JPH04266207A - 直流オフセット補償回路 - Google Patents

直流オフセット補償回路

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Publication number
JPH04266207A
JPH04266207A JP3047752A JP4775291A JPH04266207A JP H04266207 A JPH04266207 A JP H04266207A JP 3047752 A JP3047752 A JP 3047752A JP 4775291 A JP4775291 A JP 4775291A JP H04266207 A JPH04266207 A JP H04266207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
differential amplifier
amplifier circuit
input
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3047752A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Oyabu
大藪 裕之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流オフセット補償回
路に関する。より詳細には、本発明は、差動増幅器のオ
フセット電圧調整を自動的に行う機能を有する新規な直
流オフセット回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】集積化された差動増幅器では、入力バイ
アスの差異、負荷およびFETの特性のばらつき等のた
めに、差動入力が零のときの出力が必ずしも零にならな
い。そこで、このような出力電圧のオフセットを補償す
るために、差動増幅回路には、種々の直流オフセット補
償回路が設けられている。尚、具体的にオフセットを調
整する方法としては、「データブック(アナログ・デバ
イセズ社)」第4版の第4章第93頁等に記載されてい
るように、オペアンプに設けられたバランスピンを用い
て調整する方法や、電源電圧を参照する低い電圧を正相
入力に印加する方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のオフセット調整法は、差動増幅器の出力を
実際に監視しながら製品毎に行う必要があり、製造工程
中でオフセット調整のためにかかる時間が大きく、生産
性を向上させるためには好ましい構成とはいえなかった
【0004】そこで、本発明は、上記従来技術の問題点
を解決し、差動増幅器におけるオフセット電圧の補償を
自動的に行うことができる新規な直流オフセット補償回
路を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に従うと、
差動増幅回路の出力電圧の直流オフセットを自動的に安
定させる機能を有する直流オフセット補償回路であって
、差動増幅回路の出力電圧の直流成分を抽出する抽出回
路と、該抽出回路の出力を制御電圧として差動増幅回路
に対する入力信号の信号電圧を帰還制御する入力回路と
を備え、前記差動増幅回路の出力電圧の直流成分が増加
したときには前記入力回路の出力電圧を低下させ、前記
差動増幅回路の出力電圧の直流成分が低下したときには
前記入力回路の出力電圧を上昇させるように構成されて
いることを特徴とする直流オフセット補償回路が提供さ
れる。
【0006】
【作用】本発明に係る直流オフセット補償回路は、差動
増幅回路の出力信号からその直流成分を抽出する抽出回
路と、この直流成分レベルに基づいて差動増幅回路に対
する入力信号レベルを帰還制御する入力回路とを具備し
ていることをその特徴としている。
【0007】即ち、本発明に係る直流オフセット補償回
路を備えた差動増幅回路では、差動増幅回路の出力信号
から抽出回路が出力信号の直流成分のレベルを抽出する
。一方、入力回路は、抽出回路が抽出した直流成分電圧
に基づいて、直流成分の変動を打ち消すように、差動増
幅回路に対する入力信号の信号電圧を帰還制御する。 従って、この直流オフセット補償回路を備えた差動回路
では、出力信号の直流オフセットが自動的に補償される
【0008】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、以下の開示は本発明の一実施例に過ぎず
、本発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る直流オフセット補償回
路を備えた差動増幅回路の基本的な構成を示す図である
【0010】同図に示すように、この回路は、相補的な
1対の入力と出力とを備えた差動増幅回路IC1 と、
差動増幅回路IC1 に対する入力信号の信号電圧を制
御する入力回路IC2 と、差動増幅回路IC1 の出
力から、その出力信号の直流成分を抽出して入力回路I
C2 に帰還する1対の帰還回路F1 、F2 から主
に構成されている。
【0011】図2は、図1に示した回路で使用すること
ができる差動増幅回路IC1 として使用することがで
きる回路の具体例を示す図である。
【0012】同図に示すように、この回路は、それぞれ
の制御端子に、後述する入力回路IC2 たらの入力v
in、vin* を受ける1対のトランジスタQ1 、
Q2 と、それぞれトランジスタQ3 、Q4 および
レベルシフト素子S1 、S2 から構成された出力回
路とから構成されている。
【0013】ここで、トランジスタQ1 、Q2 の一
端は、電流源I1 を介して共通に接地されている。ま
た、トランジスタQ1 、Q2 の他端は、それぞれ負
荷R11、R12に接続され、整流器Dを介して電圧源
に接続されている。更に、トランジスタQ1 と負荷1
1との接続点は、トランジスタQ3 の制御端子に接続
されており、トランジスタQ3 の一端は、レベルシフ
ト素子S1 および電流源I2 を介して接地されてい
る。同様に、トランジスタQ2 と負荷12との接続点
は、トランジスタQ4 の制御端子に接続されており、
トランジスタQ4の一端は、レベルシフト素子S2 お
よび電流源I3 を介して接地されている。尚、トラン
ジスタQ3 及び4 の他端は、それぞれ電圧源に接続
されている。また、この回路の出力Vout 、Vou
t * は、レベルシフト素子S1 、S2 と電流源
I1 、I3 との接続点から取り出されている。
【0014】尚、図1に示した回路において、点線で囲
った範囲の回路IC0 は、集積回路に造り込むことが
できるが、容量C1 、C2 は、外付けの素子とする
ことが実際的である。
【0015】図3は、図1に示した入力回路IC2 と
して使用できる回路の具体例を示す図である。
【0016】同図に示すように、この回路は、電圧源と
接地との間に、負荷Rt 、レベルシフト素子S0 お
よびトランジスタQ0 によって形成された電流路によ
って構成されており、入力Vinに印加された入力信号
電圧を、レベルシフト素子S0 を介することにより、
適切なレベルで出力vout に出力する。ここで、出
力vout から出力される信号の信号電圧は、電流源
であるトランジスタQ0の制御端子に印加される制御電
圧Vc によって調整できる。尚、図1に示した回路で
は、差動増幅回路IC1 の1対の入力の各々に対して
、図3に示した入力回路がそれぞれ1つづつ接続されて
、差動増幅回路IC1 の入力信号vinを供給するも
のとする。また、入力回路の制御電圧Vc としては、
後述する帰還回路F1 、F2 に出力が印加されてい
る。
【0017】帰還回路F1 、F2 は、図1に示すよ
うに、差動増幅回路IC1 の出力に一端を接続された
抵抗R1 、R2 と、一端を抵抗R1 、R2 に接
続され他端を入力回路IC2 に接続された抵抗R3 
、R4 と、抵抗R1 、R2 と抵抗R3 、R4 
との接続点に一端を接続され、他端を接地された容量C
1 、C2 とから主に構成されている。また、抵抗R
3 、R4 の一端は、抵抗R5 、R6 を介して電
圧源に接続されている。
【0018】以上のように構成された帰還回路F1 、
F2 は、その容量C1 、C2 および抵抗R1 、
R2 によりローパスフィルタを形成しており、差動増
幅回路IC1 の出力信号から、その直流成分を抽出し
て入力回路IC2 に印加する。
【0019】尚、上記回路において、ローパスフィルタ
のカットオフ周波数fC は、下記の式1のように表す
ことができる。
【0020】   fC =1/2πR1 C1 またはfC =1/
2πR2 C2 ・・・式1但し、回路の各素子は下記
の条件を満たすものとする。     R3 +R5 ≫|1/2πfC C1 |、
R6 +R6 ≫|1/2πfC C2 |また、式1
において、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、
R6 、C1 およびC2は、それぞれ各素子の抵抗値
または容量値を示すものとする。
【0021】また、図1に示す回路において、入力回路
IC2 に制御電圧Vc として帰還される帰還電圧は
下記の式2のように表すことができる。
【0022】   Vc =(R5 /R1 +R3 +R5 +R1
0)Vout または、  Vc =(R6 /R2 
+R4 +R6 +R10)Vout *   ・・・
・式2但し、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 
およびR6 は、各抵抗の抵抗値を示し、R10は、差
動増幅回路IC1 の出力インピーダンスを表す。
【0023】上述のような特性を有する図1に示した回
路において、差動増幅回路IC1 の出力信号の直流成
分がΔvout だけ変化したとすると、入力回路IC
2 が出力して差動増幅回路IC1 の入力に印加され
る電圧の変化vinは、下記の式3のように表すことが
できる。
【0024】 vin=−(gm Rt ΔVout )・・・・式3
但し、gm は、トランジスタQ0 の利得を表す。
【0025】即ち、式3に示すように、差動増幅回路I
C1 の出力信号の直流成分が増加すると、入力回路I
C2 から差動増幅回路IC1 に供給される入力信号
vinの電圧が減少する。従って、図1に示した回路で
は、出力信号の直流オフセットが自動的に補償される。
【0026】図4は、差動増幅回路を多段に接続した状
態を示しており、実際には、直流オフセット補償回路を
備えていない通常の差動増幅回路を使用した場合と、本
発明に係る直流オフセット補償回路を備えた差動増幅回
路を使用した場合との2種類の多段差動増幅回路を作製
した。
【0027】図4に示すように構成した回路の各段の差
動増幅回路において、第2段から第4段の差動増幅回路
IC12、IC13およびIC14の負荷抵抗(R11
とR12とに相当)の抵抗値と、初段の差動増幅回路I
C11の負荷抵抗のうち、図2に示した差動増幅回路の
抵抗R11に相当する負荷抵抗の抵抗値とを 1.5k
Ωに固定し、初段の差動増幅回路IC11の負荷抵抗R
12の抵抗値を変化させることにより、本発明に係る直
流オフセット補償回路の動作を検証した。尚、直流オフ
セット補償回路を構成する各素子の値は下記の表1に示
す通りとした。
【0028】
【表1】
【0029】以上のような操作による、差動増幅回路の
特性の変化と出力電圧の直流オフセットの変化との関係
を、直流オフセット補償回路の有無で比較できるように
、図5に併せて示した。
【0030】同図に示すように、本発明に係る直流オフ
セット補償回路を備えた差動増幅器は、一切の調整なし
に、出力信号のオフセット電圧の変動が極めて少ない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る直流
オフセット補償回路は、差動増幅回路の出力電圧の直流
オフセットを自動的に安定させる機能を有している。従
って、差動増幅回路の製品毎に直流オフセットを調整す
る必要がなくなり、その取扱いを極めて容易にすること
ができる。
【0032】このような本発明に係る直流オフセット補
償回路は、集積回路として大量に供給される差動増幅回
路において、特に有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る直流オフセット補償回路を含む差
動増幅回路の基本的な構成例を示す図である。
【図2】図1に示した回路において使用することができ
る差動増幅回路の具体的な構成例を示す図である。
【図3】図1に示した回路において使用することができ
る入力回路の具体的な構成例を示す図である。
【図4】本発明の実施例を説明するための図である。
【図5】図4に示した回路の動作を説明するためのグラ
フである。
【符号の説明】
IC1 、IC11〜IC14    差動増幅回路、
IC2     入力回路、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動増幅回路の出力電圧の直流オフセット
    を自動的に安定させる機能を有する直流オフセット補償
    回路であって、差動増幅回路の出力電圧の直流成分を抽
    出する抽出回路と、該抽出回路の出力を制御電圧として
    差動増幅回路に対する入力信号の信号電圧を帰還制御す
    る入力回路とを備え、前記差動増幅回路の出力電圧の直
    流成分が増加したときには前記入力回路の出力電圧を低
    下させ、前記差動増幅回路の出力電圧の直流成分が低下
    したときには前記入力回路の出力電圧を上昇させるよう
    に構成されていることを特徴とする直流オフセット補償
    回路。
JP3047752A 1991-02-20 1991-02-20 直流オフセット補償回路 Pending JPH04266207A (ja)

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JP3047752A JPH04266207A (ja) 1991-02-20 1991-02-20 直流オフセット補償回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016149938A (ja) * 2016-05-23 2016-08-18 ダイキン工業株式会社 電力変換装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016149938A (ja) * 2016-05-23 2016-08-18 ダイキン工業株式会社 電力変換装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990622