JPH0427023Y2 - - Google Patents

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JPH0427023Y2
JPH0427023Y2 JP1985179341U JP17934185U JPH0427023Y2 JP H0427023 Y2 JPH0427023 Y2 JP H0427023Y2 JP 1985179341 U JP1985179341 U JP 1985179341U JP 17934185 U JP17934185 U JP 17934185U JP H0427023 Y2 JPH0427023 Y2 JP H0427023Y2
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tape
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、図示するごとく本体ケース1にテ
ープ2が巻かれるハブ3を内蔵し、本体ケース1
の上下壁9,10とテープ2の上下エツジとの間
にライナーシート11,12をそれぞれ介装し、
本体ケース1の上壁9の一部に透明窓15を設
け、この透明窓15を介して外部からハブ3への
テープ巻量を視認可能とした形態のテープカート
リツジを対象とし、ハブ3へのテープ巻量が明暗
のコントラストで簡単に視認できるようにしたも
のである。
〔従来の技術〕
この種のテープカートリツジにおいては、一般
に上下のライナーシート11,12が、静電気の
帯電防止の為にカーボンブラツク等の導電剤を混
入したプラスチツクシートからなり、不透明のそ
れも概ね黒色に近い濃暗色を呈している。その場
合のライナーシートは透明窓15に対応する部分
に開口部を設け、テープ巻量の視認を可能にして
いる。また、ライナーシート11,12を透明に
することも公知であり、この場合は前記開口部を
設ける必要がないものとなつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、本体ケース1を上下に反転使用しな
い図示例のごときテープカートリツジにおいて、
本体ケース1の上壁9にのみ透明窓15を設け、
上側ライナーシート11を透明にしてケース内部
を透視可能とすることが考えられる。この場合、
下側ライナーシート12を従来通り不透明の濃暗
色なものにすると、テープ2も茶褐色ないし黒色
であるため、同じ暗色のライナシート12を背景
としたときテープ巻量が見づらい。
そこで下側ライナーシート12の全体を明色に
着色し、暗色のテープ2の背景が明色に映えるよ
うにして、そのコントラストでテープ巻量の視認
の容易、確実性を図ることが、実開昭48−84672
号公報に公知である。これによればテープ巻量の
視認性に関しては問題がない。
しかし、そこでの着色ライナシートは、プラス
チツク材に顔料を混入して成形している。そのた
め、ライナーシートに本来の滑り性を付与しなが
ら、耐摩耗性をも確保しようとすると、顔料の選
択および混合量に慎重な配慮を要し、全体として
製作コストが高くつく。それでもなお、テープエ
ツジがライナーシートに激しく摺接することによ
り、シート表面に摺り傷がつき、下側ライナーシ
ート12に本来の明るい色を長期にわたつて保証
し難い。
そこで本考案の目的は、前出の実開昭48−
84672号公報と同趣旨の下に下側ライナーシート
を明るい色に着色するについて、製造コストが安
価で量産性に適い、長期の使用にも耐えられるも
のとするにある。
本考案の他の目的は、各ハブに対するテープ巻
量が誤認を生じることなく、より明確に判別しや
すいテープカートリツジを得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案が対象とするテープカートリツジは、不
透明材料からなる本体ケース1にテープ2が巻か
れるハブ3を内蔵し、本体ケース1の上下壁9,
10とテープ2の上下エツジとの間にライナーシ
ート11,12をそれぞれ介装し、本体ケース1
の上壁9側にのみこれの一部に透明窓15を有
し、この透明窓15および上側ライナーシート1
1を通してハブ3へのテープ巻量が視認できる形
態のものを前提とする。
ここで、本体ケース1の上壁9側にのみ透明窓
15を設けた構成のものに限定したのは、本体ケ
ース1をA面とB面とに上下反転してデツキに装
填する仕様のフイリツプス型テープカートリツジ
などを除くためである。なぜなら、その場合は本
体ケース1の上下壁9,10に透明窓15がそれ
ぞれ上下対向状に設けられることになり、透明窓
15の部分がテープ2の色とコントラストを呈す
るのでテープ巻量の視認困難という問題が比較的
少ないからである。本体ケース1の上壁9にのみ
透明窓15を設けた形態のテープカートリツジと
しては、図示例のごときデイジタル記録再生方式
のオーデイオ用、一般のビデオ用などが挙げられ
る、上下に反転使用することは可能ではあるが、
オートリバース専用であつて基本的には上下反転
使用を予想しておらないフイリツプス型テープカ
ートリツジの変形も対象とする。
本体ケース1の上壁9の全面を透明にした形態
を除いて、該上壁9の一部にのみ透明窓15を形
成したものに限定した趣旨は、透明窓15を大き
く形成することがテープ巻量の視認の容易化に有
効ではあるが、例えば上壁9が全面的に透明プラ
スチツク材からなると、総じて靱性に欠け耐衝撃
性に劣る。また、デツキに装填した状態におい
て、テープ2の始端と終端とを光学的に検出可能
とする場合にも、透明窓15が上壁9の全面に広
がつて形成されていると、外光の入射を許して誤
検出の要因となる。かかる観点から、ケース上壁
9の一部にのみ透明窓15を形成した形態に限定
した訳であり、その場合にはテープ巻量の視認の
容易化を特に図る必要性があるからでもある。
そのうえで本考案は、上側ライナーシート11
と下側ライナーシート12の全体がそれぞれ透明
プラスチツク材で成形されていること、下側ライ
ナーシート12における少なくとも前記透明窓1
5に対応する部分の下側裏面に、明色の印刷層3
0と、テープ走行方向表示31とがそれぞれ印刷
にて入れられていることを要件とする。
〔考案の効果〕
かかる本考案によれば、本体ケース1の上壁9
の一部に設けた透明窓15から本体ケース1内を
のぞき込んだとき、透明の上側ライナーシート1
1を通して、ハブ3に巻かれたテープ巻層が下側
ライナーシート12を背景に見えることになる。
その際にテープ2は暗色であるが、下側ライナー
シート12は印刷層30で明色となつているの
で、テープ巻量が極めて容易にかつ正確に視認で
きることになる。
とくに本考案の上下のライナーシート11,1
2は、いずれもこれを全体的に透明としたので、
例えば上側ライナーシート11にも内部が見える
ようにするための開口部を打ち抜き形成する必要
はない。従つて、開口部があるが為にテープエツ
ジが開口部の開口縁に摺接して、該開口縁がめく
れ上がつてシート全体にしわ付きを生じるといつ
た事態を招くことがない。
また本考案の下側ライナーシート12は、これ
自体の基材を透明プラスチツク材で成形し、これ
の下側裏面に明色の印刷層30を印刷で入れるこ
とにより、該シート12を着色している。従つ
て、印刷層30はテープエツジと摺接することが
ないから、これ自体に滑り性や耐摩耗性を付与す
ることを一切要しない。そのうえで印刷による着
色である。その結果、顔料を混合したプラスチツ
ク材でライナーシートを成形して該シートを着色
する形態に比べて、安価に量産できる。しかも印
刷層30がテープ2で傷付けられることがないの
で、下側ライナーシート12をいつまでも明色に
保つこきができる。
更に本考案では下側ライナーシート12の下側
裏面に、テープ走行方向表示31も入れてある。
従つて、該表示31を見ることで各ハブ3に対す
るテープ巻量、つまり供給側ハブ3へのテープ巻
き残量を見誤ることなく容易に判別できる。テー
プ走行方向表示31も印刷にて入れるようにした
から、前記印刷層30と共に同時に印刷処理して
入れることができる。
〔実施例〕
図面には本考案が対象とするテープカートリツ
ジの一例としてデイジタル記録再生方式のそれが
例示されている。
図において1は本体ケースである。本体ケース
1は不透明プラスチツク材からなる上下ケース1
a,1bを蓋合わせ状にねじ等で結合してなり、
内部左右にテープ2が巻かれるハブ3,3を有す
る。これらハブ3,3は下ケース1b側に透設せ
る左右の駆動軸挿入孔5,5上にあつて自由に回
転する。本体ケース1内の前方左右にガイド部材
6,6を有し、本体ケース1の前面にテープロー
デイング用のポケツト7が凹設されている。テー
プ2はガイド部材6,6を介して一方のハブ3か
らケース前面に導出されて他方のハブ3を巻き取
られる。
本体ケース1の上下壁9,10の内面とテープ
2の上下エツジとの間には、ライナーシート1
1,12がそれぞれ介装されており、ハブ3およ
びテープ2は上下のライナーシート11,12に
挾着された状態で摺接する。これらライナーシー
ト11,12の詳細な説明は後述するが、基本的
に上側ライナーシート11は透明で、下側ライナ
ーシート12は前記駆動軸挿入孔5,5に対応す
る抜き孔13,13が左右にそれぞれ透設されて
いる。
本体ケース1の上壁9には、後半部にほぼ左右
間にわたる透明窓15を有し、この透明窓15お
よび透明の上側ライナーシート11を通して各ハ
ブ3,3に対するテープ2の巻量が下側ライナー
シート12を背景にして視認できる。この透明窓
15はケース上壁9に窓口16を透設し、この窓
口16に後述する透明プレート17の窓板部18
を内面側から嵌合固定することにより構成されて
いる。
本体ケース1には不使用時にこれの前面をカバ
ーする前蓋19が開閉回動自在に枢着されていて
図外のばね部材で閉じ姿勢に回動付勢されてい
る。本体ケース1の下壁10の外側にシヤツタ2
0が前後摺動自在に装着されている。また、前記
透明プレート17はケース上壁9の内面に超音波
溶接で位置決め固定されており、ケース上壁9と
透明プレート17の本体板部21との間に、各ハ
ブ3,3に接当作用するブレーキ部材22が前後
摺動自在に装着されている。
テープカートリツジの不使用時には前蓋19が
テープ2の前面外側をカバーして保護する。シヤ
ツタ20はばね部材23で前方に摺動変位されて
ロツクされており、ポケツト7の開口下面を閉じ
るとともに、駆動軸挿入孔5,5も閉じている。
ブレーキ部材22はばね部材24で後方のブレー
キ位置に摺動変位しており、該ブレーキ部材22
から連出したブレーキ片25,25が両ハブ3,
3の上端部にそれぞれ接当係合して各ハブ3の回
り止めを図つている。
テープカートリツジをデツキに装填すると、シ
ヤツタ20がばね部材23に抗して後方に摺動変
位してロツクされ、これでポケツト7の下面およ
び駆動軸挿入孔5,5の下面を開放状態にする。
相前後して前蓋19が上開き回動し、これに連動
してブレーキ部材22がばね部材24に抗して前
方のブレーキ解除位置に摺動変位し、ハブ3,3
のブレーキが外れる。これでデツキ側のテープロ
ーデイングピンがポケツト7に、駆動軸が各駆動
軸挿入孔5にそれぞれ下方から係入し、テープ2
がケース前方に引出し可能なスタンバイ状態にな
る。
なお、前記透明プレート17の前端左右にはプ
リズム26,26を設けてあり、第3図に示すご
とくデツキ側の発光素子27から各プリズム26
に検出光を投射し、その反射光をデツキ側の受光
素子28で受けることにより、テープ端が検出さ
れる。すなわち、テープ2は磁気テープ部分の両
端に透明のリーダーテープを接続してあり、検出
光が磁気テープ部分において透過せず、リーダー
テープ部分において透過することによりテープ端
が光学的に検出される。このテープ端検出手段と
しては、本体ケース1内に検出光の投射ランプが
例えば下壁10側から突入して、デツキ側に受光
素子を有してもよいし、逆にデツキ側から投射し
た検出光を本体ケース1内に突入させる受光素子
で受けるようにしてもよい。いずれにせよ、テー
プ端検出は本体ケース1の前方で行うものである
ところ、前記透明窓15はケース上壁9の一部、
それも図示例では後方部位に偏位させて設けてあ
るので、外光が本体ケース1内に入射して誤検出
の生じることをよく防止できる。
〔実施例1〕 第1図ないし第4図は本考案の第1実施例を示
しており、上下のライナーシート11,12は共
に低摩擦で耐摩耗性に優れた透明のプラスチツク
シートからなるものとする。好ましくは帯電防止
の為に透明の導電剤(例えば酸化錫)を混入した
ものとする。
但し、下側ライナーシート12においては、ケ
ース下壁10と対接する透明シート基材12aの
裏面側に明色の印刷層30を形成する。図では印
刷層30が左右の抜き孔13,13間にわたつて
部分的に形成されている。また、下側ライナーシ
ート12の裏面側にテープ走行方向表示31が前
記印刷層30と同時に印刷にて入れられている。
しかるときは、透明窓15および透明の上側ラ
イナーシート11を介して本体ケース1内をのぞ
き見たとき、第2図に示すごとくハブ3に巻かれ
たテープ巻量2aの外周一部が下側ライナーシー
ト12の印刷層30を跨いでおり、テープ2が暗
色で背景となる印刷層30が明色であるから、両
者のコントラストによりテープ巻量が瞬時に判別
できる。テープ走行方向も前記表示31にて視認
できる。
この実施例1において、シート基材12aの裏
面側に印刷層30を全面的に形成してもよい。
また、本体ケース1を構成する上下ケース1
a,1bが色違いに成形された実施形態なども予
想していること言うまでもない。透明窓15の平
面形状も任意に選択でき、上ケース1aの他の壁
部分と共に透明窓15が一体に二色形成されてい
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係るテープカー
トリツジの第1実施例を示しており、第1図は第
2図におけるA−A線に相当する中央縦断側面
図、第2図は外観平面図、第3図は内部構造を示
す平面図、第4図は分解斜視図である。 1……本体ケース、2……テープ、3……ハ
ブ、9……本体ケースの上壁、10……本体ケー
スの下壁、11……上側ライナーシート、12…
…下側ライナーシート、15……透明窓、30…
…印刷層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 不透明材料からなる本体ケース1にテープ2が
    巻かれるハブ3を内蔵し、本体ケース1の上下壁
    9,10とテープ2の上下エツジとの間に上側ラ
    イナーシート11と下側ライナーシート12とを
    それぞれ介装し、本体ケース1の上壁9にのみこ
    れの一部に透明窓15を有し、この透明窓15お
    よび上側ライナーシート11を通してハブ3への
    テープ巻量を視認できるようにしたテープカート
    リツジにおいて、 上側ライナーシート11と下側ライナーシート
    12の全体が、それぞれ透明プラスチツク材で成
    形されており、 下側ライナーシート12における、少なくとも
    前記透明窓15に対応する部分の下側裏面に、明
    色の印刷層30と、テープ走行方向表示31とが
    それぞれ印刷にて入れられていることを特徴とす
    るテープカートリツジ。
JP1985179341U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH0427023Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5884671U (ja) * 1981-11-30 1983-06-08 日本電気株式会社 テ−プカセツト
JPS5884672U (ja) * 1981-11-30 1983-06-08 日本電気株式会社 テ−プカセツト

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