JPH04276419A - 多層及び単層パイプ成形用ダイ - Google Patents

多層及び単層パイプ成形用ダイ

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JPH04276419A
JPH04276419A JP3038210A JP3821091A JPH04276419A JP H04276419 A JPH04276419 A JP H04276419A JP 3038210 A JP3038210 A JP 3038210A JP 3821091 A JP3821091 A JP 3821091A JP H04276419 A JPH04276419 A JP H04276419A
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JP
Japan
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resin
mandrel
die
layer
openings
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JP3038210A
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Inventor
Hidenori Hirose
広瀬 英典
Wataru Kusakawa
草川 亘
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱可塑性樹脂を構成
層とする多層及び単層パイプを成形するためのダイに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の2層パイプ成形用ダイを
断面で示したものである。図において、31はダイ本体
、32はダイ本体31に取り付けた外層マンドレル、3
3はフィードブロック、34は後述する内層マンドレル
35を所定位置に保持するためのスパイダー(支持脚)
である。スパイダー34は、外層マンドレル32とフィ
ードブロック33の間に挟むことによって、外層マンド
レル32に同軸的に取り付けられている。35はスパイ
ダー34に取り付けた内層マンドレル、36はダイ本体
31に取り付けた偏肉調整リング、37は偏肉調整リン
グの位置を調整するボルトである。上記外層マンドレル
32と内層マンドレル35は、その外周面にスパイラル
溝等の樹脂案内溝を有しないストレートマンドレルであ
る。38はダイ本体31に取り付けた外層樹脂の押出機
で、そのシリンダの中心線が外層マンドレル32のそれ
に対し直角となるように取り付けられている。
【0003】39は押出機38から押し出された外層樹
脂が供給される樹脂供給路で、ダイ本体31に設けられ
ている。40は外層マンドレル32の円周方向外周面に
環状に設けた樹脂分配路である。この樹脂分配路40は
、押出機38から押し出されて樹脂供給路39を通って
出てくる外層樹脂を外層マンドレル32の円周方向に分
配するためのものである。
【0004】41はフィードブロック33に取り付けた
内層樹脂の押出機で、そのシリンダの中心線と内層マン
ドレル35のそれが一致するように取り付けられている
。42はフィードブロック33に設けた樹脂供給路で、
押出機41から押し出された内層樹脂が供給される。4
3はスパイダー34の円錐体部34aとフィードブロッ
ク33の円錐状凹部33aとの間に形成された樹脂分配
路、44はフィードブロック33に設けた樹脂分配路で
ある。後者の樹脂分配路44は、図5に示すように、4
つのブリッジ34bで4つに区画されている。両樹脂分
配路43,44は、樹脂供給路42に送給される内層樹
脂を内層マンドレル35の円周方向に分配するためのも
のである。
【0005】45は内層樹脂流路、46は外層樹脂流路
、47は樹脂合流路、48はノズル部である。
【0006】従来のパイプ成形用ダイは、以上のような
構成となっているので、いま、押出機41から内層樹脂
nを樹脂供給路42に、押出機38より外層樹脂gを樹
脂供給路39にそれぞれ押し出すと、つぎのようなプロ
セスで2層構成のパイプとなる。
【0007】すなわち、内層樹脂nは、樹脂分配路43
,44によって内層マンドレル35の円周方向に分配さ
れ、内層樹脂流路45に円筒状に押し出される。一方、
外層樹脂gは、樹脂分配路40によって外層マンドレル
32の円周方向に分配され、外層樹脂流路46に円筒状
に押し出される。内,外層樹脂流路45,46に押し出
された内,外層樹脂n,gは、樹脂合流路47で合流し
てノズル部48から押し出され、両樹脂n,gからなる
2層構成のパイプとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パイプ成形用ダイには、次のような問題があった。 (1)内層樹脂nがスパイダー34の樹脂分配路44を
通過すると、図6に示すように、内層樹脂nの流れがブ
リッジ34bによって分離され、その中心線c上に同樹
脂nの流速分布の谷ができる。
【0009】この谷の部分は、円筒状の内層樹脂nにス
パイダーマークと呼ばれる4本のウエルドラインとして
現れる。そして、このウエルドラインは、内層マンドレ
ル35がストレートマンドレルであるため、樹脂合流路
47からノズル部48までそのまま記憶される。その結
果、図8のように、得られるパイプ製品の内層Nに4本
の薄肉部tが形成され、内層Nの厚さが不均一になり、
パイプとしての強度が低下する。なお、Gは外層である
【0010】(2)外層樹脂gは、図4と図7に示すよ
うに、パイプの押出し方向に対し直角の方向から樹脂分
配路40に押し出され、この分配路40によって外層マ
ンドレル32の円周方向に分配される。
【0011】このため、樹脂供給路39側、つまり樹脂
供給圧の高い部分Hへの外層樹脂gの供給量は多くなり
、その反対側の樹脂供給圧の低い部分、すなわち外層樹
脂gが出合う部分Lへの外層樹脂gの供給量は少なくな
る。そして、この樹脂の偏在は、外層マンドレル32が
ストレートマンドレルであるため、樹脂合流路47から
ノズル部48までそのまま記憶される。その結果、得ら
れるパイプ製品の外層G(図8)の厚さが不均一になり
、パイプとしての強度が低下する。
【0012】また、上記外層樹脂gが出合う部分Lにウ
エルドラインが発生するので、これがパイプ製品の表面
に表われ、その外観品質を低下させる。
【0013】この発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされたもので、各層と全体の厚さが均一
で高強度であり、かつ外観品質の優れた多層及び単層パ
イプを得ることができる多層及び単層パイプ成形用ダイ
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明が提供する多層
パイプ成形用ダイは、複数のマンドレルを備え、かつそ
れぞれのマンドレルに専用の樹脂供給路を軸芯部に有す
るダイであって、前記各マンドレルは、内部に、それぞ
れの専用の樹脂供給路に通じ、かつマンドレルの外周面
に開口部をもつ複数の樹脂分配路を有するとともに、外
周面に、前記複数の樹脂分配路の開口部からスパイラル
状にのびるスパイラル溝と、隣り合う前記開口部とスパ
イラル溝をつなぐ連結溝、開口部同士をつなぐ連結溝お
よびスパイラル溝同士をつなぐ連結溝のうちの少なくと
も1つの連結溝とよりなる樹脂分配溝を有しているもの
である。
【0015】また、この発明が提供する他の多層パイプ
成形用ダイは、複数のマンドレルを備え、かつそれぞれ
のマンドレルに専用の樹脂供給路を軸芯部に有するダイ
であって、前記各マンドレルは、内部に、それぞれの専
用の樹脂供給路に通じ、かつマンドレルの外周面に開口
部をもつ複数の樹脂分配路を有するとともに、外周面に
、前記複数の樹脂分配路の開口部からスパイラル状にの
びるスパイラル溝を有しているものである。
【0016】また、この発明が提供する単層パイプ成形
用ダイは、マンドレルを備え、かつそのマンドレルへの
樹脂供給路を軸芯部に有するダイであって、前記マンド
レルは、内部に、樹脂供給路に通じ、かつマンドレルの
外周面に開口部をもつ複数の樹脂分配路を有するととも
に、外周面に、前記複数の樹脂分配路の開口部からスパ
イラル状にのびるスパイラル溝と、隣り合う前記開口部
とスパイラル溝をつなぐ連結溝、開口部同士をつなぐ連
結溝およびスパイラル溝同士をつなぐ連結溝のうちの少
なくとも1つの連結溝とよりなる樹脂分配溝を有してい
るものである。
【0017】また、この発明が提供する他の単層パイプ
成形用ダイは、マンドレルを備え、かつそのマンドレル
への樹脂供給路を軸芯部に有するダイであって、前記マ
ンドレルは、内部に、樹脂供給路に通じ、かつマンドレ
ルの外周面に開口部をもつ複数の樹脂分配路を有すると
ともに、外周面に、前記複数の樹脂分配路の開口部から
スパイラル状にのびるスパイラル溝を有しているもので
ある。
【0018】
【作用】ダイの軸芯部に設けた各樹脂供給路に押し出さ
れた樹脂は、ここから各マンドレルの樹脂分配路に押し
出されてスパイラル溝,連結溝等の樹脂案内溝に分配さ
れていく。すなわち、樹脂は各マンドレルの軸芯方向へ
、つまりパイプの押出し方向へ押し出される。このため
、樹脂が各マンドレルの円周方向へ均等に分配され、樹
脂が同方向において偏在しなくなる。従来は、樹脂の押
出し角度がパイプの押出し方向に対し直角または有角で
あったため、樹脂はマンドレルの円周方向に偏在したが
、この発明では、そのおそれは殆んどない。
【0019】また、各マンドレルのスパイラル溝,連結
溝等の樹脂分配溝に押し出された樹脂は、同分配溝によ
って各マンドレルの円周方向にさらに均一に分散される
【0020】このような理由により、ダイから押し出さ
れたパイプの各層の厚さは均一なものとなり、したがっ
て全体の厚さも均一なものとなる。また、各層にパイプ
の外観品質を損なうウエルドラインは生じない。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1〜図3によっ
て説明する。実施例のダイは、2層パイプ成形用ダイで
ある。図1において、1はダイ本体、2は外層マンドレ
ル、3は内層マンドレル、4はフィードブロックである
。これらは同軸的に一体に組み立てられている。5は内
層マンドレル2に同軸的に取り付けたダイマンドレル、
6はダイ本体1に取り付けた偏肉調整リング、7は偏肉
調整ボルトである。
【0022】8は内層樹脂の押出機である。この押出機
8は、前記内層マンドレル3と同軸に配置して、フィー
ドブロック4に、それぞれのフランジ部8a,4aにお
いて取り付けられている。9は外層樹脂の押出機で、フ
ィードブロック4の側部に取り付けられている。
【0023】10は押出機8から押し出された外層樹脂
が供給される樹脂供給路で、フィードブロック4の軸芯
部に設けられている。11は樹脂分配路で、上記樹脂供
給路10から分岐してフィードブロック4と内,外層マ
ンドレル3,2の中を通り、外層マンドレル2の外周面
に開口部11aを有する4本の樹脂流路よりなる。
【0024】ここにいう4本の樹脂流路は、樹脂供給路
10の中心線を中心にして90度間隔で対称に設けられ
ており、その開口部11aは外層マンドレル2の外周面
の円周方向に90度間隔で開口している。この樹脂分配
路11は、樹脂供給路10に押し出された樹脂を外層マ
ンドレル2の円周方向へ均一に分配するためのものであ
る。
【0025】12は押出機9から押し出された内層樹脂
が供給される樹脂供給路で、その内層マンドレル3側は
、フィードブロック4と内層マンドレル3の軸芯部に設
けられている。13は樹脂分配路で、上記樹脂供給路1
2から分岐して内層マンドレル3の中を通り、同マンド
レル3の外周面に開口部13aを有する4本の樹脂流路
よりなる。
【0026】ここにいう4本の樹脂流路は、樹脂供給路
13の中心線を中心にして90度間隔で径方向に放射状
に設けられており、その開口部13aは内層マンドレル
3の外周面の円周方向に90度間隔で開口している。
【0027】14はダイ本体1と外層マンドレル2の間
に形成された外層樹脂流路、15は外層マンドレル2と
内層マンドレル3の間に形成された内層樹脂流路、16
はダイ本体1と内層マンドレル3の間および偏肉調整リ
ング6とダイマンドレル5の間に形成された樹脂合流路
で、ここで内,外層樹脂が合流する。17はダイ本体1
とダイマンドレル5の間に形成されたノズル部である。
【0028】18は上記外層樹脂流路14に面する外層
マンドレル2の外周面に設けた樹脂分配溝、19は上記
内層樹脂流路15に面する内層マンドレル3の外周面に
設けた樹脂分配溝である。
【0029】図2は、内層マンドレル3に設けた樹脂分
配溝19の細部構成を示したものである。同図において
、m1 は内層マンドレル3の樹脂分配路13の4つの
開口部13aから内層マンドレル3の外周面にスパイラ
ル状にのびるスパイラル溝である。m2 は上記4つの
開口部13aとその隣りのスパイラル溝m1 をつなぐ
連結溝である。樹脂分配溝19は上述したスパイラル溝
m1 と連結溝m2 より構成されている。また、外層
マンドレル2に設けた樹脂分配溝18は、図示しないが
、上記分配溝19と同じ構成になっている。
【0030】なお、実施例では、樹脂分配溝18,19
を上記スパイラル溝m1 と連結溝m2 とで構成した
が、外層マンドレル2における開口部11a同士および
内層マンドレル3における開口部13a同士あるいは各
マンドレル2,3におけるスパイラル溝m1 同士をつ
なぐ連結溝を設けるようにしてもよい。ただし、連結溝
は、上記3つのうちの少なくとも1つを備えていればよ
い。また、図3のように、スパイラル溝m1 のみで構
成してもよい。
【0031】次に、実施例のダイで2層パイプを成形す
る場合の同ダイの動作を説明する。樹脂供給路10に押
し出された外層樹脂は、4本の樹脂分配路11によって
外層マンドレル2の円周方向へ4等分されて分配され、
樹脂分配溝18に押し出される。一方、樹脂供給路12
に押し出された内層樹脂は、放射状に分岐した4本の樹
脂分配路13によって内層マンドレルの円周方向へ4等
分されて分配され、樹脂分配溝19に押し出される。
【0032】樹脂分配溝19,18に押し出された内,
外層樹脂は、同分配溝19,18によって内,外層マン
ドレル3,2の円周方向に均一に流動分散される。そし
て、樹脂合流路16で合流してノズル部17から出され
、2層構成のパイプとなる。
【0033】上述のように、実施例のダイにおいては、
ダイの軸芯部に設けた樹脂供給路12,10に樹脂を供
給し、ここから4本の樹脂分配路13,11に押し出す
ようにしたので、樹脂供給路12,10の樹脂が4本の
樹脂分配路13,11に均等に分配され、内,外層樹脂
流路15,14に偏在しない。
【0034】また、内,外層樹脂流路15,14に押し
出された樹脂は、樹脂分配溝19,18によって、円周
方向にさらに均一に分配される。
【0035】このため、得られる2層パイプの各層の厚
さは均一なものとなり、したがってパイプ全体の厚さも
均一なものとなる。また、各層にパイプの外観品質を損
ねるようなウエルドラインも発生しない。
【0036】上記効果を確認するために、実施例の2層
パイプ成形用ダイを使用して水道用ポリエチレン2層管
を、下記の要領で成形した。そして、得られた管の全厚
と内層厚および外層厚を測定し、JIS規格値と比較し
てみた。 (1)2層パイプ成形用ダイとしては呼び径20mmの
ものと、50mmのものを使用した。 (2)樹脂としては、内層用として、直鎖状低密度ポリ
エチレン(密度0.922g/cm3 、メルトインデ
ックス0.65g/10分)を、外層用として、同樹脂
にカーポンブラックを2.2重量%含有させたものを使
用し、210℃で押出成形した。
【0037】比較のために、図4に示す従来の2層パイ
プ成形用ダイであって、呼び径20mmと50mmのも
のを使用して、同様の試験を行った。
【0038】以下の試験結果1〜4は、上記の試験結果
を示したものである。 (I)試験結果1 (a)実施例の2層パイプ成形用ダイ(呼び径20mm
)によって得られた水道用ポリエチレン2層管の厚さ

0039】
【表1】
【0040】(注)表中、■〜■は、管を円周方向に8
等分割した時の分割点を示す(以下同じ)。 (b)JIS規格値(全厚4.0mm,内層厚2.5m
m,外層厚1.5mm)に対する偏肉の幅 全  厚:−4.5%〜+1.8% 内層厚:−5.6%〜+5.6% 外層厚:−4.7%〜+1.3% (II)試験結果2 (a)従来の2層パイプ成形用ダイ(呼び径20mm)
によって得られた水道用ポリエチレン2層管の厚さ
【0
041】
【表2】
【0042】(b)JIS値(全厚4.0mm,内層厚
2.5mm,外層厚1.5mm)に対する偏肉の幅全 
 厚:−5.0%〜+6.3% 内層厚:−60%〜+3.3% 外層厚:−4.7%〜+106% (III)試験結果3 (a)実施例の2層パイプ成形用ダイ(呼び径50mm
)によって得られた水道用ポリエチレン2層管の厚さ

0043】
【表3】
【0044】(b)JIS値(全厚8.0mm,内層厚
6.0mm,外層厚2.0mm)に対する偏肉の幅全 
 厚:−4.8%〜+5.0% 内層厚:−3.1%〜+8.0% 外層厚:−14.0%〜+2.8% (IV)試験結果4 (a)従来の2層パイプ成形用ダイ(呼び径50mm)
によって得られた水道用ポリエチレン2層管の厚さ
【0
045】
【表4】
【0046】(b)JIS値(全厚8.0mm,内層厚
6.0mm,外層厚2.0mm)に対する偏肉の幅全 
 厚:−6.9%〜+6.9% 内層厚:−30%〜+2.3% 外層厚:−2.7%〜+75% 上記試験結果1〜4から明らかなように、実施例のダイ
によって得られるパイプの厚さは、従来のダイによって
得られるパイプのそれより、はるかに均一なものである
ことが判る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、ダイの軸芯部に設けた、複数のマンドレルのそれぞれ
に専用の樹脂供給路にそれぞれ樹脂を供給し、これを各
マンドレル内に設けた複数の樹脂分配路で各マンドレル
の外周面に導き、これを各マンドレルの外周面に設けた
スパイラル溝等の樹脂分配溝で各マンドレルの円周方向
に均一に流動分散させるようにしたので、各層と全体の
厚さが均一で高強度であり、かつ外観品質の優れた多層
パイプを得ることができる。
【0048】また、この発明によれば、ダイの軸芯部に
設けた樹脂供給路に樹脂を供給し、これをマンドレル内
に設けた複数の樹脂分配路でマンドレルの外周面に導き
、これをマンドレルの外周面に設けたスパイラル溝等の
樹脂分配溝で各マンドレルの円周方向に均一に流動分散
させるようにしたので、厚さが均一で高強度であり、か
つ外観品質の優れた単層パイプを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  実施例の2層パイプ成形用ダイの断面図。
【図2】  図1における内層マンドレルの要部斜視図
【図3】  図1における内層マンドレルの他の態様を
示す要部斜視図。
【図4】  従来の2層パイプ成形用ダイの断面図。
【図5】  図4のV−V断面図。
【図6】  図5のVI−VI断面図。
【図7】  図4のVII−VII 断面図。
【図8】  従来の2層パイプ成形用ダイによって成形
された2層パイプの断面図。
【符号の説明】
1  ダイ本体 2  外層マンドレル 3  内層マンドレル 4  フィードブロック 5  ダイマンドレル 6  偏肉調整リング 8,9  押出機 10,12  樹脂供給路 11,13  樹脂分配路 11a,13a  開口部 18,19  樹脂分配溝 m1   スパイラル溝 m2   連結溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のマンドレルを備え、かつそれぞ
    れのマンドレルに専用の樹脂供給路を軸芯部に有するダ
    イであって、前記各マンドレルは、内部に、それぞれの
    専用の樹脂供給路に通じ、かつマンドレルの外周面に開
    口部をもつ複数の樹脂分配路を有するとともに、外周面
    に、前記複数の樹脂分配路の開口部からスパイラル状に
    のびるスパイラル溝と、隣り合う前記開口部とスパイラ
    ル溝をつなぐ連結溝、開口部同士をつなぐ連結溝および
    スパイラル溝同士をつなぐ連結溝のうちの少なくとも1
    つの連結溝とよりなる樹脂分配溝を有していることを特
    徴とする多層パイプ成形用ダイ。
  2. 【請求項2】  複数のマンドレルを備え、かつそれぞ
    れのマンドレルに専用の樹脂供給路を軸芯部に有するダ
    イであって、前記各マンドレルは、内部に、それぞれの
    専用の樹脂供給路に通じ、かつマンドレルの外周面に開
    口部をもつ複数の樹脂分配路を有するとともに、外周面
    に、前記複数の樹脂分配路の開口部からスパイラル状に
    のびるスパイラル溝を有していることを特徴とする多層
    パイプ成形用ダイ。
  3. 【請求項3】  マンドレルを備え、かつそのマンドレ
    ルへの樹脂供給路を軸芯部に有するダイであって、前記
    マンドレルは、内部に、樹脂供給路に通じ、かつマンド
    レルの外周面に開口部をもつ複数の樹脂分配路を有する
    とともに、外周面に、前記複数の樹脂分配路の開口部か
    らスパイラル状にのびるスパイラル溝と、隣り合う前記
    開口部とスパイラル溝をつなぐ連結溝、開口部同士をつ
    なぐ連結溝およびスパイラル溝同士をつなぐ連結溝のう
    ちの少なくとも1つの連結溝とよりなる樹脂分配溝を有
    していることを特徴とする単層パイプ成形用ダイ。
  4. 【請求項4】  マンドレルを備え、かつそのマンドレ
    ルへの樹脂供給路を軸芯部に有するダイであって、前記
    マンドレルは、内部に、樹脂供給路に通じ、かつマンド
    レルの外周面に開口部をもつ複数の樹脂分配路を有する
    とともに、外周面に、前記複数の樹脂分配路の開口部か
    らスパイラル状にのびるスパイラル溝を有していること
    を特徴とする単層パイプ成形用ダイ。
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