JPH04255724A - 反応槽の圧力制御装置 - Google Patents

反応槽の圧力制御装置

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JPH04255724A
JPH04255724A JP1746191A JP1746191A JPH04255724A JP H04255724 A JPH04255724 A JP H04255724A JP 1746191 A JP1746191 A JP 1746191A JP 1746191 A JP1746191 A JP 1746191A JP H04255724 A JPH04255724 A JP H04255724A
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JP
Japan
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pressure
reaction tank
tank
reactor
liquid level
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Pending
Application number
JP1746191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ihara
井原 一夫
Takatoshi Kinoshita
木下 高年
Chikao Oda
親生 小田
Hidekazu Nakamoto
英和 中元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH04255724A publication Critical patent/JPH04255724A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘性物質から揮発物を
減圧操作により除去する技術に関し、特に、重縮合系高
分子の塊状重合における反応槽の圧力制御装置に関する
【0002】
【従来の技術】樹脂原料を溶解させて、縮重合などの反
応を行なう場合、縮合時の副生物質、重合時の未反応物
等、流体、固体など多種多様なものが生成される。
【0003】従来は、ポリエステルにて代表されるよう
に、反応中に生成される物質、その量、また反応中に生
成される時期、温度への依存度など、あらかじめ明確に
判明しているために運転操作方法は簡単である。例えば
PET(ポリエチレンテレフタレート)の場合、反応初
期の段階では、圧力を常圧に保った状態で、加熱操作に
より副生成物質を蒸発し、これらが流出し終った段階か
ら重合工程に移り、反応圧力を下げていく。この段階で
は副生物質は、微量でかつ、性状も把握されたものであ
り運転中、問題となることはない。従って、槽内圧力を
、複雑に制御する必要はない。
【0004】近来、高機能樹脂の開発に伴ない、反応中
の温度、圧力も従来にない複雑な制御を行なっていく必
要性がでてきている。
【0005】なお、この種の装置として関連するものに
は例えば特開昭57−2302号が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、反応
中の槽内圧力を制御する場合には複雑な制御は不要であ
った。
【0007】高機能性樹脂(エンジニアリングプラスチ
ックス)の開発に伴って、これらの樹脂を反応操作する
場合、槽内圧力、温度、撹拌翼の回転速度など複雑な制
御を行なう必要が生じている。この中で槽内圧力の制御
が最も重要となっている。圧力を急激に下げると反応中
の樹脂原料の一部を槽外に追出し、真空装置ラインを閉
塞させたり、逆に圧力を下げる速度を遅くすると、加熱
時間を延長することにつながって樹脂自体を変質させて
しまう等の不具合があった。
【0008】本発明の目的は、これらの不具合点を解決
し、反応中における真空操作が容易にできる反応槽の圧
力制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】高機能樹脂は多種多様か
つ複雑な分子構造をしたものが多い。従って、反応圧力
と副生ガス量との関係も、一義的に把握、管理すること
はできない。このため本発明では、反応中に樹脂の圧力
を下げた場合、反応中の溶融樹脂の液面の上昇、流出物
の量によるラインの抵抗の増大、流出量の増減などの、
見かけの溶融樹脂の変化状況を把握し、これに対応した
圧力制御を行なうことにより、最短、最適な圧力制御を
行なおうとしたものである。
【0010】上記目的を達成するために、反応槽に槽内
の液面を検出する手段を設けると共に、反応槽と真空装
置との間に反応槽内の圧力を調節する手段を設け、液面
を検出する手段からの液位量に応じて反応槽内の圧力を
制御するように構成したものである。
【0011】
【作用】反応槽内の圧力を下げると、樹脂内の副生物の
蒸発は促進され、樹脂の見かけの膨張によって、液位は
上昇する。液位が上昇しすぎると、樹脂の一部が槽外へ
流出することになり、これは防止する必要がある。この
場合、液位が上昇しすぎると真空装置の能力を軽減させ
る必要があり、この操作を行なうことによって、常に液
位を一定に保った状態での運転が可能となる。
【0012】また液位が上昇し内部の樹脂の一部が槽外
へ排出してしまった場合、あるいは大量に副生物が排出
されている場合、反応槽ノズルの出口に設けたフィルタ
ーの前後差圧が増大することが考えられる。この場合も
安定した流出量のもと、運転を継続する場合、フィルタ
ー差圧を一定にした反応槽内差圧の制御をすることによ
って安定運転を行なうことが可能である。
【0013】更に流出量を回収した流出量を所定の値に
なるような槽内圧力を制御することも考えられる。
【0014】流出量を制御する別の方法として加熱量を
制御する必要もあるが、熱量の制御は、どうしても時間
的に追従性が悪いため特策とは言えない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。
【0016】図1において、反応槽2の中に撹拌翼1を
設け、撹拌翼1はモーター3にて駆動されている。反応
槽2にはノズル4があり、この先はコンデンサー5、コ
ールドトラップ6、更に真空装置7へとつながっている
。真空装置7の直前には、反応槽2内の圧力を制御する
ための逃し弁(開閉弁)8が設けてある。また反応槽2
内の液面を測定するための液面計9が設けてある。 尚、図中には示していないが、反応槽2の外周には、加
熱手段が設けてある。上記構成において、反応槽2の中
に樹脂原料を入れ、撹拌翼1を回転させ反応を進行させ
ていく場合を考える。ノズル4は真空装置7と連結して
いるために槽内の副生物は蒸発し、コンデンサー5で凝
縮し、凝縮物は図中には示していないが、コンデンサー
5のノズルより回収される。更にコンデンサー5で凝縮
しなかった物質は、コールドトラップ6で凝縮し、分離
された後、非凝縮物のみが真空装置7より系外に出る。 逃し弁8は、槽内の圧力が下り過ぎた場合には、開いて
圧力を上昇させ、逆に上り過ぎた場合には閉じて圧力を
下げる働きをする。今、真空装置7で圧力を下げる操作
を行なう場合、急激に圧力を下げ過ぎた場合には、槽内
の液面が急上昇し、コンデンサー5に流れ、コンデンサ
ーを閉塞させる。このようなことが起きないように液面
計9で常時液面を測定し、液面が上昇してくる場合には
、逃し弁8を開いて圧力を下げ、液面が変らない場合は
逃し弁8を閉じて、継続して所定の圧力にするための制
御を行なうことができる。
【0017】本発明の他の実施例を図2により説明する
【0018】図2において、反応槽2に設けたノズル4
の出口にフィルター10を設け、その後流にコンデンサ
ー5、コールドトラップ6、真空装置7、圧力調整用逃
し弁(開閉弁)8を設ける。また、フィルター10の前
後差圧を測定するために差圧計11が設けてある。上記
構成において、反応中に急激に圧力を低下させると、槽
内の樹脂の一部はフィルター10に付着し、フィルター
の差圧が増大してくる。この場合逃し弁8を微開して圧
力を上げてやると樹脂の飛散もなくなり、安定した運転
が出来ることになる。
【0019】さらに、本発明の他の実施例を図3により
説明する。
【0020】図3において、反応槽2のノズル4の出口
にコンデンサー5、コールドトラップ6、真空装置7、
逃し弁(開閉弁)8が設けてある。コールドトラップに
は、液面調節器12と電磁弁15a,15b、ポット1
4、流量計13が設けてある。コールドトラップ6に溜
った凝縮物は、液面調節器12と電磁弁15a,15b
の作用により系内の圧力に影響を及ぼすことなくポット
14に移送し、流量計13にてその量を測定することが
できる。槽内の圧力が急激に低下すると、凝縮物の量が
増加し、流量計13にてこの状況をモニターし、逃し弁
8を微開し、圧力を上昇させる作用を行なう。このよう
に槽内の樹脂原料から出る凝縮物の量に応じて槽内圧力
を制御することができる。また本実施例の場合、槽内圧
力の制御だけでなく、樹脂原料において反応中の圧力と
流出する副生ガスの関係があらかじめわかっている場合
においてはこの特性に合せた槽内圧力を、自動的に設定
し最初から効率の良い運転を行なうことができる。
【0021】さらに、図4は、連続反応処理を行なう設
備に本発明の装置を設置した例を示す。
【0022】図4において、反応槽16の中に設けた撹
拌翼19はモーター3により回転される。反応槽16に
は配管17より原料が供給され配管18より製品が排出
される。これら一連の作用は連続処理が行なわれている
。反応槽16aガス出口には、コンデンサー5、コール
ドトラップ6、更に真空装置7へとつながっている。 真空装置の直前には、反応槽16内の圧力を制御するた
めの逃し弁(開閉弁)8が設けてある。従って、前記図
1に示す場合と同様に、槽内の圧力を急激に下げた場合
、液面計9により、液面の異常上昇をキャッチし、逃し
弁8を開くことにより、圧力の降下を一時中断できる。 このようにして、連続処理機の場合においても、液面上
昇を、適正に制御することにより所定の圧力までに速や
かに制御することができる。
【0023】尚、連続処理機においても、図2、図3に
示す制御はバッチ式処理機に留まらず同様にして、適用
することができる。
【0024】また、本実施例図1から図4に示すコンデ
ンサー5、コールドトラップ6並びにそれに付属する部
品は、分離したもの、一括になったもの、更に反応槽2
及び16に組み込まれたものなどいろいろな形態が考え
られる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、取扱う樹脂原料の特性
いかんによらず、副生物質の流出量に合った槽内圧力制
御を行なうことにより、樹脂に最適かつ最短で反応操作
を行なうことが出来る。また副生物ラインの閉塞も防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の反応槽の圧力制御装置の説
明図である。
【図2】本発明の他の実施例の反応槽の圧力制御装置の
説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の反応槽の圧力制御装置の
説明図である。
【図4】本発明の実施例のうち、連続処理機に利用した
例を示す説明図である。
【符号の説明】
2…反応槽、4…ノズル、5…コンデンサー、6…コー
ルドトラップ、7…真空装置、8…逃し弁、9…液面計
、10…フィルター、11…差圧計、13…流量計、1
6…反応槽。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能な撹拌翼を槽内に設けた反応槽と
    、該反応槽のノズルと真空装置とを接続してなる反応槽
    の圧力制御装置において、前記反応槽に槽内の液面を検
    出する手段を設けると共に、反応槽と真空装置との間に
    反応槽内の圧力を調節する手段を設け、液面を検出する
    手段からの液位量に応じて反応槽内の圧力を制御するよ
    うに構成したことを特徴とする反応槽の圧力制御装置。
  2. 【請求項2】前記圧力調節手段は、反応槽内の圧力を上
    下させるように構成したことを特徴とする請求項1記載
    の反応槽の圧力制御装置。
  3. 【請求項3】回転可能な撹拌翼を槽内に設けた反応槽と
    、該反応槽のノズルと真空装置とを接続してなる反応槽
    の圧力制御装置において、前記反応槽と真空装置との間
    に、中を流れる流体に抵抗を与える手段を設け、該抵抗
    値と、反応槽と真空装置との間に設けた反応槽内圧力を
    上下させる手段とによって反応槽内圧力を制御するよう
    に構成したことを特徴とする反応槽の圧力制御装置。
  4. 【請求項4】回転可能な撹拌翼を槽内に設けた反応槽と
    、該反応槽のノズルと真空装置とを接続してなる反応槽
    の圧力制御装置において、前記反応槽と真空装置との間
    に流体量を測定する手段と、反応槽内の圧力を上下させ
    る手段とを設け、反応槽から流出してくる流体量と反応
    槽内圧力とを制御するように構成したことを特徴とする
    反応槽の圧力制御装置。
JP1746191A 1991-02-08 1991-02-08 反応槽の圧力制御装置 Pending JPH04255724A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004300218A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Daiki Co Ltd 脂肪酸アルキルエステルの製造装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004300218A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Daiki Co Ltd 脂肪酸アルキルエステルの製造装置
JP4538197B2 (ja) * 2003-03-31 2010-09-08 ダイキ株式会社 脂肪酸アルキルエステルの製造装置

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