JPH04274736A - 原子吸光分光光度計 - Google Patents
原子吸光分光光度計Info
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- JPH04274736A JPH04274736A JP5943191A JP5943191A JPH04274736A JP H04274736 A JPH04274736 A JP H04274736A JP 5943191 A JP5943191 A JP 5943191A JP 5943191 A JP5943191 A JP 5943191A JP H04274736 A JPH04274736 A JP H04274736A
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- Japan
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- unit
- measurement light
- burner
- detection
- optical axis
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Links
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 30
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- 238000001228 spectrum Methods 0.000 claims 1
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子吸光分光光度計に関
し、特にフレーム方式の原子化部を少なくとも備え、測
定に先立って最適なバーナー位置を設定する機構を備え
た原子吸光分光光度計に関するものである。
し、特にフレーム方式の原子化部を少なくとも備え、測
定に先立って最適なバーナー位置を設定する機構を備え
た原子吸光分光光度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレーム方式の原子吸光分光光度計では
、測定光に対するフレームの最適な位置は測定元素やフ
レームの燃焼条件により異なる。そこで、原子吸光分光
光度計には原子化部を測定光の光軸に対して前後方向と
上下方向に移動させる駆動機構が備えられている。測定
光の光軸に対して原子化部の位置を調整するには、図7
に示されるような小さな孔82が設けられた的80をバ
ーナーヘッドの上におき、光源からの測定光84が的の
孔82を通り抜けるように手動でバーナーヘッドの前後
方向の調整を行なっている。また、バーナーヘッドの上
下方向の位置の調整は、測定目的元素の標準試料を噴霧
しながら手動でバーナーヘッドを上下方向に移動させ、
最高感度を示す位置を求めることにより行なっている。
、測定光に対するフレームの最適な位置は測定元素やフ
レームの燃焼条件により異なる。そこで、原子吸光分光
光度計には原子化部を測定光の光軸に対して前後方向と
上下方向に移動させる駆動機構が備えられている。測定
光の光軸に対して原子化部の位置を調整するには、図7
に示されるような小さな孔82が設けられた的80をバ
ーナーヘッドの上におき、光源からの測定光84が的の
孔82を通り抜けるように手動でバーナーヘッドの前後
方向の調整を行なっている。また、バーナーヘッドの上
下方向の位置の調整は、測定目的元素の標準試料を噴霧
しながら手動でバーナーヘッドを上下方向に移動させ、
最高感度を示す位置を求めることにより行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バーナーヘッドの位置
を手動で求める方法は、操作が煩雑な上に、操作を行な
う人の個人差により誤差が発生する。また、最高感度を
示す位置を正確に求めるには、標準試料を用いて測定し
た感度とブランク液を用いて測定した感度の差を各位置
について求める必要があるが、そのような操作は煩雑に
なるため、一般には行なわれていない。本発明は測定光
の光軸に対するバーナー部の最適な相対位置を自動的に
決定する機能を備えた原子吸光分光光度計を提供するこ
とを目的とするものである。
を手動で求める方法は、操作が煩雑な上に、操作を行な
う人の個人差により誤差が発生する。また、最高感度を
示す位置を正確に求めるには、標準試料を用いて測定し
た感度とブランク液を用いて測定した感度の差を各位置
について求める必要があるが、そのような操作は煩雑に
なるため、一般には行なわれていない。本発明は測定光
の光軸に対するバーナー部の最適な相対位置を自動的に
決定する機能を備えた原子吸光分光光度計を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】図3を用いて本発明を示
すと、測定光の光軸に対するバーナー部の最適な位置を
決定するために、本発明では測定部30に含まれる原子
化部のバーナー部を測定光の光軸に対してその測定光の
光軸に直交する前後方向及び上下方向に移動させる駆動
機構32と、この駆動機構32の駆動を制御する駆動制
御部34と、検出部36の検出信号から検出感度が最大
になるバーナー部の前後方向の位置を決定する前後位置
決定部38と、決定された前後位置において標準試料と
ブランク液のそれぞれについてバーナー部を上下方向に
移動させたときの検出値を記憶するデータ憶部40と、
データ憶部40に記憶された同じ高さ位置についての標
準試料での検出値とブランク液での検出値との差を求め
、その差が最大となる高さ位置を決定する高さ位置決定
部42とを備えている。駆動機構32は測定光の光軸を
原子化部のバーナー部に対してその測定光の光軸に直交
する前後方向及び上下方向に移動させるようにしてもよ
い。
すと、測定光の光軸に対するバーナー部の最適な位置を
決定するために、本発明では測定部30に含まれる原子
化部のバーナー部を測定光の光軸に対してその測定光の
光軸に直交する前後方向及び上下方向に移動させる駆動
機構32と、この駆動機構32の駆動を制御する駆動制
御部34と、検出部36の検出信号から検出感度が最大
になるバーナー部の前後方向の位置を決定する前後位置
決定部38と、決定された前後位置において標準試料と
ブランク液のそれぞれについてバーナー部を上下方向に
移動させたときの検出値を記憶するデータ憶部40と、
データ憶部40に記憶された同じ高さ位置についての標
準試料での検出値とブランク液での検出値との差を求め
、その差が最大となる高さ位置を決定する高さ位置決定
部42とを備えている。駆動機構32は測定光の光軸を
原子化部のバーナー部に対してその測定光の光軸に直交
する前後方向及び上下方向に移動させるようにしてもよ
い。
【0005】
【作用】標準試料を噴霧し、駆動制御部34からの指令
により駆動機構32によりバーナーヘッドを前後方向に
移動させながら、前後位置決定部38で感度が最大にな
る前後位置を決定する。決定された前後位置において、
標準試料を噴霧し駆動制御部34からの指令により駆動
機構32によりバーナーヘッドを上下方向に移動させた
ときの測定における検出感度と上下位置の関係と、ブラ
ンク液を噴霧し駆動制御部34からの指令により駆動機
構32によりバーナーヘッドを上下方向に移動させたと
きの測定における検出感度と上下位置の関係とをデータ
記憶部40に記憶させる。そして、高さ位置決定部42
によりデータ記憶部40に記憶されている同じ高さ位置
での標準試料での感度とブランク液での感度との差を算
出し、その差が最大となる高さ位置(最高感度位置)を
決定する。試料測定の際は決定された最高感度位置にな
るように駆動制御部34がバーナーヘッドの位置を設定
する。
により駆動機構32によりバーナーヘッドを前後方向に
移動させながら、前後位置決定部38で感度が最大にな
る前後位置を決定する。決定された前後位置において、
標準試料を噴霧し駆動制御部34からの指令により駆動
機構32によりバーナーヘッドを上下方向に移動させた
ときの測定における検出感度と上下位置の関係と、ブラ
ンク液を噴霧し駆動制御部34からの指令により駆動機
構32によりバーナーヘッドを上下方向に移動させたと
きの測定における検出感度と上下位置の関係とをデータ
記憶部40に記憶させる。そして、高さ位置決定部42
によりデータ記憶部40に記憶されている同じ高さ位置
での標準試料での感度とブランク液での感度との差を算
出し、その差が最大となる高さ位置(最高感度位置)を
決定する。試料測定の際は決定された最高感度位置にな
るように駆動制御部34がバーナーヘッドの位置を設定
する。
【0006】
【実施例】図1は本発明が適用される原子吸光分光光度
計の概略を表わしている。10はフレーム式原子化部、
12は原子化部で生成した原子蒸気に測定光を照射する
光源であり、例えば中空陰極ランプ(ホローカソードラ
ンプ)が用いられる。14は原子化部を透過してきた測
定光を分光する分光器、16は分光された光を検出する
検出器、18は検出器16の検出信号を増幅し、吸光度
を算出するなどの処理を行なう増幅器である。
計の概略を表わしている。10はフレーム式原子化部、
12は原子化部で生成した原子蒸気に測定光を照射する
光源であり、例えば中空陰極ランプ(ホローカソードラ
ンプ)が用いられる。14は原子化部を透過してきた測
定光を分光する分光器、16は分光された光を検出する
検出器、18は検出器16の検出信号を増幅し、吸光度
を算出するなどの処理を行なう増幅器である。
【0007】20は制御部のCPUであり、インタフェ
ース(I/O)22が接続されている。CPU20は増
幅器18から測定データを入力してデータ処理を行なう
他、インタフェース(I/O)22を介して試料を交換
するオートサンプルチェンジャーでのサンプリングや混
合、原子化部への試料供給などの動作を制御し、光源1
2の点灯を制御し、分光器14の波長走査を制御するな
どの動作を行なう。インタフェース22にはさらに操作
部24、表示装置(CRT)26も接続されている。
ース(I/O)22が接続されている。CPU20は増
幅器18から測定データを入力してデータ処理を行なう
他、インタフェース(I/O)22を介して試料を交換
するオートサンプルチェンジャーでのサンプリングや混
合、原子化部への試料供給などの動作を制御し、光源1
2の点灯を制御し、分光器14の波長走査を制御するな
どの動作を行なう。インタフェース22にはさらに操作
部24、表示装置(CRT)26も接続されている。
【0008】バーナー部を測定光の光軸に対して前後方
向及び上下方向に移動させる駆動機構の一例を図2を参
照して説明する。支持台44がガイド46に案内されて
水平面内で光軸に直交する前後方向(X方向)に移動可
能に支持されており、支持台44をX方向に移動させる
ために支持台44の側面にはラック48が設けられ、前
後方向駆動用パルスモータ50の回転軸に取りつけられ
たギア52がラック48と噛み合っている。支持台44
には支持台54がガイド棒58と支持台44に設けられ
たガイド穴56とにより上下方向(Z方向)に移動可能
に支持されている。支持台54の裏面には支持台54の
表面と直交する方向のラック60が設けられ、ラック6
0には上下駆動用パルスモータ62の回転軸に取りつけ
られたギア64が噛み合っている。支持台54上にはフ
レーム式原子化部66が取りつけられている。68は原
子化部のバーナーヘッドである。光源からの測定光70
がバーナーヘッド68から出るフレームと平行に通るよ
うにバーナーヘッド68が位置決めされている。測定光
70の光軸の方向がY方向である。パルスモータ50が
作動することにより支持台44がX方向に移動し、バー
ナーヘッド68は光軸70に対して前後方向に移動する
。パルスモータ62が作動することにより支持台54が
Z方向に移動し、バーナーヘッド68が上下方向に移動
する。
向及び上下方向に移動させる駆動機構の一例を図2を参
照して説明する。支持台44がガイド46に案内されて
水平面内で光軸に直交する前後方向(X方向)に移動可
能に支持されており、支持台44をX方向に移動させる
ために支持台44の側面にはラック48が設けられ、前
後方向駆動用パルスモータ50の回転軸に取りつけられ
たギア52がラック48と噛み合っている。支持台44
には支持台54がガイド棒58と支持台44に設けられ
たガイド穴56とにより上下方向(Z方向)に移動可能
に支持されている。支持台54の裏面には支持台54の
表面と直交する方向のラック60が設けられ、ラック6
0には上下駆動用パルスモータ62の回転軸に取りつけ
られたギア64が噛み合っている。支持台54上にはフ
レーム式原子化部66が取りつけられている。68は原
子化部のバーナーヘッドである。光源からの測定光70
がバーナーヘッド68から出るフレームと平行に通るよ
うにバーナーヘッド68が位置決めされている。測定光
70の光軸の方向がY方向である。パルスモータ50が
作動することにより支持台44がX方向に移動し、バー
ナーヘッド68は光軸70に対して前後方向に移動する
。パルスモータ62が作動することにより支持台54が
Z方向に移動し、バーナーヘッド68が上下方向に移動
する。
【0009】次に、一実施例において、バーナーヘッド
の位置決めを行なう動作を図4と図5を参照して説明す
る。図2でバーナーヘッド68の表面が光軸70と接す
る位置を上下方向の基準とし、光軸70がバーナーヘッ
ド68のフレーム出口の位置にあるときを前後位置の基
準とする。バーナーヘッドの前後位置を決定するには、
図4に示されるように、標準試料とブランク液を用いて
測定を行なう。初めにバーナーヘッドを前後位置−5m
m(−は手前方向)、上下位置6mmの位置に位置決め
する。オートサンプラーを用い、又は操作者が操作して
標準試料を噴霧し、測定を行ない、2〜3秒間の時間平
均測定値を求める。バーナーヘッドをパルスモータの1
パルス分後方に移動させて同様に測定する動作をバーナ
ーヘッドが+5mmの位置にくるまで繰り返していく。 前後方向の各位置での標準試料による測定値S(x)を
記憶させる。xはバーナーヘッドの前後位置を表わす。 標準試料による測定が終わると、バーナーヘッドを再び
前後位置−5mmの位置まで移動させ、今度はブランク
液を噴霧して測定を行なう。このときもオートサンプラ
ーを用いてもよく、あるいは操作者が噴霧させてもよい
。ブランク液での測定も標準試料の測定と同様に、バー
ナーヘッドをパルスモータの1パルス分ずつ後方に移動
させながらバーナーヘッドが+5mmの位置にくるまで
測定を繰り返していく。前後方向の各位置でのブランク
液による測定値B(x)を記憶させる。各前後位置での
標準試料による測定値S(x)とブランク液による測定
値B(x)との差(S(x)−B(x))を求め、その
差が最大となるものの前後位置Xmを求める。バーナー
ヘッドをその求められた前後位置Xmへ移動させる。
の位置決めを行なう動作を図4と図5を参照して説明す
る。図2でバーナーヘッド68の表面が光軸70と接す
る位置を上下方向の基準とし、光軸70がバーナーヘッ
ド68のフレーム出口の位置にあるときを前後位置の基
準とする。バーナーヘッドの前後位置を決定するには、
図4に示されるように、標準試料とブランク液を用いて
測定を行なう。初めにバーナーヘッドを前後位置−5m
m(−は手前方向)、上下位置6mmの位置に位置決め
する。オートサンプラーを用い、又は操作者が操作して
標準試料を噴霧し、測定を行ない、2〜3秒間の時間平
均測定値を求める。バーナーヘッドをパルスモータの1
パルス分後方に移動させて同様に測定する動作をバーナ
ーヘッドが+5mmの位置にくるまで繰り返していく。 前後方向の各位置での標準試料による測定値S(x)を
記憶させる。xはバーナーヘッドの前後位置を表わす。 標準試料による測定が終わると、バーナーヘッドを再び
前後位置−5mmの位置まで移動させ、今度はブランク
液を噴霧して測定を行なう。このときもオートサンプラ
ーを用いてもよく、あるいは操作者が噴霧させてもよい
。ブランク液での測定も標準試料の測定と同様に、バー
ナーヘッドをパルスモータの1パルス分ずつ後方に移動
させながらバーナーヘッドが+5mmの位置にくるまで
測定を繰り返していく。前後方向の各位置でのブランク
液による測定値B(x)を記憶させる。各前後位置での
標準試料による測定値S(x)とブランク液による測定
値B(x)との差(S(x)−B(x))を求め、その
差が最大となるものの前後位置Xmを求める。バーナー
ヘッドをその求められた前後位置Xmへ移動させる。
【0010】上下方向の位置は図5に示されるように決
定する。図4で決定された前後位置Xmで、バーナーヘ
ッドを一番下の位置へもっていく。標準試料を噴霧して
測定を行ない、測定値を記憶させる。このときもオート
サンプラーを用いてもよく、あるいは操作者が噴霧させ
てもよい。バーナーヘッドが設定された一番上の位置に
くるまでバーナーヘッドを1mm間隔で上方向に移動さ
せながら測定を繰り返していく。各高さ位置での標準試
料による測定値をS(h)とする。標準試料による測定
が終わると、バーナーヘッドを再び一番下の設定位置ま
で移動させ、今度はブランク液を噴霧する。このときも
オートサンプラーを用いてもよく、あるいは操作者が噴
霧させてもよい。ブランク液での測定を行ない、測定値
を記憶させる。バーナーヘッドが一番上の設定位置まで
到達するまでバーナーヘッドを1mm間隔で上方向に移
動させて測定を繰り返していく。各高さ位置でのブラン
ク液による測定値をB(h)とする。各高さ位置での標
準試料による測定値とブランク液による測定値との差(
S(h)−B(h))を求め、その差が最大となるもの
の高さ位置Hmを求める。その高さ位置Hmが上下方向
の最大感度位置である。バーナーヘッドをその求められ
た高さ位置Hmへ移動させて測定に備える。
定する。図4で決定された前後位置Xmで、バーナーヘ
ッドを一番下の位置へもっていく。標準試料を噴霧して
測定を行ない、測定値を記憶させる。このときもオート
サンプラーを用いてもよく、あるいは操作者が噴霧させ
てもよい。バーナーヘッドが設定された一番上の位置に
くるまでバーナーヘッドを1mm間隔で上方向に移動さ
せながら測定を繰り返していく。各高さ位置での標準試
料による測定値をS(h)とする。標準試料による測定
が終わると、バーナーヘッドを再び一番下の設定位置ま
で移動させ、今度はブランク液を噴霧する。このときも
オートサンプラーを用いてもよく、あるいは操作者が噴
霧させてもよい。ブランク液での測定を行ない、測定値
を記憶させる。バーナーヘッドが一番上の設定位置まで
到達するまでバーナーヘッドを1mm間隔で上方向に移
動させて測定を繰り返していく。各高さ位置でのブラン
ク液による測定値をB(h)とする。各高さ位置での標
準試料による測定値とブランク液による測定値との差(
S(h)−B(h))を求め、その差が最大となるもの
の高さ位置Hmを求める。その高さ位置Hmが上下方向
の最大感度位置である。バーナーヘッドをその求められ
た高さ位置Hmへ移動させて測定に備える。
【0011】上記の実施例は光軸に対してバーナー部を
移動させる実施例であるが、逆にバーナー部を固定して
おいて測定光の光軸を移動させることもできる。図6は
光軸側を移動させるようにした実施例の要部を示したも
のである。図6において、バーナー部へ光源12からの
測定光70を入射する位置に測定光を導く光ファイバ7
2を配置し、その光出射端を光束移動用ステージ74に
取りつける。一方、バーナー部を透過した測定光70を
分光器14に導くために光ファイバ76を配置し、その
光入射端も光束移動用ステージ74に取りつける。光束
移動用ステージ74は図2に示されるような前後方向と
上下方向の移動を駆動する駆動機構に取りつける。
移動させる実施例であるが、逆にバーナー部を固定して
おいて測定光の光軸を移動させることもできる。図6は
光軸側を移動させるようにした実施例の要部を示したも
のである。図6において、バーナー部へ光源12からの
測定光70を入射する位置に測定光を導く光ファイバ7
2を配置し、その光出射端を光束移動用ステージ74に
取りつける。一方、バーナー部を透過した測定光70を
分光器14に導くために光ファイバ76を配置し、その
光入射端も光束移動用ステージ74に取りつける。光束
移動用ステージ74は図2に示されるような前後方向と
上下方向の移動を駆動する駆動機構に取りつける。
【0012】光束移動用ステージ74を移動させながら
前後方向と上下方向の最大感度位置を求める動作は図4
と図5に示されたものと同様である。原子化部としてフ
レーム方式とフレームレス方式の両方の原子化部を1台
の原子吸光分光光度計に備え、それらの両原子化部を光
軸に直交する方向に移動させることによってフレーム方
式とフレームレス方式の切り換えを行なうようにしたも
のを本発明者は既に提案している。
前後方向と上下方向の最大感度位置を求める動作は図4
と図5に示されたものと同様である。原子化部としてフ
レーム方式とフレームレス方式の両方の原子化部を1台
の原子吸光分光光度計に備え、それらの両原子化部を光
軸に直交する方向に移動させることによってフレーム方
式とフレームレス方式の切り換えを行なうようにしたも
のを本発明者は既に提案している。
【0013】本発明はそのようなフレーム方式とフレー
ムレス方式の切換え可能な原子吸光分光光度計にも適用
することができる。その場合、例えば図2のバーナー駆
動機構において、バーナーヘッド68と並行にフレーム
レス方式の原子化部を支持台54上に取りつける。フレ
ームレス方式では試料を入れない状態で測定光検出の最
大感度となる前後方向と上下方向の位置を決定しておき
、測定の際にはその位置になるようにパルスモータ50
,62を作動させる。フレーム方式で測定を行なうとき
は、実施例に示したように標準試料とブランク液を用い
て最大感度の位置を決定する。
ムレス方式の切換え可能な原子吸光分光光度計にも適用
することができる。その場合、例えば図2のバーナー駆
動機構において、バーナーヘッド68と並行にフレーム
レス方式の原子化部を支持台54上に取りつける。フレ
ームレス方式では試料を入れない状態で測定光検出の最
大感度となる前後方向と上下方向の位置を決定しておき
、測定の際にはその位置になるようにパルスモータ50
,62を作動させる。フレーム方式で測定を行なうとき
は、実施例に示したように標準試料とブランク液を用い
て最大感度の位置を決定する。
【0014】
【発明の効果】本発明によればバーナーヘッドを最適な
位置に設定する操作を自動的に行なうことができるので
、バーナーヘッド位置調整の煩雑さから解消される。 操作を人が行なう場合に比べて最適位置の個人差がなく
なり、測定値の信頼性が高くなる。
位置に設定する操作を自動的に行なうことができるので
、バーナーヘッド位置調整の煩雑さから解消される。 操作を人が行なう場合に比べて最適位置の個人差がなく
なり、測定値の信頼性が高くなる。
【図1】本発明が適用される原子吸光分光光度計を示す
概略図である。
概略図である。
【図2】一実施例におけるバーナーヘッド位置の駆動機
構を示す斜視図である。
構を示す斜視図である。
【図3】本発明を示すブロック図である。
【図4】実施例でバーナーヘッドの前後方向の位置を決
定する動作を示すフローチャート図である。
定する動作を示すフローチャート図である。
【図5】実施例でバーナーヘッドの上下方向の位置を決
定する動作を示すフローチャート図である。
定する動作を示すフローチャート図である。
【図6】他の実施例における要部を示す斜視図である。
【図7】従来のバーナーヘッド位置調整方法で用いられ
る的を示す斜視図である。
る的を示す斜視図である。
10 原子化部
12 中空陰極ランプ
14 分光器
16 検出器
20 CPU
30 測定部
36 検出部
32 駆動機構
34 駆動制御部
38 前後位置決定部
40 データ記憶部
42 高さ位置決定部
Claims (2)
- 【請求項1】 測定光を発する光源、試料を原子化す
るフレーム方式の原子化部、原子化部を透過した測定光
を分光する分光器、及び分光された測定光を検出する検
出部を備えた原子吸光分光光度計において、原子化部の
バーナー部を測定光の光軸に対してその測定光の光軸に
直交する前後方向及び上下方向に移動させる駆動機構と
、この駆動機構の駆動を制御する駆動制御部と、検出部
の検出信号から検出感度が最大になるバーナー部の前後
方向の位置を決定する前後位置決定部と、決定された前
後位置において標準試料とブランク液のそれぞれについ
てバーナー部を上下方向に移動させたときの検出値を記
憶するデータ記憶部と、データ記憶部に記憶された同じ
高さ位置についての標準試料での検出値とブランク液で
の検出値との差を求め、その差が最大となる高さ位置を
決定する高さ位置決定部とを備えたことを特徴とする原
子吸光分光光度計。 - 【請求項2】 測定光を発する光源、試料を原子化す
るフレーム方式の原子化部、原子化部を透過した測定光
を分光する分光器、及び分光された測定光を検出する検
出部を備えた原子吸光分光光度計において、測定光の光
軸を原子化部のバーナー部に対してその測定光の光軸に
直交する前後方向及び上下方向に移動させる駆動機構と
、この駆動機構の駆動を制御する駆動制御部と、検出部
の検出信号から検出感度が最大になるバーナー部の前後
方向の位置を決定する前後位置決定部と、決定された前
後位置において標準試料とブランク液のそれぞれについ
てバーナー部を上下方向に移動させたときの検出値を記
憶するデータ記憶部と、データ記憶部に記憶された同じ
高さ位置についての標準試料での検出値とブランク液で
の検出値との差を求め、その差が最大となる高さ位置を
決定する高さ位置決定部とを備えたことを特徴とする原
子吸光分光光度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5943191A JPH04274736A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 原子吸光分光光度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5943191A JPH04274736A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 原子吸光分光光度計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04274736A true JPH04274736A (ja) | 1992-09-30 |
Family
ID=13113078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5943191A Pending JPH04274736A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 原子吸光分光光度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04274736A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014505872A (ja) * | 2011-01-12 | 2014-03-06 | 瀋陽華光精密儀器有限公司 | 原子吸光光度計 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59220631A (ja) * | 1983-05-30 | 1984-12-12 | Shimadzu Corp | 原子吸光分析装置 |
JPS63145948A (ja) * | 1986-12-09 | 1988-06-18 | Shimadzu Corp | 原子吸光分光分析装置 |
JPH0197842A (ja) * | 1987-07-11 | 1989-04-17 | Bodenseewerk Perkin Elmer & Co Gmbh | 原子吸光分光分析計 |
JPH01118751A (ja) * | 1987-10-31 | 1989-05-11 | Shimadzu Corp | 原子吸光分光光度計 |
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-
1991
- 1991-02-28 JP JP5943191A patent/JPH04274736A/ja active Pending
Patent Citations (6)
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