JPS601957Y2 - 基準ピン - Google Patents
基準ピンInfo
- Publication number
- JPS601957Y2 JPS601957Y2 JP8960081U JP8960081U JPS601957Y2 JP S601957 Y2 JPS601957 Y2 JP S601957Y2 JP 8960081 U JP8960081 U JP 8960081U JP 8960081 U JP8960081 U JP 8960081U JP S601957 Y2 JPS601957 Y2 JP S601957Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating layer
- reference pin
- pin
- ceramic coating
- workpiece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は工作物の位置決めに用いられる基準ピンに関し
、その目的は、対摩耗性並びに対電触性を有する基準ピ
ンを提供することである。
、その目的は、対摩耗性並びに対電触性を有する基準ピ
ンを提供することである。
各種部品や工作物の組付、加工においては治具に固着し
た基準ピンに部品や工作物の基準穴を挿通して位置決め
が行われている。
た基準ピンに部品や工作物の基準穴を挿通して位置決め
が行われている。
従って、基準ピンは反復して部品や工作物が取付けられ
るために対摩耗性が要求される。
るために対摩耗性が要求される。
一般に従来の基準ピンは鋼材によって作られており、対
摩耗性を確保しようとすると焼入れによって硬化処理す
る方法があるが折損しやすくなり、耐久性が落ちるため
に焼入れをしない状態で使用されたりする。
摩耗性を確保しようとすると焼入れによって硬化処理す
る方法があるが折損しやすくなり、耐久性が落ちるため
に焼入れをしない状態で使用されたりする。
そのため折損の不具合はないが、摩耗が早期となり、位
置決め精度を保持するために短期間の使用で交換してい
る手間と不経済な問題があった。
置決め精度を保持するために短期間の使用で交換してい
る手間と不経済な問題があった。
また、スポット溶接を行う工作物においては、基準ピン
に分流された電流による電蝕でピンが溶ける問題もあっ
た。
に分流された電流による電蝕でピンが溶ける問題もあっ
た。
本考案はこのような従来の摩耗並びに電蝕を防止した耐
久性に富む基準ピンに改良したもので、その特長は、焼
入れ等を施すことなくピンの表面に特定の対電蝕、対摩
耗層を形成したことである。
久性に富む基準ピンに改良したもので、その特長は、焼
入れ等を施すことなくピンの表面に特定の対電蝕、対摩
耗層を形成したことである。
以下本考案の実施例について図面により説明する。
第1図において1は基準ピン本体であり、基部にはフラ
ンジ2と治具等への取付ねじ3を有している。
ンジ2と治具等への取付ねじ3を有している。
尚フランジ2並びに取付ねじ3は必須構成ではなく、単
に軸状部にして治具等に圧入嵌合するよう設計変更する
こともできる。
に軸状部にして治具等に圧入嵌合するよう設計変更する
こともできる。
本考案は、前記基準ピン本体1の母材を従来と同様に鋼
材によって作り、この基準ピン本体1の表面の基部周辺
にセラミックコーティング層4を形成し、さらにセラミ
ックコーティング層4よりもピン先端に至る表面にはニ
ッケルやタングステン等の金属コーティング層5を形成
したものである。
材によって作り、この基準ピン本体1の表面の基部周辺
にセラミックコーティング層4を形成し、さらにセラミ
ックコーティング層4よりもピン先端に至る表面にはニ
ッケルやタングステン等の金属コーティング層5を形成
したものである。
これらのコーティングはプラズマ溶射によって容易に得
られる。
られる。
本考案は上記の通り、基準ピン本体1の表面に、その基
部周辺にはセラミックコーティング層4を、また、セラ
ミックコーティング層4よりピン先端に至る部分にはニ
ッケルやタングステン等の金属コーティング層5を形成
したものであるから、工作物の位置決めの際に、工作物
の基準穴と衝接することが多い特に基準ピン本体1の先
端部周辺はニッケルやタングステン等の金属コーティン
グ層5によって摩耗を防止し、また、工作物のスポット
溶接加工時に、電流の分流による電蝕の激しい基準ピン
本体1の基部周辺はセラミックコーティング層4による
絶縁作用によって電蝕溶損を防止する。
部周辺にはセラミックコーティング層4を、また、セラ
ミックコーティング層4よりピン先端に至る部分にはニ
ッケルやタングステン等の金属コーティング層5を形成
したものであるから、工作物の位置決めの際に、工作物
の基準穴と衝接することが多い特に基準ピン本体1の先
端部周辺はニッケルやタングステン等の金属コーティン
グ層5によって摩耗を防止し、また、工作物のスポット
溶接加工時に、電流の分流による電蝕の激しい基準ピン
本体1の基部周辺はセラミックコーティング層4による
絶縁作用によって電蝕溶損を防止する。
従って本考案による基準ピンは、その本体の母材の鋼材
により従来と同様に折損に対する強度、剛性を十分保持
していると共に、工作物の基準穴と接触し摩耗の激しい
表面の局部はニッケルやタングステン等の金属コーティ
ング層による対摩耗性を有し、また電蝕溶損の激しい表
面の局部はセラミックコーティング層による絶縁の対電
触性の三種の効果を備えた耐久性に富む基準ピンが得ら
れ、従来のように短期間での交換が不要となるので、交
換による工作物加工作業の中断や不経済な問題を一挙に
解消する利点を有している。
により従来と同様に折損に対する強度、剛性を十分保持
していると共に、工作物の基準穴と接触し摩耗の激しい
表面の局部はニッケルやタングステン等の金属コーティ
ング層による対摩耗性を有し、また電蝕溶損の激しい表
面の局部はセラミックコーティング層による絶縁の対電
触性の三種の効果を備えた耐久性に富む基準ピンが得ら
れ、従来のように短期間での交換が不要となるので、交
換による工作物加工作業の中断や不経済な問題を一挙に
解消する利点を有している。
第1図は本考案による基準ピンの一部縦断正面図、第2
図は第1図■−■線断面図、第3図は第1図■−■線断
面図である。 1・・・・・・基準ピン本体、4・・・・・・セラミッ
クコーティング層、5・・・・・・ニッケルやタングス
テン等の金属コーティング層。
図は第1図■−■線断面図、第3図は第1図■−■線断
面図である。 1・・・・・・基準ピン本体、4・・・・・・セラミッ
クコーティング層、5・・・・・・ニッケルやタングス
テン等の金属コーティング層。
Claims (1)
- 鋼材を母材とするピン本体の表面の基部周辺にセラミッ
クコーティング層を形成し、セラミックコーティング層
よりもピン先端に至る表面にはニッケルやタングステン
等の金属コーティング層を形成して成る基準ピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8960081U JPS601957Y2 (ja) | 1981-06-19 | 1981-06-19 | 基準ピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8960081U JPS601957Y2 (ja) | 1981-06-19 | 1981-06-19 | 基準ピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57202646U JPS57202646U (ja) | 1982-12-23 |
JPS601957Y2 true JPS601957Y2 (ja) | 1985-01-19 |
Family
ID=29884744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8960081U Expired JPS601957Y2 (ja) | 1981-06-19 | 1981-06-19 | 基準ピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601957Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007321946A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Nabeya Iron & Tool Works Ltd | ロケーティングピンとその製造方法 |
JP2008089156A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Nipre Co Ltd | 位置決め固定機構 |
JP2010091088A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Honda Motor Co Ltd | 位置決めピン |
JP7335474B2 (ja) * | 2019-07-31 | 2023-08-30 | 新光機器株式会社 | 位置決めピン |
-
1981
- 1981-06-19 JP JP8960081U patent/JPS601957Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57202646U (ja) | 1982-12-23 |
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