JPH04253286A - 路面パラメータの推定方法および推定装置 - Google Patents

路面パラメータの推定方法および推定装置

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JPH04253286A
JPH04253286A JP3009382A JP938291A JPH04253286A JP H04253286 A JPH04253286 A JP H04253286A JP 3009382 A JP3009382 A JP 3009382A JP 938291 A JP938291 A JP 938291A JP H04253286 A JPH04253286 A JP H04253286A
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road surface
edge
camera
cameras
point
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JP3009382A
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Kazunori Noso
千典 農宗
Hiroshi Saito
浩 斉藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両や移動ロボ
ットの姿勢制御、障害物検知または走行可能領域の認識
等のために路面と車両との位置関係を計測する路面パラ
メータの推定方法および推定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の障害物検知装置としては、例えば
「知能自動車の構成とその制御手法」、システムと制御
、Vo1.22,No.8,pp456−464,(1
978)に記載され、図9(a)に示すものがある。こ
の装置においては、車両前方に2台のカメラ51,53
を垂直に設置し、これらのカメラで撮像した車両前方の
画像を微分回路55,57で微分して、エッジを抽出し
、この抽出した各エッジをそれぞれ直接または可変ディ
レイ59を介して論理回路63に供給し、エッジの座標
値の対応関係から高さのある物体を障害物として判断部
65で認識するものである。
【0003】更に詳しくは、高さを有する物体には水平
方向エッジが2本以上あると仮定し、この2本の視差は
一定であり、かつ一定視差を有する2本のエッジの間に
異なる視差を有する他のエッジがない時、2本のエッジ
が障害物の下端と上端であると判断する。カメラからの
距離によって視差は変化するので、カメラから一定の距
離に障害物の下端と上端があれば検出可能である。すな
わち、ほぼ垂直に立っている障害物を認識することがで
きる。その他のエッジは路面上にあると判断する。
【0004】図9(b)において、車両50の前方にあ
る物体67と障害物69とが存在し、それぞれのエッジ
点を図示のようにA〜Eとすると、点AとBはカメラか
ら見ると、同距離にあって、視差は同じであり、A−B
間の距離が小さいので、障害物ではないと判断する。点
BとCはカメラから見ると、異距離であって、視差が異
なるので、障害物ではないと判断する。点CとDはカメ
ラから見ると、異距離であって、視差が異なるので、障
害物ではないと判断する。点DとEはカメラから見ると
、同距離であり、D−E間の距離が大きいので障害物と
判断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置で
は、上下2本のエッジを有し、カメラから等距離にある
ものを障害物として検出しているため、例えば図10に
示すように、エッジ間の距離が短いロープ71、または
傾斜した障害物73は検出することができない。また、
路面と車両との位置関係を正確に計測する手法ではない
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、路面上の文字、汚れ、影等の
影響を受けることなく上述した障害物をも正確に検出す
ることができる路面パラメータの推定方法および推定装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、請求項1に記載された発明の路面パラメータの推定方
法は、少なくとも2台のカメラを設け、該カメラで撮像
した画像を処理してエッジ点を抽出し、エッジ点の有す
る特徴をコード化した画像を作成し、このコード化され
た画像を入力し、所定の基準位置に対する路面平面の傾
き角および路面から前記基準位置までの距離をパラメー
タとし、前記各カメラに対応する各エッジ点を座標変換
し、1つのカメラのあるエッジ点に対してカメラ間の距
離に対応した量だけ離れ、かつ同一特徴コードを有する
他のカメラのエッジ点が存在するとき、両エッジ点はマ
ッチしたと判断し、このマッチした個数が最も多いパラ
メータを路面パラメータと推定することを要旨とする。
【0008】前記特徴コードはエッジ点の方向を表す量
であり、路面上の線が各カメラに映った時のエッジの傾
き角の差に対応した量だけオフセットしていても同一コ
ードを有すると判断することを要旨とする。
【0009】前記推定された路面パラメータを用いて、
各カメラに対応するエッジ点を座標変換し、1つのカメ
ラのあるエッジ点に対してカメラ間距離に対応した量だ
け離れ、かつ同一特徴コードを有する他のカメラのエッ
ジ点が存在するとき、各エッジ点は路面上の点と判断し
、かつ各エッジ点またはその近傍点は障害物の点でない
と判断することにより路面上の点と障害物の点を分離す
ることを要旨とする。
【0010】また、請求項4に記載された発明の路面パ
ラメータの推定装置は、図1に示すように、同一方向の
画像を撮像する少なくとも2台のカメラ51と、該カメ
ラで撮像した画像を処理してエッジ点を抽出し、エッジ
点の有する特徴をコード化した画像を作成するエッジ点
抽出コード化手段53と、該エッジ点抽出コード化手段
でコード化された画像を入力し、所定の基準位置に対す
る路面平面の傾き角および路面から前記基準位置までの
距離をパラメータとし、前記各カメラに対応する各エッ
ジ点を座標変換する座標変換手段55と、1つのカメラ
のあるエッジ点に対して前記カメラ間の距離に対応した
量だけ離れ、かつ同一特徴コードを有する他のカメラの
エッジ点が存在するとき、両エッジ点はマッチしたと判
断し、このマッチした個数が最も多いパラメータを路面
パラメータと推定する路面パラメータ推定手段57とを
有することを要旨とする。
【0011】
【作用】請求項1及び4にそれぞれ記載された発明であ
る路面パラメータの推定方法および推定装置では、少な
くとも2台のカメラで撮像した画像から抽出したエッジ
点の特徴をコード化した画像を作成し、各カメラに対応
する各エッジ点を座標変換し、1つのカメラのあるエッ
ジ点に対するカメラ間の距離に対応した量だけ離れ、同
一特徴コードを有する他のカメラのエッジ点が存在する
とき、両エッジ点はマッチしたと判断し、このマッチし
た個数が多いパラメータを路面パラメータと推定してい
る。
【0012】更に、請求項2に記載された発明では、請
求項1における特徴コードをエッジ点の方向を表わす量
とし、路面上の線が各カメラに映った時のエッジの傾き
角の差に対応した量だけオフセットしていても同一コー
ドを有すると判断する。請求項3に記載された発明では
、前記推定された路面パラメータを用いて、各カメラに
対応するエッジ点を座標変換し、1つのカメラのあるエ
ッジ点に対してカメラ間距離に対応した量だけ離れ、か
つ同一特徴コードを有する他のカメラのエッジ点が存在
するとき、各エッジ点は路面上の点と判断し、かつ各エ
ッジ点またはその近傍点は障害物の点でないと判断する
【0013】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0014】図2は各請求項に記載された発明の一実施
例に係わる路面パラメータの推定方法を実施する装置の
構成図である。同図に示す装置は、車両前方を向けて車
両に取り付けられた2台のカメラ1,2を有し、これら
のカメラ1,2で撮像した画像は画像処理装置5に供給
されて処理される。カメラ1,2は本実施例では例えば
水平に位置付けられているものとして説明するが、これ
に限定されるものでなく、上下に位置付たり、または他
の配置で同様に処理できるものである。
【0015】図3は図2に示す装置の画像処理装置5の
構成を示す図である。同図において、前記カメラ1,2
からそれぞれ入力された左右2枚の画像は、前処理部9
によりエッジ点が検出され、更にエッジの特徴として方
向コードが求められる。それから、路面パラメータ推定
部11により左右のエッジ情報がマッチングされ、カメ
ラ位置を基準とした路面の平面パラメータが求められる
。この求まった平面パラメータから路面点と障害物との
分離部13により障害物点データと路面データとに分離
され、それぞれ障害物検出部15およびレーン検出部1
7に供給され、各画像からそれぞれ障害物およびレーン
が検出される。
【0016】次に、図4に示すようなカメラ座標系およ
びワールド座標系を考える。ワールド座標系のY,Z,
Xをそれぞれ車両の進行方向、高さ方向、右側方向とす
る。また、カメラ座標系を(x,y)とし、焦点距離を
Cとする。一般に、zを定数とすると(すなわち、平面
上の点が画像化されているとすると)、カメラ座標系か
らワールド座標系への変換式が次のように定義される。
【0017】
【数1】
【0018】但し、
【0019】
【数2】
【0020】また、
【0021】
【数3】
【0022】ここで、a11〜a33はω、φおよびk
を回転角とする回転マトリックスである。また、カメラ
1,2はそれぞれ車両の原点に対する位置(焦点の位置
)と傾き角(光軸の傾き角)が既知のものとする。カメ
ラ1に対して、X軸にX01、Y軸にY01、Z軸にZ
01ずれて位置し、x1 軸(カメラ座標系)回りにω
01、y1 軸回りにφ01、z1 軸回りにk01な
る回転角を有するとする。同様に、カメラ2に対して、
X軸にX01、Y軸にY02、Z軸にZ02ずれて位置
し、ω02、φ02、k02なる回転角を有するとする
【0023】カメラ1,2から同時に入力された画像は
、前処理手段9によりエッジ検出と特徴コード化が行わ
れる。空間フィルタリングによるエッジ検出と方向コー
ド化が適する。
【0024】今、カメラ1,2がほぼ水平に位置し、そ
れぞれ水平方向走査線があるとすると、ステレオマッチ
ングでは水平エッジは利用できない。これは端点以外は
視差がいくつでもマッチしてしまうためである。従って
、水平エッジは除外する。図5にコード化の例を示す。 画像Bi(x,y)(i=1,2)に対し、縦エッジを
Ci(x,y)、右下がりの斜めエッジをDi(x,y
)、水平エッジをEi(x,y)、右上がりの斜めエッ
ジをFi(x,y)として検出する(ブロック110,
120,130,140)。次に、縦エッジが閾値Th
以上の時(白から黒に変化)、コードとして「1」を与
え、−Th以下の時(黒から白に変化)、「5」を与え
る。また、水平エッジ成分より斜め方向成分の方が大き
く、かつ閾値Thより大きい画素に対して、右下がりに
白から黒に変化の時、「2」、黒から白に変化の時、「
6」、左下がりに白から黒に変化の時、「4」、黒から
白に変化の時、「8」をそれぞれ与え、その他は「0」
となる(エッジのない点と水平エッジ点)(ブロック1
50)。
【0025】コード化画像をGi(x,y)(i=1,
2)とし、路面パラメータの推定へ進む。なお、コード
化画像を細線化して路面パラメータの推定をおこなって
もよい。この場合、コード別の細線化してもよいし、エ
ッジ点のすべてを合成して細線化して線として残った点
のみコードを与えてもよい。
【0026】次に、図6及び図7のフローチャートを参
照して路面パラメータの推定を説明する。路面パラメー
タはピッチ角ω0 、ロール角k0、路面から車両原点
までの距離h0 である。
【0027】図6及び図7において、まずパラメータ空
間P(ω’,k’,h’)をクリアする(ステップ21
0)。そして、h’,k’,ω’を変化させながら、G
1 (x,y)とG2 (x,y)がマッチした点を数
えて、P(ω’,k’,h’)に格納していく(ステッ
プ220〜240)。
【0028】h’,k’,ω’をある値に仮定すると、
(1)〜(3)式でカメラ座標系の点列はワールド座標
系に変換できる。この時の変換式は(1)〜(3)式の
中でZ,Z0 ,Y0 ,X0 ,ω,k,φに対して
、カメラ1の場合には、 X0 =X 1,Y0 =Y01,Z0=Z01,  
  Z=−h’,ω=ω’−ω01,φ=−φ01, 
   k=k’−k01カメラ3に対しては、 X0 =X02,Y0 =Y02,Z0=Z02,  
  Z=−h’,ω=ω’−ω02,φ=−φ02, 
   k=k’−k02を代入して計算すればよい。
【0029】h’,k’,ω’の計算範囲はカメラが水
平であれば、h’は車両原点の路面からの高さ近辺、k
’は0°近辺、ω’は−90°近辺となる。
【0030】h’,k’,ω’を仮定すると、(2),
(3)式は一意に決まるので、まずb1 〜b9 を計
算する(ステップ250)。
【0031】次に、コード化画像を走査しながら、座標
変換を行う(ステップ260)。走査範囲は画像の下部
(手前の領域)のみでよい。これは障害物が映っていな
い領域の方が精度もよく、また路面にうねりがあると、
手前の路面の方程式を求めた方が利用し易いからである
【0032】カメラ1,2においてそれぞれのエッジ点
の個数を計数するために、n1 ,n3 を0にクリア
する(ステップ270)。それから、カメラ1,2のそ
れぞれについて、G1 (x,y)、すなわちコードが
0でない点について、(1)式よりX,Yを計算する(
ステップ280,290)。カメラ1の場合、n1 を
更新し、配列X1 (n1 ),Y1 (n1 )にx
,yを、Z1 (n1 )にコードを格納する。カメラ
2についても同様である。この処理をx,yでループす
ると、カメラ1,2のそれぞれのエッジ点数がn1 ,
n2 となる。
【0033】次に、マッチング処理として、i,jを変
化させながら、配列X 1(i)とX2 (j),Y1
 (i)とY2 (j),Z1 (i)とZ2 (j)
を比較する(ステップ300,310)。すなわち、2
台のカメラが水平に位置し、走査線も水平方向とすると
、右カメラと左カメラが同一のワールド座標上の点を示
すということは、Y1 (i)=  Y 2(j)、か
つX1 (i)とX2 (i)の差がカメラ間の距離W
に等しく、カードZ1 (i)とZ2 (j)も等しい
ということである。従って、以上の判断を行い、マッチ
すれば、パラメータ空間P(ω’,k’,h’)をイン
クリメントする。
【0034】ここで、コードのマッチングについて説明
する。カメラを水平に位置させると、路面上の線は左カ
メラより右カメラの方がやや時計周りの方向に傾いて映
る。従って、コードを対応させた場合、左カメラが「1
」(縦エッジ)の時、右カメラは「1」でも「2」(右
上がり)でもよいと判断する。「2」(右上がり)の時
は、右カメラは水平エッジでもよいことになるが、水平
エッジは除いて考えているので「2」のみよしとする。 同様に、左カメラが「4」の時は「4」か「5」、「5
」の時は「5」か「6」、「6」の時は「6」のみ、「
8」の時は「8」と「1」という比較を行う。
【0035】なお、エッジコード化に代わる手法として
、濃度勾配によるエッジの方向を表す手法も考えられる
。すなわち、横方向の一次微分Δxと縦方向の微分Δy
を求め、θ=tan−1Δy/Δxにより方向を表すも
のである。このパラメータを用いた時も、左カメラに対
して右カメラの方が路面上の線は寝てくることを考慮に
入れてマッチングする必要がある。例えば左カメラをθ
1 、右カメラをθ2 とし、反時計回りにθをとると
、θ2 ≦θ1 <θ2 +T0  (T0 は閾値) を満足する時、マッチングすると考えられる。
【0036】以上の処理を探索範囲のすべてのω’,k
’,h’について行う。そして、最後にP(ω’,  
k’,h’)の中から最大値を探索し、最大値を与える
ω’,k’,h’をω0 ,k0 ,h0 として路面
パラメータとする(ステップ320)。
【0037】次に、図8を参照して、路面点と障害部と
の分離処理について説明する。
【0038】まず、路面画像Ri(x,y)および障害
物画像Si(x,y)を用意し、Ri(x,y)=0、
Si(x,y)=Gi(x,y)とする(ステップ41
0,420)。なお、iはカメラ1,3を表す(i=1
,2)。
【0039】路面パラメータと同様の処理により、ワー
ルド座標系のデータを作る(ステップ430,440)
。すなわち、コード化画像を走査しながら、座標変換を
行い、カメラ1,3においてそれぞれのエッジ点の個数
を計数するために、n1 ,n2 を0にクリアする。 この場合、ω’,k’,h’に代わって、ω0 ,k0
 ,h0 を使用する。また、カメラ座標系の座標(x
,y)も同時に記憶しておく。すなわち、Gi(x,y
)が0でなければ、xi (ni )=x,yi(ni
 )=yなる配列を作成する(ステップ450,460
)。
【0040】それから、マッチング処理を行う(ステッ
プ480)。これは路面パラメータの推定時と全く同じ
である。そして、マッチしたら、路面画像の方は「1」
を与え、障害物画像の方はその点をクリアする。
【0041】以上のようにして、1画面分ループすると
、路面画像はマッチした点のみが、障害物画像の方は画
像Gi(x,y)からマッチした点が消去された画像と
なる。なお、量子化誤差の影響で路面上の点でも必ずマ
ッチするとは限らない。従って、障害物画像の方に路面
点のデータが少し残ることになる。これを回避するため
には、マッチした点の近傍点も合わせて消去した方がよ
い。また、画面下部ほど広い近傍領域を消去するとよい
。更に、近傍点はエッジの方向の方角に広く、エッジ方
向に垂直の方向に狭くとってもよい。
【0042】このようにして得られた路面画像には、レ
ーンマーク(白線)、影、路面の汚れ、段差部分等の情
報がふくまれているが、障害物情報はないので、例えば
レーン検出や、走行領域の検出(走行可能域の地図作成
等)などを行うことができる。一方、障害物画像には、
路面上の点が含まれず、障害物やカードレール、溝など
の情報のみであり、この画像を出発点にして障害物検出
を行えば、原画像から行うよりも容易に処理できる。す
なわち、従来から広く行われているステレオマッチング
や、従来例に示した手法を用いて、障害物の位置計測が
可能となる。
【0043】上記実施例は2台のカメラを水平関係に左
右に配置するとともに、それぞれのカメラの走査線がほ
ぼ水平になるように配置している場合について説明した
が、これに限定されるものでなく、例えばカメラを上下
に設けたり、走査線を垂直方向にしても全く同様の処理
が行える。例えば、カメラを上下に配設し、走査線が垂
直の場合、すなわちカメラが横向きに設定されている場
合には、前処理もマッチング手法も全く同様であるが、
ワールド座標系のX軸とZ軸の取り扱いを逆にすればよ
い。
【0044】また、上記実施例では、方向コードのマッ
チングの際、左右画像で路面上の線の傾き(映り具合い
)に応じたマッチングを取るようにしたため、マッチン
グの精度、すなわち路面パラメータの計測精度を向上す
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項に記載さ
れた発明によれば、少なくとも2台のカメラを用いて、
ステレオマッチングを行い、路面平面を表すパラメータ
として車両のピッチ、ロール、路面からの高さを求め、
障害物と路面上の点とを分離するようにしているので、
車両の運動パラメータを求めることができるのみならず
、路面上の文字や汚れ、影などの影響を受けずに例えば
、傾斜した障害物等をも正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項4に記載された発明のクレーム対応図。
【図2】本発明の一実施例に係わる路面パラメータの推
定方法を実施する装置の構成図。
【図3】図2に示す装置の画像処理装置の構成を示す図
【図4】カメラ座標系およびワールド座標系の説明図。
【図5】コード化処理を示すブロック図。
【図6】路面パラメータの推定処理を示すフローチャー
ト。
【図7】路面パラメータの推定処理を示すフローチャー
ト。
【図8】路面点と障害物との分離処理を示すフローチャ
ート。
【図9】従来の障害物検出装置の構成を示すブロック図
【図10】従来の欠点を示す説明図。
【符号の説明】
1,2  カメラ 5  画像処理装置 9  前処理部 11  路面パラメータ推定部 13  路面点と障害物との分離部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも2台のカメラを設け、該カ
    メラで撮像した画像を処理してエッジ点を抽出し、エッ
    ジ点の有する特徴をコード化した画像を作成し、このコ
    ード化された画像を入力し、所定の基準位置に対する路
    面平面の傾き角および路面から前記基準位置までの距離
    をパラメータとし、前記各カメラに対応する各エッジ点
    を座標変換し、1つのカメラのあるエッジ点に対してカ
    メラ間の距離に対応した量だけ離れ、かつ同一特徴コー
    ドを有する他のカメラのエッジ点が存在するとき、両エ
    ッジ点はマッチしたと判断し、このマッチした個数が最
    も多いパラメータを路面パラメータと推定することを特
    徴とする路面パラメータの推定方法。
  2. 【請求項2】  前記特徴コードはエッジ点の方向を表
    す量であり、路面上の線が各カメラに映った時のエッジ
    の傾き角の差に対応した量だけオフセットしていても同
    一コードを有すると判断することを特徴とする請求項(
    1)記載の路面パラメータの推定方法。
  3. 【請求項3】  前記推定された路面パラメータを用い
    て、各カメラに対応するエッジ点を座標変換し、1つの
    カメラのあるエッジ点に対してカメラ間距離に対応した
    量だけ離れ、かつ同一特徴コードを有する他のカメラの
    エッジ点が存在するとき、各エッジ点は路面上の点と判
    断し、かつ各エッジ点またはその近傍点は障害物の点で
    ないと判断することにより路面上の点と障害物の点を分
    離することを特徴とする請求項(1)記載の路面パラメ
    ータの推定方法。
  4. 【請求項4】  同一方向の画像を撮像する少なくとも
    2台のカメラと、該カメラで撮像した画像を処理してエ
    ッジ点を抽出し、エッジ点の有する特徴をコード化した
    画像を作成するエッジ点抽出コード化手段と、該エッジ
    点抽出コード化手段でコード化された画像を入力し、所
    定の基準位置に対する路面平面の傾き角および路面から
    前記基準位置までの距離をパラメータとし、前記各カメ
    ラに対応する各エッジ点を座標変換する座標変換手段と
    、1つのカメラのあるエッジ点に対して前記カメラ間の
    距離に対応した量だけ離れ、かつ同一特徴コードを有す
    る他のカメラのエッジ点が存在するとき、両エッジ点は
    マッチしたと判断し、このマッチした個数が最も多いパ
    ラメータを路面パラメータと推定する路面パラメータ推
    定手段とを有することを特徴とする路面パラメータの推
    定装置。
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