JPH04263540A - 予備回線割当装置及びネットワークシステム - Google Patents

予備回線割当装置及びネットワークシステム

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JPH04263540A
JPH04263540A JP3024634A JP2463491A JPH04263540A JP H04263540 A JPH04263540 A JP H04263540A JP 3024634 A JP3024634 A JP 3024634A JP 2463491 A JP2463491 A JP 2463491A JP H04263540 A JPH04263540 A JP H04263540A
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JP
Japan
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failure
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JP3024634A
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English (en)
Inventor
Keiji Miyazaki
宮▲ざき▼ 啓二
Takafumi Nakajo
中条 孝文
Hiroaki Komine
浩昭 小峰
Takao Ogura
孝夫 小倉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ネットワークシステ
ムにおいて、予備リンクに回線を割り当てるための予備
回線割当装置及びこの予備回線割当装置により予備リン
クの回線が割り当てられたネットワークシステムに関す
る。
【0002】近年、各種ネットワークシステムにおいて
は、データ伝送量の増大に伴い、リンク障害やノード障
害等のネットワーク障害による影響が深刻化してきた。
【0003】このため、このようなネットワークシステ
ムにおいては、現用リンクのほかに予備リンクを設け、
この予備リンクを使ってネットワーク障害を復旧させる
ための迂回経路を設定するようになっている。
【0004】このような予備リンクを有するネットワー
クシステムにおいては、予備リンクに対して、要求され
る障害復旧率を満たすことができるような数の回線を割
り当てることが望まれる。また、この割当数が無駄のな
い最適な数であることが望まれる。
【0005】
【従来の技術】従来は、予備リンクに対して回線を割り
当てる場合、単一リンク障害のように迂回経路が競合し
ないようなネットワーク障害を想定して割り当てるよう
になっていた。
【0006】しかしながら、このような割当構成では、
多重リンク障害等のように、迂回経路が競合するような
複数のネットワーク障害が同時に発生すると、全てのネ
ットワーク障害を復旧させることができないという問題
があった。
【0007】また、各ネットワーク障害がある時間差を
有して発生した場合には、遅れて発生したネットワーク
障害を復旧させることができないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来は、予備リンクに対して回線を割り当てる際、迂回経
路が競合しないようなネットワーク障害を想定して割り
当てるようになっていたため、迂回経路が競合するよう
なネットワーク障害が発生すると、ネットワーク障害を
復旧させることができないという問題があった。
【0009】そこで、この発明は、迂回経路が競合する
ようなネットワーク障害が生じても、このネットワーク
障害を確実に復旧させることができるような数の回線を
割り当てることができ、しかも、無駄のない最適な数の
回線を割り当てることができる予備回線割当装置を提供
することを目的とする。
【0010】また、この発明は、迂回経路が競合するよ
うなネットワーク障害が生じても、このネットワーク障
害を確実に復旧させることができるような数の回線が予
備リンクに対して割り当てられ、しかも、この回線数が
無駄のない最適なものであるようなネットワークシステ
ムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、この発明に係る
予備回線割当装置の原理を示すブロック図である。
【0012】図1において、11は、予め各予備リンク
に対して所定数の回線を割り当てる回線割当手段である
【0013】12は、競合しないような迂回経路を探索
しながら、要求される障害復旧率を満たすように、回線
割当手段11で割り当てられた回線の一部を削除する回
線削除手段である。
【0014】
【作用】上記構成においては、最初、各予備リンクに対
して所定数の回線が割り当てられる。次に、この回線の
うち、冗長な回線が実際のネットワーク障害を考慮しな
がら、削除される。
【0015】この場合、ネットワーク障害としては、迂
回経路が競合するような障害も考慮される。したがって
、このようなネットワーク障害が生じても、これを確実
に復旧させることができるような数の回線を割り当てる
ことができる。
【0016】また、実際のネットワーク障害を考慮しな
がら冗長な回線を削除するようにしたので、無駄のない
最適な数の回線を割り当てることができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を詳細に説明する。図2は、この発明の第1の実施例の
構成を示すブロック図である。なお、以下の説明では、
既存のネットワークシステムに新たにノードを付加する
場合の回線割当処理を代表として説明する。
【0018】図において、21は、既存のネットワーク
システムに設けられたノードである。22は、このネッ
トワークシステムに新たに加されるノードである。23
,24は、各ノード21,22のデータベースである。
【0019】25は、上記ネットワークシステムを管理
するためのセンタである。26は、このセンタ25に設
けられ、予備リンクの回線割当処理等を行う中央処理装
置(以下、「CPU」という)である。27は、同じく
センタ25のデータベースである。28はCPU26や
データベース27を管理する制御プログラムやCPU2
6の処理プログラムを備えたオペレーティングシステム
である。
【0020】上記ノード21のデータベース23には、
既存のネットワークシステムに関する各種情報が登録さ
れている。例えば、ノード21に接続されたリンクを構
成する回線の使用率等の情報が登録されている。
【0021】これらの情報は、オペレーティングシステ
ム28の制御の下に、データベース27に移される。こ
のデータベース27には、新たに付加されるノード22
に関する情報が予め登録されている。この情報としては
、例えば、このノード22に接続されるリンクで必要と
する回線数等がある。
【0022】なお、図中、矢印は、予備回線情報、迂回
経路情報、監視情報等の各種情報の流れを示す。
【0023】上記CPU26は、上記オペレーティング
システム28の回線割当処理プログラムに基づいて、デ
ータベース27の登録データを参照しながら新たに付加
される予備リンクの回線割当処理を行う。
【0024】図3は、上記回線割当処理プログラムの内
容を示すフローチャートである。図4,5は、図3の一
部の処理を具体的に示すフローチャートである。
【0025】以下、この回線割当処理プログラムによる
回線割当処理を、図6を参照しながら詳細に説明する。 なお、図6は、ネットワークシステムの一例の一部を抜
き出して示すものである。
【0026】この図6において、31〜36はネットワ
ーク上に配設された通信用のノードである。37〜53
は、隣接する2つのノード間を接続するリンクである。 このリンクは、現用リンクと予備リンクから成る。
【0027】また、×印A1,A2は単一リンク障害を
示す。ここで、A1は、ノード31,32を接続するリ
ンク39が全断となった単一リンク障害を示す。同様に
、A2は、ノード35,36を接続するリンク50が全
断となった単一リンク障害を示す。
【0028】なお、全断とは、現用リンクと予備リンク
の両方が遮断状態になったことをいう。したがって、こ
の場合は、リンク39あるいはリンク50の予備リンク
を使った通信を行うことができないので、迂回経路を設
定する必要がある。
【0029】また、破線B1,B2は、障害A1に対す
る迂回経路を示す。同様に、B3,B4は、障害A2に
対する迂回経路を示す。なお、以下の説明では、迂回経
路B1,B3がそれぞれ障害A1,A2を回避するため
の最短迂回経路であるものとして説明する。
【0030】回線割当処理においては、まず、障害発生
パターンの決定処理がなされる(図3のステップS1)
。ここで、障害発生パターン決定処理とは、発生する可
能性のある障害発生パターンを所定のアルゴリズムに基
づいて決定する処理である。
【0031】図6の例で言えば、例えば、次の3つの障
害発生パターン■〜■が決定される。 ■障害A1が発生するパターン(単一リンク障害)■障
害A2が発生するパターン(単一リンク障害)■障害A
1,A2が発生するパターン(多重リンク障害)
【0032】障害発生パターンの決定処理が済むと、初
期予備網作成処理がなされる(ステップS2)。ここで
、初期予備網作成処理とは、各障害発生パターンごとに
、独立に予備リンクに対して必要かつ十分な回線(予備
帯域)を割り当てる処理である。
【0033】この初期予備網作成処理は、各障害発生パ
ターンごとに、例えば、最も迂回時間の短い迂回経路を
探索する処理と、探索された最短迂回経路上の予備リン
クに回線を割り当てる処理に大別される。なお、最短迂
回経路は、例えば、最短時間経路問題を解くことにより
求められる。
【0034】図6の例で言えば、障害発生パターン■に
ついては、最短迂回経路としてB1が求められる。そし
て、この最短迂回経路B1が必要とする回線数を例えば
10本とすれば、この最短迂回経路B1上のリンク42
,45,43の予備リンクには、10本の回線が割り当
てられる。
【0035】また、障害発生パターン■については、最
短迂回経路としてB3が求められる。そして、この最短
迂回経路B3が必要とする回線数を例えば15本とすれ
ば、この最短迂回経路B3上のリンク47,48の予備
リンクには、15本の回線が割り当てられる。また、リ
ンク45の予備リンクに対しては、障害発生パターン■
の割当において、すでに10本割り付けられているので
、5本だけ新たに付加される。これにより、リンク45
の予備リンクの回線数は15本となる。
【0036】また、障害発生パターン■については、最
短迂回経路としてB1,B3が求められる。この場合、
最短迂回経路B1,B3は、リンク45で競合する。し
たがって、このリンク45の予備リンクには、新たに1
0本の回線が付加される。これにより、この予備リンク
の回線数は25本となる。そのほかのリンク42,43
,47,48の回線数は変更されない。
【0037】以上から、リンク42,43の予備リンク
には、10本の回線が割り当てられ、リンク47,48
には、15本の回線が割り当てられる。また、リンク4
5の予備リンクには、25本の回線が割り当てられる。
【0038】これにより、どの障害発生パターン■〜■
が生じても最短迂回経路B1,B3を設定することがで
きる。
【0039】以上の初期予備網作成処理は、障害発生パ
ターン■〜■以外の障害発生パターンについても行われ
る。したがって、上述した割当回線数は、障害発生パタ
ーン■〜■以外の障害発生パターンに基づいて適宜変更
される。この場合、障害発生パターン■〜■により割り
付けられた回線は、他の障害発生パターンにおいても共
用される。
【0040】初期予備網作成処理が済むと、最適予備網
作成処理がなされる(ステップS3)。ここで、最適予
備網作成処理とは、初期予備網作成処理で割り当てられ
た回線のうち、冗長な回線を削除し、無駄のない最適な
数の回線を設定する処理である。
【0041】以上により、予備リンクの回線割当処理が
終了する。
【0042】次に、図4,5を参照しながら、最適予備
網作成処理の具体的内容を説明する。
【0043】この最適予備網作成処理においては、まず
、ある予備リンクiにおいて、初期予備網作成処理によ
り割り当てられた回線の一部を削除する処理が行われる
(ステップS11)。ここで、回線の一部を削除すると
は、初期予備網作成処理により割り当てられた回線の一
部を、元々割り当てられなかったものと仮定することを
意味する。これにより、回線が減らされた環境が作り出
される。
【0044】これを、予備リンクiが図6のリンク45
の予備リンクである場合を代表として説明する。今、こ
の予備リンクに対して初期予備網作成処理により25本
の回線が割り当てれたものとする。また、ステップS1
1の削除本数を例えば1本とする。このような設定の下
では、リンク45の予備リンクの回線本数は、ステップ
S11の回線削除処理により、25本から24本に減ら
される。
【0045】予備リンクiの回線削除処理が済むと、削
除した回線に依存する障害発生パターンを検出する処理
がなされる(ステップS12)。
【0046】先の例で言えば、リンク43の予備リンク
に依存している障害発生パターンは、少なくとも、■〜
■の3つがあるから、これらがこのステップS12の処
理で検出される。
【0047】障害発生パターンの検出が済むと、検出さ
れた障害発生パターンの1つを選択し、この選択された
障害発生パターンjの障害リンクを削除する処理が行わ
れる(ステップS13)。これにより、障害リンクが使
えない環境、つまり、このリンクに実際に障害が発生し
た場合と同じ環境が作り出される。
【0048】図6の例の例で言えば、障害発生パターン
jとして■が選択された場合は、リンク39,50が削
除される。
【0049】障害発生パターンjについての障害リンク
の削除処理が済むと、この障害発生パターンjに含まれ
る各障害ごとに、例えば、最短迂回経路の探索処理がな
される(ステップS14)。これにより、実際に障害が
発生した場合と同じ環境の下で、最短迂回経路の探索処
理が行われる。なお、この探索処理も、例えば、最短時
間経路問題を解くことによりなされる。
【0050】上記のように、障害パターンjとして■が
選択された場合には、各障害A1,A2ごとに、最短迂
回経路の探索処理がなされる。この探索処理により、障
害A1に対しては、迂回経路B1が探索され、障害A2
に対しては、迂回路経路B3が探索される。
【0051】最短迂回経路の探索が済むと、探索された
最短迂回経路が競合しているか否かが判定される(ステ
ップS15)。
【0052】先の例で言えば、リンク45の予備リンク
の回線が1本減らされているので、最短迂回経路B1,
B3は競合する。
【0053】最短迂回経路が競合しているとの判定結果
が得られると、この競合最短迂回経路から競合していな
い回線が削除される。(ステップS16)。これにより
、競合していない回線が次の最短迂回経路の探索処理に
より使用されることがない。
【0054】先の例で言えば、リンク45の予備リンク
は、ステップS11の処理により回線を1本減らされて
いる。したがって、最短迂回経路B1においては、図7
に示すように、10本の回線のうち、1本が競合し、9
本が競合していない。これにより、この場合は、リンク
42,45,43の予備リンクから9本の回線が削除さ
れる。一方、最短迂回経路B3においては、図7に示す
ように、15本の回線のうち、1本が競合し、14本が
競合していない。これにより、この場合は、リンク47
,45,48の予備リンクから14本の回線が削除され
る。
【0055】競合していない回線の削除が済むと、ステ
ップS14に戻り、競合している1本の回線を迂回させ
るための最短迂回経路の探索処理がなされる。この場合
、先のステップS16の処理で、競合していない回線を
削除する処理がなされているので、前回の最短迂回路の
探索処理で探索された最短迂回経路B1,B2とは異な
る最短迂回経路が探索される。図6には、このような最
短迂回経路としてB2,B4を示す。
【0056】この後、新たに探索された最短迂回経路が
他の迂回経路と競合していないか否かが判定される(ス
テップSS15)。競合していれば、再びステップS1
6,S14の処理が繰り返される。
【0057】一方、競合していなければ、図5のステッ
プS17に移行する。なお、図には示さないが、最短迂
回経路を探索することができなかった場合も同様に、ス
テップS15からステップS17に移行する。
【0058】図5のステップS17では、ステップS1
3で削除した障害リンクを元に戻す処理がなされる。つ
まり、障害が生じていない状態に戻す処理がなされる。 先の例で言えば、リンク39,50を使用可能とする処
理がなされる。これは、次の障害発生パターンjについ
ての処理を可能とするためである。
【0059】障害リンクを元に戻す処理が済むと、所定
のアルゴリズムに基づいて、障害発生パターンjの復旧
率が計算される(ステップS18)。この復旧率は、全
ての競合回線について、最短迂回経路が見つかった場合
は、100%となり、見つからなかった場合は、その程
度の応じて100%未満となる。
【0060】以上により、ある障害発生パターンjにお
ける最短迂回経路の探索処理が終了する。
【0061】この後、全ての障害発生パターンjについ
て最短迂回経路の探索処理が終了したか否かが判定され
(ステップS19)、終了していないとの判定結果が得
られると、ステップS13に戻り、次の障害発生パター
ンjについて、再び最短迂回路の探索処理が行われる。
【0062】一方、全ての障害発生パターンjについて
最短迂回経路の探索処理が行われたとの判定結果が得ら
れると、全ての予備リンクiについて回線の削除処理が
終了したか否かが判定される(ステップS20)。
【0063】削除処理が終了していないとの判定結果が
得られると、ステップS11に戻り、次の予備リンクi
について、回線削除処理がなされる。
【0064】一方、全ての予備リンクiについて、回線
削除処理が終了したとの判定結果が得られると、回線を
削除可能な予備リンクiがあるか否かが判定される(ス
テップS21)。すなわち、ステップS11の回線削除
が有効な予備リンクiがあるか否かが判定される。
【0065】この判定は、ステップS18で計算された
障害復旧率が要求される障害復旧率を満たすか否かを判
定することにより行われる。この場合、ある予備リンク
iにおいて、この予備リンクiに関係する全ての障害発
生パターンの障害復旧率が要求される障害復旧率を満た
していれば、この予備リンクiの回線は削除可能と判定
される。
【0066】削除可能な予備リンクiがあるとの判定結
果が得られると、これら予備リンクiのうち、回線削除
により、コスト低減が最も期待できる予備リンクiが削
除される。つまり、この予備リンクiに対するステップ
S11の回線削除処理が有効とされる。
【0067】以上の処理が済むと、ステップS11に戻
り、ステップS21で削除可能と判定された予備リンク
iに対して再び上述したような回線削除処理が繰り返さ
れる。
【0068】以上の処理を繰り返すことにより、初期予
備網作成処理で割り当てられた回線のうち、冗長な回線
が削除される。これにより、無駄のない最適な数の回線
が割り当てられる。
【0069】以上述べたように、最適予備網作成処理は
、競合しないような最短迂回経路を探索しながら、要求
される障害復旧率を満たすように、初期予備網作成処理
で割り当てられた回線を削除するようになっている。
【0070】なお、上述した回線割当処理において探索
された最短迂回経路は、例えば、センタ25のデータベ
ース27あるいは各ノード21,22のデータベース2
3,24に登録される。
【0071】これにより、ネットワークシステムの運用
時、ネットワーク障害が生じると、上記データベース2
7あるいは23,24に登録された迂回経路情報に基づ
いて最短迂回経路を設定することができる。
【0072】以上詳述したこの実施例によれば、迂回経
路が競合するようなネットワーク障害が生じても、これ
を確実に復旧させることができるような数の回線を予備
リンクに割り当てることができる。
【0073】これは、最短迂回経路が競合するようなネ
ットワーク障害を考慮して回線割当処理を行うようにし
たからである。
【0074】また、実際のネットワーク障害を考慮しな
がら冗長な回線を削除するようにしたので、無駄のない
最適な数の回線を割り当てることができる。
【0075】図8,9は、この発明の第2の実施例にお
ける最適予備網作成処理を示すフローチャートである。
【0076】なお、図8,9において、先の図4,5と
同一部には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0077】先の実施例では、障害発生パターンが多重
障害発生パターンである場合、この障害発生パターンに
含まれる複数の障害について競合調停を行いながら同時
に最短迂回経路を探索する場合を説明した。
【0078】これに対して、この実施例は、このような
障害発生パターンに含まれる障害について順列を付け、
この順列に従って最短迂回経路を探索するようにしたも
のである。
【0079】すなわち、図8において、ある障害発生パ
ターンjの障害リンクの削除処理が済むと、この障害パ
ターンjに含まれる全ての障害について順列kが付けら
れる(ステップS31)。
【0080】例えば、図6の障害発生パターン■につい
て言えば、この障害発生パターン■は、A1,A2の2
つの障害が含まれる。したがって、この場合は、次の2
つの順列(a),(b)が付けられる。 (a)A1→A2 (b)A2→A1
【0081】この順列付加処理が済むと、各順列kごと
に各障害の最短迂回経路の探索処理がなされる(ステッ
プS32)。
【0082】ある順列kの迂回経路探索処理が済むと、
全ての順列kについて迂回経路の探索処理が終了したか
否かが判定され、終了していなければ、ステップS32
に戻り、次の順列kについて最短迂回経路の探索処理が
なされる。一方、終了していれば、図9のステップS1
7に移る。
【0083】先の例で言えば、まず、順列(a)におい
て、障害A1,A2の最短迂回経路の探索処理がなされ
る。この場合、まず、A1の最短迂回経路の探索処理が
なされる。この探索処理によりB1が探索される。そし
て、このB1により10本の回線が全て保障される。次
に、A2の最短迂回経路の探索処理がなされる。この探
索処理により、B3とB4が探索される。この場合は、
B3により15本の回線のうち14本が保障され、B4
により残りの1本が保障される。
【0084】次に、ステップS33を介してステップS
32に戻り、順列(b)において、障害A1,A2の最
短迂回路の探索処理がなされる。この場合、順列(a)
で探索された最短迂回経路B4の使用回線は、使用中と
いうことで、予備網から削除される。この探索処理にお
いては、まず、障害A2の最短迂回経路の探索処理がな
される。この探索処理によりB3が探索される。そして
、このB3により15本の回線全てが保障される。次に
、障害A1の最短迂回経路の探索処理がなされる。この
探索処理により、B1,B2が探索される。この場合、
B1により10本の回線のうちの9本が保障され、B2
により残りの1本が保障される。
【0085】以上により、全ての順列kについて最短迂
回経路の探索が終了すると、ステップS17にて、削除
した障害リンクが元に戻される。以下、図5と同様、障
害復旧率の算出処理等が行われる。なお、図9の内容は
、図5の内容と同じなので、説明を省略する。
【0086】以上詳述したこの実施例においても、先の
実施例と同様の効果を得ることができることは勿論、さ
らに、先の実施例よりも、最短迂回経路の探索処理を単
純化することができる。
【0087】これは、障害発生パターンに含まれる障害
に順列kを付け、各順列kうちの各障害ごとに独立に最
短迂回経路を探索するようにしたことにより、競合する
回線を見つける処理が不要となるからである。
【0088】以上この発明の2つの実施例を詳細に説明
したが、この発明は、このような実施例に限定されるも
のではない。
【0089】例えば、先の実施例では、迂回経路を探索
するに当たって、最短迂回経路を探索する場合を説明し
た。
【0090】しかし、この発明は、迂回経路が競合する
場合は、競合しない迂回経路を探索することにより、要
求される障害復旧率を満たすようにするものであるから
、必ずしも最短迂回経路を探索する必要はない。
【0091】また、先の実施例では、予備リンクiの回
線を削除する際、所定本数(先の例では1本)ずつ繰り
返し削除する場合を説明した。
【0092】しかし、この発明は、各削除繰り返し周期
(ステップS11からS22までの繰返し周期)ごとに
、削除本数を切り換えるようにしてもよい。例えば、最
初は削除本数を多くし、要求される障害復旧率に近づく
に従って削除本数を少なくするようにしてもよい。
【0093】また、先の実施例では、既存のネットワー
クシステムに対してノードが新たに付加される場合の回
線割当処理にこの発明を適用する場合を説明した。
【0094】しかし、この発明は、新たにネットワーク
システムを構築する場合の回線割当処理にも適用するこ
とができる。
【0095】また、先の実施例では、センタあるいはノ
ードのデータベースに登録された迂回経路情報に基づい
て、ネットワーク障害の発生時、迂回経路を設定するネ
ットワークシステムの回線割当処理にこの発明を適用す
る場合を説明した。
【0096】しかし、この発明は、ネットワーク障害を
検出したノードやその他のノードから障害復旧メッセー
ジを全てのノードに放送することにより、迂回経路を設
定するネットワークシステムの回線割当処理にも適用す
ることができる。
【0097】また、先の実施例では、最短時間経路問題
を解くことにより、最短迂回経路を探索する場合を説明
した。
【0098】しかし、この発明は、ネットワークシステ
ムで実際に行われる迂回経路探索処理をシミュレーショ
ンすることにより、迂回経路を探索するようにしてもよ
い。このようにすれば、ネットワークシステムで実際に
設定される迂回経路とほぼ同じ迂回経路を探索すること
ができる。
【0099】このほかにも、この発明は、その要旨を逸
脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論であ
る。
【0100】すなわち、この発明は、要は、各予備リン
クに対して予め所定数の回線を割り当て、この回線を、
競合しない迂回経路を探索するようにしながら、要求さ
れる障害復旧率を満たすように、削除する構成であれば
、どのような構成であってもよい。
【0101】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
迂回経路が競合するようなネットワーク障害が生じても
、この障害を確実に復旧させることができる数の回線を
割り当てることができ、しかも、無駄のない最適な数の
回線を割り当てることができる予備回線割当装置を提供
することができる。
【0102】また、この発明によれば、迂回経路が競合
するようなネットワーク障害が生じても、この障害を確
実に復旧することができ、しかも、予備リンクに対して
無駄のない最適な数の回線が割り当てられたネットワー
クシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る予備回線割当装置の原理構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】第1の実施例の回線割当処理の全体的な流れを
示すフローチャートである。
【図4】第1の実施例の最適予備網作成処理の流れを示
すフローチャートである。
【図5】第1の実施例の最適予備網作成処理の流れを示
すフローチャートである。
【図6】ネットワーク障害が生じたネットワークシステ
ムの一例を示すブロック図である。
【図7】予備リンクの競合を示す図である。
【図8】この発明の第2の実施例の最適予備網作成処理
の流れを示すフローチャートである。
【図9】この発明の第2の実施例の最適予備網作成処理
の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ネットワーク障害を復旧させるための
    迂回経路設定用の予備リンクに対して回線を割り当てる
    予備回線割当装置において、前記予備リンクに対して予
    め所定数の回線を割り当てる回線割当手段(11)と、
    競合しない迂回経路を探索しながら、要求される障害復
    旧率を満たすように前記回線割当手段(11)で割り当
    てられた回線の一部を削除する回線削除手段(12)と
    を具備したことを特徴する予備回線割当装置。
  2. 【請求項2】  前記回線割当手段(11)は、予め定
    められた各障害発生パターンごとに独立に、必要かつ十
    分な数の回線を割り当てるように構成されていることを
    特徴する請求項1記載の予備回線割当装置。
  3. 【請求項3】  前記回線削除手段(12)は、前記迂
    回経路が競合する場合、競合しない回線を除いた状態で
    競合する回線について同時に迂回経路を探索するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の予備回
    線割当装置。
  4. 【請求項4】  前記回線削除手段(12)は、前記迂
    回経路が競合する障害発生パターンに含まれる障害に順
    列を付け、各順列に含まれる各障害ごとに独立に、ほか
    の順列で使用する回線を除いた状態で迂回経路を探索す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の予備回線割当装置。
  5. 【請求項5】  ネットワーク障害の発生時、予備リン
    クを用いて迂回経路を設定することにより、ネットワー
    ク障害を復旧させるように構成されたネットワークシス
    テムにおいて、迂回経路の競合に伴う回線不足を、この
    競合迂回経路とは別の迂回経路により保障するように、
    前記予備リンクの回線が割り当てられていることを特徴
    とするネットワークシステム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US9602195B2 (en) 2014-07-31 2017-03-21 Fujitsu Limited Network design apparatus, network design method, and storage medium storing network design program

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