JPH04272543A - クランク軸の回転1次アンバランス補正方法 - Google Patents
クランク軸の回転1次アンバランス補正方法Info
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- JPH04272543A JPH04272543A JP3465391A JP3465391A JPH04272543A JP H04272543 A JPH04272543 A JP H04272543A JP 3465391 A JP3465391 A JP 3465391A JP 3465391 A JP3465391 A JP 3465391A JP H04272543 A JPH04272543 A JP H04272543A
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- JP
- Japan
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- crankshaft
- hole
- unbalance
- metal pipe
- rotation
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- Pending
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 34
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 abstract 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のクランク軸
の回転1次アンバランス補正方法に関する。
の回転1次アンバランス補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クランク軸は振動なく円滑に回転するこ
とが好ましい。しかし、クランクジャーナル中心とクラ
ンクピン中心は偏心しているので、そのまま回転させる
と回転のバランスを保つことはできない。そこでクラン
クピンの反対側のクランクアームにカウンタウエイトを
設けて回転1次のバランスを保つようにしており、更に
、製造誤差等によるアンバランスを図4に示すようにク
ランク軸100のカウンタウエイト101にバランス修
正穴102を穿ち補正している、(特開昭59−113
313号公報等参照)。
とが好ましい。しかし、クランクジャーナル中心とクラ
ンクピン中心は偏心しているので、そのまま回転させる
と回転のバランスを保つことはできない。そこでクラン
クピンの反対側のクランクアームにカウンタウエイトを
設けて回転1次のバランスを保つようにしており、更に
、製造誤差等によるアンバランスを図4に示すようにク
ランク軸100のカウンタウエイト101にバランス修
正穴102を穿ち補正している、(特開昭59−113
313号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のクランク軸の回転1次アンバランス補正方法
にあっては、回転1次のアンバランスをカウンタウエイ
ト101のバランス修正穴102によって補正するよう
にしていたため、回転1次のアンバランスを基準値以下
にするためだけの穴加工の加工工程が必要であり、また
、どの程度の穴を穿てば良いかには熟練を要するという
問題点があった。
うな従来のクランク軸の回転1次アンバランス補正方法
にあっては、回転1次のアンバランスをカウンタウエイ
ト101のバランス修正穴102によって補正するよう
にしていたため、回転1次のアンバランスを基準値以下
にするためだけの穴加工の加工工程が必要であり、また
、どの程度の穴を穿てば良いかには熟練を要するという
問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、バランス補正のためのみの加
工工程を不要とし、しかも、極めて簡単にバランス修正
の補正をすることを可能としたクランク軸の回転1次ア
ンバランス補正方法を提供することを目的としている。
してなされたものであり、バランス補正のためのみの加
工工程を不要とし、しかも、極めて簡単にバランス修正
の補正をすることを可能としたクランク軸の回転1次ア
ンバランス補正方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、クラ
ンクピン部に軸方向の貫通孔を穿設するとともに、該貫
通孔に金属パイプを圧入して貫通孔内面と金属パイプの
外周面との間に環状のオイル通路を形成する内燃機関の
クランク軸において、最大のアンバランス量と修正基準
値から質量を決めた質量の異なる金属パイプを予め複数
種類用意し、これらの金属パイプより回転1次アンバラ
ンスの補正に適合する質量の金属パイプを選択して、各
気筒の貫通孔に圧入するようにした。
ンクピン部に軸方向の貫通孔を穿設するとともに、該貫
通孔に金属パイプを圧入して貫通孔内面と金属パイプの
外周面との間に環状のオイル通路を形成する内燃機関の
クランク軸において、最大のアンバランス量と修正基準
値から質量を決めた質量の異なる金属パイプを予め複数
種類用意し、これらの金属パイプより回転1次アンバラ
ンスの補正に適合する質量の金属パイプを選択して、各
気筒の貫通孔に圧入するようにした。
【0006】
【作用】クランク軸の回転1次アンバランスは、軸受に
掛る荷重よりW・R=F・g/ω2 と表わせる。但し
、W:質量、R:重心位置、F:荷重、ω=2πN/6
0。
掛る荷重よりW・R=F・g/ω2 と表わせる。但し
、W:質量、R:重心位置、F:荷重、ω=2πN/6
0。
【0007】このアンバランスWを相殺するような質量
を有する金属パイプを、選択して各気筒に取り付け回転
1次のアンバランスを補正する。
を有する金属パイプを、選択して各気筒に取り付け回転
1次のアンバランスを補正する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例を示す、クランク軸の一部分の断
面図である。
1は本発明の一実施例を示す、クランク軸の一部分の断
面図である。
【0009】クランク軸1の各クランクピン部2には、
軸方向の貫通孔3が穿設されている。該貫通孔3には、
金属パイプ4a,4bが圧入嵌合されている。ここで、
金属パイプ4a,4bは両端部の外径φが貫通孔3の内
径より若干大きく、長手方向中央部に凹部5を有し、ク
ランク軸1と略同じ熱膨張率を有するとともに、クラン
ク軸1の回転1次のアンバランスを基準値以下に補正す
るのに適合した質量を有するものが、予め準備された金
属パイプ群より選択して圧入されている。
軸方向の貫通孔3が穿設されている。該貫通孔3には、
金属パイプ4a,4bが圧入嵌合されている。ここで、
金属パイプ4a,4bは両端部の外径φが貫通孔3の内
径より若干大きく、長手方向中央部に凹部5を有し、ク
ランク軸1と略同じ熱膨張率を有するとともに、クラン
ク軸1の回転1次のアンバランスを基準値以下に補正す
るのに適合した質量を有するものが、予め準備された金
属パイプ群より選択して圧入されている。
【0010】図2には、クランク軸1の回転1次アンバ
ランスを基準値以下に補正するために、最大のアンバラ
ンス量と修正基準値とから決定し、予め準備した異なる
質量の金属パイプ群を示す。
ランスを基準値以下に補正するために、最大のアンバラ
ンス量と修正基準値とから決定し、予め準備した異なる
質量の金属パイプ群を示す。
【0011】ここで、図2の金属パイプ群は、図2(a
)の質量Wa=25gの金属パイプ4a、図2(b)の
質量Wb=35gの金属パイプ4b及び図2(c)の質
量Wc=50gの金属パイプ4cによって構成されてい
る。
)の質量Wa=25gの金属パイプ4a、図2(b)の
質量Wb=35gの金属パイプ4b及び図2(c)の質
量Wc=50gの金属パイプ4cによって構成されてい
る。
【0012】また、クランク軸1には、クランクピン部
2を潤滑するためのオイルを供給するオイル孔6が設け
られており、該オイル孔6は、貫通孔3の内周面と金属
パイプ4a,4bの凹部外周面とにより形成されるオイ
ル通路7に連通している。また、オイル通路7とクラン
クジャーナル部8とはオイル通路9により連通されてお
り、またクランクジャーナル部8にはオイル孔10が穿
設されている。
2を潤滑するためのオイルを供給するオイル孔6が設け
られており、該オイル孔6は、貫通孔3の内周面と金属
パイプ4a,4bの凹部外周面とにより形成されるオイ
ル通路7に連通している。また、オイル通路7とクラン
クジャーナル部8とはオイル通路9により連通されてお
り、またクランクジャーナル部8にはオイル孔10が穿
設されている。
【0013】次に図3を参照して、回転1次のアンバラ
ンス及びその補正について説明する。クランク軸1には
、生産時の微小な加工誤差などによって、回転1次のア
ンバランスが生じる。このアンバランスは軸受部11に
かかる荷重Fとして次式のように表わされる。
ンス及びその補正について説明する。クランク軸1には
、生産時の微小な加工誤差などによって、回転1次のア
ンバランスが生じる。このアンバランスは軸受部11に
かかる荷重Fとして次式のように表わされる。
【0014】F=W・R・ω2/g,ω=2πN/60
(W:質量,R:重心位置,N:回転数)従って、次式
の如く質量Wの関数として表わすことができる。
(W:質量,R:重心位置,N:回転数)従って、次式
の如く質量Wの関数として表わすことができる。
【0015】W・R=F・g/ω2
このアンバランスマスは、音、振動またメタルの耐久性
に悪影響を与えるため、通常数グラム以下(重心位置一
定値で)まで補正することが必要である。
に悪影響を与えるため、通常数グラム以下(重心位置一
定値で)まで補正することが必要である。
【0016】そこで、本発明においては、最大のアンバ
ランス量と修正基準値とから決定した、質量の異なる金
属パイプ数種類からなる、例えば図2(a),(b),
(c)のような、金属パイプ群を予め準備しておき、ク
ランク軸の回転1次アンバランスWを相殺するように、
各気筒のクランクピン部2の貫通孔3に選択した金属パ
イプ4を圧入する。
ランス量と修正基準値とから決定した、質量の異なる金
属パイプ数種類からなる、例えば図2(a),(b),
(c)のような、金属パイプ群を予め準備しておき、ク
ランク軸の回転1次アンバランスWを相殺するように、
各気筒のクランクピン部2の貫通孔3に選択した金属パ
イプ4を圧入する。
【0017】図3においては、#1気筒に質量25gの
金属パイプ4a、#2気筒に質量35gの金属パイプ4
b、#3気筒に質量50gの金属パイプ4c、#4気筒
に質量25gの金属パイプ4aを使用して、回転1次の
アンバランスを補正している。
金属パイプ4a、#2気筒に質量35gの金属パイプ4
b、#3気筒に質量50gの金属パイプ4c、#4気筒
に質量25gの金属パイプ4aを使用して、回転1次の
アンバランスを補正している。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、金属パイプの圧入嵌合によりオイル通路の形成と同
時に回転1次のアンバランスを補正することができるの
で、極めて簡単にアンバランスの補正ができ、また、ア
ンバランスの補正にのみ必要な工程を必要としない。
ば、金属パイプの圧入嵌合によりオイル通路の形成と同
時に回転1次のアンバランスを補正することができるの
で、極めて簡単にアンバランスの補正ができ、また、ア
ンバランスの補正にのみ必要な工程を必要としない。
【図1】本発明の一実施例に係るクランク軸の一部分の
断面図。
断面図。
【図2】本発明に使用する金属パイプ群の断面図を示し
、図2(a)は質量25gの金属パイプの断面図、図2
(b)は質量35gの金属パイプの断面図、図2(c)
は質量50gの金属パイプの断面図。
、図2(a)は質量25gの金属パイプの断面図、図2
(b)は質量35gの金属パイプの断面図、図2(c)
は質量50gの金属パイプの断面図。
【図3】回転1次のアンバランス量とその補正を説明す
る説明図。
る説明図。
【図4】従来の回転1次のアンバランス補正方法を示す
図。
図。
1…クランク軸
2…クランクピン部
3…貫通孔
4a,4b,4c…金属パイプ
11…軸受部
Claims (1)
- 【請求項1】 クランクピン部に軸方向の貫通孔を穿
設するとともに、該貫通孔に金属パイプを圧入し貫通孔
内周面と金属パイプの外周面との間に環状のオイル通路
を形成する内燃機関のクランク軸において、質量の異な
る金属パイプを予め複数種類用意し、該金属パイプより
回転1次アンバランスの補正に適合する質量の金属パイ
プを選択して貫通孔に圧入することを特徴とするクラン
ク軸の回転1次アンバランス補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3465391A JPH04272543A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | クランク軸の回転1次アンバランス補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3465391A JPH04272543A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | クランク軸の回転1次アンバランス補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04272543A true JPH04272543A (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=12420402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3465391A Pending JPH04272543A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | クランク軸の回転1次アンバランス補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04272543A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001009528A1 (fr) * | 1999-08-02 | 2001-02-08 | Renault Automation Comau | Procede d'usinage d'un vilebrequin a disposition originale de l'operation d'equilibrage et dispositif permettant de le mettre en oeuvre |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP3465391A patent/JPH04272543A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001009528A1 (fr) * | 1999-08-02 | 2001-02-08 | Renault Automation Comau | Procede d'usinage d'un vilebrequin a disposition originale de l'operation d'equilibrage et dispositif permettant de le mettre en oeuvre |
FR2797314A1 (fr) * | 1999-08-02 | 2001-02-09 | Renault Automation Comau | Procede d'usinage d'un vilebrequin a disposition originale de l'operation d'equilibrage et dispositif permettant de le mettre en oeuvre |
US6698095B1 (en) * | 1999-08-02 | 2004-03-02 | Renault Automation Comau | Method for machining a crankshaft with original arrangement of the balancing operation and implementing device |
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