JPH04260527A - 割り箸の供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は割り箸を一膳単位で供給
する供給装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】以下の説明で、一膳箸又は一膳とは、２
本に分離していない割り箸であり、１本箸とは２本に分
離した割り箸の片方の箸のことである。

【０００３】図７、図８は割り箸を箸袋に挿入する箸挿
入装置Ｂに一膳づつ供給する供給装置Ａを示してる。

【０００４】供給装置Ａは、箸ホッパー（１）の下端に
シュート（１５）を連設し、該シュートの下方に凹溝状
の受け金具（１５Ｈ）を配備して、シュート（１５）か
ら受け金具（１５Ｈ）中へ箸（９）を没入させる。

【０００５】受け金具（１５Ｈ）の両側へチェンスプロ
ケット（１７）（１７）を配置し、周回チェン（１６）
を掛ける。周回チェン（１６）には等間隔に外向きに押
し爪（１８）を突設して、受け金具（１５Ｈ）の底に開
設したスリット（１９）から押し爪（１８）を受け金具
（１５Ｈ）中へ進入させている。

【０００６】受け金具（１５Ｈ）中に落下した箸の後端
をチェン上の押し爪（１８）が引っ掻けて一膳づつ蹴り
出す。上記箸の蹴り出し移行路の延長上に接近して箸案
内部材（７５）及び箸袋ストッカー（３６）が配備され
ている。該ストッカー（３６）は、多数枚の箸袋（９１
）を積み重ねたものを横倒し状態で収容し、横倒した箸
袋全体を箸の移行路へ押圧付勢する。

【０００７】ストッカー（３６）の前端に接近してスト
ッカー内の最前端の箸袋（９１）の挿入開口（９２）に
エアーを噴射するノズル（８９）が配備されている。ノ
ズル（８９）から箸袋（９１）の開口（９２）にエアー
が噴射され該開口（９２）が膨らんで箸の移行路上で待
機し、この状態で前述の如く、供給装置Ａから蹴り出さ
れた箸が案内部材（７５）を素通りして箸袋の開口（９
２）に侵入する。箸先が箸袋（９１）の底を押して該箸
袋（９１）をストッカー（３６）から外し、下方に待機
するコンベア（３８）上に落下させるのである。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】割り箸は、幅広基端Ｗ
１が押し爪（１８）に掛る様に方向を揃えてストッカー
（３６）に投入されるが、方向が逆になったもの或は割
れて１本箸が混じることは避けられない。上記の様に箸
の方向が逆になって、先細先端に押し爪（１８）が引っ
掛かった際、或は、１本箸に押し爪（１８）が引っ掛か
った際は、押し爪（１８）の突出長さの関係で次の箸も
一緒に引っ掛けて突き出すため、次工程或は次工程に移
る途上でトラブルが生じる。

【０００９】押し爪（１８）の突出長さを短くすれば上
記問題は生じないが、押し爪（１８）の箸に対する掛り
が甘く、ミスキックが頻発する。本発明は、上記実情に
鑑み、ストッパーに投入する割り箸に方向の逆のもの、
或は１本箸が混じっていれば、それらを突き出す際に、
自動的に突出し装置（４）が停止して、トラブルを回避
できる箸の供給装置を明らかにするものである。

【００１０】

【課題を解決する手段】本発明の箸供給装置は、割り箸
（９）を横並びに整列して移行案内するシュート（１５
）と、シュート（１５）の下流端に対応して設けられ割
り箸（９）を載せる載せ台（２）と、載せ台（２）の上
流側に配備され載せ台（２）上の割り箸を下流側に突き
出す突出し装置（４）と、箸の突出し移行路に接近して
配備され、割り箸の正規の突出し移行路から食み出て割
り箸が突き出された際に、食み出た割り箸を検出して突
出し装置（４）の運転を停止するスイッチ装置（７）と
で構成され、前記突出し装置（４）の箸に当る当り片（
４２）は往復装置（４１）に連繋され、該当り片（４２
）の幅Ｗ１は割り箸の幅広基端Ｗ２よりも狭く、幅狭先
端Ｗ３よりも広く形成されている。

【００１１】

【作用及び効果】シュート（１５）を滑り降りた一膳箸
は、シュートの下端から、載せ台（２）に載り移る。突
出し装置（４）が作動し、当り片（４２）が前進して載
せ台（２）上の割り箸の幅広基端Ｗ２を押して突き出す
（図５）。突き出された一膳箸は、下流側に待機する次
工程の装置に供給される。当り片（４２）が後退して元
位置に復帰すると、次の箸が載せ台（２）上に載り、上
記動作が繰り返されて　割り箸を一膳づつ供給できる。 １本箸（９１）が載せ台（２）上に載ったとき、該１本
箸は一膳箸の幅の半分しかなく、従って次の箸も載せ台
（２）に載る。

【００１２】当り片（４２）の幅は、１本箸（９１）の
幅よりも大きいため、当り片（４２）は１本箸と次の一
膳箸に同時に当って突き出す（図６）。この場合、箸は
、一膳箸の正規の突出し移行路から食み出て移行する。 これをスイッチ装置（７）が検出して、突出し装置（４
）は停止する。載せ台（２）上から１本箸（９１）を取
り除き、突出し装置（４）の運転を再開する。一膳箸が
下流側に突き出されて、次工程に送られる。

【００１３】方向が逆の一膳箸が載せ台（２）に載った
際も、一膳箸の先細先端Ｗ３よりも当り片（４２）の方
が幅広であるから、次の箸も同時に引っ掻けて突き出す
。これによって前記同様にして一膳箸の正規の移行路か
ら食み出て箸が移行する。前記同様にしてスイッチ装置
（７）がこれを検出し、突出し装置（４）を停止する。 上記の如く、１本箸或は方向が逆の一膳箸が混じっても
、突き出し途上で突出し装置（４）が停止するため、ト
ラブルを回避できる。

【００１４】

【実施例】実施例は本発明を説明するためのものであっ
て、特許請求の範囲を限定して解釈してはならない。本
発明に係る箸供給装置Ａは、フレーム（図示せず）上に
箸を横にして収容する箸ホッパー（１）が配備され、該
ホッパーの下端にシュート（１５）を連接している。シ
ュート（１５）の下端略中央部に連続して箸載せ台（２
）が配備される。箸載せ台（２）は箸の全長の約１／２
の長さであり、上面は水平な載せ面となっている。又、
載せ台（２）のシュート（１５）とは反対側の側縁に箸
の落下を防止するストッパー（２１）が設けられている
。

【００１５】シュート（１５）の略中央部上方に、シュ
ート上の箸の流れを円滑に行なうための回転部材（５）
が配備されている。回転部材（５）は、シュート上の箸
の流れに直交する面内で回転可能に回転体（５１）を配
備し、該回転体の外周に弾性部材で形成した紐状体（５
２）を突設している。回転体（５１）の回転によって、
紐状体（５２）がシュート（１５）上の箸を滑り落ちる
方向に叩いて、箸の滑り落ちを円滑にする。箸載せ台（
２）の一端側、実施例では図１において左側に突出し装
置（４）が配備される。

【００１６】突出し装置（４）は、載せ台（２）上に滑
り落ちた箸の延長上に突出しアーム（４３）がスライド
可能に配備され、該突出しアーム（４３）の基端にクラ
ンク式の往復装置（４１）が連繋される。アーム（４３
）の先端に箸の端部を押して箸を軸方向に突き出す当り
片（４２）が突設される。当り片（４２）の当り幅Ｗ１
は、載せ台（２）上の箸の幅広基端Ｗ２の幅よりも小さ
く、幅狭先端Ｗ３の幅よりも大きい。載せ台（２）の他
端側に送りローラ装置（６２）が配備される。

【００１７】ローラ装置（６２）は前記突出し装置（４
）によって突き出された箸を上下のローラ（６３）（６
４）に挟んで下流側に引出すものであり、引出し速度は
前記突出し装置（４）の突き出し速度よりも速く、突出
し装置（４）とローラ装置（６２）との間で、箸が突っ
張らずに円滑に受渡しできる。載せ台（２）に平行して
杆体（７１）が軸方向にスライド可能に配備され、載せ
台（２）と前記ローラ装置（６２）との間にて、一膳箸
の正規の突出し移行路に接近して杆体（７１）の先端に
当り部材（７２）が配備される。

【００１８】杆体（７１）の基端にはバネ（７３）を介
して押し片（７４）が突設され、該押し片（７４）に対
向してリミットスイッチ（７５）が配備され、当り部材
（７２）、リミットスイッチ（７５）、杆体（７１）及
び押し片（７４）によって箸の異常突き出しを検出する
スイッチ装置（７）を構成している。前記杆体（７１）
には、該杆体（７１）を定位置に付勢するバネ（図示せ
ず）が連繋されている。リミットスイッチ（７５）は、
突出し装置（４）の駆動用モータ（４４）に電気的に連
繋されている。又、モータ（４４）にはリセットボタン
（図示せず）が連繋されている。

【００１９】然して、シュート（１５）を滑り降りた一
膳箸は、シュートの下端から、載せ台（２）に載り移る
。突出し装置（４）が作動して、当り片（４２）が前進
して載せ台（２）上の割り箸の幅広基端Ｗ２を押して突
き出す（図５）。突き出された一膳箸は、下流側に待機
する次工程の装置に供給される。当り片（４２）が後退
して、スタート位置に戻ると、次の箸が載せ台（２）上
に載り、上記動作が繰り返されて　割り箸を一膳づつ供
給できる。１本箸（９１）が載せ台（２）上に載ったと
き、該１本箸は一膳箸の幅の半分しかなく、従って次の
箸も載せ台（２）に載る。

【００２０】当り片（４２）の幅は、１本箸の幅よりも
大きいため、当り片（４２）は１本箸と次の一膳箸に同
時に当って突き出す（図６）。この場合、箸は、一膳箸
の正規の突出し移行路から食み出て移行し、スイッチ装
置（７）の当り部材（７２）を押す。当り部材（７２）
に連接された杆体（７１）がスライドし、杆体上の押し
片（７４）がリミットスイッチ（７５）を押し、突出し
装置（４）を停止させる。

【００２１】載せ台（２）上から１本箸（９１）を取り
除き、杆体（７１）をバネ力によって元位置に自動復帰
させ、突出し装置（４）の運転を再開する。一膳箸が下
流側に突き出されて、次工程に送られる。方向が逆の一
膳箸が載せ台（２）に載った際も、一膳箸の先細先端Ｗ
３よりも当り片（４２）の方が幅広であるから、次の箸
も同時に引っ掻けて突き出す。これによって前記同様に
して一膳箸の正規の移行路から食み出て箸が移行する。 前記同様にしてスイッチ装置（７）がこれを検出し、突
出し装置（４）を停止する。

【００２２】上記の如く、１本箸或は方向が逆の一膳箸
が混じっても、突き出し途上で突出し装置（４）が停止
するため、トラブルを回避できる。本発明の実施に際し
て、スイッチ装置（７）は、箸の食み出し移行路にリミ
ットスイッチ（７５）を配備して、食み出した箸で直接
にリミットスイッチを動作させ、或は箸の食み出し移行
路に対向して、光電管等の無接触スイッチを配備して正
規の突出し移行路から食み出た箸を検出することができ
るのは勿論であり、特許請求の範囲に記載の範囲で種々
の変形が可能である。

【００２３】

【図面の簡単な説明】

【図１】供給装置の正面図である。

【図２】供給装置の斜面図である。

【図３】ホッパー及びシュートの断面図である。

【図４】突出し装置の作動直前の状態の平面図である。

【図５】突出し装置の箸突出し状態の平面図である。

【図６】１本箸と一膳箸を同時に突出した状態の平面図
である。

【図７】従来の箸供給装置の断面図である。

【図８】従来の箸供給装置の正面図である。（１５）　
　シュート （２）　　載せ台 （４）　　突出し装置 （４２）　　当り片 （７）　　スイッチ装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　割り箸（９）を横並びに整列して移行
   案内するシュート（１５）と、シュート（１５）の下流
   端に対応して設けられ割り箸（９）を載せる載せ台（２
   ）と、載せ台（２）の上流側に配備され載せ台（２）上
   の割り箸を下流側に突き出す突出し装置（４）と、箸の
   突出し移行路に接近して配備され、割り箸の正規の突出
   し移行路から食み出て割り箸が突き出された際に、食み
   出た割り箸を検出して突出し装置（４）の運転を停止す
   るスイッチ装置（７）とで構成され、前記突出し装置（
   ４）の箸に当る当り片（４２）は往復装置（４１）に連
   繋され、該当り片（４２）の幅Ｗ１は割り箸の幅広基端
   Ｗ２よりも狭く、幅狭先端Ｗ３よりも広く形成されてい
   る割り箸の供給装置。