JPH04269377A - 低回転時の点火時期制御方法 - Google Patents
低回転時の点火時期制御方法Info
- Publication number
- JPH04269377A JPH04269377A JP3059291A JP3059291A JPH04269377A JP H04269377 A JPH04269377 A JP H04269377A JP 3059291 A JP3059291 A JP 3059291A JP 3059291 A JP3059291 A JP 3059291A JP H04269377 A JPH04269377 A JP H04269377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ignition timing
- speed
- engine
- idle
- idling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 13
- 239000000446 fuel Substances 0.000 abstract description 22
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 10
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御装置を備えた
自動車等のエンジンに適用される低回転時の点火時期制
御方法に関する。
自動車等のエンジンに適用される低回転時の点火時期制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエンジンでは、スロットルバル
ブを迂回するバイパス通路にアイドルスピ−ドコントロ
−ルバルブ(以下、ISCバルブと称する)を設け、そ
のISCバルブを電子制御装置により制御してバイパス
空気量を調節し、アイドル回転数を一定の目標回転数に
フィ−ドバック制御するようにしている。すなわち、ア
イドル回転数が目標回転数を下まわると、バイパス空気
量を増加させると共に燃料供給量を増加させてアイドル
回転数を高める。アイドル回転数が目標回転数を上まわ
ると、バイパス空気量を絞ると共に燃料供給量を減少さ
せてアイドル回転数を低下させる。このような制御を繰
り返すことによりアイドル回転数を目標回転数に維持す
るようにしている。
ブを迂回するバイパス通路にアイドルスピ−ドコントロ
−ルバルブ(以下、ISCバルブと称する)を設け、そ
のISCバルブを電子制御装置により制御してバイパス
空気量を調節し、アイドル回転数を一定の目標回転数に
フィ−ドバック制御するようにしている。すなわち、ア
イドル回転数が目標回転数を下まわると、バイパス空気
量を増加させると共に燃料供給量を増加させてアイドル
回転数を高める。アイドル回転数が目標回転数を上まわ
ると、バイパス空気量を絞ると共に燃料供給量を減少さ
せてアイドル回転数を低下させる。このような制御を繰
り返すことによりアイドル回転数を目標回転数に維持す
るようにしている。
【0003】前記電子制御装置により点火時期を制御す
る場合は、概ね次のような態様で行っている。先ず、電
子制御装置にはエンジン回転数や吸気圧等に応じて最適
な点火時期が設定してある。そして、エンジン運転中は
、電子制御装置から所定のタイミングでイグナイタ等に
点火時期制御信号を出力してイグニッションコイルの一
次電流を遮断させ、二次側に発生させた高電圧をディス
トリビュ−タを介して点火プラグに印加するようにして
いる。前述のように、エンジン回転数が一定に保たれて
いるアイドリング状態での点火時期は、ピストンの上死
点前15°付近の一定値に設定されている。
る場合は、概ね次のような態様で行っている。先ず、電
子制御装置にはエンジン回転数や吸気圧等に応じて最適
な点火時期が設定してある。そして、エンジン運転中は
、電子制御装置から所定のタイミングでイグナイタ等に
点火時期制御信号を出力してイグニッションコイルの一
次電流を遮断させ、二次側に発生させた高電圧をディス
トリビュ−タを介して点火プラグに印加するようにして
いる。前述のように、エンジン回転数が一定に保たれて
いるアイドリング状態での点火時期は、ピストンの上死
点前15°付近の一定値に設定されている。
【0004】また、本発明の先行技術として、例えば、
特開昭63−205461号公報に示されるように、ア
イドル回転数が目標回転数を下まわると点火時期を早め
てアイドル回転数を上昇させ、アイドル回転数が目標回
転数を上まわると点火時期を遅らせてアイドル回転数を
低下させることにより、アイドル回転数を一定の目標回
転数に制御しているものもある。一般に、点火時期を早
めると熱効率や燃費等が向上し、点火時期を遅くすると
燃費等が低下する。
特開昭63−205461号公報に示されるように、ア
イドル回転数が目標回転数を下まわると点火時期を早め
てアイドル回転数を上昇させ、アイドル回転数が目標回
転数を上まわると点火時期を遅らせてアイドル回転数を
低下させることにより、アイドル回転数を一定の目標回
転数に制御しているものもある。一般に、点火時期を早
めると熱効率や燃費等が向上し、点火時期を遅くすると
燃費等が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バイパス空
気量を調節してアイドル回転数を一定値に制御するよう
にしたものでは、スロットルバルブがアイドル位置にあ
れば、アイドリング時と、アイドリング状態で発進操作
が行われた場合とで、点火時期が一定に維持される。こ
のため、車両の発進時にエンジンスト−ルが発生するお
それがある。例えば、アクセルペダルを踏み込まずに半
クラッチ状態で発進操作が行われると、エンジン負荷の
増加によりアイドル回転数が低下する。その際、アイド
ル回転数が目標回転数まで復帰し得ずにそのまま低下し
てエンジンスト−ルに至るおそれがある。 また、ア
イドリング時には吸入空気量が最少に制限されている。 このため、点火時期でアイドル回転数を制御しているも
のにおいて、前述のような発進操作が行われた場合にエ
ンジン回転数の低下に伴って点火時期が進角されてもエ
ンジンスト−ルを防止し得る十分なトルクを得るのが難
しい。
気量を調節してアイドル回転数を一定値に制御するよう
にしたものでは、スロットルバルブがアイドル位置にあ
れば、アイドリング時と、アイドリング状態で発進操作
が行われた場合とで、点火時期が一定に維持される。こ
のため、車両の発進時にエンジンスト−ルが発生するお
それがある。例えば、アクセルペダルを踏み込まずに半
クラッチ状態で発進操作が行われると、エンジン負荷の
増加によりアイドル回転数が低下する。その際、アイド
ル回転数が目標回転数まで復帰し得ずにそのまま低下し
てエンジンスト−ルに至るおそれがある。 また、ア
イドリング時には吸入空気量が最少に制限されている。 このため、点火時期でアイドル回転数を制御しているも
のにおいて、前述のような発進操作が行われた場合にエ
ンジン回転数の低下に伴って点火時期が進角されてもエ
ンジンスト−ルを防止し得る十分なトルクを得るのが難
しい。
【0006】このような不具合を回避するために、アイ
ドリング時の点火時期を遅角させておくことが考えられ
る。すなわち、点火時期を遅角させておけば、バイパス
空気量の増量によってアイドル回転数は目標回転数に維
持される。発進時のエンジンスト−ル対策としては、か
かる制御の方が有利である。
ドリング時の点火時期を遅角させておくことが考えられ
る。すなわち、点火時期を遅角させておけば、バイパス
空気量の増量によってアイドル回転数は目標回転数に維
持される。発進時のエンジンスト−ル対策としては、か
かる制御の方が有利である。
【0007】しかしながら、このような方策を採用する
と、アイドリング時の燃費が悪化してしまうことになる
。
と、アイドリング時の燃費が悪化してしまうことになる
。
【0008】本発明は、以上のような課題を一挙に解消
することを目的としている。
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じている。す
なわち、本発明に係る低回転時の点火時期制御方法は、
スロットルバルブを迂回するバイパス空気量を調節して
アイドル回転数を目標回転数にフィ−ドバック制御する
ように構成したエンジンにおける低回転時の点火時期制
御方法であって、エンジン回転数が設定回転数を下まわ
っている状態で発進操作が行われた場合には、アイドリ
ング時よりも点火時期を遅らせるようにしたことを特徴
とする。
的を達成するために、次のような手段を講じている。す
なわち、本発明に係る低回転時の点火時期制御方法は、
スロットルバルブを迂回するバイパス空気量を調節して
アイドル回転数を目標回転数にフィ−ドバック制御する
ように構成したエンジンにおける低回転時の点火時期制
御方法であって、エンジン回転数が設定回転数を下まわ
っている状態で発進操作が行われた場合には、アイドリ
ング時よりも点火時期を遅らせるようにしたことを特徴
とする。
【0010】なお、点火時期を遅らせた際のエンジン回
転の落ち込みを回避するには、点火時期の遅角制御と同
時にバイパス空気量を増量させるのが好ましい。
転の落ち込みを回避するには、点火時期の遅角制御と同
時にバイパス空気量を増量させるのが好ましい。
【0011】
【作用】このような構成によれば、アイドリング時の点
火時期を最適点火時期まで進角させておくことが可能と
なる。そして、エンジン回転数が設定回転数を下まわっ
ている状態で発進操作が行われた場合には点火時期が遅
角される。ここで、アイドル回転数をバイパス空気量で
制御しているものでは、バイパス空気量を増量させてア
イドル回転数を目標回転数に調節する制御が行われるた
め、発進時の発生トルクを増加させることが可能となる
。
火時期を最適点火時期まで進角させておくことが可能と
なる。そして、エンジン回転数が設定回転数を下まわっ
ている状態で発進操作が行われた場合には点火時期が遅
角される。ここで、アイドル回転数をバイパス空気量で
制御しているものでは、バイパス空気量を増量させてア
イドル回転数を目標回転数に調節する制御が行われるた
め、発進時の発生トルクを増加させることが可能となる
。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0013】図1は、自動車のエンジンの一部を概略的
に示している。このエンジンは、電子制御燃料噴射装置
1と、点火時期制御装置2を備えている。
に示している。このエンジンは、電子制御燃料噴射装置
1と、点火時期制御装置2を備えている。
【0014】電子制御燃料噴射装置1は、インジェクタ
3と、インジェクタ3から噴射する燃料の量をエンジン
の運転状況に応じて調節する電子制御装置4を備えてい
る。インジェクタ3は、吸気管5に装着してあり、電磁
コイルを内蔵している。そして、その電磁コイルに前記
電子制御装置4から燃料噴射信号aが印加されると、燃
料噴射信号aの印加時間に相当する量の燃料を吸気ポ−
ト付近に噴射するようになっている。
3と、インジェクタ3から噴射する燃料の量をエンジン
の運転状況に応じて調節する電子制御装置4を備えてい
る。インジェクタ3は、吸気管5に装着してあり、電磁
コイルを内蔵している。そして、その電磁コイルに前記
電子制御装置4から燃料噴射信号aが印加されると、燃
料噴射信号aの印加時間に相当する量の燃料を吸気ポ−
ト付近に噴射するようになっている。
【0015】電子制御装置4は、燃焼室6に供給する混
合気の空燃比を調節する役割と、イグナイタ7を制御し
て点火時期を調節する等の役割を担っており、中央演算
処理装置8と、メモリ9と、入力インタ−フェ−ス10
と、出力インタ−フェ−ス11を備えたマイクロコンピ
ュ−タユニットにより構成されている。入力インタ−フ
ェ−ス10には、少なくとも、クランク角センサ12か
らのエンジン回転信号bおよびクランク角信号cと、圧
力センサ13からの吸気圧信号dと、アイドルスイッチ
14からの信号eと、クラッチスイッチ15からの信号
fと、車速センサ16からの車速信号gとがそれぞれ入
力されるようになっている。出力インタ−フェ−ス11
からは、前記インジェクタ3への燃料噴射信号aと、イ
グナイタ7への点火時期制御信号hと、ISCバルブ1
7への制御信号iがそれぞれ出力されるようになってい
る。
合気の空燃比を調節する役割と、イグナイタ7を制御し
て点火時期を調節する等の役割を担っており、中央演算
処理装置8と、メモリ9と、入力インタ−フェ−ス10
と、出力インタ−フェ−ス11を備えたマイクロコンピ
ュ−タユニットにより構成されている。入力インタ−フ
ェ−ス10には、少なくとも、クランク角センサ12か
らのエンジン回転信号bおよびクランク角信号cと、圧
力センサ13からの吸気圧信号dと、アイドルスイッチ
14からの信号eと、クラッチスイッチ15からの信号
fと、車速センサ16からの車速信号gとがそれぞれ入
力されるようになっている。出力インタ−フェ−ス11
からは、前記インジェクタ3への燃料噴射信号aと、イ
グナイタ7への点火時期制御信号hと、ISCバルブ1
7への制御信号iがそれぞれ出力されるようになってい
る。
【0016】クランク角センサ12は、ディストリビュ
−タ18に内蔵してある。このクランク角センサ12は
、例えば、図示しないシグナルロ−タと、そのシグナル
ロ−タの外周に対向させた電磁ピックアップを備えたも
のである。そして、シグナルロ−タが回転すると、電磁
ピックアップにパルス電圧が発生し、そのパルス電圧か
らエンジン回転数とクランク角が検出できるようになっ
ている。
−タ18に内蔵してある。このクランク角センサ12は
、例えば、図示しないシグナルロ−タと、そのシグナル
ロ−タの外周に対向させた電磁ピックアップを備えたも
のである。そして、シグナルロ−タが回転すると、電磁
ピックアップにパルス電圧が発生し、そのパルス電圧か
らエンジン回転数とクランク角が検出できるようになっ
ている。
【0017】圧力センサ13は、サ−ジタンク19に設
けてある。この圧力センサ13は、例えば、ダイヤフラ
ムが上下の圧力差によって歪むと、その歪みに応じて電
気容量が変化するもので、電気容量の変化からサ−ジタ
ンク19内の吸気圧が検出できるように構成されている
。
けてある。この圧力センサ13は、例えば、ダイヤフラ
ムが上下の圧力差によって歪むと、その歪みに応じて電
気容量が変化するもので、電気容量の変化からサ−ジタ
ンク19内の吸気圧が検出できるように構成されている
。
【0018】アイドルスイッチ14は、スロットルバル
ブ20がアイドル位置の場合にONになり、非アイドル
位置の場合にOFFになるON・OFFスイッチであり
、スロットルシャフト20aの端部に設けてある。
ブ20がアイドル位置の場合にONになり、非アイドル
位置の場合にOFFになるON・OFFスイッチであり
、スロットルシャフト20aの端部に設けてある。
【0019】クラッチスイッチ15は、図示しないクラ
ッチペダルが操作された場合にONになり、操作されて
いない場合にOFFになるON・OFFスイッチであり
、クラッチペダルの近傍に配置してある。
ッチペダルが操作された場合にONになり、操作されて
いない場合にOFFになるON・OFFスイッチであり
、クラッチペダルの近傍に配置してある。
【0020】車速センサ16は、例えば、スピ−ドメ−
タケ−ブル等の回転から車速を検出し得るように構成さ
れている。
タケ−ブル等の回転から車速を検出し得るように構成さ
れている。
【0021】ISCバルブ17は、スロットルバルブ2
0を迂回するバイパス通路21に設けてあり、電子制御
装置4によりデュ−ティ制御されるようになっている。 すなわち、デュ−ティ比に応じて電子制御装置4からパ
ルス電圧が印加されるとバイパス通路21を開き、パル
ス電圧が印加されていない場合はバイパス通路21を閉
じるようになっている。
0を迂回するバイパス通路21に設けてあり、電子制御
装置4によりデュ−ティ制御されるようになっている。 すなわち、デュ−ティ比に応じて電子制御装置4からパ
ルス電圧が印加されるとバイパス通路21を開き、パル
ス電圧が印加されていない場合はバイパス通路21を閉
じるようになっている。
【0022】電子制御装置4による燃料噴射量の演算は
、次のようにして行われる。
、次のようにして行われる。
【0023】先ず、エンジン回転信号bおよび吸気圧信
号dから360°CA(クランクアングル)毎に吸入空
気量を検出し、検出した吸入空気量に応じて基本噴射時
間TPを決定する。次に、基本噴射時間TPをエンジン
の運転状況に応じて決まる各種補正係数K 、および無
効噴射時間TAUVで補正してインジェクタ3への最終
通電時間T を次式に基づいて決定し、所定のタイミン
グでインジェクタ3を作動させる。 T =TP×K +TAUV 電子制御装置4は、アイドルスイッチ14からの信号e
によりスロットルバルブ20がアイドル位置にあるのを
検出した場合には、アイドル回転数が目標回転数に収束
するようにアイドル回転数をフィ−ドバック制御する。 具体的には、アイドル回転数が目標回転数を下まわると
、ISCバルブ17のデュ−ティ比を高めてバイパス空
気量を増加させるとともに、燃料供給量を増加させてア
イドル回転数を高める。アイドル回転数が目標回転数を
上まわると、デュ−ティ比を小さくしてバイパス空気量
を絞るとともに、燃料供給量を減少させてアイドル回転
数を低下させる。アイドリング時のデュ−ティ比は、2
0%の前後で適宜変化されるようになっている。このよ
うな制御を繰り返すことによってアイドル回転数を目標
回転数に維持するようになっている。
号dから360°CA(クランクアングル)毎に吸入空
気量を検出し、検出した吸入空気量に応じて基本噴射時
間TPを決定する。次に、基本噴射時間TPをエンジン
の運転状況に応じて決まる各種補正係数K 、および無
効噴射時間TAUVで補正してインジェクタ3への最終
通電時間T を次式に基づいて決定し、所定のタイミン
グでインジェクタ3を作動させる。 T =TP×K +TAUV 電子制御装置4は、アイドルスイッチ14からの信号e
によりスロットルバルブ20がアイドル位置にあるのを
検出した場合には、アイドル回転数が目標回転数に収束
するようにアイドル回転数をフィ−ドバック制御する。 具体的には、アイドル回転数が目標回転数を下まわると
、ISCバルブ17のデュ−ティ比を高めてバイパス空
気量を増加させるとともに、燃料供給量を増加させてア
イドル回転数を高める。アイドル回転数が目標回転数を
上まわると、デュ−ティ比を小さくしてバイパス空気量
を絞るとともに、燃料供給量を減少させてアイドル回転
数を低下させる。アイドリング時のデュ−ティ比は、2
0%の前後で適宜変化されるようになっている。このよ
うな制御を繰り返すことによってアイドル回転数を目標
回転数に維持するようになっている。
【0024】点火時期制御装置2は、点火プラグ22に
印加する高電圧の印加タイミングを、イグナイタ7を介
して前記電子制御装置4により調節するように構成され
たものである。イグナイタ7は、電子制御装置4からの
指令に基づいてイグニッションコイルの一次電流をON
、OFFさせる機能を備えている。電子制御装置4から
イグナイタ7に点火時期制御信号hが出力されると、イ
グニッションコイルの一次電流が遮断されて二次側に高
電圧が発生し、その高電圧がディストリビュ−タ18を
介して点火プラグ22に印加されるようになっている。 アイドリング時の点火時期は、ピストン23の上死点前
30°CAに設定してある。
印加する高電圧の印加タイミングを、イグナイタ7を介
して前記電子制御装置4により調節するように構成され
たものである。イグナイタ7は、電子制御装置4からの
指令に基づいてイグニッションコイルの一次電流をON
、OFFさせる機能を備えている。電子制御装置4から
イグナイタ7に点火時期制御信号hが出力されると、イ
グニッションコイルの一次電流が遮断されて二次側に高
電圧が発生し、その高電圧がディストリビュ−タ18を
介して点火プラグ22に印加されるようになっている。 アイドリング時の点火時期は、ピストン23の上死点前
30°CAに設定してある。
【0025】また、前記電子制御装置4には、図2に概
略的に示すようなプログラムを内蔵してある。ステップ
51では、車速が設定車速、例えば2.0km/h以下
であるか否かを車速信号gから判別し、車速が設定車速
を下まわっている場合はステップ52に進み、設定車速
を上まわっている場合はステップ54に進む。ステップ
52では、現在のエンジン回転数(E/G回転)が設定
回転数たるアイドル判定回転数(id判定回転数)を下
まわっているか否かをエンジン回転信号bから判別する
。アイドル判定回転数は、通常のアイドル回転数を若干
上まわる程度の値に設定してある。現在のエンジン回転
数がアイドル判定回転数を下まわっている場合はステッ
プ53に進み、上まわっている場合はステップ54に進
む。ステップ53では、クラッチスイッチ15からの信
号fによりクラッチペダルが操作されているか否かを判
別し、操作されていると判断した場合はステップ55に
進み、操作されていないと判断した場合はステップ54
に進む。ステップ54では、点火時期をアイドリング時
の点火時期に設定する。ステップ55では、アイドリン
グ時の点火時期から発進時補正点火時期分(30°CA
)を遅角させる。
略的に示すようなプログラムを内蔵してある。ステップ
51では、車速が設定車速、例えば2.0km/h以下
であるか否かを車速信号gから判別し、車速が設定車速
を下まわっている場合はステップ52に進み、設定車速
を上まわっている場合はステップ54に進む。ステップ
52では、現在のエンジン回転数(E/G回転)が設定
回転数たるアイドル判定回転数(id判定回転数)を下
まわっているか否かをエンジン回転信号bから判別する
。アイドル判定回転数は、通常のアイドル回転数を若干
上まわる程度の値に設定してある。現在のエンジン回転
数がアイドル判定回転数を下まわっている場合はステッ
プ53に進み、上まわっている場合はステップ54に進
む。ステップ53では、クラッチスイッチ15からの信
号fによりクラッチペダルが操作されているか否かを判
別し、操作されていると判断した場合はステップ55に
進み、操作されていないと判断した場合はステップ54
に進む。ステップ54では、点火時期をアイドリング時
の点火時期に設定する。ステップ55では、アイドリン
グ時の点火時期から発進時補正点火時期分(30°CA
)を遅角させる。
【0026】以上の制御は、エンジン運転中に繰り返し
行われるようになっている。
行われるようになっている。
【0027】このような構成によると、車速が設定車速
を上まわっている場合、エンジン回転数がアイドル回転
数近傍のアイドル判定回転数を上まわっている場合、お
よび、クラッチペダルが操作されていない場合は、図3
に示すように、点火時期が通常のものよりも進角側の3
0°CAに設定される。車速が設定車速を下まわり、エ
ンジン回転数がアイドル回転数近傍のアイドル判定回転
数を下まわり、さらに、クラッチペダルが操作されてい
る場合は、車両の発進操作が行われたことになる。この
場合には点火時期が0°CAまで遅角制御されるととも
に、バイパス空気量および燃料供給量が増量された状態
で、アイドル回転数が目標回転数に制御されることにな
る。
を上まわっている場合、エンジン回転数がアイドル回転
数近傍のアイドル判定回転数を上まわっている場合、お
よび、クラッチペダルが操作されていない場合は、図3
に示すように、点火時期が通常のものよりも進角側の3
0°CAに設定される。車速が設定車速を下まわり、エ
ンジン回転数がアイドル回転数近傍のアイドル判定回転
数を下まわり、さらに、クラッチペダルが操作されてい
る場合は、車両の発進操作が行われたことになる。この
場合には点火時期が0°CAまで遅角制御されるととも
に、バイパス空気量および燃料供給量が増量された状態
で、アイドル回転数が目標回転数に制御されることにな
る。
【0028】しかして、このような構成によれば、アイ
ドリング時の点火時期を好適に進角させることができる
ので、アイドリング時の燃費を有効に改善することがで
きる。また、アイドリング状態で車両の発進操作が行わ
れた場合は、点火時期が遅角されるとともに、シリンダ
内の空気量等が増すため、車両の発進時における発生ト
ルクを、点火時期一定の従来の場合よりも増大させるこ
とができる。その結果、アイドリング状態で発進操作が
行われた場合は、負荷増加に対応してエンジン回転を一
時的に高めることができ、エンジンスト−ルを有効に回
避することが可能となる。3図中の想像線は、点火時期
が一定に維持されている場合のエンジン回転を示してい
る。
ドリング時の点火時期を好適に進角させることができる
ので、アイドリング時の燃費を有効に改善することがで
きる。また、アイドリング状態で車両の発進操作が行わ
れた場合は、点火時期が遅角されるとともに、シリンダ
内の空気量等が増すため、車両の発進時における発生ト
ルクを、点火時期一定の従来の場合よりも増大させるこ
とができる。その結果、アイドリング状態で発進操作が
行われた場合は、負荷増加に対応してエンジン回転を一
時的に高めることができ、エンジンスト−ルを有効に回
避することが可能となる。3図中の想像線は、点火時期
が一定に維持されている場合のエンジン回転を示してい
る。
【0029】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、前記実施例に限定されないのは勿論であ
る。例えば、制御の容易性の面においては車両の発進時
に点火時期を一挙に遅角させるのが好ましいが、制御精
度を高めたい場合は点火時期を短時間内に段階的に遅角
させるとよい。その場合は、点火時期の遅角制御と略同
期させてISCバルブのデュ−ティ比を段階的に高める
のが好ましい。
が、本発明は、前記実施例に限定されないのは勿論であ
る。例えば、制御の容易性の面においては車両の発進時
に点火時期を一挙に遅角させるのが好ましいが、制御精
度を高めたい場合は点火時期を短時間内に段階的に遅角
させるとよい。その場合は、点火時期の遅角制御と略同
期させてISCバルブのデュ−ティ比を段階的に高める
のが好ましい。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成であるから
、アイドリング時の燃費を有効に改善することができる
とともに、アイドリング状態で発進操作が行われた場合
にエンジンスト−ルが発生し難くすることができ、車両
の発進性を向上させることができる。
、アイドリング時の燃費を有効に改善することができる
とともに、アイドリング状態で発進操作が行われた場合
にエンジンスト−ルが発生し難くすることができ、車両
の発進性を向上させることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成説明図。
【図2】本発明の一実施例における制御手順を概略的に
示すフロ−チャ−ト図。
示すフロ−チャ−ト図。
【図3】本発明の一実施例における作用説明図。
1…電子制御燃料噴射装置
2…点火時期制御装置
4…電子制御装置
7…イグナイタ
12…クランク角センサ
17…ISCバルブ
20…スロットルバルブ
21…バイパス通路
Claims (1)
- 【請求項1】 スロットルバルブを迂回するバイパス
空気量を調節してアイドル回転数を目標回転数にフィ−
ドバック制御するように構成したエンジンにおける低回
転時の点火時期制御方法であって、エンジン回転数が設
定回転数を下まわっている状態で発進操作が行われた場
合には、アイドリング時よりも点火時期を遅らせるよう
にしたことを特徴とする低回転時の点火時期制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3059291A JPH04269377A (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 低回転時の点火時期制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3059291A JPH04269377A (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 低回転時の点火時期制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04269377A true JPH04269377A (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=12308142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3059291A Pending JPH04269377A (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 低回転時の点火時期制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04269377A (ja) |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP3059291A patent/JPH04269377A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7287500B2 (en) | Start controller for internal combustion engine | |
JPH11148402A (ja) | 内燃機関の減速時制御装置 | |
WO2006107118A1 (en) | Idle speed control apparatus for internal combustion engine | |
EP1216351B1 (en) | Idle control for internal combustion engine | |
JPH03493B2 (ja) | ||
JP2006266200A (ja) | 内燃機関のバルブ特性制御装置 | |
US4838230A (en) | Fuel injection control system for internal combustion engine when starting | |
JP2006118517A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4168386B2 (ja) | エンジンの始動時制御装置 | |
US8161941B2 (en) | Control device for internal combustion engine | |
JP3855557B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JPH04269377A (ja) | 低回転時の点火時期制御方法 | |
JPH0626432A (ja) | 内燃機関の点火時期制御装置 | |
JP3620179B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2884875B2 (ja) | 内燃機関の燃料供給再開用点火時期制御装置 | |
US8141539B2 (en) | Controller and control method for internal combustion engine | |
JP5353392B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2536617B2 (ja) | 内燃エンジンの加速時の燃料供給量制御方法 | |
JP2516055B2 (ja) | 車両用内燃機関のアイドル回転数制御装置 | |
JPH04353267A (ja) | エンジンの点火時期制御装置 | |
JP2748361B2 (ja) | 内燃機関制御装置 | |
JP6274814B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JPS63186948A (ja) | 内燃エンジンの始動直後の点火時期制御方法 | |
JP2697530B2 (ja) | 弁停止機構付き内燃機関の点火制御装置 | |
JPH089394Y2 (ja) | エンジン始動時の回転数制御装置 |