JPH04259440A - 医療用装置のスイッチ信号処理装置 - Google Patents

医療用装置のスイッチ信号処理装置

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JPH04259440A
JPH04259440A JP3020170A JP2017091A JPH04259440A JP H04259440 A JPH04259440 A JP H04259440A JP 3020170 A JP3020170 A JP 3020170A JP 2017091 A JP2017091 A JP 2017091A JP H04259440 A JPH04259440 A JP H04259440A
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JP
Japan
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pulse
switch
switch means
signal
constant
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JP3020170A
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English (en)
Inventor
Akira Taniguchi
明 谷口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチ手段から出力
される定パルスを識別して誤動作を防止する医療用装置
のスイッチ信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の医療用装置においては、種々の電
子制御化が進んでおり、例えば、内視鏡装置では、内視
鏡の操作部に設けたスイッチから出力される信号を制御
装置で識別し、このスイッチ操作に応じて、送気、送水
、吸引の各管路を開閉制御するようにしたものがある。
【0003】ところで、上記医療用装置の回路に誤動作
が生じると生体に危害を及ぼすおそれがあるため、制御
回路には従来から種々の安全対策が講じられている。
【0004】1)例えば、特開昭55−21655号公
報には、ターミナル間の通信制御において親局(制御装
置)から子局(内視鏡側)へ周期的にON信号を送出し
、一定時間以上信号断が発生すると信号伝送路の障害と
判断して子局(内視鏡側)の制御を停止する技術が開示
されている。
【0005】2)また、特開昭55−77258号公報
には、データ伝送において端末(内視鏡側)の入力信号
、出力信号が所定時間変化しない場合、伝送路の異常と
判断する技術が開示されている。
【0006】3)さらに、実開昭53−119889号
公報には、複数のセンス入力に対応する複数の判断機構
を設け、この複数の判断機構の出力に対応して複数レベ
ルの警報を行うようにしたもの。
【0007】4)また、特開昭55−27704号公報
には、双方向伝送における送受信装置の故障検出方法に
ついての技術が開示されており、受信側から出力する同
期信号を送信側で監視し、この同期信号が連続した場合
、受信側異常と判断するようにしている。
【0008】5)さらに、一般的な医療用装置において
もスイッチの誤操作を防止するため、このスイッチを2
度押しするようにしたものが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、医療用装置
ではスイッチ類を配設するユニットと制御装置とを分離
して操作性の向上を図っている。例えば、内視鏡装置で
はスイッチ類を内視鏡の手元側に設けた操作部に配設し
、操作の迅速化を得るようにしている。
【0010】このように、スイッチ類を配設するユニッ
トと制御装置とを分離すると、この両者を接続するため
の信号ケーブルを必要とするが、この信号ケーブルが比
較的長いと搬送中における振動、機械的可動の影響で破
断したり被覆がやぶれて誤接触するおそれが生じる。
【0011】しかし、上記従来例に見られるような通信
制御におけるデータ伝送のプロトコルエラー処理のみで
はスイッチに接続する信号ケーブルの接触による誤動作
を識別することは困難である。
【0012】また、スイッチを2度押しすることは操作
が煩雑で応答性に問題がある。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、応答性、使い勝手がよく、スイッチ手段に接続する信
号ケーブルの誤接触を確実に検出することのできる医療
用装置のスイッチ信号処理装置を提供することを目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による医療用装置
のスイッチ信号処理装置は、定パルスを発生する定パル
ス発生手段と、上記定パルスを接続自在なスイッチ手段
と、このスイッチ手段を介して入力される定パルスを識
別するパルス識別手段と、このパルス識別手段の識別結
果に応じて医療用装置の動作を制御する制御手段とを備
えるものである。
【0015】
【作用】上記構成において、スイッチ手段をONすると
、このスイッチ手段を介して定パルス発生手段の定パル
スがパルス識別手段に入力され、このパルス識別手段で
上記定パルスが上記スイッチ手段を経て出力されたもの
かどうかを識別する。
【0016】そして、このパルス識別手段で上記定パル
スが上記パルス手段を経て出力されたものであると識別
した場合、このスイッチ手段に対応する医療用装置の動
作を制御する。
【0017】一方、上記スイッチ手段と上記パルス識別
手段との間を接続する信号線が誤接触していると、上記
パルス識別手段には上記スイッチ手段を経て入力される
定パルス以外のパルスが入力されるため、このパルス識
別手段で上記スイッチ手段がONされていないと判断し
、このスイッチ手段に対応する上記医療用装置の制御動
作を実行しない。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0019】図1〜図4は本発明の第一実施例を示し、
図1はスイッチ信号処理装置の概念図、図2は2つのス
イッチ手段を備えたスイッチ信号処理装置の回路ブロッ
ク図、図3はデューティ比を識別する充放電回路図、図
4は図3の充放電回路図のスイッチ動作に対応する接続
点Bの電圧変化を示すタイムチャートである。
【0020】(構成)図1に示すように、本発明による
基本的なスイッチ信号処理装置は、定パルス発生手段1
、スイッチ手段2、パルス識別手段3、制御手段4で構
成されており、定パルス発生手段1では予め規定した周
期のパルス列が出力され、スイッチ手段2では操作者が
スイッチ操作すると上記定パルス発生手段1から出力す
る定パルスをパルス識別手段3へ出力する。
【0021】このパルス識別手段3では入力された信号
が上記スイッチ手段2を経て出力されたパルス列である
かどうかを判別する。
【0022】制御手段4では、上記識別手段3で上記パ
ルス列が上記スイッチ手段2を経て出力されたものと判
別した場合、上記スイッチ手段2に対応する動作を実行
する。また、上記パルス列が上記スイッチ手段2を経な
いで出力された信号、すなわち、上記定パルス発生手段
1から出力された定パルスではないと判断して異常表示
、あるいは、警告などにより操作者に異常を知らせる。
【0023】図2に基本的な概念を応用した例として2
つのスイッチ手段2a,2bを備えた回路ブロック図を
示す。
【0024】スイッチ手段2a,2bは異なる動作を実
行するために設けられたもので、医療用装置のパネル面
、あるいは、医療用装置を構成する内視鏡の手元側に設
けた操作部などに配設されている。また、パルス識別手
段3a,3b、および、制御手段4が別の制御ユニット
に設けられており、上記スイッチ手段2a,2bと上記
パルス識別手段3a,3bとが信号ケーブル5a,5b
を介して接続されている。
【0025】上記スイッチ手段2a,2bにそれぞれ接
続するマルチバイブレータ1a,1bは例えば、タイマ
ICで、それぞれ異なる周期の周波数f1 ,f2 を
有し、周波数設定に際しては、デューティ比を同じにし
て周期を違えても、周期を変えてデューティ比を等しく
しても、または、デューティ比と周期の両方を違えても
よい。なお、図の実施例においては、f1 >f2>0
に設定されている。
【0026】パルス識別手段3a,3bはF/V(周波
数/電圧)コンバータ5a,5bとウインドコンパレー
タ6a,6bとで構成されており、F/Vコンバータ5
a,5bでは、入力されたパルス列に相当する電圧をウ
インドコンパレータ6a,6bに出力する。
【0027】ウィンドコンパレータ6a,6bでは、上
記F/Vコンバータ5a,5bから出力する電圧が、予
め上記マルチバイブレータ1a,1bの周波数f1 ,
f2 に対応して規定した正常範囲(上限基準電圧レベ
ルと下限基準電圧レベルとの間)に収まっているかどう
か識別し、その結果を制御手段4へ出力する。
【0028】この制御手段4は、バスラインを介して互
いに接続するI/Oポート4a,CPU4b,RAM4
c,ROM4dで構成されており、上記パルス識別手段
3a,3bの識別結果がI/Oポート4aを経て、上記
ROM4cに記憶するプログラムに従い、上記RAM4
dに格納したデータに基づいて実行するCPU4bに入
力され、所定の動作を実行する。
【0029】(作  用)次に、上記構成による実施例
の作用について説明する。
【0030】まず、スイッチ手段2a,2b、及び、信
号ケーブル5a,5bに異常がない場合、上記スイッチ
手段2a,2bが共に操作されていなければ、マルチバ
イブレータ1a,1bから出力される周波数f1 ,f
2 の定パルスがF/Vコンバータ6a,6bに入力さ
れることはなく、このF/Vコンバータ6a,6bには
電圧が発生していない。
【0031】そして、上記スイッチ手段2a(2b)を
ONすると、上記マルチバイブレータ1a(1b)から
出力する周波数f1 (f2 )の定パルスが上記F/
Vコンバータ6a(6b)に入力され、このF/Vコン
バータ6a(6b)から上記定パルスに相当する電圧が
出力され、ウィンドコンパレータ7a(7b)で、上記
電圧が予め規定した正常範囲(上限基準電圧レベルと下
限基準電圧レベルとの間)に収まっているかどうかを識
別し、正常範囲であればスイッチ手段2a(2b)がO
Nされたと判断し、その識別信号を制御手段4のI/O
ポート4aを経てCPU4bに入力する。
【0032】このCPU4bでは上記ウィンドコンパレ
ータ7a(7b)からの識別信号に応じ、ROM4cに
記憶されたプログラムに従い、RAM4dに格納されて
いるデータに基づき上記スイッチ手段2a(2b)に対
応する動作、例えば、内視鏡装置であれば送気レベル、
観察光量などの変更、あるいは、設定出力の変更を行う
【0033】一方、上記スイッチ手段2a,2bと上記
F/Vコンバータ6a,6bとを接続する信号ケーブル
5a,5bが搬送の際の振動などの影響で誤接触した場
合、例えば、スイッチ手段2aをONすると両F/Vコ
ンバータ6a,6bにマルチバイブレータ1aから出力
する周波数f1 の定パルスが入力される。
【0034】すると、F/Vコンバータ6aには正規の
定パルスが入力されるためウィンドコンパレータ7aで
はスイッチ手段2aがONされたことが識別される。ま
た、他方のF/Vコンバータ6aで変換された電圧は、
上記マルチバイブレータ1aから出力されるパルス列の
周波数f1 が他方のマルチバイブレータ1bから出力
されるパルス列の周波数f2 よりも高いため(f1 
>f2 >0)、ウィンドコンパレータ7bで規定され
定常範囲の上限基準電圧レベルよりも高く、よって、こ
のウィンドコンパレータ7bでスイッチ手段2bがOF
Fであることが識別され、制御手段4ではスイッチ手段
2aのON操作に対応する動作のみを実行する。したが
って、上記制御手段4ではスイッチ手段2bの操作に対
応する制御動作は実行されず、誤動作が未然に防止され
る。
【0035】なお、上記ウィンドコンパレータ7bにて
入力された電圧が上限基準電圧レベルを越えていたり、
下限基準電圧レベルより低いと判断された場合、制御手
段4で信号ケーブル5a,5bが誤接触していることを
作業者に知らせるべく、警報を発したり、警告灯を点灯
させたりするようにしてもよい。
【0036】一方、上記信号ケーブル5a,5bが誤接
触している状態で他方のスイッチ手段2bをON操作す
ると、上記両F/Vコンバータ6a,6bにマルチバイ
ブレータ1bから出力する周波数f2 の定パルスが入
力され、ウィンドコンパレータ7aでは上記定パルス列
に対応する電圧が正常範囲の下限基準電圧レベルより低
いためスイッチ手段2aはOFF状態を維持していると
判断し、誤接触による誤動作を防止する。
【0037】もちろん、他方のウィンドコンパレータ7
bでは、F/Vコンバータ6bから出力された電圧が正
常範囲に収められているため上記制御手段4へスイッチ
手段2bがON動作したことを示す識別信号を出力し、
この制御手段4で上記スイッチ手段2bに対応する動作
を実行する。
【0038】なお、上記ウィンドコンパレータ7aで、
入力された電圧が下限基準電圧より低い場合、上記制御
手段4へ異常信号を出力し、作業者に信号ケーブル5a
,5bの誤接触を知らせるべく警報などを動作させるよ
うにしてもよい。
【0039】ところで、上記信号ケーブル5a,5bが
誤接触している状態で上記両スイッチ手段2a,2bを
共にON操作すると、マルチバイブレータ1a,1bの
出力タイミングによりF/Vコンバータ6a,6bの出
力電圧が変化するため、ウィンドコンパレータ7a,7
bでスイッチ手段2a,2bのON操作を識別すること
が困難になる。
【0040】しかし、各マルチバイブレータ5a,5b
の周期とデューティ比は予め設定したものであるため、
例えば、図2に破線8a,8bで示すように、上記F/
Vコンバータ6a,6bに入力されるパルス列のデュー
ティ比を制御手段4のI/Oポート4aに入力されるL
/Hで検出し、このデューティ比が上記両マルチバイブ
レータ1a,1bから出力される周波数f1 ,f2 
のデューティ比と相違していれば上記両スイッチ手段2
a,2bがONされ、かつ、信号ケーブル5a,5bが
誤接触していると判断することができる。
【0041】そして、必要であれば作業者に警告などで
異常を知らせ、対応する動作を危険度に応じて停止させ
るようにしてもよい。
【0042】なお、上述したデューティ比、周期のチェ
ック回路は、このデューティ比と周期が予め設定された
ものであるため充放電回路を用いてもよい。
【0043】図3に基本的な充放電回路を示す。
【0044】接続点Aを正電源VA に接続し、他方の
接続点Cを負電源VC に接続する。
【0045】いま、上記接続点Aに接続するスイッチS
1 と上記接続点Cに接続するスイッチS2 とを信号
ケーブル8a,8bの一方に入力されるパルス列に合せ
てON/OFFさせる。
【0046】例えば、図4(a)に示すように、上記信
号ケーブル8a(8b)に出力されるマルチバイブレー
タ6a(6b)からの定パルスのデューティ比が50%
である場合、H(ハイ)のときS1 をONし、S2 
をOFFする。また、L(ロー)のときS1 をOFF
し、S2 をONする。このとき、上記スイッチS1 
に接続する抵抗R1 とコンデンサCにて得られる充電
時定数と、スイッチS2 に接続する抵抗R2 とコン
デンサCにて得られる放電時定数を予め規定した上記マ
ルチバイブレータ1a(1b)のデューティ比に応じて
設定しておく。
【0047】すると、図4(b)に示すように、接続点
Aと時定数とによって決定される電圧VTh以上に接続
点Bの電圧VB が増加することはない。
【0048】一方、信号ケーブル5a,5bが誤接触し
た状態で上記スイッチ手段2a,2bを共にON操作す
ると、上記両マルチバイブレータ1a,1bの合成パル
ス列が上記信号ケーブル8a(8b)に出力されるため
、図4(c)に示すようにHが規定時間より長くなり、
このパルス列に従って上記スイッチS1 ,S2 がO
N/OFFすると、接続点Bの電圧VB (VB =V
A −S2 がONによる放電電圧)が飽和状態(VB
 =VA )にまで上昇する。よって、この接続点Bの
電圧変化を監視すれば、信号ケーブル5a,5bが誤接
触し、かつ、スイッチ手段2a,2bが共にON操作さ
れたかどうかを判別することができる。
【0049】なお、片電源VA のみで動作させる場合
はパルス列のL/Hに対するスイッチS1 ,S2 の
ON/OFFを反転させた回路を追加すればよい。
【0050】このように、この実施例によれば、信号ケ
ーブル5a,5bの誤接触を識別することができ、その
応答速度もF/Vコンバータ6a,6b、ウィンドコン
パレータ7a,7bの変換時間、伝達時間の遅れのみで
、次の制御回路4に入力されるため極めて速く、誤動作
を未然に防止することができるばかりか操作性がよく、
使い勝手がよい。
【0051】(第二実施例)図5以下は本発明の第二実
施例を示し、図5は内視鏡装置の概略図、図6は送気、
送水系の管路図、図7は各バルブの動作状態を示すタイ
ムチャート、図8は吸気系の管路図、図9は他の態様に
よる吸気系の管路図、図10は各バルブの動作及び模擬
的な圧力信号を示すタイムチャート、図11は各バルブ
の故障態様を示す図表、図12は圧力センサの回路図、
図13はスイッチ読込み部の回路図である。
【0052】この実施例では、スイッチ手段を多数設け
た場合の信号ケーブルの接触による誤動作を防止する技
術を示すもので、図においては医療用装置の一例として
内視鏡装置を示す。
【0053】医療用装置の一例である内視鏡装置の内視
鏡11には光源装置12に内蔵されたランプ13の光を
照診光として導くライトガイド14が設けられており、
その照診光により得られた体腔内の様子が対物レンズ1
5により撮像素子16に結像し、ビデオプロセッサ17
により映像信号に変換されてモニタ18に表示される。
【0054】上記内視鏡11には送気・送水を制御する
2段式(1段押しで送気、2段押しで送水)操作スイッ
チ19と、吸引を制御する操作スイッチ20が設けられ
ている。なお、内視鏡11には機械的に動作する送気弁
、送水弁、吸引弁は設けられていない。
【0055】また、上記内視鏡11と、送気・送水・吸
引制御を行う制御ユニット21とが可撓チューブ22を
介して連設されている。この制御ユニット21には、上
記内視鏡11に設けた送気、送水、吸引の各チャンネル
(図示せず)に上記可撓チューブ22を通り連通する送
気管路23、送水管路24、吸引管路25に介装した電
磁弁V1 〜V10(図6,図7参照)を、上記内視鏡
11に設けたスイッチ手段19,20のON/OFFに
従って制御する制御回路26、および、送気ポンプ27
が内装されており、また、上記送水管路24の流入側と
送気管路23の流出側が送水タンク28に臨まされ、さ
らに、上記吸引管路23の流出側が吸引器29に連通さ
れている。
【0056】なお、この吸引器29は上記制御ユニット
21と別体に設けても、内蔵してもよく、さらに、病院
内の壁吸引装置を利用してもよい。
【0057】また、上記制御ユニット21には、送気量
を調整する送気量アップスイッチ30、送気量ダウンス
イッチ31が設けられているとともに、設定された送気
量を表示するLEDパネル(図示せず)が配設されてい
る。
【0058】上記制御ユニット21における各電磁弁V
1 〜V5 の動作を図7のタイムチャートに従って説
明する。
【0059】A),F)待機 上記送気ポンプ27と大気とを連通する送気管路23に
介装した電磁弁V5 のみを開弁状態にし、上記送気ポ
ンプ27から圧送される空気を大気へ放出する。 B)送気 上記電磁弁V5 を閉じ、上記送気ポンプ27と、内視
鏡11の送気チャンネルに設けた口金32とを連通する
送気管路23に介装した電磁弁V1 のみを開弁する。
【0060】すると、上記送気ポンプ27から圧送され
る空気が上記電磁弁V1 を介して送気チャンネルへ送
り込まれる。
【0061】C)送水 待機中から上記電磁弁V5 を閉じ、送水タンク28と
、内視鏡11の送水チャンネルに設けた口金33とを連
通する電磁弁V3 のみを開弁する。
【0062】すると、上記送気ポンプ27から送気管路
23を経て上記送水タンク28に送り込まれた空気圧で
上記送水管路24へ送り出された上記送水タンク28に
貯留する水が、上記電磁弁V3 を経て上記送水チャン
ネルへ供給される。
【0063】D)送気チャンネルに送水また、診察の間
などにおいて、内視鏡11の送気チャンネルを洗浄する
場合には、待機中から上記電磁弁V5 を閉じ、また、
上記送水チャンネルに設けた口金32に連通する送水管
路24に介装した電磁弁V2 のみを開き、上記送気チ
ャンネルに水を送り込む。
【0064】E)送水チャンネルに送気同様に、内視鏡
11の送水チャンネルを洗浄する場合には、待機中から
上記電磁弁V5 を閉じ、送水チャンネルの口金33に
連通する送気管路23に介装した電磁弁V4 を開き、
上記送水チャンネルへ上記送気ポンプ27から圧送され
る空気を送り込む。
【0065】なお、以上のA)〜F)のモードは内視鏡
11、あるいは、制御ユニット21に設けたスイッチ手
段(図示せず)で選択的に動作させる。また、上記各動
作をある時間ごとに切換えてシーケンシャル制御するよ
うにしてもよい。
【0066】また、吸引管路25に介装した電磁弁V6
 〜V10の動作を図10のタイムチャートに従って説
明する。
【0067】G)待機 各弁V6 〜V10は非通電状態にあり、内視鏡11の
吸引チャンネルに設けた口金34と上記吸引器29の口
金35とを連通する吸引管路25に介装した電磁弁V6
 ,V7 が閉弁されている。したがって、上記吸引チ
ャンネルに負圧は生ぜず、吸引は行われない。
【0068】また、大気と上記吸引器29の口金35と
を連通する側の吸引管路25に介装されて、上記電磁弁
V7 と開閉を逆にして一体動作する電磁弁V8 が開
弁状態にあり、上記吸引器29には大気が上記電磁弁V
8 と直列に配設した流量制御弁V9 、電磁弁V8 
を経て吸引される。
【0069】また、このとき上記電磁弁V8 と口金3
5との間の圧力を検出する圧力センサPreでは、上記
流量制御弁V9 の開度と上記吸引器29の吸引力との
バランスにより設定した圧力P1 が検出される。
【0070】なお、図9に示すように、吸引器29の口
金35と上記電磁弁V7 ,V8 との間の吸気管路2
5に吸引ボトル36を介装し、この吸引ボトル36を通
過した後の圧力を上記圧力センサPreで検出するよう
にすれば、この圧力センサPreに吸引物が直接触れる
ことがなくなり耐久性、検出精度が向上する。
【0071】H)吸引 上記吸引チャンネルの口金34側に配設した電磁弁V6
 ,V7 に通電して、この両電磁弁V6 ,V7 を
開弁させる。したがって、この電磁弁V7 に連動する
大気側の電磁弁V8 が閉弁する。
【0072】その結果、吸引器29の負圧が上記内視鏡
11の吸引チャンネルの口金34側に導かれ、この吸引
チャンネルを介して吸引が行われる。
【0073】このとき、上記圧力センサPreには吸引
器29の吸引力P2 が検出される。
【0074】例えば、内視鏡11の先端部に設けた吸引
チャンネルの開口部が体腔壁に密着して、上記圧力セン
サPreで検出した圧力が異常に低下した場合(t1 
,圧力P3 )、上記電磁弁V6 ,V7 への通電を
直ちに遮断する(I)。
【0075】すると、上記吸引チャンネル側の吸引管路
24が閉じ、上記吸引チャンネル内の負圧が次第に減衰
する。よって、この吸引チャンネルの先端開口部を上記
体腔壁から安全に離間させることができる。
【0076】なお、このとき、図8の破線で示すように
、上記電磁弁V6 と口金34との間に、大気に連通す
る他の電磁弁V10を連通し、圧力が異常に低下したと
き、上記電磁弁V10に通電して開弁させ、上記吸引チ
ャンネル内の残留負圧を大気側へ積極的に逃すようにす
れば、体腔壁への吸着を直ちに回避することができる。
【0077】図11に吸引系の電磁弁V6 〜V8 が
故障した場合の態様を示す。但し、吸引チャンネルの先
端開口部に体腔壁が吸着されていないものとする。
【0078】この図から明らかなように、ケース1,ケ
ース5では圧力P3 ,P1 が正常時と異なるので異
常と識別し、他のケースでは正常とみなせる動作をする
。したがって、上記圧力センサPreでの検出圧力を監
視することで各電磁弁V6 〜V8 の動作不良を識別
することができる。
【0079】なお、図12に圧力センサPreの一例で
ある歪ゲージの基本的回路図を示す。歪ゲージ41に定
電流源42より一定の電流を印加し、そのインピーダン
スの変化をバッファアンプ43を介して各コンパレータ
44a〜44dに入力する。そして、この各コンパレー
タ44a〜44dにて基準値(異常時臨界点)と比較し
、圧力が許容範囲にあるかどうかを判断する。なお、コ
ンパレータ44a〜44dの代わりにA/Dコンバータ
を使用してもよい。
【0080】また、符号45は図示しない制御回路(例
えばCPUを用いた回路)により制御される上記バッフ
ァアンプ43の電源供給用スイッチである。このバッフ
ァアンプ43の出力は抵抗R1 ,R2 により、それ
ぞれプルアップ、プルダウンされている。そのためコン
パレータ44a,44bの入力はL(ロー)、44c,
44dの入力はH(ハイ)となる。したがって、各コン
パレータ44a〜44dの出力はそれぞれH,L,L,
Hとならなければならず、この出力からコンパレータ4
4a〜44dの故障を監視することができる。
【0081】同様に、定電流源42のON/OFFを制
御することで、上記バッファアンプ43の故障をチェッ
クを行うことができるので、高い信頼性が得られる。
【0082】図12は複数のスイッチ手段S1 〜S1
1の読込みに関する回路で、この回路は上記制御ユニッ
ト21の制御回路26に設けられ、また、スイッチ手段
S1 〜S5 が制御ユニット21に配設された操作ス
イッチ30,31などに連動し、スイッチ手段S6 〜
S11が内視鏡11に配設したスイッチ19,20に連
動している。
【0083】すなわち、S1 が送気量アップスイッチ
、S2 が送気量ダウンスイッチ、S3 が送水チャン
ネルへの送気スイッチ、S4 が送気チャンネルへの送
水スイッチ、S5 がスイッチS3 ,S4を操作する
ときに同時に押して、体腔内観察の際などに誤操作で送
気・送水が行われないようにするためのスイッチである
【0084】また、D1 〜D5 は、マトリクス方式
のパルス識別回路53におけるスイッチ操作誤認識を防
止するためのダイオードである。
【0085】一方、内視鏡11側に設けたスイッチ手段
S6 とS7 、S8 とS9 、S10とS11がそ
れぞれ対をなす、いわゆる1機能2スイッチで構成され
て、スイッチの故障を防止するもので、スイッチ手段S
6 ,S7 が送気、スイッチ手段S8 ,S9 が送
水、スイッチ手段S10,S11が吸引の各動作を行わ
しめる。
【0086】上記内視鏡11に設けたスイッチ手段S6
 〜S11に、異なる周期の定パルスを出力するマルチ
バイブレータ51a〜51fの出力側がそれぞれ接続さ
れている。上記スイッチ手段S6 〜S11のいずれか
をONすると対応するフォトカプラの発光ダイオードP
C1a〜PC6aが上記マルチバイブレータ51a〜5
1fの周期に合せて点滅し、フォトダイオードPC1b
〜PC6bがON/OFFする。
【0087】このフォトカプラの発光ダイオードPC1
a〜PC6aとフォトダイオードPC1b〜PC6bが
上記制御ユニット21に設けた制御回路26に設けられ
ており、内視鏡11に設けた上記各スイッチ手段S6〜
S11と上記発光ダイオードPC1a〜PC6aとが上
記可撓チューブ22に挿通した信号ケーブル52a〜5
2fを介して接続されている。
【0088】図13(a)に示すようにラインSL1 
がスイッチ手段S1 〜S5 に接続され、また、ライ
ンSL2 がフォトダイオードPC1b〜PC6b、す
なわち、スイッチ手段S6 〜S11に対応して接続さ
れている。
【0089】スイッチスキャン回路53から上記ライン
SL2 にL信号が印加されており、上記フォトダイオ
ードPC1b〜PC6bがOFFのときには、この各フ
ォトダイオードPC1b〜PC6bのコレクタ側に接続
する各ラインRL1 〜RL6 に接続する電源からの
H信号が上記スイッチスキャン回路53を介してパルス
識別回路3に入力される。一方、上記フォトダイオード
PC1b〜PC6bがONすると上記各ラインRL1 
〜RL6 、スイッチスキャン回路53を介して上記パ
ルス識別回路3にL信号が入力される。
【0090】このパルス識別回路3では、上記各マルチ
バイブレータ51a〜51fの周期より短い周期で対応
するラインRL1 〜RL6 の信号をそれぞれ読込み
、いずれのスイッチ手段S1 〜S11がONされたか
識別し、その識別信号を制御手段54へ出力する。
【0091】この制御手段54のCPU54aではRO
M54bに記憶されたプログラムに従い、RAM54c
に格納されているデータに基づき上記パルス識別回路5
3からの識別信号に応じた制御動作を実行すべく、対応
する電磁弁V1〜V7 の駆動回路へI/Oポート54
dを介して制御信号を出力する。その結果、この電磁弁
V1 〜V7 が動作して送気・送水・吸引を実行する
【0092】一方、上記スイッチ手段S6 〜S11と
フォトカプラの発光ダイオードPC1a〜PC6aとを
各々接続する信号ケーブル52a〜52fが搬送の際の
振動などの影響で接触して、上記フォトカプラのフォト
ダイオードPC1b〜PC6bのいずれかが対応するマ
ルチバイブレータ51a〜51fの周期と異なる周期で
ON/OFFすると、上記パルス識別回路53では異な
る周期でON/OFFするフォトダイオードPC1b〜
PC6bに対応するスイッチ手段S6 〜S11が実際
はOFFと判断する。 したがって、信号ケーブル52a〜52fの接触による
誤動作を未然に防止することができる。
【0093】なお、このとき、上記制御手段54では信
号ケーブル51a〜51fの誤接触を図示しないパネル
に警告表示してもよく、また、1機能2スイッチの構成
であるため、対をなす2つのスイッチ手段の一方に接続
する信号ケーブル52a〜52fから出力される周期が
異常の場合に警告表示してもよい。さらに、異常が発生
したとき対応する電磁弁V1 〜V7 を直ちに非動作
にしたり、あるいは、待機状態にしてもよい。
【0094】また、マルチバイブレータを1つにし、そ
の位相を変えた定パルスを各スイッチ手段S6 〜S1
1へ与えるようにしてもよい。
【0095】さらに、1つの機能を1つのスイッチ手段
で動作させるような場合、このスイッチ手段をONにし
たときに出力されるマルチバイブレータの定パルスにて
リトリガブルワンショットを動作させ、パルス識別回路
3では、上記スイッチ手段に対応するマルチバイブレー
タの定パルスと上記リトリガブルワンショットからのパ
ルスの理論和で識別して、制御手段54のCPU54a
に割込み信号を出力し、CPU54aにおいては上記ス
イッチ手段に対応するマルチバイブレータから出力され
る定パルスの周期を判断することで、対応する電磁弁の
動作を行うようにするとよい。
【0096】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
スイッチ手段の動作を対応する定パルス発生手段から出
力される定パルスで識別するようにしたため、スイッチ
手段に接続する信号ケーブルの誤接触を確実に検出する
ことができ、その上、応答性、使い勝手がよいなど優れ
た効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1〜図4は本発明の第一実施例を示し、図1
はスイッチ信号処理装置の概念図
【図2】2つのスイッチ手段を備えたスイッチ信号処理
装置の回路ブロック図
【図3】デューティ比を識別する充放電回路図
【図4】
図3の充放電回路図のスイッチ動作に対応する接続点B
の電圧変化を示すタイムチャート
【図5】図5以下は本
発明の第二実施例を示し、図5は内視鏡装置の概略図
【図6】送気、送水系の管路図
【図7】各バルブの動作状態を示すタイムチャート
【図
8】吸気系の管路図
【図9】他の態様による吸気系の管路図
【図10】各バ
ルブの動作及び模擬的な圧力信号を示すタイムチャート
【図11】各バルブの故障態様を示す図表
【図12】圧
力センサの回路図
【図13】スイッチ読込み部の回路図
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  定パルスを発生する定パルス発生手段
    と、上記定パルスを接続自在なスイッチ手段と、このス
    イッチ手段を介して入力される定パルスを識別するパル
    ス識別手段と、このパルス識別手段の識別結果に応じて
    医療用装置の動作を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする医療用装置のスイッチ信号処理装置。
JP3020170A 1991-02-13 1991-02-13 医療用装置のスイッチ信号処理装置 Withdrawn JPH04259440A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007875A1 (ja) * 2005-07-14 2007-01-18 Olympus Medical Systems Corp. 内視鏡装置
JP2008073346A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Olympus Corp 電子内視鏡装置

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