JPH04257039A - ファイル共有方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は資源の提供を要求する複
数のクライアント（Ｃｌｉｅｎｔ）と、資源を提供する
サーバ（Ｓｅｒｖｅｒ）から構成されるシステムに係り
、特に各クライアントのサーバに対するアクセス時間を
短くするファイル共有方法に関する。

【０００２】近年、情報化社会の発展に伴い、サーバと
呼ばれる計算機システムが、ネットワークで接続された
クライアントと呼ばれる端末装置等が処理した情報を一
括して資源として管理し、クライアントの要求に基づき
、管理している資源を提供することが盛んとなって来た
。

【０００３】これは個々のクライアントが作成した資源
をサーバが一括して管理することにより、複数のクライ
アントが資源を共有することが可能となるためである。 ところで、クライアントを構成する端末装置等が多くな
ると、ネットワークを経てサーバに対するアクセス頻度
が高くなるが、資源の提供に支障の無いことが必要であ
る。

【０００４】

【従来の技術】従来はサーバのキャッシュメモリ上に、
ファイル情報（ボリュームやディレクトリ情報等）や使
用頻度の高い情報が、ファイルを格納するディスクから
読出されて格納されており、クライアントがネットワー
クを経てサーバのキャッシュメモリをアクセスし、キャ
ッシュメモリに必要な情報があれば、それを転送させ、
キャッシュメモリに無ければ、ディスクから読出させて
転送させていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来は、各
クライアントがネットワークを経てサーバのキャッシュ
メモリをアクセスして必要とする資源を獲得しているた
め、クライアントの数が多くなると、ネットワークが輻
輳して、アクセスを待たされることとなり、急ぎの資源
獲得が困難となる。

【０００６】従って、クライアントで情報を処理するオ
ペレータが、必要とする資源の入手に時間がかかるため
、処理効率が低下し、資源を共有する利益が無くなると
いう問題がある。

【０００７】本発明はこのような問題点に鑑み、クライ
アント毎に電源投入時に必要とするファイル情報と各ク
ライアント固有の情報をメモリに獲得して処理を実行し
、電源切断前にメモリの情報をサーバに送出して、サー
バのディスクの情報を更新させることにより、各クライ
アントのネットワーク占有率を低下させることを目的と
している。

【０００８】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理を説
明するブロック図である。複数のクライアント２〜３は
、ネットワーク１に接続されており、このネットワーク
１を経てサーバ４に資源の提供を要求する。そして、提
供された資源を処理するが、各クライアント２〜３毎に
、資源の索引情報及び各クライアント毎の固有の情報を
格納するメモリ６〜７を夫々設けている。

【０００９】そして、電源が投入されたクライアント２
〜３毎に、サーバ４から資源の索引情報とクライアント
固有の情報とを転送させて、夫々のメモリ６〜７に格納
した後、処理した情報によってメモリ６〜７内の情報を
夫々更新し、電源切断前にメモリ６〜７の情報をサーバ
４に夫々送出する。

【００１０】又、サーバ４は資源を格納するディスク５
を備え、ネットワーク１を経て資源の提供を要求するク
ライアント２〜３に対して、夫々要求された資源の提供
を行う。そして、電源切断前に各クライアント２〜３が
メモリ６〜７の情報を送出すると、サーバ４のディスク
５内の資源を更新する。

【００１１】

【作用】上記の如く構成することにより、クライアント
２〜３は、電源投入時に処理する資源をサーバ４から夫
々メモリ６〜７に取込むため、以後はメモリ６〜７を夫
々アクセスして情報処理を行うことが出来る。

【００１２】従って、処理速度が向上すると共に、ネッ
トワーク１を経てサーバ４をアクセスする機会が減少す
る。従って、クライアント２〜３の数が増えても、ネッ
トワーク１の占有される時間が減少するため、必要に応
じてサーバ４をアクセスする際は、短時間で、資源の追
加提供を受けることが出来る。

【００１３】

【実施例】図２は本発明の一実施例を示す回路のブロッ
ク図である。端末装置８は図１に示すクライアント２を
構成し、端末装置９はクライアント３を構成する。端末
装置８は電源が投入されると、ネットワーク１を経てサ
ーバ４のインタフェース回路１０を介してバッファメモ
リ１１に端末装置８が使用するファイル情報と固有の情
報の転送を要求するログイン情報を書込む。

【００１４】サーバ４のプロセッサ１２は、バッファメ
モリ１１に格納された端末装置８のログイン情報に基づ
き、キャッシュメモリ１３に要求された情報があるか調
べ、あればキャッシュメモリ１３から、情報を読出して
バッファメモリ１１、インタフェース回路１０及びネッ
トワーク１を経て端末装置８に送出する。

【００１５】キャッシュメモリ１３に要求された情報が
無ければ、プロセッサ１２はディスク５に存在するか調
べ、ディスク５に無ければ情報送出を行わないが、ディ
スク５にあれば、ディスク５からバッファメモリ１１と
キャッシュメモリ１３に読出して、バッファメモリ１１
に読出した情報をインタフェース回路１０及びネットワ
ーク１を経て端末装置８に送出する。

【００１６】端末装置８はサーバ４から送られたファイ
ル情報と固有の情報をメモリ６に書込み、以後はメモリ
６に格納された情報に基づき処理を実行する。端末装置
９も電源が投入されると、上記同様にサーバ４にファイ
ル情報と固有の情報の転送を要求し、メモリ７に格納し
た情報に基づき、処理を実行する。

【００１７】端末装置８は、メモリ６に情報が格納され
ると、オペレータから指定された情報がメモリ６にある
か調べ、存在すればこの情報を読出して使用し、指定さ
れた情報が無い場合は、サーバ４のインタフェース回路
１０を経てバッファメモリ１１に指定された情報の転送
要求を書込む。

【００１８】サーバ４のプロセッサ１２は、バッファメ
モリ１１に書込まれた転送要求を読取ると、要求された
情報がキャッシュメモリ１３に存在するか調べ、あれば
端末装置８に転送させるが、存在しなければ、ディスク
５にあるか調べ、あればバッファメモリ１１とキャッシ
ュメモリ１３に読出し、バッファメモリ１１に読出した
情報を端末装置８に転送させるが、無ければ転送しない
。

【００１９】端末装置９も上記同様に動作する。端末装
置８は処理が完了して電源を切断する場合、電源切断前
にインタフェース回路１０を経てバッファメモリ１１に
処理した情報の受取りを要求するログアウト情報を書込
み、処理した情報をネットワーク１に送出する。

【００２０】プロセッサ１２は、このログアウト情報を
読出すと、ネットワーク１からインタフェース回路１０
を経て入力する情報を、バッファメモリ１１に順次書込
ませる。

【００２１】プロセッサ１２はバッファメモリ１１に書
込まれた端末装置８から受信された情報と、キャッシュ
メモリ１３から読出した端末装置８の情報とを比較回路
１４に送出する。

【００２２】比較回路１４はファイル毎の履歴を比較し
、更新されている情報を抽出すると、キャッシュメモリ
１３とディスク５の端末装置８専用の領域に送出し、更
新情報が書込まれる領域の情報を更新する。

【００２３】端末装置９が処理を完了した場合も上記同
様である。図３〜図５は図２の動作を説明するフローチ
ャートである。図３において、端末装置８に電源が投入
されると、端末装置８はステップ（１）　でサーバ４の
バッファメモリ１１にログイン情報を書込む。

【００２４】サーバ４のプロセッサ１２はステップ（２
）　でキャッシュメモリ１３に要求情報が有るか調べ、
有ればステップ（５）　の処理に移行し、無ければステ
ップ（３）　でディスク５に有るか調べる。ディスク５
にも無ければステップ（４）　で情報の転送を行わない
。

【００２５】プロセッサ１２はステップ（３）　でディ
スク５に情報が有れば、ステップ（５）　で要求元の端
末装置８に情報を転送し、情報を転送された端末装置８
は転送された情報をメモリ６に格納する。

【００２６】図４において、端末装置８はステップ（７
）　でオペレータからの指示を監視しており、オペレー
タから見たい情報が指定されると、ステップ（８）　で
指定された情報がメモリ６に有るか調べる。

【００２７】メモリ６にあれば、ステップ（９）　でメ
モリ６から読出して処理するが、メモリ６に無ければ、
ステップ（１０）でサーバ４に指定された情報の転送を
要求する。サーバ４のプロセッサ１２はステップ（１１
）でキャッシュメモリ１３に指定された情報があるか調
べ、有ればステップ（１４）の処理に移行するが、無け
ればステップ（１２）でディスク５に有るか調べる。

【００２８】ステップ（１２）でディスク５に無ければ
、ステップ（１３）で情報の転送を行わず、ディスク（
５）　に有ればステップ（１４）で要求元の端末装置８
に指定された情報の転送を行う。

【００２９】指定された情報を転送された端末装置８は
、ステップ（１５）でメモリ６に転送された情報を書込
み、ステップ（９）　の処理に移行する。図５において
、情報処理が終了した端末装置８は、ステップ（１６）
でサーバ４のバッファメモリ１１にログアウト情報を書
込む。

【００３０】そして、ステップ（１７）でメモリ６から
、処理済の情報を読出して、ネットワーク１に送出する
。サーバ４のプロセッサ１２は、ステップ（１８）で端
末装置８が送出した情報をバッファメモリ１１に順次格
納し、ステップ（１９）で比較回路１４にバッファメモ
リ１１に格納された情報と、キャッシュメモリ１３に格
納されている端末装置８固有の情報とを比較させる。

【００３１】比較回路１４は、ステップ（２０）で更新
情報があるか調べ、更新情報が無ければステップ（２３
）で処理を終了し、更新情報があると、ステップ（２１
）で更新情報を抽出し、ステップ（２２）でキャッシュ
メモリ１３とディスク５の該当する端末装置８に割当て
られた領域に送出し、更新情報が格納されている領域に
記録されている情報を書替える。そして、ステップ（２
３）で処理を終了する。

【００３２】図３〜図５の動作を端末装置８に基づき説
明したが、端末装置９に関しても同様であり、詳細説明
は省略する。

【００３３】

【発明の効果】以上説明した如く、本発明はサーバ内の
情報を共有する場合、各クライアント固有の情報に関し
ては、クライアントの電源投入時にクライアント内に設
けたメモリに獲得させた後処理させるため、ネットワー
クに接続されるクライアントの数の増加に伴うネットワ
ーク占有率の増加を抑えることが出来る。

【００３４】従って、クライアント内ではメモリにアク
セスすれば良いため処理速度が向上し、クライアントの
数が多くなっても、ネットワークを経てサーバにアクセ
スすることが短時間で可能となるため、大規模なシステ
ム構築を可能とすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の原理を説明するブロック図

【図２
】　　本発明の一実施例を示す回路のブロック図

【図３
】　　図２の動作を説明するフローチャート（その１）

【図４】　　図２の動作を説明するフローチャート（そ
の２）

【図５】　　図２の動作を説明するフローチャート（そ
の３）

【符号の説明】

１　　ネットワーク ２、３　　クライアント ４　　サーバ ５　　ディスク ６、７　　メモリ ８、９　　端末装置 １０　　インタフェース回路 １１　　バッファメモリ １２　　プロセッサ １３　　キャッシュメモリ １４　　比較回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ネットワーク（１）　に接続され、該
   ネットワーク（１）を経て資源の提供を要求し、提供さ
   れた資源を処理する複数のクライアント（２）　〜（３
   ）　と、該資源を格納するディスク（５）　を備え、該
   ネットワーク（１）　を経て資源の提供を要求するクラ
   イアント（２）〜（３）　に対し、該要求された資源の
   提供を行うサーバ（４）　から構成されるシステムにお
   いて、該複数のクライアント（２）　〜（３）に資源の
   索引情報及び各クライアント毎の固有の情報を格納する
   メモリ（６）　〜（７）　を夫々設け、電源が投入され
   たクライアント（２）　〜（３）　毎に、サーバ（４）
   　から資源の索引情報とクライアント固有の情報とを転
   送させて夫々のメモリ（６）　〜（７）　に格納した後
   、処理した情報によって該メモリ（６）　〜（７）　内
   の情報を更新し、電源切断前に該メモリ（６）　〜（７
   ）　の情報をサーバ（４）　に送出することにより、サ
   ーバ（４）　のディスク（５）　内の資源を更新させる
   ようにしたことを特徴とするファイル共有方法。