JPH04258545A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

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Publication number
JPH04258545A
JPH04258545A JP1973291A JP1973291A JPH04258545A JP H04258545 A JPH04258545 A JP H04258545A JP 1973291 A JP1973291 A JP 1973291A JP 1973291 A JP1973291 A JP 1973291A JP H04258545 A JPH04258545 A JP H04258545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
damper
tuned
main structure
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1973291A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Fujii
俊二 藤井
Hiroko Hibino
日比野 浩子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP1973291A priority Critical patent/JPH04258545A/ja
Publication of JPH04258545A publication Critical patent/JPH04258545A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物やタワー等の地震
や風に対する制振装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図9は流体式制振装置の原理を示し、主
構造体aに付設されたU字型のタンクbに水等の流体c
を入れ、同流体を同調質量ダンパーを同調質量ダンパー
(TMD)における振動質量として利用するもので、同
調流体ダンパー(TLD)と呼ばれる。
【0003】同調流体ダンパーは主構造体への入力エネ
ルギーをタンク内の流体の揺動のエネルギーとして吸い
上げ、これを流体の摩擦、流体同士、あるいはタンク内
の壁との衝突等によって、最終的には熱として消散して
制振するものである。なお前記流体の運動エネルギーを
消散させるため、タンク内に図10に示す如きオリフイ
スd付きの抵抗板eを設けることがある。また普通、流
体としては水が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の流体同調ダ
ンパーにおいては、揺れ始めからタンク内の流体が同調
するまでは減衰を小さくして、主構造体aへの入力エネ
ルギーなるべく流体同調ダンパーの流体の揺動エネルギ
ーとして吸い上げ、タンク内の流体が同調してからは減
衰を大きくしてエネルギーをできるだけ多く消散し、主
構造体の揺れを制限するのが理想的であるが、従来のも
のは制振装置の減衰特性が一定のため揺れの大きさによ
って減衰率を変えることができず、制振効果に限界があ
った。
【0005】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は、主構造体
に配設された同調流体ダンパーの減衰率を自由に制御し
うる制振装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ため、本発明に係る制振装置は、主構造体に付設された
タンクに入れた流体を同調質量ダンパーにおける振動子
として利用した同調流体ダンパーよりなる制振装置にお
いて、前記流体の全体または一部を電気粘性流体より構
成したものである。
【0007】
【作用】本発明に係る制振装置においては、主構造体に
設けられた同調流体ダンパーにおいて流体の全体または
一部に電気粘性流体(Electro  Rheolo
gical  Fluid  ER流体)を使用したも
のであって、同電気粘性流体は電場をかけることによっ
て粘性を変化させることができる流体の総称であり、後
述のように、粘性を可逆的に、しかも極めて短時間で制
御できるものである。
【0008】而して前記同調流体ダンパーにおけるタン
ク内のオリフイスでは流体の粘性に比例的に抵抗が増大
するので、前記電気粘性流体に対する通電を調節するこ
とによって、前記同調流体ダンパーの減衰率を自由に変
え、大きな制振効果を挙げることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る制振装置の第1の実施例
を示し、Aは同調液体ダンパーで主構造体に付設された
U字型のタンク1に入れられる流体の全体を、前記した
電気粘性流体2より構成したものである。図中3はオリ
フイス付抵抗板である。電気粘性流体2は前述の如く電
場をかけることによって粘性が変化し、粘性を可逆的に
、しかも極めて短時間に制御できるという特性を有し、
応答時間は数ミリ秒以下とされている。40°Cの室温
で行った実験では電場を増大させることが指数関数的に
増加していくことが判っている。図8は電気粘性流体の
電場と粘度のデータを示す。  (参考文献、森下信E
R流体とは、月刊トライポロジ、1990、5)而して
前記同調流体ダンパーAにおけるオリフイス3では、流
体の粘度に比例的に抵抗が増大するので、前記電気粘性
流体2に対する通電を調節することによって、同調流体
ダンパーAの減衰率を自由に変えることができる。
【0010】この点について更に詳細に説明すると、通
常時には前記電気粘性流体2には通電せず、粘度の低い
状態とする。構造物が振動すると前記流体2もU字型の
タンク1内で動こうとするが、図1に示すように、オリ
フイス3を通過する部分は電気粘性流体2である。動き
始めの状態では、まだ電気粘性流体2に通電することな
く、同流体2の粘性を低いままに保つと、オリフイス付
抵抗板3を通過する電気粘性流体2によって生じる同調
流体ダンパーAの減衰は非常に低く、従って主構造体へ
のエネルギーを流体の運動エネルギーとして多く吸い上
げることができる。そして一旦、流体が同調し始めると
、前記電気粘性流体2に対する通電を行ない、同流体2
の粘性を上げて、同調流体ダンパーAの減衰を大きくし
、エネルギーの消散量を増大し、制振効果を上げるもの
である。
【0011】以上の原理に基いて主構造体の振動と同調
流体ダンパーAにおける電気粘性流体2の動きをモニタ
ーし、これらのデータに基いて最適のアルゴリズム(a
legorithm)に従って前記電気粘性流体2の減
衰を通電によって制御し、同調流体ダンパーAの制振効
果が最適になるように制御するものである。図2は本発
明の第2の実施例を示し、前記タンク1内におけるオリ
フイス付抵抗板3に近い一部分にだけ電気粘性流体2を
入れ、メンブレン4でタンク内の水5と混合しないよう
にした場合を示す。
【0012】図3及び図4は本発明の第3の実施例を示
し、オリフイス付抵抗板3の近傍にのみ電気粘性流体2
を入れて、前記第2実施例と同様にメンブレン4によっ
て水5と混合しないようにしたものである。なお前記抵
抗板付メンブレン3の代りに、図5に示す本発明に係る
第4の実施例においては水平抵抗板6が使用され、また
図6に示す本発明に係る第5の実施例においてはメツシ
ユ7が使用される。図中前記各実施例と均等部分には同
一符号が付されている。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、制振装
置を構成する同調流体ダンパーの流体部分に、従来のこ
の種のダンパーにおけるように水だけを使用するのでは
なく、流体の全部または一部に電気粘性流体を使用した
ので、同流体に通電することによって前記同調流体ダン
パーの減衰率を自由に変えることができ、従って簡単な
制御によって、減衰率が一定の同調流体ダンパーよりも
大きな制振効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制振装置の第1の実施例を示す縦
断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す縦断面図である。
【図4】図3の部分イの拡大図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す縦断面図である。
【図7】本発明の作用説明図である。
【図8】電気粘性流体の粘性と電場との強さとの関係を
示す図である。
【図9】従来の流体式制振装置の原理を示す説明図であ
る。
【図10】図9の部分口の拡大図である。
【符号の説明】
A    同調流体ダンパー 1    タンク 2    電気粘性流体 3    オリフイス付抵抗板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  主構造体に付設されたタンクに入れた
    流体を同調質量ダンパーにおける振動子として利用した
    同調流体ダンパーよりなる制振装置において、前記流体
    の全体または一部を電気粘性流体より構成してなること
    を特徴とする制振装置。
JP1973291A 1991-02-13 1991-02-13 制振装置 Pending JPH04258545A (ja)

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JP1973291A JPH04258545A (ja) 1991-02-13 1991-02-13 制振装置

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JP1973291A JPH04258545A (ja) 1991-02-13 1991-02-13 制振装置

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JPH04258545A true JPH04258545A (ja) 1992-09-14

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ID=12007493

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JP1973291A Pending JPH04258545A (ja) 1991-02-13 1991-02-13 制振装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160130804A1 (en) * 2013-06-26 2016-05-12 Rheinisch-Westfälische Technische Hochschule Aachen Liquid column damping system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160130804A1 (en) * 2013-06-26 2016-05-12 Rheinisch-Westfälische Technische Hochschule Aachen Liquid column damping system
US9580903B2 (en) * 2013-06-26 2017-02-28 Rheinisch-Westfaelische-Technische Hochschule Aachen Liquid column damping system

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