JPH04263216A - 光情報処理装置 - Google Patents

光情報処理装置

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JPH04263216A
JPH04263216A JP2340691A JP2340691A JPH04263216A JP H04263216 A JPH04263216 A JP H04263216A JP 2340691 A JP2340691 A JP 2340691A JP 2340691 A JP2340691 A JP 2340691A JP H04263216 A JPH04263216 A JP H04263216A
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JP
Japan
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liquid crystal
ferroelectric liquid
display device
crystal display
light
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Pending
Application number
JP2340691A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Okamoto
章雄 岡本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電性液晶表示装置
を書換え可能なホログラムとして用いた光情報処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、書換え可能なホログラムを用い
た光情報処理装置の概念図である。この装置は、書換え
可能なホログラム1と、入力光ILをホログラム1に導
入する導入光学系2と、ホログラム1により回折された
光を受けるための、光センサまたは光ファイバのアレイ
からなる受光部3と、ホログラム1を書換えるための駆
動装置4とから構成されている。
【0003】このような構成において、入力光ILはホ
ログラム1により振幅あるいは位相が変調されて、適当
な方向分布を持った光として出力される。この光が受光
部3に導入され、出力光OLが取り出される。このよう
にして、入出力間のいわゆる光インタ−コネクションが
形成できる。
【0004】ここで、駆動装置4によりホログラム1を
書換えると、光インタ−コネクションの切換えが可能と
なる。例えば、入側と出側を光ファイバとすれば光ファ
イバ間の信号の交換が実現でき、入側と出側をOEIC
とすればIC間のダイナミックなインタ−コネクション
が実現でき、さらに入側と出側をニュ−ロン素子とすれ
ばニュ−ラルネットワ−クが実現でき、高機能な光情報
処理装置が構成できる。
【0005】上記のように、書換え可能なホログラムを
用いた光情報処理装置には、種々の機能のものが考えら
れ、その実現が待ち望まれている。これを実現する具体
的な方法として、従来よりホトクロミック膜、ホトリフ
ラクティブ結晶、サ−モプラスティック、液晶表示装置
等をホログラムとして用いたものが提案されている。こ
れらの内、前三者は書き込みに光を用いる必要があるた
め、装置構成が複雑になる欠点がある。
【0006】これに対して、液晶表示装置は、電気的な
書き込みによりホログラムを書換えることができるため
、装置構成が簡単となる利点がある。液晶表示装置の内
でも、特に、強誘電性液晶を用いたものは、メモリ性が
あることと、高速応答性があることから、光情報処理装
置への適応性が高い。
【0007】図3は、一般的な強誘電性液晶表示装置の
原理を説明するための図である。図3において、11は
強誘電性液晶板、12,13は偏向板、12a,13a
は偏光板12,13の偏光方向、Pは強誘電性液晶板1
1を通過する光の偏光方向を示している。
【0008】強誘電性液晶板11の前後には、偏向板1
2,13が互いの偏光方向が直交するように設置されて
いる。特に、強誘電性液晶が、正負の電圧を印加したと
き、正電圧を印加した領域での液晶分子LCの配向方向
と負電圧を印加した領域での液晶分子LCの配向方向と
がなす角(以下、コ−ン角という)CAは理想的には4
5度であり、一方の状態における液晶の光学軸が、いず
れかの偏向板の向きに一致するようにしてある。また、
液晶の厚さは、常光と異常光の屈折率差によって生ずる
位相差が、丁度πとなるように設定されている。
【0009】このような構成において、偏向板12を介
し強誘電性液晶板11の領域Aを通過した光は、偏光方
向が変化せず出側の偏向板13で制限されるが、領域B
を通過した光は、偏光方向が90度回転されて出側の偏
向板13を通過する。このように、液晶の状態の違いが
偏向板によって光の強度の違いに変換され、所定のパタ
−ンが表示される。
【0010】このような強誘電性液晶表示装置に、ホロ
グラムパタ−ンを表示すれば、これにより光の振幅が変
調され、回折像が得られることは明らかである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
強誘電性液晶表示装置は、画像の表示を目的としており
、図3から明らかなように、領域Bを通過する光だけし
か利用していないため、ホログラムとしては回折効率が
低く、光情報処理装置を構成した場合損失が大きくなる
という問題点があった。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、強誘電性液晶表示装置をホログ
ラムとして用いた場合の回折効率の増大を図れ、低損失
で信頼性の高い光情報処理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明によれば、強誘電性液晶板からなる強誘電性液
晶表示装置と、前記強誘電性液晶表示装置に入力光を導
入する入力部と、前記強誘電性液晶表示装置により回折
された光を受けるための受光部と、前記強誘電性液晶表
示装置を駆動するための駆動装置とを備え、前記強誘電
性液晶板が、正・負の電圧を印加したとき、正電圧を印
加した領域での液晶分子の配向方向と、負電圧を印加し
た領域での液晶分子の配向方向とがなす角が30度乃至
150度に設定された。
【0014】
【作用】本発明によれば、強誘電性液晶板の所定の領域
に入射し、所定の回折作用を受けた各光は、例えば各々
の領域内で干渉し所定強度の回折像が重なって形成され
る。これが強度として足し合わされて高い回折効率が得
られる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る光情報処理装置の第1
の実施例を示す構成図である。図1において、21は透
過型の強誘電性液晶表示装置、22は入力光導入用の光
学系としてのマイクロレンズアレイ、23は駆動装置、
24は受光部としての入力光ファイバ群、25は出力光
ファイバ群、ILは入射光、DLは回折光である。強誘
電性液晶表示装置21は、図4および図5に示すように
、偏向板を用いず強誘電性液晶板211のみから構成さ
れており、ホログラムパタ−ンは駆動装置23により所
定領域毎に独立に与えられ、そのコ−ン角CA(駆動装
置23により図示しない透明電極に正負の電圧を印加し
たとき、正電圧を印加した領域での液晶分子LCの配向
方向と負電圧を印加した領域での液晶分子LCの配向方
向とがなす角)は、後記する理由によ30度から150
度の範囲に設定される。
【0016】このように偏向板を取り除いた強誘電性液
晶表示装置21では、例えば図4に示すようにコ−ン角
CAを45度に設定した場合、強誘電性液晶板211の
領域Aの光軸方向に偏向した光を導入すると、Aの領域
では偏光方向はそのまま、領域Bでは偏光方向が90度
回転して出力される。この二つの光は、偏光方向が直交
しているため、互いには干渉せず、各々の領域内で干渉
し、同じ強度の回折像が重なって形成される。これが強
度として足し合されて、通常の場合の2倍の回折効率が
得られる。
【0017】また、上記の場合の領域Aおよび領域Bに
おける回折像は、バビネットの原理により同じ強度で逆
位相となることが知られている。これを考慮すると、図
5に示すように、コ−ン角CAを90に設定すると、出
力光を逆位相とすれば、二つの回折像が強め合ってさら
に2倍の回折効率が得られる。
【0018】さらに、0度から180度の範囲内で詳細
な回折を行うと、回折効率のコ−ン角依存性は、図6に
示すようになる。図6では、デュ−テイ比1の回折格子
パタ−ンを用いたときの回折効率を示しており、図中破
線で示す直線は従来品の回折効率の最大値(10%)を
示している。
【0019】図6から明らかなように、コ−ン角CAが
30度から150度の範囲で、従来の強誘電性液晶表示
装置を用いた場合に比べて大きな回折効率が得られる。 具体的には、例えばコ−ン角CAを90度とすると回折
効率40%と従来の4倍にまで達する。
【0020】なお、上記の説明では分り易くするため、
入射光の偏光方向を領域Aでの強誘電性液晶の光軸方向
としたが、入射光の偏光方向によらず、同様の結果が得
られる。また、図6ではデュ−テイ比1の回折格子パタ
−ンを用いたときの回折効率を示したが、ホログラムパ
タ−ンによらず同様の結果が得られる。
【0021】マイクロレンズアレイ22は、各レンズが
入力光ファイバ群24の各光ファイバの光出射端面と対
向するように配置されており、光ファイバの出射光を平
行光に変換して強誘電性液晶板21の各所定領域に入射
させる。
【0022】出力光ファイバ群25は、強誘電性液晶板
21の光出射面側に配置され、それぞれ強誘電性液晶板
21による回折光がその端面から入射され、次段の光伝
送路へ出力する。
【0023】次に、上記構成による動作を説明する。
【0024】入力光ファイバ群24に導波されその端面
から出射した各々の光ILは、マイクロレンズアレイ2
2により平行光とされて、強誘電性液晶表示装置21の
所定の領域にそれぞれ導入される。このときホログラム
パタ−ンは、駆動装置23により、各々の入射光ILが
導入される部分ごとに、独立に与えられる。
【0025】強誘電性液晶表示装置21に入射した光は
、その進行方向がホログラムパタ−ンにより適当な方向
に曲げられ、回折光DLとして出力ファイバ群25の所
定の光ファイバに集光され、次段の光伝送路へ送出され
る。
【0026】また、駆動装置23の制御の下にホログラ
ムパタ−ンを変えると、例えば図1中実線で示す光路か
ら破線で示す光路に切り替えられ、集光する光ファイバ
が変更される。このようにして、光ファイバ間の信号の
交換が実現される。
【0027】以上説明したように、本第1の実施例によ
れば、強誘電性液晶表示装置をホログラムに用いたとし
ても回折効率の増大を図ることができ、損失の少ない光
情報処理装置を実現できる。
【0028】図7は、本発明に係る光情報処理装置の第
2の実施例を示す構成図である。本第2の実施例が前記
第1の実施例と異なる点は、強誘電性液晶表示装置21
aとして、透過型のものに代えて反射型のものを用いた
ことにある。
【0029】反射型の強誘電性液晶表示装置21aは、
一方の液晶面側に反射板を配置して、液晶を透過した入
射光ILを反射し再び液晶を透過させて光の強度を変調
するものである。このため、本第2の実施例では、図6
の出力側を強誘電性液晶表示装置面で面対象に折返した
装置構成として、同一機能を得ている。しかし、そのま
ま出力側を折返すと、入力光学系と出力光学系が重なり
合ってしまう。そこで、図7に示したように、入射光I
Lを強誘電性液晶表示装置21aの面に対して斜めに入
射させ、入力ファイバ群24と出力ファイバ群25とを
、強誘電性液晶表示装置21aの他方の液晶面側に配置
している。
【0030】本第2の実施例においては、入射光ILが
強誘電性液晶表示装置21aの面に対して垂直に入射し
ていないため、反射板による偏光の変化を考慮する必要
があるが、垂直に近い入射条件で使用する限り、前記第
1の実施例と同様の効果が得られることは明らかである
【0031】図8は、本発明に係る光情報処理装置の第
3の実施例を示す構成図である。本第3の実施例が前記
第2の実施例と異なる点は、強誘電性液晶表示装置21
bとして反射板を用いたものに代えて、近年ホログラフ
ィへの応用が実証され注目を浴びている、光書込型の強
誘電性液晶表示装置を用いたことにある。
【0032】この光書込型の強誘電性液晶表示装置21
bは良く知られたもの(例えば、辻内他:光情報処理、
オ−ム社、1989年、p171)であるが、その構造
は図9に示すようなものである。
【0033】図9において、212a,212bは透明
基板、213a,213bは透明電極、214a,21
4bは液晶配向膜、215は液晶層、216は誘電体反
射膜、217は遮光層、218は光伝導体層、219は
電源、RLは読み出し光、WLは書き込み光である。
【0034】この動作は、書き込み光WLを透明基板2
12b側から光伝導体層218に入射させることにより
光伝導体層218の抵抗を変化させる。これにより液晶
層215に印加される電圧を変化させ、このとき透明基
板212a側から液晶層215に入射した読み出し光R
Lを変調する。
【0035】このように、光書込型の強誘電性液晶表示
装置21bは、反射型の機能を有している。従って、光
ファイバ間の信号の交換に適用したときの装置構成は、
図8に示したように、一方の面側の書込光学系を除けば
、図7の反射型を用いたものと同じ構成となる。また、
図8において、26a,26bは光ファイバ群、27は
マイクロレンズアレイである。
【0036】光書き込みは、入射光ILと強誘電性液晶
表示装置21bに対して面対称な平行光PLと、出力フ
ァイバと強誘電性液晶表示装置21bに対して面対称な
位置から、強誘電性液晶表示装置21bの多面に向う発
散光DVとによる干渉パタ−ンにより行う。
【0037】本第3の実施例においても、コ−ン角CA
が30度乃至150度の強誘電性液晶を用いると、回折
効率の増大が得られることは明らかである。
【0038】なお、上記の説明では、光ファイバ間の信
号の交換に適用した場合について述べたが、他の応用、
例えば、IC間のダイナミックなインタ−コネクション
や、ニュ−ラルネットワ−クへの適用の場合についても
同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
強誘電性液晶表示装置をホログラムに用いた場合の、回
折効率の増大を図ることができ、損失が少なく信頼性の
高い光情報処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光情報処理装置の第1の実施例を
示す構成図である。
【図2】書換え可能なホログラムを用いた光情報処理装
置の概念図である。
【図3】従来の強誘電性液晶表示装置の説明図である。
【図4】本発明に係るコ−ン角45度の強誘電性液晶表
示装置の説明図である。
【図5】本発明に係るコ−ン角90度の強誘電性液晶表
示装置の説明図である。
【図6】強誘電性液晶表示装置における回折効率のコ−
ン角依存性を示す図である。
【図7】本発明に係る光情報処理装置の第2の実施例を
示す構成図である。
【図8】本発明に係る光情報処理装置の第3の実施例を
示す構成図である。
【図9】光書込型の強誘電性液晶表示装置の構造図であ
る。
【符号の説明】
21,21a,21b…強誘電性液晶表示装置211…
強誘電性液晶板 22,27…マイクロレンズアレイ 23…駆動装置 24…入力光ファイバ群 25…出力光ファイバ群 CA…コ−ン角 IL…入射光 DL…回折光 PL…平行光 DV…発散光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  強誘電性液晶板からなる強誘電性液晶
    表示装置と、前記強誘電性液晶表示装置に入力光を導入
    する入力部と、前記強誘電性液晶表示装置により回折さ
    れた光を受けるための受光部と、前記強誘電性液晶表示
    装置を駆動するための駆動装置とを備え、前記強誘電性
    液晶板が、正・負の電圧を印加したとき、正電圧を印加
    した領域での液晶分子の配向方向と、負電圧を印加した
    領域での液晶分子の配向方向とがなす角が30度乃至1
    50度に設定されたことを特徴とする光情報処理装置。
JP2340691A 1991-02-18 1991-02-18 光情報処理装置 Pending JPH04263216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2340691A JPH04263216A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 光情報処理装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2340691A JPH04263216A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 光情報処理装置

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JPH04263216A true JPH04263216A (ja) 1992-09-18

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ID=12109621

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2340691A Pending JPH04263216A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 光情報処理装置

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JP (1) JPH04263216A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008587A (ja) * 1999-10-04 2012-01-12 Thomas Swan & Co Ltd 強誘電体液晶slmを有する光スイッチ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008587A (ja) * 1999-10-04 2012-01-12 Thomas Swan & Co Ltd 強誘電体液晶slmを有する光スイッチ

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