JPH04265861A - セル供給装置 - Google Patents
セル供給装置Info
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- JPH04265861A JPH04265861A JP3027110A JP2711091A JPH04265861A JP H04265861 A JPH04265861 A JP H04265861A JP 3027110 A JP3027110 A JP 3027110A JP 2711091 A JP2711091 A JP 2711091A JP H04265861 A JPH04265861 A JP H04265861A
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- cells
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Links
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Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液凝固能検査装置や免
疫測定装置等の生物試料中の成分を分析する装置に使用
されるセル(反応容器)をその装置に供給するためのセ
ル供給装置に関するものである。
疫測定装置等の生物試料中の成分を分析する装置に使用
されるセル(反応容器)をその装置に供給するためのセ
ル供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置に使用される試験管状のセ
ルは、洗浄して再使用すると洗浄不足により汚染が生じ
る虞れがあるため、一般にセルケースに多数保持された
状態で装置にセットされて、装置に1個づつ自動的に順
次供給され、用済み後に廃棄されるようになっている。 従来、このセルケースからセルを所要箇所に供給する装
置としては、セルをエア式吸引ノズルで吸引して取り出
すものや、回転振動によりセルを整列させながら搬送す
るものがあるが、騒音防止や小型化、低価格化の観点か
らこれらよりもフィンガー式のチャックで把持して供給
するものが採用されてきた。
ルは、洗浄して再使用すると洗浄不足により汚染が生じ
る虞れがあるため、一般にセルケースに多数保持された
状態で装置にセットされて、装置に1個づつ自動的に順
次供給され、用済み後に廃棄されるようになっている。 従来、このセルケースからセルを所要箇所に供給する装
置としては、セルをエア式吸引ノズルで吸引して取り出
すものや、回転振動によりセルを整列させながら搬送す
るものがあるが、騒音防止や小型化、低価格化の観点か
らこれらよりもフィンガー式のチャックで把持して供給
するものが採用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のでは、セルとセルの間にチャックのフィンガーが入る
スペースを確保する必要があるため、セルケースが大型
化して無駄な空間の占める割合が大きくなり、消耗品と
しては不経済であった。また、そのスペース確保のため
にセルケースに保持されるセルの数が制限されるため、
検査装置にセットしたセルケースの交換頻度が多くなり
、検査作業性が悪い等の問題があった。本発明はかかる
問題点を解決するのを課題とし、セルケースを小型化す
ることができるセル供給装置を提供することを目的とす
るものである。
のでは、セルとセルの間にチャックのフィンガーが入る
スペースを確保する必要があるため、セルケースが大型
化して無駄な空間の占める割合が大きくなり、消耗品と
しては不経済であった。また、そのスペース確保のため
にセルケースに保持されるセルの数が制限されるため、
検査装置にセットしたセルケースの交換頻度が多くなり
、検査作業性が悪い等の問題があった。本発明はかかる
問題点を解決するのを課題とし、セルケースを小型化す
ることができるセル供給装置を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、本発明は、多数のセルを格子状に配列して保持するセ
ルケースと、該セルケースの下方から任意のセルを押し
上げるセル押上手段と、該セル押上手段により押し上げ
られたセルを上方から把持して所要箇所に供給するセル
把持手段とから構成したものである。
、本発明は、多数のセルを格子状に配列して保持するセ
ルケースと、該セルケースの下方から任意のセルを押し
上げるセル押上手段と、該セル押上手段により押し上げ
られたセルを上方から把持して所要箇所に供給するセル
把持手段とから構成したものである。
【0005】
【作用】前記構成によれば、押上手段によりセルケース
内のセルを押し上げれば、押し上げられたセルは隣接す
るセルより高く突出するので、当該隣接セルに邪魔され
ることなく、把持手段により把持される。従って、多数
のセルをセルケース内に近接して配列しておくことがで
きる。
内のセルを押し上げれば、押し上げられたセルは隣接す
るセルより高く突出するので、当該隣接セルに邪魔され
ることなく、把持手段により把持される。従って、多数
のセルをセルケース内に近接して配列しておくことがで
きる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図4は、本発明に係る装置を備えた血液凝固能自動
検査装置1を示し、この装置1は、ベース2に試薬ター
ンテーブル3と、反応ターンテーブル4と、電磁誘導加
熱装置5と、先端にノズル6を有するノズルアーム7と
を有している。試薬ターンテーブル3には、平面形状が
扇形の複数の試薬ボトル8が環状に配列されて載置され
ている。各試薬ボトル8には、血液凝固能検査用の異な
った試薬がそれぞれ収容され、約15℃に冷蔵保存され
ている。また、試薬ターンテーブル3の外周には、複数
の挿入穴9aを有する環状のインキュベータ9が載置さ
れている。このインキュベータ9はヒータにより約37
℃に保持されている。
る。図4は、本発明に係る装置を備えた血液凝固能自動
検査装置1を示し、この装置1は、ベース2に試薬ター
ンテーブル3と、反応ターンテーブル4と、電磁誘導加
熱装置5と、先端にノズル6を有するノズルアーム7と
を有している。試薬ターンテーブル3には、平面形状が
扇形の複数の試薬ボトル8が環状に配列されて載置され
ている。各試薬ボトル8には、血液凝固能検査用の異な
った試薬がそれぞれ収容され、約15℃に冷蔵保存され
ている。また、試薬ターンテーブル3の外周には、複数
の挿入穴9aを有する環状のインキュベータ9が載置さ
れている。このインキュベータ9はヒータにより約37
℃に保持されている。
【0007】反応ターンテーブル4には、試験管状の透
明容器であるセル11を保持する複数のセルホルダ12
が周方向に列設されている。また、反応ターンテーブル
4の左側には、セル11を後述する図3の検体ノズルチ
ップ14とともに反応ターンテーブル4に供給するセル
供給装置20が設けられている。このセル供給装置20
は、図1に示すように、セル11及び検体ノズルチップ
14を組み合わせた状態で保持するセルケース21と、
セル押上機構22と、セル把持機構23とからなってい
る。セル11は、図3に示すように、口部近傍の外周に
把持用の第1段部11aと、該第1段部11aの下方に
保持用の第2段部11bとを有している。検体ノズルチ
ップ14は先細の円錐状で、大径側の外周に保持用段部
14aを有し、セル11に先端から差し込まれてその保
持用段部14aがセル11の肩部に当接することにより
保持されている。この検体ノズルチップ14を保持した
多数のセル11は、セルケース21の保持穴21aにそ
れぞれ差し込まれて、その第2段部11bが保持穴21
aの縁に当接することにより垂直に保持され、図4に示
すように、互いに近接して格子状に配列されている。セ
ルケース21はベース2上を前後方向に移動可能になっ
ている。
明容器であるセル11を保持する複数のセルホルダ12
が周方向に列設されている。また、反応ターンテーブル
4の左側には、セル11を後述する図3の検体ノズルチ
ップ14とともに反応ターンテーブル4に供給するセル
供給装置20が設けられている。このセル供給装置20
は、図1に示すように、セル11及び検体ノズルチップ
14を組み合わせた状態で保持するセルケース21と、
セル押上機構22と、セル把持機構23とからなってい
る。セル11は、図3に示すように、口部近傍の外周に
把持用の第1段部11aと、該第1段部11aの下方に
保持用の第2段部11bとを有している。検体ノズルチ
ップ14は先細の円錐状で、大径側の外周に保持用段部
14aを有し、セル11に先端から差し込まれてその保
持用段部14aがセル11の肩部に当接することにより
保持されている。この検体ノズルチップ14を保持した
多数のセル11は、セルケース21の保持穴21aにそ
れぞれ差し込まれて、その第2段部11bが保持穴21
aの縁に当接することにより垂直に保持され、図4に示
すように、互いに近接して格子状に配列されている。セ
ルケース21はベース2上を前後方向に移動可能になっ
ている。
【0008】セル押上機構22は、図1,図2に示すよ
うに、セルケース21の下方に設けられ、ある一列のセ
ルのうち同図中右から奇数番目の各セル11を下方から
同時に押し上げるフォーク状の第1アーム24aと、偶
数番目の各セル11を同様に押し上げる第2アーム24
bとを備えている。これらの第1,第2アーム24a,
24bは、図示しない駆動装置により上下に昇降可能に
なっている。セル把持機構23は、図1に示すように、
ソレノイド25により開閉するフィンガー式のクラッチ
26を有し、このクラッチ26は上下に昇降可能で、か
つ、左右方向に移動可能になっている。
うに、セルケース21の下方に設けられ、ある一列のセ
ルのうち同図中右から奇数番目の各セル11を下方から
同時に押し上げるフォーク状の第1アーム24aと、偶
数番目の各セル11を同様に押し上げる第2アーム24
bとを備えている。これらの第1,第2アーム24a,
24bは、図示しない駆動装置により上下に昇降可能に
なっている。セル把持機構23は、図1に示すように、
ソレノイド25により開閉するフィンガー式のクラッチ
26を有し、このクラッチ26は上下に昇降可能で、か
つ、左右方向に移動可能になっている。
【0009】また、反応ターンテーブル4の前方には、
図4に示すように、検体分注装置30が設けられている
。この検体分注装置30は、図5に示すように、上下に
昇降可能で、かつ、前後方向に移動可能な検体ノズル3
1を備え、該検体ノズル31に前記検体ノズルチップ1
4が装着された後、検体ホルダ32に保持された検体容
器33内の検体を、反応ターンテーブル4のセルホルダ
12に保持されたセル11内に分注するようになってい
る。
図4に示すように、検体分注装置30が設けられている
。この検体分注装置30は、図5に示すように、上下に
昇降可能で、かつ、前後方向に移動可能な検体ノズル3
1を備え、該検体ノズル31に前記検体ノズルチップ1
4が装着された後、検体ホルダ32に保持された検体容
器33内の検体を、反応ターンテーブル4のセルホルダ
12に保持されたセル11内に分注するようになってい
る。
【0010】検体分注装置30の下方には、チップ廃棄
装置40が設けられている。この検体廃棄装置40は、
図6に示すように、リボルバー41と、チップ取外ガイ
ド42と、チップ搬送ガイド43と、チップ廃棄箱44
とからなっている。リボルバー41は円柱形状で、外面
軸方向に複数の保持溝45を有し、その上端面にはN極
を露出させた複数の磁石46が円形に埋設されている。 そして、このリボルバー41は、反応ターンテーブル4
と検体ホルダ32の間で、かつ、検体ノズル31の移動
線よりやや左側の位置で、ベース2に軸41aを中心に
回転可能に取り付けられている。またこのリボルバー4
1は、そのいずれかの磁石46と異極で対向するように
設けた磁石47により、回転が磁力拘束されている。
装置40が設けられている。この検体廃棄装置40は、
図6に示すように、リボルバー41と、チップ取外ガイ
ド42と、チップ搬送ガイド43と、チップ廃棄箱44
とからなっている。リボルバー41は円柱形状で、外面
軸方向に複数の保持溝45を有し、その上端面にはN極
を露出させた複数の磁石46が円形に埋設されている。 そして、このリボルバー41は、反応ターンテーブル4
と検体ホルダ32の間で、かつ、検体ノズル31の移動
線よりやや左側の位置で、ベース2に軸41aを中心に
回転可能に取り付けられている。またこのリボルバー4
1は、そのいずれかの磁石46と異極で対向するように
設けた磁石47により、回転が磁力拘束されている。
【0011】チップ取外ガイド42は、検体ノズル31
の外径寸法より大きく、かつ、ノズルチップ14の大径
端の外径より小さい幅のフォーク形状をなし、リボルバ
ー41の上方で、かつ、検体ノズル31の移動線上に設
けられている。チップ搬送ガイド43は、リボルバー4
1の上方で、各保持溝45の中心を連結したピッチ円P
と交差し、かつ、外方を向くように設けられている。チ
ップ廃棄箱44はリボルバー41の左側に設けられ、当
該リボルバー41と対向する面が切り欠かれて入口44
aとなっている。そして、このチップ廃棄箱44の入口
44aに、検体ノズルチップ14が前記チップ搬送ガイ
ド43により案内されるようになっている。なお、チッ
プ廃棄箱44を設ける部分が狭い場合には、前記チップ
廃棄装置40の代案として、反応ターンテーブル4自体
をリボルバー形状にし、図4に示す光学測定装置60の
左側の広い部分にノズルチップ14を搬送して廃棄でき
るようにしてもよい。
の外径寸法より大きく、かつ、ノズルチップ14の大径
端の外径より小さい幅のフォーク形状をなし、リボルバ
ー41の上方で、かつ、検体ノズル31の移動線上に設
けられている。チップ搬送ガイド43は、リボルバー4
1の上方で、各保持溝45の中心を連結したピッチ円P
と交差し、かつ、外方を向くように設けられている。チ
ップ廃棄箱44はリボルバー41の左側に設けられ、当
該リボルバー41と対向する面が切り欠かれて入口44
aとなっている。そして、このチップ廃棄箱44の入口
44aに、検体ノズルチップ14が前記チップ搬送ガイ
ド43により案内されるようになっている。なお、チッ
プ廃棄箱44を設ける部分が狭い場合には、前記チップ
廃棄装置40の代案として、反応ターンテーブル4自体
をリボルバー形状にし、図4に示す光学測定装置60の
左側の広い部分にノズルチップ14を搬送して廃棄でき
るようにしてもよい。
【0012】前記セル供給装置20と検体分注装置30
との間には、図4に示すように、供給されたセル11内
に磁性体からなる図示しない撹拌用ビーズを投入するビ
ーズ供給装置50が設けられている。なお、60は、血
液凝固を測定する光学測定ユニットである。
との間には、図4に示すように、供給されたセル11内
に磁性体からなる図示しない撹拌用ビーズを投入するビ
ーズ供給装置50が設けられている。なお、60は、血
液凝固を測定する光学測定ユニットである。
【0013】電磁誘導加熱装置5は、前記試薬ターンテ
ーブル3と反応ターンテーブル4の間に設けられ、その
加熱コイル内に挿入されるノズル6を電磁誘導作用によ
り発熱させるようになっている。ノズルアーム7は、ベ
ース2に軸7aを中心に回動可能に設けられるとともに
、ノズルアーム7が昇降することにより先端のノズル6
が、前記試薬ターンテーブル3の試薬ボトル8の口、イ
ンキュベータ9の挿入穴9a、反応ターンテーブル4の
セル11及び誘導加熱装置5の加熱コイル内に抜脱して
、試薬ボトル8内の試薬を吸引して加熱し、さらに当該
試薬をセル11内に注入可能になっている。
ーブル3と反応ターンテーブル4の間に設けられ、その
加熱コイル内に挿入されるノズル6を電磁誘導作用によ
り発熱させるようになっている。ノズルアーム7は、ベ
ース2に軸7aを中心に回動可能に設けられるとともに
、ノズルアーム7が昇降することにより先端のノズル6
が、前記試薬ターンテーブル3の試薬ボトル8の口、イ
ンキュベータ9の挿入穴9a、反応ターンテーブル4の
セル11及び誘導加熱装置5の加熱コイル内に抜脱して
、試薬ボトル8内の試薬を吸引して加熱し、さらに当該
試薬をセル11内に注入可能になっている。
【0014】以上の構成からなる血液凝固能自動検査装
置1は、各部分が所定の動作を行うように、マイクロコ
ンピュータにより制御される。以下、その動作を説明す
る。セル供給装置20では、図1に示すように、セル押
上機構22の第1アーム24aが上昇して、セルケース
21内のある列の奇数番目の各セル11が押し上げられ
る。次に、セル把持機構23のチャック26が押し上げ
られたセル11の第1段部11aの下方を把持する。こ
のとき、セル11は押し上げられることによって両側の
セル11よりも高く突出しており、同時に押し上げられ
た両隣りの他セル11との間にセル一個分の隙間があい
ているので、チャック26の動作を妨げることはない。 把持されたセル11はノズルチップ14とともに反応タ
ーンテーブル4のセルホルダ12に供給される。このよ
うにして、押し上げられた奇数番目のセル11が供給さ
れた後、第2アーム24bが上昇して偶数番目のセル1
1のセル供給動作が同様に行なわれる。そして、この一
列のセル11の供給動作が終了すると、セルケース21
が前方に移動して次列のセル11がノズル供給装置20
の下方に位置し、前記同様にして供給されてゆく。
置1は、各部分が所定の動作を行うように、マイクロコ
ンピュータにより制御される。以下、その動作を説明す
る。セル供給装置20では、図1に示すように、セル押
上機構22の第1アーム24aが上昇して、セルケース
21内のある列の奇数番目の各セル11が押し上げられ
る。次に、セル把持機構23のチャック26が押し上げ
られたセル11の第1段部11aの下方を把持する。こ
のとき、セル11は押し上げられることによって両側の
セル11よりも高く突出しており、同時に押し上げられ
た両隣りの他セル11との間にセル一個分の隙間があい
ているので、チャック26の動作を妨げることはない。 把持されたセル11はノズルチップ14とともに反応タ
ーンテーブル4のセルホルダ12に供給される。このよ
うにして、押し上げられた奇数番目のセル11が供給さ
れた後、第2アーム24bが上昇して偶数番目のセル1
1のセル供給動作が同様に行なわれる。そして、この一
列のセル11の供給動作が終了すると、セルケース21
が前方に移動して次列のセル11がノズル供給装置20
の下方に位置し、前記同様にして供給されてゆく。
【0015】セル11が供給されると、反応ターンテー
ブル4が図4中反時計回りに所定角度回動し、ここで検
体分注装置30により当該セル11内に検体が分注され
る。この分注動作は、図5中■〜■で示す。すなわち、
検体ノズル31は反応ターンテーブル4のセル11に向
かって降下し(■)、セル11に差し込まれたノズルチ
ップ14に圧入する。これにより、検体ノズル31にノ
ズルチップ14が装着される。このノズルチップ14を
装着した検体ノズル31は、上昇して(■)、検体ホル
ダ32に向かって移動し(■)、ここで降下して検体容
器33内の検体を吸引する(■)。そして、検体ノズル
31は上昇して(■)、セル11に向かって移動し(■
)、ここで降下してセル11内に検体を注入した後(■
)、上昇する(■)。
ブル4が図4中反時計回りに所定角度回動し、ここで検
体分注装置30により当該セル11内に検体が分注され
る。この分注動作は、図5中■〜■で示す。すなわち、
検体ノズル31は反応ターンテーブル4のセル11に向
かって降下し(■)、セル11に差し込まれたノズルチ
ップ14に圧入する。これにより、検体ノズル31にノ
ズルチップ14が装着される。このノズルチップ14を
装着した検体ノズル31は、上昇して(■)、検体ホル
ダ32に向かって移動し(■)、ここで降下して検体容
器33内の検体を吸引する(■)。そして、検体ノズル
31は上昇して(■)、セル11に向かって移動し(■
)、ここで降下してセル11内に検体を注入した後(■
)、上昇する(■)。
【0016】引き続き、図5中■〜13で示すように、
チップ廃棄装置40により、検体ノズル31に保持され
たノズルチップ14が廃棄される。すなわち、ノズルチ
ップ14を保持した検体ノズル31はリボルバー41に
向かって移動し(■)、ここで図6に示すようにリボル
バー41の保持溝45に向かって降下して(10)、チ
ップ取外ガイド42に向かって移動する(11)。これ
により、リボルバー41が軸41aを中心に回転する。 そして、検体ノズル31はこのチップ取外ガイド42の
位置で上昇する(12)。このとき、ノズルチップ14
はガイド42によって上昇を阻止され、検体ノズル31
のみが上昇する結果、当該ノズルチップ14は検体ノズ
ル31から取り外される。取り外されたノズルチップは
リボルバー41の保持溝45に保持される。リボルバー
41は、検体ノズル31によって回転させられる以外は
、磁石47と自らの磁石46とにより磁力保持されるの
で、保持溝45の位置がずれることはない。保持溝45
に保持されたノズルチップ41は、次の次に降下してき
た検体ノズル31が11方向に移動するときに、搬送ガ
イド43によって保持溝45から水平方向に押し出され
、チップ廃棄箱44の中に押し込まれる。
チップ廃棄装置40により、検体ノズル31に保持され
たノズルチップ14が廃棄される。すなわち、ノズルチ
ップ14を保持した検体ノズル31はリボルバー41に
向かって移動し(■)、ここで図6に示すようにリボル
バー41の保持溝45に向かって降下して(10)、チ
ップ取外ガイド42に向かって移動する(11)。これ
により、リボルバー41が軸41aを中心に回転する。 そして、検体ノズル31はこのチップ取外ガイド42の
位置で上昇する(12)。このとき、ノズルチップ14
はガイド42によって上昇を阻止され、検体ノズル31
のみが上昇する結果、当該ノズルチップ14は検体ノズ
ル31から取り外される。取り外されたノズルチップは
リボルバー41の保持溝45に保持される。リボルバー
41は、検体ノズル31によって回転させられる以外は
、磁石47と自らの磁石46とにより磁力保持されるの
で、保持溝45の位置がずれることはない。保持溝45
に保持されたノズルチップ41は、次の次に降下してき
た検体ノズル31が11方向に移動するときに、搬送ガ
イド43によって保持溝45から水平方向に押し出され
、チップ廃棄箱44の中に押し込まれる。
【0017】従来は、本実施例のようなリボルバー41
が無く、チップガイド42によって取り外されたノズル
チップは、そのまま落下して下方に設けられた廃棄箱に
中に廃棄されていた。ノズルチップは円錐形状で、円状
にしか転動しないことから、落下すると山積になる傾向
がある。このため、積もったノズルチップの山が取外ガ
イド42に当たって取外動作を妨げる虞れがあり、その
都度人為的に山積みを崩す必要があった。本実施例では
、前述のように、取り外されたノズルチップ14はリボ
ルバー41と搬送ガイド43によって水平方向に押し出
され、廃棄箱44に押し込まれるので、山積みになるこ
とがなく、動作が円滑に行なわれる。
が無く、チップガイド42によって取り外されたノズル
チップは、そのまま落下して下方に設けられた廃棄箱に
中に廃棄されていた。ノズルチップは円錐形状で、円状
にしか転動しないことから、落下すると山積になる傾向
がある。このため、積もったノズルチップの山が取外ガ
イド42に当たって取外動作を妨げる虞れがあり、その
都度人為的に山積みを崩す必要があった。本実施例では
、前述のように、取り外されたノズルチップ14はリボ
ルバー41と搬送ガイド43によって水平方向に押し出
され、廃棄箱44に押し込まれるので、山積みになるこ
とがなく、動作が円滑に行なわれる。
【0018】ところで、前述のように検体が、あるセル
11に分注された後は、反応ターンテーブル4が時計周
りに所定角度回動してビーズ供給装置50により当該セ
ル11内に図示しないビーズが投入されると同時に、当
該セル11に隣接するセルホルダ12に新たなセル11
が供給される。この動作が繰り返されることにより、反
応ターンテーブル4のセルホルダ12に順次セル11が
供給されて当該セル11に検体が分注されてゆく。
11に分注された後は、反応ターンテーブル4が時計周
りに所定角度回動してビーズ供給装置50により当該セ
ル11内に図示しないビーズが投入されると同時に、当
該セル11に隣接するセルホルダ12に新たなセル11
が供給される。この動作が繰り返されることにより、反
応ターンテーブル4のセルホルダ12に順次セル11が
供給されて当該セル11に検体が分注されてゆく。
【0019】一方、ノズルアーム7の先端のノズル6は
、予めインキュベータ9の挿入穴9aに挿入されて37
℃に加温されている。装置1がスタートすると、ノズル
6は、ノズルアーム7の動作により試薬ボトル8内の1
5℃に冷蔵された試薬を所要量だけ吸引し、その保有熱
により試薬を加熱すると同時に、試薬により冷却されて
αだけ温度が低下する。この後、ノズル6はノズルアー
ム7の動作により、誘導加熱装置5の加熱コイル内に所
定時間挿入され、試薬とともに37℃に加熱される。 続いて、ノズルアーム7の動作により、ノズル6内の試
薬が反応ターンテーブル4のセル11内に注入され、試
薬と検体との凝固前処理反応が行われる。次に、ノズル
アーム7の動作によりノズル6はインキュベータ9の挿
入穴9aに戻されて37℃に保温される。セル11は投
入されたビーズとベース2側に設けた図示しない磁石と
の作用により内部の反応液が撹拌されながら、図示しな
い適宜機構により光学測定装置60に移動され、凝固時
間が計測される。
、予めインキュベータ9の挿入穴9aに挿入されて37
℃に加温されている。装置1がスタートすると、ノズル
6は、ノズルアーム7の動作により試薬ボトル8内の1
5℃に冷蔵された試薬を所要量だけ吸引し、その保有熱
により試薬を加熱すると同時に、試薬により冷却されて
αだけ温度が低下する。この後、ノズル6はノズルアー
ム7の動作により、誘導加熱装置5の加熱コイル内に所
定時間挿入され、試薬とともに37℃に加熱される。 続いて、ノズルアーム7の動作により、ノズル6内の試
薬が反応ターンテーブル4のセル11内に注入され、試
薬と検体との凝固前処理反応が行われる。次に、ノズル
アーム7の動作によりノズル6はインキュベータ9の挿
入穴9aに戻されて37℃に保温される。セル11は投
入されたビーズとベース2側に設けた図示しない磁石と
の作用により内部の反応液が撹拌されながら、図示しな
い適宜機構により光学測定装置60に移動され、凝固時
間が計測される。
【0020】なお、前記実施例におけるセル供給装置2
0では、セル11とノズルチップ14とを組み合わせて
同時に供給するようにしているが、これらを別個のケー
スに収容して同様の装置により別々に供給するようにし
てもよい。
0では、セル11とノズルチップ14とを組み合わせて
同時に供給するようにしているが、これらを別個のケー
スに収容して同様の装置により別々に供給するようにし
てもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、押上手段により押し上げられたセルは隣接セ
ルに邪魔されることなく把持手段により把持されるので
、セルケース内にセルを近接して配列して収容すること
ができる。この結果、小さいセルケースに多数のセルを
収容することができるので、セルケースを小型化するこ
とが可能となるとともに、用済み後に廃棄されるとして
も無駄がなく、経済的であり、また、本発明に係る装置
を検査装置等に装着した場合には、セルケースの交換頻
度が少なくなり、オペレーション上の作業性が向上する
等の効果を有している。
によれば、押上手段により押し上げられたセルは隣接セ
ルに邪魔されることなく把持手段により把持されるので
、セルケース内にセルを近接して配列して収容すること
ができる。この結果、小さいセルケースに多数のセルを
収容することができるので、セルケースを小型化するこ
とが可能となるとともに、用済み後に廃棄されるとして
も無駄がなく、経済的であり、また、本発明に係る装置
を検査装置等に装着した場合には、セルケースの交換頻
度が少なくなり、オペレーション上の作業性が向上する
等の効果を有している。
【図1】 本発明に係るセル供給装置の断面図である
。
。
【図2】 図1のI−I線断面図である。
【図3】 ノズルチップ付きセルの断面図である。
【図4】 本発明に係るセル供給装置を備えた血液凝
固能自動検査装置である。
固能自動検査装置である。
【図5】 検体ノズルの分注動作及びノズルチップ廃
棄動作を示す図4のII−II線の断面図である。
棄動作を示す図4のII−II線の断面図である。
【図6】 ノズルチップ廃棄装置の斜視図である。
11…セル、 21…セルケース、
22…セル押上機構、 23…セル把持機構。
22…セル押上機構、 23…セル把持機構。
Claims (1)
- 【請求項1】多数のセルを格子状に配列して保持するセ
ルケースと、該セルケースの下方から任意のセルを押し
上げるセル押上手段と、該セル押上手段により押し上げ
られたセルを上方から把持して所要箇所に供給する把持
手段とからなることを特徴とするセル供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3027110A JPH04265861A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | セル供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3027110A JPH04265861A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | セル供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04265861A true JPH04265861A (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=12211941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3027110A Pending JPH04265861A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | セル供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04265861A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002082109A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-22 | Topy Ind Ltd | プローブ自動供給装置 |
JP2006234539A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Jeol Ltd | Nmr装置用自動試料交換装置 |
JP2020134381A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | シスメックス株式会社 | 容器ラック、検体分析装置及び検体分析方法 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP3027110A patent/JPH04265861A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002082109A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-22 | Topy Ind Ltd | プローブ自動供給装置 |
JP2006234539A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Jeol Ltd | Nmr装置用自動試料交換装置 |
JP2020134381A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | シスメックス株式会社 | 容器ラック、検体分析装置及び検体分析方法 |
CN111610319A (zh) * | 2019-02-22 | 2020-09-01 | 希森美康株式会社 | 容器架、样本分析装置及样本分析方法 |
US11726028B2 (en) | 2019-02-22 | 2023-08-15 | Sysmex Corporation | Container rack, specimen analysis device, and specimen analysis method |
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