JPH04270014A - プレス金型 - Google Patents

プレス金型

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Publication number
JPH04270014A
JPH04270014A JP3029918A JP2991891A JPH04270014A JP H04270014 A JPH04270014 A JP H04270014A JP 3029918 A JP3029918 A JP 3029918A JP 2991891 A JP2991891 A JP 2991891A JP H04270014 A JPH04270014 A JP H04270014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
upper die
blank
contact
movable punch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3029918A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Uchiyama
内山 富士夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3029918A priority Critical patent/JPH04270014A/ja
Publication of JPH04270014A publication Critical patent/JPH04270014A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は素材から、一部に角形凹
部を有する曲面形状の製品をプレス加工により形成する
ためのプレス金型に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体外板の給油口部分等には曲面
形状を有するパネル20(図2(a))の一部に角形の
凹部10(図2(b)拡大図参照)を設けたプレス成形
品が使用される。この角形凹部10は、外板曲面をプレ
ス加工で成形する際に上型の一部に設けた凸部と固定ポ
ンチに設けた凹部とにより同時に絞り加工により成形さ
れる。
【0003】しかし、固定ポンチにこのような凹部が存
在すると、成形初期において固定ポンチと素材が接触し
て素材が固定ポンチの曲面形状にならって変形する際に
この部分では可動ポンチと素材が接触しないため、素材
の他の部分の曲面(一般面)と同一形状に変形させる力
が働かず、他の部分と不連続な変形を生じ、凹部コーナ
ー付近に初期シワが発生する。このシワはその後上型と
素材とが接触して成形が完了した後も残り、製品の品質
上の問題を生じる。
【0004】特公昭63−58651号公報に開示され
たプレス金型は上記問題を解決せんとしたもので固定ポ
ンチの角形凹部成形部に可動ポンチを設けることにより
初期シワの発生を防止している。図3及び図4は上記特
公昭63−58651号公報の可動ポンチの作用を示す
図である。図3及び図4は角形凹部10拡大図(図2(
b))のIII −III 線に相当する断面を示して
おり、1は上型、1aは上型に設けられた、平坦な頂面
1bを有する角形凹部10成形用凸部、3は素材、4は
固定ポンチ、5は固定ポンチ4に設けた凹部4b内を上
下に摺動可能に設けられた可動ポンチである。可動ポン
チ5の上面5aは固定ポンチ4の上面(一般面)の一部
をなす曲面状に形成されている。また、6は可動ポンチ
5を上方に向けて弾性的に押圧付勢するスプリングであ
る。また図示していないが固定ポンチ4の周囲には上型
1との間に素材を挟持するブランクホルダが設けられて
いる。ブランクホルダは素材を上型1との間に固定した
まま上型と共に下降動作を行う。
【0005】図3は成形初期の状態を示し、上型1とブ
ランクホルダにより下降した素材3が固定ポンチ4に押
しつけられ、固定ポンチ4上面の一般面にならって変形
した状態を示す。この状態では上型1はまだ素材と接触
していない。図3からわかるように、この状態では可動
型5が素材3を下側から押圧するため、角形凹部成形部
分においても素材は一般面と同一の変形を生じている。 このため、角形凹部成形部分で素材が不連続に変形を生
じず成形初期のシワが生じない。図4は上型1が更に下
降して成形が完了した状態を示す。この状態では可動ポ
ンチ5は、素材3を挟んで上型1により押し下げられる
ため、素材3は上型1の凸部1aと固定ポンチの凹部4
b周囲に設けられた型4aとにより角形凹形状に絞り加
工される。上記のように特公昭63−58651号公報
の金型を使用することにより成形初期のシワ発生の問題
が防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記特公昭6
3−58651号公報の金型を使用した場合別の問題が
生じることがある。すなわち、上記金型は成形後期には
、上型1の凸部1aに押されて固定型4の凹部4b内に
下降するが、前述のように可動ポンチ5の上面5aは一
般面の一部を成す曲面上に形成されているのに対し、上
型1の凸部1aの頂面1bは平面状に形成されている。 このため、可動ポンチ5に加わる上型1の押圧力が垂直
に作用しない場合があり、可動ポンチ5に水平方向の分
力が加わる場合がある。また、可動ポンチ5は上型1と
の間に素材3を挟んだまま押し下げられるが、このとき
素材3は角形凹部10の形に変形するため、可動ポンチ
5と素材が接触している部分でも材料の流動が生じる。 従って可動ポンチ5にはこの材料の流動による力が加わ
るため、上述の上型1により加わる力とともに大きな水
平方向の力が加わる場合がある。
【0007】可動ポンチ5にこのような大きな水平方向
の力が加わると、可動ポンチ5と固定ポンチ4との摺動
面7には大きな荷重が発生し、この部分でかじりや作動
不良を生じたり損傷が生じて金型が使用不能になる等の
問題が生じることがある。この問題は、角形凹部の形状
変更等により回避することは困難であるため、可動ポン
チ5を使用する上で大きな問題となっていた。本発明は
上記問題を解決して可動ポンチを設けた場合でも摺動面
にかじり等の生じる恐れのないプレス金型を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、平板状
の素材を、一部に角形凹部を設けた曲面形状に成形する
ための上型と固定ポンチとを備え、該固定ポンチの前記
角形凹部成形部分に該固定ポンチ上面と同一曲面を形成
する上下動可能な可動ポンチを設け、上型に設けた凸部
で前記素材と前記可動ポンチとを押し下げて前記角形凹
部を形成するプレス金型において、前記上型下降時に、
上型と素材の肉厚より厚い所定距離を保持しながら前記
可動ポンチを下降させる手段を設けたことを特徴とする
プレス金型が提供される。
【0009】
【作用】可動ポンチの一般面を形成する曲面に押圧力が
働かないため、可動ポンチには上型の押圧力の水平方向
分力が作用しない。また、可動ポンチは上型と素材肉厚
より大きい距離を保って下降するため、可動ポンチ下降
時には素材と可動ポンチとが接触しておらず、素材の流
動による力が可動ポンチに作用しない。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す断面図であり、
図3、図4と同様に図2(b)の成形品の角形凹部10
断面III −III に相当する金型断面で表してい
る。図1において図3のものと同じ参照符号は図3と同
一の部材を示す。図において可動ポンチ15は、従来の
ものと同様上面15aが固定ポンチ4の一般面の一部を
なす曲面状に形成されているが、その一部は可動ポンチ
15の軸線に垂直な平坦面15bをなすように加工され
ている。平坦面15bは図2(b)の角形凹部10内に
形成される孔部8に相当する位置に形成される。孔部8
はパネル20を車体に組付けた後給油孔として使用され
るものであり、従来はプレス成形後打ち抜きを行ってい
たが、本実施例では、プレス加工前に素材13上に予め
形成しておく。
【0011】また、本実施例では上型1の角形凹部10
成形用凸部11a部分の前記可動ポンチ平坦面15bと
対向する位置には柱状の先行部材12が図示しないボル
ト等によって固定されている。先行部材12の先端12
aは可動ポンチ平坦面と合致する平面形状に形成されて
おり、先行部材12が上型1と共に下降すると素材13
の孔部8を通過して可動ポンチ15の平坦面15bと当
接するようになっている。また先行部材12の上型凸部
11aからの突出高さは上型1下降時に先端面12aと
可動ポンチ15平坦面15bとが当接した状態で可動ポ
ンチ4の自由面と上型凸部11aとの距離Lが素材13
の板厚より大きくなるように設定されている。本実施例
では先行部材12の高さは上記距離Lが3〜4mm程度
となるように設定されている。
【0012】従って、素材13の成形時可動ポンチ15
は先行部材12に押動され、上記凸部11aが素材13
と接触する前に下降を開始する。次に本実施例の可動ポ
ンチ15の作用について説明する。素材13がブランク
ホルダにセットされ上型1と共に下降すると素材13は
最初に固定ポンチ4と接触し、固定ポンチ4上面の一般
面にならって変形する。この状態では可動ポンチ15は
スプリング6により下側から素材を押圧しているため、
図3に示した従来例と同様、素材13は一般面と同一の
変形を生じ、角形凹部成形部分に成形初期のシワが生じ
ない。
【0013】更に、上型1が下降すると、前述のように
先行部材12が上型凸部11aと素材13とが接触する
前に可動ポンチ15の平坦面15bと接触して可動ポン
チ15を下方に押動する。先行部材12の先端面12a
は可動ポンチ15の平坦面15bと合致する平坦面とさ
れているため、先行部材12が可動ポンチ15を押下げ
る力は垂直下向きにのみ働き、水平分力は生じない。更
に上型1が下降すると上型凸部11aが素材13と接触
し、角形凹部10の絞り加工が行なわれるが、可動ポン
チ15は先行部材12に押され、上型凸部と所定の間隔
Lを保ったまま下降し、素材13とは接触することがな
い。従って絞り加工中の素材13の流動により可動ポン
チ15に水平方向の力が加わることはない。
【0014】このため、可動ポンチ15と固定ポンチ4
との間には大きな荷重が生じず、かじり、作動不良等が
発生しない。また従来はかじり等の作動不良が生じた場
合にも可動ポンチが下降位置で停止したままにならない
ように強力な力で可動ポンチを復帰させる必要があった
ため、可動ポンチ下側に配置する弾性体6(本実施例で
はスプリングを使用しているが、他にウレタン、ガスシ
リンダ、油圧シリンダ等を用いる場合がある)。が大型
になり大きな取付スペースを必要としたが、本実施例で
はかじりの問題が解決されたため、弾性体6は小型のも
のを使用できる。
【0015】更に本実施例では、素材13に予め孔8を
設けて置くようにしたことから、角形凹部10の絞り加
工中に孔8が拡がり、伸びの大きな周縁部に材料が供給
されるためこの部分で加工中に割れが生じることを防止
できる効果もある。なお、本実施例では先行部材12を
用いて可動ポンチ15を押し下げているが、可動ポンチ
15を下降させる手段は、上型1と素材13とが接触す
る前に可動ポンチを下降開始させることのできるもので
あれば他の手段を用いることもできる。従って、例えば
本実施例のスプリング6の替わりに油圧シリンダ等を設
け、可動ポンチ15を上型1の下降動作に同期して下降
させるようにすれば、素材13に孔部8を設けることが
できない製品形状にも本発明を適用できる。
【0016】
【発明の効果】本発明は可動ポンチを上型との接触に先
行して下降させる手段を設けたことにより、従来可動ポ
ンチを使用する上で問題となっていたかじりや作動不良
の問題を解決することを可能とする効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス金型の実施例の断面図である。
【図2】本発明のプレス金型により成形する製品形状例
を示す図である。
【図3】従来のプレス金型の作動状態を示す断面図であ
る。
【図4】従来のプレス金型の作動状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…上型 1a…上型凸部(従来例) 3,13…素材 4…固定ポンチ 5…可動ポンチ 6…弾性体 7…摺動面 8…素材孔部 11a…上型凸部(本発明) 12…先行部材 15…可動ポンチ(本発明)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  平板状の素材を、一部に角形凹部を設
    けた曲面形状に、成形するための上型と固定ポンチとを
    備え、該固定ポンチの前記角形凹部成形部分に該固定ポ
    ンチ上面と同一曲面を形成する上下動可能な可動ポンチ
    を設け、上型に設けた凸部で前記素材と前記可動ポンチ
    とを押し下げて前記角形凹部を形成するプレス金型にお
    いて、前記上型下降時に、上型と素材の肉厚より厚い所
    定距離を保持しながら前記可動ポンチを下降させる手段
    を設けたことを特徴とするプレス金型。
JP3029918A 1991-02-25 1991-02-25 プレス金型 Pending JPH04270014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3029918A JPH04270014A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 プレス金型

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3029918A JPH04270014A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 プレス金型

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JPH04270014A true JPH04270014A (ja) 1992-09-25

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JP3029918A Pending JPH04270014A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 プレス金型

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