JPH04273075A - 碍子の絶縁判定方法 - Google Patents

碍子の絶縁判定方法

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JPH04273075A
JPH04273075A JP5809091A JP5809091A JPH04273075A JP H04273075 A JPH04273075 A JP H04273075A JP 5809091 A JP5809091 A JP 5809091A JP 5809091 A JP5809091 A JP 5809091A JP H04273075 A JPH04273075 A JP H04273075A
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insulator
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droplets
leakage current
droplet
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JP5809091A
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Yoshikatsu Nakamura
中村 美勝
Yoshiaki Haga
芳賀 義昭
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Yaskawa Electric Corp
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外で用いられる碍子
の降雨時における絶縁の良否を判定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外において用いられる碍子は長期間に
わたって自然環境に暴露され、太陽光線による光分解作
用や、空気中の酸素などの化学物質による酸化作用を受
ける。また、塩分や塵埃等の導電性汚損物が堆積する。 これらにより碍子の表面における水のはじきやすさ、つ
まり撥水性は低下していく。これは乾燥時ではほとんど
問題ないが、降雨時には表面に当たった水が玉状になっ
て流れ落ちず、広い面積にわたって濡れた状態になり、
大きな漏洩電流が流れることになる。人に対して安全な
漏洩電流は1.0mA以下であるのに対し、これを越え
る漏洩電流が流れるようになった後、人が碍子に触ると
感電死するおそれがある。このため、定期的に降雨時に
おいて碍子表面を流れる漏洩電流の値を推定し、絶縁性
能の良否を判定する必要があり、危険であると判定され
れば、対策として碍子表面の清掃や、撥水性の良い材料
の塗布、または新品との交換を行うことになる。従来、
この絶縁性能の良否を判定する方法として、目視による
碍子表面の亀裂、剥離、水のはじきやすさを観察したり
、碍子の表面に測定電流を流し、漏洩電流を検出して碍
子の汚染量を監視するものが開示されている(例えば、
特開平1−190470号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記目視に
よる方法では経験を必要とし、定量的に精度良く絶縁性
能を評価することができず、漏洩電流を測定する方法で
は装置が複雑となるという欠点があった。本発明は、碍
子表面の撥水性を定量的に評価し、碍子のメンテナンス
の時期を適確に判断できる方法を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、碍子の表面の
絶縁性能の良否を判定する方法において、前記碍子の表
面に液滴を滴下させ、前記液滴の接触角を測定し、その
値から降雨時の碍子表面の漏洩電流を推定して、前記碍
子の絶縁性能の良否を判定する方法である。
【0005】
【作用】碍子表面の接触角を測定することにより撥水性
を定量的に評価することができる。さらに、各々の碍子
において、降雨時に表面を流れる漏洩電流の値が1.0
mAになる時の接触角または1.0mAになるまでの接
触角をあらかじめ求めておき、これらの値と実際の接触
角の測定値とを比較することによって漏洩電流の値を推
定することができ、碍子のメンテナンスの時期を適確に
判断することができる。もし、測定された接触角が漏洩
電流の値が1.0mAになる接触角より大きければ絶縁
性能は良好と判定し、そのまま継続して使用できる。逆
に小さければ危険と判定され碍子表面の清掃や撥水性の
良好な材料の塗布、または新品との交換を行う。このよ
うに、降雨時の絶縁特性を常に良好な状態に維持し作業
者の安全を確保することができる。
【0006】
【実施例】本発明を図に示す実施例について説明する。 図1は接触角の測定原理を示す説明図で、水平に保持さ
れた固体平面1に微小な液滴2を滴下すると、液の表面
は表面張力により球の一部をなす。この液滴2の接触角
θは固体表面1と接触している面の外周の点Aと液滴2
の頂点Bを結んだ線分Lが固体表面1と作る角度θ2 
を2倍したものである。つまり、固体表面1に接触して
いる面の直径をDとし、液滴2の頂点までの高さをhと
すると、接触角θは次の式で表される。 θ≒2tan−1(2h/D)      …(1)つ
ぎに、降雨時に碍子表面に流れる漏洩電流と接触角θと
の関係について測定した結果の一例を示す。図2は表面
に撥水性の良好な材料を塗布した樹脂碍子を屋外に放置
し、一定期間ごとに注水試験により測定した漏洩電流の
時間特性を示す。放置日数は0,t1 ,t2 ,t3
 (ただし、0<t1 <t2 <t3 )で表す。こ
の注水試験は抵抗率1000Ωcmの汚損水を45度の
角度にて、3mm3/分の注水量となるように碍子表面
へ注水しながら交流電圧6.9kVを印加し、60分間
において表面に流れる漏洩電流の測定を行った。その結
果、放置日数がt2 になるまでは注水試験60分後で
も漏洩電流は0.01mAと小さい。これに対して、放
置日数がt3 になると注水試験開始直後では同等であ
るが、すぐに増加し始め、60分後では漏洩電流が3.
7mAと大きくなっている。図3に前記碍子の屋外放置
による接触角の変化を示す。接触角の測定は注水試験時
と同様、抵抗率1000Ωcmの汚損水を用いている。 その結果、接触角は徐々に小さくなっている。このよう
に、接触角は一定の割合で小さくなっていくのではなく
、だんだんその割合が大きくなることがわかる。図4に
注水時に碍子表面を流れる漏洩電流の最大値と接触角の
関係を示す。このように、接触角と漏洩電流との間には
相関関係があり、接触角が90度まで低下していれば漏
洩電流はすでに大きくなっていることがわかる。また、
降雨時において、人に安全な漏洩電流である1.0mA
を越えない使用限界としては、接触角が90度から10
0度の間にあることがわかる。
【0007】次に本発明の実施例として、まず、接触角
の測定方法を図5および図6に従って説明すると、碍子
3の測定面とする円筒部31が水平になるように碍子3
の姿勢を調整し、接触角測定装置4を碍子3の円筒部3
1に取りつける。接触角測定装置4は碍子3の円筒部3
1の接線方向に伸びる軸上の一方にレンズ41とスクリ
ーン42が設けられ、他方に光源43が設けられている
。接触角測定装置4の中央部には円筒部31の接線に対
して直角方向に移動し得るピストン44がシリンダ45
の中に設けられ、ピストン44の先端には針46が固定
され、ピストン44を円筒部31に近付けて針46を円
筒部31に接触させ、針46から微小な液を円筒部31
に滴下するようにしてある。接触角測定装置4によって
円筒部31に液滴2を滴下して付着させ、光源43から
光を当ててレンズ41により液滴2の像を拡大してスク
リーン42に投影する。このスクリーン42には角度が
測定できるように目盛りが刻まれた回転板が設けられて
おり、回転板を回転操作することにより液滴2の碍子3
の表面に対する接触角θを読み取る。このようにして読
み取った接触角θを監視していれば降雨時における漏洩
電流の値を推定することができ、例えば、接触角が10
0度より小さくなった時に碍子のメンテナンスを開始す
るなど、碍子のメンテナンスの時期を適確に判断するこ
とができる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、碍
子の表面の液滴の接触角を測定して碍子表面の撥水性を
定量的に評価する簡単な方法により漏洩電流を推定する
ことができるので、降雨時の碍子の絶縁特性の状態を適
確に判定し、碍子を長期間にわたって安全な状態に維持
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理の説明図である。
【図2】注水時間と漏洩電流の関係を示す説明図である
【図3】放置日数と接触角の関係を示す説明図である。
【図4】接触角と漏洩電流との関係を示す説明図である
【図5】接触角測定装置を示す側断面図である。
【図6】接触角測定装置の正面図である。
【符号の説明】
1  固定平板 2  液滴 3  碍子 31  円筒部 4  接触角測定装置 41  レンズ 42  スクリーン 43  光源 44  ピストン 45  シリンダ 46  針

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  碍子の表面の絶縁性能の良否を判定す
    る方法において、前記碍子の表面に液滴を滴下させ、前
    記液滴の接触角を測定し、その値から降雨時の碍子表面
    の漏洩電流を推定して、前記碍子の絶縁性能の良否を判
    定することを特徴とする碍子の絶縁判定方法。
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