JPH04263691A - 傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調整装置 - Google Patents

傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調整装置

Info

Publication number
JPH04263691A
JPH04263691A JP41751090A JP41751090A JPH04263691A JP H04263691 A JPH04263691 A JP H04263691A JP 41751090 A JP41751090 A JP 41751090A JP 41751090 A JP41751090 A JP 41751090A JP H04263691 A JPH04263691 A JP H04263691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basis weight
width direction
paper
dehydration
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP41751090A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Onuma
大沼 渉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAITOU TEKKOSHO KK
Original Assignee
SAITOU TEKKOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAITOU TEKKOSHO KK filed Critical SAITOU TEKKOSHO KK
Priority to JP41751090A priority Critical patent/JPH04263691A/ja
Publication of JPH04263691A publication Critical patent/JPH04263691A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾斜長網抄紙機の巾方
向坪量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長網抄紙機において、長網27を図5に
示すように傾斜状に懸張して、その抄紙部a上にフロー
ボックス28により紙料液の層を形成させ、この紙料液
層に対応させて抄紙部aの下側に脱水箱29を配設した
傾斜長網抄紙機は実用に供されている。この傾斜長網抄
紙機は、長網に対して紙料の繊維が斜めに付くためかさ
のある紙等の製品が抄造できる特徴がある。
【0003】しかし、前記した長網抄紙機は、巾方向の
坪量を調整する手段を備えないため、フローボックスの
改良や調整等により長網の全巾にわたる紙料液の平均し
た流布を計っても、部分的な坪量の変動、すなわち厚薄
差を生じることは避けられないため、抄造製品の強度や
特性に部分的なむらを生じる問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、抄造しようとする製品に巾方向の坪量変動
が生じることを防止できない点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、傾斜長網に乗
った紙料液から脱水する脱水箱の適所に、巾方向に細分
した調整脱水室を設け、これら脱水室を個別の調整弁を
介して吸引管に接続して、抄造製品に坪量変動がある場
合これを脱水の加減により補正して課題を解決すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の装置は、抄造される製品を検査してそ
の巾方向に坪量の変動、すなわち規定した厚さよりも厚
い部分や薄い部分がある場合は、その部位と厚薄の度合
を判定して、薄い部分がある場合はこの部位に対応する
調整脱水室の脱水量を調整する弁の開度を大きくすれば
、調整脱水室の脱水量が増すためこの部分では長網上へ
乗る試料の量が増えて製品の厚さを厚くする。
【0007】反対に厚い部分がある場合は、この部位に
対応する調整脱水室の脱水量を調整する弁の開度を小さ
くすると、調整脱水室の脱水量が減るためこの部分では
長網上へ乗る紙料の量が減って製品の厚さは薄くなる。
【0008】従って、この調整操作により製品の巾方向
の坪量変動、すなわち厚薄差が補正されたとき、調整弁
の開度保持を行うようにすれば、坪量の変動がないため
強度や特性に部分的なむらを生じない抄造製品が得られ
るものである。
【0009】又、前記した各調整脱水室の脱水量を調整
する弁は、手動弁を用いて開度の調整を人手により行っ
ても良いが、電気式や空油圧式の自動弁を用いれば、こ
れらをスイッチ操作により作動させて開度調整の遠隔操
作を行うことができる。
【0010】更に、抄造された製品にその坪量を計測す
る計測手段をセットし、これにより坪量を測定させて坪
量に変動を生じると、その部位と変動量を検知させ検知
値に基づいて前記した自動弁を作動させ、開度の調整を
行うようにすれば坪量変動の検知から補正までを無人操
作で行わせることができるものである。
【0011】
【実施例】以下に本発明装置の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は、本発明装置の一実施例を示す縦断側
面図であり、この図において1は長網で、適当な高低差
を付けて配置したブレストロール2とクーチロール3及
び駆動ロール4、張りロール5、6に無端状に懸張して
、その抄造部aがブレストロール2とクーチロール3と
の間において傾斜するようにしてあり、この傾斜角度は
ブレストロール2の軸を中心として長網1を上下へ回動
させることにより、任意に加減できる。
【0012】7はフローボックスで、紙料導入管8から
紙料液を導入し、この紙料液を長網1の抄造部a上へ上
流側が厚く、下流側が薄くなるように液層を形成させ、
下流端では液層が構成紙層の厚さと同様になるようにし
てある。
【0013】9は脱水箱で、長網1における抄造部aの
下側に配設し、内部を図1に示すように数室に区分して
、その各々に白水の出口管10を接続し、この出口管1
0にポンプ(図面省略)の吸引力を作用させることによ
り、抄造部a上に乗る紙料液中の白水を吸引除去する脱
水を行って、脱水箱9の後部に達するまでに長網1上に
紙層を構成させる。
【0014】11は前記した脱水箱9の奥行方向の中間
部に配置した調整脱水室で、図2に示すように巾方向に
なるべく細かく区分して多数を設け、各調整脱水室11
を枝管12により吸引管13と接続してある。
【0015】14は前記した各枝管12にそれぞれ設け
た脱水量の調整弁で、この弁14の開度を大きくすると
調整脱水室11からの脱水量が増すため、脱水室11に
流入する紙料液が増えて長網1へ乗る紙料の量を増し、
開度を小さくすると調整脱水室11からの脱水量が減る
ため、脱水室11に流入する紙料液の量が減って長網1
に乗る紙料の量を減らすから、この調整を図4に示す抄
造製品15の坪量変動に合わせて行えば、抄造製品15
の坪量変動を補正して強度や特性に部分的なむらを生じ
ない製品を得ることができる。
【0016】16は空気と白水の分離タンクで、図2に
示すようにその中間に吸引管13を、上部に真空ポンプ
17の吸引管18を、下部に白水ポンプ19の吸引管2
0をそれぞれ接続して、前記した真空ポンプ17により
タンク16を減圧し、吸引力を吸引管13と枝管12を
介して各調整脱水室11に作用させ脱水室11からの脱
水を行わせるもので、白水ポンプ19はタンク16にた
まった白水を白水の循環系21へ送る作用をする。
【0017】図4において22は、調整脱水室11の脱
水量を調整する自動弁で、電気又は空油圧により作動す
るものを用いることにより、操作スイッチ22により選
択的に遠隔操作することができて、しかも調整された開
度が計器24に表示されるものを用いると、遠隔操作に
より正確な開度の調整ができて便利である。
【0018】図5において25は、抄造製品15の坪量
を計測する坪量計で、製品15の全巾をカバーするよう
に配置され、製品15の各部の坪量を計測して坪量に変
動が生じると、その部位と変動量を検知してこの検知値
に基づき制御器26により自動弁21の操作を行わせ、
弁22の開度調整をしてこの調整により坪量の変動を補
正し、補正されると調整弁の開度を保持するため、坪量
変動の検知から補正まで無人行われるものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装置は、抄
造製品に坪量変動が生じると、これに応じて紙料からの
脱水量を調整し、長網に乗る紙料の量を加減して坪量の
変動を補正するから、従来の斜長網では不可避的に生じ
た坪量変動を完全に防止して、強度や特性に部分むらが
ない高品位の製品を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調整装置
の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】同上の調整脱水室における縦断正面図である。
【図3】脱水量を調整する自動弁を遠隔操作する実施例
の説明図である。
【図4】坪量変動の検知から補正までを自動的に行う実
施例の説明図である。
【図5】従来の傾斜長網抄紙機の縦断側面図である。
【符号の説明】
1    傾斜長網 2    脱水箱 11    調整脱水室 13  吸引管 14、22  脱水量の調整弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  傾斜長網に乗った紙料から脱水する脱
    水箱の適所に、巾方向に細分した調整脱水室を設け、こ
    れら調整脱水室を個別の調整弁を介して吸引管に接続し
    、抄造製品に坪量変動がある場合これを脱水の加減によ
    り補正させることを特徴とした傾斜長網抄紙機の巾方向
    坪量調整装置。
  2. 【請求項2】  前記した調整弁を自動弁として遠隔操
    作することを特徴とした傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調
    整装置。
  3. 【請求項3】  前記した自動弁の遠隔操作を計測手段
    による坪量変動の検知値に基づいて自動的に行わせるこ
    とを特徴とした傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調整装置。
JP41751090A 1990-12-28 1990-12-28 傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調整装置 Pending JPH04263691A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41751090A JPH04263691A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41751090A JPH04263691A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04263691A true JPH04263691A (ja) 1992-09-18

Family

ID=18525601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41751090A Pending JPH04263691A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04263691A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5239086A (en) * 1975-09-22 1977-03-26 Hitachi Ltd Data highway control device
JPS61194292A (ja) * 1985-02-22 1986-08-28 横河電機株式会社 絶乾坪量プロフイル制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5239086A (en) * 1975-09-22 1977-03-26 Hitachi Ltd Data highway control device
JPS61194292A (ja) * 1985-02-22 1986-08-28 横河電機株式会社 絶乾坪量プロフイル制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4687548A (en) Method and apparatus for controlling distortion of fibre orientation in a paper web
US3989085A (en) Method and apparatus for leveling the cross-direction profile of stock slurry on a papermachine
US4331510A (en) Steam shower for improving paper moisture profile
CA2312111A1 (en) Paper making machine with variable dewatering elements including variable pulse turbulation blades adjusted by computer control system in response to sensors of paper sheet characteristics
US3595744A (en) Pulp-forming machine
US6585860B2 (en) Method to control or regulate the basis weight of a paper or cardboard web
US4146424A (en) Twin wire former with wire orientation control
US4662032A (en) Method and apparatus for forming a web
US4477358A (en) Pressure/belt filter, particularly for dewatering fine coal
US3313681A (en) Headbox with bottom wall having controllable deflection
US2890149A (en) Method and apparatus for making paper
JPH04263691A (ja) 傾斜長網抄紙機の巾方向坪量調整装置
US5082530A (en) Method and device in headbox of paper, board or pulp drying machine
US4249992A (en) Steam shower for adjusting paper moisture profile
FI86751C (fi) Foerfarande foer avvattning av pappersmassa, som inkluderar samtidigt formning av pappersbana i ett horisontalnivao verkande tvaovirasystem och en anordning tillaempande ett dylik foerfarande
JPS5823985A (ja) 抄紙機のワイヤ−部
US2062471A (en) Apparatus for the manufacture of paper
CA1255871A (en) Method and apparatus for forming a web
US2658430A (en) Papermaking machine
US6203665B1 (en) Process for setting a uniform characteristic cross-direction profile for a paper web
US3741865A (en) Apparatus for making a continuous sheet by filtration of particles insuspension in a liquid
JP2722027B2 (ja) 円網抄紙機における供給紙料液の流量調整装置
US3578560A (en) Headbox for twin wire paper making apparatus
US3132990A (en) Paper making apparatus
JPH0230479Y2 (ja)