JPH04265606A - 海底や水底の浅瀬における線状体の延線工法 - Google Patents

海底や水底の浅瀬における線状体の延線工法

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JPH04265606A
JPH04265606A JP3046232A JP4623291A JPH04265606A JP H04265606 A JPH04265606 A JP H04265606A JP 3046232 A JP3046232 A JP 3046232A JP 4623291 A JP4623291 A JP 4623291A JP H04265606 A JPH04265606 A JP H04265606A
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JP
Japan
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wire
cable
water
shoal
shore
Prior art date
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Pending
Application number
JP3046232A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Naoi
直井 忠行
Tetsuo Saito
哲夫 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潮の干満の差で地肌が
露出したり海面下に埋没するような海底の浅瀬或いは水
底の浅瀬に対して掘削工事を伴うことなしに線状体を延
線し布設に供することを可能にする延線工法の提供に関
する。
【0002】「線状体」なる用語は、電力或いは通信用
ケ―ブル、パイプライン或いは送水管等の流体輸送管を
含むものとして用いる。
【0003】
【従来の技術】従来、線状体特に電力或いは通信用のケ
―ブルを海底または水底の上に延線する場合には、図2
乃至図6に示す工法が提案されていた。
【0004】先ず、図2の工法は、500〜600mの
狭い水路や河川等で船舶の航行が少なく而も水の流れも
遅い所に利用されるもので、一方の岸辺の側にケ―ブル
ドラム11を搬入し、対岸の側にウインチ12を設置す
る。ウインチ12は水面13を両岸間に横断する小船1
4の引き網15を巻き取る。
【0005】ドラム11から繰り出すケ―ブル16は、
先端を小船14に接続して対岸まで曳航される体勢をと
り、そしてブイ17を一定間隔で取り付けながら水面1
3に浮設しつつウインチ12の巻き取りにより小船14
を曳航させて対岸まで延線する。延線されたケ―ブル1
6は、対岸に陸揚げした後、対岸側からダイバ―(2名
程度)でブイを順次切り離して水底に沈設し、航行に支
障を来さないように水底に敷設される。
【0006】図3は、上記工法に代わるもう一つの工法
で、バ―ジ18を一方の岸辺に設置したウインチ12に
て引き網15を巻き取ることで両岸間を横断するように
曳航しバ―ジ18に搭載されたケ―ブルドラム11から
繰り出すケ―ブル16をバ―ジ18の航行とともに水底
に落とし込むように延線して行く。
【0007】上記工法の変形として、一方の岸辺の適当
な位置にアンカ―19を打設し、このアンカ―19に係
留させた引き網15をバ―ジ18に搭載したウインチで
巻き取ることにより、バ―ジの航行を行うこともある。
【0008】図4は、海底ケ―ブルの延線工法に利用さ
れる場合であって、敷設台船20をタグボ―ト21(2
〜3隻)で曳航してケ―ブル敷設ル―トを誘導して行く
。敷設台船20上にコイル取りされた海底ケ―ブル22
は、艤装23を利用して海上に繰り出し、海底に落とし
込んで行く。この工法は、錨の打ち替え作業時間にも関
係するが一般的に1日あたり1〜2Km程度の敷設速度
である。
【0009】上記敷設台船20の代わりに自走式の敷設
船を利用するものもある。この場合、敷設船は約3ノッ
ト以下の低速運転が要求される。
【0010】図5は、海底にパイプラインとケ―ブルと
を同時に敷設する工法であって、陸上において、鉄製の
ブイ24を付帯する板状の支持部材25にパイプ26と
ケ―ブル27とを並列にして所定の間隔(10m)で係
留し、ケ―ブル27はスネ―ク取りして中間部分を吊る
。この繰り返し作業にて構築されるパイプラインを、2
00〜300トン当りでウインチにてブイを取り付け浮
力を伴なった状態で海底の敷設ル―トへ引き網28の牽
引により延線し敷設して行く。
【0011】上記の工法では、1日当り100m程度の
敷設スピ―ドである。
【0012】図6は、航行が頻繁な運河等における海底
ケ―ブルの敷設工法であって、ケ―ブル29に2〜3m
の間隔でブイ30を取り付け、ケ―ブル29が海底面よ
り若干浮いた状態にした状態で、先端に連結した引き網
31をウインチ32で巻き取ることにより、海底の所定
ル―トに延線して行く。対岸にケ―ブルの陸揚げが済ん
だら、ダイバ―が潜行してブイを切り離し、ケ―ブルを
海底に沈設して敷設する。この工法によれば、作業中で
も海上の航行に支障を来さない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】−問題点−上述した従
来の何れの工法にあっても、引き潮で海底面が露出する
浅瀬や乾季において水底面が露出する浅瀬における線状
体の延線に適用する場合には、海底面或いは水底面の敷
設ル―トを予め掘削しないとケ―ブルの延線が行えない
難点があった。
【0014】かかる海底面或いは水底面の掘削は、バ―
ジや敷設船が入り込める程の大規模な範囲に及ぶので、
多大な工事費用がかかる。
【0015】また、地盤が軟弱なときにはさらに難工事
となり、対応に苦慮していた。
【0016】−目的− 本発明は、上記した従来技術の現状を克服するために、
地肌が露出するときがある海底の浅瀬や水底の浅瀬に対
して掘削を必要としないで線状体の延線を可能にする、
海底または水底の浅瀬における線状体の延線工法を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに提供する本発明の延線工法は、浅瀬の両岸に滑車が
搭載されたタワ―を構築し、引き入れ用のワイヤ―を一
方のタワ―の滑車から他方のタワ―の滑車に掛けて浅瀬
の上空に張り渡し、一方の岸辺に搬入した線状体を前記
ワイヤ―に吊下支持する状態にして他方の岸辺の側で引
き入れ用のワイヤ―を引き込むことにより当該線状体を
浅瀬の上空に延線することにある。
【0018】
【実施例】図1は、本発明にかかる海底や水底の浅瀬に
おける線状体の延線工法の好ましい実施例であって、本
実施例では海底の浅瀬1における海底ケ―ブル2の延線
工法を示している。
【0019】海底の浅瀬1は、潮の干満で海底面が露出
したり或いは海面下に没したりする地域である。しかし
て、浅瀬1の両岸に、鉄塔の如きタワ―2、3を構築す
る。各タワ―2、3には、頂部において滑車4、5を取
り付ける。
【0020】一方の岸辺にはケ―ブルドラム6を搬入し
スタンド等で回転自在に設置しておく。その対岸にはウ
インチ7を設置する。しかして、ウインチ7に巻き付け
られる引き入れ用のワイヤ―8は、タワ―3に取り付け
られた滑車5の上部から対岸側のタワ―2に取り付けら
れた滑車4に巻き返して元のタワ―3の滑車5の下部を
経由してウインチ7に巻き込まれるようにし、もって、
両滑車4、5間に上側で行きとし下側で帰りとする状態
で張り渡す。このワイヤ―の張り渡し作業は、模型飛行
機等の遠隔操作可能な飛行体を用いて行うか或いは、泥
地を走行できる専用車を引き潮時に走らせて行うことが
できる。
【0021】ケ―ブルドラム6から繰り出すケ―ブル9
は、浅瀬1に入る直前で引き入れ用のワイヤ―8の帰り
部分に宙吊り用のワイヤ―10により一定間隔で順次吊
下げ支持する状態にし、その状態を維持してウインチ7
の巻き取りによるワイヤ―8の帰り部分とともに移動し
て浅瀬1の上空に延線する。
【0022】上記のような一連の作業によって延線され
たケ―ブル9が巻き取り側の岸辺に到達した後は、ウイ
ンチ7の操作により引き入れ用のワイヤ―8を緩めてケ
―ブル9を浅瀬1に敷設すれば良い。
【0023】宙吊り用のワイヤ―10及び引き入れ用の
ワイヤ―8は、ケ―ブル敷設時或いはその後においてケ
―ブル9から切り離して且つ滑車4、5から切り離して
ウインチの巻き取りにより適宜回収すれば良い。しかし
、ケ―ブルの敷設ル―トにケ―ブルとともに敷設してし
まっても差し支えない。その場合、ワイヤ―8、10を
十分に防食処理して保全しておけば、ケ―ブルの撤去の
際にも利用できる。
【0024】
【発明の作用・効果】以上説明してきたように、本発明
にかかる延線工法によれば、地肌が露出するときがある
浅瀬の両岸にタワ―を構築してこれらに滑車を取り付け
、両滑車間に張り渡した引き入れ用のワイヤ―に線状体
を吊下支持する状態にして、一方の岸でのワイヤ―の巻
き取りとともに当該線状体を浅瀬の上空に延線すること
から、浅瀬の状態とは無関係に何時にでもケ―ブルの延
線を行うことができ、従って、従来のように浅瀬に対し
て掘削を必要とすることもなく、浅瀬上への延線を可能
にするという所期の目的が達成され、工事に要する費用
を大幅に軽減した工法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる延線工法の一実施例を示す説明
図。
【図2】従来の水底ケ―ブルの浮力延線工法を示す説明
図。
【図3】従来の水底ケ―ブルの延線工法を示す説明図。
【図4】従来の海底ケ―ブルの浮力延線工法を示す説明
図。
【図5】従来の海底パイプライン・ケ―ブル同時延線工
法を示す説明図。
【図6】従来の海底ケ―ブルの延線工法を示す説明図。
【符号の説明】
1  浅瀬 2、3  タワ― 4、5  滑車 6  ケ―ブルドラム 7  ウインチ 8  引き入れ用のワイヤ― 9  ケ―ブル(線状体) 10  宙吊り用のワイヤ―

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  浅瀬の両岸に滑車が搭載されたタワ―
    を構築し、引き入れ用のワイヤ―を一方のタワ―の滑車
    から他方のタワ―の滑車に掛けて浅瀬の上空に張り渡し
    、一方の岸辺に搬入した線状体を前記ワイヤ―に吊下支
    持する状態にして他方の岸辺の側で引き入れ用のワイヤ
    ―を引き込むことにより当該線状体を浅瀬の上空に延線
    することを特徴とする海底や水底の浅瀬における線状体
    の延線工法。
JP3046232A 1991-02-19 1991-02-19 海底や水底の浅瀬における線状体の延線工法 Pending JPH04265606A (ja)

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JPH04265606A true JPH04265606A (ja) 1992-09-21

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