JPH04260559A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ロール紙の紙幅に対応
して、ロール紙収納室を仕切るための仕切り部材を備え
る記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、フアクシミリ装置などの、ロー
ル状の記録紙に文字や画像を記録する記録装置において
は、通常、ユーザーがロール紙の紙幅（例えば、Ａ４、
Ｂ４サイズ等）を選択して使用できる様にされており、
ロール紙の収納室内に、着脱自在の仕切り板を備えてい
る。ユーザーが、この仕切り板を、ロール紙の収納室内
の、所望の用紙サイズに合致する位置に装着することに
より、ロール紙は、仕切り板に幅方向をガイドされて、
収納室内にがたつくことなく保持される。

【０００３】一方、このような用紙のサイズを選択でき
る記録装置では、使用する用紙サイズに応じて、その記
録動作を制御する必要がある。例えば、上記のフアクシ
ミリ装置などにおいては、送信側の装置に入力された原
稿のサイズと、受信側の装置のロール紙のサイズが異な
る場合には、送信された画像を縮小または、拡大して、
ロール紙に記録しなければならない。

【０００４】そのため、従来より上記の様な記録装置に
おいては、各仕切り位置に仕切り板が装着されているか
否かを検出するための検出手段を備えており、その検出
信号により、装着されているロールのサイズを判断する
様にされている。そして、従来この検出手段には、主に
、フオトインタラプタが用いられており、仕切り板の一
部がこのフオトインタラプタの光をさえぎったか否かに
より、仕切り板の有無を検出していた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては、フオトインタラプタを使用している
ため、フオトインタラプタ自体の値段が高いことと、こ
れに使用する検出回路が必要なことにより、検出手段が
コスト的に高くなるとともに、回路基板が大型になり、
ひいては、記録装置全体の大型化、高コスト化を招くと
いう問題点があった。

【０００６】これを解決する一つの手段としては、フオ
トインタラプタの代わりに、マイクロスイッチ等の安価
な機械式のスイッチを使用し、仕切り板を直接これらの
スイッチに当接させて、ＯＮ、ＯＦＦを行う方法がある
。しかしながら、従来の、機械式のスイッチを使用した
検出方法においては、仕切り板の装着方向の端部に、ア
クチエータが仕切り板の装着方向に移動可能となる様に
機械式スイッチを配置し、装着完了直前で、スイッチの
アクチエータに仕切り板の端部を当接させ、そこから装
着完了までのストロークで、スイッチのＯＮ、ＯＦＦを
行わせていた。そのため、仕切り板と装置本体のガタや
寸法誤差により、仕切り板の装着方向のストロークが変
化した場合には、一般的に動作ストロークの小さい機械
式スイッチでは、そのストロークの変化に対応しきれず
、スイッチのＯＮ、ＯＦＦが不完全になったり、スイッ
チ自体を破損してしまったりすることが起きるという問
題点があった。

【０００７】従って、本発明は、上述の課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、安価なス
イッチを使用しながら、仕切り板の有無の検出を確実に
行うことの出来る記録装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の記録装置は、ロール紙の
紙幅に対応して、収納の幅を複数段階に切り換える着脱
可能な仕切り部材と、該仕切り部材の有無状態を検出す
る検出手段とを具備する記録装置であって、前記検出手
段は、前記仕切り部材に当接するアクチエータを備え、
前記仕切り部材の装着動作に伴って、前記アクチエータ
が前記仕切り部材の装着方向に直交する向きに移動され
て、前記有無状態を検出することを特徴としている。

【０００９】

【作用】以上の様に、この発明に係わる記録装置は構成
されているので、仕切り部材がアクチエータに当接し、
装着方向に比較して、装置本体と仕切り部材の寸法交差
によるガタの出にくい、装着方向と直交する方向に、ア
クチエータを動作させ、検出手段の検出動作を確実にす
る用に働く。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。図１、図２は、一実
施例の記録装置におけるロール紙の収納部の一部を示し
た斜視図である。

【００１１】図１において、記録装置本体２は、樹脂等
をモールド成形して加工されてなり、その中央部には、
上方に開口したロール紙収納部２ａが形成されている。 このロール紙収納部２ａには、文字や画像を記録するた
めのロール紙が、図中左右方向を長手方向として、収容
される。ロール紙は、ユーザーの使用目的により、その
サイズを変更可能にされており、使用するロール紙のサ
イズに応じて、ロール紙が記録装置本体に対して、幅方
向にガタつかない様にするために、図２に示したような
仕切り板８が設けられている。この仕切り板８は、記録
装置本体２と同様に樹脂等を成形加工したものであり、
記録装置本体２に対して着脱可能にされている。また、
記録装置本体２にはこの仕切り板８を挿入して記録装置
本体２の幅方向にガイドするための、後述する２本のガ
イド溝２ｃが設けられている。そして、ユーザーは、そ
の２本の溝２ｃのうちの紙幅に対応した溝に、仕切り板
８を挿入することにより、ロール紙を記録装置本体２に
対して、ガタなく保持することが出来る。

【００１２】記録装置本体２には、このロール紙を不図
示の記録ヘッドに対して搬送するための搬送機構が装着
されるが、図１は、この搬送機構を取りはずした状態を
示した分解斜視図である。そして、この搬送機構を駆動
するためのモータユニット４が記録装置本体２に対して
、ビス１０により固定される。そしてこのモータユニッ
ト４の端部には、ロール紙の紙幅に対応してロール紙収
納部２ａの幅を切り換える仕切り板８の有無を検出する
ためのマイクロスイッチ６がビス１２により固定されて
いる。そして、このマイクロスイッチ６は、モータユニ
ット４を本体２に取りつけると同時に、本体２に設けら
れた穴部２ｂから、そのアクチエータ６ａがロール紙収
納部２ａ内に挿入され、ロール紙収納部２ａに装着され
る仕切り板８と当接する様にされている。

【００１３】一方、仕切り板８は、図２に示す様に、Ａ
で示した位置とＢで示した位置とに選択的に装着可能に
されており、２種類の原稿サイズ、例えばＡ４サイズと
Ｂ４サイズに対応可能にされている。前述したガイド溝
２ｃは、このＡ、Ｂで示したそれぞれの位置に対応して
設けられている。そして、ロール紙収納部２ａの略最大
幅に対応するＢ４サイズのロール紙を使用する場合には
、仕切り板８をＢの位置に装着する。そして、この装着
動作に伴って、仕切り板８のリブ部８ａが、マイクロス
イッチ６のアクチエータ６ａをロール紙の中心軸方向、
且つ仕切り板８の装着方向と直交する方向に押しのける
ことにより、マイクロスイッチ６がＯＮとなり、Ｂ４サ
イズのロール紙が装着されたことが検出されるものであ
る。

【００１４】図３は、図２において、仕切り板８を記録
装置本体２に装着したときの断面Ｃ−Ｃを示したもので
ある。記録装置本体２には、前述した様に仕切り板８の
凸部８ｂが挿入されるガイド溝２ｃおよび、凸部８ｃが
挿入されるガイド溝２ｄが形成されている。そして、ガ
イド溝２ｃおよび２ｄの幅は、仕切り板の凸部８ｂ、８
ｃの厚みと一致する寸法に形成されているので、仕切り
板８は、凸部８ｂ、８ｃが夫々のガイド溝２ｃ、２ｄに
挿入された状態では、紙面に垂直方向、つまり、ロール
紙の幅方向にガタ無くガイドされ、動かない様にされる
。ここで、ガイド溝２ｃ、２ｄの幅寸法は、これらの溝
部を成形する金型の厚み寸法公差のみにより決まるため
、公差の積み重ねが無く、寸法誤差が出にくい。仕切り
板８の厚み方向の寸法についても金型の削り込みの寸法
のみにより決まるので、同様に寸法誤差が出にくい。 そのため、仕切り板８は、記録装置本体２に装着された
状態では、幅方向にほとんどガタ無く保持されることに
なる。

【００１５】また、記録装置本体２には、仕切り板８の
舌部８ｄと凸部８ｅが挿入されるための穴部２ｅが形成
されており、この穴部２ｅは、ガイド溝２ｃ、２ｄと同
様に、凸部８ｅを幅方向に動かない様にガイドする。ま
た、詳細は後述するが、舌部８ｄには、係止部８ｆが形
成されており、この係止部８ｆで、穴部８ｅの脇の記録
装置本体２の底板部を係止することにより、仕切り板８
が記録装置本体２に対して上下方向に固定される。

【００１６】また、仕切り板８の上部には、リブ部８ａ
が形成されているが、このリブ部８ａは仕切り板８の上
縁部まで連続して形成されており、仕切り板８の着脱時
にユーザーが仕切り板８を掴み易い様にされている。ま
た、リブ部８ａの二点鎖線で示した位置には、前述した
マイクロスイッチ６のアクチエータ６ａが当接する様に
されている。

【００１７】次に、図４は、図２における断面Ｄ−Ｄを
示したものである。図中、二点鎖線図示した位置（図２
にＡで示した位置）がＡ４サイズのロール紙に対応する
仕切り板８の位置であり、実線で示した位置（図２にＢ
で示した位置）がＢ４サイズのロール紙に対応する位置
である。ユーザーは、Ｂ４サイズのロール紙を使用する
ときには、仕切り板８を二点鎖線鎖線図示の位置から取
りはずし、矢印で示した様に、記録装置本体２の上方か
ら、ロール紙収納部２ａ内のＢ４サイズに対応した位置
に挿入する。

【００１８】この挿入の途中において、仕切り板８のリ
ブ部８Ａが、マイクロスイッチ６のアクチエータ６ａを
図中破線図示の位置から実線図示の位置まで押しのける
。マイクロスイッチ６のアクチエータ６ａは、破線図示
した位置が自然状態であり、ここから実線図示の位置に
押しのけられると、マイクロスイッチ６は、ＯＦＦから
ＯＮの状態に切り換わる。このマイクロスイッチ６の切
り換わり信号により、記録装置本体は、Ｂ４サイズのロ
ール紙が装着されたと判断して、それに対応した記録動
作を行う。また、マイクロスイッチ６がＯＦＦの状態の
ときには、Ａ４サイズのロール紙が装着されたと判断し
、同様に、それに対応した記録動作を行うものである。

【００１９】また、仕切り板８が装着されるときには、
前述した様に、仕切り板８の凸部８ｂ、８ｃ、８ｄがガ
イド溝２ｃ、２ｄおよび、穴部２ｅによりロール紙の幅
方向つまり、図中左右方向にガタ無くガイドされるので
、マイクロスイッチ６のアクチエータ６ａが、仕切り板
８の装着方向に直交する方向に押しのけられる移動量が
ばらつかづ常に一定している。従って、マイクロスイッ
チ６のＯＮ、ＯＦＦが確実に行われるので、装置の誤動
作が起きない。

【００２０】また、仕切り板８の装着が完了した時点で
は、図示した様に、仕切り板８の舌部８ｄの先端部に設
けられた、係止部８ｆが記録装置本体２の底板部と係合
して、仕切り板８が記録装置本体２の上下方向に固定さ
れている。そして、仕切り板８を記録装置本体２から取
り外すときには、仕切り板８を上方に引き抜く様に力を
加えれば、係止部８ｆの上側の斜面が押されることによ
り、舌部８ｄが図中右方向に弾性変形して係止部８ｆの
係止が解除され、仕切り板８を容易に記録装置本体２か
ら取りはずすことができる。

【００２１】

【発明の効果】以上説明した様に、本発明の記録装置に
おいては、仕切り部材がアクチエータに当接し、装着方
向に比較して、装置本体と仕切り部材の寸法交差による
ガタの出にくい、装着方向と直交する方向に、アクチエ
ータを動作させるので、検出手段の検出動作を確実にす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例の記録装置におけるロール紙の収納部
のモータユニット取り付け前の状態を示した図である。

【図２】一実施例の記録装置におけるロール紙の収納部
の一部を示した斜視図である。

【図３】図２において仕切り板を記録装置本体に装着し
たときの断面Ｃ−Ｃを示した図である。

【図４】図２における断面Ｄ−Ｄを示した図である。

【符号の説明】

２　　　　　　記録装置本体 ４　　　　　　モータユニット ６　　　　　　マイクロスイッチ ８　　　　　　仕切り板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ロール紙の紙幅に対応して、収納の幅
   を複数段階に切り換える着脱可能な仕切り部材と、該仕
   切り部材の有無状態を検出する検出手段とを具備する記
   録装置であって、前記検出手段は、前記仕切り部材に当
   接するアクチエータを備え、前記仕切り部材の装着動作
   に伴って、前記アクチエータが前記仕切り部材の装着方
   向に直交する向きに移動されて、前記有無状態を検出す
   ることを特徴とする記録装置。