JPH0425311Y2 - - Google Patents

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JPH0425311Y2
JPH0425311Y2 JP6966785U JP6966785U JPH0425311Y2 JP H0425311 Y2 JPH0425311 Y2 JP H0425311Y2 JP 6966785 U JP6966785 U JP 6966785U JP 6966785 U JP6966785 U JP 6966785U JP H0425311 Y2 JPH0425311 Y2 JP H0425311Y2
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hot air
combustion
heat
combustion tube
flame
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案はシート熱融着用熱風発生器に関する。
より具体的には建築、構築物などに代表される各
種土木工事にあつて、防水シートとして多用され
ている熱可塑性シート、例えば塩化ビニル、熱可
塑性ポリエチレン、ゴムアスフアルトシートなど
の側縁部同志を熱融着せしめて、ロール巻された
帯状シートの幅方向の拡大展張を図る折に、各種
シートの局部的熱融着を実施する折に熱源として
通常のガス、油などの燃料を使用する融着用熱風
発生器に関する。 この熱風発生器は走行可能な大型な熱融着装置
に取付けて使用することは勿論、また単独にて使
用できるハンデイタイプの熱融着機としても使用
され得る。 (従来の技術) 従来、この種の熱風発生器は一般に熱源として
電気ヒータを利用しており、その電力は100V程
度のハンデイタイプのもの、あるいは実公昭58−
163213号公報にその一例をみる走行タイプの大型
融着機にあつて、そこに搭載される熱風発生器は
220Vの電気ヒータが使用されている。 (考案が解決しようとする問題点) 従来多用されている電気ヒータを熱源とする熱
可塑性シートなどの各種シートの熱融着用熱風発
生器にあつて、容量100Vのものは熱容量(熱風
量)が小さいところからハンデイタイプのものが
多いが、熱容量が小さいことはシートの融着作業
を均一に行うことが困難で施工能率が低下する。
また局部的に熱を当てすぎると、即ち局部的に融
着時間を増大せしめるとシート自体に局部的熱劣
化を生じ、一旦熱劣化を起こすはと融着不良の発
生につながるなどの問題があつた。又大型の熱風
発生器を搭載した走行タイプの熱融着機は施工能
率の面では確かに得るところがあるが、使用でき
る場所が直線的で走行に支障のない場所でしか適
用できず、又使用される場所、環境によつては発
電機が必要となり、特に前記220V用発電機は重
量が200〜400Kgに及び、人力による使用場所への
搬入が困難であり、その搬入搬出のための手数、
費用を要し、経済性、実用性の面で問題があつ
た。 (問題点を解決するための手段) 本考案に係るシート熱融着用熱風発生器は先端
部に熱風吹出口体を形成した筒状本体内迫に燃焼
筒と吸引フアンが配され、該燃焼筒には燃料供給
パイプが配管され、かつ燃焼筒周面には外気供給
孔群が穿設される一方、燃焼筒の熱風吹出口体寄
りの先端部には火炎遮蔽具を配備してなる構成か
らなり、本考案は熱融着要件の熱源として通常の
ガス、油など熱効率の最も高い火炎熱を利用し、
これにより装置の軽量化、かつ移動の簡易化を図
り、小まわり自在なハンデイタイプとしても又走
行形熱融着機への搭載も可能で、その利用範囲を
拡大せしめうる熱風発生器を提供することにあ
る。 (作用) 燃焼筒内での燃料の着火と共に筒状本体内の吸
引フアンまを回転せしめ、本体内に外気が吸引さ
れ、燃焼筒中には一次空気供給孔より新鮮な外気
が直接に導入され、一方燃焼筒周壁に接して加熱
された外気は二次空気供給孔より導入され、燃焼
筒内の燃料は火炎状を呈して燃焼し、燃焼筒中に
後方部より連続して供給される外気は熱風となつ
て本体先端の偏平状熱風吹出口体より重ね合され
た帯状シートの側端縁間に連続して吹き出され、
溶融したシートの重合部分はシート上方よりロー
ラなどをもつて押圧され融着される。 なお燃焼筒中にて発生した火炎は燃焼筒の先端
部寄りに設置された火炎遮蔽具の存在により燃焼
筒よりの放出を抑止され、かつ放出する加熱風の
温度はフアンの風速、風量及び、燃焼筒内への燃
料の供給量によつて調整される。 (実施例) つぎに本考案にかかるシート熱融着用熱風発生
器の具体的実施例を図面を用いて説明する。 第1図は本器の斜視図、第2図は本器の一部切
欠き正面図、第3図は火炎遮蔽具の斜視図、第4
図は他の実施例を示す第3図相当部の中央縦断面
図である。 本考案の熱風発生器1は熱源として、ごく一般
的な燃料、例えばカートリツジ方式又は小型圧力
容器に収容されたプロパンガス、その他のガス、
小型容器に収容された灯油などに代表される各種
燃料油を利用するもので、本器1の筒状本体2は
送風部A,燃焼部B,火炎遮蔽部C,そして本体
先端部の熱風吹出部Dから構成されている(第1
図参照)。 筒状本体2の後方部には外気吸引用フアン3
が、内蔵され、該フアン3は電源コード4を介し
ての、又は乾電池をもつて供給される電力にて回
転し、筒状本体2の後端壁に開口する吸気口5よ
り外気を筒状本体2内に吸引する。筒状本体2の
略中央胴部附近には筒状本体2と略同心状に燃焼
筒6が配され、該燃焼筒の後端壁略中央部には燃
料供給ホース7に連結した燃料供給量調整弁8を
付設せしめたパイプ9が連通し、又燃焼筒6の後
端壁には前記パイプ9の周囲部にあつて、新鮮な
外気を燃焼筒6内に供給する一次空気供給孔10
群が、さらに燃焼筒6の胴部周壁部には燃焼筒6
に接触することにより加温され熱効率の良い適量
の外気を導入する二次空気供給孔11群が穿設さ
れている。12は筒状本体2の胴部13に併設さ
れた燃料への点火用窓口である。燃焼筒6の前方
部には火炎遮蔽具が設置されている。その具体的
一例としては筒状本体2内の先端寄り位置にその
中心部に排気口14を開口した遮蔽壁15を配し
て本体2内を軸方向に対して直交状に区画し、燃
焼筒6はこの遮蔽壁支持杆16を介して固着さ
れ、さらに支持杆16群内には燃焼筒後方に向け
て膨出面を形成した対す耐火性に優れた板状の炎
調節子18が支持杆16群をガイドとして火炎の
発生状態に応じて前後方向に摺動可能に配設され
ている。 燃焼筒6内にて発生し、加熱風と共に矢印をも
つて示すとおり燃焼筒6前方側に流れる火炎は板
状の炎調節子18の存在により、その流れは炎調
節子18の膨出面に沿つて迂回せしめられ、支持
杆16間より流出して最終的には遮蔽壁15にて
その行手を阻止され、一方熱風のみは遮蔽壁15
の排気口14より吹き出される。 筒状本体2の最先端部には本体の左右両脇いず
れか一方側に弯曲変位したものと、直線的に熱風
を吹き出す偏平形の熱風吹出口体19が一体に形
成され、偏平吹出口体19の上下両面には熱風を
平均して噴出せしめるスリツト状の吹出状20が
穿設されている。 第4図は火炎遮蔽具を中心とした他の実施例を
示すもので、燃焼筒6の前方部には耐熱性に優れ
た、例えばセラミツクに白金、パラジウムなどで
表面を処理した筒状体21のその先端面に縦横方
向に組立てられた小径の噴出孔を全面に設け、又
は網目状に編み上げられた消炎部材22を配設し
たキヤツプ23を被着し、火炎はこの消炎部材2
2を灼熱化せしめ乍ら消炎部材の存在によりそれ
以上流出を阻止される。 熱風吹出口体19より流出する熱風量および熱
風温度はフアン3の風速及び燃料の供給量によつ
て調整でき、一般に同一温度にて流出する熱風は
燃料供給量を大きくすれば送風量も大きくしなけ
ればならず、燃料供給量と送風量とは比例する関
係にあり、本器によるシートの熱融着の場合、熱
容量は送風量が決定すれば、燃料供給量も定ま
り、所定の熱風量が容易に得られる。 外気吸引用フアン3として市販品ドライヤのフ
アンを用い、燃料としプロパンガスの供給量を変
量して、その熱風吹出温度を熱風吹出口本部にて
測定した。その結果を下記第1表にまとめた。
【表】 以上の結果より、熱風量、吹出適正温度はかな
り自由な広域範囲にて選択しうることが理解でき
る。 (考案の効果) 本考案は燃料としてガス、油など、熱効率上最
も有効である火炎熱を利用することにより、熱融
着の能率化とコスト安を実現せしめることがで
き、又燃料の供給量およびフアンの風速、風量の
コントロールにより極めて容易に熱風温度を目的
とする各種熱融着シート毎の融着適正温度を求め
ることができ、これによりシートの過加熱に伴う
シートの熱劣化の発生を未然に防止することがで
きる。又本熱風発生器にあつては熱風の吹出口体
の内側部位に火炎遮蔽部材を設置し、火炎の器体
よりの放出を抑止せしめることにより、シートの
熱劣化をこの面でも確実に阻止することができ
た。 又火炎熱自体の放出はフアンなどのごく簡易な
装置にて可能でそのための電力も100V程度の小
電力で十分目的を達成せしめうるので発電機など
の搬入が必要である場所的、その他の各種状況下
の制約ある場合でも、比較的小型の発電機の搬入
にてその目的を十分達成せしめうることができ、
又火炎熱は十分の熱効率を期待できるので、必要
とあればフアンの駆動力を乾電池に求めることも
可能であり多方面に亘り経済的、かつ実用的効果
を期待することができる。 又燃料としては通常の燃料用ガス、油を使用で
き、かつこれらガス、油などはカートリツジ方式
又は小型容器をもつて小分け使用ができるので機
構的にも簡素化され、実用性が一段と増大する。 この機構の簡素化に伴い、本熱風発生器は1Kg
内外とその軽量化が現実のものとなり、走行型熱
融着機への搭載使用は勿論、手軽なハンデイタイ
プの熱融着機にも利用でき、その利用範囲を拡大
せしめることができる。 又小型軽量にもかかわらず、火炎利用による熱
効率の向上により熱風容量が大幅に上昇し、シー
ト熱融着のための施工能率を向上せしめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したシート熱融着用熱風
発生器の斜視図、第2図は本器の一部切欠き正面
図、第3図は火炎遮蔽具の斜視図、第4図は他の
実施例を示す第3図相当部の中央縦断面図であ
る。 図中、1はシート熱融着用熱風発生器、2は筒
状本体、3は外気吸引用フアン、5は吸気口、6
は燃焼筒、7は燃料供給ホース、10は一次空気
供給孔、11は二次空気供給孔、14は排気口、
15は遮断壁、18は炎調節子、19は熱風吹出
口体、20は吹出孔、22は消炎部材、23はキ
ヤツプを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端部に熱風吹出口体を形成した筒状本体内
    には燃焼筒と吸引フアンが配され、該燃焼筒に
    は燃料供給パイプが配管され、かつ燃焼筒面に
    は外気供給孔群が穿設される一方、燃焼筒の熱
    風吹出口体寄りの先端部には火炎遮蔽具を配備
    してなるシート熱融着用熱風発生器。 (2) 前記燃焼筒面に形成された外気供給孔群は燃
    焼筒後端壁部に外部冷気を直接導入する一次空
    気供給孔群および燃焼筒周壁部に加熱された外
    気を導入する二次空気供給孔群より構成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載のシー
    ト熱融着用熱風発生器。 (3) 燃焼筒に供給される燃焼は通常の燃料用ガ
    ス、油である実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項記載のシート熱融着用熱風発生器。
JP6966785U 1985-05-11 1985-05-11 Expired JPH0425311Y2 (ja)

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JPS61204719U JPS61204719U (ja) 1986-12-24
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