JPH04258340A - 冷金の表面処理法及び溶着防止用塗料 - Google Patents
冷金の表面処理法及び溶着防止用塗料Info
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- JPH04258340A JPH04258340A JP3891691A JP3891691A JPH04258340A JP H04258340 A JPH04258340 A JP H04258340A JP 3891691 A JP3891691 A JP 3891691A JP 3891691 A JP3891691 A JP 3891691A JP H04258340 A JPH04258340 A JP H04258340A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は鋳物の肉厚部等に適用さ
れる冷金の表面処理法及びこれに使用する塗料に関する
。
れる冷金の表面処理法及びこれに使用する塗料に関する
。
【０００２】
【従来の技術】健全な鋳物を製造するに際して、溶湯の
体収縮によって生じる溶湯不足のための鋳造欠陥（引け
巣と言う）を防ぐために溶湯の最終凝固部近傍に溶湯補
給用として押湯を設けている。
体収縮によって生じる溶湯不足のための鋳造欠陥（引け
巣と言う）を防ぐために溶湯の最終凝固部近傍に溶湯補
給用として押湯を設けている。
【０００３】しかし、鋳物の形状によっては、前述の押
湯を設けられない場合、あるいは押湯のみでは健全な鋳
物が出来ない場合がしばしばある。
湯を設けられない場合、あるいは押湯のみでは健全な鋳
物が出来ない場合がしばしばある。
【０００４】この様な場合の対策として、鋳造欠陥（引
け巣）発生部位に冷金を適用する。
け巣）発生部位に冷金を適用する。
【０００５】従来法においては、冷金と鋳物の溶着防止
及び冷金表面層の不純物から発生するガスあるいは冷金
表面の凹部に存在する空気の捲きこみによって生じるガ
ス欠陥を防ぐために、冷金表面をショットブラスト等で
清掃し、鋳型用塗型材、油類、タール類等を塗布した後
、乾燥して使用する方法が一般的である。
及び冷金表面層の不純物から発生するガスあるいは冷金
表面の凹部に存在する空気の捲きこみによって生じるガ
ス欠陥を防ぐために、冷金表面をショットブラスト等で
清掃し、鋳型用塗型材、油類、タール類等を塗布した後
、乾燥して使用する方法が一般的である。
【０００６】図２は、従来の塗型材を塗布した冷金を示
す断面図で、ショットブラストで清掃した冷金１の表面
１ａに鋳物用塗料３を塗布した状態を示したものである
。
す断面図で、ショットブラストで清掃した冷金１の表面
１ａに鋳物用塗料３を塗布した状態を示したものである
。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来の技術においては、冷金の保管中、あるいは鋳型製
作または中子製作後、鋳込みまでの間に冷金表面に錆が
発生し易い不具合がある。この錆は、鋳物のガス欠陥を
誘発するため、錆の発生を防ぐためには冷金の保存及び
管理にきめ細い配慮を必要としている。本発明は、前述
の不具合を解決し、かつ作業工数の短縮を図るものであ
る。
従来の技術においては、冷金の保管中、あるいは鋳型製
作または中子製作後、鋳込みまでの間に冷金表面に錆が
発生し易い不具合がある。この錆は、鋳物のガス欠陥を
誘発するため、錆の発生を防ぐためには冷金の保存及び
管理にきめ細い配慮を必要としている。本発明は、前述
の不具合を解決し、かつ作業工数の短縮を図るものであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このため本発明に於ては
、冷金の表面に塗布する冷金溶着防止用塗料として、酸
化鉄１００重量部に高分子ゾルを１〜２０重量部混合し
たアルコール溶液を適量混合したものを使用する。そし
て前記冷金溶着防止用塗料を冷金表面に塗布した後直ち
にガスバーナー等で冷金溶着防止用塗料を乾燥する。 このようにして表面処理を行った冷金を対象模型の該当
部にセットし造型を行なうものである。
、冷金の表面に塗布する冷金溶着防止用塗料として、酸
化鉄１００重量部に高分子ゾルを１〜２０重量部混合し
たアルコール溶液を適量混合したものを使用する。そし
て前記冷金溶着防止用塗料を冷金表面に塗布した後直ち
にガスバーナー等で冷金溶着防止用塗料を乾燥する。 このようにして表面処理を行った冷金を対象模型の該当
部にセットし造型を行なうものである。
【０００９】
【作用】本発明は、冷金の表面に酸化鉄１００重量部に
高分子ゾルを１〜２０重量部混合したアルコール溶液を
適量混合した冷金溶着防止用塗料を塗布し、直ちにガス
バーナー等の乾燥手段で溶剤を蒸発、乾燥させたので、
塗料中の酸化鉄は、冷金表面部１ａに生じ易い錆の発生
を抑制し、また、冷金と鋳物溶湯が直接接触しないため
冷金の鋳物への溶着を防止する作用がある。
高分子ゾルを１〜２０重量部混合したアルコール溶液を
適量混合した冷金溶着防止用塗料を塗布し、直ちにガス
バーナー等の乾燥手段で溶剤を蒸発、乾燥させたので、
塗料中の酸化鉄は、冷金表面部１ａに生じ易い錆の発生
を抑制し、また、冷金と鋳物溶湯が直接接触しないため
冷金の鋳物への溶着を防止する作用がある。
【００１０】また冷金溶着防止用塗料の高分子ゾル入ア
ルコール溶剤は、ガスバーナー等による乾燥によって、
酸化鉄の冷金への接着強度を高め、かつ溶剤乾燥効率を
促進する作用がある。
ルコール溶剤は、ガスバーナー等による乾燥によって、
酸化鉄の冷金への接着強度を高め、かつ溶剤乾燥効率を
促進する作用がある。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明すると、
図１は本発明溶着防止用塗型材を塗布した冷金の断面図
、図３は本発明表面処理を施した冷金をギヤー模型の外
周面に配置した状態を示す斜視図である。
図１は本発明溶着防止用塗型材を塗布した冷金の断面図
、図３は本発明表面処理を施した冷金をギヤー模型の外
周面に配置した状態を示す斜視図である。
【００１２】図１において本発明の冷金表面処理法は、
鋳造用冷金１の冷金表面部１ａに本発明の冷金溶着防止
用塗料２を塗布し、直ちにガスバーナー等の乾燥手段で
溶剤を蒸発、乾燥させる。
鋳造用冷金１の冷金表面部１ａに本発明の冷金溶着防止
用塗料２を塗布し、直ちにガスバーナー等の乾燥手段で
溶剤を蒸発、乾燥させる。
【００１３】次ぎに図３により本発明の表面処理を施し
た冷金を用いた鋳型の造型について説明すると、材質Ｆ
Ｃ３００、単重５４０ｋｇのギヤー模型４の外周面に沿
って配置する冷金１の冷金表面部１ａを、酸化鉄１００
重量部、高分子ゾル２．２５％入りエタノール１５０重
量部の冷金溶着防止用塗料２の入った容器中にドブ漬け
した後、直ちにプロパンガスで乾燥した。塗料２の塗布
方法は、刷毛塗り、スプレー、ドブ漬けのいづれの方法
でもよい。
た冷金を用いた鋳型の造型について説明すると、材質Ｆ
Ｃ３００、単重５４０ｋｇのギヤー模型４の外周面に沿
って配置する冷金１の冷金表面部１ａを、酸化鉄１００
重量部、高分子ゾル２．２５％入りエタノール１５０重
量部の冷金溶着防止用塗料２の入った容器中にドブ漬け
した後、直ちにプロパンガスで乾燥した。塗料２の塗布
方法は、刷毛塗り、スプレー、ドブ漬けのいづれの方法
でもよい。
【００１４】ギヤー模型４に冷金１をセットし、フラン
砂プロセスにて鋳型を造型し、１３９０℃の溶湯を鋳込
んだ。
砂プロセスにて鋳型を造型し、１３９０℃の溶湯を鋳込
んだ。
【００１５】製品ショット後、冷金の状況を確認した結
果、冷金は鋳物から簡単に脱落し、また冷金当面の鋳物
表面のガス欠陥は皆無であった。
果、冷金は鋳物から簡単に脱落し、また冷金当面の鋳物
表面のガス欠陥は皆無であった。
【００１６】上記実施例に用いた酸化鉄の組成を表１に
示す。
示す。
【００１７】
【表１】
【００１８】
【発明の効果】以上述べたように請求項（１）及び（２
）に記載の本発明は、鋳物製造に際して、健全な鋳物を
作るために用いる冷金表面に酸化鉄及び高分子ゾル混入
アルコール系溶剤塗料を塗布したことにより次に示す効
果を奏することができる。 （１）従来は使用前にショット清掃を必要としていたが
、錆びた状態の冷金でも使用でき清掃工数が短縮できる
。 （２）新製した冷金あるいは回収した冷金に本発明の塗
料を塗布すれば、１〜２ケ月間保管しても実用でき、冷
金の保管が容易になる。 （３）冷金の鋳物への溶着が防止でき、冷金コストの低
減及び冷金離脱工数の短縮が可能となる。 （４）乾燥が簡単で、かつ塗料の剥離がないため冷金の
段取りが容易となる。
）に記載の本発明は、鋳物製造に際して、健全な鋳物を
作るために用いる冷金表面に酸化鉄及び高分子ゾル混入
アルコール系溶剤塗料を塗布したことにより次に示す効
果を奏することができる。 （１）従来は使用前にショット清掃を必要としていたが
、錆びた状態の冷金でも使用でき清掃工数が短縮できる
。 （２）新製した冷金あるいは回収した冷金に本発明の塗
料を塗布すれば、１〜２ケ月間保管しても実用でき、冷
金の保管が容易になる。 （３）冷金の鋳物への溶着が防止でき、冷金コストの低
減及び冷金離脱工数の短縮が可能となる。 （４）乾燥が簡単で、かつ塗料の剥離がないため冷金の
段取りが容易となる。
【図１】本発明の一実施例に係る溶着防止用塗型材を塗
布した冷金の断面図である。
布した冷金の断面図である。
【図２】従来の塗型材を塗布した冷金の断面図である。
【図３】本発明の表面処理を施した冷金をギヤ模型の外
周面に配置した状態を示す斜視図である。
周面に配置した状態を示す斜視図である。
１ 冷金
１ａ 冷金表面部
２ 冷金溶着防止用塗料
３ 従来の鋳物用塗料
４ 模型
Claims (2)
- 【請求項１】 酸化鉄１００重量部に高分子ゾルを１
〜２０重量部混合したアルコール溶液からなる冷金溶着
防止用塗料。 - 【請求項２】 請求項１記載の冷金溶着防止用塗料を
、鋳物の肉厚部等の鋳造に適用する冷金の表面に塗布し
、直ちにガスバーナー等の乾燥手段で乾燥したことを特
徴とする冷金の表面処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3891691A JPH04258340A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 冷金の表面処理法及び溶着防止用塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3891691A JPH04258340A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 冷金の表面処理法及び溶着防止用塗料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04258340A true JPH04258340A (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=12538535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3891691A Withdrawn JPH04258340A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 冷金の表面処理法及び溶着防止用塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04258340A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0739991A (ja) * | 1993-07-28 | 1995-02-10 | Hodogaya Ashland Kk | 鋳物冷し金用塗膜剤 |
| CN102407280A (zh) * | 2011-12-02 | 2012-04-11 | 山东省源通机械股份有限公司 | 一种湿型铸造球铁铸件造型用冷铁涂料及其使用方法 |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP3891691A patent/JPH04258340A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0739991A (ja) * | 1993-07-28 | 1995-02-10 | Hodogaya Ashland Kk | 鋳物冷し金用塗膜剤 |
| CN102407280A (zh) * | 2011-12-02 | 2012-04-11 | 山东省源通机械股份有限公司 | 一种湿型铸造球铁铸件造型用冷铁涂料及其使用方法 |
| CN102407280B (zh) * | 2011-12-02 | 2015-10-28 | 山东省源通机械股份有限公司 | 一种湿型铸造球铁铸件造型用冷铁涂料及其使用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |