JPH07133839A - 振動抑制装置 - Google Patents
振動抑制装置Info
- Publication number
- JPH07133839A JPH07133839A JP28327293A JP28327293A JPH07133839A JP H07133839 A JPH07133839 A JP H07133839A JP 28327293 A JP28327293 A JP 28327293A JP 28327293 A JP28327293 A JP 28327293A JP H07133839 A JPH07133839 A JP H07133839A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- vibration
- partition plate
- liquid
- flexible
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 まわりの温度変化が大きい場合でも減衰効果
がほぼ一定であり、安定した振動抑制ができる振動抑制
装置を提供する。 【構成】 中央にオリフィス11を有し固定部7に連結
された仕切板13と、仕切板の一方の面に開放端が連結
され他端が振動源8に密閉的に連結された第1の可撓性
ベローズ14と、仕切板の他方の面に開放端が連結され
他端が密閉された第2の可撓性ベローズ15と、第1ベ
ローズ及び第2ベローズを囲み、一端が固定部に連結さ
れ他端が振動源に連結された第3の可撓性ベローズ16
と、第3ベローズの内側に充填された液体17の温度を
一定に保持する温度調節装置18とを備える。
がほぼ一定であり、安定した振動抑制ができる振動抑制
装置を提供する。 【構成】 中央にオリフィス11を有し固定部7に連結
された仕切板13と、仕切板の一方の面に開放端が連結
され他端が振動源8に密閉的に連結された第1の可撓性
ベローズ14と、仕切板の他方の面に開放端が連結され
他端が密閉された第2の可撓性ベローズ15と、第1ベ
ローズ及び第2ベローズを囲み、一端が固定部に連結さ
れ他端が振動源に連結された第3の可撓性ベローズ16
と、第3ベローズの内側に充填された液体17の温度を
一定に保持する温度調節装置18とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動抑制装置に係わり、
更に詳しくは、粘性油を封入したオイルダンパーに関す
る。
更に詳しくは、粘性油を封入したオイルダンパーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】粘性油を封入したオイルダンパーは、配
管等の高サイクル・小ストロールの振動を抑制するため
に従来から用いられている。このオイルダンパーは、図
2に例示するように、一端が開放した2つの可撓性ベロ
ーズ1、2が中央にオリフィス3を有する仕切板4に開
放端を接続されたものであり、内部に粘性油5が充填さ
れ、オリフィス3を介して粘性油5が2つのベローズ
1、2の間を行き来できるようになっている。仕切板4
は固定金具6を介して振動しない固定部7に連結され、
2つのうち一方のベローズ2の密閉端が、配管等の振動
源8にフランジ等で連結され、他方のベローズ1は自由
に伸縮するようになっている。振動源8によりベローズ
2が伸縮すると内部の粘性油5がオリフィス3を通して
ベローズ1、2間を行き来し、スリット3を通過する粘
性油5の抵抗により振動方向と逆方向に力が作用し振動
を抑制する。オリフィス3は、通常狭いスリットからな
り、このスリットの幅と面積で減衰効果が調節される。
管等の高サイクル・小ストロールの振動を抑制するため
に従来から用いられている。このオイルダンパーは、図
2に例示するように、一端が開放した2つの可撓性ベロ
ーズ1、2が中央にオリフィス3を有する仕切板4に開
放端を接続されたものであり、内部に粘性油5が充填さ
れ、オリフィス3を介して粘性油5が2つのベローズ
1、2の間を行き来できるようになっている。仕切板4
は固定金具6を介して振動しない固定部7に連結され、
2つのうち一方のベローズ2の密閉端が、配管等の振動
源8にフランジ等で連結され、他方のベローズ1は自由
に伸縮するようになっている。振動源8によりベローズ
2が伸縮すると内部の粘性油5がオリフィス3を通して
ベローズ1、2間を行き来し、スリット3を通過する粘
性油5の抵抗により振動方向と逆方向に力が作用し振動
を抑制する。オリフィス3は、通常狭いスリットからな
り、このスリットの幅と面積で減衰効果が調節される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したオイルダンパ
ーは、温度変化の大きい箇所に使用すると、粘性油5の
温度が変化し粘性油の粘性が変化して減衰効果が大きく
変動する問題点があった。すなわち、例えば25℃で5
60cStの鉱物油の粘性は、60℃では例えば100
cSt程度まで低下するため、粘性油の抵抗による減衰
効果が一定にならず、安定した振動抑制ができない問題
点があった。
ーは、温度変化の大きい箇所に使用すると、粘性油5の
温度が変化し粘性油の粘性が変化して減衰効果が大きく
変動する問題点があった。すなわち、例えば25℃で5
60cStの鉱物油の粘性は、60℃では例えば100
cSt程度まで低下するため、粘性油の抵抗による減衰
効果が一定にならず、安定した振動抑制ができない問題
点があった。
【0004】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ま
わりの温度変化が大きい場合でも減衰効果がほぼ一定で
あり、安定した振動抑制ができる振動抑制装置を提供す
ることにある。
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ま
わりの温度変化が大きい場合でも減衰効果がほぼ一定で
あり、安定した振動抑制ができる振動抑制装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、中央に
オリフィスを有し固定部に連結された仕切板と、該仕切
板の一方の面に開放端が連結され他端が振動源に密閉的
に連結された第1の可撓性ベローズと、仕切板の他方の
面に開放端が連結され他端が密閉された第2の可撓性ベ
ローズとを備え、内部に粘性油が封入された振動抑制装
置であって、第1ベローズ及び第2ベローズを囲み、一
端が固定部に連結され他端が振動源に連結された第3の
可撓性ベローズと、第3ベローズの内側に充填された液
体の温度を一定に保持する温度調節装置と、を備えるこ
とを特徴とする振動抑制装置が提供される。
オリフィスを有し固定部に連結された仕切板と、該仕切
板の一方の面に開放端が連結され他端が振動源に密閉的
に連結された第1の可撓性ベローズと、仕切板の他方の
面に開放端が連結され他端が密閉された第2の可撓性ベ
ローズとを備え、内部に粘性油が封入された振動抑制装
置であって、第1ベローズ及び第2ベローズを囲み、一
端が固定部に連結され他端が振動源に連結された第3の
可撓性ベローズと、第3ベローズの内側に充填された液
体の温度を一定に保持する温度調節装置と、を備えるこ
とを特徴とする振動抑制装置が提供される。
【0006】本発明の好ましい実施例によれば、前記温
度調節装置は、ポンプを有し第3ベローズの内部から液
体を抜き出して第3ベローズの内部に戻す循環ライン
と、該循環ラインの途中に設けられた加熱冷却器とから
なる。
度調節装置は、ポンプを有し第3ベローズの内部から液
体を抜き出して第3ベローズの内部に戻す循環ライン
と、該循環ラインの途中に設けられた加熱冷却器とから
なる。
【0007】
【作用】振動源により第1ベローズ及び第3ベローズが
伸縮すると第1ベローズ及び第2ベローズの内部の粘性
油がオリフィスを通して行き来し、オリフィスを通過す
る粘性油の抵抗により振動方向と逆方向に力が作用し振
動を抑制する。更に上記本発明の構成によれば、一端が
固定部に連結され他端が振動源に連結された第3ベロー
ズの内側に液体が充填され、この液体が第1ベローズ及
び第2ベローズを囲んでいるので、温度調節装置により
液体温度が一定に保持され、第1ベローズ及び第2ベロ
ーズ内の粘性油の温度を一定に保持することができる。
伸縮すると第1ベローズ及び第2ベローズの内部の粘性
油がオリフィスを通して行き来し、オリフィスを通過す
る粘性油の抵抗により振動方向と逆方向に力が作用し振
動を抑制する。更に上記本発明の構成によれば、一端が
固定部に連結され他端が振動源に連結された第3ベロー
ズの内側に液体が充填され、この液体が第1ベローズ及
び第2ベローズを囲んでいるので、温度調節装置により
液体温度が一定に保持され、第1ベローズ及び第2ベロ
ーズ内の粘性油の温度を一定に保持することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1は、本発明による振動抑制装置の全
体断面図である。この図において、本発明の振動抑制装
置10は、中央にオリフィス11を有し固定金具12を
介して固定部7に連結された仕切板13と、仕切板13
の一方の面に開放端が連結され他端が振動源8に密閉的
に連結された第1の可撓性ベローズ14と、仕切板13
の他方の面に開放端が連結され他端が密閉された第2の
可撓性ベローズ15とを備える。第1ベローズ14及び
第2ベローズ15の内部には粘性油5が封入されてい
る。かかる構成は、図2に示した従来の振動抑制装置と
同様である。
して説明する。図1は、本発明による振動抑制装置の全
体断面図である。この図において、本発明の振動抑制装
置10は、中央にオリフィス11を有し固定金具12を
介して固定部7に連結された仕切板13と、仕切板13
の一方の面に開放端が連結され他端が振動源8に密閉的
に連結された第1の可撓性ベローズ14と、仕切板13
の他方の面に開放端が連結され他端が密閉された第2の
可撓性ベローズ15とを備える。第1ベローズ14及び
第2ベローズ15の内部には粘性油5が封入されてい
る。かかる構成は、図2に示した従来の振動抑制装置と
同様である。
【0009】本発明の振動抑制装置10は更に、第1ベ
ローズ14及び第2ベローズ15を囲み、一端が固定部
7に連結され他端が振動源8に連結された第3の可撓性
ベローズ16と、第3ベローズ16の内側に充填された
液体17の温度を一定に保持する温度調節装置18とを
備える。液体17は、例えば水であり、第3ベローズ1
6の内側に適当な隙間17aを残して充填されている。
この隙間17aは、第3ベローズ16が伸縮する際の第
3ベローズ16内の液体17の容量変化を補償するのに
役立つ。なお、隙間17aを残さずに充填し、第3ベロ
ーズ16の一部を第3ベローズ16の伸縮に応じて逆に
伸縮できるようにしてもよく、或いは液体17を逃がす
リリーフ弁と液体供給ラインを設け、液体17の容量変
化を補償してもよい。
ローズ14及び第2ベローズ15を囲み、一端が固定部
7に連結され他端が振動源8に連結された第3の可撓性
ベローズ16と、第3ベローズ16の内側に充填された
液体17の温度を一定に保持する温度調節装置18とを
備える。液体17は、例えば水であり、第3ベローズ1
6の内側に適当な隙間17aを残して充填されている。
この隙間17aは、第3ベローズ16が伸縮する際の第
3ベローズ16内の液体17の容量変化を補償するのに
役立つ。なお、隙間17aを残さずに充填し、第3ベロ
ーズ16の一部を第3ベローズ16の伸縮に応じて逆に
伸縮できるようにしてもよく、或いは液体17を逃がす
リリーフ弁と液体供給ラインを設け、液体17の容量変
化を補償してもよい。
【0010】図1において、温度調節装置18は、ポン
プ19を有し第3ベローズ16の内部から液体17を抜
き出して第3ベローズ16の内部に再度戻す循環ライン
20と、循環ライン20の途中に設けられた加熱冷却器
21とからなる。加熱冷却装置21は、例えば電気、蒸
気等で加熱する加熱装置、冷却水等で冷却する冷却装
置、冷凍サイクルとヒートサイクルを併用した加熱冷却
両用の装置、ペルチエ効果を利用した電子冷凍装置、等
がよい。
プ19を有し第3ベローズ16の内部から液体17を抜
き出して第3ベローズ16の内部に再度戻す循環ライン
20と、循環ライン20の途中に設けられた加熱冷却器
21とからなる。加熱冷却装置21は、例えば電気、蒸
気等で加熱する加熱装置、冷却水等で冷却する冷却装
置、冷凍サイクルとヒートサイクルを併用した加熱冷却
両用の装置、ペルチエ効果を利用した電子冷凍装置、等
がよい。
【0011】上述した構成により、振動源8により第1
ベローズ14及び第3ベローズ16が伸縮すると第1ベ
ローズ14及び第2ベローズ15の内部の粘性油5がオ
リフィス11を通して行き来し、オリフィス11を通過
する粘性油5の抵抗により振動方向と逆方向に力が作用
し振動を抑制する。更に、一端が固定部7に連結され他
端が振動源8に連結された第3ベローズ16の内側に液
体17が充填され、この液体17が第1ベローズ14及
び第2ベローズ15を囲んでいるので、温度調節装置1
8により液体温度が一定に保持され、第1ベローズ14
及び第2ベローズ15内の粘性油5の温度を一定に保持
することができる。
ベローズ14及び第3ベローズ16が伸縮すると第1ベ
ローズ14及び第2ベローズ15の内部の粘性油5がオ
リフィス11を通して行き来し、オリフィス11を通過
する粘性油5の抵抗により振動方向と逆方向に力が作用
し振動を抑制する。更に、一端が固定部7に連結され他
端が振動源8に連結された第3ベローズ16の内側に液
体17が充填され、この液体17が第1ベローズ14及
び第2ベローズ15を囲んでいるので、温度調節装置1
8により液体温度が一定に保持され、第1ベローズ14
及び第2ベローズ15内の粘性油5の温度を一定に保持
することができる。
【0012】
【発明の効果】従って、本発明の振動抑制装置は、温度
変化の大きい箇所に使用しても、粘性油の温度が一定に
保持され、まわりの温度変化が大きい場合でも減衰効果
をほぼ一定に保持し、安定した振動抑制ができる優れた
効果を有する。
変化の大きい箇所に使用しても、粘性油の温度が一定に
保持され、まわりの温度変化が大きい場合でも減衰効果
をほぼ一定に保持し、安定した振動抑制ができる優れた
効果を有する。
【図1】本発明による振動抑制装置の全体断面図であ
る。
る。
【図2】従来の振動抑制装置の全体断面図である。
1、2 ベローズ 3 オリフィス 4 仕切板 5 粘性油 6 固定金具 7 固定部 8 振動源 10 振動抑制装置 11 オリフィス 12 固定金具 13 仕切板 14 第1ベローズ 15 第2ベローズ 16 第3ベローズ 17 液体 17a 隙間 18 温度調節装置 19 ポンプ 20 循環ライン 21 加熱冷却装置
Claims (2)
- 【請求項1】 中央にオリフィスを有し固定部に連結さ
れた仕切板と、該仕切板の一方の面に開放端が連結され
他端が振動源に密閉的に連結された第1の可撓性ベロー
ズと、仕切板の他方の面に開放端が連結され他端が密閉
された第2の可撓性ベローズとを備え、内部に粘性油が
封入された振動抑制装置であって、 第1ベローズ及び第2ベローズを囲み、一端が固定部に
連結され他端が振動源に連結された第3の可撓性ベロー
ズと、第3ベローズの内側に充填された液体の温度を一
定に保持する温度調節装置と、を備えることを特徴とす
る振動抑制装置。 - 【請求項2】 前記温度調節装置は、ポンプを有し第3
ベローズの内部から液体を抜き出して第3ベローズの内
部に戻す循環ラインと、該循環ラインの途中に設けられ
た加熱冷却器とからなる、ことを特徴とする請求項1に
記載の振動抑制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28327293A JP3293111B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 振動抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28327293A JP3293111B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 振動抑制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07133839A true JPH07133839A (ja) | 1995-05-23 |
JP3293111B2 JP3293111B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=17663313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28327293A Expired - Fee Related JP3293111B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 振動抑制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3293111B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP28327293A patent/JP3293111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3293111B2 (ja) | 2002-06-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |