JPH04252408A - 垂直薄膜磁気ヘッド - Google Patents

垂直薄膜磁気ヘッド

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JPH04252408A
JPH04252408A JP857891A JP857891A JPH04252408A JP H04252408 A JPH04252408 A JP H04252408A JP 857891 A JP857891 A JP 857891A JP 857891 A JP857891 A JP 857891A JP H04252408 A JPH04252408 A JP H04252408A
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JP
Japan
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magnetic
thin film
soft magnetic
main
substrate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP857891A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kanamine
金峰 理明
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は垂直磁化記録方式の磁気
ディスク装置等に用いられる垂直薄膜磁気ヘッドに関す
るものである。垂直磁化記録方式の磁気ディスク装置等
において、磁気記録媒体に高密度で情報を記録・再生す
る薄膜磁気ヘッドとして、記録媒体対向面に露出する主
磁極先端と非磁性絶縁層を隔てて該主磁極に対する磁束
のリターンヨークとして機能し、かつスライダを兼ねる
軟磁性部材を同様に露出するように設けた単磁極型の垂
直薄膜磁気ヘッドが既に提案されている。
【0002】そのような垂直薄膜磁気ヘッドでは再生時
の信号波形に、主磁極による再生波形とは別に、該主磁
極と対向する磁束リターンヨークとして機能し、かつス
ライダを兼ねる軟磁性部材の側面と記録媒体対向面との
エッジ部に対応する時間位置に、該再生波形とは反対方
向のエッジノイズ、即ち、負のエッジノイズが発生して
再生信号を劣化させる傾向がある。このため、そのよう
な負のエッジノイズの発生を防止して再生特性を向上さ
せるヘッド構造が必要とされている。
【0003】
【従来の技術】従来の垂直薄膜磁気ヘッドは図3の要部
側断面と再生波形との関係図で示すように、磁束リター
ンヨークとして機能し、かつスライダを兼ねるMn−Z
nなどのフェライトからなる軟磁性基板11上に、Al
2O3,SiO2などからなる厚い絶縁層12を介して
熱硬化性樹脂材等からなる層間絶縁層13で挟まれた記
録再生用の薄膜コイル14とその上面にパーマロイ(N
i−Fe) からなる主磁極16が、その後端部は前記
絶縁層12に予め埋設した接続磁極層15を介して前記
軟磁性基板11に磁気的に接続し、先端部は記録媒体と
対向する面19(以下媒体対向面19と称する) に露
出するように配設されている。
【0004】また、その主磁極16上の先端部以外の領
域は Ni−Feからなる厚い盛り上げ磁性層17を積
層して該主磁極16の磁気抵抗を低くすると共に、これ
ら主磁極16上の先端部を含む盛り上げ磁極層17及び
薄膜コイル14の上にAl2O3 などの絶縁保護膜1
8が被覆され、これらはスライダ形状に加工されて前記
主磁極16の先端部及び軟磁性基板11が露出する媒体
対向面19を形成している。
【0005】そしてこのような構成の垂直薄膜磁気ヘッ
ドは、記録・再生時に対向する二層膜構造の垂直磁気記
録媒体(図示省略)におけるディスク基板と垂直記録層
との間に介在した高透磁率な軟磁性層を、該磁気ヘッド
の主磁極16と磁束リターンヨークとして機能する軟磁
性基板11との磁束の閉磁路の一部とすることにより、
前記記録媒体の垂直記録層に対して垂直方向に高密度な
磁気記録・再生を可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記したよう
な従来の垂直薄膜磁気ヘッドでは、図3に示すように媒
体対向面19に露出する前記主磁極16の先端部と絶縁
層12を介して対向する磁束リターンヨークとして機能
し、かつスライダを兼ねる軟磁性基板11の側面が該媒
体対向面19に対して直角に切り立つているため、その
直角なエッジ部11a に再生時の前記垂直磁気記録媒
体からの磁束が集中し易くなる。
【0007】従って、それに起因して該主磁極16によ
り再生される再生波形21とは別に、前記軟磁性基板1
1のエッジ部11a に対応する時間位置に、該再生波
形21とは反対方向のエッジノイズ、即ち、負のノイズ
波形22が発生する。このノイズ波形22の発生は前記
再生波形21のピークシフトを招き易く、このシフト量
が大きくなると該再生波形21が劣化して再生信号にエ
ラーが発生し、再生特性が著しく低下するという欠点が
あった。
【0008】本発明は上記した従来の欠点に鑑み、磁束
リターンヨークとして機能し、かつスライダを兼ねる軟
磁性基板の主磁極先端部分と対向するエッジ部への磁束
の集中を防止してエッジノイズの発生を解消し、再生特
性の向上を図った新規な垂直薄膜磁気ヘッドを提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、表面に絶縁層を設けた磁束リターンヨー
クとして機能する軟磁性基板の該絶縁層上に、層間絶縁
層により挟まれた薄膜コイルと主磁極とを積層して設け
、該主磁極は後端部を前記絶縁層を通して軟磁性基板と
磁気的に接続し、先端部を該軟磁性基板の記録媒体対向
面に露出してなるヘッド構成において、前記主磁極の先
端部分と対向する軟磁性基板面に、前記主磁極の幅方向
にバイアス磁界を印加する手段を設けた構成とする。
【0010】また、前記主磁極の幅方向にバイアス磁界
を印加する手段として反強磁性薄膜を用いた構成とする
。更に、前記主磁極の幅方向にバイアス磁界を印加する
手段である反強磁性薄膜と前記軟磁性基板との間に軟磁
性薄膜を設けた構成とする。
【0011】
【作用】本発明の垂直薄膜磁気ヘッドにおいては、主磁
極の先端部と絶縁層を介して対向する磁束リターンヨー
クとして機能し、かつスライダを兼ねる磁性基板の切り
立つたエッジ部の側面に例えば反強磁性薄膜、または軟
磁性薄膜を介して反強磁性薄膜を設けた構成とすること
により、その磁性基板の側面及びエッジ部に前記主磁極
の幅方向のバイアス磁界が有効に印加された状態となり
、その側面及びエッジ部での透磁率が交換バイアス磁界
によって低下する。
【0012】その結果、該エッジ部への垂直磁気記録媒
体からの磁束の集中が減少することから、再生時におけ
るエッジノイズの発生を著しく低減することが可能とな
り、再生波形が劣化する恐れがなく再生特性が向上する
【0013】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について詳
細に説明する。図1は本発明に係る垂直薄膜磁気ヘッド
の一実施例の要部側断面と再生波形との関係を示す図で
あり、図3と同等部分には同一符号を付している。この
図で示す本実施例が図3の例と異なる点は、パーマロイ
(Ni−Fe) 等からなる主磁極16の先端部とAl
2O3,SiO2などからなる厚い絶縁層12を介して
対向する磁束リターンヨークとして機能し、かつスライ
ダを兼ねるMn−Zn, Ni−Znなどのフェライト
からなる軟磁性基板11の切り立つたエッジ部11a 
の側面に、例えば 0.2〜0.3 μmの膜厚のFe
−Mn 等からなる反強磁性薄膜31を設けた構成とし
たことである。
【0014】かかる反強磁性薄膜31は、前記軟磁性基
板11の切り立つたエッジ部11a の側面に、Al2
O3, SiO2 などからなる厚い絶縁層12を形成
するに先立つて、該主磁極16の幅方向の磁界中でスパ
ッタリング法、或いは電子ビーム蒸着法などにより成膜
し、フォトリソグラフィ工程により所定形状にパターニ
ングするか、或いは前記成膜後か、成膜後に所定形状に
パターニングした後に前記主磁極16の幅方向の磁場中
処理を行うことにより容易に形成することができる。
【0015】このような構成とすることにより、前記軟
磁性基板11の切り立つた側面及びエッジ部11a の
側面に前主磁極16の幅方向のバイアス磁界が常に印加
された状態となるので、その側面及びエッジ部11aで
の透磁率が交換バイアス磁界によって低下する。従って
、該エッジ部11a への垂直磁気記録媒体からの磁束
の集中が減少し、再生時におけるエッジノイズの発生を
著しく低減する。即ち、図示のように再生波形21とは
別に、軟磁性基板11のエッジ部11a に対応する時
間位置に、発生する該再生波形とは反対方向のエッジノ
イズ、即ち、負のノイズ波形22が著しく低減され、再
生波形が劣化する恐れもなくなり再生特性が向上する。
【0016】図2は本発明に係る垂直薄膜磁気ヘッドの
他の実施例を示す要部側断面図であり、図1と同等部分
には同一符号を付している。この図で示す本実施例が図
1の例と異なる点は、パーマロイ(Ni−Fe) 等か
らなる主磁極16の先端部とAl2O3,SiO2など
からなる厚い絶縁層12を介して対向する磁束リターン
ヨークとして機能し、かつスライダを兼ねるMn−Zn
, Ni−Znなどのフェライトからなる軟磁性基板1
1の切り立つたエッジ部11a の側面に、例えば 5
00Å程度の膜厚の Ni−Fe等からなる軟磁性薄膜
32を介して 0.2〜0.3 μmの膜厚のFe−M
n 等からなる反強磁性薄膜31を設けた構成としたこ
とである。
【0017】なお、前記軟磁性基板11の切り立つたエ
ッジ部11a の側面に軟磁性薄膜32を介して反強磁
性薄膜31を設ける所以は、軟磁性基板11の表面に反
強磁性薄膜31を直接被着した場合、下地となる軟磁性
基板11の結晶構造によってはその表面に成膜した反強
磁性薄膜により該軟磁性基板11の表面に交換バイアス
磁界が発生する場合と発生しない場合とが生じる恐れが
ある。
【0018】このため、本実施例では前記軟磁性基板1
1の切り立つたエッジ部11a の側面に対して、反磁
性薄膜とは結晶構造的にも比較的整合性のよい例えば 
Ni−Fe等からなる軟磁性薄膜32を介在して反強磁
性薄膜31を設けることによって、記軟磁性基板11の
切り立つた側面及びエッジ部11a に前記主磁極16
の幅方向のバイアス磁界が確実に、かつ常に印加された
状態となり、その側面及びエッジ部11a での透磁率
が交換バイアス磁界によって低下する。
【0019】従って、この実施例構成によっても前記図
1の実施例と同様、或いはより顕著なる効果が得られる
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る垂直薄膜磁気ヘッドによれば、主磁極の先端部と
絶縁層を介して対向する磁束リターンヨークとして機能
し、かつスライダを兼ねる軟磁性基板の切り立つたエッ
ジ部の側面に、反強磁性薄膜、または軟磁性薄膜を介し
て反強磁性薄膜を設けた構成とすることにより、該エッ
ジ部への垂直磁気記録媒体からの磁束の集中が減少し、
再生時におけるエッジノイズの発生が著しく低減される
【0021】従って、再生波形にエッジノイズの発生に
起因するピークシフトの恐れがなくなり、再生特性が向
上する等、実用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の垂直薄膜磁気ヘッドの一実施例の
要部側断面と再生波形との関係を示す図である。
【図2】  本発明の垂直薄膜磁気ヘッドの他の実施例
を示す要部側断面図である。
【図3】  従来の垂直薄膜磁気ヘッドの要部側断面と
再生波形との関係を示す図である。
【符号の説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  表面に絶縁層(12)を設けた磁束リ
    ターンヨークとして機能する軟磁性基板(11)の該絶
    縁層(12)上に、層間絶縁層(13)により挟まれた
    薄膜コイル(14)と主磁極(16)とを積層して設け
    、該主磁極(16)は後端部を前記絶縁層(12)を通
    して軟磁性基板(11)と磁気的に接続し、先端部を軟
    磁性基板(11)の記録媒体対向面(19)に露出して
    なるヘッド構成において、前記主磁極(16)の先端部
    分と対向する軟磁性基板面に、前記主磁極(16)の幅
    方向にバイアス磁界を印加する手段を設けたことを特徴
    とする垂直薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】  前記主磁極(16)の幅方向にバイア
    ス磁界を印加する手段は、反強磁性薄膜(31)からな
    ることを特徴とする請求項1の垂直薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】  前記主磁極(16)の幅方向にバイア
    ス磁界を印加する手段である反強磁性薄膜(31)と、
    前記軟磁性基板(11)との間に軟磁性薄膜(32)を
    設けてなることを特徴とする請求項2の垂直薄膜磁気ヘ
    ッド。
JP857891A 1991-01-28 1991-01-28 垂直薄膜磁気ヘッド Withdrawn JPH04252408A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 19980514