JPH04256814A - 音場シミュレーション装置 - Google Patents

音場シミュレーション装置

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JPH04256814A
JPH04256814A JP1860091A JP1860091A JPH04256814A JP H04256814 A JPH04256814 A JP H04256814A JP 1860091 A JP1860091 A JP 1860091A JP 1860091 A JP1860091 A JP 1860091A JP H04256814 A JPH04256814 A JP H04256814A
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JP
Japan
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directivity
sound
microphone
memory
reflected
Prior art date
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Pending
Application number
JP1860091A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Kawamura
明久 川村
Mitsuhiko Serikawa
芹川 光彦
Masaharu Matsumoto
正治 松本
Hiroko Numazu
浩子 沼津
Katsumasa Sato
克昌 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1860091A priority Critical patent/JPH04256814A/ja
Publication of JPH04256814A publication Critical patent/JPH04256814A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Stereophonic Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、虚像法を用いて、室内
の任意の点の音場をシミュレーションする音場シミュレ
ーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内の任意の位置の音場(エコータイム
パターン、反射経路、反射音の入力方向等)を求めるた
め、音を光と同様の性質を持つと仮定し、反射面で入射
角と反射角が等しくなるような方式で、音源から受聴位
置までの音の反射経路を計算する虚像法と呼ばれる音場
シミュレーション方法が用いられている。
【0003】(図8)は従来の音場シミュレーションを
行うホールの音源と受聴点の関係を示す図である。
【0004】(図8)において、7は音場シミュレーシ
ョンを行うためのホール、8は音源、9は受聴点であり
、矢印は音源の指向性の方向を示す。
【0005】(図7)は従来の音場シミュレーション装
置の構成を示す図である。3は反射音の計算を行う反射
音計算手段、2はスピーカの指向性を記憶するスピーカ
指向性メモリー、6は計算結果を出力する出力手段であ
る。
【0006】以上のように設定された従来の音場シミュ
レーション装置を(図8)、(図7)に従って説明する
【0007】まず、(図8)に示す受聴点9から音源8
までの直接音を反射音計算手段3により計算する。その
直接音の音圧レベルは、音源8と受聴点9との距離に比
例した減衰をする。次に、音が1回反射した場合を計算
する。反射すると音は反射した面の材質に応じた吸音率
分だけエネルギーを減衰する。また、前記直接音の計算
の場合と同様、距離に比例した分だけ減衰する。このよ
うな計算を指定した反射回数だけ反射音計算手段3によ
り計算を行い、その計算結果を表示する出力手段6では
音源8から受音点9までの反射経路と、受音点9でのエ
コータイムパターン等を求めることが可能である。
【0008】また、使用する音源8(スピーカ)の指向
特性をスピーカ指向性メモリー2に記憶し、計算に使用
することが可能である。受音点9に届いた音線が、音源
8のどの方向から出力された音線かを判断し、予め記憶
されたスピーカ指向性メモリー2からその音線の音圧レ
ベルを選び出して計算する。これにより、実際に使用す
るスピーカを用いてのシミュレーションが可能となり、
より正確な結果を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、音源の指向性のみを考慮しているだけ
であるため、受音点9でマイク録音等を行おうとした場
合、マイクの指向性が考慮されていないため、無指向性
以外のマイクを用いた場合の受音点の音響特性をより正
確にシミュレーションできないという欠点があった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、受音点のマイ
クの指向性を入力することを可能にし、マイクの指向特
性から受音位置に入る音線の方向にあった音圧レベルを
選択し計算することにより、どのような指向性のマイク
もしくはスピーカを用いた場合でもシミュレーション可
能な音場シミュレーション装置の提供を目的とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の音場シミュレーション装置は、受音位置のマイ
クの指向性を記憶するマイク指向性メモリーと、音源の
指向性を記憶するスピーカ指向性メモリーと、音源と受
音位置の間の反射経路を計算する反射音計算手段と、反
射音計算手段により求められた反射音の指向性をマイク
指向性メモリおよびスピーカ指向性メモリから選択する
指向性選択手段と、この指向性選択手段により選択され
た指向性データを用いて重み付けを行う指向性演算手段
とを備え、指向性演算手段の演算で求められた反射音に
マイクの指向性およびスピーカの指向性の重み付けを行
うことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明はこの構成によって、反射音計算手段で
計算された受音位置に入射する反射音に、受音位置のマ
イクの指向性の重み付けを行うことにより、より実際の
使用状況にあった音場シミュレーションを行うことが可
能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0014】(図1)は本発明の第1の実施例における
、音場シミュレーション装置の構成を示す図である。
【0015】(図1)において、1は予め測定してある
、マイクの指向性を記憶するマイク指向性メモリー、2
はスピーカの指向性を記憶するスピーカ指向性メモリー
、3は虚像法により音源から受音点までの反射経路を計
算する反射音計算手段、4は反射音計算手段3により求
められた反射音に対し、マイク指向性メモリー1および
スピーカ指向性メモリー2から指向性を選択する指向性
選択手段、5は、この選択された指向性データを用いて
重み付けを行う指向性演算手段、6は計算結果を出力す
る出力手段である。
【0016】(図2)は音場シミュレーションを行うス
ピーカ(音源)やマイク(受聴点)の配置を示す図であ
る。(図2)において、7は音場シミュレーションを行
うホール、8は音源、9は受音点であり、矢印はそれぞ
れの指向性の方向を示す。
【0017】まず、シミュレーションに使用するマイク
の指向性を測定する。(図3)はマイクの指向性を示す
図である。(図3)より明らかなように、マイクの指向
性は軸対称となっているため、マイクに対し水平面上の
指向性を測定しておけばよい。この指向性をシミュレー
ションに必要な周波数分だけ測定し、マイク指向性メモ
リー1に記憶しておく。同様に、スピーカの指向性はス
ピーカ指向性メモリー2に記憶しておく。
【0018】次に、(図2)のホール7内の任意の位置
に音源8を置いた場合の受音点9に設置されたマイクに
入力される反射音を求める場合を考える。
【0019】従来例で説明したように、音源8から受音
点9に入射する反射音経路を、音を光と同じ性質を持っ
たものとして計算する虚像法を用いて反射音計算手段3
により求める。次に、指向性選択手段4により、計算で
求められた受音点9に入る反射音の入射する角度を計算
し、求められた角度に対応する指向性データを、マイク
指向性メモリー1に記憶されたマイクの指向性から選択
する。選択した指向性データを指向性演算手段5で受音
点9に入射した反射音と掛け合わせる。この操作を受音
点9に入ったすべての反射音に対して行う。また、受音
点9に入る反射音が音源8のどの方向から発射された音
線かを求め、スピーカ指向性メモリー2から選択する。 この選択した指向性データを前記方法と同様に指向性演
算手段5で畳み込み演算を行う。以上の計算結果からイ
ンパルス応答や、反射音構造を出力手段6により出力す
る。
【0020】このことにより受音点において、実際のマ
イクやスピーカを用いた場合の指向性が考慮されたこと
になり、より精度の良いインパルス応答や3次元的な反
射音構造データを得ることが可能となる。
【0021】(図4)は、本方法によりシミュレーショ
ンした結果と従来の結果を比較した図を示す。(図4(
a))は無指向性の音源と無指向性マイクを用いた場合
の周波数400Hzにおけるインパルス応答、(図4(
b))は無指向性の音源と指向性マイクを用いた場合の
周波数400Hzにおけるインパルス応答である。
【0022】(図5)は本発明の第2の実施例の音場シ
ミュレーション装置の構成を示す図である。(図5)に
おいて、10は電気系のインパルス応答を記憶しておく
インパルス応答メモリー、11は反射音計算手段3より
求められたインパルス応答とインパルス応答メモリー1
0のインパルス応答を畳み込む畳み込み演算手段、12
は得られたインパルス応答をFFTするフーリエ変換手
段である。また、第1の実施例と同一の構成要件は同一
の符号を付している。
【0023】以上のように構成された音場シミュレーシ
ョン装置について、以下その動作を説明する。
【0024】まず、シミュレーションに使用するマイク
,スピーカ,アンプ等の再生系のインパルス応答を求め
ておく必要がある。本実施例においては、実際に使用す
る再生系のインパルス応答を測定した。
【0025】次に、実際に音場シミュレーションを行う
場所の反射音演算を第1の実施例に示した方法で行い、
受音点9のインパルス応答を求める。求められた受音点
9のインパルス応答に、すでにインパルス応答メモリー
10に記憶されている再生系のインパルス応答を畳み込
み演算手段11により畳み込む。この結果、実際に前記
再生系をシミュレーション対象のホールで使用した場合
のインパルス応答が求められる。
【0026】前記インパルス応答をフーリエ変換手段1
2により、FFT処理して周波数特性に変換する。ここ
で、ハウリングはその系の伝達関数G(ω)、アンプの
ゲインをqとすると、q・G(ω)が1を越える場合に
起きることから、周波数特性の結果からハウリングしや
すい周波数とハウリングマージンを求めることが可能で
ある。(図6)にシミュレーション結果の周波数特性を
示す。上記シミュレーションを何回か繰り返すことによ
り、ハウリングマージンの大きいスピーカとマイクの位
置や、その指向性を求めることができる。
【0027】以上のように、収音再生系のインパルス応
答を音場シミュレーションにより求められたインパルス
応答と畳み込み、フーリエ変換することにより、ハウリ
ング周波数をシミュレーションすることが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、予めマイクの指
向特性を記憶し、虚像法を用いてシミュレーションした
ホール等の反射音構造に、マイクの指向性を重み付けす
ることにより、実際に使用するマイクを使用し収音した
場合のインパルス応答を求めることが可能となり、より
精度のよい音場シミュレーションを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における音場シミュレー
ション装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における音源,受聴点の
配置図である。
【図3】本発明の実施例に適用するマイクの指向性を示
す図である。
【図4】シミュレーション結果の比較を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例における音場シミュレー
ション装置の構成図である。
【図6】本発明の第2の実施例におけるシミュレーショ
ン計算結果の周波数特性を示す図である。
【図7】従来の音場シミュレーション装置の構成図であ
る。
【図8】従来の音場シミュレーション装置における音源
,受聴点の配置図である。
【符号の説明】
1  マイク指向性メモリー 2  スピーカ指向性メモリー 3  反射音計算手段 4  指向性選択手段 5  指向性演算手段 10  インパルス応答メモリー 11  畳み込み演算手段 12  フーリエ変換手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  マイクの指向性を記憶するマイク指向
    性メモリーと、スピーカの指向性を記憶するスピーカ指
    向性メモリーと、音源から受音点までの反射経路を計算
    する反射音計算手段と、前記反射音計算手段により求め
    られた反射音の指向性を前記マイク指向性メモリーおよ
    びスピーカ指向性メモリから選択する指向性選択手段と
    、前記指向性選択手段により選択された指向性データを
    用いて重みづけを行う指向性演算手段とを備え、前記指
    向性演算手段の演算で求められた反射音にマイクの指向
    性およびスピーカの指向性の重み付けを行うことを特徴
    とした音場シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】  マイク、スピーカ等の収音再生系のイ
    ンパルス応答を記憶しておくインパルス応答メモリーと
    、反射音を求める反射音演算手段より求められたインパ
    ルス応答と前記インパルス応答メモリーのインパルス応
    答とを畳み込む畳み込み演算手段と、前記畳み込み演算
    手段より得られたインパルス応答をフーリエ変換するフ
    ーリエ変換手段とを備え、前記フーリエ変換手段によっ
    て得られた周波数特性より収音再生系のハウリング周波
    数を推定することを特徴とした音場シミュレーション装
    置。
JP1860091A 1991-02-12 1991-02-12 音場シミュレーション装置 Pending JPH04256814A (ja)

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Cited By (4)

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