JPH04264843A - マルチリンク伝送制御装置 - Google Patents

マルチリンク伝送制御装置

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Publication number
JPH04264843A
JPH04264843A JP3045484A JP4548491A JPH04264843A JP H04264843 A JPH04264843 A JP H04264843A JP 3045484 A JP3045484 A JP 3045484A JP 4548491 A JP4548491 A JP 4548491A JP H04264843 A JPH04264843 A JP H04264843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
transmission control
control device
slot
link
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3045484A
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English (en)
Inventor
Shoichi Kobayashi
小  林  正  一
Yoshiro Hakamata
袴  田  吉  朗
Kazuhiro Sato
藤 和 弘 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数個の端局が直列に配
列され、個々の端局間が同一帯域、同一伝送方向の複数
のリンクにより接続されたマルチリンク通信網において
、受信局となる端局が送信局となる端局から複数のセル
を受信する場合の端局に設置されるマルチリンク伝送制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の端局の個々の端局間を同一の機能
を有する複数のリンクで接続し、複数のリング状伝送シ
ステム(以下、個々のリング状伝送システムを単にリン
グと言う)を構成し、各リングには複数の固定長スロッ
トが連続して巡回しているマルチリング通信網について
、信学技報Vol.90 No.165P.7 〜12
に小林氏、竹本氏により発表されている。
【0003】以下に、マルチリンク通信網の典型的な例
として、発表されているマルチリング通信網の場合につ
いて図を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明では
リング数が7の場合を例としている。
【0004】図8は従来技術が適用されているマルチリ
ング通信網の全体の構成である。図8において、01〜
07はリング状伝送路、10は端局に設置されているマ
ルチリンク伝送制御装置、11はマルチリンク伝送制御
装置の送信部、12はマルチリンク伝送制御装置の受信
部、25はセル送出部、26はセル取出し部、60は送
信アクセス制御部、70は受信アクセス制御部である。
【0005】図9はマルチリンク伝送制御装置10の詳
細な構成を示す。図8と同一番号は同一構成要素を示す
ものとし、図9において13はデータ入力部、14はセ
ル分解部、15は送信バッファ、23はセル組立部、2
4はデータ出力部、27はセル出力制御部、41は受信
バッファ、50はセル送信制御部である。送信部11は
データ入力部13、セル分解部14、送信バッファ15
、セル送信制御部50、セル送出部25を有し、受信部
12はセル取出し部26、受信バッファ41、セル出力
制御部27、セル組立部23、データ出力部24を有す
る。
【0006】図10はリング上を連続して巡回するスロ
ットの配列とリング間のスロットの位相の関係を示す。 図10において01〜07は図8と同様の複数のリング
を示し、101はスロット、τは隣合うリング間のスロ
ット位相差で、リング間の位相差の合計が1スロット長
になるような適当な値である。
【0007】図11はマルチリンク伝送制御装置10の
データ入力部13に入力されるデータとリングに送出さ
れるセルの関係を示し、102はデータ、103はセル
、104はセル103のヘッダ、105はセル103の
空塞識別ビット、106はセル103の宛先アドレス、
107はセル103の送信元アドレス、108はセル1
03のデータ識別子、109はセル103がデータ10
2の何番目の部分かを示すセル番号である。
【0008】データの流れを図8、図9、図10および
図11を用いて説明する。マルチリンク伝送制御装置1
0は送信部11と受信部12からなり、複数のリング全
てに接続されており、全体としてマルチリング通信網が
構成されている。送信局となる端局では、マルチリンク
伝送制御装置10はデータ入力部13に入力された送信
すべきデータ102を図11の例に示すように、セル分
解部14において1〜6のような一定長の短い部分デー
タに分解した後、各々に空塞識別ビット105、宛先ア
ドレス106、送信元アドレス107、他のデータと区
別するためのデータ識別子108および1つのデータの
何番目のセルかを識別するためのセル番号109を有す
るヘッダ104を付けて、1スロット長のセル103を
作成する。これらのセル103は作成された順に、送信
バッファ15に格納される。送信部11に巡回してきた
スロット101はセル送出部25により空きスロットか
既にセルが入って使用されているビジースロットかをチ
ェックし、空きスロットならば送信バッファ15に格納
されているセル103をセル送信制御部50の制御によ
り格納順に取り出して、この空きスロット101に入れ
込んで送信する。
【0009】一方、受信局となる端局では、マルチリン
ク伝送制御装置10は受信部12のセル取り出し部26
にて各リング01〜07に到着するスロット101を常
に監視している。スロット101の中に自マルチリンク
伝送制御装置宛の宛先アドレス105が書き込まれてい
るヘッダ104を持つセル103があれば、これを取り
込み、セル103が送信されて来たリングに対応する受
信バッファ41に格納すると同時に、そのセル103が
入っていたスロット101を空きにする。受信バッファ
41に格納されたセル103は、セル出力制御部27の
制御により受信バッファ41の並びの順に先頭のセル1
03が出力されてセル組立部23へ送られる。セル組立
部23は送られて来たセル103のヘッダ104により
同一送信元の同一データを識別し、セル番号順にヘッダ
104を取り除き、元のデータ102に組立て、データ
出力部24に送る。なお、送受信とも各リング01〜0
7におけるスロット101の先頭の位置(スロットの位
相)は、図10に示すように時間τだけずれており、各
マルチリンク伝送制御装置10においては、あたかも1
本のリングで時間τ毎にスロット101が到着するかの
ごとくアクセスできるものとする。
【0010】以上のように構成されているので、送信局
となった端局に設置されているマルチリンク伝送制御装
置10が受信局となる端局に設置されているマルチリン
ク伝送制御装置10へ複数のセル103を複数のリング
のスロット101を使って送信した場合に、受信局のマ
ルチリンク伝送制御装置10への各セル103の到着は
、送信局のマルチリンク伝送制御装置10が送信した順
番に到着し、到着したセル103は送信されて来たリン
グに対応する受信バッファ41に格納される。ところが
、他の送信局のマルチリンク伝送制御装置10からの該
受信局のマルチリンク伝送制御装置10へのセル103
の送信は、必ずしも複数のリングに均等に送信されない
ので、それぞれの受信バッファ41の中に格納されてい
るセル103の数は受信バッファ41毎に異なる。従っ
て、先に到着したセル103が格納される受信バッファ
41の中の先着セル103の数が多く、その後で到着し
たセル103が格納される受信バッファ41の中の先着
セル103の数が少なければ、受信バッファ41の中で
セル103の順序逆転が発生する。
【0011】以下、図12を用いて、上述のセル103
の順序逆転が発生する仮定の一例を詳細に説明する。図
12において図8〜図11と同一の番号は同一構成要素
を示すものとする。各々のリング上を連続して巡回する
スロット101は、時間の経過と共に、図の右方向に進
行する。Bが記入されているスロット101は、図12
に示す送信局S以外の送信局のマルチリンク伝送制御装
置10が送信したセル103の内、送信局Sが送信しよ
うとしている宛先アドレス106と異なる宛先アドレス
106を持つセル103が入っていることを示す。また
、B1が記入されているスロット101は、図12に示
す送信局S以外の送信局のマルチリンク伝送制御装置1
0が送信したセル103の内、宛先が図12に示す送信
局Sが送信しようとするセル103の宛先と同一の宛先
である受信局Rを宛先アドレス106とするセル103
が入っていることを示す。BまたはB1が記されている
スロット101がビジースロット、何も記されていない
スロット101が空きスロットである。同図のように、
ビジースロットと空きスロットが進行しているとする。 図12中にAで示した太い実線の時点でマルチリンク伝
送制御装置10にスロット101が到着すると仮定する
【0012】いま、送信局Sのマルチリンク伝送制御装
置10から受信局Rのマルチリンク伝送制御装置10に
データ102を送信する場合を考える。送信局Sのマル
チリンク伝送制御装置10の送信バッファ15には先に
説明したように、データ102を分解してできた一連の
セル103が格納される。これらのセル103を先頭の
セル103から順に#1,#2,#3,#4とする。こ
れら#1〜#4のセル103は到着した空きスロット1
01に順次挿入されて、宛先の受信局Rまで伝送される
。宛先の受信局Rのマルチリンク伝送制御装置10では
、各リングから自受信局宛のセル103を取り込み、そ
のセル103をそのセル103が送信されて来たリング
に対応する受信バッファ41に格納する。この時、図1
2に示したように先着セル103が受信バッファ41に
格納されていたとすると、注目しているセル#1,#2
,#3,#4は、図12右側に示した如く受信バッファ
41に格納される。この結果、図12に矢印Cで示す順
序で、リング01に対応する受信バッファ41からリン
グ07に対応する受信バッファ41まで巡回的にその先
頭のセル103を取り出すと、B1,B1,B1,#1
,B1,B1,#3,B1,B1,B1,#2,B1,
B1,B1,#4,B1の順序で取り出されることにな
り、#2と#3のセルの順序逆転が発生することになる
。以上の説明においては、マルチリング通信網の場合に
ついて説明したが、リング状になっていないマルチリン
ク通信網の場合でも同様である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
データを分割してできる複数のセルをマルチリンク通信
網を用いて伝送する場合、送信局のマルチリンク伝送制
御装置に加わる負荷とセルの宛先に関連して、受信局の
マルチリンク伝送制御装置の受信バッファにおいてセル
順序の部分的な逆転が発生する。これは、データ転送機
構としては重大な欠点である。本発明の目的は、受信局
においてセルの順序逆転を防止できるマルチリンク伝送
制御装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、自マルチリン
ク伝送制御装置宛のセルのみを各リング対応の受信バッ
ファに取り込み、自マルチリンク伝送制御装置宛以外の
セルおよび空きセルは取り込まないことにより、セルの
順序の逆転が発生することに着目してなされたものであ
り、受信局のマルチリンク伝送制御装置への到着スロッ
ト内のセルが自マルチリンク伝送制御装置宛のセルなら
ば、そのセルを取り込んで当該リンクに対応する受信バ
ッファに格納し、他端局のマルチリンク伝送制御装置宛
のセルもしくは空きスロットならばリンクに対応する受
信バッファにダミーセルまたは宛先アドレスを0とした
セルまたは宛先アドレスを0としたヘッダのみを格納す
ることを最も主要な特徴とする。
【0015】また、受信局のマルチリンク伝送制御装置
に受信バッファのセル格納状態を間接的に監視するため
の受信バッファ格納状態監視部を持っていて、受信局の
マルチリンク伝送制御装置への到着スロット内のセルが
自マルチリンク伝送制御装置宛のセルならば、そのセル
を取り込んで当該リンクに対応する受信バッファに格納
すると同時に、受信バッファ格納状態監視部の該当の位
置に「有」(例えば1)を書き込み、他端局のマルチリ
ンク伝送制御装置宛のセルもしくは空きならば受信バッ
ファに何も格納せず、受信バッファ格納状態監視部の該
当の位置に「無」(例えば0)を書き込んでおき、受信
バッファの並びの順に受信バッファの先頭のセルを取り
出す時に、受信バッファ格納状態監視部の記録に従って
、「有」ならば取り出し、「無」ならば該当の受信バッ
ファの先頭のセルは取り出さないことを最も主要な特徴
とする。
【0016】さらに、マルチリンク伝送制御装置にセル
のヘッダのみを格納するヘッダバッファを持っていて、
マルチリンク伝送制御装置への到着スロット内のセルが
自マルチリンク伝送制御装置宛のセルならば、そのセル
を取り込んで当該リンクに対応する受信バッファに格納
すると同時に、取り込んだセルが送信されて来たリンク
に対応するヘッダバッファに、取り込んだセルのヘッダ
のコピーを格納し、他マルチリンク伝送制御装置宛のセ
ルもしくは空きならば受信バッファに何も格納せず、他
マルチリンク伝送制御装置宛のセルもしくは空きスロッ
トが到着したリンクに対応するヘッダバッファに、宛先
アドレスを0にしたヘッダのコピーを格納しておき、受
信バッファの先頭のセルを取り出す時に、ヘッダバッフ
ァの記録に従って、自マルチリンク伝送制御装置宛のヘ
ッダならば取り出し、宛先アドレスが0のヘッダならば
該当の受信バッファの先頭のセルは取り出さないことに
より、マルチリンク伝送制御装置の受信バッファ間で送
信局の同一マルチリンク伝送制御装置から送信されたセ
ルの順序逆転が発生することを防止することを最も主要
な特徴とする。
【0017】
【作用】以上のような構成を有する本発明を用いること
により、送信局におけるマルチリンク伝送制御装置にお
いては、セルの発生順に従って、またマルチリンク通信
網外から既にセルの形で転送されて来る場合にはそのセ
ルの到着順に従ってどのリンクでも空きスロットが来れ
ばセルを送信すればよく、送信に当たって複雑な制御を
必要としない。したがって、本発明は受信局においてセ
ルの順序逆転を防止できるマルチリンク伝送制御装置を
提供できる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を図により詳細に説明
する。なお、本実施例ではリング状の構成をとるマルチ
リング通信網の例により説明しているが、リング状でな
い通信網の場合でもその効果は同様である。
【0019】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例のマルチリンク伝送制御装置を示す構成図である。 図9と同一番号は同一構成要素を示すものとし、異なる
構成要素として28はダミーセル発生部、29はダミー
セル消去部である。
【0020】本実施例のマルチリンク伝送制御装置10
における送信部11において、データ入力部13にデー
タが入力してからリングに送信されるまでの動作は、従
来の技術における動作と全く同じであるので説明は省略
する。次に受信部12の動作を図2を用いて説明する。 図2において、図1と同一番号は同一構成要素を示すも
のとし、49はプリバッファを示す。また、「ダ」はダ
ミーセルを表す。
【0021】いま、図10に示すような時間τの間隔で
、スロット101が受信局のマルチリンク伝送制御装置
10のセル取出し部26に図2の上段に示す状態で到着
するものとする。図2のスロット101に記載されてい
る「空」は空きスロット(空塞識別ビット105が空に
なっているセルが入っているスロット)を、「塞」は図
2に示されているマルチリンク伝送制御装置宛でないセ
ル103が入っているスロット101を、「1」〜「2
0」は図2に示されているマルチリンク伝送制御装置宛
のセル103およびそのセルが入っているスロット10
1を表す。
【0022】また、説明を簡単にするために、図2に示
すリング01のスロット101(S1)がセル取出し部
26に到着するまでは受信バッファ41は空であるとし
、リング01のスロット101(S1)からリング07
のスロット101(S7)が到着するまでは受信バッフ
ァ41からセル103の取り出しは行なわれないものと
する。しかし、マルチリンク伝送制御装置10における
セル103の取り込みと受信バッファ41からのセル1
03の出力は独立の動作であるので、セル取出し部26
においてセル103の取り込み中に、受信バッファ41
からセル103の出力が行なわれていても、以下に述べ
る説明は当てはまる。
【0023】本実施例では、各リングのセル取出し部2
6に到着したスロット101が「塞」または「空」なら
ば、ダミーセル発生部28内のプリバッファ49のそれ
ぞれリングに対応する位置にダミーセルを格納する。自
マルチリンク伝送制御装置宛のセル103ならば取り込
んでスロット101を空きにし、ダミーセル発生部28
内のプリバッファ49のそれぞれリングに対応する位置
に、取り込んだセル103を格納する。リング01〜0
7までのスロット101の到着結果がプリバッファ49
に格納された時点でプリバッファ49の中が全てダミー
セルならば、プリバッファ49内のダミーセルを全て消
去して、受信バッファ41には何も格納しないこととす
る。
【0024】以下に受信部の動作の詳細を説明する。リ
ング01のセル取出し部26にスロット101(S1)
が到着すると、このスロット101は「塞」なのでダミ
ーセル発生部28はダミーセルを発生して、リング01
に対応するプリバッファ49のW1に格納する。次にリ
ング02のスロット101(S1)がセル取出し部26
に到着する。このスロット101は「塞」なので、先と
同様に、リング02に対応するプリバッファ49のW2
にダミーセルを格納する。
【0025】次はリング03のセル取出し部26にスロ
ット101(S1)が到着する。このスロット101は
「1」であり、自マルチリンク伝送制御装置宛なのでこ
れを取り出してスロット101(S1)を空きスロット
にし、リング03に対応するプリバッファ49のW3に
「1」を格納する。次はリング04のセル取出し部26
にスロット101(S1)が到着する。このスロット1
01は「塞」なので、ダミーセル発生部28はダミーセ
ルを発生して、リング04に対応するプリバッファ49
のW4にダミーセルを格納する。
【0026】次にリング05、06に順次それぞれスロ
ット101(S1)が到着する。それぞれのスロット1
01(S1)は、それぞれ「2」、「3」であり、これ
らを取り込みそれぞれのスロット101(S1)を空き
スロットにし、リング05、06に対応するプリバッフ
ァ49のW6、W6にそれぞれ「2」「3」を格納する
。次にリング07のセル取出し部26にスロット101
(S1)が到着するが、このスロット101は「空」な
ので「塞」のときと同様にダミーセル発生部28にてダ
ミーセルを発生して、リング07に対応するプリバッフ
ァ49のW7に格納する。この時点でリング01〜07
のスロット101(S1)がすべて到着したことになる
。いま、プリバッファ49のW3、W5、W6に自マル
チリンク伝送制御装置宛のセル103が入っているので
、プリバッファ49の中身をすべて同時に送出して受信
バッファ41に格納する。
【0027】以後、同様にリング01〜07までのセル
取出し部26に到着したスロット101が「塞」または
「空」ならば、ダミーセル発生部28によりダミーセル
を発生して、また自マルチリンク伝送制御装置宛のセル
103ならば取り込んでスロット101を空きにし、そ
れぞれ到着したリングに対応するプリバッファ49に格
納する。この時、プリバッファ49に格納されているセ
ルが全てダミーセルならば受信バッファ41に送出しな
いで、ダミーセル発生部28内で消去し、1個でも自マ
ルチリンク伝送制御装置宛のセル103があれば、プリ
バッファ49の中身を全て同時に受信バッファ41に送
出して格納する。このようにして、リング01のスロッ
ト101(S1)からリング07のスロット101(S
7)までがセル取出し部26に到着した場合の受信バッ
ファ41の状態が図2の下段に示されている。リング0
1〜07のスロット101(S7)は全て「塞」または
「空」なので、ダミーセル発生部28内のプリバッファ
49のW1〜W7は全てダミーセルになり、消去される
ので受信バッファ41には格納されないので、受信バッ
ファ41の7段目は何も格納されていない。
【0028】この状態で、図1に示すセル出力制御部2
7の制御により、受信バッファ41のF1の1、F2の
1、・・・・・、F7の1、F1の2、F2の2、・・
・・・F7の2、F3の1、F3の2、・・・・・、F
7の1、・・・・・F7の7の順にセル103を取り出
し、ダミーセルだけダミーセル消去部29により消去す
れば、出力には「1」、「2」、「3」、「4」、「5
」、・・・・・「18」、「19」、「20」の順に自
マルチリンク伝送制御装置宛のセル103が取り出され
、マルチリンク伝送制御装置10のセル取出し部26に
到着したセル103の順序と受信バッファ41から出力
されたセル103の順序は同一となるので、送信された
時の順序性が確保される。
【0029】(第2の実施例)図3は本発明の第2の実
施例のマルチリンク伝送制御装置を示す構成図である。 図1と同一番号は同一構成要素を示すものとし、異なる
構成要素として34はヘッダ書換部、31は不要セル消
去部である。
【0030】図3において、セル取出し部26は、従来
の技術で説明した機能に加え、到着したスロット101
のセル103のヘッダ104の空塞識別ビット105が
空である場合及び空塞識別ビット105が塞かつ宛先ア
ドレス106が自マルチリンク伝送制御装置宛でない場
合には該セル103をコピーしてヘッダ書換部34へ送
る機能を有する。ヘッダ書換部34はセル取出し部26
から送られて来るセル103のヘッダ104をチェック
し、自マルチリンク伝送制御装置宛ならばそのままセル
103を受信バッファ41へ送り、ヘッダ104の空塞
識別ビット105が空または宛先アドレス106が自マ
ルチリンク伝送制御装置でなければ、そのセル103の
ヘッダ104の宛先アドレス106を0にして受信バッ
ファ41へ送る機能を持つ。不要セル消去部31は受信
バッファ41から出力されて来るセル103のヘッダ1
04の宛先アドレス106が自マルチリンク伝送制御装
置宛ならば通過させ、宛先アドレス106が0ならば消
去する機能を有する。図2におけるダミーセル発生部2
8をヘッダ書換部34に、ダミーセル消去部29を不要
セル消去部31に置き換えると、動作は第1の実施例と
同様となるので説明は省略する。
【0031】(第3の実施例)図4は本発明の第3の実
施例のマルチリンク伝送制御装置を示す構成図である。 図1と同一番号は同一構成要素を示すものとし、異なる
構成要素として32は宛先アドレス処理部、33は不要
ヘッダ消去部である。
【0032】図4において、セル取出し部26は、従来
の技術で説明した機能に加え、到着したスロット101
のセル103のヘッダ104の空塞識別ビット105が
空である場合及び空塞識別ビット105が塞かつ宛先ア
ドレス106が自マルチリンク伝送制御装置宛でない場
合には該セル103のヘッダ104をコピーして宛先ア
ドレス処理部32へ送る機能を有する。宛先アドレス処
理部32はセル取出し部26から送られて来るヘッダ1
04および取り込んだセル103のヘッダ104をチェ
ックし、自マルチリンク伝送制御装置宛ならばそのまま
セル103を受信バッファ41へ送り、空塞識別ビット
105が空または宛先アドレス106が自マルチリンク
伝送制御装置でないヘッダ104のみならば、そのヘッ
ダ104の宛先アドレス106を0にして受信バッファ
41へ送る機能を持つ。不要ヘッダ消去部33は受信バ
ッファ41から出力されて来るセル103のヘッダ10
4の宛先アドレス106が自マルチリンク伝送制御装置
宛ならば通過させ、宛先アドレス106が0のヘッダ1
04のみならば消去する機能を有する。図2におけるダ
ミーセル発生部28を宛先アドレス処理部32に、ダミ
ーセル消去部29を不要ヘッダ消去部33に置き換える
と、動作は第1の実施例と同様となるので説明は省略す
る。
【0033】(第4の実施例)図5は本発明の第4の実
施例のマルチリンク伝送制御装置を示す構成図である。 図2と同一番号は同一構成要素を示すものとし、異なる
構成要素として45は受信バッファ読出し制御テーブル
である。
【0034】マルチリンク伝送制御装置10における送
信部11において、データ入力部13にデータ102が
入力してからリングに送出するまでの動作は、従来の技
術における動作と全く同じであるので説明は省略する。 次に受信部12の動作を図6を用いて説明する。図6に
おいて、図5と同一番号は同一構成要素を示すものとし
、47はプリテーブル、48はメインテーブルである。 また、セル取出し部26と受信バッファ読出し制御テー
ブル45の間は、図の簡略化のために、途中までは受信
バッファ41への線と重ね合わせて表記している。
【0035】受信局のマルチリンク伝送制御装置10の
受信部12へのスロット101の到着のし方は、第1の
実施例と同じである。説明を簡単にするために、図6に
示すリング01のスロット101(S1)がセル取出し
部26に到着するまでは、受信バッファ41は空であり
、受信バッファ読出し制御テーブル45には何も書き込
まれていないものとし、リング01のスロット101(
S1)からリング07のスロット101(S7)が到着
するまでは受信バッファ41からセルの取り出しは行わ
れないものとする。しかし、マルチリンク伝送制御装置
10におけるセル103の取り込みと受信バッファ41
からのセル103の出力は独立の動作であるので、セル
取出し部26においてセル103の取り込み中に、受信
バッファ41からセル103の出力が行われていても、
以下に述べる説明は当てはまる。
【0036】本実施例では、各リングのセル取出し部2
6に到着したスロット101が「塞」または「空」なら
ば、受信バッファ読出し制御テーブル45内のプリテー
ブル47のそれぞれリングに対応する位置に「無」(例
えば0)を書き込み、受信バッファ41には何も格納し
ない。自マルチリンク伝送制御装置宛のセル103なら
ば取り込んでスロット101を空きにし、それぞれ到着
したリングに対応する受信バッファ41に取り込んでセ
ル103を格納するとともに、受信バッファ読出し制御
テーブル45内のプリテーブル47のリングの対応する
位置に「有」(例えば1)を書き込み、リング01〜0
7までのスロット101の到着結果がプリテーブル47
に書き込まれた時点に、プリテーブル47の中が全て「
無」ならば消去して、メインテーブル48には書き込ま
ないこととし、プリテーブル47のなかに1個でも「有
」があれば、プリテーブル47の内容を全て送出してメ
インテーブル48に書き込むこととする。
【0037】以下に詳細を説明する。リング01のセル
取出し部26にスロット101(S1)が到着すると、
このスロット101は、「塞」なので受信バッファ読出
し制御テーブル45内のプリテーブル47のリング01
に対応するP1に「無」を書き込むだけで受信バッファ
41には何も格納しない。次にリング02のスロット1
01(S1)がセル取出し部26に到着する。このスロ
ット101は「塞」なので、先と同様に、受信バッファ
読出し制御テーブル45内のプリテーブル47のリング
02に対応するP2に「無」を書き込むだけで受信バッ
ファ41には何も書き込まない。次にリング03のセル
取出し部26にスロット101(S1)が到着する。こ
のスロット101は「1」になっており、自マルチリン
ク伝送制御装置宛セル103が入っているのでこれを取
り出してスロット101(S1)を空きスロットにし、
リング03に対応する受信バッファ41であるF3の先
頭1に「1」を格納するとともに受信バッファ呼出し制
御テーブル45内のプリテーブル47のリング03に対
応するP3に「有」を書き込む。
【0038】次は、リング04のセル取出し部26にス
ロット101(S1)が到着する。このスロット101
は「塞」なので、受信バッファ読出し制御テーブル45
内のプリテーブル47のリング04に対応するP4に「
無」を書き込むだけで受信バッファ41には何も格納し
ない。次に、リング05および06のセル取出し部26
に順次スロット101(S1)が到着する。これらのセ
ル101は、それぞれ「2」、「3」なのでこれらを取
込み、それぞれのスロット(S1)を空きスロットにし
、リング05、06に対応する受信バッファ41である
F5、F6の先頭に、それぞれ「2」、「3」を格納す
ると共に受信バッファ読出し制御テーブル45内のプリ
テーブル47のリング05、06に対応するP5および
P6にそれぞれ「有」を書き込む。
【0039】次は、リング07のセル取出し部26にス
ロット101(S1)が到着する。このスロット101
は「空」なので、「塞」の時と同様に、受信バッファ読
出し制御テーブル45内のプリテーブル47のリング0
7に対応するP7に「無」を書き込むだけで受信バッフ
ァ41には何も格納しない。この時点で、リング01〜
07のスロット101(S1)が全てセル取出し部26
に到着し終えた結果がプリテーブル47に書き込まれて
おり、P3、P5、P6に「有」が書かれているので、
この時のプリテーブル47の内容は全て送出されメイン
テーブル48に書き込まれる。このようにして、リング
07のスロット101(S7)までがセル取出し部26
に到着した状況が受信バッファ読出し制御テーブル45
の「有」、「無」により示され、受信バッファ41には
自マルチリンク伝送制御装置宛のセル103である「1
」〜「20」のみが格納されている状態が示されている
。リング01〜07のスロット101(S7)は全て「
塞」または「空」なので、プリテーブル47のP1〜P
7は全て「無」になるので消去され、メインテーブル4
8には送出されない。従って、メインテーブル48の7
段目には何も書き込まれていない。
【0040】受信バッファ41からのセル103の出力
は、4図に示すセル出力制御部27が受信バッファ読出
し制御テ−ブル45内のメインテーブル48の内容に従
って制御する。セル出力制御部27は、受信バッファ読
出し制御テーブル45内のメインテーブル48からT1
の1、T2の1、・・・・・、T7の1の順に繰り返し
その内容を読み出し、その内容が「無」ならば受信バッ
ファ41の対応する受信バッファ41を跳ばし、その内
容が「有」ならば対応する受信バッファ41の先頭のセ
ル103を出力する。受信バッファ読出し制御テ−ブル
45内のメインテーブル48と受信バッファ41との対
応はT1とF1、T2とF2、T3とF3、T4とF4
、T5とF5、T6とF6、T7とF7である。なお、
受信バッファ41は先頭のセル103が出力される度に
後段のセル103が1セル分前へ進み、受信バッファ読
出し制御テーブル45内のメインテーブル48は第1段
目が読出される毎に後段の内容が1段前へ進む。
【0041】以下、図6の例について受信バッファ41
からのセル103の出力を説明する。いま、受信バッフ
ァ読出し制御テーブル45内のメインテーブル48のT
1の1を読み出すと「無」なので、受信バッファ41の
F1は跳ばす。次に、受信バッファ読出し制御テーブル
45内のメインテーブル48のT2の1を読み出すとや
はり「無」なので受信バッファ41のF2も跳ばす。次
に受信バッファ読出し制御テーブル45内のメインテー
ブル48のT3の1を読み出すと「有」なので、受信バ
ッファ41のF3の1の「1」を出力する。次に受信バ
ッファ読出し制御テーブル45内のメインテーブル48
のT4の1を読み出すと「無」なので、対応する受信バ
ッファ41のF4を飛ばして、受信バッファ読出し制御
テーブル45内のメインテーブル48のT5の1を読み
出す。今度は「有」なので対応する受信バッファ41の
F5の1のセル「2」を出力する。
【0042】次に受信バッファ読出し制御テーブル45
内のメインテーブル48のT6の1を読出すと「有」な
ので、対応する受信バッファ41のF6の1のセル「3
」を出力する。次に、受信バッファ読出し制御テーブル
45内のメインテーブル48のT7の1を読み出すと「
無」なので、対応する受信バッファ41のF7は跳ばし
て、受信バッファ読み出し制御テーブル45内のメイン
テーブル48のT1の1の読み出しに戻る。以降、同様
の動作を繰り返すことにより、受信バッファ41の出力
は「1」、「2」、・・・・・・・、「19」、「20
」の順に自マルチリンク伝送制御装置宛のセル103が
受信バッファ41から出力され、マルチリンク伝送制御
装置10のセル取り出し部26に到着したセル103の
順序と受信バッファ41か出力されたセル103の順序
は同一となるので、送信された時の順序性が確保される
【0043】(第5の実施例)図7は本発明の第5の実
施例のマルチリンク伝送制御装置を示す構成図である。 図2と同一番号は同一構成要素を示すものとし、異なる
構成要素として46はヘッダバッファである。図7にお
いて、送信部11の動作は従来の技術と全く同様なので
説明を省略する。図7におけるセル取出し部26は従来
の技術におけるセル取出し部26の機能に加えて、到着
したヘッダをコピーして、ヘッダバッファへ送る機能を
有する。マルチリンク伝送制御装置10における送信部
11において、データ入力部13にデータ102が入力
してからリングに送出するまでの動作は、従来の技術に
おける動作と全く同じであるので説明は省略する。
【0044】受信部12の動作の詳細は、第4の実施例
における受信バッファ読出し制御テーブル45をヘッダ
バッファ46に、「有」を自マルチリンク伝送制御装置
宛のセル103のヘッダ104に、「無」を空きスロッ
トを含む自マルチリンク伝送制御装置宛のセル103以
外のセル103のヘッダ104に置き換えると全く同じ
であるので説明を省略する。なお、ヘッダバッファ46
から読みだされたヘッダ104は受信バッファ41から
のセル103の出力制御に使用された直後に消去される
ものとする。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のリング状伝送路により構成されるマルチリング通
信網において、1つのデータを分解してできた複数のセ
ルを複数のリング状伝送路を使って送信した場合でも、
送信側におけるセルの順序性が受信側でも確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のマルチリンク伝送制御
装置の構成図である。
【図2】第1の実施例において受信バッファでのセルの
順序逆転を防止する方法を説明する図である。
【図3】本発明の第2の実施例のマルチリンク伝送制御
装置の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例のマルチリンク伝送制御
装置の構成図である。
【図5】本発明の第4の実施例のマルチリンク伝送制御
装置の構成図である。
【図6】第4の実施例のマルチリンク伝送制御装置のデ
ータの流れを示す図である。
【図7】本発明の第5の実施例のマルチリンク伝送制御
装置の構成図である。
【図8】リング状マルチリンク通信網の全体の構成を示
す図である。
【図9】従来のマルチリンク伝送制御装置を示す構成図
である。
【図10】リング上を連続して巡回するスロットの配列
とリング間のスロットの位相の関係を示す図である。
【図11】マルチリンク伝送制御装置におけるデータと
リングに送出されるセルの関係を示す図である。
【図12】セルの順序逆転の過程を示す図である。
【符号の説明】
10  マルチリンク伝送制御装置 11  送信部 12  受信部 13  データ入力部 14  セル分解部 15  送信バッファ 23  セル組立部 24  データ出力部 25  セル送出部 26  セル取出し部 27  セル出力制御部 28  ダミーセル発生部 29  ダミーセル消去部 31  不要セル消去部 32  宛先アドレス処理部 33  不要ヘッダ消去部 34  ヘッダ書換部 41  受信バッファ 45  受信バッファ読出し制御テーブル46  ヘッ
ダバッファ 47  プリテーブル 48  メインテーブル 49  プリバッファ 50  セル送信制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数個のマルチリンク伝送制御装置を
    直列に配置し、個々のマルチリンク伝送制御装置間を同
    一の機能を有する複数のリンクで接続し、複数の伝送シ
    ステムを構成し、各リンクには連続して整数個の固定長
    スロットが定期的に一定方向に伝送されており、リンク
    間の固定長スロットの位相の関係が、リンク間の位相差
    の合計が1スロット長になる範囲で少しずつずらせて、
    複数の固定長スロットが同一マルチリンク伝送制御装置
    に同時到着しないように配慮してあるマルチリンク通信
    網であって、複数個のマルチリンク伝送制御装置のうち
    、送信局となるマルチリンク伝送制御装置は前記固定長
    スロットと同一の長さの空塞識別ビット、宛先アドレス
    、送信元アドレス、データ識別子、セル番号を含むヘッ
    ダ部とデータ部とからなる固定長パケットであるセルの
    形でデータを送信する場合に、第1番目のリンクと第2
    番目のリンクと第n番目(ただし、nは任意の整数とす
    る)のリンクのどのリンクでも空きスロットが送信局に
    到着すればセルを送信し、複数個のマルチリンク伝送制
    御装置のうち、受信局となるマルチリンク伝送制御装置
    は、受信したセルを格納する受信バッファをリンク毎に
    持っており、リンク番号の順に、受信バッファに格納さ
    れているセルを先頭から取り出す場合に、任意の長さの
    データから空塞識別ビットは塞の前記セルを作成して送
    信バッファに格納しておき、到着した固定長スロット内
    のセルの空塞識別ビットを検査し、空であれば、当該固
    定長スロットに送信バッファの先頭のセルを挿入して次
    のマルチリンク伝送制御装置へ送出する機能と、送信バ
    ッファに送信すべきセルが無い場合には空き固定長スロ
    ットをそのまま次のマルチリンク伝送制御装置へ中継す
    る機能と、塞の場合にはそのまま次のマルチリンク伝送
    制御装置へ中継する機能とを有する送信部と、到着した
    固定長スロット内のセルの空塞識別ビットを検査し、空
    塞識別ビットが塞の場合には、宛先アドレスを検査して
    、自マルチリンク伝送制御装置宛ならば該セルを取出し
    て、該セルが送信されて来たリンクに対応する受信バッ
    ファに格納すると共に該セルが入っていたスロットを空
    きにして次のマルチリンク伝送制御装置側へ送出する機
    能と、自マルチリンク伝送制御装置宛でなければそのま
    ま次のマルチリンク伝送制御装置側へ中継する機能とを
    有する受信部とからなるマルチリンク伝送制御装置にお
    いて、前記受信部に到着したスロット内のセルが自マル
    チリンク伝送制御装置宛のセルのときは当該セルを取り
    込むと共に、前記受信部に到着したスロット内のセルが
    他のマルチリンク伝送制御装置宛のセルのとき及び前記
    受信部に到着したスロットが空スロットのときでも各々
    の当該セルをコピーして取り込む第1の手段と、当該取
    り込んだセルを受信バッファに格納する第2の手段と、
    第1番目のリンクに対応する受信バッファから第n番目
    のリンクに対応する受信バッファにわたり巡回的にセル
    を検査し、その先頭のセルを出力する第3の手段と、出
    力したセルがコピーして取り込んだものである場合には
    当該セルは消去し、自マルチリンク伝送制御装置宛のセ
    ルならば正常に出力する第4の手段とを具備することを
    特徴とするマルチリンク伝送制御装置。
  2. 【請求項2】  前記第1の手段が、受信部に到着した
    スロット内のセルの空塞識別ビットが空である場合およ
    び空塞識別ビットが塞かつ宛先アドレスが自マルチリン
    ク伝送制御装置でない場合に、ダミーセルを発生し、該
    セルが入っていたスロットが到着したリンクに対応して
    設けられている受信バッファに格納し、受信部に到着し
    たスロット内のセルの空塞識別ビットが塞かつ宛先アド
    レスが自マルチリンク伝送制御装置宛ならば、そのセル
    を取出し、該セルが入っていたスロットが到着したリン
    クに対応して設けられている受信バッファに格納すると
    共に、該セルが入っていたスロットを空きにして送信部
    へ送る手段であって、前記第4の手段が、出力したセル
    がダミーセルの場合には受信バッファから出力した時点
    で消去し、自マルチリンク伝送制御装置宛のセルならば
    正常に出力する手段である請求項1記載のマルチリンク
    伝送制御装置。
  3. 【請求項3】  前記第1の手段が、受信部に到着した
    スロット内のセルの空塞識別ビットが空である場合およ
    び空塞識別ビットが塞かつ宛先アドレスが自マルチリン
    ク伝送制御装置でない場合には、該セルをコピーし宛先
    アドレスを0にして、該セルが入っていたスロットが到
    着したリンクに対応して設けられている受信バッファに
    格納し、受信部に到着したスロット内のセルの空塞識別
    ビットが塞かつ宛先アドレスが自マルチリンク伝送制御
    装置宛ならば、そのセルを取り出して、該セルの入って
    いたスロットが到着したリンクに対応して設けられてい
    る受信バッファに格納すると共に、該セルの入っていた
    スロットを空きにして送信部へ送る手段であって、前記
    第3の手段が、第1番目のリンクに対応する受信バッフ
    ァから第n番目のリンクに対応する受信バッファにわた
    り巡回的にその先頭のセルのヘッダを検査する手段であ
    って、前記第4の手段が、検査した結果、宛先アドレス
    が0になっているヘッダを有するセルならば、これを消
    去し、自マルチリンク伝送制御装置宛のセルならば正常
    に出力する手段である請求項1記載のマルチリンク伝送
    制御装置。
  4. 【請求項4】  前記第1の手段が、受信部に到着した
    スロット内のセルの空塞識別ビットが空である場合およ
    び空塞識別ビットが塞かつ宛先アドレスが自マルチリン
    ク伝送制御装置でない場合には、該スロット内のセルの
    ヘッダのみをコピーし宛先アドレスを0にして、該セル
    が入っていたスロットが到着したリンクに対応して設け
    られている受信バッファに格納し、受信部に到着したス
    ロット内のセルの空塞識別ビットが塞かつ宛先アドレス
    が自マルチリンク伝送制御装置宛ならば、そのセルを取
    出して、該セルが入っていたスロットが到着したリンク
    に対応して設けられている受信バッファに格納すると共
    に、該セルが入っていたスロットを空きにして送信部へ
    送る手段であって、前記第3の手段が、第1番目のリン
    クに対応する受信バッファから第n番目のリンクに対応
    する受信バッファにわたり巡回的にその先頭のセルのヘ
    ッダを検査する手段であって、前記第4の手段が、検査
    した結果、宛先アドレスが0になっているヘッダのみな
    らば、これを消去し、自マルチリンク伝送制御装置宛の
    セルならば正常に出力する手段である請求項1記載のマ
    ルチリンク伝送制御装置。
  5. 【請求項5】  複数個のマルチリンク伝送制御装置を
    直列に配置し、個々のマルチリンク伝送制御装置間を同
    一の機能を有する複数のリンクで接続し、複数の伝送シ
    ステムを構成し、各リンクには連続して整数個の固定長
    スロットが定期的に一定方向に伝送されており、リンク
    間の固定長スロットの位相の関係が、リンク間の位相差
    の合計が1スロット長になる範囲で少しずつずらせて、
    複数の固定長スロットが同一マルチリンク伝送制御装置
    に同時到着しないように配慮してあるマルチリンク通信
    網であって、複数個のマルチリンク伝送制御装置のうち
    、送信局となるマルチリンク伝送制御装置は前記固定長
    スロットと同一の長さの空塞識別ビット、宛先アドレス
    、送信元アドレス、データ識別子、セル番号を含むヘッ
    ダ部とデータ部とからなる固定長パケットであるセルの
    形でデータを送信する場合に、第1番目のリンクと第2
    番目のリンクと第n番目(ただし、nは任意の整数とす
    る)のリンクのどのリンクでも空きスロットが送信局に
    到着すればセルを送信し、複数個のマルチリンク伝送制
    御装置のうち、受信局となるマルチリンク伝送制御装置
    は、受信したセルを格納する受信バッファをリンク毎に
    持っており、リンク番号の順に、受信バッファに格納さ
    れているセルを先頭から取り出す場合に、任意の長さの
    データから空塞識別ビットは塞の前記セルを作成して送
    信バッファに格納しておき、到着した固定長スロット内
    のセルの空塞識別ビットを検査し、空であれば、当該固
    定長スロットに送信バッファの先頭のセルを挿入して次
    のマルチリンク伝送制御装置へ送出する機能と、送信バ
    ッファに送信すべきセルが無い場合には空き固定長スロ
    ットをそのまま次のマルチリンク伝送制御装置へ中継す
    る機能と、塞の場合にはそのまま次のマルチリンク伝送
    制御装置へ中継する機能とを有する送信部と、到着した
    固定長スロット内のセルの空塞識別ビットを検査し、空
    塞識別ビットが塞の場合には、宛先アドレスを検査して
    、自マルチリンク伝送制御装置宛ならば該セルを取出し
    て、該セルが送信されて来たリンクに対応する受信バッ
    ファに格納すると共に該セルが入っていたスロットを空
    きにして次のマルチリンク伝送制御装置側へ送出する機
    能と、自マルチリンク伝送制御装置宛でなければそのま
    ま次のマルチリンク伝送制御装置側へ中継する機能とを
    有する受信部とからなるマルチリンク伝送制御装置にお
    いて、前記受信部に、前記受信バッファのセル格納状態
    を間接的に監視するために当該状態を示す情報を格納す
    る受信バッファ格納状態監視部を備え、到着したスロッ
    ト内のセルの空塞ビットが空である場合および空塞識別
    ビットが塞かつ宛先アドレスが自マルチリンク伝送制御
    装置でない場合には、該セルが入っていたスロットが到
    着したリンクに対応する受信バッファ格納状態監視部の
    格納位置に当該セル格納状態の情報を書き込み、受信部
    に到着したスロット内のセルの空塞識別ビットが塞かつ
    宛先アドレスが自マルチリンク伝送制御装置宛の場合に
    は当該セル格納状態の情報を書き込み、到着したスロッ
    ト内のセルの宛先アドレスが自マルチリンク伝送制御装
    置宛ならば、そのセルを取出して、該セルが入っていた
    スロットが到着したリンクに対応して設けられている受
    信バッファに格納すると共に該スロットを空きにして送
    信部へ送り、前記受信バッファ格納状態監視部の格納位
    置を第1番目のリンクに対応する格納位置から第n番目
    のリンクに対応する格納位置にわたり巡回的に検査し、
    前記受信バッファ格納状態監視部の格納位置の値がスロ
    ット内のセルの空塞ビットが空である場合および空塞識
    別ビットが塞でありかつ宛先アドレスが自マルチリンク
    伝送制御装置でないセル格納状態の情報の場合には、そ
    の情報を単に読み出して消去し、スロット内のセルの空
    塞識別ビットが塞かつ宛先アドレスが自マルチリンク伝
    送制御装置宛であるセル格納状態の情報の場合には、そ
    の情報を読み出した位置に対応する受信バッファのセル
    を出力することを特徴とするマルチリンク伝送制御装置
  6. 【請求項6】  受信バッファ格納状態監視部がメモリ
    テーブルで構成される請求項5記載のマルチリンク伝送
    制御装置。
  7. 【請求項7】  複数個のマルチリンク伝送制御装置を
    直列に配置し、個々のマルチリンク伝送制御装置間を同
    一の機能を有する複数のリンクで接続し、複数の伝送シ
    ステムを構成し、各リンクには連続して整数個の固定長
    スロットが定期的に一定方向に伝送されており、リンク
    間の固定長スロットの位相の関係が、リンク間の位相差
    の合計が1スロット長になる範囲で少しずつずらせて、
    複数の固定長スロットが同一マルチリンク伝送制御装置
    に同時到着しないように配慮してあるマルチリンク通信
    網であって、複数個のマルチリンク伝送制御装置のうち
    、送信局となるマルチリンク伝送制御装置は前記固定長
    スロットと同一の長さの空塞識別ビット、宛先アドレス
    、送信元アドレス、データ識別子、セル番号を含むヘッ
    ダ部とデータ部とからなる固定長パケットであるセルの
    形でデータを送信する場合に、第1番目のリンクと第2
    番目のリンクと第n番目(ただし、nは任意の整数とす
    る)のリンクのどのリンクでも空きスロットが送信局に
    到着すればセルを送信し、複数個のマルチリンク伝送制
    御装置のうち、受信局となるマルチリンク伝送制御装置
    は、受信したセルを格納する受信バッファをリンク毎に
    持っており、リンク番号の順に、受信バッファに格納さ
    れているセルを先頭から取り出す場合に、任意の長さの
    データから空塞識別ビットは塞の前記セルを作成して送
    信バッファに格納しておき、到着した固定長スロット内
    のセルの空塞識別ビットを検査し、空であれば、当該固
    定長スロットに送信バッファの先頭のセルを挿入して次
    のマルチリンク伝送制御装置へ送出する機能と、送信バ
    ッファに送信すべきセルが無い場合には空き固定長スロ
    ットをそのまま次のマルチリンク伝送制御装置へ中継す
    る機能と、塞の場合にはそのまま次のマルチリンク伝送
    制御装置へ中継する機能とを有する送信部と、到着した
    固定長スロット内のセルの空塞識別ビットを検査し、空
    塞識別ビットが塞の場合には、宛先アドレスを検査して
    、自マルチリンク伝送制御装置宛ならば該セルを取出し
    て、該セルが送信されて来たリンクに対応する受信バッ
    ファに格納すると共に該セルが入っていたスロットを空
    きにして次のマルチリンク伝送制御装置側へ送出する機
    能と、自マルチリンク伝送制御装置宛でなければそのま
    ま次のマルチリンク伝送制御装置側へ中継する機能とを
    有する受信部とからなるマルチリンク伝送制御装置にお
    いて、受信部に、到着したセルのヘッダのみを書き込む
    ヘッダバッファをリンク毎に備え、到着したスロット内
    のセルの空塞ビットが空である場合および空塞識別ビッ
    トが塞かつ宛先アドレスが自マルチリンク伝送制御装置
    でない場合には、該セルのヘッダのみをコピーして、宛
    先アドレスを0にして該セルが入っていたスロットが到
    着したリンクに対応する前記ヘッダバッファに格納し、
    受信部に到着したスロット内のセルの空塞識別ビットが
    塞かつ宛先アドレスが自マルチリンク伝送制御装置宛の
    場合には、該セルのヘッダのみをコピーして、そのまま
    該セルが入っていたスロットが到着したリンクに対応す
    る前記ヘッダバッファに書き込み、受信部に到着したス
    ロット内のセルの宛先アドレスが自マルチリンク伝送制
    御装置宛ならば、そのセルを取出して、該セルが入って
    いたスロットが到着したリンクに対応して設けられてい
    る受信バッファに格納すると共に該セルが入っていたス
    ロットを空きにして送信部へ送り、前記ヘッダバッファ
    を第1番目のリンクに対応するヘッダバッファから第n
    番目のリンクに対応するヘッダバッファにわたり巡回的
    に検査し、前記ヘッダバッファのヘッダの宛先アドレス
    が0の場合には、単に読み出して消去し、自マルチリン
    ク伝送制御装置宛の場合には、そのヘッダを読み出した
    位置に対応する受信バッファのセルを出力することを特
    徴とするマルチリンク伝送制御装置。
JP3045484A 1991-02-19 1991-02-19 マルチリンク伝送制御装置 Withdrawn JPH04264843A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625228B1 (en) 1999-01-27 2003-09-23 Telecom Italia Lab S.P.A. Method of and a device for digital signal transmission
JP2011223454A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチレーン伝送方法及びシステム

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US6625228B1 (en) 1999-01-27 2003-09-23 Telecom Italia Lab S.P.A. Method of and a device for digital signal transmission
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