JPH04253582A - 摩擦による削りシステム - Google Patents

摩擦による削りシステム

Info

Publication number
JPH04253582A
JPH04253582A JP25025291A JP25025291A JPH04253582A JP H04253582 A JPH04253582 A JP H04253582A JP 25025291 A JP25025291 A JP 25025291A JP 25025291 A JP25025291 A JP 25025291A JP H04253582 A JPH04253582 A JP H04253582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
consumable
substrate
component
relative
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25025291A
Other languages
English (en)
Inventor
Wayne Morris Thomas
ウェイン モーリス トーマス
Edward David Nicholas
デビッド ニコラス エドワード
James Christopher Needham
ジェームス  クリストファー  ニーダム
John Gilbert Searle
ジョン ギルバート  シアル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Welding Institute England
Original Assignee
Welding Institute England
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB909019292A external-priority patent/GB9019292D0/en
Priority claimed from GB909026274A external-priority patent/GB9026274D0/en
Priority claimed from GB919111106A external-priority patent/GB9111106D0/en
Application filed by Welding Institute England filed Critical Welding Institute England
Publication of JPH04253582A publication Critical patent/JPH04253582A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/1215Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding for other purposes than joining, e.g. built-up welding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は消耗性バーまたはロッ
ドが消耗性材料の溶着される基板に対し振動(例えば直
線または旋回して)または回転のいずれかをしながら相
対的な動きを行う材料についての摩擦による削りシステ
ムに関する。消耗部は加えられた荷重を受け、次に材料
が可塑性の層を通して基板に接合(溶接)されるように
なるが、この可塑性の層は加えられた荷重の下で相対的
な動きにより仕上げられている。
【0002】
【従来の技術】典型的な摩擦による削りの過程を示す図
1から図3において、消耗性ロッド1は十分なスピード
で回転しており、消耗性材料が置かれている基板2と接
触する(図1)。接触後最初に材料の可塑性層3は回転
中のロッドと基板の間に置かれ(図2)、その中で高速
せん断が行われ費やされた機械的な仕事量による融点よ
り低い温度に保持されている。可塑性の中間層3が作ら
れるとすぐに、加えられた力を保持しながら回転中のロ
ッド1の先端が基板2を横切るが、それは可塑性材料が
基板2に溶着4され一般的な接合が行なわれるようにす
るためである。可塑性材料の一部として消耗部1の上に
発生するカラーすなわちばりは加えた荷重と相対的な動
きを結合した動作により取り除かれる。取扱い状況のも
とで、消耗性バーは溶着しながら基板に向かい前進し、
従来の摩擦溶接に類似した方法で加えられた荷重により
ばりが形成される。代りに、消耗性バ−は回転中一定の
速さで例えばねじ機構により、あるいは液体の流れが制
御されているピストンにより前方に進められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法は従来の摩擦
による溶接でも用いられており、実際に加えられた荷重
は独立しては変化せず前進の速度の関数であることに注
意する必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の考えの1つの
手段によれば、相対的な運動における摩擦による削りの
方法は消耗部と基板の表面の間で行われており、消耗部
と基板の表面が一緒に移動するのは消耗部の材料が基板
の表面の上に置かれることにより熱を発生する動きを行
っている間であり、消耗部が基板に加えられるのは移動
動作と相対的な動きが一致した方向または向かい合った
方向に加えられた力により生ずるのと同じような方法で
あることに特徴がある。
【0005】消耗部の1部と基板が静止して保持される
のは、典型的には向かい合った力が両方に加わる可能性
があるにも拘わらず消耗部の他の部分に力がある場合で
ある。更にねじ機能に対しても行われる可能性がある。
【0006】1つの応用として、加えられた力により消
耗部と基板が全体として相対的に横切る方向に動くが、
基板の表面はある角度を持ち横切る方向に向かっており
消耗部は基板と一体となる。これが有する利点は摩擦に
よる削りの間基板に向かい前方に消耗部を供給する必要
性が減少または排除されることである。この場合、典型
的な場合として基板表面と接触する消耗部の部分と、消
耗部と基板の相対的な動きの方向との間には鋭角が生ず
る。
【0007】消耗部の角度は基板の表面により示される
角度に対し調整可能であることが好ましい。従って消耗
部の軸は基板の表面に直角であるか、または直角に対し
ていくらかの角度例えば3°から6°か多くても10°
までに設定される場合がある。
【0008】消耗部に対する基板の進行の速度は、どち
らかというと軸に対し回転または振動の相対的な運動の
関数となっている。更にある装置が導入されており、消
耗部と基板は消耗部または横断の装置のいずれかに対し
最初は弾力性部材により接触している。最後の接触の期
間の後、可塑性のインターフェイスが発生していれば、
加えられた荷重は弾力性部材がある場合に通常発生する
荷重よりも小さい。一般的には、加えられた荷重は横断
の平面に対し決められた角度で、しかも基板に対し一定
の速度で進行する間に生ずる荷重より小さい。
【0009】消耗部は丸いバー、すなわち軸に対して運
動するチューブであり、または四角形のバーである。典
型的には相対的な運動には回転、旋回または線形振動運
動がある。
【0010】他の応用例では、消耗性コンポーネントは
それを形成する材料が徐々に消耗し層を形成するように
形作られており、コンポーネントの他の部分が基板表面
の種々の部分をふさいでいるが、それは削りの材料が基
板表面の種々の部分に徐々に加えられるからであり、コ
ンポーネントの間を全体として相対的に場所を変えなが
ら動く必要がないからである。
【0011】この方法はどちらかと言えばコンポーネン
トの間を全体として相対的に場所を変えながら動く場合
について行うものであり、相対的に場所を変えながらの
移動を使用することはこの発明の範囲外とはならない。
【0012】コンポーネントの間を熱を発生しながら相
対的に動かすことは2つのコンポーネントの移動に必要
なことである;1つのコンポーネントは静止状態に保た
れるが他のコンポーネントは動く。
【0013】熱を発生する相対的な動きに対する多数の
種々のモードのいずれかが使用されている。例えば相対
的な動きには簡単にはコンポーネントの相対的な動きが
あり、直線または曲線の通路に沿った相対的な往復運動
があり、相対的に軌道を描いた動きがあり、すなわちコ
ンポーネントが1つのコンポーネントの上で互いに各ポ
イントがかみ合うような相対的な動きは、コンポーネン
トの全体的な相対的な回転がない間は他のコンポーネン
トの上で円形または長円形のような通路をたどる。
【0014】この発明の2番目の考えによれば、摩擦に
よる削りの過程に用いる消耗部には、摩擦による削りの
過程の間に溶着する材料からできた中空で円すい形の部
材がある。
【0015】相互に平行なまたはほぼ平行であるが基板
の表面に対して傾斜した表面により境界がつけられた少
なくとも1つの均一またはほぼ均一な厚さの部分が消耗
部にあることが好ましく、層が消耗部から基板の表面ま
で与えられており、コーティングが進むにつれて消耗性
コンポーネントが表面の種々の部分と徐々にかみ合って
いる。
【0016】典型的には、消耗部は通常は円形の断面を
有した切頭形の円すい形をしている。
【0017】あらゆる応用において、消耗部の材料は金
属であることが望ましい;均一な材質かまたは粒子状の
金属マトリクスから構成される場合がある。粒子自体は
種々の材料による金属ではなくマトリクスによる金属で
あるか、あるいは例えば酸化金属、炭化金属、窒化金属
のようなセラミックである。消耗部は種々のコンポーネ
ントから成り、使用にあたっては消耗性コンポーネント
から形成された層の種々の部分もまた種々のコンポーネ
ントから成る。例えば金属性消耗部の最初の部分と最後
の部分は材質が均一であるが中間部分には粒子が入って
おり、その配置は層の最初の部分と最後の部分であり、
すなわち最初と最後に形成された部分であり、その部分
の材質は均一であるが層の中間部分には粒子が含まれて
おり、更に中間部分は最初の部分と最後の部分の間にあ
り最初の部分と最後の部分が形成される期間に形成され
る。
【0018】他の応用においては、消耗部は熱可塑物の
ような可塑性材料から構成することもできる。
【0019】
【実施例】以下図面に基づきこの発明を更に詳しく説明
する。
【0020】この発明に基づく摩擦による削り機械また
は装置の例を図4に示しており、消耗性バー5を回転す
る装置(図示していない)があり、更にそれには消耗部
の端を横切る基板6を横断する装置(図示していない)
がついている。基板6はトラバース8の運動の方向に対
し所定の角度θを有してサポート7の上に設置されてい
る。
【0021】サポート7は8の方向に動くが、消耗部は
アーバ反発サポート9により支えられながら回転し、曲
げモーメントをオフセットまたは反発するが、この曲げ
モーメントは消耗部の端を横切る基板を横断することと
、基板に直角な消耗部の軸をそらすことの両方または一
方により生ずる。溶着部10は基板6の上に置かれる。 消耗部5に加えられる軸方向の力が必要でないのは、こ
の力が8の方向に基板を動かすことにより生ずるからで
ある。カッター13は消耗部の端の近くに取り付けられ
、形成したばりまたはカラーを制御または加工する。こ
のようなカッターは曲げモーメントを反発しているサポ
ート9の上に従来のように取付けられている。
【0022】基板6の表面は活性剤で処理され可塑性の
層から基板の上に溶着部が接合しやすくしている。更に
特に薄い基板の場合には、基板は基板から離れる方向に
弓状に曲げられ溶着層自体によるひずみまたは曲げを減
少させるため覆われている。
【0023】消耗性バー5の軸は基板の平面と直角な方
向に対してある角度を独立的に作り設置することができ
る。図4でトラバースの平面に対し直角な時摩擦による
削りの間消耗性バーが軸方向に短かくなる速さは角度θ
のタンジェントにより与えられるが、基板はこの角度で
トラバースの平面とトラバースの割合に関して広がって
いる。図5は基板の種々の角度においてトラバースの距
離に対する消耗される相対的な軸方向の距離を示してい
る。このデータは消耗性バーの軸がトラバースの平面に
関して垂直、すなわち直角な場合かまたは基板の平面に
関して直角な場合とほぼ同じである。
【0024】典型的な場合として消耗性バー5は例えば
接触が行われるまで消耗部を運ぶ回転装置を前進させる
ことにより、最初は進み基板6に接触する。その後削り
操作が完成するまで前進装置はロックすなわち設定され
る。
【0025】他の例では、消耗性バー5を前進させる分
離した装置、すなわち駆動機構が無く、しかも最初の接
触はトラバース機構11により生ずるが、このトラバー
ス機構11により角度のついた基板6は図6に示すよう
に消耗性バーの先端と接触する。どちらかと言えば、こ
の場合は消耗性バー5は基板の表面の角度に対して直角
ではないので最初の接触は全面を横切るよりも消耗性の
端の上で広がっている。代りに、またはそれに加えて弾
力性部材12はトラバース機構の中に挿入されるので、
最初に接触が生じた時弾力性部材12は圧縮し始め、可
塑性層が十分形成されるまでトラバースの実効的な割合
が減少する。その後停止点まで完全に圧縮または部分的
に圧縮される弾力性部材12により、直角なトラバース
の割合は保持され、基板は一定の割合で進む。更に特に
薄い基板の場合は、基板は曲げられ図6の最初のランプ
により示すように最初の接触に対して減少角θ2 (主
勾配角θ1 に比較して)を示す。
【0026】図7の例では消耗性バー5の軸はトラバー
スの平面に直角な方向と傾斜した基板の平面に直角な方
向の間の中間の角度に設定されている。これにより消耗
部5の軸と基板6の平面に直角な方向の間のかたよりの
角度が減少する。これにより更に曲げモーメントが減少
し、更に図4の上記のサポート9に対する合成荷重は垂
直に設定された消耗性バーに比較して減少する。
【0027】傾斜した基板の平面に直角な方向に対する
消耗部5の軸の角度は、更に溶着部10すなわちカラー
またはばりを形成する材料に比較して溶着された材料の
特性に影響を与える。動作角は削り作業の最初の着手と
開始の後に変化する。傾斜した基板の角度はより厚い溶
着部を形成するための最初の開始の後に増加する。角度
が連続的に増加するのは、プレート15の一方の端にあ
るジャッキまたはねじ14による摩擦によりトラバース
機構をちょうつがい16で止める他の端に基板が運ばれ
る間である。消耗性バーの軸の角度は更に基板表面に直
角な方向に対して増加しており、これにより厚い層の溶
着部が増える。
【0028】更に他の例(図8)では、トラバース機構
には水平方向と作業部分16Aに対して傾斜ベース16
Bがあるが、この作業部分16Aには基板6を運ぶ水平
表面があり基板は消耗部5の軸にほぼ直角に横たわって
いる。前述のように、トラバース駆動部の作用は消耗部
に関して基板を動かすことの他に、トラバースの割合と
それに対応した傾斜の角度により左右される固定割合で
消耗部を盛り上げることにある。
【0029】角度のある基板または角度のあるトラバー
スを応用することは、垂直方向に平らなプレートまたは
溝のついたあるいはくぼみのついたプレートをまっすぐ
連ねることに特に適している。同じことであるが、その
ような削りを連ねることは軸方向で円筒または丸いバー
の表面に作られる場合もある。
【0030】消耗部5は固くすることができ、特に例え
ばセラミック材料を含む場合がある。
【0031】更に他の構成では、トラバースは前後に動
かすことができ、限定された面積のみを削りするように
、または限定された量の材料のみを1つの局所的なスポ
ットの中に置くように消耗性バーに接近または引き込ま
れる。この動作は繰り返され、基板の1つの軸に沿って
一連のスポットが作られる。同様な方法で、一連のスポ
ットはトラバースの方向に直角であり基板のインデック
スと斜めに形成される。これは例えば機械工具が使える
ように一連のバーを傾けることにより行われる。バーが
互い違いにされインデックスの斜めの運動に対応してい
るのは、各バーの端で傾斜基板を運ぶトラバース機構を
前後に動かすことにより材料が直角に溶着されるからで
ある。
【0032】更に他の例(摩擦を伴なった)を示してい
る図9と図10では、基板50には円すい形のくぼみ5
1があるが、消耗性部材52は回転部材53に取り付け
られ円板の形をしている。回転円板52と円すい形のく
ぼみ51は荷重が与えられると一緒になり、円板材料の
層54(図10)はくぼみ51の角度のついた側の上に
ある。この構成では、円板52の最初の直径はくぼみ5
1の外側部分の直径以下であり、同様に回転サポート5
3の直径はくぼみの内側部分の直径以下である。
【0033】必要があれば更にサポートが回転バーと円
板の間に与えられ、最初の接触の間曲がり過ぎるのを防
ぐ。そのようなサポートは一般には除かれているが、そ
れはくぼみが取り付けられているからである。代りに、
平らな円板はテーパが少ない形をしており、回転シャフ
トの近くが厚くなりしかも外側の周辺では厚さが薄くな
っている。このテーパは更にくぼみの両側に取り付けら
れた材料にも影響がある。
【0034】2つのコンポーネントは図示の方向に円板
を前方に軸に沿って動かすことにより、またはできれば
逆の方向に基板を独立して動かすことにより一緒にされ
る。同じことであるが、基板はくぼみの軸の回りで回転
し、あるいは相対的な動きはできれば図示のように回転
バーにより与えられる。
【0035】消耗性円板52には所定の材料または合金
があり、または1より多い材料から成り適当な合金すな
わち複合物がくぼみの傾斜した側に溶着している。いく
つかの応用として、金属マトリクス複合(MMC)材料
が図示のように適当に粉末状に加えた金属性円板を形成
しながら溶着できる。
【0036】図11と図12には図9と図10の構成の
代りを図示しており、消耗性材料は中空の円すい体55
の形態をしており、その直径の最大は凹形の円すいくぼ
み51の外側の直径以下となっている。2つのコンポー
ネント50、55は互いに前方に進み、円すい体55は
基板50に対して回転する。層56はくぼみ51の表面
に沿って溶着している(図12)。
【0037】円すい体55は図11と図12に示すよう
に厚さが一定であるが、この厚さは変えることができ、
更に円すい体は1つより多い材料で形成される場合があ
り複合の溶着部を作る。円すい体を支え回転を加える装
置は簡単にするため図示していない。
【0038】図11、12の例の変形を図13、14に
示している。この例では円すい体57のテーパは図11
、12に示す円すい体に対し逆になっており、軸方向の
回転および応力によりクラッド層56はくぼみ、直径の
外側に向かって広がるくぼみ51の表面の上に形成され
ている。更に、円すい体57は1つ以上の材料から構成
され複合溶着を与えることができるが、回転および軸方
向の動きは基板50または消耗性円すい体57またはそ
の両方を通り与えることができる。
【0039】図15、16には図9、10の例に類似し
た例を図示しており、平らな円板の消耗部58があり、
外側に角度のついた基板59には例えばテーパのついた
先端を有したシャフトがある。円板58の内側の直径は
末端で角度のついた基板59の直径の最小値以上である
。基板59と円板58が相対的に回転する間、軸方向の
力は矢印60の方向に加えられ、クラッド層61(図1
6)は基板のテーパのついた表面にある。クラッドの過
程が終るのは平らな円板58が基板59における直径の
最大断面に達した時である。
【0040】前に示したように、円板58は角度のつい
た基板59から遠い側の上で支えられ、加えられた荷重
および曲げモーメントに反発している。その支えが動き
、すなわち直径が増加するのは角度のついた基板が進む
時である。
【0041】円板58またはできれば角度のついた基板
59のいずれか一方が回転すれば、いずれかのコンポー
ネントが他に対して進む。回転しない場合は消耗性の平
らな円板は角度のついた基板に対して進むことが望まし
い。前に示したように、円板58は金属または合金から
作られるかまたは種々の材料から製造され複合溶着が与
えられる。
【0042】図9、10、15、16に示す構成は、シ
ャフトに対し放射状および軸状の広がりを有した平軸受
または摩耗表面を作るのに利用されている。
【0043】図17から図19に示す例は図15と図1
6に示す例と類似しているが、平らな円板58の代りに
円すい形の消耗性部材62を使用している。前述のよう
に、基板59のテーパのついた端の方向は円すい体の消
耗部62の先端に向かって(図18)、または先端から
離れて(図19)いる。溶着される材料63の量は基板
の角度と、円すい体の消耗部により形成された角度との
両方の関数である。前に述べたように、コンポーネント
は回転できるか、または軸方向の動きが与えられており
、しかも円すい体の消耗部は1つより多い材料で形成さ
れ更に必要があればサポートが追加される。
【0044】図20に示すベースコンポーネントすなわ
ち基板101は円板ブレーキの部分を構成している。基
板101はスチールで作られ、その円筒の部分102は
一方の端が閉じており他方の端には円板に固有なフラン
ジ103がある。円板の内側および外側のふちは図示の
ように厚さが少なく、向い合った方向に面しておりしか
も摩擦する環状の表面104がある。ベースコンポーネ
ント101は回転に抵抗するように取付けられている。 このため円板の周辺は歯の形すなわち鋸歯状になってお
り、更にそれに対応した形を有したクランプのジョー1
05の間に保持されている。更にクランプはベースコン
ポーネントが軸方向に動くのを防いでいる。最初に表面
の内側の部分104はベースコンポーネント101と軸
が共通である切頭形−円すい形の消耗性コンポーネント
の端の面とかみ合っている。消耗性コンポーネント10
6のそれぞれにはより広い端の所に外側に向かった環状
のフランジ107があり、その端は表面104から遠く
、更にそのフランジはクランプ用リング108とロータ
ー109の外側のふちの部分の間に固定されている。 速度可変電子モータ(図示していない)があり反対方向
にローター109を回転しているので、使用にあたって
はベースコンポーネント101に加えられた真の摩擦ト
ルクはほぼゼロとなる。外力印加装置(図示していない
)が消耗性コンポーネント106を表面104と接触さ
せるため与えられている。それぞれの外力印加装置には
水圧ラムまたはその他の装置があり関連のあるローター
に外力を加えるように働いているが、ベースコンポーネ
ントに関係したローターの軸の位置を制御または決定す
るようには働いておらず、この軸の位置は消耗性コンポ
ーネントが消耗する所の割合で全て決定される。その代
わり、それぞれの外力印加装置には親ねじまたは同様の
装置があり、ベースコンポーネントに関係したローター
の軸の位置が各段階の過程における装置により決定され
るのと同じ方法で動く。
【0045】使用にあたっては消耗性コンポーネントに
関係のあるローター109は反対の方向に回転するが、
これらのローターは外力印加装置によりベースコンポー
ネントに向かって力が加えられている。摩擦熱はベース
コンポーネント101と各消耗性コンポーネント106
との間に発生し、その配分は消耗性コンポーネントが軟
らかくなるように、しかも摩擦による正面削りと類似し
た方法でベースコンポーネントに接合する層を形成する
ように行われる。層は消耗性コンポーネント106の材
料から形成されているので、ローター109はベースコ
ンポーネントに向かって動き、更にベースコンポーネン
トとかみ合う消耗性コンポーネントの面は直径が徐々に
増加している。その過程は環状の表面104が完全にコ
ーティングされるまで続く。最終的に、外力印加装置は
引き離され作用しなくなるので、消耗性コンポーネント
の残りの部分は回転が続いている間固定された軸の位置
に留まる。しばらくすると、これによりベースコンポー
ネントに加えられた層から残りの部分が分離するが、分
離のタイプは摩擦によるコーティングの技術として既知
の現象である。
【0046】摩擦によるコーティングの最中に、消耗性
コンポーネントの内側および外側の層はベースコンポー
ネントに接合された層の一部を形成しない傾向にあるが
、不規則な形を除いて連続したばりとして横方向に追し
出される。図20において、過程の最終段階の間、ロー
ターの位置は鎖状の点線109’により示されており、
消耗性コンポーネントの残りの部分は106’で示され
ている。ばりは110で示されており、コーティングは
111で示されている。
【0047】各過程の間、コーティングされた表面10
4の部分の直径は徐々に増加しているのが判るであろう
。各過程の間において、熱を発生させる動きをほぼ一定
の速さに保つことが望ましいので、駆動モータの速さは
各過程の間徐々に減少させることが好ましい。モータの
速さをいつでも関連したモータの軸の位置により制御す
ることが便利であり、適当なセンシング装置が与えられ
モータに制御信号を与えており、この制御信号は軸の位
置の関数となっている。更に、過程が進むに従って、ベ
ースコンポーネントをかみ合せる各消耗性コンポーネン
トの面は増加することが判る。熱の発生を均一にするた
め圧力を一定に保つことが望ましいので、関連のある外
力印加装置が加えた力を増加させることが好ましい。 ここでは所要の外力は関連したローターの軸の位置の関
数であり、更に外力は軸の位置により決まることが便利
であり、しかも前述に関連した制御信号は加えられた外
力を制御する。
【0048】コンポーネントと、摩擦によるコーティン
グを行うために必要な他の1つのコンポーネントにより
与えられる適当な圧力との間で相対的に動く適当な割合
は、簡単な実験により容易に決めることができる。コン
ポーネントが完全にまたは大部分が金属性の性質を有し
ていれば、コンポーネントの間で相対的に動く適当な割
合は、0.5m/s から1.5m/s の間または1
.5m/s から3.0m/s の間にあることが好ま
しく、更に圧力は約6tons/sq.in(大ざっぱ
には1000kgf/cm)になることが好ましい。
【0049】環状のステップ(図示していない)が必要
ならば、各ローター109の上には関連した消耗性コン
ポーネント106の口の中に短い距離を与えそのコンポ
ーネントを置くステップが与えられるので、ローターと
軸が同じになる。ステップの外側の面は切頭体−円すい
体の形が好ましいので、消耗性コンポーネントの内側の
面とかみ合っている。使用にあたっては、外力印加装置
により関連のあるローターはベースコンポーネントの方
に向けられると、消耗性コンポーネントが環状のステッ
プの上に生ずる傾向があり、コンポーネントの口の部分
は外側に開いており、更にフランジ107はクランプ用
リング108を有したきっちりした迫台となり、しかも
よりしっかりとコンポーネントを置く。
【0050】使用にあたり消耗性コンポーネントはロー
ターに対して回転するようにすることがかなり望まれる
。これは通常は各消耗性コンポーネントと関連したロー
ターの間をかみ合わせることにより行われる。これは消
耗性コンポーネントのフランジに鋸歯状の周辺があるが
、この消耗性コンポーネントのフランジはローターの上
にある関連したクランプ用リングの上で補完的な鋸歯状
の形態をなしている。代りに、またはそれに加えて穴の
位置決めは消耗性コンポーネントのフランジの中で行わ
れるので、穴には補完的なペグが、または関連したロー
ターかクランプ用リングのペグが入る。
【0051】消耗性コンポーネントは高品質鋼のような
金属でできており、圧搾機のように形成される場合があ
る。このようなコンポーネントの材料は均一である。し
かし好ましい方法によれば、各消耗性コンポーネントは
粒子状の材料を含んだ金属マトリクスから成る。粒子状
の材料は硬くしかも耐摩耗性のあることが好ましい。マ
トリクスはアルミニウムまたは鋼鉄である場合があり、
粒子はマトリクスよりも硬いことが望ましい。このよう
な材料を以後粒子ベアリング材料と呼ぶ。
【0052】粒子ベアリング材料による消耗性コンポー
ネントを形成する一方法を図21に示してある。金属は
スプレイノズル112を通して再使用可能な心棒113
の表面に吹き付けられ、粒子状の材料は横の入口チュー
ブ114を通してノズルにはいる。消耗性コンポーネン
トはこのようにして作られ、しかも軸上のボルト116
が保持用円板117と一緒に動かされると取除くことが
できるがこの保持用円板117はボルトにより心棒の端
に直角に保持されている。
【0053】消耗性コンポーネントは複合形態をとる必
要があり、更にコアが粒子ベアリング材料であり、材質
が均一な金属材料の内側および外側の表面の層を有する
必要があることが望ましい。使用にあたっては、ベース
コンポーネントへのコーティングは大部分がまたは全体
が粒子ベアリング材料でできているが、ばりは大部分が
または全体が材質の均一な外側の表面の層でできている
【0054】複合形態の消耗性コンポーネントを作る方
法の1つにおいて、円筒状のエレメントは遠心力を利用
した鋳造法により形成される。エレメントの密度が金属
より大きい粒子状の材料で作られており、粒子はエレメ
ントの外側の表面の近くに集中する傾向がある。エレメ
ントが作られた後、エレメントは円筒形の金属性のスリ
ーブの中に閉じ込められ、粒子は粒子を含んでいない金
属の2つの外側の層の間にある。組立ては圧搾過程によ
り行われ、所要の形になる。逆に粒子は密度が金属より
軽いので、それらの粒子は遠心力により鋳造エレメント
の内側の表面の近くに集中しており、更に円筒状の金属
ライナーは組立てが圧搾により行われる前にエレメント
の中に閉じ込められる。
【0055】複合の消耗性コンポーネントを作る他の方
法が図22と図23に示されている。内側の金属性シェ
ル118は圧縮機としてまたはスピニングにより形成さ
れており、更に粒子ベアリング材料のコアの層119は
スプレイノズル120により外側の表面に吹き付けられ
るが、このスプレイノズルはノズル112/114と同
じ様に動く。内側のシェルと全般的に同じ外側のシェル
はコアの層119の上に固定され、更に適当な場所に閉
じ込められ図23に示すように複合コンポーネント12
2を構成している。図24に示す変形では、内側のシェ
ル123と外側のシェル124は図示のように一緒に組
み立てられており、更により広い端におけるフランジは
一緒に閉じ込められており、しかも外側のシェルのより
狭い端における内側に曲ったフランジ125は内側のシ
ェル123に閉じ込められている。粒子ベアリング材料
は穴126を通りシェルの間にある空洞の中に注入され
ている。
【0056】消耗性コンポーネントは追加した改良を取
込むことができる、すなわち材質が均一であり粒子を含
まない金属の最初と最後の部分を用意することができる
。使用するにあたって、各消耗性コンポーネントは環状
の表面104の1つの上に図25に示す形のコーティン
グを形成している。消耗性コンポーネントの最初と最後
の部分はベースコンポーネントの上にコーティングの比
較的狭い金属性バンドを形成している:内側のバンド1
27はコーティングの内側のエッヂの近くにあり、外側
のバンド128は外側のエッヂの近くにあり、これらの
バンドの間にあるコーティングの残りの部分129は粒
子ベアリング材料からできている。狭い金属性のバンド
127と128は環状の表面104のエッヂで広がって
おり、更に摩擦によるコーティング処理が行われた後コ
ーティングのエッヂは地面に置かれすなわち機械から外
され、軸方向または放射状に押し出されておらずきちん
としたエッヂが与えられる。これらのエッヂには粒子が
ないことにより処理が楽になる。
【0057】この追加した改良の方法を行い使用する消
耗性コンポーネントの一形態を図26に示してある。こ
こに示すコンポーネントは図24に示すコンポーネント
と大体同じであり、外側のシェル130は狭い端と広い
端の近くにそれぞれある部分131と132が内側のシ
ェル133と直接かみ合っており、全体が金属であるコ
ンポーネントの最初の部分と最後の部分を形成するよう
に形作られている。シェルの間の空洞はその中に粒子ベ
アリング材料134が注入されており、軸方向の広がり
が少なくなっている。
【0058】製造の他の方法において、切頭形で円すい
形の本体は壁の厚さがほぼ均一な金属でできており、更
に盲穴がそれに開けられ狭い端から広い端に広がってい
る。穴は粒子ベアリング材料がつまっている。必要なら
ば各穴の口は金属プラグでふさがれておりコンポーネン
トには全体が金属の最初の部分がある。粒子を含んだ穴
は本体の狭い端から外側に広がっているので、コンポー
ネントにより形成されたコーティングの中のメタルに対
する粒子の割合は直径が増えるのに従って減少する。部
分的に割合を補うため、追加した盲穴は1番目に述べた
穴より短かく、広い端から本体内に入り込み短い穴のそ
れぞれは2つの隣接した長い穴の間で一方向に広がって
いる。これらの短い穴もまた粒子ベアリング材料がつま
っており、金属プラグでふさがれている。
【0059】前述の消耗性本体のそれぞれは切頭体−円
すい体の形をしており、その本体は消耗する−すなわち
コーティングの層に対して徐々に金属が与えられる−狭
い端から出発する。前述のあらゆる本体にほぼ同じ消耗
性本体が広い端から出発して消耗するように、前述の方
法が変形することが判る。これは時々前述の方法より満
足度が低い。これに対する1つの理由は、外力印加装置
が外力を消耗性コンポーネントの端に加えられることか
ら来ており、装置が図20より本質的に安定性が少く(
その外力は消耗性コンポーネントの広い端に加えられる
)、消耗性コンポーネントの軸がコンポーネントの消耗
につれてローターの軸からそれる傾向が大きくなる。 他の理由は使用にあたり、外力印加装置を設計する消耗
性コンポーネントは最大の力を最初に加える必要がある
ことである。
【0060】さらにこれ以外の変形として、図27に示
したとおり消耗性コンポーネント135は軸方向の長さ
が等しく円すい体の角度が等しいが大きさの異なる2つ
の切頭体で円すい体の部分136と137の形をしてお
り、その部分は溶着され互いに軸は共通であるが軸に対
し反対方向に傾斜した壁があり、小さい部分136は大
きい部分137の中にあり、更に小さい部分の広い端は
138に示すように大きい部分の狭い端に取り付けられ
または一体となっている。
【0061】このようにコンポーネントを通る多くの断
面はコンポーネントの軸を含んだ平面内にあり、2つの
文字Vが並んだ形をしている。
【0062】この形のコンポーネントが両方の端で随意
に消耗される間は狭い端、すなわち内側の部分と外側の
部分が互いに合う端38から消耗されることが好ましく
、これにより安定した配置となる。この形の消耗性コン
ポーネントを使用する利点は摩擦によるコーティングが
行われる速さが2倍であることである;他の利点は外力
印加装置の運動の長さが半分であることである。更に他
の利点は外力印加装置によりコンポーネントに加えられ
た外力が一定のままであり、ベースコンポーネントとか
み合う消耗性コンポーネントの全面積はほぼ一定のまま
であるということである。この点について、このタイプ
の消耗性コンポーネントを用いてコーティング作業を行
う場合、コーティングの狭い中央のバンドが最初に作ら
れ、次にそのバンドが内に向かって放射状であると共に
外に向かっても放射状に徐々に広がっており、更に消耗
性コンポーネントの中心が同じ2つの円形の面がベース
コンポーネントとかみ合っている;1つの面の直径が増
え他の面の直径は減少し面の全体の面積はほぼ一定のま
まである。
【0063】このタイプの消耗性コンポーネントは単一
波形同軸円板のタイプと考えられる。消耗性コンポーネ
ントの他の設計は種々の直径の2以上の円軸波形円板の
形であると理解できる。しかし一般にはそのようなコン
ポーネントは摩擦によるコーティングの処理のように、
ばりが動くことのできる空間が少ないので十分な満足が
おそらく得られない。
【0064】これらの種々の形の消耗性コンポーネント
は多くの上述のものとほぼ同様な方法により作られるが
、形態が異るため所要の変形が取入れられている。
【0065】例として上述の方法のそれぞれにおいて、
消耗性コンポーネントとベースコンポーネントの間を相
対的に熱を発生させながら動かすことは、回転を有した
移動となる。これは通常は満足できることであるが、コ
ーティングされる環状の表面の1つにわずかに局所的な
すきまがあれば、コーティングを十分粘着させることが
失敗する場合がある。その不具合は変形された方法を用
いることにより解決されるが、その方法の中で摩擦によ
る熱はベースコンポーネントと消耗性コンポーネントの
間を相対的に軌道を描いて動かすことにより発生する。 そのような相対的に軌道を描いて動かす適当な方法は英
国特許番号第1264863号、1273250号、1
332712号、1385471号、1414454号
の明細書に記載されているのでここではこれ以上述べな
い。
【0066】コーティング材料の層を同時にベースコン
ポーネント101の両方の環状の面104に当てはめる
ことは、摩擦によるコーティングが比較的早く行われ、
軸方向の外力が互いにほぼバランスしたベースコンポー
ネントに加えられるのでしばしば大切なことであるが、
同時にコーティングされる面に不可欠なことではなく順
々にコーティングされるということは勿論理解される。 同様に上述のそれぞれの方法において、摩擦熱は相対的
な回転により発生し、ベースコンポーネント101は静
止されるが消耗性コンポーネント、すなわちそれぞれの
消耗性コンポーネントは回転する。更にこの構成は好ま
しいが必須ではなく、必要ならばベースコンポーネント
は回転を生ずるが、消耗性コンポーネント、すなわちそ
れぞれの消耗性コンポーネントは静止を保つかまたは反
対方向に回転する。採用された配置においてコンポーネ
ントの相対的な位置は図20に示す位置と似ているが、
ベースコンポーネントに対する適当な回転性ベアリング
はベースコンポーネントの周辺の外側に放射状に配置す
る必要があるようなので、ベースコンポーネントに対す
る適当な回転性ベアリングを与えることは難かしい。
【0067】上述の方法のいずれかが使用されると、ベ
ースコンポーネントに加えられたコーティング材料の層
すなわち各層は浅い円形の溝またはベースコンポーネン
トと同軸のアーチ形のパターンで構成されている。外側
の表面を持つ可能性がある。これが生ずるのは摩擦によ
るコーティングが行われる時通常コーティング材料のフ
ィルムが軟らかくされしかも相対的に動くコンポーネン
トの間から少なくとも部分的に追い出されるからであり
、更には消耗性コンポーネントの隣りの部分が追い出さ
れる隣りのフィルムに対し十分に加熱されるので若干遅
れが生ずるからであり、この効果は摩擦によるコーティ
ング処理を通して繰り返される。それ故平らな表面すな
わち十分平らな表面を与えるためコーティング材料の完
全な層に機械をかける、すなわち研くことが必要である
かあるいは好ましい。
【0068】前述の摩擦によるコーティングの方法のそ
れぞれにおいて、コーティング材料の層は環状の形をし
ている。明らかに円形または円板状の層は、消耗性コン
ポーネントが広がりしかも中央の部分を含む方法に類似
した方法で形成される。
【0069】この発明は更に環状または円形以外の形の
コーティングを使用することにも使用される。例えば正
方形または長方形にコーティングを変形する場合、図2
8に示す種類の方法が使用される。これは摩擦によりコ
ーティングされる平らな表面140を有したベースコン
ポーネント139を示している。摩擦によるコーティン
グが行われる予定がある時、ベースコンポーネント13
9は静止状態となり、消耗性コンポーネント141は矢
印142で示す方向に直線的な往復運動をとるようにさ
れるが、外力印加装置(図示していない)により表面1
40に対して圧縮される。往復運動は例えばGB−A−
2222975に記載された種類の装置により行われる
。消耗性コンポーネント141は一般にはV型の断面を
しており、幅の広い端を有した集中ベアリングプレート
143は表面140と平行であり、更に外力印加装置に
より加えられた外力を消耗性コンポーネントに伝える。 摩擦によるコーティングの間、消耗性コンポーネントは
徐々に消耗し、そこから生ずる材料は平面140の上に
コーティングを作る。
【0070】往復運動は消耗性コンポーネントの長さと
平行に生じさせることが好ましいが、これは常に不可欠
ではなく、更に消耗性コンポーネントが十分強ければ、
往復運動はあらゆる他の方向に対して行われる。逆に、
消耗性コンポーネントはベースコンポーネントに対して
軌道を描いて動くようにされる場合もある。それぞれの
場合、熱を発生する動きの範囲は消耗性コンポーネント
の最大の寸法よりかなり小さいことが判る。
【0071】最後の所で述べた方法では、ベースコンポ
ーネントは消耗性コンポーネントがベースコンポーネン
トに対して動く間、静止状態をとる。これらの方法の他
の変形において、移動がベースコンポーネントにより行
われている間両方のコンポーネントは動かされ、または
消耗性コンポーネントは熱を発生する動きから制限され
ることが判る。
【0072】消耗性コンポーネント141は均一な金属
すなわち粒子ベアリング材料から作られている。しかし
できれば消耗性コンポーネントの2つの傾斜したリム1
44のそれぞれには粒子ベアリング材料の中央の層と、
粒子が全くないかあるいは殆んどない金属材料の外側の
層がある。
【0073】消耗性コンポーネントの他の形態は逆V字
型の断面を示しており、2つの傾斜したリムはそれらが
互いに合っている所でベアリングプレートに接合され、
更にベアリングプレートが離れて吹き付けられている。
【0074】図29と図30は更に他の例を示しており
、消耗部と、相対的に横に一緒に動く基板の間のかみ合
せ力はねじを回し込むことにより行われる。この場合、
消耗部150は円筒形のサポートの上に支えられた環状
の基板151の上に離して置かれるが、この円筒形のサ
ポートにはマルチスタートねじ供給装置(図示していな
い)内にある外部ねじ153がある。シリンダ152の
回転により、基板151が消耗部150に接触するまで
図30に示す矢印の方向にシリンダが動く。消耗部15
0は別々に回転し基板151とのインターフェイスで熱
を発生し、更に消耗性材料の表面は環状の基板の上にあ
るので、ねじの回し込みにより基板および消耗部がかみ
合されると共に、2つのコンポーネントの間を横切って
動かされることが判る。消耗部150の軸は基板に直角
であるが(図示の通り)希望により適当な角度に設定さ
れる。この技術はチューブの端にある面を与えることに
使用できることに注意する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の摩擦による正面削り過程の種々の段階を
示す。
【図2】従来の摩擦による正面削り過程の種々の段階を
示す。
【図3】従来の摩擦による正面削り過程の種々の段階を
示す。
【図4】この発明による方法の1番目の例を示す。
【図5】図2に示す方法の基板の角度が異なった場合で
、横断方向の距離に対し相対的に消耗される軸方向の距
離を示す。
【図6】この発明による方法の2番目の例を示す。
【図7】この発明による方法の3番目の例を示す。
【図8】この発明による方法の4番目の例を示す。
【図9】この発明による5番目の例における異なった段
階を示す。
【図10】この発明による5番目の例における異なった
段階を示す。
【図11】この発明による6番目の例における異なった
段階を示す。
【図12】この発明による6番目の例における異なった
段階を示す。
【図13】この発明による7番目の例における異なった
段階を示す。
【図14】この発明による7番目の例における異なった
段階を示す。
【図15】この発明による8番目の例における異なった
段階を示す。
【図16】この発明による8番目の例における異なった
段階を示す。
【図17】この発明による9番目の例における異なった
段階を示す。
【図18】この発明による9番目の例における異なった
段階を示す。
【図19】この発明による9番目の例における異なった
段階を示す。
【図20】ベースコンポーネントすなわち基板、2つの
消耗部、ベースコンポーネントを摩擦によりコーティン
グする装置の関連部分について、断面の概略を示し、最
初の段階は実線で最後の段階は鎖状の点線で示している
【図21】消耗部を製造する場合に使用される装置の断
面を示す。
【図22】製造の1つの段階を示す異なる構造のコンポ
ーネントの1部の断面を示す。
【図23】図22に示す部分を組込んだ完成した消耗性
コンポーネントの断面を示す。
【図24】他の設計による消耗性コンポーネントの断面
を示す。
【図25】図20に示す種類のベースコンポーネントに
使用される摩擦によるコーティングの層の正面図を示す
【図26】他の設計による消耗性コンポーネントの断面
であり、図25に示す摩擦によるコーティングの層の製
造に適している。
【図27】更に他の設計による消耗性コンポーネントの
断面を示す。
【図28】摩擦によるコーティングの他の方法を使用し
たベースコンポーネントと消耗性コンポーネントの簡単
な斜視図である。
【図29】ねじ機能を用いた方法を示す。
【図30】ねじ機能を用いた方法を示す。
【符号の説明】
1  消耗性ロッド 2、6、50、59、151  基板 3  可塑性層 4、10  溶着部 5  消耗性バー 7、9、53  サポート 8  トラバース 12  弾力性部材 13  カッター 14  ねじ 15  プレート 16  ちょうつがい 16A  作業部分 16B  傾斜ベース 51  くぼみ 52、62  消耗性部材(回転円板)55、57  
円すい体 56  層 58、150  消耗部(円板) 60  方向 63  溶着された材料 101  ベースコンポーネント 102  円筒の部分 103、107、125  フランジ 104  環状の表面 105  ジョー 106、135、141  消耗性コンポーネント10
8  クランプ用リング 109  ローター 110  ばり 111  コーティング 112、120  スプレイノズル 113  心棒 114  チューブ 116  ボルト 117  保持用円板 118  金属性シェル 119  コアの層 122  複合コンポーネント 123、133  内側のシェル 124、130  外側のシェル 126  穴 127  内側のバンド 128  外側のバンド 129  コーティングの残りの部分 131、132  部分 134  粒子ベアリング材料 136  小さい部分 137  大きい部分 138  端 139  ベースコンポーネント 140  表面 142  矢印 143  集中ベアリングプレート 144  傾斜したリム 152  シリンダ 153  外部ねじ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  消耗部の材料が基板の表面の上に横に
    なるようにされていることにより熱を発生する動きをし
    ている時は、一緒に移動する消耗部と基板の表面の間に
    相対的な移動が発生し、更に移動動作と相対的な動きが
    一致した方向または向かい合った方向に外力を加えるこ
    とにより生ずるように消耗部が基板に与えられているこ
    とを特徴とする摩擦による削りの方法。
  2. 【請求項2】  ある外力が他の消耗部に加えられてい
    る間は消耗部の1つと基板が静止状態をとる請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】  加えられた外力により消耗部と基板が
    全体的に相対的に横断の動きを行い、更に消耗部と基板
    が一緒に移動することにより基板の表面が横断の方向に
    対しある角度を有して広がっている請求項1または2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】  消耗部が相対的に横断の方向にほぼ直
    角である請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】  消耗部が基板の表面にほぼ直角である
    請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】  外力が基板に加えられ、弾力装置が基
    板と外力発生器の間に置かれ、最初の期間に相対的な横
    断の速度を下げる請求項3から5のいずれかに記載の方
    法。
  7. 【請求項7】  基板と消耗部の間の角度が摩擦による
    削り過程の間変化する請求項3から6のいずれかに記載
    の方法。
  8. 【請求項8】  相対的な動きの方向に対する基板の相
    対的な角度を増やすことにより角度が変化する請求項7
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】  相対的な横断の動きが前後の動きから
    なる請求項3から8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】  消耗性コンポーネントを作っている
    材料が徐々に消耗し層を形成するように消耗性コンポー
    ネントが形作られており、コンポーネントの間を全体的
    に相対的に場所を変えるように動く必要がなく、コンポ
    ーネントの残りの部分が基板の表面の異なる部分と徐々
    にかみ合い、削りの材料が基板表面のこれらの異なる部
    分に徐々に加えられる請求項1または2に記載の方法。
  11. 【請求項11】  消耗部の1つと基板が円すい形をし
    ている請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】  基板が消耗部の穴の中に入る円すい
    形の案内用の端を有している請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】  消耗部が円すい形をしており、消耗
    部が対抗して動く基板の表面がほぼ平らな請求項11に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】  消耗部が円すい形をしており、しか
    も基板の対応した円すい形のくぼみに入る請求項11に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】  くぼみのテーパが消耗部のテーパと
    向かい合っている請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】  消耗部が金属性材料でできている前
    述の請求項のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】  消耗部がセラミックのような粒子状
    材料を含んでいる前述の請求項のいずれかに記載の方法
  18. 【請求項18】  消耗部が種々の構成部分から成る前
    述の請求項のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】  摩擦による削りの過程に使用され、
    その過程の間に溶着される材料を形成する中空で円すい
    形の部材から成る消耗部。
  20. 【請求項20】  相互に平行なまたはほぼ平行である
    が基板の表面に対して傾斜した表面により境界がつけら
    れた少なくとも1つの均一またはほぼ均一な厚さの部分
    からなる消耗部であり、層が消耗部から基板の表面まで
    与えられており、コーティングが進むにつれて消耗性コ
    ンポーネントが表面の種々の部分と徐々にかみ合う請求
    項19に記載の消耗部。
  21. 【請求項21】  円すい形の部材にほぼ円形の断面が
    ある請求項11から18のいずれかに記載の方法。
  22. 【請求項22】  消耗部が請求項19から21のいず
    れかに従っている請求項11から18のいずれかに記載
    の方法。
  23. 【請求項23】  基板がブレーキ板から成る請求項1
    から18のいずれかまたは22に記載の方法。
JP25025291A 1990-09-04 1991-09-04 摩擦による削りシステム Withdrawn JPH04253582A (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB909019292A GB9019292D0 (en) 1990-09-04 1990-09-04 Friction surfacing
GB9019292.3 1990-09-04
GB909026274A GB9026274D0 (en) 1990-12-03 1990-12-03 Friction surfacing
GB9026274.2 1990-12-03
GB919111106A GB9111106D0 (en) 1991-05-23 1991-05-23 Friction coating
GB9111106.2 1991-05-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04253582A true JPH04253582A (ja) 1992-09-09

Family

ID=27265250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25025291A Withdrawn JPH04253582A (ja) 1990-09-04 1991-09-04 摩擦による削りシステム

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0474455A3 (ja)
JP (1) JPH04253582A (ja)
AU (1) AU8265291A (ja)
CA (1) CA2050272A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100780019B1 (ko) * 2005-02-01 2007-11-27 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 마찰교반접합방법
JP2009028756A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Toshiba Corp 表面肉盛方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9325135D0 (en) * 1993-12-08 1994-02-09 Rolls Royce Plc Manufacture of wear resistant components
DE19731638A1 (de) * 1997-07-23 1999-01-28 Andreas Schaaf Neuartiges Verfahren zur Herstellung punktförmiger Schweißverbindungen mittels eines Reibbolzens
JP2000265284A (ja) * 1999-03-17 2000-09-26 Toyota Autom Loom Works Ltd 機械部品における皮膜形成方法
JP2001132639A (ja) * 1999-08-23 2001-05-18 Toyota Autom Loom Works Ltd 圧縮機の構成部品における皮膜形成方法
US8020748B2 (en) 2006-09-12 2011-09-20 Toso SMD, Inc. Sputtering target assembly and method of making same
DE102006055994A1 (de) * 2006-11-28 2008-05-29 Mahle International Gmbh Verfahren zum Aufbringen einer Beschichtung auf ein Bauteil sowie Bauteil
DE102008044763A1 (de) 2008-08-28 2010-03-04 Hochschule Für Angewandte Wissenschaften - Fachhochschule Kempten Beschichtungsverfahren
DE102014215347B4 (de) * 2014-08-04 2022-07-07 Aktiebolaget Skf Lagerring und Lageranordnung
DE102014011887A1 (de) 2014-08-13 2016-02-18 Auto-Kabel Management Gmbh Elektrisches Anschlusselement, Verfahren zur Herstellung eines elektrischen Anschlusselements sowie Verwendung eines elektrischen Anschlusselements
CN107052560B (zh) * 2017-03-15 2019-01-11 天津大学 一种实现带轴肩的摩擦堆焊的主轴系统
DE102020120850B4 (de) 2020-08-07 2022-06-15 Rheinmetall Waffe Munition Gmbh Verfahren zur Herstellung eines thermisch stabilen Leitwerks sowie entsprechendes Leitwerk

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1102601A (en) * 1964-04-07 1968-02-07 Hopkinsons Ltd Improvements relating to formation of non-corrodible and/or resistant seating surfaces on metal valve components
SU207690A1 (ru) * 1966-08-09 1967-12-22 Азербайджанский научно исследовательский институт нефт ного Способ сварки трением
SU619270A1 (ru) * 1977-01-17 1978-06-27 Всесоюзный Научно-Исследовательский Институт Технологии Арматуростроения Способ получени изделий типа оболочек с внутренним стержнем

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100780019B1 (ko) * 2005-02-01 2007-11-27 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 마찰교반접합방법
JP2009028756A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Toshiba Corp 表面肉盛方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0474455A2 (en) 1992-03-11
CA2050272A1 (en) 1992-03-05
AU8265291A (en) 1992-03-12
EP0474455A3 (en) 1992-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04253582A (ja) 摩擦による削りシステム
JP3523983B2 (ja) 摩擦スター溶接工具および方法
US4959241A (en) Surfacing method
US3764062A (en) Centrifuge apparatus
US4372404A (en) Cutting teeth for rolling cutter drill bit
US4003115A (en) Method of making centrifuge conveyor
US5855149A (en) Process for producing a cutting die
CA1309884C (en) Friction-weldable stud
US5971252A (en) Friction stir welding process to repair voids in aluminum alloys
KR20040000456A (ko) 마찰교반 용접 도구
JPH09508073A (ja) 摩擦攪拌溶接
KR20010052329A (ko) 마찰 스터 용접 공구
JP2005074518A (ja) 加工物に摩擦攪拌溶接継手を形成するための工具及び方法
CA1303146C (en) Method and apparatus for building a workpiece by deposit welding
WO2020129281A1 (ja) 接合方法
AU732561B2 (en) Method and apparatus for the manufacture of a cutting tool
GB2270864A (en) Friction joining
US5201917A (en) Plate with an abrasion-proof surface and process for the production thereof
WO2005077600A1 (ja) 両端面ツルーイング装置、両端面ツルーイング工具及び両端面ツルーイング方法
JP3452044B2 (ja) 摩擦攪拌ツールおよびこれを用いた接合方法ならびに鋳物表面の微細空隙除去方法
US20230256508A1 (en) Method for producing a green body and method for further processing the green body to form a machining segment
JP7476670B2 (ja) 歯切り工具の製造方法
Colligan Dynamic material deformation during friction stir welding of aluminum
JPS62196117A (ja) ペレツト製造用押し出しダイス
JPH11197861A (ja) 肉盛り溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981203