JPH04270275A - アルキル置換ピペラジン及びそのポリ尿素エラストマー系における鎖長延長剤としての使用 - Google Patents

アルキル置換ピペラジン及びそのポリ尿素エラストマー系における鎖長延長剤としての使用

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JPH04270275A
JPH04270275A JP3152180A JP15218091A JPH04270275A JP H04270275 A JPH04270275 A JP H04270275A JP 3152180 A JP3152180 A JP 3152180A JP 15218091 A JP15218091 A JP 15218091A JP H04270275 A JPH04270275 A JP H04270275A
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carbon atoms
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Wei-Yang Su
ウェイ−ヤン・スー
Ii Dudley J Primeaux
ダドリー・ジョセフ・プリモー・ジュニア
Donald H Champion
ドナルド・ヒュー・チャンピオン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にポリ尿素エラスト
マーに関し、より具体的には新しい鎖長延長剤を採用し
たスプレー及び反応射出成形ポリ尿素エラストマー系に
関する。この発明はまた、鎖長延長剤の成分として用い
られる化合物の製造方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】エラストマー系は通常、とりわけ塗料と
して認識されており、この用途に用いられるにあたって
、スプレーポリ尿素エラストマー系が特に有用である。 スプレーポリ尿素エラストマーはまた、部品の製造のた
めの、他の開放型スプレー法への応用にも用いられる。 ポリ尿素エラストマーはまた、反応射出成形(RIM)
及び強化反応射出成形(RRIM)のような密閉型に応
用しての部品の製造にも用いられる。加えてポリ尿素エ
ラストマーは電気部品ポッティング作業のような小さな
型に充填する作業において用いることができる。
【0003】ポリ尿素エラストマー系は、一般に、イソ
シアネートを、鎖長延長剤の存在下、活性水素成分と反
応させることによって製造される。当業技術者が当面す
る問題の1つは鎖長延長剤をポリ尿素エラストマー系に
包含させることの難しさである。より詳細には、固形の
鎖長延長剤はしばしば処理が難かしい。それゆえ、容易
に処理出来る液体の鎖長延長剤の利用は当技術にとって
大きな貢献となろう。
【0004】米国特許第3,979,364号は、エラ
ストマーを製造するために1成分としてポリオールと共
に使用されるアミノ化ポリエーテルの使用を記載してい
る。
【0005】米国特許第3,666,788号は、吹付
け系におけるシアノアルキル化されたアミノ化ポリエー
テルの使用を記載している。
【0006】米国特許第4,379,729号,第4,
444,910号及び第4,433,067号は、アミ
ノ基を末端基とする高分子量ポリエーテル;芳香族ジア
ミン鎖長延長剤;ならびに、単にポリイソシアネートで
あるか、ポリイソシアネートと反応したポリオールから
製造されるイソシアネート基のいくらかが未反応のまま
残る準プレポリマーであってもよい、芳香族ポリイソシ
アネートを用いて製造されるエラストマーを記載してい
る。上述の基本的な組合せだけでなく、種々の離型剤な
らびに他の添加剤、例えば触媒及びガラス繊維をはじめ
とする充填材を用いる種々の特許が出願され、受理され
ている。例えば米国特許第4,607,090号を参照
するとよい。
【0007】米国特許第3,714,128号は、イソ
シアネート成分とアミン成分との混合が良好に得られる
よう、ポリ尿素成分のゲル化又は硬化を遅らせ、それに
よって、ポリ尿素塗装のゲル化が起こる前に、吹き付け
られた物質が付着及び均展する時間を充分に与えるため
に有用であるシアノアルキル化ポリオキシアルキレンポ
リアミンを記載している。この特許は、本発明のエラス
トマーに用いられる特定の鎖長延長剤を記載してはいな
い。
【0008】米国特許第4,806,615号は第1級
もしくは第2級アミンを末端基とし、1500を越える
分子量を有するポリエーテル、芳香族ポリイソシアネー
ト及び非置換芳香族ジアミン鎖長延長剤と置換非環式脂
肪属ジアミン鎖長延長剤との組合せの硬化した反応生成
物からなる反応射出成形(RIM)エラストマーを記載
している。
【0009】米国特許第4,218,543号は、高分
子量ポリオール、特定の芳香族ジアミン及びイソシアネ
ートを用いてRIM製品を製造することを記載している
。この特許は、1−メチル−3,5−ジチル−2,4−
ジアミノベンゼン(ジエチルトルエンジアミン)及びそ
の異性体を鎖長延長剤として具体的に請求している。
【0010】米国特許第4,523,004号は、RI
M製品における置換芳香族ジアミン鎖長延長剤を開示し
ている。
【0011】米国特許第4,631,298号はアミン
を末端基とするポリエーテルを用いるRIM系において
、反応速度の遅い種々の鎖長延長剤をジエチルトルエン
ジアミンとブレンドすることを開示している。
【0012】米国特許第4,585,850号は密閉型
中で、平均分子量1500以上のポリエーテルで、その
活性水素の50%以上をアミン水素の形で有するアミノ
基を末端基とするポリエーテルを;鎖長延長剤;アミノ
シランカプリング剤で前処理したフレーク状ガラスと反
応して製造される反応射出成形エラストマーを記載して
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】かくして、以下に記載
される特定の鎖長延長剤を包含し、かつ上述した問題を
克服するポリ尿素エラストマー系はこれまで手に入らな
かったというのが我々の理解である。
【0014】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
成分(A)および成分(B)を含むポリ尿素エラストマ
ーに関する。成分(A)はイソシアネートを含む。成分
(A)のイソシアネートはイソシアネートと、少なくと
も1種の、ポリオール、高分子量ポリオキシアルキレン
アミン又はそれらの物質の組合せから選択される物質と
の準プレポリマーを含むことが好ましい。成分(B)は
、(1)アミノ基を末端基とするポリオキシアルキレン
ポリオール及び(2)少くともアルキル置換ピペラジン
を含む鎖長延長剤を含む。この鎖長延長剤はアルキル置
換ピペラジン及びジエチルトルエンジアミン(DETD
A)の組み合わせを含む。
【0015】優利なことにここに開示された鎖長延長剤
が本発明のポリ尿素エラストマーの製造に用いられる場
合、エラストマー系の処理及び製造が容易になる。
【0016】1つの実施態様において、本発明はイソシ
アネートを含有する(A)成分と(1)アミノ基を末端
基とするポリオキシアルキレンポリオール及び(2)鎖
長延長剤を含有する(B)成分を反応させてポリ尿素エ
ラストマーを製造する方法を提供するものである。
【0017】好ましくは成分(A)のイソシアネートは
ポリイソシアネートと、ポリオール、高分子量ポリオキ
シアルキレンアミン又はそれらの物質の組合わせから選
択される活性水素物質との準プレポリマーを含む。
【0018】もう1つの実施態様においては、成分(A
)の準プレポリマー及び成分(B)のアミノ基を末端基
とポリオキシアルキレンポリオールはそれぞれ、少なく
とも500の当量を有するポリエーテルポリオール又は
ポリエステルポリオールから形成される。
【0019】もう1つの実施態様によれば鎖長延長剤は
さらに芳香族ジアミン、最も好ましくはジエチルトルエ
ンジアミンを含む。好ましくは置換ピペラジンは、式:
【0020】
【化3】
【0021】(式中、RはC1 〜C10アルキル、R
′及びR″はそれぞれアルキル又は不活性基で置換され
たアルキル、より好ましくは、C1 〜C4 アルキル
、及び最も好ましくはメチルである)を有するのがよい
【0022】本発明はまた、式:
【化4】
【0023】(式中、RはC1 〜C10アルキル、R
′及びR″はそれぞれアルキル又は不活性基で置換され
たアルキルである)の化合物を提供する。
【0024】本発明はまた、2−アミノ−2−アルキル
−1−アルカノールのアルキレンオキシド付加物を脱水
素−水素化触媒の存在下にアンモニアと反応させること
よりなる、上記に定義した化合物の製造方法をも提供す
る。
【0025】成分(A)において用いられるイソシアネ
ートは当業者には公知のものである。したがって、それ
らは、例えば米国特許第4,748,192号に記載さ
れているタイプの脂肪族イソシアネートを含む。よって
、これらは、通常、脂肪族ジイソシアネート(脂肪族性
炭素原子にイソシアネート基が結合した芳香族イソシア
ナートを含む)であり、より具体的には、脂肪族ジイソ
シアネートの三量化もしくはビウレット形態、例えばヘ
キサメチレンジイソシアネート又はテトラアルキルキシ
レンジイソシアネートのような二官能性モノマー、例え
ばテトラメチルキシレンジイソシアネートである。他の
有用な脂肪族ポリイソシアネートは米国特許第4,70
5,814号に記載されている。それらには、脂肪族ジ
イソシアネート、例えば1,12−ドデカンジイソシア
ネート及び1,4−テトラメチレンジイソシアネートな
どのアルキレン基中に4〜12個の炭素原子を有するア
ルキレンジイソシアネートがある。さらに記載されてい
るものは、脂環式ジイソシアネート、例えば1,3−及
び1,4−シクロヘキサンジイソシアネートならびにこ
れらの異性体の所望の混合物;1−イソシアナト−3,
3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチル−シクロ
ヘキサン(イソホロンジイソシアネート);4,4′−
、2,2−及び2,4′−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネートならびにそれらの相当する異性体の混合物
などがある。
【0026】本発明のエラストマーを形成するためには
、非常に多様な芳香族ポリイソシアネートを用いること
ができる。典型的な芳香族ポリイソシアネートには、p
−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェ
ニルイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネー
ト、ジアニシジンジイソシアネート、ビトリレンジイソ
シアネート、ナフタレン−1,4−ジイソシアネート、
ビス(4−イソシアナトフェニル)メタン、ビス(3−
メチル−3−イソシアナトフェニル)メタン、ビス(3
−メチル−4−イソシアナトフェニル)メタン及び4,
4−ジフェニルプロパンジイソシアネートがある。
【0027】本発明を実施するにあたって使用される他
の芳香族ポリイソシアネートは、約2〜約4の官能性を
有する。メチレンで架橋されたポリフェニルポリイソシ
アネートの混合物である。これら後者のイソシアネート
化合物は、一般に、塩酸及び/又は外の酸性触媒の存在
下、ホルムアルデヒドと第1級芳香族アミン、例えばア
ニリンとの反応によって好都合に製造される、相当する
メチレン架橋ポリフェニルポリアミンのホスゲン化によ
って製造される。ポリアミン及び相当するメチレン架橋
ポリフェニルイソシアネートをそのポリアミンから製造
する公知の方法は、文献及び多数の特許、例えば米国特
許第2,683,730号、第2,950,263号、
第3,012,008号、第3,344,162号及び
第3,362,979号に記載されている。
【0028】メチレン架橋ポリフェニルポリイソシアネ
ート混合物は、通常、メチレンジフェニルジイソシアネ
ート異性体約20〜約100重量%を含み、その残りが
より高い官能性及びより高い分子量を有するポリメチレ
ンポリフェニルジイソシアネートである。これらのうち
典型例は、ジフェニルジイソシアネート異性体約20〜
100重量%を含み、そのうち20〜約95重量%が4
,4′−異性体であり、残りが約2.1〜約3.5の平
均官能性を有する、より高い分子量及び官能性のポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネートであるポリフェ
ニルポリイソシアネート混合物である。これらのイソシ
アネート混合物は、公知の市販されている物質であり、
米国特許第3,362,979号に記載されている方法
によって製造することができる。
【0029】断然もっとも好ましい芳香族ポリイソシア
ネートは、メチレンビス(4−フェニルイソシアネート
)又はMDIである。純MDI、MDIの準プレポリマ
ー、変性された純MDIなどが有用である。このタイプ
の物質を用いて適当なRIMエラストマーを製造するこ
とができる。純MDIは固形であり、よって多くの場合
使用するに不都合であるので、本明細書において、MD
I又はメチレンビス(4−フェニルイソシアネート)を
基剤とする液状生成物を使用する。米国特許第3,39
4,164号は、液状MDI生成物を記載している。 より一般的には、ウレトンイミンで変性された純MDI
も含まれる。この生成物は、純粋な蒸留MDIを触媒の
存在下で加熱することによって製造される。この液状生
成物は、純MDIと変性MDIとの混合物であり、下記
によって表すことができる。
【0030】
【化5】
【0031】このタイプの市販品の例には、Dow社の
ISONATE(商標名)125M(純MDI)及びI
SONATE  143L(「液状」MDI)がある。 使用されるイソシアネートの量は、配合物中の全成分を
基準とした化学量論的量又はそれを越える量であること
が好ましい。
【0032】当然ながら、用語「イソシアネート」はイ
ソシアネート又はポリイソシアネートと活性水素含有物
質との準プレポリマーをも包含する。活性水素含有物質
は、ポリオール、高分子量ポリオキシアルキレンアミン
又はそれらの混合物を含むが、それらに限定されること
はない。
【0033】ポリオールは、少なくとも約500、好ま
しくは少なくとも約1,000〜約3,000の当量(
equivalent weight )を有するポリ
エーテルポリオール、ポリエステルジオール、トリオー
ル、テトロールなどを含む。3個のヒドロキシル基を有
する開始剤に基づいた分子量約4,000以上のポリエ
ーテルポリオールが特に好ましい。ポリエーテルは、エ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ドあるいはプロピレンオキシド、ブチレンオキシド及び
/又はエチレンオキシドの混合物から製造することがで
きる。本発明において有用である他の高分子量ポリオー
ルは、ヒドロキシル基を末端基とするゴム形成性のポリ
エステル、例えばヒドロキシル基を末端基とするポリブ
タジエンである。 ヒドロキシル基を末端基とする。ポリオールとイソシア
ネートとの準プレポリマーもまた、本発明において有用
である。
【0034】特に好ましいものは、1,500を越える
平均分子量、約2〜約6、好ましくは約2〜約3の官能
性及び約750〜約4,000のアミノ当量を有する、
第1級及び第2級アミノ基を末端基とするポリエーテル
ポリオールをはじめとする、アミノ基を末端基とするポ
リエーテルポリオールである。アミノ基を末端基とする
ポリエーテルの混合物を用いてもよい。好ましい実施態
様においては、アミノ基を末端基とするポリエーテルは
少なくとも約2,500の平均分子量を有する。これら
の物質は、当技術において公知である種々の方法によっ
て製造することができる。
【0035】本発明において有用である、アミノ基を末
端基とするポリエーテル樹脂は、例えば、適当な開始剤
は低級アルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、
プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はそれらの混
合物を加えたのち、得られるヒドロキシル基を末端基と
するポリオールをアミノ化することによって製造される
ポリエーテル樹脂である。
【0036】2種以上の酸化物を使用する場合、それら
は、ランダムな混合物として、又は、一もしくは他のポ
リエーテルのブロックとして用いることができる。アミ
ノ化段階においては、ポリオール中の末端ヒドロキシル
基は、アミノ化を容易にするため、実質的にすべて第2
級ヒドロキシル基であることがきわめて望ましい。通常
、アミノ化段階では、ヒドロキシル基のすべてが完全に
置換されることはない。しかし、ヒドロキシル基の大部
分がアミノ基によって置換される。したがって、好まし
い実施態様においては、本発明において有用であるアミ
ノ基を末端基とするポリエーテル樹脂は、それらの活性
水素のうち50%を越える分をアミノ水素の形態で有す
る。エチレンオキシドを使用する場合、ヒドロキシル基
を末端基とするポリオールを少量のより高級なアルキレ
ンオキシドでキャップし、末端ヒドロキシル基が実質的
にすべて第2級ヒドロキシル基となることを保証するこ
とが望ましい。そして、このようにして製造されたポリ
オールを、公知の技術によって、例えばその内容を、引
用例として本明細書に含める米国特許第3,654,3
70号に記載のようにして、還元的にアミノ化する。
【0037】本発明を実施するにあたっては、アミノ基
を末端基とする高分子量ポリオールを単独で用いてもよ
い。また、アミノ基を末端基とする高分子量ポリオール
の混合物、例えば二官能性もしくは三官能性の物質及び
/又は異なる分子量もしくは異なる化学組成の物質の混
合物を用いてもよい。
【0038】また、アミノ基を末端基とする高分子量の
ポリエーテル又は単なるポリエーテルアミンを本発明の
範囲に含め、単独で又は前述のポリオールと組み合せて
使用してもよい。用語「高分子量」は、少なくとも約2
,000の分子量を有するポリエーテルアミンを包含す
ると定義される。特に好ましいものは、Texaco 
Chemical社から入手することができるポリエー
テルアミンのJEFFAMINE(商標名)シリーズで
ある。これらには、JEFFAMINE  D−200
0、JEFFAMINE  D−4000、JEFFA
MINE  T−3000及びJEFFAMINE  
T−5000がある。 これらのポリエーテルアミンは、「THE JEFFA
NATE POLYOXYALKYLEN−AMINE
S」と題するTexaco Chemical社の製品
カタログにおいて詳細に記載されている。
【0039】本ポリ尿素エラストマー系の成分(B)は
、アミノ基を末端基とするポリオキシアルキレンポリオ
ール及び鎖長延長剤を含む。アミノ基を末端基とするポ
リオキシアルキレンポリオールは、ジオール又はトリオ
ールから選択されることが好ましく、ジオール及び/又
はトリオールのブレンドであることがもっとも好ましい
。成分(B)において使用される具体的なポリオール、
すなわち、ジオール及び/又はトリオールは、成分(A
)の準プレポリマーに関連して先に説明したものと同じ
である。
【0040】本発明のポリ尿素エラストマーを製造する
のに用いられる鎖長延長剤は、アルキル置換ピペラジン
と表現される。これらの鎖長延長剤は、たとえば、好適
な反応条件下、かつ、脱水素−水素化触媒の存在下で2
−アミノ−2−アルキル−1−アルカノールのアルキレ
ンオキシド付加物をアンモニアと反応させることにより
製造される。より詳細には、アルキルはC1 〜C4 
アルキルから、アルカノールはC3 〜C10アルカノ
ールから選択される。最も好ましくは採用されるアルキ
ルはメチルであり、アルカノールは、プロパノールであ
る。アルキレンオキシドは炭素数3個以上のアルキレン
オキシドから選択されるものであって最も好ましくはC
3 〜C4 アルキレンオキシドである。このようにし
て、たとえば、最も好ましいアルキル置換ピペラジンは
2,2−ジメチル−5−アルキルピペラジンであり、こ
れは、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、1
,2−アルキレンオキシド付加物をアンモニアを反応さ
せることにより製造される。アルキル基は、勿論、用い
られる特定のアルキレンオキシドによる。
【0041】本発明のポリ尿素エラストマーにおいて鎖
長延長剤として採用されるアルキル置換ピペラジンは式
【0042】
【化6】
【0043】(式中、RはC1 〜C10アルキル基で
あり、R′及びR″は典型的に個々にアルキル又は不活
性基で置換されたアルキル基である。より詳細には、R
′及びR″はC1 〜C10及び最も好ましくはC1 
〜C4 アルキル又は不活性基で置換されたアルキル基
である)で表される。
【0044】上述した反応で用いられる触媒は、ニッケ
ルと、1つ以上の遷移金属との組み合わせからなる。ニ
ッケルといっしょに用いられる遷移金属は、マンガン、
鉄、亜鉛、銅及びクロームを含むものである。好ましく
は銅及び/又はクロームと組み合わせたニッケルを含む
触媒、そして最も好ましくは銅及びクロームと組み合わ
せたニッケルを含む触媒がよい。触媒に用いられるニッ
ケル、銅及びクロームの量は異ってもよい。反応は、触
媒の全体重量を基にして、ニッケルの50%程度を、銅
0%及びクローム0%と共に採用した場合にも進行する
。銅及びクロームの重量%は約2〜約30%であるべき
である。約70〜約80重量%のニッケルを約20〜約
30重量%の銅又はクローム共に用いるのが望ましい。 好ましいNi−Cu−Cr触媒は、米国特許第3,15
2,998号に記載されている。
【0045】上記に関連する好適な反応条件は温度約1
80℃〜約250℃及び圧力約1,500psig〜約
3,000psigである。
【0046】鎖長延長剤として用いる場合、上記したア
ルキル置換ピペラジンは単独で、又は好ましい実施態様
としては、芳香族ジアミン鎖長延長剤、たとえば1−メ
チル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン又
は1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベ
ンゼンのようなもの(これらの物質のいずれもジエチル
トルエンジアミンもしくはDETDAとも呼ばれる)な
どと一緒に用いられる。好ましい鎖長延長剤は、約90
部〜約1部の芳香族ジアミンに対して、アルキル置換ピ
ペラジンの約10〜99部を含む。
【0047】都合のよいことに、(A)及び(B)の成
分は触媒の助けなしに反応して本願のエラストマー系を
形成する。しかしもし所望であれば触媒を用いてもよい
【0048】有機スズ化合物などの触媒は、スズ化合物
の有機部分の有機基が1〜8個の炭素原子を有する炭化
水素基である、第一スズ化合物又は第二スズ化合物、例
えばカルボン酸の第一スズ塩、酸化トリアルキルスズ、
ジハロゲン化ジアルキルスズ、酸化ジアルキルズスなど
であることが適当である。例えば、ジブチルスズジラウ
レート、ジブチルスズジアセテート、ジエチルスズジア
セテート、ジヘキシルスズジアセテート、酸化ジ(2−
エチルヘキシル)スズ、二酸化ジオクチルスズ、オクタ
ン酸第一スズ、オレイン酸第一スズ又はこれらの混合物
を用いることができる。
【0049】第3級アミン触媒には、トリアルキルアミ
ン(例:トリメチルアミン、トリエチルアミン);複素
環式アミン、例えばN−アルキルモルホリン(例:N−
メチルモルホリン、Nエチルモルホリンなど)、1,4
−ジメチルピペラジン、トリエチレンジアミンなど;及
び脂肪族ポリアミン、例えばN,N,N′N′−テトラ
メチル−1,3−ブタンジアミン、ジメチルジアミノジ
エチルエーテルがある。
【0050】他の従来の配合成分、例えばシリコーン油
としても知られる整泡剤又は乳化剤を、必要に応じて、
成分(A)又は(B)に含めてもよい。整泡剤は有機シ
ラン又はシロキサンであることができる。例えば、式:
RSi[O−(R2 SiO)n −(オキシアルキレ
ン)m R]3 (式中、Rは1〜4個の炭素原子を有するアルキル基で
あり、nは4〜8の整数であり、mは20〜40の整数
であり、オキシアルキレン基はプロピレンオキシド及び
エチレンオキシドから誘導される)を有する化合物を用
いることができる。例えば、米国特許第3,194,7
73号を参照するとよい。
【0051】顔料、例えば二酸化チタンを、エラストマ
ー系、好ましくは成分(B)中に含め、エラストマーに
色特性を与えてもよい。
【0052】本発明のエラストマーの後硬化は任意に実
施される。後硬化は、エラストマー特性、例えば熱によ
る弛みを改善するであろう。後硬化の実施は、最終生成
物の所望の特性に依存する。
【0053】本ポリ尿素エラストマー系の成分(A)及
び(B)は、高圧下で合せるか又は混合する。もっとも
好ましくは、これらを、高圧装置、例えばGUSMER
のGX−7型スプレーガンを具備した、例えばGUSM
ER(商標名)のH−Vプロポーショナ(比例制御混合
装置)中で直接衝突させながら混合する。開放型作業も
しくはコーティングが所望である時、又は密閉型作業が
所望の時(たとえばRIM又はRRIM)は、プロポー
ショナは標準RIM又はRRIM装置を具備される。具
体的には、成分(A)及び(B)の第一及び第二の加圧
液流をそれぞれプロポーショナの独立した2室から送り
出し、互いに高速で激突又は衝突させて、2成分の緊密
な混合、ひいてはエラストマー系の形成をもたらし、こ
れをスプレーガン又はRIM装置を介して所望の基材の
上又は内部に塗布する。
【0054】成分(A):成分(B)の体積比は一般に
約30:約70%〜約70:30%である。
【0055】用語及び物質の解説 ISONATE(商標名)143L:カルボイミド変性
液状MDI;Dow Chemical社の製品。 THANOL(商標名)SF−5505:第1級ヒドロ
キシル基約80%を含有する分子量5500のポリエー
テルトリオール;ARCO Chemical社の製品
。 JEFFAMINE(商標名)D−2000:分子量約
2000のポリプロピレンオキシドジアミン;Texa
co Chemical社の製品。 JEFFAMINE(商標名)D−4000:分子量約
4000のポリプロピレンオキシドアミン;Texac
o Chemical社の製品。 JEFFAMINE(商標名)D−5000:分子量約
5000のポリプロピレンオキシドトリアミン;Tex
aco Chemical社の製品。
【0056】以下の各例は本発明の好ましい実施態様を
より詳細に説明するが、本発明をいかなる方法において
も限定することを意図するものではない。
【0057】実施例I〜VII において、ある特定の
アルキル置換ピペラジン又はその製造のための前駆体が
提供される。実施例VIII〜XIにおいては、比較の
ためのエラストマーと本発明のポリ尿素エラストマーを
製造した。 また、実施例VIII〜XIにおいては、すべての噴霧
作業はGUSMERのGX−7型スプレーガンを具備し
たGUSMER−H−V高圧プロポーショナにより実施
した。 エラストマー系は(A)成分側では160°F、(B)
成分側では150°Fのブロック温度、ホース温度は1
60°Fを用いて噴射した。この系の産出量は22.5
lbs/分で、管路の圧力は(A)成分側で2500〜
2700psig,(B)成分側で2000〜2200
psigにわたった。実施例で製造されたエラストマー
系のおのおのは(A):(B)の体積比が1:1で混合
されたものである。
【0058】
【実施例】実施例I 本実施例では、温度計、凝縮器、磁気撹拌器、滴下漏斗
及び窒素導入口を備えた5000mlのミクロフラスコ
に、1780g(20モル)の2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノールと10gの水を仕込んだ。窒素雰囲
気中で撹拌しながら、90〜100℃で、1,2−ブチ
レンオキシド(1584g,22モル)をゆっくり加え
た。得られた粗生成物はN−(2′−ヒドロキシブチル
)−2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールであっ
た(GLCで測定して、アルカノールアミンの変換率が
90%、収率が82%)。
【0059】実施例II 本実施例では、2,2−ジメチル−5−エチルピペラジ
ンの試料を合成した。とくに1410mlの揺動式オー
トクレーブに、粗N−(2′−ヒドロキシブチル)−2
−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(実施例Iよ
り、114g)、水(95g)及びNi−Cu−Cr触
媒(60g)を仕込んだ。反応器を密封し、水素を2度
送気した。アンモニア(98g)を加え、ついで反応器
を、全圧が400psigになるように水素で満たした
。反応器を220℃に加熱して、2時間保持した。この
工程の間に、圧力は1800psigにまで上昇した。 反応混合物を室温まで冷却した。GLC分析の結果は、
55%のジアルカノールアミンが変換して、50%の収
率で2,2−ジメチル−5−エチルピペラジンが得られ
たことを示した。
【0060】実施例III 本実施例では、別の2,2−ジメチル−5−エチルピペ
ラジンの試料を合成した。とくに1410mlの揺動式
オートクレーブに、粗N−(2′−ヒドロキシブチル)
−2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(110
g)とNi−Cu−Cr触媒(60g)の混合物を仕込
んだ。反応器を密封し、空気を除去した。アンモニア(
125g)を仕込んだ。ついで反応器を全圧が400p
sigになるまで水素で満たした。反応器を220℃に
加熱して、2時間保持した。この工程の間に、圧力は2
325psigにまで上昇した。反応混合物を室温まで
冷却した。GLC分析の結果は、84%のジアルカノー
ルアミンが変換して、79%の収率で2,2−ジメチル
−5−エチルピペラジンが得られたことを示した。
【0061】実施例IV 本実施例では、別の2,2−ジメチル−5−エチルピペ
ラジンの試料を合成した。とくに150mlのNi−C
u−Cr触媒(直径1/8インチ)を内径0.815イ
ンチの管状上昇流反応器に仕込んだ。2つの供給口より
、粗N−(2′−ヒドロキシブチル)−2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノールとアンモニアを、それぞれ
0.30ポンド/h及び0.70ポンド/hの流速で、
ポンプにより触媒床に通した。水素もまた約13000
ml/hの流速で反応器に通した。215℃、2200
psigで生成物を回収した。得られた反応混合物を減
圧蒸留した後、常圧で分別蒸留を行った(沸点192℃
)。約70%の収率で、2,2−ジメチル−5−エチル
ピペラジンが得られたことを示した。
【0062】実施例V 本実施例では、N−(2′−ヒドロキシプロピル)−2
−アミノ−2−メチル−1−プロパノールを合成した。 とくに、1000mlの撹拌式オートクレーブに、15
7.5gの2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
を仕込んだ。反応器を密封し、窒素によって空気を除去
した。反応器を約70℃に加熱した。プロピレンオキシ
ド(103g)を反応器にゆっくり加えた。すべてのプ
ロピレンオキシドを加えた後、反応混合物をさらに95
℃で1時間加熱した。ついで、反応混合物を室温にまで
冷却した。GLC分析の結果は、90%のアルカノール
アミンが変換して、84%の収率でN−(2′−ヒドロ
キシプロピル)−2−アミノ−2−メチル−1−プロパ
ノールが得られたことを示した。
【0063】実施例VI 本実施例では、実質的に実施例IIで述べた手順に従っ
て、2,2,5−トリメチルピペラジンの試料を合成し
た。しかし本実施例では、120gの粗N−(2′−ヒ
ドロキシプロピル)−2−アミノ−2−メチル−1−プ
ロパノール、90gの水、60gのNi−Cu−Cr触
媒及び102gのアンモニアを仕込んだ。GLC分析の
結果は、55%のジアルカノールアミンが変換して、4
8%の収率で2,2,5−トリメチルピペラジンが得ら
れたことを示した。
【0064】実施例VII 本実施例でも、実質的に実施例IIで述べた手順に従っ
て、別の2,2,5−トリメチルピペラジンの試料を合
成した。しかし本実施例では、100gの粗N−(2′
−ヒドロキシプロピル)−2−アミノ−2−メチル−1
−プロパノール、15gの水、60gのNi−Cu−C
r触媒及び120gのアンモニアを仕込んだ。得られた
反応混合物を濾過し、常圧で分別蒸留した。90%のジ
アルカノールアミンが変換して、84%の収率で2,2
,5−トリメチルピペラジン(沸点170℃)が得られ
た。
【0065】実施例VIII(比較例)60部のISO
NATE  143Lと40部のTHANOL  SF
−5505を組み合わせて準プレポリマーを形成するこ
とによって、ポリ尿素エラストマーの(A)成分を調製
した。13.27部のJEFFAMINE  T−50
00、36.5部のJEFFAMINE  D−400
0、16.59部のJEFFAMINE  D−200
0及び33.64部のDETDAを組み合わせて、(B
)成分を調製した。(A)成分と(B)成分を高圧装置
で混合し、スプレーガンに充填した。得られたエラスト
マーを、ステアリン酸亜鉛をベースとした外部離型剤を
塗布した平坦な金属基材の上に噴霧した。
【0066】実施例IX 本実施例で製造するポリ尿素エラストマーの(A)成分
を、実施例VIIIに従って調製した。13.53部の
JEFFAMINE  T−5000、37.22部の
JEFFAMINE  D−4000、16.91部の
JEFFAMINE  D−2000、27.94部の
DETDA及び4.40部の2,2−ジメチル−5−エ
チルピペラジンをを組み合わせて、(B)成分を調製し
た。得られたエラストマーを、実施例VIIIに従って
、噴霧した。
【0067】実施例VIII及びIXで調製したポリ尿
素エラストマーの物理的性質を測定した。その結果を表
1に報告する。
【0068】
【表1】
【0069】実施例X(比較例) 本実施例で製造するポリ尿素エラストマーの(A)成分
を、実施例VIIIに従って調製した。40.0部のJ
EFFAMINE  T−5000、26.7部のJE
FFAMINE  D−2000、及び33.3部のD
ETDAを組み合わせて、(B)成分を調製した。(A
)成分と(B)成分を、実施例8に従って混合し、噴霧
した。
【0070】実施例XI本実施例で製造するポリ尿素エ
ラストマーの(A)成分を、実施例VIIIに従って調
製した。40.7部のJEFFAMINE  T−50
00、27.1部のJEFFAMINE  D−200
0、及び33.3部のDETDAを組み合わせて、(B
)成分を調製した。(A)成分と(B)成分を、実施例
VIIIに従って混合し、噴霧した。
【0071】実施例X及びXIで製造したポリ尿素エラ
ストマーの物理的性質を測定した。その結果を表2に報
告する。
【0072】
【表2】
【化7】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)イソシアネートを含有する成分
    ;ならびに(B)(1)アミノ基を末端基とするポリオ
    キシアルキレンポリオール及び(2)鎖長延長剤を含有
    する成分を反応させるポリ尿素エラストマーの製造方法
    において、鎖長延長剤がアルキル置換ピペラジンを含む
    ことを特徴とするポリ尿素エラストマーを製造する方法
  2. 【請求項2】  成分(A)のイソシアネートが、ポリ
    イソシアネートと、ポリオール、高分子量ポリオキシア
    ルキレンアミン又は前記物質の組合せから選ばれた活性
    水素物質とからの準プレポリマーを含む請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】  成分(A)の準プレポリマー及び成分
    (B)のアミノ基を末端基とするポリオキシアルキレン
    ポリオールが、それぞれ少なくとも500の当量を有す
    るポリエーテルポリオール又はポリエステルポリオール
    から形成される請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】  鎖長延長剤がさらに芳香族ジアミンを
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】  芳香族ジアミンがジエチルトルエンジ
    アミンである請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】  置換ピペラジンが式:【化1】 (式中、Rは炭素数1〜10のアルキルであり;R′及
    びR″はそれぞれアルキル又は不活性基で置換されたア
    ルキルである)を有する請求項1〜5のいずれか一項に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】  R′及びR″がそれぞれ炭素数1〜4
    のアルキル又は不活性基で置換された炭素数1〜4のア
    ルキルである請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】  R′及びR″がそれぞれメチルである
    請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】  式 【化2】 (式中、Rは炭素数1〜10のアルキルであり;R′及
    びR″はそれぞれアルキル又は不活性基で置換されたア
    ルキルである)である化合物。
  10. 【請求項10】  R′及びR″がそれぞれ炭素数1〜
    4のアルキル又は不活性基で置換された炭素数1〜4の
    アルキルである請求項9記載の化合物。
  11. 【請求項11】  R′及びR″がそれぞれメチルであ
    る請求項9記載の化合物。
  12. 【請求項12】  2−アミノ−2−アルキル−1−ア
    ルカノールのアルキレンオキシド付加物を、脱水素−水
    素化触媒の存在下にアンモニアと反応させることを含む
    、請求項9〜11のいずれか一項に記載の化合物を製造
    する方法。
  13. 【請求項13】  2−アミノ−2−アルキル−1−ア
    ルカノールのアルキレンオキシド付加物のアルカノール
    が、炭素数3〜11のアルカノールである請求項12記
    載の方法。
  14. 【請求項14】  反応を180〜250℃の温度と1
    ,500〜3,000psig(10.4〜20.8M
    Pa)の圧力で行う請求項12又は13記載の方法。
  15. 【請求項15】  触媒がニッケルならびにマンガン、
    鉄、亜鉛、銅及びクロムから選ばれる少なくとも1種の
    遷移金属を含む請求項12〜14のいずれか一項に記載
    の方法。
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