JPH04262880A - 溶接ボルト - Google Patents

溶接ボルト

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JPH04262880A
JPH04262880A JP2222691A JP2222691A JPH04262880A JP H04262880 A JPH04262880 A JP H04262880A JP 2222691 A JP2222691 A JP 2222691A JP 2222691 A JP2222691 A JP 2222691A JP H04262880 A JPH04262880 A JP H04262880A
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JP
Japan
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welding
bolt
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welding bolt
current
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Application number
JP2222691A
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English (en)
Inventor
Hajime Takahashi
始 高橋
Koichi Azuma
東 幸一
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TOUPURE KK
Original Assignee
TOUPURE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭部の座面側を鋼板な
どの板状又は殻状金属部材にプロジェクション溶接によ
り取り付ける溶接ボルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体、各種機器や家電製品のケ
ーシング等、板状あるいは殻状金属部材(以下これらを
板材と記す)ではその表面にスタッドボルトを突出させ
、このスタッドボルトを利用して種々の部材を取付ける
。この場合、プロジェクション溶接により板材に取付け
るようにした溶接ボルトが用いられる。溶接ボルトは、
板材の背面側に頭部を有し、この頭部の座面側に3から
4個所の溶接突起を有するもので、板材に挿入孔を穿設
し、板材の背面からこの挿入孔に挿入し、プロジェクシ
ョン溶接により取付ける。
【0003】この場合、溶接ボルトの板材への溶接取付
け強度は、例えばJISB  1195にボルト径ごと
に押込み強度(押込み剥離強さ)として規定されている
。 このような溶接ボルトを板材の挿入孔に挿入する場合に
、溶接ボルトと板材との取付け位置決めを正確にするた
め溶接ボルトの首下に挿入孔に嵌合する案内を設ける。 挿入孔とこの案内の隙間は通常0.3mm程度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この案内は板材の挿入
孔の内径の一個所において接触するため、プロジェクシ
ョン溶接の際、溶接電流がこの案内の接触部分に分流す
る。この接触位置は、部品の保持状態により変わる。こ
の位置が溶接突起に近い程分流が大きく生じ、近接した
突起は溶着が不十分である。この位置が溶接突起に遠い
ほど分流は小さく、溶着強度は増す。その結果、プロジ
ェクション溶接部の溶着強度がばらつき、溶接品質が不
安定となる。例えば、8mmφの溶接ボルトを板厚1.
4mmの板材にプロジェクション溶接した場合、押込み
強度の規格が700kgf(JISでは636kgf以
上)であるのに対し、実際には700〜1200kgf
の間にばらつく。
【0005】本発明はこのようなプロジェクション溶接
の押込み強度のばらつきを解消し、溶接ボルトの溶接品
質の向上に寄与することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の溶接突
起を頭部の座面側に突設した溶接ボルトにおいて、この
溶接ボルトの首下部に溶接ボルト挿入孔に嵌合する案内
を設け、この案内は、前記溶接突起に近接する部分には
切欠を設けて挿入孔内径と接しないようにし、溶接突起
相互間の中央部分にのみ挿入孔内径に摺動する摺動部を
設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】図2によって溶接電流の分流について説明する
。溶接ボルト1を板材10の挿入孔に挿入してプロジェ
クション溶接する場合、溶接ボルト1の位置決めを正確
容易にするために溶接ボルト1に挿入孔に嵌合する案内
4を設けると、図2(b)に示すように挿入孔と案内4
は分流点15において接触する。図2に示すように溶接
ボルト1の頭部2と板材10を通って上部電極11aと
下部電極11bとの間に溶接電流を流したとき、溶接電
流12は溶接突起3を通って流れる電流13と分流点1
5を通って流れる電流14とに分流する。そして分流点
15が溶接突起3に最も近接した時、溶接突起3に流れ
る電流は最も減少して溶接突起3のナゲット形成が不十
分となり押込み強度は最小となる。また、分流点15が
溶接突起3から最も離れた時溶接突起3に流れる電流の
減少は最も少なく十分にナゲットが形成され必要な溶接
強度が得られる。このように、分流点の位置によって溶
接強度にばらつきが生ずる。
【0008】本発明の溶接ボルトは案内の形状を上記の
ように構成したので、位置決めは正確にできると共に、
一方、分流点は溶接突起から最も離れた位置になるので
、溶接時に案内を通ってバイパスする電流値が減少し、
溶接突起には均等に電流が流れて、全てのナゲットが完
全に形成され、溶接強度のばらつきが少なくなくなり、
品質が安定した。
【0009】本発明の案内は、摺動部が溶接突起から遠
いほど、溶接時の分流電流が小さくなるので好ましい。 この摺動部の形状は、挿入孔内径に案内されて溶接ボル
トの位置決めに寄与する形状であればよく、限定されな
い。また、この案内の摺動部と摺動部の間は、溶接電流
の分流を防止するために切欠を設けるものであるから、
その部分が板材の挿入孔の内径と接触しなければよいの
で、その部分の形状、大きさは問わないが、溶接ボルト
の製造工程上加工が容易な形状とすることが好ましい。
【0010】
【実施例】図1に本発明の実施例の溶接ボルト1を示し
た。(a)は側面図、(b)はそのB−B矢視図である
。この実施例は、3個の溶接突起3を頭部2の座面側に
突設したM8×1.25の溶接ボルトである。この溶接
ボルト1は首下に三角おむすび形の案内4を設けた。 案内4は直径9mmφ×長さ3mmの円筒形を三角おむ
すび形に形成した。この三角おむすび形の各頂点5は円
筒形の周囲の一部を円周長さで1mmだけ残し、溶接突
起3の相互間の中央部分に位置するようにし、三角おむ
すび形の各辺6は溶接突起3の内側にそれぞれ対向する
位置に設けた。
【0011】実施例のボルトを母材1.4mmの酸洗材
にプロジェクション溶接し、押込み強度を測定した。 溶接条件 溶接電流        18,000〜18,400
A通電時間        5Hz 加圧力          280kg使用溶接機  
    SWS−50−34押込み強度    105
5〜1280kgf(サンプル15個) ばらつき        75kgf 実施例の溶接ボルトは図3に示すように完全なナゲット
16が形成されると共に溶接電流の跡が、案内4の摺動
部に僅か見られるだけとなり、押込強度レベルが従来に
比し高くなると共にばらつきが半分以下となり、溶接品
質が確実に保証されることとなった。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、溶接ボルトの位置決め
が正確であると共に押込み強度のばらつきが少なく、絶
対値も確実に上昇し完全なナゲットの形成が保証され、
溶接ボルトの脱落等のおそれが従来10PPM程度であ
ったが、1PPM以下となる。また、押込み強度の絶対
値が上昇したので、溶接電流を上記の条件より低く設定
することができ、スパッタの発生も減少し、スパッタの
ねじ部への付着も激減した。電極の消耗も減少し寿命が
増加した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の溶接ボルトを示し、(a)は
側面図、(b)はそのB−B矢視図である。
【図2】溶接電流の分流の説明図である。
【図3】実施例のナゲット形成状態を示す説明図である
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の溶接突起を頭部の座面側に突設
    したプロジェクション溶接ボルトにおいて、該溶接ボル
    トの首下部に溶接ボルト挿入孔に嵌合する案内を設け、
    該案内は、前記溶接突起相互間の中央部分にのみ該挿入
    孔内径に摺動する摺動部を設けたことを特徴とする溶接
    ボルト。
JP2222691A 1991-02-15 1991-02-15 溶接ボルト Pending JPH04262880A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726071U (ja) * 1993-10-01 1995-05-16 株式会社ワカバ工作 スポット溶接機及び該溶接機に使用する溶接用ボルト
WO2010110141A1 (ja) * 2009-03-23 2010-09-30 東プレ株式会社 溶接ボルト

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JP2010223304A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Topre Corp 溶接ボルト
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