JPH042580B2 - - Google Patents

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JPH042580B2
JPH042580B2 JP58018245A JP1824583A JPH042580B2 JP H042580 B2 JPH042580 B2 JP H042580B2 JP 58018245 A JP58018245 A JP 58018245A JP 1824583 A JP1824583 A JP 1824583A JP H042580 B2 JPH042580 B2 JP H042580B2
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oxalate
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ester
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/41Preparation of salts of carboxylic acids
    • C07C51/412Preparation of salts of carboxylic acids by conversion of the acids, their salts, esters or anhydrides with the same carboxylic acid part

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はコバルト化合物及びマンガン化合物以
外の重金属化合物並びに無機及び/又は有機物質
を含有していてもよい脂肪族カルボン酸、水又は
その混合物中のコバルト化合物及び/又はマンガ
ン化合物溶液から容易に濾過可能な沈降蓚酸コバ
ルト及び/又は蓚酸マンガンの形でコバルト及
び/又はマンガンを単離するための方法に関す
る。 本発明は酢酸酸性酸化母液からコバルト塩及
び/又はマンガン塩を単離するために特に好適で
ある。酢酸溶液中空気酸素でアルキル芳香族を酸
化して芳香族カルボン酸を製造するためにコバル
ト塩及び/又はマンガン塩を触媒として使用す
る。この種の酸化工程は経済的に重要である。特
に、このことはp−キシロールの酸化によりテレ
フタル酸の製造の場合に言える。しかしながら、
他の単環又は多環芳香族モノ−、ジ−又はポリカ
ルボン酸、例えばクロル安息香酸、ニトロ安息香
酸、イソフタル酸、ナフタリンジカルボン酸、ト
リメリツト酸等も相応する方法により製造され
る。 この種の方法の経済性にとつて、触媒の回収は
重要な要因である。酸化母液から触媒を回収する
ための多くの方法、例えば西ドイツ国特許公開第
2131470号、同第2419323号又は同第2260491号公
報によれば、触媒は炭酸塩として単離される。こ
のためにはまず酢酸酸性溶液を蒸発させ、残分を
水で抽出しなければならない。しばしばタール状
で、時々2相である残分の抽出は困難であり、常
に十分に効果的であるとはいえない。コバルトの
不完全な抽出は比較的高価な触媒の損失を意味す
るだけでなく、コバルトを含有する残留生成物の
処理も著しく困難である。 酢酸酸性酸化母液からコバルト触媒及び/又は
マンガン触媒を回収するための方法は特開昭51−
97593号明細書に記載されている。この際、重金
属触媒を酸化母液中で蓚酸を添加することにより
難溶性蓚酸塩として析出させ、固液分離により単
離する。この方法は蓚酸コバルト及び/又は蓚酸
マンガンと一緒に析出した他の重金属蓚酸塩を洗
出することにより分離することができるという可
能性を提供する。 しかしながら特開昭51−97593号明細書の方法
を実施する際、コバルトを含有する酢酸酸性酸化
母液から又は酢酸酸性から析出した蓚酸コバルト
は実際には濾過不可能であることが判明した。析
出条件を温度、溶液の水による希釈度、コバルト
濃度又は蓚酸添加の方法に関して変化させても容
易な濾過可能は達せられなかつた。濾過助剤の添
加によつても全く改良されなかつた。すべての場
合において、蓚酸コバルト及び/又は蓚酸マンガ
ンは遠心濾過、吸引濾過又は加圧濾過によつても
実質的に濾過不可能な形で得られた。 比較例1により得られた蓚酸コバルトを走査型
電子顕微鏡で調べると著しく困難な濾過の原因が
判明した:この結晶は直径わずか約0.1〜0.3μm
の微細な球状の1次粒子からなる。こうして、こ
れらの著しく微細な結晶生成物を常用の濾過装置
で濾過する場合極度に大きな濾過面を使用するこ
とにしても不完全であり、著しく時間がかかると
いうことは明らかである。層が厚くなると、小さ
い球状結晶が圧縮され液体を遮断する非常に密な
層になるために、濾過は完全に行なわれなくな
る。 従つて、本発明の課題は著しく粗大な結晶で、
比較的容易に濾過可能に蓚酸コバルト及び/又は
蓚酸マンガンを獲得することである。 この課題は本発明により解決する。本発明は冒
頭に記載した方法において、特許請求の範囲第1
項の特徴部に記載された方法からなる。 本発明において沈殿のために蓚酸を使用せず、
コバルト及び/又はマンガン塩の溶液を高めた温
度で蓚酸のエステル、例えば蓚酸ジメチルエステ
ル又は蓚酸ジエチルエステルで処理する。この条
件下に蓚酸コバルトは徐々に形成され、この際例
えば重金属の定量的な沈殿のために、還流下に1
時間より少ない反応時間ですでに十分である。こ
の際、溶液中の濃度が1ppmまで下がる場合、酢
酸酸性溶液からの重金属の沈殿は定量的としてみ
なされる。 例1において蓚酸ジエチルエステルを用いて、
二時間還流下に煮沸することにより95%酢酸から
得られた蓚酸コバルトを走査型電子顕微鏡で調べ
ると4〜10μmの有利な大きさの構造物に成長し
ている立方体の結晶が見られる。これらの奇怪
で、かつ非常に強力に相互に結合した結晶が全く
問題なく濾過可能であるということは容易に考え
られる。この結晶構造物は超音波処理でも損傷を
うけないので集塊ではない。この結晶構造物は機
械的に抵抗性であり、こうして良好な濾過特性は
工業的な処理条件下にも保持される。 溶液の十分な水含量は溶けた重金属の許容時間
内での定量的沈殿に重要な意味を有する。実質的
に無水の酢酸中のコバルト塩溶液を蓚酸エステル
で処理する場合にも、不溶性の蓚酸コバルトが生
じるが、10時間を越える反応時間においてもコバ
ルト沈殿は定量的ではない。例2、3、4及び5
の比較は定量的な沈殿の速度に対する水のポジテ
イブな影響を表わしている。 従つて、重金属の酢酸酸性溶液から蓚酸コバル
ト及び/又は蓚酸マンガンを析出させるためには
溶液の水含量が1重量%を越える、有利に2重量
%を越える、特に5〜10重量%であるのが有利で
ある。それに対し、水での希釈度に関する上限な
ない。最終的には酢酸を有さないコバルト及び/
又はマンガン塩の水溶液にも広げることができ
る。しかしながら、溶液中に約30〜50ppmのコバ
ルト残分が残るので水溶液からのコバルト析出は
酢酸溶液からの場合ほど最適ではない。 コバルト及び/又はマンガンを容易に濾過可能
な蓚酸塩としてコバルト塩及び/又はマンガン塩
の水溶液から単離することができるという可能性
により、この方法は酢酸溶液中での酸化工程にお
いて触媒として使用したコバルト及び/又はマン
ガンの回収に制限されるものではない。むしろ、
この方法は、コバルト及び/又はマンガンを例え
ば蒸留残分の抽出により酢酸酸性又は水性溶液中
にもたらすことができるかぎり、他の方法から、
例えば酢酸不含媒体中での酸化工程から又はカル
ボニル化工程もしくはヒドロカルボキシル化工程
から該当する重金属を回収するためにも使用する
ことができる。 本発明方法によりコバルト及び/又はマンガン
を定量的に析出させるために必要な時間は溶液の
水含量の他にも温度、コバルト濃度及び/又はマ
ンガン濃度及びそれに関連して使用した蓚酸エス
テルの量にもよる。蓚酸エステルの過剰量の増加
により短縮された反応時間で析出した蓚酸コバル
ト及び/又は蓚酸マンガンの瀘過特性はこのこと
によりあまり影響を受けないので、蓚酸エステル
の過剰量の使用は特に有利に作用する。 コバルト及び/又はマンガンの定量的析出にと
つて少なくとも当モル量の蓚酸エステルは必要で
ある。実地に測定した反応時間を6時間より短か
くするためには、蓚酸エステルを理論的に必要な
モル量に対し4倍過剰まで、有利に0.1〜0.5倍過
剰使用する。同時に沈殿を50〜250℃、有利に80
〜160℃の高めた温度で実施する。 本発明方法によるコバルト及び/又はマンガン
の定量的析出は原則的に強酸、例えば鉱酸の添加
により促進される。しかし一般に、許容時間内に
容易に濾過可能に結晶として重金属の完全な析出
を達成するためには前記の処理で十分である。 本発明方法により特に容易に濾過可能な形で析
出する蓚酸コバルト及び/又は蓚酸マンガンの単
離は常用の濾過装置、例えば加圧濾過装置又は遠
心濾過装置の使用下に行なわれる。この濾過は室
温でも、高めた温度でも実施することができる。
例えば80〜110℃の高めた温度での重金属蓚酸塩
の単離は加熱の状態で酢酸中に比較的良好に溶け
る生成物の製造の場合に有利である。室温に冷却
する際に析出する酸化生成物が触媒により着色し
て沈殿し、かつ十分な洗浄又は再結晶により明ら
かな収率の減少下にのみ精製することができる場
合、目的生成物の単離の前に熱時反応混合物から
重金属の沈殿及び分離を行なうのが有利である。 すでに記載したように、本発明方法は酢酸酸性
溶液中でアルキル芳香族を酸素を用いて酸化する
ことにより芳香族カルボン酸を製造するための方
法における酢酸酸性母液からコバルト及び/又は
マンガンを単離する方法に特に好適であるが、こ
れに限定されるものではない。その他の、経済的
観点下に同様に非常に重要な使用可能性として
は、p−キシロールとp−トルイル酸メチルエス
テルとの同時の液相中での空気酸化、酸化物のメ
タノールでのエステル化及びエステル化混合物の
蒸留分離によるテレフタル酸ジメチルの製造工程
の際の触媒回収である(Hydrocarbon
Processing、Nov.1981、第151頁参照)。この多
工程法においてコバルト塩又はコバルト塩及びマ
ンガン塩を酸化触媒として使用する場合、この酸
化は酢酸不含媒体中で実施される。コバルト含有
もしくはコバルト及びマンガン含有蒸留残分から
触媒は抽出により単離される。非常に好適な抽出
剤は酢酸である。いずれにせよ、抽出物中にコバ
ルトもしくはコバルト及びマンガンの他にも他の
酸化の際に妨害に作用する無機及び有機副生成物
が入つている。従つて、蒸留残分の酢酸酸性コバ
ルトもしくはコバルト及びマンガン含有抽出物を
直接触媒含有溶液として酸化工程中に戻すことは
できず、価値の高い触媒をこのような抽出物から
好適な方法で更に単離しなくてはならない。この
際、本発明による方法は、容易に濾過可能な蓚酸
塩として沈殿する触媒を簡単な方法で洗出により
無機及び有機不純物から単離する可能性を提供す
るので、使用される。このように精製された蓚酸
塩を公知法で再び触媒として好適な化合物に変換
することができる。 酢酸又は他の脂肪族カルボン酸で溶解させた蒸
留残分から本発明方法により蓚酸塩沈殿によりコ
バルト化合物及び/又はマンガン化合物を単離す
る場合、高めた温度においてのみカルボン酸中に
溶解性の蒸留残分に関しては、得られた重金属蓚
酸塩の濾過を高めた温度で行なう必要がある。 脂肪酸カルボン酸がコバルトの他に不純物とし
て、腐食作用により溶液中に入る鉄、クロム及び
ニツケルのような特殊鋼の溶解成分も含有する場
合、本発明方法の適用の際蓚酸エステルの十分な
過剰を適用してこれらもコバルトと一緒に沈殿さ
せる。濾別した蓚酸コバルトは公知法で水で洗出
することによりこれらの不純物から単離される。
一方、蓚酸エステルの大過剰を放棄し、コバルト
の定量的な析出後ただちにこの懸濁液を室温に冷
却することにより反応を中断する場合、コバルト
を驚くほど高い選択性で沈殿させ、他の重金属を
溶解させておくことも可能である。 特に容易に濾過可能な形で蓚酸コバルト又は蓚
酸マンガンを析出させるための本発明方法を次の
例により詳細に説明する。この際特に記載のない
限り、固液分離を常に同じ条件下に同じ装置で、
直径27mmのフイルターを有し、DIN53137により
6〜12秒の濾過時間の真空濾過として実施する。
例中に記載した濾過時間は後洗浄をも入れたもの
である。コバルト()−イオン残存量に関する
母液の検査はCo2+−試験棒で行なつた。 例 1〜9 酢酸100g(例1〜7)もしくは水100g(例8
及び9)中の酢酸コバルト・四水和物2.1gの溶
液に蓚酸ジエチルエステルを添加した後、還流下
に溶液中のコバルト含量が1ppmより下まわるま
で(例1〜7)、もしくは50ppmより下まわるま
で(例8及び9)煮沸した。生じた懸濁液を室温
に冷却し、前に挙げた条件下に濾過し、濾滓を順
次酢酸及び水それぞれ10gで(例1〜7)もしく
は水10gでのみ(例8及び9)洗浄する。表中に
は例1〜7で使用した酢酸の水含量を重量%で、
使用した蓚酸ジエチルエステルの量をgで及び溶
液のコバルト含量に対するモル%で、並びに反応
時間及び濾過時間を分で記載する。
【表】 例3においては、この溶液は4時間後になおコ
バルト含量約30ppmを示す。例6においては40分
後約200ppmのコバルト含量が測定された。 例 10 例3に記載された実験を繰り返すが、そこで使
用した蓚酸ジエチルエステルのかわりに蓚酸ジメ
チルエステル1.3g(コバルト含量に対し130モル
%)を使用した。4.5時間の反応時間後に、コバ
ルトの沈殿は1ppmを下まわる母液のCo−残存量
で定量的であつた。濾過時間は約3分間であつ
た。 例 11 蓚酸ジメチルエステル1.6gを用いて例10を繰
り返した。コバルト沈殿はすでに2時間を越えず
に終了した。濾過時間は約1分であつた。 例 12 例4に記載した実験を90%酢酸100g中の酢酸
マンガン()・四水和物2.1gの溶液で繰り返し
た。生じた白色結晶は1分間を下まわる濾過時間
で吸引濾過、洗浄及び乾燥される。収量1.4g 例 13 酢酸酸性溶液中で空気酸素を用いてp−ニトロ
トルオールをコバルト塩及び臭化物で接触酸化す
ることによりp−ニトロ安息香酸を製造する際に
目的生成物及び反応水の主要量を分離し、かつ触
媒含有母液を反応媒体としてしばしば繰り返し使
用した後得られた、水含量1.0重量%及び重金属
含量Co0.43重量%、Fe0.09重量%、Cr0.03重量
%、Ni0.02重量%及びMn24ppmの母液600gを
水35g及び蓚酸ジエチルエステル7.4g(Co含量
に対して110モル%)と混合し、撹拌下に煮沸還
流させる。3時間後、溶液のコバルト含量は
100ppmを下まわるまで減少し、4時間後溶液中
にはコバルトがもはやCo2+−試験棒で検出され
ず、この際着色した母液中での検出限界は約
10ppmである。室温に冷却した懸濁液を加圧濾過
装置を用いて3バールを下まわる前加圧で2分間
より短時間で濾過した。母液中にはCo11ppmの
他にFe0.11重量%及びCr0.03重量%が検出され
た。順次、酢酸20g及び水20gで3回洗浄し、乾
燥させた濾滓はCo含量32.2重量%の蓚酸コバルト
()・二水和物8.1g(理論値に相当)であつた。 蒸発乾固させた無色水性洗浄濾過は0.1gより
少ない残分ろ示した。 例 14 例13に記載した実験を蓚酸ジエチルエステル
11.2g(Co含量に対して170モル%)を用いて繰
り返す。すでに反応時間135分後に、該溶液中で
はコバルトはCo2+−試験棒で全く検出されなか
つた。加圧濾過により蓚酸コバルト・二水和物
8.1gが再び単離された。濾過後得られた酢酸酸
性母液はこの場合Fe0.04重量%、Cr0.02%より少
量及びCo5ppmを含有している。強く暗色に着色
した水性洗浄液はここではFe17重量%及びCr1.8
重量%の含量の蒸発残分2.9gを与える。 例 15 ハイドロカーボン・プロセツシング
(Hydrocarbon・Processing、Nov.1981年、第
151頁)に記載された方法によるテレフタル酸ジ
メチルエステルの製造からのコバルト含量0.45重
量%及びマンガン含量0.08重量%の蒸留残分200
gを酢酸500g中に加熱下に溶かし、この溶液に
水18g及び蓚酸ジエチルエステル5gを加え、撹
拌下に6時間煮沸還流させる。室温に冷却した懸
濁液を加圧濾過装置の使用下に濾過し(濾過時
間:<3分)、濾滓を酢酸20g及び水20gでそれ
ぞれ2回ずつ洗浄し、乾燥させる。コバルト含量
27重量%及びマンガン含量5重量%の蓚酸コバル
ト及び蓚酸マンガンの混合物3.3gが得られる。 比較例 1 93重量%酢酸100g中の酢酸コバルト・四水和
物2.1gの溶液を室温で撹拌下に蓚酸1.3gと混合
し、次いで1時間撹拌する。この懸濁液は例1〜
12の濾過条件下に濾過不可能であることが判明し
た:最初に得られた濾液は強く混濁しており、こ
の際濾過速度は迅速に低下し、ついには全懸濁液
の通過量の半分より多くが完全に遮蔽された。 比較例 2 比較例1に記載した方法を繰り返したが蓚酸を
1.4g加え、蓚酸の添加後撹拌下に煮沸還流した。
3時間後、この溶液は300ppmを越えるCo含量を
示した。反応時間を伸ばすと共に、反応混合物は
粘性となり、増々沸騰は妨害される。濾過特性は
比較例1と同様である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コバルト化合物及びマンガン化合物以外の重
    金属化合物並びに無機及び/又は有機物質を含有
    していてもよい脂肪族カルボン酸、水又はその混
    合物中のコバルト化合物及び/又はマンガン化合
    物溶液から容易に濾過可能な沈降蓚酸コバルト及
    び/又は蓚酸マンガンの形でコバルト及び/又は
    マンガンを単離するための方法において、該溶液
    を50〜250℃の高めた温度で蓚酸エステルで処理
    し、蓚酸コバルト及び/又は蓚酸マンガンを固液
    分離により分離し、場合により共沈している他の
    重金属の蓚酸化物を自体公知法で水を用いて洗出
    することにより除くことを特徴とする容易に濾過
    可能に沈降蓚酸コバルト及び/又は蓚酸マンガン
    の形でのコバルト及び/又はマンガン単離法。 2 該溶液が脂肪族カルボン酸中に1重量%を越
    える水含量を有する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3 該溶液が脂肪族カルボン酸中に2重量%を越
    える水含量を有する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 4 該溶液が脂肪族カルボン酸中に水含量5〜10
    重量%を有する特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 5 蓚酸エステルでの処理を80〜160℃の温度で
    実施する特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれ
    か1項に記載の方法。 6 すべての析出させるべき蓚酸コバルト及び/
    又は蓚酸マンガン1モルあたり蓚酸エステル1〜
    4モルを使用する特許請求の範囲第1項〜第5項
    のいずれか1項に記載の方法。 7 蓚酸エステル1.1〜1.5モルを使用する特許請
    求の範囲第6項記載の方法。 8 蓚酸ジメチルエステル又は蓚酸ジエチルエス
    テルを使用する特許請求の範囲第1項〜第7項の
    いずれか1項に記載の方法。 9 溶剤として脂肪族モノカルボン酸及びコバル
    ト及び/又はマンガン触媒並びに場合によりブロ
    ムイオン供給化合物の存在下にアルキル芳香族化
    合物を空気酸素で酸化することにより芳香族カル
    ボン酸を製造するための工程から生じる母液又は
    反応溶液に適用する特許請求の範囲第1項〜第8
    項のいずれか1項に記載の方法。 10 p−キシロール及びp−トルオール酸メチ
    ルエステルを液相中一緒に空気酸化し、酸化物を
    メタノールでエステル化し、エステル化混合物を
    蒸留分離し、テレフタル酸ジメチルを製造するた
    めの方法からの蒸留残分の酢酸抽出物に適用する
    ための特許請求の範囲第1項〜第8項のいずれか
    1項に記載の方法。
JP58018245A 1982-02-10 1983-02-08 容易に濾過可能な沈降蓚酸コバルト及び/又は蓚酸マンガンの形でのコバルト及び/又はマンガン単離法 Granted JPS58148835A (ja)

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DE3204510.7 1982-02-10

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US (1) US4490298A (ja)
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