JPH04267203A - 偏光変換素子 - Google Patents

偏光変換素子

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JPH04267203A
JPH04267203A JP2844691A JP2844691A JPH04267203A JP H04267203 A JPH04267203 A JP H04267203A JP 2844691 A JP2844691 A JP 2844691A JP 2844691 A JP2844691 A JP 2844691A JP H04267203 A JPH04267203 A JP H04267203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarized light
polarization
prism
polarized
incident
Prior art date
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Pending
Application number
JP2844691A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitaka Yajima
矢島章隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH04267203A publication Critical patent/JPH04267203A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直線偏光光を利用する装
置に用いて好適な、ランダム偏光を一方向の偏光軸を持
つ直線偏光に変換する偏光変換素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ランダム偏光から一方向の直線偏
光光を得る方法として、特開平2−189504のよう
に偏光ビームスプリッタとミラーと1/2波長板の組合
せを用いて偏光軸を揃える偏光変換素子が考案されてい
る。また1989年電子情報通信学会秋季全国大会講演
論文集、分冊5、C−34のようなプリズムの組合せに
よる偏光変換素子も考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の偏光変
換素子では前者においては光源から被照射面までの距離
が二つの偏光成分において異なり、被照射面において照
度差が生じ、更に合成した場合には色ムラとなって現わ
れる。また後者においては、光路長が異なるうえに光学
系が複雑で大型になるという問題点を有している。
【0004】そこで、本発明は以上のような問題点を解
決するものであって、その目的とするところは、小型で
二つの偏光軸に対して光路長を等しくし照度差の無い偏
光変換素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の偏光変換素子は
光源からのランダム偏光を偏光軸が互いに直交する二つ
の直線偏光成分に分離する偏光ビームスプリッタと、少
なくとも一方の直線偏光成分の偏光軸を回転させ、二つ
の偏光軸を一致させる手段とを有する偏光変換素子にお
いて、前記偏光ビームスプリッタはケスタプリズムであ
ることを特徴とする。
【0006】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の偏光変換素子の
一実施例を示す断面図である。二つの偏光軸を一致させ
る手段として、1/2波長板7を用いた構成である。
【0007】光源1より出射されるランダム偏光2はケ
スタプリズム3に入射し、次に偏光分離層4に入射し、
S偏光光5は反射しP偏光光6は透過し、それぞれ斜面
で全反射し方向を変え出射する。出射した光のうちP偏
光光6のみ1/2波長板7に入射し、偏光軸をS偏光光
5と同一方向として出射する。なお逆にS偏光光5のみ
が1/2波長板7に入射して、偏光軸をP偏光光6と同
一方向として出射するように構成してもよい。
【0008】ここでケスタプリズム3は60度と30度
の角度を持つ直角プリズムを2つ光学的に貼り合わせた
物である。どちらか一方のプリズムの接着面に偏光分離
層4を構成してあり、貼り合わせると正三角柱になる。 偏光分離層4は誘電体多層膜で、ケスタプリズム3の硝
材の屈折率と光の入射角度(ここでは30度)を考慮し
て最適な膜設計がされている。光の入射面及び出射面に
は反射防止膜を形成し、不要な光のロスを防いでいる。 さらに入射面及び出射面に対して光は垂直で通過するこ
とになるため、界面での屈折の影響がなく光のロスもな
い上に、S偏光光5とP偏光光6の強度の差はなくなる
【0009】1/2波長板7は、応力による残留歪の光
弾性効果を用いた安価なプラスティックシートや、雲母
や水晶などの複屈折結晶の厚みをコントロールして研磨
して構成される。ここでは波長依存性が非常に低い雲母
の波長板を用いたことで、二つの偏光光の差を小さくし
た。1/2波長板7は、その光軸と入射する直線偏光の
偏光軸とのなす角度の2倍の角度だけ偏光軸を回転する
ことができるため、ケスタプリズム3から出射する光の
偏光軸に対して45度の光軸で設置すると、90度偏光
軸が回転する。そのためS偏光光5をP偏光光6に、あ
るいはP偏光光6をS偏光光5に変換することができる
【0010】また光源1は、誘電体多層膜や全反射角を
利用することから平行性の高いことが望ましいし、ケス
タプリズム3の面精度も高い方がよい。
【0011】図2は出射した偏光光を合成するために、
合成プリズム8を加えた構成図である。出射したそれぞ
れの偏光光は合成プリズム8で屈折して、同一の場所を
照射することができる。この構成の場合屈折の影響から
、S偏光光5をP偏光光6に変換した方が効率がよい。 片側の偏光光のみ1/2波長板7を通過するため、わず
かな波長特性の違いから合成光はわずかな色づきが生じ
る。
【0012】(実施例2)図3は本発明の偏光変換素子
の他の実施例を示す斜視図である。偏光ビームスプリッ
タとして実施例1と同じケスタプリズム3を用い、やは
り二つの偏光軸を一致させる手段として、1/2波長板
7を用いた構成であるが、ケスタプリズム3の出射側の
両方の光路中に、光軸をずらした二枚の1/2波長板7
を挿入している。
【0013】1/2波長板7の光軸はそれぞれ時計回り
にS偏光光5の偏光軸に対しては22.5度の光軸で、
P偏光光6の偏光軸に対しては67.5度の光軸で設置
している。こうして両方の偏光光の偏光軸はそれぞれ4
5度、135度回転し、ケスタプリズム3出射直後のS
偏光光5の偏光軸に対して45度となり偏光軸が一致す
る。前述したように、1/2波長板7は偏光軸を2倍回
転することが出来るので、二枚の1/2波長板7の光軸
は45度ずれていれば90度ずれている二つの偏光光の
偏光軸を一致させることができる。なお図中の矢印は偏
光軸で、点線は1/2波長板7の光軸である。また実施
例1と同様に合成しても何等問題はなく、二つの偏光光
ともに光路長が等しく、1/2波長板7を通過すること
で、照度ムラと波長特性が一致するため色ムラの発生が
ない。
【0014】(実施例3)二つの偏光軸を一致させる手
段として、TN(Twisted  Nematic)
液晶素子9を用いた構成である。実施例1と同様な構成
では、TN液晶素子9はツイスト角が90度の物を、光
軸を一致させて1/2波長板7の代わりにどちらか一方
の光路に挿入して図1と同様な構成にすればよい。
【0015】また実施例2と同様な構成では、例えば4
5度のツイスト角でツイスト方向を変えた(時計回りと
反時計回り)二枚のTN液晶素子9を用いて、図3のよ
うにそれぞれの光路に光軸を一致させて挿入すればよい
。ツイスト方向が同一の場合は90度ツイスト角が異な
っていればよい(例えば45度と135度)。
【0016】TN液晶素子9は、液晶の屈折率異方性を
利用しており、液晶分子の長軸方向に沿って入射した偏
光光は、液晶分子のねじれ(ツイスト)に従って偏光軸
を回転し、出射するものである。このようにTN液晶素
子9は自由にツイスト角とツイスト方向を選べるので、
偏光軸を一致させる方向であればどの様な角度でも、ど
の様な方向であってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の偏光変換素
子は、偏光ビームスプリッタとしてケスタプリズムを用
いているために、偏光分離した二つの偏光光の光路長が
等しくなるため、被照射面において照度ムラの発生がな
い。とりわけ合成して用いる場合においても色ムラが発
生しない。
【0018】そのため、本発明の偏光変換素子は、特定
の直線偏光を必要とする液晶表示素子や液晶プリンター
の光源部としての応用に最も効果的である。
【0019】さらには構成部品が少なくてすむため、小
型で低価格であるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏光変換素子の一実施例を示す断面図
である。
【図2】本発明の偏光変換素子を用いて偏光光を合成す
る場合の構成図である。
【図3】本発明の偏光変換素子の他の実施例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1  光源 2  ランダム偏光 3  ケスタプリズム 4  偏光分離層 5  S偏光光 6  P偏光光 7  1/2波長板 8  合成プリズム 9  TN液晶素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光源からのランダム偏光を偏光軸が互
    いに直交する二つの直線偏光成分に分離する偏光ビーム
    スプリッタと、少なくとも一方の直線偏光成分の偏光軸
    を回転させ、二つの偏光軸を一致させる手段とを有する
    偏光変換素子において、前記偏光ビームスプリッタはケ
    スタプリズムであることを特徴とする偏光変換素子。
JP2844691A 1991-02-22 1991-02-22 偏光変換素子 Pending JPH04267203A (ja)

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