JPH04267672A - 画像読取方法及びその装置 - Google Patents

画像読取方法及びその装置

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JPH04267672A
JPH04267672A JP3048941A JP4894191A JPH04267672A JP H04267672 A JPH04267672 A JP H04267672A JP 3048941 A JP3048941 A JP 3048941A JP 4894191 A JP4894191 A JP 4894191A JP H04267672 A JPH04267672 A JP H04267672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
photoelectric conversion
photodiode
switching element
conversion element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3048941A
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English (en)
Inventor
Satoru Murakami
悟 村上
Takeji Yamawaki
竹治 山脇
Keiichi Yoshida
恵一 吉田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像を読み取る方法及び
その装置に関し、さらに詳しくは、ファクシミリ,イメ
ージスキャナ,デジタル複写機,電子黒板などの原稿上
の画像をいわゆる電荷蓄積方式によって読み取る方法及
びその装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリなどの原稿読み取り
部には電荷結合素子(charge coupledd
evice;CCD)を用いた縮小光学系の画像読取装
置が使用されていた。 この画像読取装置は一般にイメージセンサと呼ばれてお
り、近年は、原稿上の画像を等倍で読み取ることができ
る密着型イメージセンサが使用されている。この密着型
イメージセンサはガラス等の基板上にアモルファスシリ
コンa−Si等の半導体から成る光電変換素子が一次元
状に複数形成され構成されている。これらの光電変換素
子として一般にフォトダイオードが用いられているが、
これらのフォトダイオードに生じる光電流は極めて微弱
であるため、その生じた光電流をフォトダイオードの電
極間容量に一旦蓄積させてから検出するいわゆる電荷蓄
積方式が採用されている。ここで、電極間容量とはフォ
トダイオードの電極間で形成された静電容量のことであ
り、接合容量を含む概念である。
【0003】次に、この電荷蓄積方式について図面に基
づき簡単に説明する。図7において、符号1は光電変換
素子としてのフォトダイオードであり、これらのフォト
ダイオード1のアノード端子には共通の駆動電源2が接
続されている。また、それぞれのカソード端子にはTF
T等のスイッチング素子3が接続されていて、これらの
スイッチング素子3には共通の電流増幅回路4及び積分
回路5が接続されている。スイッチング素子3はそれが
順に閉にされることにより駆動電圧Vdをフォトダイオ
ード1に一定時間印加するためのものであり、電流増幅
回路4はフォトダイオード1の出力電流Ioを出力電圧
V1に変換増幅するためのものである。また、積分回路
5はその電流増幅回路4の出力電圧V1を時間積分する
ためのものである。
【0004】このような画像読取装置は、或るフォトダ
イオード1に接続されたスイッチング素子3が閉にされ
ると、そのフォトダイオード1の電極間容量が十分に充
電される。次いで、そのスイッチング素子3が開にされ
ると、その充電された電極間容量はフォトダイオード1
に生じた光電流によって放電させられ始めて、再びスイ
ッチング素子3が閉にされるまでの間、放電させられ続
ける。すなわち、電極間容量は一定時間内にフォトダイ
オード1に入射した光量だけ放電させられるのである。 そして、図8に示すようにそのスイッチング素子3が閉
にされると、その放電させられた電極間容量は再び充電
され始める。このとき、フォトダイオード1に流れる出
力電流Ioが電流増幅回路4によって出力電圧V1に変
換増幅され、更に積分回路5によって時間積分されて出
力電圧Voが得られる。しかる後、そのスイッチング素
子3が開にされるとともに、スイッチング素子6が閉に
されて積分コンデンサCiがリセットされる。この積分
コンデンサCiがリセットされる直前の出力電圧Voが
画像信号として読み出されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォト
ダイオード1によって感度が異なっているため正確に画
像を読み取ることは困難であった。したがって、図8に
示すように均一な白色原稿を読み取った場合であっても
、それぞれの出力電圧Voはフォトダイオード1によっ
て異なっているという問題があった。ここでいう感度と
は、光電変換素子(1)が有する光電変換効率の他に、
スイッチング素子3が有する内部抵抗等の不均一性に起
因して結果的に出力電圧Voが異なっていることも含ま
れる。
【0006】このような問題を解決するために種々の発
明が提案されている。たとえば、特開昭50−1592
16号公報及び特開平1−194655号公報では、予
め測定した補正係数をROM(Read Only M
emory)に格納しておき、順次読み出された出力電
圧とその補正係数とを演算することによって、出力電圧
を適正に補正するように構成している。このようにフォ
トダイオードの感度を補正する方法としては出力電圧を
演算する方法が一般的であったが、演算回路が大変煩雑
になり、コスト高であった。また、デジタル演算の場合
には、アナログ信号をデジタル信号に変換する時に生じ
る量子化誤差を避けることはできなかった。そこで、本
発明者らは簡単な回路で、より正確に画像を読み取るこ
とができるように鋭意研究を重ねた結果、本発明に至っ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像読取方
法の要旨とするところは、複数の光電変換素子の電極間
容量を充電しておき、該充電された電極間容量を該光電
変換素子に入射した光量に応じて生じた光電流によって
一定時間放電させた後、該光電変換素子の一端に駆動電
圧を一定時間印加することによって該放電させられた電
極間容量を充電するとともに、該充電するときに該光電
変換素子の他端から流れる出力電流を時間積分すること
によって画像を読み取る方法において、前記光電変換素
子のうち、感度が高い光電変換素子ほど前記出力電流を
短時間で時間積分するようにしたことにある。
【0008】また、本発明に係る画像読取装置の要旨と
するところは、入射した光量に応じて光電流を生じる複
数の光電変換素子と、該光電変換素子の一端に駆動電圧
を一定時間印加する駆動電圧印加手段と、該駆動電圧が
印加されたときに該光電変換素子の他端から流れる出力
電流を時間積分する出力増幅手段とを備えた画像読取装
置において、前記光電変換素子のうち、感度が高い光電
変換素子ほど前記出力電流が時間積分される時間を短く
する積分時間調整手段を設けたことにある。
【0009】
【作用】本発明に係る画像読取方法によれば、複数の光
電変換素子の電極間容量が十分に充電され、それぞれの
充電された電極間容量が入射光量に応じて生じた光電流
によって一定時間放電させられる。次に、それぞれの光
電変換素子の一端に駆動電圧が一定時間印加されると、
それぞれの放電させられた電極間容量が再び充電される
。これらの電極間容量が充電されるときにそれぞれの光
電変換素子の他端から流れる出力電流が、感度が高い光
電変換素子ほど短時間で積分され、逆に感度が低い光電
変換素子ほど長時間で積分されて画像が読み取られる。 すなわち、それぞれの光電変換素子の感度に応じて出力
電流を積分する時間が適正に調整されるのである。
【0010】また、本発明に係る画像読取装置によれば
、駆動電圧印加手段により複数の光電変換素子の一端に
駆動電圧が一定時間印加され、それぞれの光電変換素子
の電極間容量が十分に充電される。次いで、それぞれの
光電変換素子に入射した光量に応じて光電流が生じ、そ
れぞれの電極間容量が一定時間放電させられる。次に、
駆動電圧印加手段によりぞれぞれの光電変換素子の一端
に駆動電圧が一定時間印加されると、それぞれの放電さ
せられた電極間容量が再び充電される。これらの電極間
容量が充電されるときにそれぞれの光電変換素子の他端
から流れる出力電流が出力増幅手段により時間積分され
るのであるが、積分時間調整手段により感度が高い光電
変換素子ほど積分時間が短くされ、逆に感度が低い光電
変換素子ほど積分時間が長くされて時間積分されること
によって画像が読み取られる。すなわち、積分時間調整
手段によりそれぞれの光電変換素子の感度に応じて出力
電流を積分する時間が適正に調整されるのである。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る画像読取方法及びその装
置の実施例を図面に基づき詳しく説明する。図1に示す
ように、本発明に係る画像読取装置は複数のフォトダイ
オード10が配列されていて、これらのアノード端子に
は共通の駆動電源12が接続され、また、カソード端子
にはスイッチング素子14が接続されている。これらの
スイッチング素子14には共通の電流増幅回路16及び
積分回路18が接続されていて、更に、電流増幅回路1
6と積分回路18との間にスイッチング素子20が接続
されて構成されている。
【0012】フォトダイオード10はアモルファスシリ
コンa−Si等の半導体から成り、入射した光量に応じ
て光電流を生じる光電変換素子である。また、スイッチ
ング素子14はTFT等から成り、後述する制御信号に
よって一定時間、順に閉にされるように構成されている
。このスイッチング素子14及び駆動電源12がフォト
ダイオード10のアノード端子に駆動電圧Vdを一定時
間印加する駆動電圧印加手段を構成している。
【0013】電流増幅回路16は演算増幅器22と負帰
還抵抗Rfとから構成されていて、フォトダイオード1
0からの出力電流Ioを出力電圧V1に変換増幅するた
めのものである。また、積分回路18は演算増幅器24
,積分コンデンサCi,積分抵抗Ri及びスイッチング
素子26から構成されていて、電流増幅回路16からの
出力電圧V1を時間積分して出力電圧Voを得るための
ものである。このスイッチング素子26は、図2に示す
ようにスイッチング素子14が開にされると同時に閉に
されるように構成されていて、次のフォトダイオード1
0からの出力電圧V1を時間積分する前に、積分コンデ
ンサCiをリセットするためのものである。この電流増
幅回路16及び積分回路18がフォトダイオード10の
カソード端子から流れる出力電流Ioを時間積分する出
力増幅手段を構成している。
【0014】電流増幅回路16と積分回路18との間に
設けられたスイッチング素子20は、複数のスイッチン
グ素子14のうちのいずれかが閉にされると同時に閉に
されるように構成されている。また、スイッチング素子
20は予め設定された時期に開にされるように構成され
ている。本例では、全てのフォトダイオード10に均一
な白色原稿が読み取られた場合に、それぞれのフォトダ
イオード10からの出力電圧Voが最も感度が低いフォ
トダイオード10の出力電圧Vminに統一されるよう
に、スイッチング素子20が開にされる時期が設定され
ている。したがって、最も感度が低いフォトダイオード
10に接続されているスイッチング素子14が閉にされ
ているときは、そのスイッチング素子14が開にされる
と同時にスイッチング素子20が開にされるように構成
されていて、その他の感度が高いフォトダイオード10
に接続されているスイッチング素子14が閉にされてい
るときは、そのフォトダイオード10の出力電圧Voが
最も感度が低いフォトダイオードの出力電圧Vminと
同電圧に達した時にスイッチング素子20が開にされる
ように構成されている。このスイッチング素子20が、
複数のフォトダイオード10のうち感度が高いフォトダ
イオード10ほど、その出力電流Ioが時間積分される
時間を短くする積分時間調整手段を構成している。
【0015】次に、スイッチング素子20が開にされる
時期を設定する装置について説明する。図3おいて、符
号30はクロックパルスCLKを計数するタイムカウン
タである。このタイムカウンタ30はスイッチング素子
14が閉にされると同時にリセットされるように構成さ
れていて、スイッチング素子14が閉にされてから経過
した時間を計測するためのものである。また、符号32
はスイッチング素子14が閉にされているフォトダイオ
ード10を特定するセンサカウンタであり、クロックパ
ルスCLKを計数することによって特定するように構成
されている。更に、符号34は各フォトダイオード10
の感度に応じた積分時間が予め測定されて記憶させられ
ているROM(Read Only Memory)で
ある。また、符号36はタイムカウンタ30からのデー
タとROM34からのデータを比較するコンパレータで
ある。更に、符号38はコンパレータ36からの信号に
応じて、スイッチング素子20を開閉させるための制御
信号を形成する制御信号発生回路である。なお、スイッ
チング素子14とスイッチング素子26とを同期させて
開閉させるための制御信号は、従来と同様にクロックパ
ルスCLKをデバイダ40により分周して制御信号発生
回路42により形成されている。
【0016】次に、この画像読取装置の動作を説明する
。先ず、それぞれのスイッチング素子14が一定時間、
順に閉にされてフォトダイオード10のアノード端子に
駆動電圧Vdが印加されると、フォトダイオード10に
逆バイアス電圧がかかり、それぞれの電極間容量が十分
に充電される。次いで、それぞれのスイッチング素子1
4が順に開にされて、たとえば全てのフォトダイオード
10に均一な白色原稿が読み取られたとすると、その均
一な白色原稿に応じて生じた光電流によってそれぞれの
電極間容量は放電させられる。ところが、均一な白色原
稿であるにも拘らずフォトダイオード10によって感度
が異なっているために、放電させられる量はそれぞれの
電極間容量によって異なっている。次に、それぞれのス
イッチング素子14が順に閉にされてフォトダイオード
10のアノード端子に駆動電圧Vdが印加されると、そ
れぞれの放電させられた電極間容量が再び充電される。 このとき、それぞれのフォトダイオード10のカソード
端子から流れる負の出力電流Ioが電流増幅回路16に
より出力電圧V1に変換増幅される。
【0017】この出力電圧V1を積分回路18により時
間積分して出力電圧Voを得るにあたって、たとえば最
も感度が低いフォトダイオード10に接続されたスイッ
チング素子14が閉にされるとスイッチング素子20が
閉にされ、同時にタイムカウンタ30がリセットされる
。次いで、このタイムカウンタ30によりスイッチング
素子20が閉にされてから経過した時間が計測され、そ
の経過時間のデータが随時コンパレータ36に出力され
る。一方、センサカウンタ32には最も感度が低いフォ
トダイオード10であることが特定されていて、このセ
ンサカウンタ32からのデータに基づき、最も感度が低
いフォトダイオード10に必要な積分時間(本例ではス
イッチング素子14が閉にされている時間と同時間)の
データがROM34からコンパレータ36に出力される
。そして、これらのデータがコンパレータ36により随
時比較され、これらのデータが合致した時にコンパレー
タ36から制御信号発生回路38にデータが合致したこ
とを表わす信号が出力される。この信号に基づいて制御
信号発生回路38から制御信号が出力されて、スイッチ
ング素子20が開にされる。このように出力電圧V1が
時間積分されて出力電圧Vminが得られる。
【0018】また、その他の感度が高いフォトダイオー
ド10に接続されたスイッチング素子14が閉にされる
とスイッチング素子20が閉にされ、同時にタイムカウ
ンタ30がリセットされる。次いで、このタイムカウン
タ30によりスイッチング素子20が閉にされてから経
過した時間が計測され、その経過時間のデータが随時コ
ンパレータ36に出力される。一方、センサカウンタ3
2にはその他の感度が高いフォトダイオード10である
ことが特定されていて、このセンサカウンタ32からの
データに基づき、そのフォトダイオード10に必要な積
分時間のデータがROM34からコンパレータ36に出
力される。そして、これらのデータがコンパレータ36
により随時比較され、これらのデータが合致した時にコ
ンパレータ36から制御信号発生回路38にデータが合
致したことを表わす信号が出力される。この信号に基づ
いて制御信号発生回路38から制御信号が出力されて、
スイッチング素子20が開にされる。このように出力電
圧V1が時間積分されて、最も感度が低いフォトダイオ
ード10と同じ出力電圧Vminが得られる。
【0019】以上のように、感度が高いフォトダイオー
ド10ほどその出力電圧V1が短時間で時間積分され、
逆に感度が低いフォトダイオード10ほどその出力電圧
V1が長時間で時間積分されて出力電圧Voが得られる
のである。
【0020】かかる画像読取装置には、感度が高いフォ
トダイオード10ほど、そのフォトダイオード10のカ
ソード端子から流れる出力電流Ioを積分する時間を短
くするスイッチング素子20が設けられているため、フ
ォトダイオード10の感度が異なっていても正確に画像
を読み取ることができる。また、デジタル演算に伴う量
子化誤差等が発生しないので、より正確に画像を読み取
ることができる。しかも、煩雑なデジタル演算回路等を
必要としないので、より安価で高性能な画像読取装置を
提供することができる。
【0021】以上、本発明に係る画像読取方法及びその
装置の一実施例を詳述したが、本発明は上述した実施例
に限定されることなくその他の態様でも実施し得るもの
である。
【0022】たとえば、図4に示すようにマトリックス
駆動方式の画像読取装置にも適用し得るものである。符
号44はフォトダイオードであり、これらに逆極性でブ
ロッキングダイオード46が直列に接続されている。こ
れらのフォトダイオード44及びブロッキングダイオー
ド46は一定の個数毎にブロック48で区分されていて
、各ブロッキングダイオード46はブロック48毎に駆
動電圧発生回路50に接続されている。一方、各フォト
ダイオード44は各ブロック48間で同じ位置にあるも
の同士を共通として電流増幅回路52に接続されている
。更に、これらの電流増幅回路52はスイッチング素子
54を介して積分回路56に接続されている。
【0023】これらのスイッチング素子54は駆動電圧
発生回路50によっていずれかのブロック48に駆動電
圧Vdが印加されると一斉に閉にされるように構成され
ているとともに、ブロック48内における各フォトダイ
オード44の感度はほぼ均一であることから、各スイッ
チング素子54は駆動電圧Vdが印加されているブロッ
ク48に応じて所定の時期に一斉に開にされるように構
成されている。したがって、マトリックス駆動方式の場
合はブロック48間でのフォトダイオード44の感度の
相違に加えてブロック48毎の配線抵抗や浮遊容量等の
相違に起因して出力電圧Voが不均一になるが、本例に
よれば、このような不均一性も解消される。あるいは全
てのフォトダイオード44の感度に応じて各スイッチン
グ素子54が所定の時期に個別に閉にされるように構成
することも可能である。
【0024】また図5に示すように、予め測定した積分
時間をROM58に記憶させておき、並直変換器60に
よりROM58からのパラレルデータをシリアルデータ
に変換することによって、スイッチング素子20を開閉
させる制御信号を直接形成するように構成しても良い。 この場合、ROM58としてたとえば32ビットのもの
を用いるのであれば、32段階で表された積分時間を記
憶させておけば良い。本例では、前述したタイムカウン
タ30やコンパレータ36がなく、より簡単な回路で構
成することができる。
【0025】更に図6に示すように、前述した電流増幅
回路16を省略して、フォトダイオード10からの出力
電流Ioが直接積分回路62によって時間積分されるよ
うに構成することも可能である。
【0026】また、スイッチング素子20を介すること
なく、電流増幅回路16に直接積分回路18を接続して
、積分コンデンサCiをリセットするためのスイッチン
グ素子26がいずれかのスイッチング素子14が閉にさ
れると同時に開にされ、各フォトダイオード10の感度
に応じて所定の時期に閉にされるように構成されていて
も良い。すなわち、積分コンデンサCiをリセットする
ためのスイッチング素子26を開閉させることにより積
分時間を調整しても良いのである。この場合は、スイッ
チング素子26が積分時間調整手段となる。
【0027】更に、白色原稿を基準にせず、中間明度の
原稿を基準に積分時間を設定することも可能である。ま
た、予め測定した積分時間をROMに記憶させておくの
ではなく、原稿を読み取る度に基準原稿を読み取り、適
正な積分時間を算出してRWM(Read Write
 Memory )等に記憶させるように構成すること
も可能である。
【0028】その他、駆動電圧Vdを正の電圧にするこ
とも可能であり、この場合には、フォトダイオードを逆
方向に接続すれば良く、マトリックス駆動方式では更に
ブロッキングダイオードをも逆方向に接続すれば良いな
ど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲内で当業者の知
識に基づき種々なる改良,修正,変形を加えた態様で実
施し得るものである。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る画像読取方法は感度が高い
光電変換素子ほどその光電変換素子の他端から流れる出
力電流を短時間で積分するようにしているため、光電変
換素子の感度が異なっていても正確に画像を読み取るこ
とができる。また、デジタル演算に伴う量子化誤差等が
発生しないので、より正確に画像を読み取ることができ
る。
【0030】また、本発明に係る画像読取装置には感度
が高い光電変換素子ほどその光電変換素子の他端から流
れる出力電流を積分する時間を短くする積分時間調整手
段が設けられているため、光電変換素子の感度が異なっ
ていても正確に画像を読み取ることができる。また、デ
ジタル演算に伴う量子化誤差等が発生しないので、より
正確に画像を読み取ることができる。しかも、煩雑なデ
ジタル演算回路等を必要としないので、より安価で高性
能な画像読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置の実施例を示す回路
図である。
【図2】図1に示した回路図の動作を示すタイムチャー
トである。
【図3】図1に示した実施例におけるスイッチング素子
を作動させるための実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る画像読取装置の他の実施例を示す
回路図である。
【図5】図1に示した実施例におけるスイッチング素子
を作動させるための他の実施例を示すブロック図である
【図6】本発明に係る画像読取装置の他の実施例を示す
回路図である。
【図7】従来の画像読取装置の実施例を示す回路図であ
る。
【図8】図7に示した回路図の動作を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
10,44;フォトダイオード(光電変換素子)12;
電源(駆動電圧印加手段) 14;スイッチング素子(駆動電圧印加手段)16,5
2;電流増幅回路(出力増幅手段)18,56;積分回
路(出力増幅手段)20,54;スイッチング素子(積
分時間調整手段)Vd;駆動電圧 Io;出力電流 Vo;出力電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の光電変換素子の電極間容量を充
    電しておき、該充電された電極間容量を該光電変換素子
    に入射した光量に応じて生じた光電流によって一定時間
    放電させた後、該光電変換素子の一端に駆動電圧を一定
    時間印加することによって該放電させられた電極間容量
    を充電するとともに、該充電するときに該光電変換素子
    の他端から流れる出力電流を時間積分することによって
    画像を読み取る方法において、前記光電変換素子のうち
    、感度が高い光電変換素子ほど前記出力電流を短時間で
    時間積分するようにしたことを特徴とする画像読取方法
  2. 【請求項2】  入射した光量に応じて光電流を生じる
    複数の光電変換素子と、該光電変換素子の一端に駆動電
    圧を一定時間印加する駆動電圧印加手段と、該駆動電圧
    が印加されたときに該光電変換素子の他端から流れる出
    力電流を時間積分する出力増幅手段とを備えた画像読取
    装置において、前記光電変換素子のうち、感度が高い光
    電変換素子ほど前記出力電流が時間積分される時間を短
    くする積分時間調整手段を設けたことを特徴とする画像
    読取装置。
JP3048941A 1991-02-21 1991-02-21 画像読取方法及びその装置 Withdrawn JPH04267672A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000062526A1 (fr) * 1999-04-13 2000-10-19 Hamamatsu Photonics K.K. Dispositif imageur

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