JPH04272051A - リフト装置の位置検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、リフト装置の位置検出
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、リフト装置は種々の搬送装置等
に用いられており、例えば情報記憶用カードの打抜装置
におけるシート搬送用として用いられている。テレホン
カード、オレンジカード等の情報記憶用カードはプラス
チック又は紙の絶縁材からなり、カードの一方の面には
情報記憶部となる磁性材料が塗布され、この塗布面に種
々の情報が記憶されているとともに、他方の面には商品
価値を高めるために種々の図柄や風景あるいは無地等の
カラー印刷部を備えており、表面処理が施されている。 そして、この種のカードを製造するには、一枚の絶縁性
のシートに、カードとなるべき複数の部分に対応してカ
ラー印刷部及び情報記憶部を等間隔に形成し、この被収
納物たるシートを多数積層状態で収納部に収納し、この
シート積層体をリフトにより順々に上昇させながら所定
の上限位置にてシートを一枚ずつ取り出し、適宜搬送装
置に送り込み、搬送装置によりシートをパンチプレス機
の加工位置に移送し、かつ等間隔で間欠移動してカード
を順々に打抜き加工している。また、リフト装置はシー
ト積層体における最上部のシートが上限位置に達っした
ことを検出するセンサを有しており、シートが収納部か
ら取り出される毎にリフトが上昇し、センサからの信号
によりリフトが停止するようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、センサとしてリミットスイッチを用いているため、
最上部のシートはリミットスイッチに接触した状態で収
納部から取り出されて搬送されており、この際シートの
印刷部分等にリミットスイッチが擦れて傷が付き易いと
いう問題が有った。また、この問題を解消するために、
センサとして発光部と受光部とを有する光電スイッチが
用いられているが、この場合にはシートにおけるカラー
印刷部分の色彩の変化によって光電スイッチの受光量に
バラツキを生じて検出精度が低くなり、これによって最
上部のシート位置が不正確になりシートの取り出し時に
二枚取り等の誤動作を生じ易いという問題があった。

【０００４】本発明は前記従来の問題点を解決して被収
納物の傷付き等を防止しかつ被収納物の上限位置の検出
精度を向上できるリフト装置の位置検出装置を提供する
ことを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のリフト装置の位置検出装置は、収納部と、こ
の収納部に積層状態で収納された被収納物を上昇するリ
フトと、上限位置の前記被収納物を検出するセンサと、
前記センサからの信号により前記リフトの上昇を停止す
るリフト制御手段とを具備したリフト装置において、前
記収納部の上方に設けられ上下方向に進退する軸を有す
るアクチュエーターと、前記軸の先端に設けられた前記
センサが前記被収納物に接触することによりセンサから
出力する信号により前記軸を後退させるアクチュエータ
ー制御手段とを設けるように構成したものである。

【０００６】

【作用】前記構成により、軸の進出状態において、リフ
トの上昇により最上部のシートが上限位置にてセンサに
接触するとリフト制御手段によりリフトが停止し同時に
アクチュエーター制御手段により軸が後退する。

【０００７】

【実施例】本発明の装置の実施例を添付図面を参照して
説明する。

【０００８】図６に示すように被納物たるシート１はプ
ラスチック又は紙等の絶縁材からなり、カードとなるべ
き部分に対応してたて×よこが３個×８個の配置パター
ンでカラー印刷部２が表面に等間隔で形成されていると
ともに裏面に情報記憶部３が形成されている。そして、
図４及び図５に示すようにシート供給装置４の収納部た
るコンテナ５内に多数積層状態で収納されたシート積層
体の最上部のシート１を取り出してシート搬送装置６の
コンベアベルト７に送り込み、この搬送経路途中にて図
示しない厚みセンサによりシート二枚取りの誤送を検出
し、この検出時点にプレスを停止するように制御すると
ともに図示しない位置決め装置によるシート位置決め動
作を行い、前記シート搬送装置６によって搬送されたシ
ート１を打抜型８の前後に配置された前ローラ９と後ロ
ーラ１０により打ち抜き加工位置に等間隔で間欠移送し
て順々に打ち抜き加工し、打ち抜かれたカードは図示し
ない製品収納コンテナに収納され、残滓部分はスクラッ
プ収納部１１まで移送されて収納されるようになってい
る。 前記シート供給装置４においては、図１乃至図３に示す
ようにコンテナ５内に多数のシート１が積層状態で収納
され、このシート積層体はボールねじ等からなるリフト
１２によって間欠的に上昇するようになっている。また
、前記コンベアベルト７の移送始端側にはシート送出検
出センサ１３が設けられているとともに、シート１の上
限位置には最上部のシート１が上限位置に達したことを
検出する接触センサ１４が配置されており、リフト制御
手段１５によって、前記シート送出検出センサ１３によ
りコンテナ５からのシート１の送り出し完了が検出され
るとリフト１２が上昇し、これにより最上部のシート１
が上限位置に達したことが接触センサ１４により検出さ
れるとリフト１２の上昇を停止してシート１を陰圧で吸
引する真空吸着用の吸盤１６Ａ　と吸盤１６Ａ　により
吸着されたシート１を水平方向に送るシリンダ１６Ｂ　
等を用いた適宜シート送出装置１６によりシート１をコ
ンテナ５から取り出して送り出すように構成されている
。位置検出装置１７は空圧シリンダー、油圧シリンダー
又は電磁ソレノイド等の直進性の軸１８を有するアクチ
ューター１９を備えており、その軸１８の先端部に前記
接触センサ１４が設けられている。この接触センサ１４
は例えばプラスチック性のボール２０がシート１に接触
するとプラスチック性の筒体２１内のリミットスイッチ
２２をＯＮ動作して検出信号をリフト制御手段１５及び
アクチュエーター制御手段２３に出力するように構成さ
れ、前記アクチュエーター１９は前記接触センサ１４の
ボール２０がシート上限位置に位置するようにして前記
コンテナ５の上方に垂直状態で配置されている。前記ア
クチュエーター制御手段２３は前記検出信号により切替
弁やリレー等の切替手段２４を介して前記軸１８を後退
させるように制御する。

【０００９】次に、前記構成についてその作用を説明す
る。

【００１０】スタートスイッチを投入すると、リフト１
２の上昇動作によりコンテナ５内の最上部のシート１が
上限位置で接触センサ１４のボール２０に接触しリミッ
トスイッチ２２がＯＮ動作して検出信号を出力しリフト
１２が停止すると同時にアクチュエーター１９の軸１８
も瞬時に後退つまり上昇する。またシート送出装置１６
の吸盤１６Ａ　によってシート１が吸着されかつシリン
ダー１６Ａ　により水平移動されて最上部のシート１が
コンベアベルト７に送り込まれ、この状態をシート送出
検出センサ１３で検出し真空を解除しシート搬送装置６
によるシート１の送り出しが完了したことがシート送出
検出センサ１３で検出されると、アクチュエーター制御
手段２３により切替手段２４を介して軸１８が前進つま
り下降し、次にリフト制御手段１５によりリフト１２が
上昇するとともに真空を供給する。そして、前述した動
作と同様にコンテナ５内のシート１が上限位置で接触セ
ンサ１４に接触してリフト１２が停止しアクチュエータ
ー１９の軸１８が上昇し、上限位置にてシート１が送り
出されて搬送される。このようにしてシート１が順々に
加工位置に搬送され、加工位置にて前，後ローラ９，１
０により間欠移送されてカードが３個単位で順々に打抜
型８で打ち抜かれる。

【００１１】このように上記実施例においては、リフト
装置の位置検出装置を、直進性の軸１８を有するアクチ
ュエーター１９を用いて構成し、前記軸１８の先端に接
触センサ１４を設け、この接触センサ１４の先端をシー
ト上限位置に位置させてアクチュエーター１９をコンテ
ナ５の上方に垂直状態で配設し、アクチュエーター制御
手段２３により前記接触センサ１４がシート１を検出し
た時点でリフト１２の停止と同時に軸１８を瞬時に後退
させるようにしたので、シート１の取り出し時には接触
センサ１４が後退つまり上昇しており、これによってセ
ンサとして従来のリミットスイッチを用いた場合におけ
る傷付きの問題を解消することができるとともに、光電
スイッチを用いた場合における検出精度の低下の問題を
解消することができる。そして、前記位置検出装置によ
って検出精度が向上することによってシート１の二枚取
り等の誤動作を防止することができる。またカラー印刷
部２や情報記憶部３等の傷を付けられない部分にも接触
センサ１４を配置することができ、位置検出装置の取り
付けスペース上の制約も解消される。

【００１２】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施
が可能である。例えば被収納物として情報記憶用カード
を打ち抜くためのシートを説明したが、これに限られる
ものではなく例えばレントゲンフイルム等の傷を付けら
れない物や印刷部のある種々のシート、あるいは布や板
等の被収納物に適用することができるとともに、打抜装
置用に限らず包装機用等の種々のリフト装置に適用する
ことができる。また、送出装置やリフトは各種のタイプ
に適用可能である。また、シート送出装置はシリンダー
等により吸盤を昇降させるようにしてもよい。

【００１３】

【発明の効果】本発明は、収納部の上方に設けられ上下
方向に進退する軸を有するアクチュエーターと、前記軸
の先端に設けられた前記センサが前記被収納物に接触す
ることによりセンサから出力する信号により前記軸を後
退させるアクチュエーター制御手段とを有するものであ
り、被収納物の傷付き等を防止しかつ被収納物の上限位
置の検出精度を向上できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すリフト装置の概略説明
図である。

【図２】リフトと位置検出装置の動作状態を示す概略説
明図である。

【図３】リフトと位置検出装置の動作状態を示す概略説
明図である。

【図４】パンチプレス装置の全体平面図である。

【図５】パンチプレス装置の全体正面図である。

【図６】シートの平面図である。

【符号の説明】

１　　　　シート（被収納物） ５　　　　コンテナ（収納部） １２　　　　リフト １４　　　　接触センサ（センサ） １５　　　　リフト制御手段 １７　　　　位置検出装置 １８　　　　軸 １９　　　　アクチュエーター

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　収納部と、この収納部に積層状態で収
   納された被収納物を上昇するリフトと、上限位置の前記
   被収納物を検出するセンサと、前記センサからの信号に
   より前記リフトの上昇を停止するリフト制御手段とを具
   備したリフト装置において、前記収納部の上方に設けら
   れ上下方向に進退する軸を有するアクチュエーターと、
   前記軸の先端に設けられた前記センサが前記被収納物に
   接触することによりセンサから出力する信号により前記
   軸を後退させるアクチュエーター制御手段とを設けるよ
   うに構成したことを特徴とするリフト装置の位置検出装
   置。