JPH04258699A - 新規クリーナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ソジウム・モンモリロ
ナイトを主体とし、これに植物性精油類、アニオン及び
ノニオン活性剤を配合して構成され、主として自動車の
フロントガラスに付着した油脂や固着した塵埃、昆虫死
骸等の各種汚染物を容易にかつ完全に除去して、快適か
つ安全な走行を確保できる新規クリーナーに関する。

【０００２】

【従来の技術】フロントガラスに付着する汚染物を払拭
するためには、従来単に活性剤類又は石けん類を水等に
溶解するだけのクリーナが主として使用されていたが、
油脂、塵埃、昆虫死骸等殆んど固着状態にある汚染物の
除去には確実な効果を発揮するクリーナーは上市されて
なく、フロントガラスの汚染を完全に除去しうるクリー
ナーの出現を強く要望されていたものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の実状
に鑑みてなされたもので、運転に支障を生じるフロント
ガラスの顕著な汚染が特に油膜の付着と昆虫死骸の固着
に存しこれらを確実に除去する必要があり、このうち、
油膜は、車輛から路面に漏出するケロシン、ガソリン、
潤滑油、グリース等の混在溶合物で地上の雨水等に広が
ったものが、走行する車輪に巻き上げられて飛散・付着
するもので、フロントガラスに対する入射光線が歪んで
前面の状況の観察に少なからざる障害となり、また、昆
虫の場合は、就中昆虫多発地帯の通過時に問題となるが
、フロントガラスに衝突して死骸となって付着し、一部
は固着して運転者の視界を著しく遮ることとなる。これ
らの清浄除去は極めて容易でなく、在来の石鹸や活性剤
等では、完全な清浄化を達成することが著しく困難であ
った。本発明はかかる付着度又は固着度の大ある汚染物
の除去に最も効果的な新規クリーナーを提供することを
その目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、在来上市され
ている各種クリーナー類とは全く異なる新規クリーナー
を提供するものである。本発明者は、多年粘土鉱物類の
基礎並びに応用研究に努め、特に、ソジウム・モンモリ
ロナイトを要素とする各種の発明に基づく特許出願があ
り、就中スラリー爆薬については米国その他の１２ヶ国
の特許を取得しているが、本発明に係る新規クリーナー
にあっても、ソジウム・モンモリロナイトの汚染清浄力
が極めて大なることを知得しその的確な効果を予測して
なされた研究の結果到達するに至りたるものである。

【０００５】ソジウム・モンモリロナイトの水膨潤体が
各種有機溶剤等により分散する油脂類を容易に吸着又は
収着し、また、蛋白質やアミン類と容易に複合体を生成
することについては、先に述べたソジウム・モンモリロ
ナイトを含むスラリー爆薬における研究の過程において
多くの知見が得られ、さらに、本願出願人がなした特願
昭５９−３４１７７号に係る基礎化粧品の発明において
も一部開示され、また、植物性精油類が優れた溶解性を
有し、就中、有機性汚染即ち油脂類又は昆虫類の死骸等
に含まれる蛋白質およびアミン類を溶解する作用を有し
、また、ソジウム・モンモリロナイトの水膨潤体によく
相溶することは本願出願人に係る名称変更前の株式会社
ゲラン開発研究所がなした特願昭６２−１９５３７０に
おいても一部開示しているところである。

【０００６】本発明はかかるソジウム・モンモリロナイ
トを含むクリーナーがフロントガラスに付着した油脂類
や固着した昆虫の死骸等による汚染に対し極めて効果的
であってその清浄作用が優れていることから種々研究を
重ねた結果、その完成に至りたるものである。本発明は
、ソジウム・モンモリロナイトの水膨潤体を主体とし、
これに植物性精油、アニオン活性剤、ノニオン活性剤並
びに非水膨潤性粘土を必須成分として配合せしめてなる
新規クリーナーを提供するものである。

【０００７】

【作用】ソジウム・モンモリロナイトの水膨潤体は、各
種有機溶剤に分散する油脂類を容易に吸着又は収着する
性質を有し、また、有機化合物との間に容易に複合体を
形成する。このように各種物質を吸，収着し、また、複
合化合物を生成するソジウム・モンモリロナイト及びこ
れに同伴する植物性精油、各種活性剤等は、ガラス上に
付着する油脂類、固着する昆虫死骸等、通常市販のクリ
ーナーでは殆んど除去不能な対象物を、確実かつ能率よ
く除去しガラスを完全に清浄する能力を有するものであ
る。

【０００８】

【実施例】本発明に係る新規クリーナーの実施例につい
て記載する。例１　　ソジウム・モンモリロナイト５部
、α−ピネン（植物性精油）１０部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム（アニオン活性剤）５部、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル（ノニオン活性剤）５部
、カオリン２部、ポリエーテル変性シリコーンオイル５
部、精製水６８部からなるクリーナー配合物。例２　　
ソジウム・モンモリロナイト５部、δ−リモネン（植物
性精油）１０部、アルキルサルフェートナトリウム塩（
アニオン活性剤）５部、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニールエーテル（ノニオン活性剤）５部、ケイソー土２
部、ポリエーテル変性シリコンオイル５部、精製水６８
部からなるクリーナー配合物。例３　　複合化合物とし
て尿素及び蛋白質を合計１０重量％含有するソジウム・
モンモリロナイト５部、γ−テルピネン（植物性精油）
１０部、アルキルエーテルスルフェートナトリウム塩（
アニオン活性剤）５部、ソルビタンエステルエーテル化
合物（ノニオン活性剤）５部、ゼピオライト２部、ポリ
エーテル変性シリコンオイル５部、精製水６８部からな
るクリーナー配合物。例４　　例１のクリーナーに含ま
れる植物性精油５部が、β−ピネンシトラール、シトラ
ールを含むレモングラス油、シトラールを含むオレンジ
油、カムテレビン、セスキテルペン又はミルセンである
クリーナー配合物。例５　　例２のクリーナーに含まれ
るアニオン活性剤５部が、アルキルエーテルスルフェー
トナトリウム塩であるクリーナー配合物。例６　　例３
のクリーナーに含まれるノニオン活性剤５部が、エステ
ル型又はソルビタンエステル型の化合物のいずれかであ
るクリーナー配合物。例７　　例１，例２及び例３の夫
々に含まれている非水膨潤性粘土類２部が、セリサイト
又はゼオライトであるクリーナー配合物。

【０００９】

【発明の効果】以上の構成に基づく本発明に係る新規ク
リーナーにあっては、クリーナーに配合されるソジウム
・モンモリロナイト水膨潤体がフロントガラスの付着油
脂又は固着物等に対し容易に収着又は吸着し或いは複合
体を形成し、また、植物性精油類はこれらの汚染をよく
溶解し、さらに、アニオン活性剤及びノニオン活性剤は
夫々清浄化の効果を助長する作用を奏しうるものであっ
て、在来の石鹸類、活性剤等によるクリーナ類と比較し
て、格段に優れたフロントガラス洗浄効果を有し極めて
有用なる発明である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　α−ピネン、β−ピネン、δ−リモネ
   ン、γ−テルピネン、シトラール、シトラールを含むレ
   モン油、シトラールを含むレモングラス油、シトラール
   を含むオレンジ油、ガムテレビン、セスキテルペン又は
   ミルセンのうちから選ばれる１種又は２種以上の植物性
   精油、アルキルスルフェートナトリウム塩、アルキルエ
   ーテルスルフェートナトリウム塩又はドデシルベンゼン
   スルホン酸ナトリウムのうちから選ばれる１種又は２種
   以上のアニオン活性剤、ポリオキシエチレンオレイルエ
   ーテル等のエーテル型化合物、ポリオキシエチレンノニ
   ルフェノールエーテル等のアルキルフェノール型化合物
   、エステル型化合物、ソルビタン型化合物又はソルビタ
   ンエステルエーテル化合物のうちから選ばれる１種又は
   ２種以上のノニオン性活性剤及び尿素その他の有機物質
   との複合体を含有するか又は複合体を含有しないソジウ
   ム・モンモリロナイト系水膨潤性粘土並びにカオリン、
   セリサイト、ケイソー土、セピオライト又はゼオライト
   のうちから選ばれる１種又は２種以上の非水膨潤性粘土
   を配合せしめることを特徴とする新規クリーナー。
2. 【請求項２】　　ポリエーテル変性シリコンオイルが含
   有される請求項１に記載の新規クリーナー。