JPH04255532A - ガスタービンのロータ軸支持構造 - Google Patents

ガスタービンのロータ軸支持構造

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Publication number
JPH04255532A
JPH04255532A JP3539791A JP3539791A JPH04255532A JP H04255532 A JPH04255532 A JP H04255532A JP 3539791 A JP3539791 A JP 3539791A JP 3539791 A JP3539791 A JP 3539791A JP H04255532 A JPH04255532 A JP H04255532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thrust
rotor shaft
bearing
turbine
compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3539791A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Hamachi
康之 濱地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority to JP3539791A priority Critical patent/JPH04255532A/ja
Publication of JPH04255532A publication Critical patent/JPH04255532A/ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心圧縮機のインペラ
ーとタービン部のロータ翼を軸支するロータ軸を、ター
ビン側の回転軸受と圧縮機側の回転軸受により回転自在
に支持すると共に、タービン側から圧縮機側にかかるス
ラスト荷重をスラスト軸受により受けるガスタービンの
ロータ軸支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】回転中のロータ軸には、圧縮機のインペ
ラーの羽根とその裏側ディスク面との圧力差、ロータ翼
の前後側面の圧力差等により軸方向のスラスト力がかか
り、それをスラスト軸受により受け止めるようになって
いるが、ガスタービンの高速、高出力化に伴ない上記ス
ラスト力が増大する傾向にある。
【0003】上記スラスト力を軽減する手段としては、
例えばロータ軸にフランジを形成し、圧縮機の吐出空気
の一部と圧縮機インペラの出口静圧との圧力差を上記フ
ランジに作用させる構造のものがある。
【0004】また上記スラスト力を受け止めるスラスト
軸受構造としては、筒状カラーの外周側に外向きつば状
のスラストカラーを形成し、該スラストカラーの端面に
スラスト軸受を接触させており、スラストカラーは一様
な外径を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが高速、高出力
化に対して、上記のように単にフランジの表裏両面の圧
力差を利用してスラスト力を軽減する構造では、フラン
ジ径の大きさがスペース的に規制されるため、スラスト
力を充分に軽減することは困難である。
【0006】またスラスト力が過大になると、スラスト
軸受部分においてスラストカラーが軸方向に撓み、スラ
スト軸受との接触面の油膜が不均一になり、偏摩耗が生
じ、耐久性の低下をきたす。また軸受の損傷の原因にも
なる。
【0007】
【課題を解決するための手段】遠心圧縮機のインペラー
とタービン部のロータ翼を軸支するロータ軸を、タービ
ン側の回転軸受と圧縮機側の回転軸受により回転自在に
支持すると共に、回転中にタービン側から圧縮機側に軸
方向にかかるスラスト力をスラスト軸受により受けるガ
スタービンのロータ軸支持構造において、本願請求項1
記載の発明は、スラスト力を軽減するために、上記イン
ペラーのタービン側のディスク面に、該ディスク面が面
する空間部を負圧にするように作用するポンプ羽根部を
形成していることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、スラスト軸受部分
の耐久性を向上させるために、外向きつば状のスラスト
カラーを一体に備えた筒状カラーをロータ軸に嵌着し、
筒状カラーを上記圧縮機側の回転軸受により支持し、ス
ラストカラーのスラスト面にスラスト軸受を当接し、ス
ラストカラーの上記スラスト面とは反対側の部分に付加
質量部を形成していることを特徴としている。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係るロータ軸を備えたガスタ
ービンの全体略図を示しており、この図1において図の
左側を前側と仮定して全体構造を簡単に説明する。ガス
タービンは圧縮機Aと、タービン部Bと、燃焼器Cを備
えると共に、回転中心部分に前後方向に延びるロータ軸
1を備えている。前側の圧縮機Aはその外郭がインテー
クハウジング3、圧縮機軸受ハウジング4及び中間ハウ
ジング5等で構成されており、遠心力式の圧縮用前段イ
ンペラー11と後段インペラー12を備え、両インペラ
ー11,12は互いに一体回転するように噛合部10を
介して噛み合い、スラストバランサー15を介して後方
のタービン部Bのロータ翼支持用のディスク19に連動
連結している。
【0010】タービンケーシング13内には、ロータ軸
1を取り巻くようにスクロール室16が設けられ、スク
ロール室16の半径方向外方側の端部は燃焼ガス連絡管
8を介して燃焼器Cの燃焼ガス吐出部分に接続している
。スクロール室16よりも軸芯側には燃焼ガス通路Sが
設けられ、燃焼ガス通路Sには複数のタービン用のロー
タ翼(動翼)17及び複数のノズル翼(静翼)18より
なるタービン翼部が配置されている。燃焼ガス通路Sの
排気ガス上流側端部にはスクロール室16の軸心側の吐
出口が開口し、該吐出口から燃焼ガスは燃焼ガス通路S
内に供給される。各ロータ翼17はそれぞれロータ翼支
持用のディスク19の外周端部に支持されており、各デ
ィスク19は互いに噛合部を介して一体回転可能に連結
すると共に、後方のカップリング25に連動連結し、カ
ップリング25はロータ軸1の後端部外周面にスプライ
ン嵌合してロータ軸1と一体に回転するようになってい
る。各ノズル翼18はそれらの外周側のノズル支持用の
筒状タービンケース20に固定支持されており、該ター
ビンケース20の半径方向外方側にはタービンロータが
万一破壊した時の破片の外部飛散を防止するためのコン
テインメントリング(筒状隔壁)21が配置されている
【0011】タービンケーシング13の開口部には排気
ガスを減速するための筒状の排気ディフューザ28が取
り付けられており、燃焼ガス通路Sの排気ガス出口側に
連通し、排気ディフユーザ28の下流側端部は例えば排
気マフラ等に接続している。
【0012】ロータ軸1はタービン側の後端部がタービ
ン側軸受23を介して軸受ハウジング35に支持され、
前記ディスク19の内周側を圧縮機A側へと前方に延び
、圧縮機A内等を通過し、動力取出し軸として発電機等
の負荷駆動用に供される。ロータ軸1の圧縮機側の前端
部は圧縮機側回転軸受24及びスラスト軸受38を介し
て圧縮機軸受ハウジング4の内周部分に支持されている
【0013】図3によりロータ軸1の圧縮機側の軸受構
造を詳しく説明すると、ロータ軸1の前端部の外周には
薄肉の筒状カラー36が嵌着され、ナット39により軸
方向移動不能に固定されており、該筒状カラー36の外
周面には外向きつば状のスラストカラー37が一体に形
成されている。スラストカラー37は軸方向に厚肉に形
成されており、前端面は軸方向と直角なスラスト面37
aとなっている。
【0014】圧縮機側回転軸受24は圧縮機軸受ハウジ
ング4の内周面に嵌着され、筒状カラー36の外周面を
支持している。スラストカラー37に対して軸方向前方
に間隔を隔てた位置にはハウジングカバー40が配置さ
れ、該ハウジングカバー40は軸受ハウジング4の軸方
向前端面に固着されている。該カバー40の後端面にス
ラスト軸受38が固定され、該スラスト軸受38はスラ
ストカラー36のスラスト面37aに接触して、スラス
トカラー37を軸方向に支持している。スラストカラー
37の外方端面の後部、スラスト面37a側と反対側に
は、半径方向外方に張り出す大径の付加質量部44が一
体に形成されている。該付加質量部44は回転中の遠心
力によりスラストカラー37が後方へ撓むのを軸方向と
直角方向に修正しうる程度の質量に設定する。
【0015】カバー40及び軸受ハウジング4の壁肉内
には潤滑油通路45,46が形成され、該潤滑油通路4
5,46は潤滑油パイプ41を介して潤滑油供給源に連
通すると共に、回転軸受25及びスラスト軸受38に至
り、各軸受25,38に潤滑油を供給する。
【0016】図2において、圧縮機Aの前後のインペラ
ー11,12はそれぞれ後部に半径方向外方に延びるデ
ィスク部52,53を一体に備えると共に、各ディスク
部52,53の前側曲状面に沿って曲状の羽根部50,
51を一体的に備えている。各ディスク部52,53の
タービン側の面、即ち後端ディスク面52a,53aは
、これらと各隔壁32,33との間で環状の空間部M1
,M2 を形成している。
【0017】各ディスク部52,53のディスク面52
a,53aには、各空間部M1 ,M2 から半径方向
外方へと空気を吸い出して空間部M1,M2 内を減圧
するように、同一円周上に多数のポンプ羽根部60,6
2が形成されている。ポンプ羽根部60,62の具体的
形状としては、例えば軸方向に突出する環状突起を形成
して、該環状突起を傾斜状の溝で多数に分割することに
より多数の羽根状の突起を形成する。また各隔壁32,
33の前端面に、上記ポンプ羽根部60,62に対応す
る突起61,63を形成することにより空気流路を狭め
、吸出し効果を高めている。
【0018】作用を説明する。図1において、圧縮機A
のインテークマニホールド3に供給された空気はまず前
段インペラー11で圧縮され、空気通路70を通って中
間ハウジング5内の中間空気室71に入り、さらに後段
インペラー12で圧縮されて空気通路72を通って圧縮
空気室30に入る。ここから燃焼器Cに送られ、燃料と
混合して燃焼に利用され、そこで発生する燃焼ガスはス
クロール室16を通って燃焼ガス通路Sに供給される。 燃焼ガス通路S内でタービンのロータ翼17を回転させ
た後、排気ディフューザ28を通って排気マフラ等に送
られる。
【0019】ロータ軸1にはロータ翼17からディスク
19及びカップリング25を介して回転力が伝達される
が、ロータ翼17、スラストバランサー15及び各イン
ペラー11,12から軸方向の圧縮機側(後側)へのス
ラスト力も同時にがかかる。
【0020】一方圧縮機のインペラー11,12の回転
により各ポンプ羽根部60,62はポンプ作用を行なう
ので、各空間部M1 ,M2 は減圧され、負圧になる
ことにより各インペラー11,12を後方へ引く作用を
し、上記スラスト力を軽減する。
【0021】また図3のスラスト軸受部分において、ス
ラストカラー37が後方のスラスト軸受38に強く押し
付けられることにより、後方(タービン側)に撓むよう
に曲げ作用を受けるが、スラスト面37aとは反対側の
スラストカラー37の外方端部に付加質量部44を形成
しているので、遠心力はスラストカラー37を前方へ直
角姿勢に戻すように作用し、スラストカラー37が後方
へ撓むのを阻止し、軸方向に対して直角な姿勢を保つ。 従ってスラスト面37aとスラスト軸受38は接触面全
面に渡って均等に接触し、それらの間の油膜も接触面全
面にわたって均等に分布する。
【0022】
【別の実施例】スラスト力を軽減するためのポンプ羽根
部を前段インペラー又は後段インペラーのいずれか一方
のみに形成する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本願請求項1記載の
発明は、遠心圧縮機のインペラー11(12)のタービ
ン側のディスク面52a(53a)に、該ディスク面が
面する空間部を負圧にするように作用するポンプ羽根部
60(62)を形成しているので、ロータ回転中、ポン
プ羽根部60(61)のポンプ作用により空間部M1 
,(M2 )は減圧され、この負圧は上記スラスト力を
軽減する方向に作用する。これによりロータ翼17で発
生してスラスト軸受37にかかるスラスト力は軽減され
、スラスト軸受37の過大圧力による損傷等を防止し、
耐久性を向上させることができる。
【0024】請求項2記載の発明においては、スラスト
カラー37の外周面にスラスト面とは反対側に偏倚した
付加質量部44を形成しているので、その遠心力により
スラストカラーが軸方向と直角姿勢から撓むのを阻止で
きる。従ってスラスト力の増大に対してもスラスト面3
7aとスラスト軸受38は常に全面に渡って均等に接触
し、それらの間の油膜も接触面全面にわたって均等に分
布し、スラストカラーの偏摩耗や損傷を防ぎ、耐久性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明を適用したガスタービン全体の縦断
面略図である。
【図2】  図1のII部分の拡大図である。
【図3】  図1のIII 部分のである。
【符号の説明】
1  ロータ軸 17  ロータ翼 23  回転軸受 24  回転軸受 36  筒状カラー 37  スラストカラー 38  スラスト軸受 52  ディスク部 53  ディスク部 52a  ディスク面 53a  ディスク面 60  ポンプ羽根部 62  ポンプ羽根部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠心圧縮機のインペラーとタービン部の
    ロータ翼を軸支するロータ軸を、タービン側の回転軸受
    と圧縮機側の回転軸受により回転自在に支持すると共に
    、回転中にタービン側から圧縮機側に軸方向にかかるス
    ラスト力をスラスト軸受により受けるガスタービンのロ
    ータ軸支持構造において、上記インペラーのタービン側
    のディスク面に、該ディスク面が面する空間部を負圧に
    するように作用するポンプ羽根部を形成していることを
    特徴とするガスタービンのロータ軸支持構造。
  2. 【請求項2】  遠心圧縮機のインペラーとタービン部
    のロータ翼を軸支するロータ軸を、タービン側の回転軸
    受と圧縮機側の回転軸受により回転自在に支持すると共
    に、回転中にタービン側から圧縮機側に軸方向にかかる
    スラスト力をスラスト軸受により受けるガスタービンの
    ロータ軸支持構造において、外向きつば状のスラストカ
    ラーを一体に備えた筒状カラーをロータ軸に嵌着し、筒
    状カラーを上記圧縮機側の回転軸受により支持し、スラ
    ストカラーのスラスト面にスラスト軸受を当接し、スラ
    ストカラーの上記スラスト面とは反対側の部分に付加質
    量部を形成していることを特徴とするガスタービンのロ
    ータ軸支持構造。
JP3539791A 1991-02-04 1991-02-04 ガスタービンのロータ軸支持構造 Pending JPH04255532A (ja)

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JP3539791A JPH04255532A (ja) 1991-02-04 1991-02-04 ガスタービンのロータ軸支持構造

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JP3539791A JPH04255532A (ja) 1991-02-04 1991-02-04 ガスタービンのロータ軸支持構造

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JPH04255532A true JPH04255532A (ja) 1992-09-10

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ID=12440789

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3539791A Pending JPH04255532A (ja) 1991-02-04 1991-02-04 ガスタービンのロータ軸支持構造

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JP (1) JPH04255532A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11560900B2 (en) 2020-06-09 2023-01-24 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor driveshaft assembly and compressor including same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11560900B2 (en) 2020-06-09 2023-01-24 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor driveshaft assembly and compressor including same

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