JPH04261347A - 軸方向空隙形電動機 - Google Patents
軸方向空隙形電動機Info
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- JPH04261347A JPH04261347A JP3909691A JP3909691A JPH04261347A JP H04261347 A JPH04261347 A JP H04261347A JP 3909691 A JP3909691 A JP 3909691A JP 3909691 A JP3909691 A JP 3909691A JP H04261347 A JPH04261347 A JP H04261347A
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- Japan
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- stator coil
- drive magnet
- electric motor
- back electromotive
- stator
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- Withdrawn
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- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 abstract description 9
- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract description 2
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸方向空隙対向形電動
機に関するもので、特にトルクリップル補正に必要な正
弦波状の逆起電圧を得るための駆動コイルの構成に関す
る。
機に関するもので、特にトルクリップル補正に必要な正
弦波状の逆起電圧を得るための駆動コイルの構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】円板状の駆動マグネットを有するロータ
と、上記駆動マグネットと軸方向に適宜の空隙をおいて
対向する複数個のステータコイルとを備えた軸方向空隙
形電動機が各種用途に用いられている。図5(b)はこ
の軸方向空隙形電動機に用いられる駆動マグネット4を
示す。駆動マグネット4は周方向に一定間隔で異極着磁
されている。図5(a)は上記軸方向空隙形電動機に用
いられるステータコイル5を示す。ステータコイル5は
、上記マグネット4と平行な面内においてほぼ台形状に
巻線することによって構成されると共に、複数個のステ
ータコイル5が周方向に配置されている。軸中心に対す
るマグネット4の各磁極の開角度をθとすると、各ステ
ータコイル5の軸中心に対する開角度も上記各磁極の開
角度と同様にθになっている。ここで、各ステータコイ
ル5のトルクを発生する部分をa,bとしておく。
と、上記駆動マグネットと軸方向に適宜の空隙をおいて
対向する複数個のステータコイルとを備えた軸方向空隙
形電動機が各種用途に用いられている。図5(b)はこ
の軸方向空隙形電動機に用いられる駆動マグネット4を
示す。駆動マグネット4は周方向に一定間隔で異極着磁
されている。図5(a)は上記軸方向空隙形電動機に用
いられるステータコイル5を示す。ステータコイル5は
、上記マグネット4と平行な面内においてほぼ台形状に
巻線することによって構成されると共に、複数個のステ
ータコイル5が周方向に配置されている。軸中心に対す
るマグネット4の各磁極の開角度をθとすると、各ステ
ータコイル5の軸中心に対する開角度も上記各磁極の開
角度と同様にθになっている。ここで、各ステータコイ
ル5のトルクを発生する部分をa,bとしておく。
【0003】上述のような軸方向空隙形電動機を3相通
電により駆動すると共に、トルクリップルのない滑らか
な回転を得ようとする場合は、各ステータコイルへの通
電波形を正弦波状にすればよい。そこで、トルクリップ
ル補正回路付きの駆動ICを用いて正弦波状の通電波形
を得ているが、このトルクリップル補正回路付きの駆動
ICは、ステータコイルから得られる正弦波状の逆起電
圧を合成して通電波形を得るようになっているため、ス
テータコイルの逆起電圧波形は正弦波状にする必要があ
る。しかしながら、ステータコイルと駆動マグネットが
図5(a)(b)に示すような従来の一般的な構成にな
っていると、ステータコイルの逆起電圧に第3高調波と
第5高調波が載り、特に第5高調波の影響で正弦波状の
逆起電圧を得ることができない。3相両方向通電の場合
は第3高調波が消えて第5高調波だけが問題となるが、
正弦波状の逆起電圧を得ることができないことに変わり
はない。
電により駆動すると共に、トルクリップルのない滑らか
な回転を得ようとする場合は、各ステータコイルへの通
電波形を正弦波状にすればよい。そこで、トルクリップ
ル補正回路付きの駆動ICを用いて正弦波状の通電波形
を得ているが、このトルクリップル補正回路付きの駆動
ICは、ステータコイルから得られる正弦波状の逆起電
圧を合成して通電波形を得るようになっているため、ス
テータコイルの逆起電圧波形は正弦波状にする必要があ
る。しかしながら、ステータコイルと駆動マグネットが
図5(a)(b)に示すような従来の一般的な構成にな
っていると、ステータコイルの逆起電圧に第3高調波と
第5高調波が載り、特に第5高調波の影響で正弦波状の
逆起電圧を得ることができない。3相両方向通電の場合
は第3高調波が消えて第5高調波だけが問題となるが、
正弦波状の逆起電圧を得ることができないことに変わり
はない。
【0004】そこで従来は、駆動マグネットの着磁パタ
ーンやステータコイルを工夫して正弦波状の逆起電圧を
得ようとしている。図7は駆動マグネットの着磁パター
ンを工夫した例を示すもので、図7(a)の例は駆動マ
グネット11の外周縁部の相隣接する磁極相互の境界部
に無着磁部12を設けたもの、図7(b)の例は駆動マ
グネット13の半径方向中間部の磁極相互の境界部に無
着磁部14もしくは未飽和着磁部分を設けたものである
。これらは磁束分布を調整することによって逆起電圧波
形を調整しようとしている。図6はステータコイルを工
夫したものの例を示すもので、ステータコイル8をコイ
ル中心近くまで巻き込んでトルクを発生する部分a,b
の幅を広くしたものである。
ーンやステータコイルを工夫して正弦波状の逆起電圧を
得ようとしている。図7は駆動マグネットの着磁パター
ンを工夫した例を示すもので、図7(a)の例は駆動マ
グネット11の外周縁部の相隣接する磁極相互の境界部
に無着磁部12を設けたもの、図7(b)の例は駆動マ
グネット13の半径方向中間部の磁極相互の境界部に無
着磁部14もしくは未飽和着磁部分を設けたものである
。これらは磁束分布を調整することによって逆起電圧波
形を調整しようとしている。図6はステータコイルを工
夫したものの例を示すもので、ステータコイル8をコイ
ル中心近くまで巻き込んでトルクを発生する部分a,b
の幅を広くしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すような駆動
マグネットの着磁パターンを工夫した例によれば、磁極
相互間に部分的に無着磁部を設ける必要があることから
着磁工程が面倒であると共に、所定の着磁パターンを得
るのが困難であり、また、当然ながらフル着磁の場合よ
りも磁束が低下して効率が低下するという難点がある。 また、図6に示すようなステータコイルを工夫した例に
よれば、コイルを中心近くまで巻き込む必要があること
から、速度対トルク特性設計上の制約となって設計の自
由度がなくなり、また、コイルの内側のスペースが少な
くなって電子部品等の設置スペースがなくなるとか、コ
イルの重量が増加し、コストも高くなる、というような
難点があった。
マグネットの着磁パターンを工夫した例によれば、磁極
相互間に部分的に無着磁部を設ける必要があることから
着磁工程が面倒であると共に、所定の着磁パターンを得
るのが困難であり、また、当然ながらフル着磁の場合よ
りも磁束が低下して効率が低下するという難点がある。 また、図6に示すようなステータコイルを工夫した例に
よれば、コイルを中心近くまで巻き込む必要があること
から、速度対トルク特性設計上の制約となって設計の自
由度がなくなり、また、コイルの内側のスペースが少な
くなって電子部品等の設置スペースがなくなるとか、コ
イルの重量が増加し、コストも高くなる、というような
難点があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、ステータコイルの逆起電圧から第
5高調波成分を除いてその波形を正弦波状にするのに、
駆動マグネットの着磁パターンを特殊なパターンにする
必要がなくフル着磁が可能であり、ステータコイルは内
側まで厚く巻き込む必要性をなくした軸方向空隙形電動
機を提供することを目的とする。
めになされたもので、ステータコイルの逆起電圧から第
5高調波成分を除いてその波形を正弦波状にするのに、
駆動マグネットの着磁パターンを特殊なパターンにする
必要がなくフル着磁が可能であり、ステータコイルは内
側まで厚く巻き込む必要性をなくした軸方向空隙形電動
機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
軸方向空隙形電動機において、軸中心に対する各ステー
タコイルの開角度を電気角で(360°/5)×n(n
は自然数)としたことを特徴とする。請求項2記載の発
明は、3n個のステータコイルを備えた3相両方向通電
方式の軸方向空隙形電動機において、軸中心に対する上
記各コイルの開角度を電気角で(360°/5)×n(
nは自然数)として上記各コイルの逆起電圧から第5高
調波成分を除去したことを特徴とする。
軸方向空隙形電動機において、軸中心に対する各ステー
タコイルの開角度を電気角で(360°/5)×n(n
は自然数)としたことを特徴とする。請求項2記載の発
明は、3n個のステータコイルを備えた3相両方向通電
方式の軸方向空隙形電動機において、軸中心に対する上
記各コイルの開角度を電気角で(360°/5)×n(
nは自然数)として上記各コイルの逆起電圧から第5高
調波成分を除去したことを特徴とする。
【0008】
【作用】各ステータコイルの開角度を電気角で(360
°/5)×nとすることにより、各ステータコイルの2
ヵ所のトルク発生部分で発電される逆起電圧の第5高調
波成分が相互に逆位相となってキャンセルされる。特に
、3n個のステータコイルを備えた3相両方向通電方式
の場合は、逆起電圧の第5高調波成分のキャンセルに有
効である。
°/5)×nとすることにより、各ステータコイルの2
ヵ所のトルク発生部分で発電される逆起電圧の第5高調
波成分が相互に逆位相となってキャンセルされる。特に
、3n個のステータコイルを備えた3相両方向通電方式
の場合は、逆起電圧の第5高調波成分のキャンセルに有
効である。
【0009】
【実施例】以下、本発明にかかる軸方向空隙形電動機の
実施例について説明することにするが、その前に、ステ
ータコイルの開角度の定義について説明しておく。図1
において、ステータコイルの縦方向寸法、すなわち電動
機全体から見て半径方向の寸法をl、トルク発生部a,
bの幅寸法をそれぞれA,A′としたとき、トルク発生
部a,bの縦方向中心相互を結ぶ中心線l/2と、トル
ク発生部a,bの幅寸法A,A′の中心を通る縦方向中
心線A/2およびA′/2との交点B,B′を求め、電
動機の回転軸中心(複数のステータコイルの配置の中心
点)Oに対して上記点B,B′のなす中心角をコイル開
角度θと定義する。
実施例について説明することにするが、その前に、ステ
ータコイルの開角度の定義について説明しておく。図1
において、ステータコイルの縦方向寸法、すなわち電動
機全体から見て半径方向の寸法をl、トルク発生部a,
bの幅寸法をそれぞれA,A′としたとき、トルク発生
部a,bの縦方向中心相互を結ぶ中心線l/2と、トル
ク発生部a,bの幅寸法A,A′の中心を通る縦方向中
心線A/2およびA′/2との交点B,B′を求め、電
動機の回転軸中心(複数のステータコイルの配置の中心
点)Oに対して上記点B,B′のなす中心角をコイル開
角度θと定義する。
【0010】ステータコイルの開角度θを上記のように
定義した上で、図2に示すように、各ステータコイル2
の開角度を電気角で (360°/5)×n (nは自然
数) ・・・・・(1)に設定する。例えば、図
4(d)(e)はnを3にしてステータコイル6の開角
度を216°に設定したもの、図7(f)(g)はnを
2にしてステータコイル7の開角度を144°に設定し
たものの例をそれぞれ示す。上記ステータコイル6にせ
よ、ステータコイル7にせよ、これらは複数個円周上に
並べられて固定され、円板状の駆動マグネットを有する
ロータに軸方向に所定の空隙をおいて対向配置される。 ロータの回転位置に応じて複数個の上記ステータコイル
6又はステータコイル7への通電を切り換えることによ
り、ロータを回転駆動することができる。
定義した上で、図2に示すように、各ステータコイル2
の開角度を電気角で (360°/5)×n (nは自然
数) ・・・・・(1)に設定する。例えば、図
4(d)(e)はnを3にしてステータコイル6の開角
度を216°に設定したもの、図7(f)(g)はnを
2にしてステータコイル7の開角度を144°に設定し
たものの例をそれぞれ示す。上記ステータコイル6にせ
よ、ステータコイル7にせよ、これらは複数個円周上に
並べられて固定され、円板状の駆動マグネットを有する
ロータに軸方向に所定の空隙をおいて対向配置される。 ロータの回転位置に応じて複数個の上記ステータコイル
6又はステータコイル7への通電を切り換えることによ
り、ロータを回転駆動することができる。
【0011】次に、上記実施例におけるステータコイル
の逆起電圧発電動作について従来例と比較しながら説明
する。図4(c)は、図5について説明した従来例の要
部を改めて描いたものであり、図4(a)はこの従来例
のステータコイル上の磁束分布を、また、図4(b)は
この従来例のステータコイル5を図4(a)に示す磁束
分布との関係で等価的に示す。図4(a)の鎖線Dは、
駆動マグネット4から出た磁束のステータコイル5上で
の分布を示している。この磁束分布の変化の1周期を電
気角で360°と定義している。駆動マグネット4から
出た磁束は第5高調波成分をもっており、この第5高調
波成分を図4に実線Eで示す。
の逆起電圧発電動作について従来例と比較しながら説明
する。図4(c)は、図5について説明した従来例の要
部を改めて描いたものであり、図4(a)はこの従来例
のステータコイル上の磁束分布を、また、図4(b)は
この従来例のステータコイル5を図4(a)に示す磁束
分布との関係で等価的に示す。図4(a)の鎖線Dは、
駆動マグネット4から出た磁束のステータコイル5上で
の分布を示している。この磁束分布の変化の1周期を電
気角で360°と定義している。駆動マグネット4から
出た磁束は第5高調波成分をもっており、この第5高調
波成分を図4に実線Eで示す。
【0012】従来例では図5について説明したとおり、
駆動マグネット4の各磁極の中心角とステータコイル5
の開角度が等しいため、図4(b)に示すように、ステ
ータコイル5の開角度は180°になっている。従って
、ステータコイル5のトルク発生部a,bに発生する逆
起電圧の第5高調波成分は互いに同位相となり、ステー
タコイル5によって発生する逆起電圧に上記第5高調波
成分がそのまま載ることになる。その結果、逆起電圧が
正弦波状にならず、トルクリップル補正付きの駆動IC
を用いても所期のトルクリップル補正動作を行わせるこ
とができない。
駆動マグネット4の各磁極の中心角とステータコイル5
の開角度が等しいため、図4(b)に示すように、ステ
ータコイル5の開角度は180°になっている。従って
、ステータコイル5のトルク発生部a,bに発生する逆
起電圧の第5高調波成分は互いに同位相となり、ステー
タコイル5によって発生する逆起電圧に上記第5高調波
成分がそのまま載ることになる。その結果、逆起電圧が
正弦波状にならず、トルクリップル補正付きの駆動IC
を用いても所期のトルクリップル補正動作を行わせるこ
とができない。
【0013】これに対して図4(d)(e)に示す本発
明の実施例のように、ステータコイル6の開角度を21
6°に設定すると、トルク発生部a,bの位置が図4(
b)に示す従来例と比較して36°すなわち上記第5高
調波の半周期分だけ広がることになるから、上記トルク
発生部a,bで発生する逆起電圧の第5高調波成分は互
いに逆位相となってキャンセルされ、ステータコイル6
の逆起電圧は第5高調波成分を含まない正弦波形になる
。
明の実施例のように、ステータコイル6の開角度を21
6°に設定すると、トルク発生部a,bの位置が図4(
b)に示す従来例と比較して36°すなわち上記第5高
調波の半周期分だけ広がることになるから、上記トルク
発生部a,bで発生する逆起電圧の第5高調波成分は互
いに逆位相となってキャンセルされ、ステータコイル6
の逆起電圧は第5高調波成分を含まない正弦波形になる
。
【0014】また、図4(f)(g)に示す実施例のよ
うに、ステータコイル7の開角度を144°に設定した
場合は、トルク発生部a,bの位置が図4(b)に示す
従来例と比較して36°すなわち第5高調波の半周期分
だけ狭まることになるため、この場合もトルク発生部a
,bで発生する逆起電圧の第5高調波成分は互いに逆位
相となってキャンセルされ、ステータコイル6の逆起電
圧は第5高調波成分を含まない正弦波形になる。
うに、ステータコイル7の開角度を144°に設定した
場合は、トルク発生部a,bの位置が図4(b)に示す
従来例と比較して36°すなわち第5高調波の半周期分
だけ狭まることになるため、この場合もトルク発生部a
,bで発生する逆起電圧の第5高調波成分は互いに逆位
相となってキャンセルされ、ステータコイル6の逆起電
圧は第5高調波成分を含まない正弦波形になる。
【0015】このように、本発明の実施例によれば、ス
テータコイルの逆起電圧波形を、第5高調波成分を含ま
ない正弦波形にすることができるため、これをトルクリ
ップル補正付きの駆動ICに入力して正弦波状の通電波
形とすることにより、トルクリップルの少ない軸方向空
隙形電動機を実現することができる。特に、3n個のス
テータコイルを備えた3相両方向通電方式の場合は、ス
テータコイルの逆起電圧から第5高調波成分を除去する
のに有効である。
テータコイルの逆起電圧波形を、第5高調波成分を含ま
ない正弦波形にすることができるため、これをトルクリ
ップル補正付きの駆動ICに入力して正弦波状の通電波
形とすることにより、トルクリップルの少ない軸方向空
隙形電動機を実現することができる。特に、3n個のス
テータコイルを備えた3相両方向通電方式の場合は、ス
テータコイルの逆起電圧から第5高調波成分を除去する
のに有効である。
【0016】図3に示すように、ステータコイル3のト
ルク発生部a,bの方向は、必ずしも図1で説明した点
B,B′と電動機の軸中心Oとを結ぶ線と平行である必
要はなく、トルク発生部a,bの方向と、上記点B,B
′と電動機の軸中心Oを結ぶ線とが角度αだけずれてい
ても差し支えない。ただし、この場合も、電動機の軸中
心Oに対して上記点B,B′のなす中心角が前記の式(
1)に示す条件を満足するように設定する。また、図3
に示す例では、ステータコイルのトルク発生部a,bの
幅がある程度大きくなっているが、この場合も式(1)
に示す条件を満足する限り何等差し支えない。
ルク発生部a,bの方向は、必ずしも図1で説明した点
B,B′と電動機の軸中心Oとを結ぶ線と平行である必
要はなく、トルク発生部a,bの方向と、上記点B,B
′と電動機の軸中心Oを結ぶ線とが角度αだけずれてい
ても差し支えない。ただし、この場合も、電動機の軸中
心Oに対して上記点B,B′のなす中心角が前記の式(
1)に示す条件を満足するように設定する。また、図3
に示す例では、ステータコイルのトルク発生部a,bの
幅がある程度大きくなっているが、この場合も式(1)
に示す条件を満足する限り何等差し支えない。
【0017】なお、ステータコイルが発生する逆起電圧
には、駆動マグネットの着磁分布の基本周波数成分を含
んでいなければトルクが発生しない。従って、現実には
式(1)においてn=2(図4(f)(g)の場合)又
はn=3(図4(d)(e)の場合)において有効であ
る。
には、駆動マグネットの着磁分布の基本周波数成分を含
んでいなければトルクが発生しない。従って、現実には
式(1)においてn=2(図4(f)(g)の場合)又
はn=3(図4(d)(e)の場合)において有効であ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、軸方向空隙形電動機に
おいて、軸中心に対する各ステータコイルの開角度を電
気角で(360°/5)×n(nは自然数)とすること
によって、上記各コイルの逆起電圧から第5高調波成分
を除去することを実現したため、従来のように駆動マグ
ネットの一部を無着磁部にしたり、ステータコイルを中
心近くまで巻き込んだりする必要がなくなった。
おいて、軸中心に対する各ステータコイルの開角度を電
気角で(360°/5)×n(nは自然数)とすること
によって、上記各コイルの逆起電圧から第5高調波成分
を除去することを実現したため、従来のように駆動マグ
ネットの一部を無着磁部にしたり、ステータコイルを中
心近くまで巻き込んだりする必要がなくなった。
【図1】本発明に用いるステータコイルの開角度の定義
を説明するための正面図。
を説明するための正面図。
【図2】本発明に用いることができるステータコイルの
一例を示す正面図。
一例を示す正面図。
【図3】本発明に用いることができるステータコイルの
別の例を示す正面図。
別の例を示す正面図。
【図4】上記各ステータコイルの例による逆起電圧発電
動作を従来例と比較して示す動作説明図。
動作を従来例と比較して示す動作説明図。
【図5】従来の軸方向空隙形電動機に用いられているス
テータコイルと駆動マグネットの例を示す正面図。
テータコイルと駆動マグネットの例を示す正面図。
【図6】従来の軸方向空隙形電動機の別の例の要部を示
す正面図。
す正面図。
【図7】従来の軸方向空隙形電動機に用いられている駆
動マグネットの別の例を示す正面図。
動マグネットの別の例を示す正面図。
2,3,6,7 ステータコイル
4 駆動マグネット
Claims (2)
- 【請求項1】 円板状の駆動マグネットを有するロー
タと、上記駆動マグネットと軸方向に対向する複数個の
ステータコイルとを備えた軸方向空隙形電動機において
、軸中心に対する上記各コイルの開角度を電気角で(3
60°/5)×n(nは自然数)としたことを特徴とす
る軸方向空隙形電動機。 - 【請求項2】 円板状の駆動マグネットを有するロー
タと、上記駆動マグネットと軸方向に対向する3n個の
ステータコイルとを備えた3相両方向通電方式の軸方向
空隙形電動機において、軸中心に対する上記各コイルの
開角度を電気角で(360°/5)×n(nは自然数)
として上記各コイルの逆起電圧から第5高調波成分を除
去したことを特徴とする軸方向空隙形電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3909691A JPH04261347A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 軸方向空隙形電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3909691A JPH04261347A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 軸方向空隙形電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04261347A true JPH04261347A (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=12543551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3909691A Withdrawn JPH04261347A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 軸方向空隙形電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04261347A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009011092A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Shibaura Institute Of Technology | ブラシレスモータ |
CN110994849A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-04-10 | 湖北工业大学 | 一种基于轴向无铁心电机的新型定子绕组结构 |
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1991
- 1991-02-08 JP JP3909691A patent/JPH04261347A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009011092A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Shibaura Institute Of Technology | ブラシレスモータ |
CN110994849A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-04-10 | 湖北工业大学 | 一种基于轴向无铁心电机的新型定子绕组结构 |
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