JPH04252952A - ガソリン中のメチール・ターシャリ・ブチールエーテルの定量分析法 - Google Patents
ガソリン中のメチール・ターシャリ・ブチールエーテルの定量分析法Info
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- JPH04252952A JPH04252952A JP915191A JP915191A JPH04252952A JP H04252952 A JPH04252952 A JP H04252952A JP 915191 A JP915191 A JP 915191A JP 915191 A JP915191 A JP 915191A JP H04252952 A JPH04252952 A JP H04252952A
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ガソリン中のメチー
ル・ターシャリ・ブチールエーテル（以下、ＭＴＢＥと
いう）の定量分析法に関するものである。
ル・ターシャリ・ブチールエーテル（以下、ＭＴＢＥと
いう）の定量分析法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、石油業界においては、ＭＴＢＥ混
入ガソリンの開発が積極的に進められている。これはＭ
ＴＢＥをガソリンに混入すると、ガソリンのオクタン価
が高くなるだけでなく、排気ガス中の炭化水素（ＨＣ）
，一酸化炭素（ＣＯ）の量が低下し、排気ガスによる環
境の悪化を防止することができる、という理由によるも
のである。
入ガソリンの開発が積極的に進められている。これはＭ
ＴＢＥをガソリンに混入すると、ガソリンのオクタン価
が高くなるだけでなく、排気ガス中の炭化水素（ＨＣ）
，一酸化炭素（ＣＯ）の量が低下し、排気ガスによる環
境の悪化を防止することができる、という理由によるも
のである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、既にＭＴＢ
Ｅの混入量の多い不良ガソリンが出回っている例が報告
されている。このため、現在では、設備のある試験所な
どにおいて、ガスクロマトによる正確な定量分析を行っ
て不良ガソリンを市場から排除するようにしている。
Ｅの混入量の多い不良ガソリンが出回っている例が報告
されている。このため、現在では、設備のある試験所な
どにおいて、ガスクロマトによる正確な定量分析を行っ
て不良ガソリンを市場から排除するようにしている。
【０００４】しかし、このような定量分析法による場合
はＭＴＢＥの混入量の正確な測定は可能であるが、測定
場所が限定され、分析操作が大掛りになるため、店頭や
路上において、誰でも簡単に測定することができなかっ
た。
はＭＴＢＥの混入量の正確な測定は可能であるが、測定
場所が限定され、分析操作が大掛りになるため、店頭や
路上において、誰でも簡単に測定することができなかっ
た。
【０００５】この発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされたもので、店頭や路上において、誰
でも簡単に実施することができるガソリン中のＭＴＢＥ
の定量分析法を提供することを目的とする。
決するためになされたもので、店頭や路上において、誰
でも簡単に実施することができるガソリン中のＭＴＢＥ
の定量分析法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明が提供するガソ
リン中のＭＴＢＥの定量分析法は、次のａ，ｂの工程を
備えたものである。ａ．メチール・ターシャリ・ブチー
ルエーテルには溶解するが、ガソリンとその含有成分に
は不溶または難溶で全くまたは殆ど発色しない発色染料
をガソリンに添加して発色させる工程。ｂ．発色した色
を標準色と比較して、または発色液を分光光電光度計に
かけてメチール・ターシャリ・ブチールエーテルの含有
量を測定する工程。
リン中のＭＴＢＥの定量分析法は、次のａ，ｂの工程を
備えたものである。ａ．メチール・ターシャリ・ブチー
ルエーテルには溶解するが、ガソリンとその含有成分に
は不溶または難溶で全くまたは殆ど発色しない発色染料
をガソリンに添加して発色させる工程。ｂ．発色した色
を標準色と比較して、または発色液を分光光電光度計に
かけてメチール・ターシャリ・ブチールエーテルの含有
量を測定する工程。
【０００７】上記発色染料としては、例えばアゾ系金属
錯塩染料，同フタロシアニンのスルホアマイド系染料等
の有機溶剤溶解染料及びこれらの染料を配合したものを
挙げることができる。
錯塩染料，同フタロシアニンのスルホアマイド系染料等
の有機溶剤溶解染料及びこれらの染料を配合したものを
挙げることができる。
【０００８】ここにいうアゾ系金属錯塩染料，銅フタロ
シアニンのスルホアマイド系染料等の有機溶剤溶解染料
としては、例えば、ソルベントレッド８，ソルベントイ
エロウ８１，ソルベントオレンジ５４，ソルベントオレ
ンジ６２，ソルベントレッド１２２，ソルベントレッド
１３２，ソルベンドブルー２５，ソルベントブルー７０
，ソルベントブラック２７，ソルベントブラック２９，
ソルベントブラック３４及びこれらの配合染料を挙げる
ことができる。
シアニンのスルホアマイド系染料等の有機溶剤溶解染料
としては、例えば、ソルベントレッド８，ソルベントイ
エロウ８１，ソルベントオレンジ５４，ソルベントオレ
ンジ６２，ソルベントレッド１２２，ソルベントレッド
１３２，ソルベンドブルー２５，ソルベントブルー７０
，ソルベントブラック２７，ソルベントブラック２９，
ソルベントブラック３４及びこれらの配合染料を挙げる
ことができる。
【０００９】
【作用】発色染料をガソリンに添加すると、ＭＴＢＥに
は溶解して発色するが、他の成分には不溶または溶けて
も微量であるため全くまたは殆ど発色しない。従って、
ガソリンに発色染料を添加したとき、発色すればＭＴＢ
Ｅの存在することが判り、発色しなければＭＴＢＥの存
在しないことが判る。存在する場合には、発色した色を
標準色と比較することによって、あるいはこの溶液を分
光光電光度計にかけることによって、ＭＴＢＥの混入量
を知ることができる。
は溶解して発色するが、他の成分には不溶または溶けて
も微量であるため全くまたは殆ど発色しない。従って、
ガソリンに発色染料を添加したとき、発色すればＭＴＢ
Ｅの存在することが判り、発色しなければＭＴＢＥの存
在しないことが判る。存在する場合には、発色した色を
標準色と比較することによって、あるいはこの溶液を分
光光電光度計にかけることによって、ＭＴＢＥの混入量
を知ることができる。
【００１０】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。実施例
は何れも室温下で行ったものである。
は何れも室温下で行ったものである。
【００１１】（実施例１）
（１）ソルベントレッド８、０．１ｇを１０％メタノー
ル水溶液２００ｍｌに加え、２０℃〜２５℃においてタ
ッチミキサーにて５分間攪拌溶解し、２０℃にて４日間
、恒温槽に保存した後、メンブランフィルターにて濾過
した溶液を準備した。（以下、発色染料原液という）（
２）１０個の５０ｍｌエルレンマイヤーフラスコそれぞ
れに、発色染料原液１０ｍｌをとり、これらにＭＴＢＥ
の含有率がそれぞれ０％，５％，１０％，１２％，１５
％，２０％，４０％，６０％，８０％，１００％（ＭＴ
ＢＥそのもの）のガソリン１０ｍｌをそれぞれ加え、そ
れぞれをタッチミキサーにて５分間攪拌したところ、Ｍ
ＴＢＥの含有率に応じて、上層のガソリン層が、それぞ
れ発色した。上層の発色したガソリン層を分取したとこ
ろ、ＭＴＢＥの含有率に応じた濃度差のある赤色の着色
液が系列的に得られた。
ル水溶液２００ｍｌに加え、２０℃〜２５℃においてタ
ッチミキサーにて５分間攪拌溶解し、２０℃にて４日間
、恒温槽に保存した後、メンブランフィルターにて濾過
した溶液を準備した。（以下、発色染料原液という）（
２）１０個の５０ｍｌエルレンマイヤーフラスコそれぞ
れに、発色染料原液１０ｍｌをとり、これらにＭＴＢＥ
の含有率がそれぞれ０％，５％，１０％，１２％，１５
％，２０％，４０％，６０％，８０％，１００％（ＭＴ
ＢＥそのもの）のガソリン１０ｍｌをそれぞれ加え、そ
れぞれをタッチミキサーにて５分間攪拌したところ、Ｍ
ＴＢＥの含有率に応じて、上層のガソリン層が、それぞ
れ発色した。上層の発色したガソリン層を分取したとこ
ろ、ＭＴＢＥの含有率に応じた濃度差のある赤色の着色
液が系列的に得られた。
【００１２】得られた各着色液を、上述と同様の操作に
よってＭＴＢＥの既知の含有率ごとに予め作成しておい
た標準色と目視により比較したところ、上記各ガソリン
のＭＴＢＥ含有率を正確に測定することができた。
よってＭＴＢＥの既知の含有率ごとに予め作成しておい
た標準色と目視により比較したところ、上記各ガソリン
のＭＴＢＥ含有率を正確に測定することができた。
【００１３】一方、同じ着色液を分光光電光度計により
測定したところ、図１に示す透過率曲線が得られた。ま
た、この液をメチール・エチール・ケトンにて２５倍に
稀釈した上、分光光電光度計にて測定したところ、図２
に示される透過率曲線が得られた。
測定したところ、図１に示す透過率曲線が得られた。ま
た、この液をメチール・エチール・ケトンにて２５倍に
稀釈した上、分光光電光度計にて測定したところ、図２
に示される透過率曲線が得られた。
【００１４】（実施例２）１０個の５０ｍｌエルレンマ
イヤーフラスコそれぞれに、ソルベントブルー７０を０
．１ｇをとり、これらにＭＴＢＥの含有率がそれぞれ０
％，５％，１０％，１２％，１５％，２０％，４０％，
６０％，８０％，１００％（ＭＴＢＥそのもの）のガソ
リン１０ｍｌをそれぞれ加え、それぞれをタッチミキサ
ーにて５分間攪拌し、メンブランフィルターにて不溶の
ソルベントブルー７０を除去したところ、ＭＴＢＥの含
有率に応じて、それぞれ発色したガソリンが得られた。 この発色したガソリン層は、ＭＴＢＥの含有率に応じた
濃度差のある青色の着色液であり、系列的であった。
イヤーフラスコそれぞれに、ソルベントブルー７０を０
．１ｇをとり、これらにＭＴＢＥの含有率がそれぞれ０
％，５％，１０％，１２％，１５％，２０％，４０％，
６０％，８０％，１００％（ＭＴＢＥそのもの）のガソ
リン１０ｍｌをそれぞれ加え、それぞれをタッチミキサ
ーにて５分間攪拌し、メンブランフィルターにて不溶の
ソルベントブルー７０を除去したところ、ＭＴＢＥの含
有率に応じて、それぞれ発色したガソリンが得られた。 この発色したガソリン層は、ＭＴＢＥの含有率に応じた
濃度差のある青色の着色液であり、系列的であった。
【００１５】得られた各着色液を、上述と同様の操作に
よってＭＴＢＥの既知の含有率ごとに予め作成しておい
た標準色と目視により比較したところ、上記各ガソリン
のＭＴＢＥ含有率を正確に測定することができた。
よってＭＴＢＥの既知の含有率ごとに予め作成しておい
た標準色と目視により比較したところ、上記各ガソリン
のＭＴＢＥ含有率を正確に測定することができた。
【００１６】一方、同じ着色液を分光光電光度計により
測定したところ、図３に示す透過率曲線が得られた。ま
た、この液をメチール・エチール・ケトンにて５０倍に
稀釈した上、分光光電光度計にて測定したところ、図４
に示される透過率曲線が得られた。
測定したところ、図３に示す透過率曲線が得られた。ま
た、この液をメチール・エチール・ケトンにて５０倍に
稀釈した上、分光光電光度計にて測定したところ、図４
に示される透過率曲線が得られた。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、発色染料をガソリンに添加して発色させ、その色を標
準色と比較し、あるいは分光光電光度計にかけることに
よってＭＴＢＥの混入量を測定することができるので、
発色染料とフラスコ等の簡単な機具があれば、店頭や路
上であっても、誰でも簡単にガソリン中のＭＴＢＥの混
入量を測定することができる。
、発色染料をガソリンに添加して発色させ、その色を標
準色と比較し、あるいは分光光電光度計にかけることに
よってＭＴＢＥの混入量を測定することができるので、
発色染料とフラスコ等の簡単な機具があれば、店頭や路
上であっても、誰でも簡単にガソリン中のＭＴＢＥの混
入量を測定することができる。
【図１】 実施例１における着色液の透過率曲線を示
すグラフ。
すグラフ。
【図２】 実施例１における着色液を２５倍に稀釈し
たときの透過率曲線を示すグラフ。
たときの透過率曲線を示すグラフ。
【図３】 実施例２における着色液の透過率曲線を示
すグラフ。
すグラフ。
【図４】 実施例２における着色液を５０倍に稀釈し
たときの透過率曲線を示すグラフ。
たときの透過率曲線を示すグラフ。
Claims (1)
- 【請求項１】 次のａ，ｂの工程を備えたガソリン中
のメチール・ターシャリ・ブチールエーテルの定量分析
法。ａ．メチール・ターシャリ・ブチールエーテルには
溶解するが、ガソリンとその含有成分には不溶または難
溶で全くまたは殆ど発色しない発色染料をガソリンに添
加して発色させる工程。ｂ．発色した色を標準色と比較
して、または発色液を分光光電光度計にかけてメチール
・ターシャリ・ブチールエーテルの含有量を測定する工
程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP915191A JPH04252952A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | ガソリン中のメチール・ターシャリ・ブチールエーテルの定量分析法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP915191A JPH04252952A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | ガソリン中のメチール・ターシャリ・ブチールエーテルの定量分析法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04252952A true JPH04252952A (ja) | 1992-09-08 |
Family
ID=11712618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP915191A Pending JPH04252952A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | ガソリン中のメチール・ターシャリ・ブチールエーテルの定量分析法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04252952A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003091361A3 (en) * | 2002-04-26 | 2004-03-04 | Bp Oil Int | Method and apparatus for improving the oxidative thermal stability of distillate fuel |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59160760A (ja) * | 1983-03-04 | 1984-09-11 | Toyota Motor Corp | ガソリン中のアルコ−ルの分析方法 |
| JPS6348441A (ja) * | 1984-11-05 | 1988-03-01 | エクソン・リサ−チ・アンド・エンジニアリング・カンパニ− | ガソリン中のアルコ−ルの比色検出 |
-
1991
- 1991-01-29 JP JP915191A patent/JPH04252952A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59160760A (ja) * | 1983-03-04 | 1984-09-11 | Toyota Motor Corp | ガソリン中のアルコ−ルの分析方法 |
| JPS6348441A (ja) * | 1984-11-05 | 1988-03-01 | エクソン・リサ−チ・アンド・エンジニアリング・カンパニ− | ガソリン中のアルコ−ルの比色検出 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003091361A3 (en) * | 2002-04-26 | 2004-03-04 | Bp Oil Int | Method and apparatus for improving the oxidative thermal stability of distillate fuel |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950418 |