JPH04261671A - 負の空気圧区域の扉のための制御装置 - Google Patents

負の空気圧区域の扉のための制御装置

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JPH04261671A
JPH04261671A JP3017623A JP1762391A JPH04261671A JP H04261671 A JPH04261671 A JP H04261671A JP 3017623 A JP3017623 A JP 3017623A JP 1762391 A JP1762391 A JP 1762391A JP H04261671 A JPH04261671 A JP H04261671A
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JP
Japan
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work area
door
area
fire
smoke
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Pending
Application number
JP3017623A
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English (en)
Inventor
Eugene E Newman
ユージン イー ニューマン
Anthony Natale
アントニー ネイタル
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Gpac Inc
Original Assignee
Gpac Inc
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Publication date
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
  • Special Wing (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本出願は、1989年5月2日に
出願された第07/346,621号の継続出願である
【0002】本発明は負の空気圧区域用扉に関し、その
扉は、該区域内の空気圧が負でなくなったときに自動的
に該区域から外部環境にアスベスト含有空気が逃げるの
を防止し、かつ該区域から人間を迅速に脱出させる。更
に、前記区域の内側又は外側での火災を知らせる信号が
指示制御パネルに伝達され、そのパネルは前記区域への
扉の開口を制御する。
【0003】
【従来の技術】米国特許第4,604,111号には、
粒子汚染制御方法及び濾過装置が開示されている。この
特許は粒子で汚染された空気を呼吸する人間に関する重
大な危険に関する。本発明は、アスベスト被膜が建物構
造内から除去されるときに生ずるようなひどく汚染され
た領域の外部にある環境やその汚染領域で作業する人間
を保護するのに役に立つ。
【0004】アスベスト繊維は、危険粒子の分類に入り
、人間及び動物に対するよく知られた発癌性原因物質で
ある。典型的な環境基準は、長さが5ミクロン又はそれ
以上でアスベスト比が3乃至1又はそれ以上の繊維につ
いて言及している。平均的なアスベスト繊維は直径が約
0.1ミクロンである。現在では、細い繊維が人間の健
康に最も危険な脅威であるとされている。アスベスト繊
維、特にもっと細くもっと短い繊維は、かなり長時間空
気で運ばれ続けて大容量の空気を汚染し、環境及び区域
内で作業し又は生活している人間にかなりの危険を形成
する。
【0005】米国特許第4,604,111号は、アス
ベスト繊維が非常に高いレベルで発生する建物内で作業
員がアスベストを吸入する危険を抑制し、低下させ、ほ
ぼ消去する装置及び方法を提供している。アスベスト繊
維は、例えば損傷したフィルムバリアを介して又はフラ
ップシールによって漏れる等の偶然の出来事の間に、外
部環境に放出するのを防止され、フラップシールは、作
業員が通過し作業領域に出入りすることのできる汚染作
業領域への入口を密封する。
【0006】フラップシールは作業領域を定めるプラス
チック壁に形成される。フラップシールは、床から約1
フィートのところで5つの足開口毎に2つの足を含んで
おり、ポリエチレン、可塑化塩ビ等のプラスチックフィ
ルムでできたシート状で、作業領域の既存扉枠を横切っ
て密封する。ポリエチレンシートは扉枠を横切って密封
され、フィルムを介して開口が切断されている。フラッ
プは、同じフィルムの開口より寸法が全て大きく、開口
の上で扉枠に取り付けられ開口の全長の上で垂れ下がっ
ているので、空気及び作業員はフラップを内方に押すこ
とによりその開口を介して作業領域に入ることができる
。しかしながら、その構成は、いったん空気の流れが止
まって正の空気圧が区域に拡がると、フラップは所定位
置に落ち、反対方向である作業室の外側の環境へ逃げら
れないようになっている。
【0007】第4,604,111号では、フラップシ
ールは汚染作業領域への入口を密封するように設計され
ている。この構成は、負圧でなくなったときにアスベス
ト繊維が逃げないようにするのに非常に効果的であるこ
とがわかっている。しかしながら、出入口及び汚染作業
領域からの出口を結合させて設計する際には、他の要素
も考慮する必要がある。
【0008】米国特許第4,818,970号には、空
気移動及び濾過ユニットのための火災状況検知及び制御
装置が開示されている。この火災状況検知及び制御装置
は、米国特許第4,604,111号に開示されている
ような空気移動及び濾過ユニットとともに使用する。火
災状況検知及び制御装置は、1又は2以上の遠隔火災状
況検知ユニットを備え、該ユニットは、熱又は煙を感知
し、このような感知が行なわれたときには、囲まれた区
域内に位置する1又は2以上の空気移動及び濾過ユニッ
トに警告状況を示す信号を伝達する。伝達は無線高周波
伝達及び/又は配線された伝達線若しくはケーブルによ
って行なわれる。空気移動及び濾過ユニットは警告状況
を検知し、空気移動及び濾過ユニットのブロアモータへ
の電力供給を停止する。レシーバ及び制御回路機構が空
気移動及び濾過ユニットと一体になってもよく、又は従
来の空気移動及び濾過ユニットにつながれた独立の制御
ユニットの一部であってもよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明により、アスベ
ストで汚染された作業領域への改良された通路が提供さ
れる。本発明の頑丈な扉により、火災や煙にさらされる
ことによる危険等の緊急事態の際に、汚染された作業領
域から迅速に逃げることができる。又、電力供給が途絶
えている間、作業員は容易に作業領域を離れることがで
きる。本発明の頑丈な旋回扉により、作業領域から迅速
に脱出することが非常に容易になる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の頑丈な旋回扉の
各々は、作業領域又は汚染除去チャンバに隣接するチャ
ンバを観察することのできる透明部を有していてもよい
。更に、扉は空気入口を備え、該入口は、その入口を覆
っている少なくとも一つの可撓性プラスチックフラップ
は、該フラップは、適当な量の空気を入口を介して流し
、作業領域内の空気を少なくとも10乃至15分毎に入
れ替えながら、作業領域内の空気圧を負圧に維持する。 扉のプラスチックフラップは、作業領域内の空気内が負
圧でなくなったときに自動的に密封する。
【0011】本発明の目的は、緊急事態の際に作業領域
から迅速に脱出することを可能にしつつ、作業領域内の
空気圧を負圧に維持するべく、囲まれた作業領域への空
気の入口のための頑丈な旋回扉を提供することである。
【0012】本発明の別の目的は、囲まれた作業領域内
の空気圧が負圧でなくなったときに空気入口開口が閉鎖
するように、出入口の一方の側にフラップシールを設け
た空気入口開口を有する扉を介して空気を通過させるこ
とである。
【0013】本発明の更に別の目的は、囲まれた作業領
域への扉を提供することであり、その扉は、部分的に開
いた位置に制御下で旋回し、囲まれた作業領域へ空気入
口を設け、作業領域内の空気圧を負圧にしておくことが
でき、緊急事態の際に作業領域から迅速に脱出すること
を可能にしつつ、作業領域内の空気圧が負圧でなくなっ
たときに扉を閉じることができる。
【0014】本発明の更に別の目的は、囲まれた区域の
内側又は外側の少なくとも2つの独立領域に記載された
少なくとも1つの火災/煙センサからの煙又は熱検知信
号に応答する、負の空気圧区域の扉のための制御装置を
提供することである。
【0015】本発明の更に別の目的は、囲まれた区域の
内側又は外側の少なくとも2つの独立領域に配置された
少なくとも1つの火災/煙センサからの煙又は熱検知信
号に応答する、負の空気圧区域の扉のための制御装置を
提供することであり、少なくとも1つのセンサによる煙
又は火災の検知に対する応答を少なくとも2つの独立領
域にある少なくとも2つのセンサから調整するため、イ
ンジケータ及び警報を設けた指示制御パネルを備えてい
る。
【0016】添付図面とともに次の説明を参照すれば、
本発明のこれら及び他の目的は、その意図する多くの利
点とともに更に容易に明らかとなろう。
【0017】
【実施例】図に示した本発明の好ましい実施例を説明す
る際、特定の用語を用いて明確を期すが、本発明はその
ように選択された特定の述語に限定しようとするもので
はなく、各特定の述語は同様に作用して同様の目的を達
成する技術的に均等なもの全てを含んでいると解釈しな
ければならない。
【0018】図1は従来技術を示しており、その作業現
場では、囲い10が、高い粒子蓄積領域を囲んでいる。 これは、汚染領域の回りに密封された部屋が最も簡易な
形状で構成されている実施例を示している。本図及び図
2の他の床平面図において、床及び天井は全て存在して
いて囲いを完全にしている。しかし、空気吸入口すなわ
ち入口、空気流れ制御、出口及び出入口でさえも、図1
及び図2の壁を通過するように示されているのと同様に
、天井又は床を通過するように構成されることができる
ものと理解しなければならない。壁という用語を使用す
るときはいつでも、4つの鉛直壁のみならず天井又は床
をも含んでいるものとする。
【0019】出入口15を介して囲い10に入り及び囲
い10からチャンバに出ていくことができるように、汚
染除去チャンバ18が構成されており、そのチャンバは
フィルムバリア20の開口21の上にあるフラップ22
によって外側から遮断されている。濾過装置24が囲い
10内の汚染領域に配置され、その結果、空気入口26
がフィルタとして作用し、99.99%の0.3ミクロ
ンサイズ汚染粒子を空気連通ダクト28を介して出口通
気口30に移動させて大気中に排出する。図1の濾過装
置24は実際よりも大きな寸法で示されており、作業領
域内の粒子濃度を満足のいく値に維持しながらアスベス
ト被膜等の粒子が除去されるように、汚染源の近くの囲
いの一部に配置されるのが好ましい。このことは特に、
汚染源、典型的には作業領域が人間と濾過装置24の間
にあるときに効果的である。濾過手段に引き抜かれる実
質的な空気の流れは囲い10内の連続真空を形成し、フ
ラップシールを介して空気を引き抜き常時部屋内を負圧
に維持する。
【0020】図2には、いくらか複雑な形状が示されて
いる。この状況では、汚染領域が部屋32内にあり、そ
の部屋には、固定壁34、35及び36があり、部屋3
2からホール42に通じる出入口40が壁36に開かれ
ている。出入口40は開放状態を維持しどの扉も除去さ
れ又は開放位置に固定されている。
【0021】壁36及びその他の壁の位置はバリアを形
成し、空気を、作業領域を通り越し作業員から遠ざけて
流すことができ、作業員は壁44から着手しなければな
らない。壁44は床から天井への一時的なフィルム壁で
あり、空気流れを制御して部屋32に流し込み、汚染領
域を通り越し出入口40及びホール42を介して一対の
フィルタ装置48に流し、出口50を介して空気を排出
し、全体的な空気流れを点線及び矢印で示す。ホール4
2の反対側端部には汚染除去装置が配置され、その装置
は、一連の3つのチャンバ、更衣室52とシャワー室5
4と更衣室56とを含み、シャワー、衣服廃棄装置及び
真空除去装置を含む種々の汚染除去設備及び安全装置を
含み、各連続汚染除去チャンバは外側環境に向かうにつ
れて清浄になり、各チャンバはフラップシール58乃至
61を備え、それらにより他のチャンバと隔離されてい
る。これらのフラップシールは十分大きいので、フラッ
プをわきに押すことにより、開口を通って人間が出入り
することができる。ホール42と汚染除去チャンバ52
の間の出入口はフラップシール58を備えており、チャ
ンバ56も外部環境に対してフラップシール61を備え
ている。
【0022】空気流れは、フラップシール及び汚染除去
チャンバを介してホール42に入り、濾過装置48に引
き抜かれ、汚染粒子が除去された後、大気中に排出され
る。この構成では、汚染除去されたほぼ全ての領域にお
いて、粒子が作業場所から部屋の外に引き抜かれ、部屋
32で作業している人間から遠ざかる。
【0023】図3には、図2と同様の汚染除去チャンバ
が示されており、クリーンルーム70は、シャワールー
ム及び作業領域76につながっている汚染室74から分
離されている。図1及び図2を参照して説明したように
、囲まれた作業領域が作業領域76で示されているもの
とする。頑丈な壁78がクリーンルーム70とシャワー
ルーム72を分離しており、頑丈な壁80がシャワール
ーム72を汚染室74から分離している。壁82は汚染
室74を作業領域76から分離している。危険バリア8
4が壁82の縁部を越えて延びており、作業領域76の
限界を定めている。危険バリアは頑丈な壁でもよいし、
一時的なフィルム壁構造でもよい、壁78、80及び8
2は既存壁でもよいし、汚染チャンバ用に建てられた壁
でもよいし、一時的なフィルム壁構造でもよい。
【0024】クリーン領域86からクリーンルーム70
に、クリーンルーム70からシャワールーム72に、シ
ャワールーム72から汚染室74に及び汚染室74から
作業領域76に近づくため、一連の片開き又は両開き負
圧扉90が備えられている。各扉90の内縁の移動経路
を点線92で示している。反対側にある扉の外縁は、対
応する壁又は扉枠に旋回自在に取り付けられ、扉90の
180°の自由旋回移動を可能にする。
【0025】矢印94で示すように、空気は、クリーン
領域86からクリーンルーム70、シャワールーム72
、汚染室74及び作業領域76に流れる。図3及び図4
では、図4では、全ての扉90に片開き扉が使用され、
図3では、壁79及び82に両開き扉90が取り付けら
れている点に差異がある。扉の目的及びそれらの特定の
機能は図5乃至図8を参照して最もよく説明されている
【0026】図5及び図7に示すように、クリーンルー
ムへの入口のため及び汚染室から作業領域への入口のた
めの図3に示した両開き扉90が示されている。扉90
は、扉の固定外縁96に配置され扉枠又は壁に固定され
ている旋回ピン又はヒンジを中心として180°回転す
ることのできる頑丈な旋回扉である。縁部96、上縁9
8、内縁100及び下縁102では、ラバーストリップ
で形成された気密ガスケットがあり、そのガスケットは
、扉と、扉が閉じた位置にあるときに扉が取り付けられ
る枠の間の空間を密封する。ガスケットは扉の回りの空
気の移動を防止する。
【0027】閉じた位置では、汚染除去チャンバの隣接
チャンバ又は作業領域若しくは回りのクリーン領域86
を、窓104を介して容易にながめることができ、その
窓は透明なプラスチックでできていて厚さが4分の1イ
ンチであるのが好ましい。図5及び図7では、窓104
は扉の上部に位置しているが、必ずしもそのように位置
していなければならないということではない。図5及び
図7の扉90の下部には、空気入口106が形成されて
おり、その入口は、点線で示され図6及び図8では実線
で示されている周縁108によって形成されている。
【0028】図5には、可撓性プラスチックフラップ1
10が作業領域76の方向を向いた扉90の側の上縁1
12に取り付けられている。作業領域内の空気移動及び
濾過装置を使用することにより、図6の矢印114に示
されるような作業領域への一定の空気流れが存在する。 空気の移動は可撓性プラスチックフラップ110を作業
領域の方に移動させ、空気を空気入口106を通って流
す。空気移動及び濾過装置への電力が途絶えたとき、又
は何らかの理由で空気圧が負圧でなくなったとき、可撓
性プラスチックフラップは扉90の表面と平行になる位
置に戻り、作業領域からクリーン領域86へ空気が出て
いかないように空気入口106を密封する。正の空気圧
が作業領域76内に形成され、フラップ110を扉に押
しつけ、作業領域からのアスベスト繊維で汚染された空
気の流れを密封する。
【0029】同様に、図7及び図8には、一部が重なり
合ったプラスチックストリップ製の可撓性プラスチック
フラップルーバ116が、図8で最もよくわかるように
上縁に沿って扉の内面に取り付けられており、図5及び
図6の可撓性プラスチックフラップによって形成された
フラップシールと同様の一連のフラップシールを形成す
る。図5の単一可撓性プラスチックフラップ110によ
って得られたのと同様の効果が、図7のフラップルーバ
によって得られる。フラップ110及び116は扉の上
部、下部又は中間部に配置することができ、空気入口を
通る空気の移動についての所望量(m3/分)に適合さ
せるためにどんな寸法でも可能であることがわかる。
【0030】更に、扉90はばね、重力、おもり、偏心
カム等による自動閉鎖式であり、扉の内縁を互いに隣接
させて常に扉を閉鎖密封位置に戻すことができ、空気入
口を介してクリーン領域から作業領域に空気を通し、窓
104を介して隣接領域又は部屋をながめ、作業員が扉
90を介して作業領域に入ったり出たりすることができ
る。
【0031】作業領域内で緊急事態が起こっている間は
、作業員は、扉90のいずれかの部分を単に押すことに
より、作業領域からすぐに逃げ出すことができる。扉は
作業領域から離れる方向に迅速に旋回して開き、出てい
くのを邪魔されない。この設計は、人間を通すために注
意深く操作されなければならない重ね合わせプラスチッ
クシートを通過しようとするよりもずっと効果的である
ことがわかる。
【0032】代わりの実施例として、扉90が頑丈であ
ったり、不透明構造であったり、電気機械的に操作され
たり、作業領域へ度合いを変化させて制御下で開いたり
されてもよい。扉の作動は信号に応答し、作業領域のた
めに設定された所定の負の空気圧を維持するのに必要な
わずかな程度まで扉を開く。扉の開放量は、空気入口1
08の代わりに作業領域に流すために必要な空気の量に
依存している。扉は、図9に示すような煙/火災信号、
緊急信号、出力低下信号等を受けたときに自動的に閉鎖
し、作業員が作業領域から迅速に離れる間に汚染された
アスベストが逃げないようにすることができる。
【0033】同様に、空気入口のない頑丈な扉をモータ
によって制御された量まで開き、測定された作業領域の
差圧に基いて、囲まれた作業領域への導入空気量を調整
してもよい。しかし、空気入口の上にフラップを設けた
扉の実施例のように、扉自身は、所定の差圧限界値を越
える負の空気圧がなくなったときに扉が閉じるようにモ
ータを無力化させるであろう。更に、扉は、図9に示す
煙/火災信号、緊急信号、出力低下信号又はアスベスト
粒子汚染制御装置の空気移動の要求が高いことにより、
囲まれた作業領域にいる作業員に危険を及ぼす可能性の
ある何らかの偶発的出来事の信号を受けたときに、開放
モータの無力化によって閉鎖されるであろう。扉は枠に
旋回自在に取り付けられているので、扉が自動的に閉鎖
位置に移動したとき、囲まれた作業領域内に閉じ込めら
れた作業員は迅速に緊急事態から出ていくことができ、
扉は閉鎖位置に戻ってアスベスト含有空気が更に逃げ出
すのを防止するであろう。
【0034】図9には、負の空気圧を囲む扉用の制御装
置が全体的に参照番号200で示されている。本装置は
、米国特許第4,818,970号に示されかつ説明さ
れている一連の煙/火災検出器に基いており、それらは
ここで参照して組み入れられている。
【0035】領域No.1及びNo.2と記された2つ
の独立領域202及び204は各々、(1) 囲まれた
作業領域及びその作業領域に隣接しているか若しくは離
れている作業領域を表わしているか、又は(2) 囲ま
れた作業領域に隣接しているか若しくは離れている2つ
の独立領域を表わしている。各領域202、204は、
少なくとも2つの煙/火災センサ206、208及び2
10、212を含んでおり、それぞれ、検出器A、検出
器B及び検出器C、検出器Dと記されている。各領域2
02及び204は図に示した2つのセンサよりも多くの
センサを有してもよいが、各領域には少なくとも2つの
センサが必要である。
【0036】センサ206、208、210、212は
電線214、216、218、220 により各々トラ
ンスミッタ222、224、226、228に接続され
ており、高周波信号をレシーバ230に伝達する。代わ
りに、センサ206、208、210、212は各々ケ
ーブル232、234、236、238によりレシーバ
230に配線により接続してもよい。
【0037】レシーバ230は指示制御パネル232に
接続され、そのパネル232はインジケータ及びアラー
ムを備え、訓練された作業員によって監視されている。 信号が60分毎又は他の所望の時間間隔毎にセンサ20
6、208、210、212から制御パネル232へ送
られ、センサの作動状況を監視する。
【0038】センサ206、208、210又は212
のいずれかが煙又は火災の存在を検知したとき、(トラ
ンスミッタ222、224、226又は228からレシ
ーバ230への)高周波により又は配線により信号が制
御パネル232に伝達される。制御パネル232の操作
員による手動の取消がなければ、自動緊急呼出し信号が
自動呼出し手段234に伝達され、予めプログラムされ
ている通り適当な機関に緊急呼出しを始める。
【0039】更に、もし少なくとも2つの信号が領域N
o.1にあるセンサによって制御パネルに送られたなら
ば、又は少なくとも2つの信号が領域No.2にあるセ
ンサによって制御パネルに送られたならば、線236を
横切るトランスミッタ238への信号が発生し、高周波
により又は代わりに配線によりレシーバ240又はレシ
ーバ242へ伝達される。
【0040】レシーバ240はフィルタユニットと一体
又はそのユニットに接続しており、フィルタユニットは
、図3乃至図8に示した扉を介して空気を作業領域に導
入する。独立の濾過ユニット242は、米国特許第4,
818,970号に説明されているように、そのブロア
モータへの出力の終了によって無力化される。その構成
によって、独立の濾過ユニット242の各々は、トラン
スミッタ238の周波数に同調された、又は線236に
よって制御パネル232に直接配線された独立のレシー
バを備え、領域202、204のいずれかからの少なく
とも2つの信号が発生したときに、各濾過ユニットの作
動を停止させる。
【0041】少なくとも2つの火災/煙センサを含んで
いる(領域202、204のような)多くの別の独立領
域があってもよいことが理解できる。かくして、濾過ユ
ニット242の作動は、単一領域にある少なくとも2つ
のセンサによって火災又は煙が検知されるまで連続する
という結果となり、ある領域内の1つ以上のセンサによ
って煙又は火災が確認されずに濾過ユニットが停止する
のを防止する。
【0042】代わりに、信号が発生した横断ケーブル2
36はトランスミッタ238によりレシーバ242に伝
達され又は配線によってレシーバ242に伝達されても
よく、レシーバ242は電気パネル回路ブレーカ244
に接続されている。複数の濾過ユニット246が電気パ
ネル回路ブレーカ244に接続されているので、少なく
とも2つのセンサが単一領域内で煙または火災を検知し
たことを示す制御パネルからの信号が発生したとき、電
気パネル回路ブレーカ244が外され、制御パネルでの
手動取消がなければ、電気パネル回路ブレーカに接続さ
れている全ての濾過ユニット246を停止し、又は、従
来装置により、所定数好ましくは1つの濾過ユニットを
除いて全ての濾過ユニット246を停止し、その所定数
のユニットは作動し続け、作業領域内のわずかな負圧を
維持し作業領域からアスベスト粒子が逃げるのを防止す
る。残っている単一の濾過ユニットは作業領域のプラス
チックシートにある空気もれや孔を介して空気を導入す
るのには十分であるが、負の空気圧扉を引き開くのには
十分ではない。
【0043】単一の領域内で少なくとも2つのセンサが
火災や煙を検知したことを示す、ケーブル236を横断
する信号の発生とは独立に、領域No.1又はNo.2
(202、204)のいずれか1つのセンサからの単一
信号を受け取ると、制御パネル232 からトランスミ
ッタ250へケーブル248を横断する信号を発生する
であろう。 トランスミッタ250によって伝達された信号はレシー
バ252又は254によって受け取られ、又は代わりに
、レシーバ252、254に配線される。レシーバ25
2は、作業領域の負の空気出口光源及び警報256に接
続されている。センサ206、208、210、212
のいずれかによって火災や煙が検知されると、光緊急装
置が作業領域内で作動し、作業員は作業領域から出てい
く道を容易に見つけることができる。光装置は、作業建
物への電力が喪失する可能性があるため、作業領域への
1つの供給電流ではなく、代わりの電源により電力供給
してもよい。同時に、警報は、独立領域202又は20
4のいずれかで煙や火災が検知されたことを示す信号を
発生する。
【0044】同時に、作業領域への頑丈な扉がモータに
よって変化させることのできる程度に開かれ作業領域の
負の空気圧の量を制御することができる実施例では、扉
駆動モータは装置258によって接続を外され、負圧扉
は駆動機構から解放され閉鎖位置に移動して、作業領域
に更に空気が流入するのを防止することができる。図3
乃至図8を参照して説明したように、これらの扉は両開
きになっており、作業員は扉を押し開いて作業領域から
逃げ出すことかできる。扉は自動的に閉鎖位置に戻って
作業領域から更に空気が逃げ出すのを防止するであろう
【0045】ケーブル248を横断する信号の発生と同
時に、信号がセンサ206、208によって発生したと
き、ケーブル260を横断するトランスミッタ262へ
の信号が発生し、レシーバ264への信号を発生させる
。レシーバ264が信号を受け取ると、第1の脱出ルー
トの出口光266が発光する。従って、領域204で検
知される火災や煙の発生によって、特定の脱出ルートが
発光し、そのルートは領域204から遠ざかる方向への
作業員の脱出ルートを提出する。それによって、作業員
は検知された火災や煙の実際の場所を知ることなく、最
良の脱出ルートを目指す。
【0046】同様に、センサ210又は212によって
火災や煙が検知されたとき、ケーブル268を横断する
トランスミッタ270への信号が発生し、次いで、レシ
ーバ272への信号が発生し、第2の脱出ルートに沿っ
て出口光274が作動する。第2の脱出ルートの発光は
領域204内の火災や煙から遠ざかる脱出経路を提供す
るであろう。
【0047】最初にセンサ206、208、210、2
12によって火災や煙を検知したことを示す全ての信号
が制御パネル232に記憶されているので、操作員は、
火災や煙の検知の結果として生ずる命令の実行前に、火
災や煙の検知によって起きた機能のいずれかを手動で取
り消してもよい。手動指示制御パネルは中央処理ユニッ
ト(CPU)で置換してもよく、そのCPUは、所定の
状況を検知したときにある命令の実行を自動的に指令す
るようにプログラムされている。しかしながら、この置
換により、誤警報の場合、CPUが所定の時間のテスト
プログラム用に予めプログラムされていない限り、手動
で介入することができなくなる。
【0048】本発明を説明してきたが、特許請求の範囲
で定められているように、本発明の精神から逸脱するこ
となく多くの変更が当業者に明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、粒子汚染制御区域のための従来技術の
出入口の使用を示した床平面図である。
【図2】図2は、粒子汚染制御区域のための従来技術の
出入口を使用している汚染除去チャンバの建設物を示す
別の床平面図である。
【図3】図3は、本発明の頑丈な旋回扉を有する汚染除
去チャンバの平面図である。
【図4】図4は、本発明の頑丈な旋回扉を有する別の汚
染除去チャンバの平面図である。
【図5】図5は、本発明による一組の両開き扉の立面図
である。
【図6】図6は、図5の6−6線に沿った断面図である
【図7】図7は、本発明の代わりの実施例による一組の
両開き扉の立面図である。
【図8】図8は、図7の8−8線に沿った断面図である
【図9】図9は、負の空気圧区域の扉のための制御装置
の略図である。
【符号の説明】
70  クリーンルーム 76  作業領域 90  負の空気圧扉 108  空気入口 110  可撓性フラップ 206  検出器 246  フィルタユニット 256  発光及び警報装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  負の空気圧下であってかつアスベスト
    含有材料が除去される密封作業領域への接近を制御しか
    つその作業領域に空気を流すことを可能にするための装
    置において、前記密封作業領域に接近するための接近手
    段と、前記密封作業領域を隔離していて少なくとも1つ
    の開口を形成している壁手段とを備え、前記接近手段は
    、前記密封作業領域に人間が出入りするため、前記少な
    くとも1つの開口に旋回自在に取り付けられた頑丈な扉
    を備えており、前記扉を移動して前記作業領域への空気
    の流路を形成し所定の負の空気圧を維持するための旋回
    手段と、煙又は火災を検知しかつ火災又は煙を検知した
    ときに信号を発生させるための少なくとも1つのセンサ
    手段と、煙又は火災の存在を示す、前記少なくとも1つ
    のセンサ手段の各々からの信号を受け取るための制御手
    段と、前記制御手段が前記少なくとも1つのセンサ手段
    から少なくとも1つの信号を受け取ったときに、前記旋
    回手段を無力化して前記扉により前記空気流路を密封す
    るための手段とを備えることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】  前記少なくとも1つのセンサ手段は、
    前記密封作業領域に配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】  前記少なくとも1つのセンサ手段は、
    前記密封作業領域の外側に配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】  前記扉は、密封静止位置から両方向に
    移動するように旋回自在であることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  5. 【請求項5】  更に、前記作業領域内の空気を濾過す
    るための濾過手段と、前記制御手段が互いに隔てて配置
    された少なくとも2つのセンサから2つの信号を受け取
    ったときに、前記濾過手段を無力化するための手段とを
    備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】  空気流れを制御するための制御装置に
    おいて、囲まれた作業領域と、前記作業領域に出入りす
    る旋回移動のため、前記作業領域に旋回自在に取り付け
    られた扉と、前記作業領域の空気を濾過しかつ前記作業
    領域に空気を導入することにより前記作業領域内で負の
    空気圧を発生させるための少なくとも1つの濾過ユニッ
    トと、前記作業領域に要求される所定の負の空気圧に従
    って、前記作業領域に前記扉を移動させるための移動手
    段と、煙又は火災を検知しかつ火災又は煙を検知したと
    きに信号を発生させるための少なくとも2つのセンサ手
    段を有する少なくとも1つの領域と、煙又は火災の存在
    を示す、前記少なくとも2つのセンサ手段の各々からの
    信号を受け取るための制御手段と、前記制御手段が前記
    少なくとも2つのセンサ手段から1つの信号を受け取っ
    たときに、前記旋回手段を無力化して前記扉を閉じるた
    めの手段と、前記制御手段が前記少なくとも2つのセン
    サ手段から2つの信号を受け取ったときに、前記少なく
    とも1つの濾過ユニットを無力化するための手段とを備
    えることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】  前記無力化手段は、少なくとも2つの
    濾過ユニットが存在するときに前記少なくとも1つの濾
    過ユニット以外は全て作業させないことを特徴とする請
    求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】  前記少なくとも1つの領域は、前記作
    業領域内に配置されていることを特徴とする請求項6に
    記載の装置。
  9. 【請求項9】  前記少なくとも1つの領域は、前記作
    業領域の外側に配置されていることを特徴とする請求項
    6に記載の装置。
  10. 【請求項10】  更に、前記少なくとも2つのセンサ
    手段の1つによって火災又は煙が検知されたときに脱出
    ルートを発光させるための発光手段を備え、前記脱出ル
    ートは、前記検知された火災又は煙から遠ざかって延び
    ていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  11. 【請求項11】  前記少なくとも1つの領域は、各々
    が前記少なくとも2つのセンサ手段を有する2つの領域
    を含んでおり、独立の発光手段が、前記少なくとも2つ
    のセンサの1つによって火災又は煙が検知されたときに
    火災又は煙が検知された領域から遠ざかる脱出ルートを
    発光させるべく、前記2つの領域の各々のために備えら
    れていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
JP3017623A 1990-05-07 1991-02-08 負の空気圧区域の扉のための制御装置 Pending JPH04261671A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US07/519,216 US4993313A (en) 1989-05-02 1990-05-07 Control system for doors of a negative air pressure enclosure
US519216 1995-08-25

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JPH04261671A true JPH04261671A (ja) 1992-09-17

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ID=24067375

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