JPH0425463A - 布帛に複合模様を形成する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は布帛に複合模様、即ち刺繍または［１製により
模様を形成した布帛の模様とプリントパターンを任意に
組合わせることが出来るパネル柄の複合模様を形成する
方法に関する。

（従来の技術） 布帛に色糊を印捺する方法としては、例えば自動スクリ
ーン捺染機による方法が知られている。

かかる自動スクリーン捺染機は布帛を間欠的に捺染作業
域に搬送する搬送手段と、捺染作業域の上方に設けられ
た１又は複数個のスクリーンと、捺染時には布帛とスク
リーンを接触せしめ且つ非捺染時には布帛とスクリーン
を離隔せしめるスクリーン昇降手段と、スクリーン上を
圧接、走行するスケージからなり、スクリーン上に各種
色糊を置き、搬送手段による布帛の間欠送り、スクリー
ン昇降手段によるスクリーンの下降、スヶージの圧接、
走行、スクリーン昇降手段によるスクリーンの上昇を１
サイクルとして連続運転し布帛に模様を印捺するもので
ある。

（発明が解決しようとする課８） しかしながら従来の自動スクリーン捺染機による印捺方
法では、刺繍または織編製により模様を形成した布帛は
、捺染工程に送られてくるまでに布帛の長手方向に伸び
るために計算通りに刺繍または織編製により形成した模
様とプリントパターンを組合わせることが出来ず、かか
る複合模様を有する布帛は製造できないという欠点を有
す。

本発明者等はかかる現状に鑑み、複合模様を有する布帛
を得る方法について鋭意研究を続けた結果、布帛の適宜
位置にマークを設け、このマークの位置によりスクリー
ンを所定位置に移動せしめることにより、刺繍または織
編製により形成した模様とプリントパターンを組合わせ
ることができる新規捺染法を見出し本発明を完成したも
のである。

本発明の目的は、簡単な操作で、刺繍または織編製によ
り形成した模様とプリントパターンが組合わさる様に捺
染する工業的有利且つ経済的方法を提供するにある。更
に他の目的並びに効果は以下の説明から明らかにされよ
う。

（課題を解決するための手段） 上述の目的は、刺繍または織編製により模様を形成する
布帛の片面にスクリーンを介してプリントスキージにま
り色糊をＥＩ］捺する方法であって、上記布帛の適宜位
置にマークを設け、このマークを検知して動作する制御
機構の出力で上記スクリーンを所定位置に移動せしめ、
しかる後上記スクリーンの布帛の反対面からプリントス
キージを圧接、走行さセることにより、色糊を上記布帛
に印捺することを特徴とする布帛に複合模様を形成する
方法により達成される。

（作用） 本発明は上述の様に構成したので、布帛が捺染工程に送
られてくるまでに長手方向に伸びていても、スクリーン
の印捺位置を示す布帛の適宜位置に設けたマークにより
スクリーンの位置微調整が行なわれ、その後印捺動作が
なされるので、刺繍または織編製により形成した模様と
プリントパターンを精度よく合致せしめることができる
ようになるのである。

（実施例） 以下図を参照して本発明を具体的に説明する。

まず最初に本発明方法を実施する装置の構成について、
その−例を図により説明する。

第１図は実施例の自動スクリーン捺染機全体を示す図で
あり、また第２図は同しく部分拡大図であり、該自動ス
クリーン捺染機は刺繍またげ織編製により模様を形成す
る布帛（１）を間欠的に捺染作業域（２）に搬送する搬
送機構（３）と、上記捺染作業域（２）の上方に設けら
れた３個のスクリーン（４）と、捺染時には上記布帛（
１）と上記スクリーン（４）を接触せしめ且つ非捺染時
には上記布帛（１）と上記スクリーン（４）を離隔せし
めるスクリーン昇降機構（５）と、上記スクリーン（４
）上を圧接走行するスケージ（６）と、上記布帛（１）
の模様とプリントパターンを合致せしめる修正装置（７
）とからなる。

上記搬送機構（３）は、減速機（８）を介して直流電動
機（９）により駆動する第１駆動ローラ（１ｏ）と、減
速機（１））を介して直流電動機（１２）により駆動す
る第２駆動ローラ（１３）と、上記第１駆動ローラ（１
０）と上記第２駆動ローラ（１３）の間に張架されたエ
ンドレスベルト（１４）とからなる。

上記スクリーン（４）は捺染ユニット（２１）の支持部
材（２２）　、　（２３）　により支持されており、ま
た上記捺染ユニｙト（２１）は上記エンドレスヘル）　
（１４）の両側に設けられたガイドレール（２４）上に
図示しない車輪で載置されており、次に述べるスクリー
ン移動モータ（１９）により布帛長手方向に左右動可能
に移動するように構成されている。

上記スクリーン昇降機構（５）は上記スクリーン（４）
を上記布帛（１）に接離可能に昇降せしめる昇降フレー
ム（１５）と、この昇降フレーム（１５）を作動せしめ
る駆動機構（１６）とからなる。

上記スケージ（６）は上記支持部材（２２）　、　（２
３）の内部に設けられた図示しない無端状チェーンと、
この無端状チェーンを駆動するモータ（２５）により上
下動可能に構成されている。

上記修正装置（７）は、捺染ユニット（２１）に設けら
れた各スクリーン（４）下方の布帛（１）の適宜位置に
設けた例えばアルミ蒸着糸からなるマーク（２０）を検
出するセンサー（１７）と、上記センサー（１７）から
マーク検出信号を入力して上記スクリーン（４）を支持
する捺染ユニフ）　（２１）を所定の位置に左右動せし
めるスクリーン移動モータ（１９）を制御する制御機構
（１８）とからなる。

また、上記センサー（１７）と上記制御機構（１８）、
上記制御機構（１８）と上記スクリーン移動モータ（１
９）は各々回路（二点鎖線）で接続されている。

次に上記の自動スクリーン捺染機を用いて実施する本発
明の方法について説明する。

先ずエンドレスベルト（１４）に貼付けられた布帛（１
）は第１駆動ロール（１０）と第２駆動ロール（１３）
の回転により間欠送りされ１ピッチ送られる。その時の
布帛（１）の適宜位置に設けたマーク（２０）がセンサ
ー（１７）により検出され、このセンサー（１７）の検
出信号が制御機構（１８）に導入され、これによってマ
ーク（２０）がセンサー（１７）の中心に移動するよう
にスクリーン（４）を支持する捺染ユニット（２１）が
スクリーン移動モータ（１９）により左右動するように
なる。

次にスクリーン昇降機構（５）の作動によりスクリーン
（４）が下降し、スケーグ（６）の圧接、走行により布
帛（１）上に印捺模様が形成され、その後スクリーン昇
降機構（５）の作動によりスクリーン（４）が上昇する
。そして次に布帛（１）は１ピッチ送られ同様の動作を
繰り返すようになる。

（発明の効果） 以上詳述したように本発明方法によれば、例えば花模様
を形成したジャガード織布帛の孔部分をピンクに、葉部
分をグリーンに印捺することや、先染チエツクの中にプ
リントロゴを印捺すること等が出来、昨今衣料９インチ
リヤ等の諸分野で要求されているユニーク性、ファツシ
ョン性等の動向に適合し、これらの分野に新規用途の開
拓を促がすものである。

更に操業安定性並びに再現性よく布帛に複合模様を形成
できるので安価に提供できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法に使用される自動スクリーン捺染機
の概略側面図、第２図は同しく部分拡大平面図である。 符号の説明 （１）・・・布帛、　　　　　（２）・・・捺染作業域
、（３）・・・搬送機構、　　　（４）・・・スクリー
ン、（５）・・・スクリーン昇降機構、 （６）・・・スケーグ、　　　（７）・・・修正装置、
（８）・・・減速機、　　　　（９）・・・直流電動機
、（１０）・・・第１駆動ローラ、（１））・・・減速
機、（１２）・・・直流電動機、　　（１３）・・・第
２駆動ローラ、（１４）・・・エンドレスベルト、 （１５）・・・昇降フレーム、　（１６）・・・駆動機
構、（１７・・・センサー　　　　（１８）・・・制御
機構、（１９・・・スクリーン移動モータ、 （２０・・・７−り、（２１）・・・捺染ユニット、（
２２、（２３）・・・支持部材、（２４）・・・ガイド
レール、（２５・・・モータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）刺繍または織編製により模様を形成する布帛の片
   面にスクリーンを介してプリントスキージにより色糊を
   印捺する方法であって、上記布帛の適宜位置にマークを
   設け、このマークを検知して動作する制御機構の出力で
   上記スクリーンを所定位置に移動せしめ、しかる後上記
   スクリーンの布帛の反対面からプリントスキージを圧接
   、走行させることにより、色糊を上記布帛に印捺するこ
   とを特徴とする布帛に複合模様を形成する方法。