JPH04258730A - ダイアフラム型変換器 - Google Patents

ダイアフラム型変換器

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Publication number
JPH04258730A
JPH04258730A JP3903491A JP3903491A JPH04258730A JP H04258730 A JPH04258730 A JP H04258730A JP 3903491 A JP3903491 A JP 3903491A JP 3903491 A JP3903491 A JP 3903491A JP H04258730 A JPH04258730 A JP H04258730A
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JP
Japan
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pressure
strain gauge
diaphragm
load
measured
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JP3903491A
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Inventor
Hiroyuki Oikawa
及川 博之
Takashi Kuno
久能 隆志
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Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイアフラム型変換器
に関し、より詳細には、測定すべき圧力や荷重などを、
外気圧の影響を受けないようにして、ダイアフラムに添
着されたひずみゲージにより検出し得るようにしたダイ
アフラム型変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧力や荷重の変化に伴って発生する圧力
変換器や荷重変換器の起歪部、例えばダイアフラムの機
械的なひずみ量を、抵抗値や電圧などの電気量に変換し
て検出するための変換素子の一つとして、ひずみゲージ
が従来から使用されている。
【0003】例えば、このひずみゲージ30は、図2に
示すように可撓性を有する例えばポリイミドなどの絶縁
材料からなる薄いゲージベース31上に4つの電気抵抗
素子32〜35を添着した断面構造を有するものとして
構成される。
【0004】この場合、4つの電気抵抗素子32〜35
は、図3に示すように例えばCu−Ni合金材料からな
る直径1/50〜1/200mm程度の電気抵抗線に相
当する小さい矩形断面積を有する電気抵抗帯箔38とし
て形成され、またパターン的には、狭いピッチで幾重に
も平行的に蛇行させた細幅の蛇行帯パターンとして形成
されるのが普通である。
【0005】そして、これら4つの電気抵抗素子32〜
35は、ホイートストンブリッジ回路を構成するように
結線される。また、各電気抵抗素子32〜35の両接続
端は、配線部(図示せず)を介してゲージタブ36a〜
36eに接続され、さらにこれらは保護被履層(ラミネ
ート層)37によって履われている。
【0006】しかしながら、このように構成されたひず
みゲージは、電気抵抗素子32〜35がCu−Ni合金
材料から製作されているため、湿気から保護する必要が
ある。特に湿気の場合は、徐々に保護被履層37を浸入
・透過して電気抵抗素子32〜35にまで達し、その結
果、電気抵抗素子32〜35の絶縁低下を惹起したり、
酸化によってひずみゲージの特性を悪化させるという問
題が生じる。
【0007】図4は、ひずみゲージを湿気から保護し得
るように構成された従来の絶対圧力変換器の一例を示す
断面図である。
【0008】この図4において、1は金属製の導入部材
であり、電気信号に変換すべき被測定圧力を導入する圧
力導入路1aが形成されている。この導入部材1には、
やはり金属製の起歪ダイアフラム2が周縁部において溶
接等により気密に固着されていて、この導入部材1と起
歪ダイアフラム2の間に、圧力導入路1aにより導入さ
れた被測定圧力の受圧室PRを形成している。起歪ダイ
アフラム2の受圧面とは反対の背面には、該起歪ダイア
フラム2の変形を検出するひずみゲージ3が添着されて
いる。
【0009】また、起歪ダイアフラム2の外周側には、
やはり導入部材1に一端周縁部において溶接等により気
密に固着され、他端側を底部としてほぼ有底筒状の底部
中央に開口部を設けた形状をなす金属製の筒状部材4が
設けられている。この筒状部材4の底部の開口部周辺に
は第1気密端子5が形成されている。
【0010】この第1気密端子5は、筒状部材4の底部
に形成された貫通孔に絶縁封止材としてのガラス等を介
して接続用リードピン5aが貫通支持されたものである
。リードピン5aは、筒状部材4の内部においてひずみ
ゲージ3に接続されている。
【0011】筒状部材4の底部中央の開口部には、中央
に金属製の排気パイプ6が溶接等により気密に固着され
た封止金具7がやはり周縁部において溶接等により気密
に固着されている。
【0012】このように、導入部材1,起歪ダイアフラ
ム2,筒状部材4,封止金具7等により第1真空室VR
1が形成され、排気パイプ6の外方に突出する端部から
該真空室内部を真空引きした後に、該排気パイプ6の突
出端を圧潰してから切断し、更にロー付けをして封止さ
れる。
【0013】封止金具7の背後には、リードピン5a,
排気パイプ6等の外部突出端に固定支持され且つリード
ピン5aに接続された配線基板8が設けられており、こ
の配線基板8上に設けられた補償抵抗9と共に検出変換
回路を構成している。
【0014】17はほぼ有底筒状をなす金属製の封止部
材であり、この封止部材17の底部には、リードピン1
8aを挿通した第2気密端子18が形成されている。こ
の第2気密端子18のリードピン18aを配線基板8に
接続した後、筒状部材4の外周側に金属製のケース19
が装着される。
【0015】ケース19は、筒状の一端が周縁部におい
て導入部材1に溶接等により気密に固着され、他端側が
段差部を介して小径の筒状部をなすとともにこの小径の
筒状部内に封止部材17が嵌挿されて端縁部において溶
接等により気密に固着される。このケース19の段差部
には、抜気孔19aが形成されており、このケース19
の両端の固着が完了した段階で抜気孔19aから内部を
脱気したのち、電子ビーム溶接等で該抜気孔19aを真
空封止する。
【0016】具体的には、ケース19の固着完了後全体
を真空室に入れて脱気し、この真空室内に入れたまま電
子ビーム溶接等により抜気孔19aを封止する。このよ
うに筒状部材4,封止金具7,封止部材17,ケース1
9等により配線室である第2真空室VR2を形成する。
【0017】そしてリードピン18aにコード抜け止め
金具20を装着したコード11を接続し、封止部材17
の内部に高分子化合物の充填材21を充填した後に、金
属製の止めねじ22(ほぼ円板状で中央にコード11が
挿通され外周にねじ部が形成されている)で封止部材1
7の端部を閉塞し且つコード11を固定する。止めねじ
22の周縁部も、封止部材17に溶接する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た圧力変換器は、真空室によってひずみゲージを外気か
ら完全に遮断しているから、ひずみゲージを湿気からほ
ぼ完全に保護し得るものの、第1真空室VR1内の圧力
を基準とした圧力を検出するいわゆる絶対圧力変換器で
あるため、その出力には外気圧の変動がそのまま含まれ
、従って、外気圧を基準とした一般的な変換器として用
いることはできない。
【0019】また、真空構造にするために気密端子を使
用しているので構造も複雑で、コストアップを招来する
と共に小型化を阻害する要因にもなっていた。
【0020】さらに、真空室VR1,VR2内に希ガス
を封入するような場合には、温度変化によって内圧も変
化するため、その内圧影響を補償しなければならなかっ
た。
【0021】一方、上記した外気圧を基準とした圧力を
検出し得るようにした圧力変換器として、差圧計型の圧
力変換器がある。この差圧計型の圧力変換器は、ひずみ
ゲージを添着した起歪板を境にして一方側に被測定圧力
導入部を、他方側に外気圧導入部をそれぞれ設け、両導
入部外周にそれぞれ例えばベローズを配して密封構造と
したものである。
【0022】しかしながら、この差圧計型の圧力変換器
は、ベローズで気密性を保持してひずみゲージを外気か
ら遮断しているので、ひずみゲージを湿気から保護する
ことはできるが、被測定圧力と外気圧の両方を感知する
機構が必要であるため、変換器全体が大型化し、構造が
複雑化するうえ、高価なものとなっていた。
【0023】ところで、ひずみゲージの防湿性を実現す
るための簡易的な手段として、ひずみゲージやその配線
部分などを樹脂で薄くコーティングしたものがある。
【0024】この場合は、ひずみゲージなどをコーティ
ングした樹脂被膜が薄いため、長期にわたる防湿性を維
持することができず、従って屋外等の環境の悪い場所で
は、使用することができなかった。
【0025】なお、防湿性を高めるには、ひずみゲージ
へのコーティング被膜を厚く形成すればよいが、厚くす
ると、樹脂コーティングのみかけの剛性が高くなったり
、温度による膨張・収縮量が大きくなり、ひずみゲージ
やダイアフラムの本来の特性に悪影響を及ぼす結果とな
る。
【0026】本発明は、上述のような問題点を除去する
ためになされたもので、その目的とするところは、ベロ
ーズや気密端子などの特別な封止構造を用いることなく
、簡略且つ安価な構成でひずみゲージの長期にわたる防
湿効果を持続可能とし、しかも外気圧に影響されない圧
力検出または荷重検出を可能とするダイアフラム型変換
器を得ることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、外気圧を含んだ被測定圧力を
受ける受圧面と、この受圧面とは反対側の面であって外
気圧のみを受ける非受圧面との圧力差によるダイアフラ
ムの変形をそのダイアフラムに添着されたひずみゲージ
を用いて電気信号に変換するダイアフラム型変換器にお
いて、前記ダイアフラムの前記非受圧面側に外気圧を導
入し得るようにした配線室を設け、前記非受圧面に添着
された前記ひずみゲージおよび前記ひずみゲージの検出
出力を外部に導出するための配線の少なくとも一部の周
りに、高い防湿性を有すると共に圧力伝達性を有するゲ
ル状物質を充填してモールドし、前記ひずみゲージによ
り、外気圧を含んだ被測定圧力から前記外気圧をキャン
セルした圧力に対応する電気信号を得るように構成した
ことを特徴としたものである。
【0028】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明は、中心部に被測定荷重を受ける剛性大なる
荷重導入部を有し、周縁部に前記被測定荷重に対応する
反力を受ける剛性大なる荷重支持部を有し、中間部に円
環状のダイアフラムが一体に連設されてなる起歪体と、
この起歪体の荷重印加側とは反対側の面であって外気圧
のみを受ける非受圧面側に添着されたひずみゲージとか
ら成り、前記ひずみゲージにより、被測定荷重に対応す
る電気信号を得るダイアフラム型変換器において、前記
ダイアフラムの前記非受圧面側に外気圧を導入し得るよ
うにした配線室を設け、前記非受圧面に添着されたひず
みゲージおよび前記ひずみゲージの検出出力を外部に導
出するための配線の少なくとも一部の周りに高い防湿性
を有すると共に圧力伝達性を有するゲル状物質を充填し
てモールドし、前記ひずみゲージにより、外気圧の影響
を受けない被測定荷重のみに対応した電気信号を得るよ
うに構成したことを特徴としたものである。
【0029】上記の目的をより充分に達成するために、
請求項3の発明は、ゲル状物質として、圧力伝達性を有
すると共に高い防湿性および高い熱伝導性を有するシリ
コン物質を用いたことを特徴としたものである。
【0030】
【作用】上記のように構成されたダイアフラム型変換器
は、ひずみゲージおよびこれに接続された配線の少なく
とも一部を厚くモールドしたゲル状物質が高い防湿性と
圧力伝達性を有するので、外気中の湿気の浸入を阻止し
つつ、ダイアフラムの非受圧面に外気圧のみを作用させ
る。
【0031】一方、ダイアフラムの受圧面には、外気圧
を含んだ被測定圧力又は荷重が作用するが、この外気圧
は、非受圧面にも作用して打消されるため、ダイアフラ
ムは、外気圧の影響を受けない圧力又は荷重のみによっ
て変形することになる。この変形をひずみゲージによっ
て検出することで、外気圧がキャンセルされた圧力又は
荷重を電気信号に変換して取り出すことができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1は、本発明に係るダイアフラム型変換
器の一実施例としての外気圧補正型圧力変換器の構成を
示す断面図である。
【0033】図1において、101は金属製の導入部で
、その中心に電気信号に変換すべき被測定圧力を導入す
る圧力導入路101aが穿孔されている。この導入部1
01の一端部(右端部)には、やはり金属製の起歪体と
してのダイアフラム102がその周縁に一体に連設され
た剛体部103を介して溶接等の手段により固着されて
いる。上記導入部101端面とダイアフラム102との
間に、圧力導入路101aから導入された被測定流体の
受圧室104が形成されている。
【0034】そして、ダイアフラム102の受圧面とは
反対の非受圧面には、該ダイアフラム102の変形を検
出するひずみゲージ105が接着、スパッタリングその
他の手段により添着されている。
【0035】ダイアフラム102の外周側に間隙をおい
てケース106が、その一端部を導入部101にねじ結
合されている。このケース106の内部が配線室Rとさ
れている。
【0036】107はひずみゲージ105からの電気信
号を外部に導出するための防水レセプタクルで、後記す
るコネクタ122が着脱可能なるように構成されている
。このレセプタクル107は、鍔部108と、ねじ軸1
11とを有する。この鍔部108は、外気導入用の通気
孔109を有するキャップ110に対し、僅かの間隙を
存して挿入され得るようになっている。
【0037】また、レセプタクル107のねじ軸111
の外周部には、フィルタ112と、通気孔113を有す
る中蓋114が挿入され、これらフィルタ112と中蓋
114は、ナット115で鍔部108との間に締付けら
れている。
【0038】また、ねじ軸111の先端面に設けられた
複数本の端子ピン116には、調整抵抗や補償抵抗など
の抵抗117などが予め塔載された印刷配線基板からな
るフレキシブル基板118がピン孔に挿通された状態で
半田付けによって電気的に接続され且つ機械的に固定さ
れている。
【0039】上記レセプタクル107に、上述したよう
にフィルタ112,中蓋114およびフレキシブル基板
118が組み付けられた状態において、ひずみゲージ1
05とフレキシブル基板118とをフラットケーブル1
19で電気的に互いに接続する。  その後、配線室R
内にシリコンからなるゲル状物質120を充填して上記
ひずみケージ105を始めとして、フラットケーブル1
19、抵抗117、端子ピン116、フレキシブル基板
118等を埋め込むようにしてモールドする。その後、
キャップ110をOリング121を介してケース106
の外端部にねじ結合して組み付けることになる。なお、
キャップ110の回転は、通気孔109に工具を差し込
んで行う。
【0040】122は、レセプタクル107に機械的且
つ電気的に結合されてひずみゲージ105からの出力を
電気信号として取り出すためのコネクタ、123は、コ
ネクタ122から引き出されたコードである。
【0041】尚、本実施例において、モールド材にゲル
状物質を使用したのは、ゲル状物質の特性、すなわち、
(a)  非常に柔らかく剛性が無いに等しいため、ゲ
ル状物質をひずみゲージ105上に所定の厚さに塗布ま
たは充填してモールド化しても、ダイアフラム102や
ひずみゲージ105に対してひずみ(可撓性)を抑制す
るなど測定上の悪影響を与えない。 (b)  厚く塗布または充填することができる。 (c)  密着性がよく且つ、防湿性が高い。 (d)  厚く充填しても圧力伝達性が得られる。 (e)  高い熱伝導性がある。 という特性に着目してのことである。
【0042】このようなゲル状物質120の材料として
は、例えば、以下の代表特性表および硬化後特性表に記
すSE4440ゲル(東レ・ダウコーニング・シリコー
ン株式会社の製品名)がある。
【0043】このゲル材料の熱伝導率は、従来から知ら
れているシリコンゲルの熱伝導率に比べて約10倍も高
い特性を有するため、本発明のゲル状物質120に適し
ていると云える。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】 このゲル材料を、ひずみゲージ105が添着されたダイ
アフラム102の非受圧面側であって、ひずみゲージ1
05の表面、剛体部103の上面および外周面、並びに
ケース106の内周面に接する範囲内に、塗布または充
填などの方法を用いて所要の厚みとし、目的とする防湿
層を作製する。
【0046】このように本発明によるダイアフラム型変
換器は、上記した特性を有するゲル状物質120でひず
みゲージ105をモールドしたので、下記のような優れ
た諸効果を得ることができる。
【0047】(1)  ひずみゲージ105への湿気の
浸入が完全に阻止され、ひずみゲージの絶縁性の低下や
酸化による特性上の悪化を回避することができる。
【0048】(2)  外気圧のみがゲル状物質120
中を伝達し、ダイアフラム102面に所定の大気圧を付
与することができる。従って、外気圧を含む被測定圧力
がダイアフラム102の受圧面側に印加されても、非受
圧面側にも外気圧が印加されることになるので、外気圧
は互いに相殺され、外気圧の変動に影響されない圧力の
測定を行うことができる。
【0049】(3)  ひずみゲージ105の自己加熱
によって発生する熱を、ゲル状物質120が吸収し、さ
らにこれを、ケース106や剛体部103に伝導して放
散させるので、温度上昇に伴うみかけひずみ、ゲージ率
の変化、熱ヒステリシス、クリープなどを小さく抑える
ことができ、測定精度を向上させることができる。
【0050】(4)  フラットケーブル119やフレ
キシブル基板118がゲル状物質120内に埋め込まれ
るため、ひずみゲージ以外の部品も湿気から保護するこ
とができる。
【0051】以上、一実施例について説明したが、本発
明はこれに限定されるものでなく、その要旨を変更しな
い範囲内で、種々に変形実施することが可能である。
【0052】例えば、ゲル状物質の材料は、実施例のも
のに限らず、高い防湿性と圧力伝達性を有するものであ
れば他のゲル状物質であってもよい。
【0053】また、本発明では圧力変換器を例示して説
明したが、ダイアフラム型の荷重変換器にも適用可能で
ある。
【0054】即ち、荷重変換器として、中心部に被測定
荷重を受ける剛性大なる小円柱状の荷重導入部を有し、
周縁部に上記被測定荷重に対応する反力を受ける剛性大
なる厚肉円筒状の荷重支持部を有し、中間部に円環状の
ダイアフラムを有する起歪体と、この起歪体の荷重印加
側とは反対側の面であって外気圧のみを受ける非受圧面
側に添着されたひずみゲージとで構成され、上記ダイア
フラムは、その内周端が上記荷重導入部に一体に連設さ
れ、その外周端が上記荷重支持部に一体に連設されて成
るものについて、説明する。
【0055】上記のような構成における起歪体のダイア
フラムの非受圧面側に外気を導入し得るようにした配線
室を形成し、上記非受圧面に添着されたひずみゲージの
表面およびひずみゲージの検出出力を外部に導くための
配線類の少なくとも一部の周りに、高い防湿性を有する
と共に圧力伝達性を有するシリコンゲル状物質を充填す
ればよい。
【0056】このように構成することで、外気圧の影響
を全く受けない荷重変換器を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、気密端子やベローズな
どの特別な封止構造を用いることなく、小型で簡略且つ
安価な構成で、ひずみゲージの長期にわたる防湿効果を
持続させることができ、しかもダイアフラムやひずみゲ
ージの可撓性に何ら影響を与えない状態で、外気圧変動
の影響を受けない圧力検出または荷重検出を可能とする
ダイアフラム型変換器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイアフラム型変換器の一例とし
ての圧力変換器の構成を示す断面図である。
【図2】一般的なひずみゲージの概略構成を示す断面図
である。
【図3】図2におけるひずみゲージの一部分の構成を示
す部分平面図である。
【図4】従来の絶対圧力変換器の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
101  導入部 101a  圧力導入路 102  ダイアフラム 103  剛体部 104  受圧室 105  ひずみゲージ 106  ケース 107  レセプタクル 108  鍔部 109  通気孔 110  キャップ 111  ねじ軸 112  フィルタ 113  通気孔 114  中蓋 115  ナット 116  端子ピン 117  抵抗 118  フレキシブル基板 119  フラットケーブル 120  ゲル状物質 121  Oリング 122  コネクタ 123  コード R  配線室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  外気圧を含んだ被測定圧力を受ける受
    圧面と、この受圧面とは反対側の面であって外気圧のみ
    を受ける非受圧面との圧力差によるダイアフラムの変形
    をそのダイアフラムに添着されたひずみゲージを用いて
    電気信号に変換するダイアフラム型変換器において、前
    記ダイアフラムの前記非受圧面側に外気圧を導入し得る
    ようにした配線室を設け、前記非受圧面に添着された前
    記ひずみゲージおよび前記ひずみゲージの検出出力を外
    部に導出するための配線の少なくとも一部の周りに、高
    い防湿性を有すると共に圧力伝達性を有するゲル状物質
    を充填してモールドし、前記ひずみゲージにより、外気
    圧を含んだ被測定圧力から前記外気圧をキャンセルした
    圧力に対応する電気信号を得るように構成したことを特
    徴とするダイアフラム型変換器。
  2. 【請求項2】  中心部に被測定荷重を受ける剛性大な
    る荷重導入部を有し、周縁部に前記被測定荷重に対応す
    る反力を受ける剛性大なる荷重支持部を有し、中間部に
    円環状のダイアフラムが一体に連設されてなる起歪体と
    、この起歪体の荷重印加側とは反対側の面であって外気
    圧のみを受ける非受圧面側に添着されたひずみゲージと
    から成り、前記ひずみゲージにより、被測定荷重に対応
    する電気信号を得るダイアフラム型変換器において、前
    記ダイアフラムの前記非受圧面側に外気圧を導入し得る
    ようにした配線室を設け、前記非受圧面に添着されたひ
    ずみゲージおよび前記ひずみゲージの検出出力を外部に
    導出するための配線の少なくとも一部の周りに高い防湿
    性を有すると共に圧力伝達性を有するゲル状物質を充填
    してモールドし、前記ひずみゲージにより、外気圧の影
    響を受けない被測定荷重のみに対応した電気信号を得る
    ように構成したことを特徴とするダイアフラム型変換器
  3. 【請求項3】  前記ゲル状物質が、圧力伝達性を有す
    ると共に高い防湿性および高い熱伝導性を有するシリコ
    ン物質であることを特徴とする請求項1または2に記載
    のダイアフラム型変換器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1308663C (zh) * 2004-02-03 2007-04-04 株式会社电装 具有隔膜的压力传感器
JP2010256213A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Denso Corp 圧力センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1308663C (zh) * 2004-02-03 2007-04-04 株式会社电装 具有隔膜的压力传感器
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