワイトボー
ド２上に書き込まれた文字，図形を光学的に読み取るイ
メージスキャナからなる縦長形状の画像情報読取装置６
が配設され、この読取装置６のフレーム体６Ａ上端には
前記上部枠１Ａの上面長手方向に沿って設けた断面コ字
状の一対のＸ軸レール７に沿って移動する回転ローラ８
，９が垂直方向及び水平方向に回転自在に軸支されると
ともに、読取装置６の下端には前記ボード取付枠１の下
部枠１Ｂに沿って転動する回転ローラ１０が水平方向に
回転自在に軸支され、これら各回転ローラ８，９，１０
及び前記レール７により画像情報読取装置６がホワイト
ボード２と一定間隔を保持して左右方向に移動自在に案
内される。　　画像情報読取装置６の駆動機構は前記上
部枠１Ａの一側に配置するサーボモータ１１と、上部枠
１Ａの他側に配置されサーボモータ１１の駆動軸に設け
た駆動プーリ１２と対をなす従動プーリ１３と、この各
プーリ１２，１３に掛け渡したワイヤ１４とで構成され
、前記画像情報読取り装置６とワイヤ１４を連結するこ
とにより、前記サーボモータ１１の回転によってワイヤ
１４を介して前記読取り装置６を走査方向となるＸ方向
の右方向に移動させホワイトボード２上に書き込まれた
図形や文字等の画像を光学的に読み取り、その画像情報
により下部枠１Ｂに固定するプリンタ１５から縮小され
た画像が用紙に再現され出力される。そして、画像情報
読取装置６をホワイトボード２の右側縁まで走査送りし
てホワイトボード２上の画像を読み取った後、前記サー
ボモータ１１を逆回転し前記読取装置６をホワイトボー
ド２の左側縁に移動して待機位置で停止させる。この場
合、前記読取装置６のフレーム体６Ａには読取装置６の
走査方向と反対側、すなわちフレーム体６Ａの左側壁面
にホワイトボード２上に書き込まれた画像を消去する例
えばフェルトや柔軟な布などから成る消去具１６が使用
状態と不使用状態を切替え可能に設けられている。消去
具１６は上下一対の駆動ローラ１７及び従動ローラ１７
Ａ　間に無端状に架け渡して設けられ、各ローラ１７，
１７Ａ　間には消去具１６の撓みを防止するための複数
の押えローラ１８が軸支され、使用状態では前記消去具
１６がホワイトボード２の表面に押接されている。また
、前記消去具１６の下部には例えば使用する水性フェル
トペンを消去するのに適した図示しないクリーニング液
を溜める容器１９が固定され、この容器１９内にはクリ
ーニング液を含浸させて、そのクリーニング液によって
前記消去具１６を湿潤させるスポンジ１９Ａ　が収納さ
れている。前記駆動ローラ１７の駆動モータ２０はフレ
ーム体１６Ａ　の下端側内部に収納され、この駆動モー
タ２０は使用状態において前記読取装置６を送り駆動す
るサーボモータ１１と同期して回転するように制御され
ており、これにより、消去具１６はクリーニング液が含
浸されたスポンジ１６Ａに接触しながら回転し、クリー
ニング液によって湿潤された消去具１６を読取り装置６
の走査駆動と連動してホワイトボード２の表面をＹ方向
に摺動し、読取装置６で読み取られた画像を拭掃消去す
る。さらに消去具１６は切替手段２１によって使用状態
と不使用状態とに切替えられるようになっており、前記
切替手段２１は前記ローラ１７，１７Ａ，１８及び駆動
モータ２０が設けられている取付板２２が前記フレーム
体１６Ａ　内にてガイド部２３の案内を介し電磁ソレノ
イド等の昇降手段２４の動作で移動するようになってお
り，使用時には前記昇降手段２４によって取付板２２が
ボード２側に移動することにより消去具１６がボード２
に押接し、不使用時には取付板２２がボード２と反対側
に移動することで消去具１６はボード２から離間する。

【００１１】さらに、前記プリンタ１５には描画情報を
有する原稿２５あるいは図示しないフロッピディスクの
差込口２６と描画情報読取装置２７とが一体的に設けら
れており、また前記描画情報を前記ホワイトボード２上
に描画するＸーＹプロッター２８が前記画像情報読取装
置６と一体的に設けられている。このＸーＹプロッター
２８は前記画像情報読取装置６のフレーム体６Ａ上にそ
の長手方向に向けてＹ軸レール２９及びボールネジ３０
が設けられ、このボールネジ３０にサーボモータ３１が
連結され、前記Ｙ軸レール２９に沿って走行可能に走行
ヘッド３２が設けられ、この走行ヘッド３２内には前記
Ｙ軸レール２９に沿う複数のガイドローラ３３及び前記
ボールネジ３０に螺着したナット３４が設けられ、前記
サーボモータ３１の駆動によって、ボールネジ３０とナ
ット３４の螺着を介しＹ軸レール２９に沿って走行ヘッ
ド３２がＹ方向に移動するようになっている。またＸー
Ｙプロッター２８は前記画像情報読取装置６の走行機能
を前記走行ヘッド３０のＸ方向走行用として兼用させて
いる。また前記走行ヘッド３２の読取装置６走査方向側
の側部にはプロッタヘッド本体３５が設けられ、このプ
ロッタヘッド本体３５にはペン３６が着脱可能なペン保
持部３７が設けられているとともにペン昇降手段３８が
設けられている。このペン昇降手段３８はロータリーソ
レノイド３９によって所定角度回動する扇形ギア４０が
ペン保持部３７に設けられたラック４１に噛合して構成
され、ロータリーソレノイド３９の動作により扇形ギア
４０が上下に移動することでペン保持部３７が昇降する
。

【００１２】図５は電気的構成を示すブロック図であり
、主制御部４２は操作パネル４３のコピースイッチ４４
からの信号によって読取制御部４５により画像情報読取
装置６を制御してホワイトボード２上の画像を読取ると
ともにプリンタ制御部４６でプリンタ１５を制御して前
記画像内容を縮小コピーする。この場合、コピースイッ
チ４４の信号で消去具制御部４７により消去具１６は使
用状態にセットされて作動し読取装置６の走査と同期し
て消去具１６はホワイトボード２の表面を摺動し読取り
装置６で読み取ったホワイトボード２上の画像を順次消
去する。また、主制御部４２は操作パネル４３の描画ス
イッチ４８からの信号により描画情報読取装置２７で読
取られた原稿等の描画情報に基づきプロッター制御手段
４９によりＸーＹプロッター２８を制御しホワイトボー
ド２上に描画情報の内容を拡大描画する。この場合、描
画スイッチ４８の信号で消去具１６は不使用状態にセッ
トされ、消去動作は行われない。また、操作パネル４３
には図示しない記憶スイッチ及び読込スイッチが設けら
れ、これらのスイッチ操作により画像情報や描画情報を
記憶部５０に記憶し且つ選択的に読み出して、この読み
出した内容をコピーしたりボード２上に描画することが
できる。次に、前記構成についてその作用を説明する。

【００１３】先ず、会議等が始まる前に描画スイッチ４
８を入れて準備した原稿等を差込口２６に挿入すると原
稿等の描画情報が描画情報読取装置２７で読み取られ、
この読み取られた描画情報に基づきプロッタ制御手段４
９はペン保持部３７を下降させ且つ各サーボモータ１１
，３１　に送られる制御信号によってペン保持部３７を
ＸーＹ方向に移動してホワトボード２上に描画情報の内
容を拡大描画し、描画完了時にペン保持部３７は上昇す
る。また、会議等の途中や会議等の終了時にはコピース
イッチ４４を入れることによりボード２上の描画内容が
画像情報読取装置６の走査で読取られプリンタ１５で縮
小コピーされ、同時に消去具１６による消去が行われる
。

【００１４】このように前記実施例においてはホワイト
ボード２上の画像内容を縮小コピーする機能を備えたコ
ピーボードに、さらに原稿等の内容をホワイトボード２
上に拡大描画する機能を具備しているので、会議等の準
備及び会議等の進行途中におけるボード２上の描画内容
の変更等の手間を省略できる。また、描画機能を達成す
るためにＸーＹプロッター２８を設けており、このＸー
Ｙプロッター２８は画像情報読取装置６にプロッターヘ
ッド本体３５及びＹ方向移動機構を設けると共に画像情
報読取装置６の移動機構をＸーＹプロッター２８のＸ方
向移動機構として兼用させているため構造が簡単であり
且つ従来のホワイトボード２をそのまま用いることがで
きる。また、実施例上の効果として従来人手により消去
していたホワイトボード２上の画像を画像情報読取装置
６による画像の読み取りと同時に自動的に消去すること
ができるため、ボード２上の画像の消去に費す時間的ロ
スを解消することもでき、多機能コピーボードとして使
用ができる。

【００１５】なお本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施
が可能である。例えばＸーＹプロッターや消去具等は各
種のタイプに適用可能である。

【００１６】

【発明の効果】本発明は取付枠に設けられ画像を描画及
び消去するためのボードと、前記ボードのＸ方向に移動
してボード上の画像を走査する画像情報読取装置と、こ
の読取装置で読み取った画像情報を記録紙に記録するプ
リンタとを具備したコピーボードにおいて、差込口と、
この差込口から入力された前記ボードに描画すべき情報
を読み取る描画情報読取装置と、前記画像情報読取装置
のフレーム体に前記ボードのＹ方向に移動可能なペン保
持手段を有するＸーＹプロッターと、前記描画情報読取
装置で読み取られた描画情報に基づき前記ＸーＹプロッ
ターを制御して前記ボード上に前記描画情報の画像を拡
大描画するプロッター制御手段とを設けるように構成し
たことにより、前記描画情報読取装置で読み取られた描
画情報に基づき前記ＸーＹプロッターを制御して前記フ
レーム体のＸ方向移動とペン保持手段のＹ方向移動とに
よって前記ボード上に前記描画情報の内容を拡大描画す
ることができ会議等の準備等の手間を簡略化できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す斜視図である。

【図２】図１の一部を省略した断面図である。

【図３】ＸーＹプロッタの要部の斜視図である。

【図４】図１の正面図である。

【図５】ブロック図である。

【符号の説明】

１　　ボード取付枠 ２　　ホワイトボード（ボード） ６　　画像情報読取装置 ６Ａ　　フレーム体 １５　　プリンタ ２６　　差込口 ２７　　描画情報読取装置 ２８　　ＸーＹプロッター ３７　　ペン保持手段 ４９　　プロッタ制御手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　取付枠に設けられ画像を描画及び消去
   するためのボードと、前記ボードのＸ方向に移動してボ
   ード上の画像を走査する画像情報読取装置と、この読取
   装置で読み取った画像情報を記録紙に記録するプリンタ
   とを具備したコピーボードにおいて、差込口と、この差
   込口を介して入力された前記ボードに描画すべき情報を
   読み取る描画情報読取装置と、前記画像情報読取装置の
   フレーム体に前記ボードのＹ方向に移動可能なペン保持
   手段を有するＸーＹプロッターと、前記描画情報読取装
   置で読み取られた描画情報に基づき前記ＸーＹプロッタ
   ーを制御して前記ボード上に前記描画情報の画像を拡大
   描画するプロッター制御手段とを設けるように構成した
   ことを特徴とするコピーボード。