JPH04254092A - 断熱パイプの製造方法 - Google Patents
断熱パイプの製造方法Info
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- JPH04254092A JPH04254092A JP3099894A JP9989491A JPH04254092A JP H04254092 A JPH04254092 A JP H04254092A JP 3099894 A JP3099894 A JP 3099894A JP 9989491 A JP9989491 A JP 9989491A JP H04254092 A JPH04254092 A JP H04254092A
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- heat insulation
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Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷水、温水などの供給
に用いる断熱パイプの製造方法に関するものである。
に用いる断熱パイプの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の断熱パイプ製造方法としては、図
3(A)に示すように本管11の外周に、例えば発泡ポ
リエチレンなどからなる断熱層12を設け、さらにその
上にPVC樹脂などからなる被覆層14を形成するもの
がある。この断熱層12は発泡性樹脂を本管外周に押し
出しながら本管と一体に形成するもの(タイプ1)や、
本管の外周にグラスウールやアスベストのような無機質
の繊維材料からなる断熱層をはめ込み、その上に粘着テ
ープを巻いて被覆層を形成するもの(タイプ2)、又本
管とは別工程で製造された円筒状の発泡性樹脂チューブ
に本管11を差し込んで形成するもの(タイプ3)があ
る。さらに、同図(B)に示すように円筒状の発泡性樹
脂チューブの長手方向に及ぶ切り口13を設け、この切
り口から本管11をはめ込んで形成するもの(タイプ4
)もある。ここでタイプ4の場合、長尺の断熱パイプを
製造しようとすれば、複数の断熱層を接続する必要があ
るが、この接続は図4に示すように、断熱層長手方向に
対し略直角方向の端面同士を接合することで行っていた
。
3(A)に示すように本管11の外周に、例えば発泡ポ
リエチレンなどからなる断熱層12を設け、さらにその
上にPVC樹脂などからなる被覆層14を形成するもの
がある。この断熱層12は発泡性樹脂を本管外周に押し
出しながら本管と一体に形成するもの(タイプ1)や、
本管の外周にグラスウールやアスベストのような無機質
の繊維材料からなる断熱層をはめ込み、その上に粘着テ
ープを巻いて被覆層を形成するもの(タイプ2)、又本
管とは別工程で製造された円筒状の発泡性樹脂チューブ
に本管11を差し込んで形成するもの(タイプ3)があ
る。さらに、同図(B)に示すように円筒状の発泡性樹
脂チューブの長手方向に及ぶ切り口13を設け、この切
り口から本管11をはめ込んで形成するもの(タイプ4
)もある。ここでタイプ4の場合、長尺の断熱パイプを
製造しようとすれば、複数の断熱層を接続する必要があ
るが、この接続は図4に示すように、断熱層長手方向に
対し略直角方向の端面同士を接合することで行っていた
。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記タイプ1
では、均一なものが製造可能である反面、発泡ガスとし
てフロンガスが使用され環境問題が発生する。そこで発
泡剤入り樹脂をガスを使用せず押し出し条件のみで発泡
させる方法がとられるが、この場合せいぜい6〜7倍の
発泡しかできず、断熱機能として必要な10〜25倍の
高発泡は期待できない。又、タイプ2は現場での作業性
が悪く、特に人手不足が深刻化している現状にはふさわ
しくない方法である。一方、タイプ3は円筒状の発泡性
樹脂チューブに本管を差し込むための隙間を設ける必要
があり、この隙間が断熱効果を著しく低下させるという
問題があった。さらに、タイプ4であるが、この場合図
3(B)に示すように切り口13が本管半径方向に設け
られているため、断熱パイプを曲げたときこの切り口が
曲げ外側になると口が開き、あるいは口が開かなくても
熱が放射状に発散することによって切り口から漏れ、断
熱効果を低下させるという問題があった。又、タイプ4
における断熱層接続箇所では、熱の発散方向が断熱層接
合面上に一致するため断熱効果が低下し、さらに断熱パ
イプに曲げが加わった場合、接続箇所がはずれ断熱層が
分断されてしまうという問題があった。
では、均一なものが製造可能である反面、発泡ガスとし
てフロンガスが使用され環境問題が発生する。そこで発
泡剤入り樹脂をガスを使用せず押し出し条件のみで発泡
させる方法がとられるが、この場合せいぜい6〜7倍の
発泡しかできず、断熱機能として必要な10〜25倍の
高発泡は期待できない。又、タイプ2は現場での作業性
が悪く、特に人手不足が深刻化している現状にはふさわ
しくない方法である。一方、タイプ3は円筒状の発泡性
樹脂チューブに本管を差し込むための隙間を設ける必要
があり、この隙間が断熱効果を著しく低下させるという
問題があった。さらに、タイプ4であるが、この場合図
3(B)に示すように切り口13が本管半径方向に設け
られているため、断熱パイプを曲げたときこの切り口が
曲げ外側になると口が開き、あるいは口が開かなくても
熱が放射状に発散することによって切り口から漏れ、断
熱効果を低下させるという問題があった。又、タイプ4
における断熱層接続箇所では、熱の発散方向が断熱層接
合面上に一致するため断熱効果が低下し、さらに断熱パ
イプに曲げが加わった場合、接続箇所がはずれ断熱層が
分断されてしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は上記の
課題を解決するためになされたものであって、外部の熱
影響を受けにくく、フロンガスを使用せず、長尺の断熱
パイプを製造できる断熱パイプの製造方法を提供するも
のである。即ち、本発明断熱パイプの製造方法は一端面
又は両端面が断熱層長手方向に対して斜角を持って形成
された管状の断熱層に、その表面から内面に至り、かつ
長手方向に及ぶ切り口を、断熱層横断面において、前記
切り口の外端と内端が断熱層の同一径上に位置しないよ
う形成し、この切り口より本管外周に前記断熱層を複数
はめ込み、前記断熱層の斜角を持って形成された端面同
士を接合して本管上に断熱層が隙間なく連続するよう形
成し、この断熱層の上に被覆層を設けたことを特徴とす
る。
課題を解決するためになされたものであって、外部の熱
影響を受けにくく、フロンガスを使用せず、長尺の断熱
パイプを製造できる断熱パイプの製造方法を提供するも
のである。即ち、本発明断熱パイプの製造方法は一端面
又は両端面が断熱層長手方向に対して斜角を持って形成
された管状の断熱層に、その表面から内面に至り、かつ
長手方向に及ぶ切り口を、断熱層横断面において、前記
切り口の外端と内端が断熱層の同一径上に位置しないよ
う形成し、この切り口より本管外周に前記断熱層を複数
はめ込み、前記断熱層の斜角を持って形成された端面同
士を接合して本管上に断熱層が隙間なく連続するよう形
成し、この断熱層の上に被覆層を設けたことを特徴とす
る。
【0005】
【実施例】以下、図1及び図2に基づいて本発明実施例
を説明する。図1(A)は本発明方法により製造された
断熱パイプの構成を示す斜視図、(B)はその横断面図
であり、図2は断熱層の接続箇所を示すもので、(A)
は斜視図、(B)は縦断面図である。
を説明する。図1(A)は本発明方法により製造された
断熱パイプの構成を示す斜視図、(B)はその横断面図
であり、図2は断熱層の接続箇所を示すもので、(A)
は斜視図、(B)は縦断面図である。
【0006】図1(A)において、1は内部に冷水、温
水、冷媒などが流される本管で、金属、プラスチック、
ゴムなどで形成されている。本管1の上に配置されてい
るのが断熱層2で、グラスウールやアスベストで形成し
てもよいが、本例ではあらかじめ別工程で本管外径に一
致する内径を持ち、断熱機能上必要な厚さを有する円筒
状のチューブとして形成されたものを用いた。このチュ
ーブは発泡剤入りのポリエチレンを円筒状に形成し、電
子線照射などによって架橋を施した後、加熱によって発
泡させることで製造される。この方法によれば、フロン
ガスを使用することなく長尺のものを安定した品質で製
造できる。このようなチューブを複数用意し、これらを
接続して連続した長尺の断熱層を得るため、チューブの
一端面又は両端面は断熱層長手方向に対して斜角を持つ
ように形成する。
水、冷媒などが流される本管で、金属、プラスチック、
ゴムなどで形成されている。本管1の上に配置されてい
るのが断熱層2で、グラスウールやアスベストで形成し
てもよいが、本例ではあらかじめ別工程で本管外径に一
致する内径を持ち、断熱機能上必要な厚さを有する円筒
状のチューブとして形成されたものを用いた。このチュ
ーブは発泡剤入りのポリエチレンを円筒状に形成し、電
子線照射などによって架橋を施した後、加熱によって発
泡させることで製造される。この方法によれば、フロン
ガスを使用することなく長尺のものを安定した品質で製
造できる。このようなチューブを複数用意し、これらを
接続して連続した長尺の断熱層を得るため、チューブの
一端面又は両端面は断熱層長手方向に対して斜角を持つ
ように形成する。
【0007】次に、これら断熱層2にその表面から内面
に至り、かつ断熱層長手方向に及ぶ切り口3を設ける。 この切り口3は、本管1を断熱層2内へはめ込むために
設けられたもので、例えば、同図(B)に示すように断
熱パイプ横断面において、本管表面に外接する接線上に
位置するものである。この切り口3を開口し、そこから
本管外周に断熱層2を取りつける。複数ある他の断熱層
も順次同様に本管外周に取りつける。そして前記斜角を
持って形成された端面同士を両端面が平行となる向きに
対向させて(図2参照)、たとえば接着剤を用いて接合
すれば、長尺の本管を断熱層で隙間なく覆うことができ
る。
に至り、かつ断熱層長手方向に及ぶ切り口3を設ける。 この切り口3は、本管1を断熱層2内へはめ込むために
設けられたもので、例えば、同図(B)に示すように断
熱パイプ横断面において、本管表面に外接する接線上に
位置するものである。この切り口3を開口し、そこから
本管外周に断熱層2を取りつける。複数ある他の断熱層
も順次同様に本管外周に取りつける。そして前記斜角を
持って形成された端面同士を両端面が平行となる向きに
対向させて(図2参照)、たとえば接着剤を用いて接合
すれば、長尺の本管を断熱層で隙間なく覆うことができ
る。
【0008】ところで、本管からの放熱は放射状に起こ
る。このため図3(B)及び図4に示す従来例では切り
口13及び接続箇所の部分で熱が素通りとなって断熱効
果が著しく低下していた。そこで、まず前記切り口に関
しては、断熱パイプ横断面において、切り口の外端3a
(切り口の断熱層表面側)と内端3b(切り口の断熱層
内面側)が断熱パイプの同一径上に位置しないよう切り
口3を形成する(図1(B)参照)。このことにより切
り口における断熱層同士の接触面積が大きくなり、熱が
切り口を素通りせず、又断熱パイプが曲げられ、切り口
3が曲げ外側になっても、口が開いて本管から放熱する
こともない。このように断熱層の切り口3は、その接触
面積がより大きくとれ、切り口の外端3aと内端3bが
断熱パイプの同一径上に位置するものでなければ、その
横断面における形状を特定するものではなく、本例のよ
うな直線状のものと異なり、例えば鋸状のものであって
も良い。尚、本例の場合、(B)図における切り口の角
度αは、0゜を除き適宣設定すればよいが、切り口が本
管表面に外接する接線上に位置した場合の角度に近いほ
うが断熱効果は大きい。
る。このため図3(B)及び図4に示す従来例では切り
口13及び接続箇所の部分で熱が素通りとなって断熱効
果が著しく低下していた。そこで、まず前記切り口に関
しては、断熱パイプ横断面において、切り口の外端3a
(切り口の断熱層表面側)と内端3b(切り口の断熱層
内面側)が断熱パイプの同一径上に位置しないよう切り
口3を形成する(図1(B)参照)。このことにより切
り口における断熱層同士の接触面積が大きくなり、熱が
切り口を素通りせず、又断熱パイプが曲げられ、切り口
3が曲げ外側になっても、口が開いて本管から放熱する
こともない。このように断熱層の切り口3は、その接触
面積がより大きくとれ、切り口の外端3aと内端3bが
断熱パイプの同一径上に位置するものでなければ、その
横断面における形状を特定するものではなく、本例のよ
うな直線状のものと異なり、例えば鋸状のものであって
も良い。尚、本例の場合、(B)図における切り口の角
度αは、0゜を除き適宣設定すればよいが、切り口が本
管表面に外接する接線上に位置した場合の角度に近いほ
うが断熱効果は大きい。
【0009】次に接続箇所に関しては、断熱層長手方向
に対して斜角を持った端面同士を接合することで、熱の
発散方向が断熱層接合面上に一致しないため断熱効果を
高いものとすることができ、又このことで断熱層接合面
の接触面積を大きくし、断熱パイプに曲げが加わっても
接続箇所で断熱層が分断することも防止できる。
に対して斜角を持った端面同士を接合することで、熱の
発散方向が断熱層接合面上に一致しないため断熱効果を
高いものとすることができ、又このことで断熱層接合面
の接触面積を大きくし、断熱パイプに曲げが加わっても
接続箇所で断熱層が分断することも防止できる。
【0010】そして、この断熱層2の上に被覆層4を施
して断熱パイプを形成する。被覆層4は、例えば綿テー
プを押さえ巻きしたテープ巻き5により断熱層2と本管
1を密着させ、さらに、このテープ巻き5の上にPVC
あるいはポリエチレン樹脂等で形成された表層6からな
る。ここで前記テープの巻きの方向は、切り口3が開く
ことがないよう切り口の断熱層が重なる方向、即ち図1
(A)の矢印方向に巻くことが好ましい。このテープ巻
き5により、一層外部の熱影響を受けにくいだけでなく
、切り口3が開きにくく、さらに断熱層接続箇所も分断
しにくくなり、断熱パイプが曲げられた際の断熱特性を
も向上させることができる。
して断熱パイプを形成する。被覆層4は、例えば綿テー
プを押さえ巻きしたテープ巻き5により断熱層2と本管
1を密着させ、さらに、このテープ巻き5の上にPVC
あるいはポリエチレン樹脂等で形成された表層6からな
る。ここで前記テープの巻きの方向は、切り口3が開く
ことがないよう切り口の断熱層が重なる方向、即ち図1
(A)の矢印方向に巻くことが好ましい。このテープ巻
き5により、一層外部の熱影響を受けにくいだけでなく
、切り口3が開きにくく、さらに断熱層接続箇所も分断
しにくくなり、断熱パイプが曲げられた際の断熱特性を
も向上させることができる。
【0011】
【試験例】前記実施例で説明した断熱パイプ(図1記載
)と前記従来の技術で説明したタイプ1及びタイプ4(
断熱層接合箇所は図4記載のもの)を作製し、これらパ
イプに曲げを加えて断熱特性について試験を行った。 試験方法は、本管外径の10倍の外径をもつマンドレル
で断熱パイプ(実施例及びタイプ4は切り口が曲げ外側
になるよう)に曲げを加え、本管内に湯を流し、湯の温
度変化から断熱効果について比較を行った。曲げの加え
方は、まずマンドレルで断熱パイプに一方向の曲げを加
え、続いて同様にその反対方向にも曲げを加えて、これ
で1往復の曲げとし、計10往復の曲げを加えた。その
結果、タイプ4は切り口からの放熱が大きいせいか、湯
の温度低下が顕著であった。一方、実施例及びタイプ1
は、両者ほぼ同等で且つタイプ4に比べて僅かな温度低
下しか見られず、実施例断熱パイプが十分な断熱効果を
有することが確認された。又、断熱層の接続箇所につい
ては、タイプ4では1往復目に断熱層が分断したが、実
施例の場合10往復の曲げ後でも分断は起こらなかった
。
)と前記従来の技術で説明したタイプ1及びタイプ4(
断熱層接合箇所は図4記載のもの)を作製し、これらパ
イプに曲げを加えて断熱特性について試験を行った。 試験方法は、本管外径の10倍の外径をもつマンドレル
で断熱パイプ(実施例及びタイプ4は切り口が曲げ外側
になるよう)に曲げを加え、本管内に湯を流し、湯の温
度変化から断熱効果について比較を行った。曲げの加え
方は、まずマンドレルで断熱パイプに一方向の曲げを加
え、続いて同様にその反対方向にも曲げを加えて、これ
で1往復の曲げとし、計10往復の曲げを加えた。その
結果、タイプ4は切り口からの放熱が大きいせいか、湯
の温度低下が顕著であった。一方、実施例及びタイプ1
は、両者ほぼ同等で且つタイプ4に比べて僅かな温度低
下しか見られず、実施例断熱パイプが十分な断熱効果を
有することが確認された。又、断熱層の接続箇所につい
ては、タイプ4では1往復目に断熱層が分断したが、実
施例の場合10往復の曲げ後でも分断は起こらなかった
。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、断熱パイプが曲げられた場合でも切り口が開かず、
本管内の流体が外部の熱影響を受けないため、切り口を
設けず作製した断熱パイプと同等の断熱効果を有する断
熱パイプを得ることができる。又、あらかじめ発泡剤入
りポリエチレンでチューブを形成し電子線照射等によっ
て架橋を施した後加熱によって発泡させることで、フロ
ンガスを用いず、かつ長尺のものを安定した品質で製造
できるため、環境保全に寄与できるとともに、グラスウ
ールやアスベストを使った断熱パイプより優れた断熱パ
イプの供給が可能である。又、断熱パイプに曲げが加わ
っても断熱層の分断が起こらないため、本発明のように
本管に切り口を設けた断熱層をはめ込むタイプのもので
も、長尺の断熱パイプ製造が可能となり、出荷階段で断
熱パイプをドラムに巻き取り、作業現場では必要長切断
するだでけ用いることができる。
ば、断熱パイプが曲げられた場合でも切り口が開かず、
本管内の流体が外部の熱影響を受けないため、切り口を
設けず作製した断熱パイプと同等の断熱効果を有する断
熱パイプを得ることができる。又、あらかじめ発泡剤入
りポリエチレンでチューブを形成し電子線照射等によっ
て架橋を施した後加熱によって発泡させることで、フロ
ンガスを用いず、かつ長尺のものを安定した品質で製造
できるため、環境保全に寄与できるとともに、グラスウ
ールやアスベストを使った断熱パイプより優れた断熱パ
イプの供給が可能である。又、断熱パイプに曲げが加わ
っても断熱層の分断が起こらないため、本発明のように
本管に切り口を設けた断熱層をはめ込むタイプのもので
も、長尺の断熱パイプ製造が可能となり、出荷階段で断
熱パイプをドラムに巻き取り、作業現場では必要長切断
するだでけ用いることができる。
【図1】本発明方法で製造された断熱パイプを示すもの
で(A)は斜視図、(B)は横断面図である。
で(A)は斜視図、(B)は横断面図である。
【図2】本発明方法による断熱パイプの断熱層接続を示
すもので(A)は接続前の斜視図、(B)は接続箇所の
縦断面図である。
すもので(A)は接続前の斜視図、(B)は接続箇所の
縦断面図である。
【図3】従来からの断熱パイプ横断面を示すもので、(
A)は断熱層に切り口がないもの、(B)は断熱層に切
り口を設けたものである。
A)は断熱層に切り口がないもの、(B)は断熱層に切
り口を設けたものである。
【図4】従来からの断熱パイプの断熱層接続箇所を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 一端面又は両端面が断熱層長手方向に
対して斜角をもって形成された管状の断熱層に、その表
面から内面に至り、かつ長手方向に及ぶ切り口を、断熱
層横断面において、前記切り口の外端と内端が断熱層の
同一径上に位置しないよう形成し、この切り口より本管
外周に前記断熱層を複数はめ込み、前記断熱層の斜角を
もって形成された端面同士を接合して本管上に断熱層が
隙間なく連続するよう形成し、この断熱層の上に被覆層
を設けたことを特徴とする断熱パイプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3099894A JPH04254092A (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 断熱パイプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3099894A JPH04254092A (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 断熱パイプの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04254092A true JPH04254092A (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=14259481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3099894A Pending JPH04254092A (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 断熱パイプの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04254092A (ja) |
-
1991
- 1991-02-01 JP JP3099894A patent/JPH04254092A/ja active Pending
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