JPH04252211A - 部分架橋弾性ポリマー及び該ポリマーの製造方法 - Google Patents

部分架橋弾性ポリマー及び該ポリマーの製造方法

Info

Publication number
JPH04252211A
JPH04252211A JP2414283A JP41428390A JPH04252211A JP H04252211 A JPH04252211 A JP H04252211A JP 2414283 A JP2414283 A JP 2414283A JP 41428390 A JP41428390 A JP 41428390A JP H04252211 A JPH04252211 A JP H04252211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
partially crosslinked
halogen
unsaturated
unsaturated copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2414283A
Other languages
English (en)
Inventor
Pierre Hous
ピエール・ハウス
Olivier H Lacoste
オリビエ・アンリ・ラコステ
James V Fusco
ジェイムス・ビンセント・フスコ
Irwin Jerome Gardner
アーウィン・ジェローム・ガードナー
William M Davis
ウィリアム・メイヤース・デイビス
Lawrence W Flatley Jr
ローレンス・ウィリアム・フラットレー・ジュニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ExxonMobil Chemical Patents Inc
Original Assignee
Exxon Chemical Patents Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exxon Chemical Patents Inc filed Critical Exxon Chemical Patents Inc
Publication of JPH04252211A publication Critical patent/JPH04252211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F253/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to natural rubbers or derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/18Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms
    • C08L23/20Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms having four to nine carbon atoms
    • C08L23/22Copolymers of isobutene; Butyl rubber ; Homo- or copolymers of other iso-olefins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/18Introducing halogen atoms or halogen-containing groups
    • C08F8/20Halogenation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0025Crosslinking or vulcanising agents; including accelerators

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は架橋結合密度の比較的低
い架橋弾性ポリマー、即ち部分的に架橋した不飽和の弾
性ポリマーに関する。
【0002】
【従来の技術】架橋エラストマーは公知であって、かか
るエラストマーにおいては架橋前の最初のポリマーの炭
素と炭素の二重結合部位並びに架橋前のポリマー中に存
在するその他の官能基部位(例えば化学的に結合したハ
ロゲン部位など)において分子鎖が架橋されている。
【0003】米国特許第 2,781,334号及び同
第 2,729,626号に開示されているような、部
分的に架橋したポリマーは公知であって、これらに開示
されたポリマーはイソオレフィンを共役ジオレフィン及
びジビニルベンゼンと共重合させることによって製造さ
れる。かかるポリマーはその製造においてジビニルベン
ゼン並びにイソオレフィンと共役ジオレフィンの使用を
要する。ポリサー・コーポレーション社 (Polys
ar Corporation)のパンフレットにはX
L 10000(以前はXL‐20)のようなポリサー
(登録商標)・ブチル・ターポリマー類が開示されてお
り、その中にポリサー(登録商標)・ブチル・ターポリ
マーXL 40302が含まれているがこれはハロゲン
化型であると記載されている(1988年にカナダで印
刷)。
【0004】低濃度のハロゲン(例えば塩素含有率約0
.5モル%(約0.3重量%))と低濃度の非ハロゲン
化イソプレン不飽和とを含むハロゲン化ブチルゴムが米
国化学会ゴム部門(Rubber Division,
 American Chemical Societ
y)の会議(1989年5月9〜12日、メキシコ、メ
キシコシティ)で発表されたフスコ (J.V.Fus
co)、ガードナー (I.J.Gardner)、ハ
ウス(P.Hous)及びトレイシイ(D.S.Tra
cey)の「Chlorobutyl Designe
d for Curing Members 」と題す
る論文に開示されている。
【0005】数多くの特許に様々な量の化学的に結合し
たハロゲンを含むハロゲン化ブチルゴムが開示されてお
り、例えば米国特許第 2,631,984号には0.
5重量%以上の臭素を含有する臭素化ブチルゴムが開示
され、米国特許第 2,732,354号には0.4乃
至2.3重量%の塩素を含有する塩素化ブチルゴムが開
示され、そして米国特許第 3,099,644号には
1.13重量%の塩素を含有するハロゲン化ゴムを製造
するためのブチルゴムの連続的ハロゲン化法が開示され
ている。米国特許第 2,732,354号には約0.
4乃至2.3重量%の塩素を含む塩素化ブチルゴムが開
示されている。米国特許第 2,944,578号には
塩素化ブチルゴムを含む組成物が開示されているが、こ
れはブチルゴムが0.5重量%以上の塩素を含有するま
で置換反応で塩素化されたものである。この特許明細書
のII図は塩素が約0.6重量%のときのデータを含ん
でいる。米国特許第 3,099,644号には1.1
3重量%のときを含むハロゲン化ゴムを製造するための
ブチルゴムの連続的ハロゲン化法が開示されている。米
国特許第 2,943,664号には結合塩素を0.5
重量%以上含有する塩素化ブチルゴムを含んだタイヤコ
ード用粘着性組成物が開示されいる。米国特許第 2,
964,489号には0.5重量%の塩素を含有する硬
化ブラダーとチューブレスタイヤの製造方法が開示され
ている。公知の塩素化ブチルゴムの塩素含有率は一般的
には、例えば米国特許第 2,964,489号(第2
欄50〜60行)に見られるように式で定義されており
、「0.5重量%以上(好ましくは約1.0重量%以上
)の結合塩素」というように表わされている。塩素濃度
について再び述べた部分では「ポリマー中に0.2重量
%以上、好ましくは約0.5重量%以上の結合塩素」が
存在するべきであると記載されている(同上、60〜6
2行)。
【0006】米国特許第 4,130,534には熱可
塑性結晶性ポリオレフィン樹脂と90%以上がゲル化さ
れるまで架橋されたブチルゴムとのブレンドを含む弾性
プラスチック組成物が開示されている。この特許は(第
5欄17〜34行)、ブチルゴムが「0.5乃至10重
量%、より好ましくは1乃至4重量%のイソプレンを含
有するイソブチレンとイソプレンのコポリマーにして、
0.1乃至約10%、好ましくは0.5乃至3.0重量
%の塩素又は臭素でハロゲン化され、該塩素化コポリマ
ーが一般に塩素化ブチルゴムと呼ばれるコポリマー」を
含むと定義している。
【0007】米国特許第 3,758,643号及び米
国特許第 3,862,106号(フィッシャー (W
.K.Fischer))には、シクロヘキサン中に7
3°Fで48時間浸漬させて測定したゲル含量が30重
量%以上で90重量%%未満の、部分的に架橋したEP
DMポリマーが開示されている。
【0008】押出式反応器のような連続式流動装置にお
いてポリマーの溶融相反応を行うことは公知である。例
えば、米国特許第 4,513,116号、同第 4,
548,995号、同第 4,554,326号及び同
第4,563,506号参照。
【0009】米国特許第 4,594,390号にはプ
ラスッチックと硬化ゴムとのブレンドを含む熱可塑性組
成物の製造に押出し機を使用することが開示されている
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ブチルゴムの使用分野
にはゴム自体が未硬化であることを要する分野もあるが
、かかる分野では未硬化ゴム固有の特性(常温流れ、低
い生強度)が欠点となる。かかる用途には、ブチル及び
ハロブチルをマスチックス、パイプラップ、シーラント
並びにケーブル充填材などに適した加工の容易な配合物
中の高分子材料として用いる場合が含まれる。かかる未
硬化ゴム系配合物は使用中に流動し易いので、かかる配
合物中に部分硬化ブチル又はハロブチルゴムを使用する
と有用であると思われる。
【0011】公知の部分硬化ブチルゴムに伴う欠点は、
かかるポリマーの製造方法並びに用いた架橋手段に起因
する。例えば、公知の部分架橋ブチルゴムは、硬化条件
下で、硫黄又はフェノール樹脂系などの硬化剤をすべて
の有効な架橋部位で架橋させるのに必要な量よりも少な
い量でブチル化合物に加えることによって製造されてい
る。その結果、コポリマー主鎖中の不飽和部位の若干の
部位を介して架橋した加硫ゴムが得られる。しかし、か
かる不飽和部位は比較的に多数存在するため、またポリ
マー中での硬化剤の分散によって方法が制限されるため
に、架橋度を制御するのは極めて困難である。その結果
、製品は不飽和結合が減少したものとなり、またポリマ
ー鎖中及びポリマー鎖間の架橋の程度及び位置を制御で
きないことに起因して品質のばらついた製品となる。 架橋前の出発ポリマーが公知のハロブチルゴムのときも
同様の問題が生じる。この場合はイソプレン単位上にあ
るハロゲン原子も架橋機構に寄与して、制御をより一層
困難なものとするからである。
【0012】部分硬化ブチルゴムを得る別の方法は、共
重合を行う反応器にジビニルベンゼンのような硬化剤を
導入することである。しかし、この場合も、コポリマー
鎖中の架橋の程度及び分布を制御するのは困難であり、
そのため製品は性質のばらついたものとなる。
【0013】
【発明の構成】今回、制御された比較的低い架橋度を有
し、従ってこれまで未硬化ゴムが用いられてきた分野に
使用できてしかも未硬化ゴムの欠点を伴わない有用な製
品を構成する弾性ポリマーが製造できることが判明した
。本発明の部分的に架橋した弾性ポリマーは従来のゴム
加工処理設備でさらに加工処理することができ、接着剤
、シーラントなどの配合物中に使用できる。本発明の部
分架橋弾性ポリマーは弾性と熱可塑性を有する。
【0014】本発明は、C4 乃至C7 イソモノオレ
フィンとC4 乃至C14共役多重オレフィンの部分架
橋不飽和コポリマーして、実質的にランダムに分布した
共有結合性の架橋を含み、オレフィン性不飽和が約0.
05乃至約5.0モル%の範囲にあり、シクロヘキサン
中23℃で48時間測定したゲル含量が約10重量%乃
至約90重量%の範囲にあり、該架橋が対応するC4 
乃至C7 イソモノオレフィンとC4 乃至C14共役
多重オレフィンの未架橋コポリマーの重合並びにハロゲ
ン化の後で形成されたもので、該架橋した不飽和コポリ
マーが化学結合したハロゲンを実質的に含まないことを
特徴とする部分架橋不飽和コポリマーを供する。
【0015】本発明はまた、C4 乃至C7 のイソモ
ノオレフィンとC4 乃至C14の共役多重オレフィン
の部分架橋不飽和コポリマーの製造方法において、ハロ
ゲンを含有しない不飽和部分及び化学結合アリル性ハロ
ゲンを含有する不飽和部分を含んでなるC4 乃至C7
 イソモノオレフィンとC4 乃至C14共役多重オレ
フィンの未架橋不飽和含ハロゲンコポリマーにして、該
ハロゲンが約0.05乃至0.4重量%の塩素、約0.
05乃至0.5重量%の臭素及びその混合物から成る群
から選択されたものである未架橋不飽和含ハロゲンコポ
リマーを、上記のハロゲンを含有しない不飽和部分と反
応するような硬化剤が存在しない条件の下、本質的に該
アリル性ハロゲンとのみ反応する硬化剤を存在させて架
橋条件下で接触させる工程を含んでなる方法を供する。
【0016】本発明のC4 乃至C7 イソモノオレフ
ィンとC4 乃至C14共役多重オレフィンの部分架橋
不飽和のコポリマーは、ランダムに分布した共有結合性
の架橋と約0.05乃至約5.0モル%、好ましくは約
0.5乃至約2.5モル%、より好ましくは約0.1乃
至約2.0モル%のオレフィン性不飽和を含有する。本
発明の架橋不飽和コポリマーのゲル含量は、23℃で4
8時間シクロヘキサン中に資料を浸漬して測定した場合
、約10重量%乃至約90重量%、好ましくは約10乃
至89重量%、より好ましくは約40乃至約85重量%
の範囲にある。いかなる場合にも、該架橋コポリマーの
ゲル含量は架橋反応前の未架橋コポリマーのゲル含量よ
り大きい。該架橋は該イソモノオレフィンと該共役多重
オレフィンとの重合並びにハロゲン化の後で形成される
。該架橋ポリマー全体の架橋密度は立方センチメートル
当り約0.05乃至約0.22×10−4モル、好まし
くは立方センチメートル当り約0.10乃至約0.18
×10−4モルの範囲にある。ポリマーの架橋密度は、
フローリ‐レーナー(Flory−Rehner)の式
(J. Rubber Chem. andTech.
 第30巻 929頁)を用いる平衡溶媒膨潤度によっ
て決定される。この計算に用いたブチルゴム/シクロヘ
キサンに対するハギンズ(Huggins) の溶解度
パラメーター、0.433は、シーハン(Sheeha
n) 及びビシオ(Bisio) の総説(J. Ru
bber Chem. and Tech. 第39巻
 167頁)から得た。
【0017】本発明の架橋コポリマーは化学結合したハ
ロゲンを実質的に含まない。本明細書中において、「化
学結合したハロゲンを実質的に含まない」という用語は
、架橋コポリマーが化学結合したハロゲンを約0.1重
量%未満、好ましくは約0.06重量%未満しか含まな
いことを意味する。
【0018】本発明の架橋不飽和弾性ポリマーの架橋結
合間の平均分子量(Mc)は、架橋密度並びに式
【00
19】
【数1】 によって計算すると、約100000乃至約20000
の範囲にあるが、これは立法センチメートル当り約0.
05乃至約0.22モルに相当する。
【0020】架橋不飽和弾性ポリマーの製造方法  本
発明の部分架橋不飽和コポリマーは、化学結合したハロ
ゲンを含有しない1つ以上の不飽和モノマー部分及び化
学結合アリル性ハロゲンを含有する1つ以上の不飽和部
分を含んでなるC4 乃至C7 イソモノオレフィンと
C4 乃至C14共役多重オレフィンの未架橋不飽和含
ハロゲンポリマーを、化学結合したハロゲンを含有しな
い不飽和モノマー部分と反応するような硬化剤の存在し
ない条件の下(例えばフェノール系樹脂も元素硫黄も存
在しない条件下)で、本質的にアリル性ハロゲンとのみ
反応する硬化剤と、アリル基に結合したハロゲン部位で
共有結合による架橋が形成されるのに十分な時間接触さ
せることによって製造される。
【0021】適切な硬化条件には、0より大で約15分
以内の時間にわたる約100乃至260℃、好ましくは
約170乃至210℃の温度が含まれる。圧力はさほど
重要ではない。
【0022】本発明を実施する上で有用な硬化剤には、
酸化亜鉛のような元素の周期表のIIB及びIVA族の
金属の酸化物、ジチオカルバミン酸亜鉛のような有機化
合物の亜鉛塩(例えばジブチルジチオカルバミン酸亜鉛
、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛など)、アミン類、
ジメルカプタン類、ジオール類、チオウレア‐チウラム
類、アルキルフェノールジスルフィド類、その他のジチ
オカルバミン酸塩、及びこれらの混合物が含まれる。好
ましい硬化剤は酸化亜鉛を含む。より好ましくは、硬化
剤は酸化亜鉛とジチオカルバミン酸の亜鉛塩を含む。
【0023】本明細書中で参照した元素の周期表は、サ
ージェント‐ウェルヒ(Sargent Welch)
社刊行の周期表(コピーライト、1968年、サージェ
ント・ウェルヒ・サイエンティフィック・カンパニー(
Sargent−Welch Scientific 
Company))に従った。
【0024】硬化剤は、脂肪酸(例えばステアリン酸、
パルミチン酸、ラウリン酸)、弱アミン類、これら2つ
の群の塩、ポリアルコール類、アミノアルコール類(例
えばトリエタノールアミン)、エチレングリコール類、
ジアミン類、炭酸亜鉛のような促進剤もしくは硬化助剤
 (co−curing)と組合わせて用いてもよい。
【0025】本発明の硬化工程を行うに際しては、不ハ
ロゲン化不飽和部分の不飽和部位(炭素と炭素の二重結
合)での架橋結合を防ぐために、架橋していない最初の
コポリマーのハロゲン化されていない不飽和部分と有効
に反応するような硬化剤が存在しないことが重要である
【0026】本発明の方法に用いる硬化剤の都合のよい
量は、架橋していない(ハロゲン化された)最初のポリ
マー中の結合ハロゲンに対する硬化剤のモル比として0
.25:1以上、好ましくは約1:1以上である。上限
はさほど重要でないが、10:1が適切であり、好まし
くは7:1、より好ましくは5:1である。
【0027】所望によっては、未架橋(ハロゲン化)ポ
リマーを、硬化剤が最初の未架橋ポリマーの実質的に全
ての化学結合したハロゲンと反応するような条件(例え
ば、十分な時間)の下で硬化剤と接触させて、化学結合
したハロゲンを実質的に含まない、共有結合性の架橋ポ
リマーを生じさせる。
【0028】これまでの低架橋度ポリマーは、ポリマー
鎖中の全有効反応部位(例えば、ハロゲン及び不飽和部
位)で架橋が生じないように低い割合の硬化剤を用いる
ことによって得られてきたことに注目すべきである。硬
化剤の濃度、分散などの制御は難しいので、かかる硬化
剤濃度の制御によって得られた製品は架橋度が一定でな
く、望ましくない。
【0029】本発明の方法の利点はハロゲン部位をでき
るだけ多く架橋しようと試みている点である。かかる方
法は再現性があるが、これに対してハロゲンの一部分だ
けを架橋しようとしても再現性に乏しい。本発明の硬化
剤は、最初の未架橋ポリマー中の化学結合したハロゲン
に対して、化学量論的に過剰な量で用い得る。本発明に
従って硬化剤を使用するとハロゲン部位でのみ架橋が得
られるので、本発明の架橋ポリマー製品の架橋密度を支
配するのはハロゲン濃度である。
【0030】化学量論的に過剰な量の硬化剤を使用する
ことの利点は、理論的に実質的に全てのハロゲン部分を
最初の未架橋ポリマーから除去できることであるが、こ
れはハロゲン部位が架橋されるためか、或いはハロゲン
部位が硬化剤成分によって置換もしくは副反応で消費さ
れるためである。
【0031】硬化工程は、静的条件下(例えば、オート
クレーブ、硬化プレスなどの中)で行っても、或いは動
的条件下(例えば、押出し機又は密閉式ミキサーの中)
で行ってもよい。
【0032】本発明の硬化工程における接触帯域は、密
閉式ミキサー中で行ってもよいし、回分法でも連続法で
もよい(例えば、バンバリー(Banbury,登録商
標)、ブラベンダー(Brabender,登録商標)
、又は押出し機)。 好ましくは、最初の未架橋ポリマーと硬化剤を硬化条件
下で連続式流動装置中で接触させる。適切な装置には、
ニーダー、押出し機(単軸又は多軸スクリュー、例えば
二軸スクリュー、を使用)、連続式ミキサー及び米国特
許第4,419,014号に記載のキャビティ・トラン
スファー・ミキサーと呼ばれるブレンディング/押出し
装置が含まれる。
【0033】最初の未架橋・含ハロゲン・不飽和ポリマ
ー   本発明の方法の硬化工程における使用に適した最初
の未架橋含ハロゲンポリマーには、C4 乃至C7 イ
ソモノオレフィンとC4 乃至C14多重オレフィンの
含ハロゲンコポリマー(即ち、ハロブチルポリマー類)
が含まれる。未架橋含ハロゲンコポリマーは、(1) 
炭素と炭素の二重結合(オレフィン性不飽和)を有する
が化学結合したハロゲン原子を有さない1つ以上、通常
は2つ以上の不飽和モノマー部分と、(2) 炭素と炭
素の二重結合と化学結合アリル性ハロゲン(即ち、アリ
ル基の炭素原子に結合したハロゲン原子)とを有する1
つ以上、通常は2つ以上の不飽和モノマー部分とを含ん
でなる。該コポリマーはさらにC4 乃至C7 のイソ
モノオレフィン部分を含む。
【0034】化学結合したハロゲンは塩素、臭素及びそ
れらの混合物でよい。化学結合したハロゲンは、塩素の
場合は約0.05乃至約0.4重量%、好ましくは約0
.05乃至約0.39重量%、より好ましくは約0.1
至約0.35重量%の範囲内の量で、臭素及びこれらの
混合物の場合は約0.05乃至約0.5重量%、好まし
くは約0.05乃至約0.49重量%、より好ましくは
約0.1乃至約0.45重量%の範囲内の量で、最初の
未架橋コポリマー中に存在する。ハロゲンの混合物を用
いる場合は、臭素含量に関する限定が適用されるが、塩
素の含有率が約0.4重量%を超えてはならない。最初
の未架橋含ハロゲン不飽和ポリマーの全不飽和度は適切
には約0.05乃至5モル%、好ましくは約0.05乃
至2.5モル%、より好ましくは約0.10乃至2.0
モル%の範囲にある。
【0035】イソモノオレフィンと多重オレフィンの含
ハロゲンコポリマーは、C4 乃至C7 イソモノオレ
フィンとC4 乃至C14多重オレフィンのコポリマー
(本明細書中ではこれ以降「ブチルゴム」と呼ぶ)をハ
ロゲン化することによって得られる。
【0036】有用なコポリマーは、大部分のイソモノオ
レフィンと、少量の、好ましくは30重量%以下の共役
多重オレフィンとを含んでなる。好ましいコポリマーは
、約85乃至99.5重量%(好ましくは約95〜99
.5重量%)のC4 〜C7 イソモノオレフィン(イ
ソブチレンなど)と、約15〜0.5重量%(好ましく
は約5〜0.5重量%)の炭素原子数約4〜14の多重
オレフィン(multiolefin)とを含む。かか
るコポリマーは特許並びに文献では「ブチルゴム」と呼
ばれている。例えば、Synthetic Rubbe
r 608−609頁(ウィットビィ(G.S.Whi
tby)著1954年版、 John Wiley &
 Sons, Inc.社)参照。本明細書中で用いる
用語「ブチルゴム」には、上記の、炭素原子数4〜7の
イソモノオレフィンと約0.5乃至20重量%の炭素原
子数約4〜14の共役多重オレフィンとのコポリマーが
含まれる。好ましくは、かかるコポリマーは約0.5乃
至約5%の共役多重オレフィンを含有する。好ましいイ
ソモノオレフィンはイソブチレンである。適当な共役多
重オレフィンには、イソプレン、ブタジエン、ジメチル
ブタジエン、ピペリレンなどが包含される。好ましい共
役多重オレフィンはイソプレンである。
【0037】市販のブチルゴムは、イソブチレンと少量
のイソプレンとのコポリマーである。かかる市販のブチ
ルゴムは、一般に、塩化メチルをビヒクルとし、かつフ
リーデル‐クラフト触媒を重合開始剤として用いて、ス
ラリー法で製造される。塩化メチルは−100℃で液体
であり、イソブチレンコモノマー並びにイソプレンコモ
ノマーと同様にAlCl3 (比較的安価なフリーデル
‐クラフト触媒)がその中に溶解するという利点を有し
ている。さらに、上記ブチルゴムポリマーは塩化メチル
中に不溶性であるので、微細粒子となって溶液から析出
し、スラリーを形成する。重合は一般に約−90℃乃至
−100℃で行われる。米国特許第 2,356,12
8号並びに同第 2,356,129号参照。
【0038】重合プロセス(通常はドラフトチューブ反
応器(draft tube reactor)中で行
われる)は連続式である。モノマー供給原料及び触媒は
、軸方向流れのポンプが設置されているドラフトチュー
ブの底部に連続的に導入する。該ポンプはスラリーを高
速度で循環させて、効率のよい混合と熱伝達をもたらす
。約20〜30重量%のブチルゴムを含むポリマースラ
リーは、移送用の配管を通って反応器から連続的に溢れ
出る。
【0039】所望の製品がブチルゴムそのものである場
合、スラリーは、移送用の配管を通って、約140〜1
80Pa(1.38〜180気圧)及び65〜75℃で
操作されるフラッシュドラムに供給される。スラリーが
ドラムに入る際にノズル中で蒸気と熱水がスラリーと混
合され、塩化メチルと未反応モノマーが蒸発して頂部を
通って回収される。ポリマーは水分除去と乾燥により仕
上げられる。しかし、ハロゲン化ブチルゴムの製造を所
望する場合は、該ハロゲン化ゴムの製造は該ゴムの溶液
を調製することによって達成できる。一般には、溶液ハ
ロゲン化法及び溶融相ハロゲン化法を含め、如何なるハ
ロゲン化法を用いてもよい。
【0040】ハロゲン化の好ましい方法の一つにおいて
は、「溶媒置換 (solvent replacem
ent)」法が用いられる。重合用反応器から回収した
塩化メチル中の低温のブチルゴムスラリーを液体ヘキサ
ンを含んだドラム内の撹拌溶液中に通す。塩化メチル希
釈剤と未反応モノマーを頂部からフラッシュ蒸発させる
ために、高温のヘキサン蒸気を導入する。微細なスラリ
ー粒子の溶解が急速に起こる。得られる溶液をストリッ
ピングして痕跡量の塩化メチルとモノマーを除去し、フ
ラッシュ濃縮によってハロゲン化に望ましい濃度にする
。フラッシュ濃縮工程から回収されるヘキサンは凝縮し
て溶液ドラムに戻す。
【0041】本プロセスのハロゲン化工程においては、
溶液中のブチルゴムを一連の強力混合工程において塩素
又は臭素と接触させる。ハロゲン化工程時に塩酸又は臭
化水素酸が発生するので、これを中和しなければならな
い。ハロゲン化工程の詳細については、米国特許第 3
,029,191号及び同第 2,940,960号、
並びに連続的塩素化法が記載されている米国特許第 3
,099,644号を参照のこと。
【0042】本発明の硬化工程で用いるのに適した最初
の未架橋含ハロゲンポリマーは、最初のハロゲン化未架
橋ポリマーに望まれる上記の範囲内の不飽和濃度を有す
る未架橋不飽和ブチルゴムをハロゲン化することによっ
て得られる。
【0043】ハロゲン化ブチルゴム中のハロゲンの低い
濃度は、他の方法によっても達成できる。一つの調製方
法では、低濃度の二重結合を(例えば連鎖中に組込まれ
たイソプレンによって)含有するブチルゴムを1:1の
モル比でハロゲン化するが、それによってブチルゴム中
に元々存在する二重結合1個に対してほぼ1個のハロゲ
ン原子が組込まれる。別の方法では、好ましいハロゲン
濃度に基づいて必要とされる濃度よりも高い濃度の二重
結合を含有するブチルゴムを部分的にのみハロゲン化す
るが、それによってハロゲン化されていない二重結合部
分が保持される。部分的にハロゲン化されたブチルゴム
を用いる場合、ハロゲン化されていない二重結合の濃度
は通常は約0.12乃至約1.88モル%、好ましくは
約0.12乃至約0.75モル%である。
【0044】好ましい製造方法の具体的態様に関する説
明   本発明の架橋コポリマーの製造方法の好ましい具体
的態様は、押出式反応器中で架橋を行うことである。該
方法のより好ましい具体的態様は以下の通りである。
【0045】約0.05乃至約0.4重量%の化学結合
した塩素又は約0.05乃至約0.5重量%の化学結合
した臭素を含む未架橋不飽和ハロゲン化弾性ポリマーを
下記の如き各種の操作帯域を備えた押出式反応器に導入
する。
【0046】(A)供給帯域‐  ここで、未架橋ハロ
ゲン化コポリマーを押出式反応器に都合のよい形状で導
入する。この形状には、例えば粒子及び/又はペレット
が含まれる。溶媒又は希釈剤も供給帯域に導入してよい
。供給帯域は、ポリマー供給原料が凝集塊を形成し、該
塊が制限障壁を通して輸送又はポンプ輸送されるように
設計される。該制限障壁は供給帯域の後にあり、供給帯
域とその後の反応帯域を区分する。
【0047】この操作は一般に、所望の結果に沿うよう
な低い剪断力と温度において、なおかつ塊の輸送に十分
な圧力、通常は約600psig以下、好ましくは約4
00psig以下、最も好ましくは約200psig以
下の圧力で行う。ポリマーの過熱を避けるために低い圧
力が好ましい。これは、例えば、比較的ねじ山の深い押
出しスクリューを用い、かつ供給帯域の長さ(即ち供給
帯域のスクリュー長さ)を所望の生産速度に釣合うよう
にできるだけ短くすることによって達成できる。例えば
、ポリマーを室温乃至約200℃の温度で導入し、約6
0乃至200℃で供給帯域から出す。
【0048】制限障壁は供給帯域とその後の反応帯域を
区分するために用いられる。しかし、この障壁はポリマ
ーの過熱を引き起こすほど制限的なものではない。該制
限障壁は、例えば逆ねじスクリュー部分、充填スクリュ
ー部分、浅ねじスクリュー部分、無ねじスクリュー(u
nflighted screw)部分、これらの組合
わせ、或いは本技術分野で公知の手段であってよい。無
ねじスクリュー部分を用いる場合、その直径は上流の谷
径より大きく(例えば約5乃至約25%大きく)しても
よいがスクリューフライト径より大きくしてはならない
。制限障壁の長さはスクリュー径の約0.5乃至約23
倍であるべきであり、好ましくはスクリュー径の約1乃
至約2倍、より好ましくはスクリュー径の約0.5乃至
約1倍である。逆ねじスクリュー部分を用いる場合、そ
れは単一のねじ山をもつものでも多数のねじ山をもつも
のでもよいが、多数のねじ山をもつものが好ましい。
【0049】制限障壁の構成が単に帯域間を分離するた
めの境界又は領域だけではない(例えば単なる無ねじス
クリュー部分だけではない)場合、この制限障壁は反応
帯域そのものの一部と考えてよい。例えば、単一又は複
数のねじ山をもつ逆ねじスクリュー部分が用いられると
きである。かかる状況下では、押出式反応器のこの領域
における制限障壁は、反応帯域の一部と成り得る、或い
は反応帯域を含み得る。反応帯域を部分的に充填した形
で真空下で操作する場合、若干の気体(例えば、空気)
が供給帯域から反応帯域に流れ得るように供給帯域と反
応帯域との間の障壁の制限性を減少させてもよい。
【0050】コポリマーに加えて、所望によっては希釈
剤を供給帯域に導入してもよい。希釈剤は、後で必然的
に過熱されることがなくしかも分子量低下と望ましくな
い副反応の起こる危険性を伴わずに良好に混合される程
度にまでコポリマーの粘度を下げる機能を有し得るし、
またポリマーの温度を低下させる機能も有し得る。希釈
剤は、ペンタン、ヘキサン、クロロメチレン、クロロホ
ルム、又は四塩化炭素のような揮発性の飽和高級炭化水
素、塩素化炭化水素又はクロロカーボン類でよい。希釈
剤はまた、装置の下流域から容易に除去できて、しかも
反応帯域中のコポリマーの見掛けの粘度を一時的に低下
させる作用を有する非炭化水素系のものであってもよい
。反応帯域の前段に輸送帯域(又は輸送部分)を設ける
ことによって、希釈剤及び/又は硬化剤のようなゴムと
一緒に加えられる材料がゴム中に分散しやすくなる。
【0051】(B) 反応帯域‐  この帯域は、ハロ
ゲン化架橋ポリマーが、所望とする本発明の部分架橋ポ
リマーを製造するのに十分な時間、約100乃至約26
0℃、好ましくは約170乃至210℃に加熱される帯
域である。この反応帯域における滞留時間は通常0より
大で約3分以内、好ましくは約1乃至約2分間である。
【0052】酸化亜鉛及びジブチルジチオカルバミン酸
亜鉛のような硬化剤も該反応帯域に存在する。硬化剤は
様々な手段で反応帯域に導入し得る。従って、硬化剤は
所望の濃度で所望の濃度の未架橋ポリマー中に予め分散
させてもよいし、或いは別の流れとして供給帯域及び/
又は反応帯域に導入してもよい。
【0053】コポリマーの反応を効率的に行うためにも
う一つ重要なことは、コポリマーの混合と界面砕壊を本
発明の実施に好ましい水準にする手段を反応帯域に導入
することである。これは、例えば押出しスクリューの反
応帯域部分に逆ねじ、ピン、浅ねじ、などを使用するこ
とによって達成できる。その他の手段には、約50乃至
600 rpm、好ましくは約70乃至約400 rp
m、最も好ましくは約70乃至約200 rpmの回転
速度でスクリューを操作すること、並びに反応帯域をそ
れに続く帯域から分離するための前述したタイプの制限
障壁を下流に組み込むことが含まれる。
【0054】(C) 掃去帯域‐  好ましくは、該押
出し式反応器は連行空気及び揮発性反応生成物を該押出
し機外に掃去するための掃去帯域を含んでなる。かかる
物質の除去を達成するための適切な手段は押出し機内に
不活性ガスを注入することである。不活性ガス及び離脱
した物質が系から掃去・除去されるようにこの帯域にベ
ント手段を設ける。特に好ましい具体的態様において、
ベント領域内のスクリューの構成は、深い単一のねじ山
を有するスクリューを含むもので、不活性ガス及び離脱
した物質の流出を拘束しないように該ベント付近で混合
をほとんど或いは全く生じないようなものである。所望
によっては、この掃去帯域において安定剤及びその他の
添加剤をコポリマーに加えてもよい。多数の注入部位を
補助的注入帯域と共に使用できる。
【0055】(D) 出口帯域‐  好ましくは、該押
出式反応器は、部分架橋コポリマー製品の安定化に寄与
するように、例えば排出時の温度を約200℃未満、よ
り好ましくは約150℃未満、最も好ましくは約100
℃未満に、該コポリマーの温度を調節する最終的出口帯
域を含んでなる。この出口帯域において、安定剤をポリ
マー生成物に加えてもよい。
【0056】上記押出式反応器で製造された部分架橋不
飽和ポリマーはそのままの状態で回収してもよいし、或
いはさらに処理してベール、ペレットなどの所望の形状
にしてもよい。
【0057】本発明を説明するために以下の実施例を挙
げる。特記しない限り、部並びにパーセンテージはすべ
て重量を基準としたものである。
【0058】
【実施例】実施例1   下記の未架橋ハロゲン化ブチルゴムを、本発明の架
橋ポリマーを製造するための最初のポリマーとして用い
た。
【0059】ポリマーAは、イソブチレンとイソプレン
の共重合体であって、約0.8乃至1.0モル%の不飽
和及び0.28重量%の化学結合した塩素を有し、AS
TM試験D‐1646に従って測定した125℃のムー
ニー粘度(1+8)は57であった。ポリマーAはまた
、その製造の際に使用したステアリン酸カルシウムを0
.98重量%含有していた。
【0060】ポリマーB及びポリマーCは、イソブチレ
ンとイソプレンの未架橋共重合体であって、0.9モル
%の不飽和を有し、125℃におけるムーニー粘度は5
7〜58であった。ポリマーBとポリマーCは異なる塩
素濃度を有していた。ポリマーBは0.23重量%の化
学結合した塩素を含有し、ポリマーCは0.18重量%
の塩素を含有していた。
【0061】4種類の硬化剤組成物を、低ハロゲン化未
架橋ポリマーA、B、及びCに導入した。硬化剤組成物
の量と配合を表1に示す。表1に示す割合は、最初の未
架橋低ハロゲンポリマー100重量部に基づく重量部で
ある。
【0062】
【表1】 いずれの場合もこれらのブレンドは、バンバリーミキサ
ー(登録商標)中で、(1)低ハロゲン含量の未架橋ポ
リマー100部を室温で該ミキサーに入れて、混合しな
がら150℃に6分間加熱する工程、(2)次いで、硬
化剤を表記の量だけ該ミキサーに加え、該ブレンドが1
50℃に保たれるように該ミキサーの冷却と剪断速度を
制御しながらさらに7分間混合する工程、及び(3)該
ミキサー中における合計時間が13分間となった後ブレ
ンドを150℃で排出する工程によって製造した。
【0063】上記硬化プロセスを、ブラベンダー(登録
商標)プラストグラフ上で混合を再現することによって
モニターした。このブラベンダー(登録商標)の結果を
表2に示す。
【0064】
【表2】 上記の通り製造した架橋ブレンドについて、ASTM試
験1646に従って150℃(1+8分)でムーニー粘
度の測定を行った。結果を表3に示す。表における括弧
内の値は上記ブラベンダーミキサー中で製造したブレン
ドのものであり、他の値は上記バンバリーミキサー中で
製造したブレンドのものである。
【0065】
【表3】 上記の通り製造した架橋生成物はさらに以下のような性
質を有していた。
【0066】表3に示した試料すべてについて架橋密度
の測定を行ったわけではないが、平均すると表4に示す
値が得られた。
【0067】
【表4】 これらの表のデータから明らかなように、架橋度の低い
弾性ポリマー(即ち、従来技術の方法によって生ずるば
らつきのような著しいばらつきが生成物中に生じないよ
うに制御された状態の部分架橋ポリマー)を製造するこ
とができる。
【0068】実施例2 シールテープ配合物における使用   実施例1に従って製造した部分架橋ブチルゴム生成
物を用いて、シールテープ配合物を製造した。組成は表
5の通りであった。
【0069】
【表5】 表記の配合物は、窒素ガスシール下の150℃のZ形ブ
レードミキサー中で、表6に示す順序で製造した。
【0070】
【表6】 該配合物の加工性を決定するために、ブラベンダープラ
ストグラフ上で該混合物の安定化トルクを測定した(1
5分後)。結果を表7に示す。表7でポリマーB‐IV
と表記した配合物は、実施例1に従って製造した塩素を
0.23重量%含有するポリマーBを硬化剤IVで硬化
したものをブチル成分とする配合物である。
【0071】
【表7】 上記の配合物についてシーラントとしての性能を評価す
るために様々な試験を行った。結果を表8に示す。さら
に、(a) −40℃における低温柔軟性、並びに(b
) 175℃におけるたるみ試験を行った。
【0072】
【表8】 良好なシーラントであるためには、一般に、(1) 接
合部の動きに良く順応し得ること(従って、低い圧縮永
久歪)、(2) 使用しやすいこと(従って、低い柔軟
性/可塑性、例えば約5mmの針入度)、(3) 接着
不良のないことを可能にする諸性質がバランス良く有し
ていることが必要である。通常、シーラントのレジリエ
ンスと可塑性とは競合する性質であるが、良好なシーラ
ントとは低い圧縮永久歪と高い針入度とのバランスがう
まくとれたシーラントである。
【0073】表8から明らかなように、本発明のシーラ
ントはかかる用途に適合し得る諸性質を有する。さらに
、該シーラントは均一でばらつきがないという利点を有
する。
【0074】上記の結果を得るために用いた試験方法は
、表9に示す通りである。
【0075】
【表9】
【0076】実施例3   約0.3重量%の塩素を含有する未架橋塩素化不飽
和ブチルゴムを、以下の非かみ合い異方向回転型二軸押
出式反応器に導入した。
【0077】1) 供給帯域:  上記未架橋ゴムをホ
ッパー開口部に入れ、密閉バレル部に送り込んだ。硬化
剤としてZDBDC(ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛
)とZnO(酸化亜鉛)の2:1比の混合物を、ゴム1
00重量部当り2.5重量部の割合(1.67ZDBD
C:0.83ZnO)で供給口から供給材料に加えた。
【0078】2) 輸送帯域:  この部分は大部分が
単純な前向き輸送用のねじ山からなるが、若干の切欠き
ねじ山を有していた。この部分における混合は、約12
0乃至約220℃の温度で行った。
【0079】3) 反応帯域:  短い反応スクリュー
は、浅みぞ多ねじスクリュー要素で構成されていた。こ
の部分は、工程中で最大の剪断力と混合を与える段階で
ある。この部分におけるポリマー温度は180〜220
℃であった。
【0080】4) ストリッピング及びベント:  こ
の部分は、連行空気のガス抜き、並びに存在する可能性
のある揮発性の劣化性生成物(ハロゲン化水素など)の
ストリッピングを行うために用いた。気体状の汚染物質
を掃去するために窒素を注入した。
【0081】5) 出口帯域:  この部分は生成物を
押出式反応器の外に輸送するために用いられた。
【0082】表10に処理条件とその結果をまとめた。
【0083】
【表10】

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  C4 乃至C7 イソモノオレフィン
    とC4 乃至C14共役多重オレフィンの部分架橋不飽
    和コポリマーして、実質的にランダムに分布した共有結
    合性の架橋を含み、オレフィン性不飽和が約0.05乃
    至約5.0モル%の範囲にあり、シクロヘキサン中23
    ℃で48時間測定したゲル含量が約10重量%乃至約9
    0重量%の範囲にあり、該架橋が対応するC4 乃至C
    7 イソモノオレフィンとC4 乃至C14共役多重オ
    レフィンの未架橋コポリマーの重合とハロゲン化の後に
    形成されたもので、該架橋不飽和コポリマーが化学結合
    したハロゲンを実質的に含まないことを特徴とする部分
    架橋不飽和コポリマー。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の部分架橋不飽和コポリ
    マーにおいて、前記オレフィン性不飽和が約0.50乃
    至約2.5モル%の範囲にあることを特徴とする部分架
    橋不飽和コポリマー。
  3. 【請求項3】  請求項1記載の部分架橋不飽和コポリ
    マーにおいて、前記架橋が立方センチメートル当り約0
    .05乃至0.22×10−4モルの密度で前記架橋不
    飽和コポリマー中に存在することを特徴とする部分架橋
    不飽和コポリマー。
  4. 【請求項4】  請求項1記載の部分架橋不飽和コポリ
    マーにおいて、前記ゲル含量が約10乃至約89%の範
    囲にあることを特徴とする部分架橋不飽和コポリマー。
  5. 【請求項5】  請求項1記載の部分架橋不飽和コポリ
    マーにおいて、前記コポリマーがイソブチレンとイソプ
    レンのコポリマーであることを特徴とする部分架橋不飽
    和コポリマー。
  6. 【請求項6】  請求項1記載の部分架橋不飽和コポリ
    マーにおいて、前記架橋がC4 乃至C7 イソモノオ
    レフィンとC4 乃至C14共役多重オレフィンのハロ
    ゲン化コポリマー上のアリル性ハロゲンと硬化剤との反
    応によって形成されたものであることを特徴とする部分
    架橋不飽和コポリマー。
  7. 【請求項7】  請求項1記載の部分架橋不飽和コポリ
    マーにおいて、前記架橋不飽和コポリマーが化学結合し
    たハロゲンを約0.1重量%未満しか含まないことを特
    徴とする部分架橋不飽和コポリマー。
  8. 【請求項8】  C4 乃至C7 のイソモノオレフィ
    ンとC4 乃至C14の共役多重オレフィンの部分架橋
    不飽和コポリマーの製造方法において、ハロゲンを含有
    しない不飽和部分及び化学結合アリル性ハロゲンを含有
    する不飽和部分を含んでなるC4 乃至C7 イソモノ
    オレフィンとC4 乃至C14共役多重オレフィンの未
    架橋不飽和含ハロゲンコポリマーにして、該ハロゲンが
    約0.05乃至0.4重量%の塩素、約0.05乃至0
    .5重量%の臭素及びその混合物から成る群から選択さ
    れたものである未架橋不飽和含ハロゲンコポリマーを、
    上記のハロゲンを含有しない不飽和部分と反応するよう
    な硬化剤が存在しない条件の下、本質的に該アリル性ハ
    ロゲンとのみ反応する硬化剤を存在させて架橋条件下で
    接触させる工程を含んでなる方法。
  9. 【請求項9】  請求項8記載の方法において、前記ア
    リル性ハロゲンが塩素であって、該塩素が約0.05乃
    至約0.39重量%の量で存在することを特徴とする方
    法。
  10. 【請求項10】  請求項8記載の方法において、前記
    アリル性ハロゲンが臭素であって、該臭素が約0.05
    乃至約0.49重量%の量で存在することを特徴とする
    方法。
  11. 【請求項11】  請求項8記載の方法において、前記
    架橋コポリマーが約0.05乃至約5.0モル%の不飽
    和を含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】  請求項8記載の方法において、前記
    架橋コポリマーが約0.50乃至約2.5モル%の不飽
    和を含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】  請求項8記載の方法において、前記
    架橋コポリマーがイソブチレンとイソプレンのコポリマ
    ーであることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】  請求項8記載の方法において、前記
    アリル性ハロゲンとのみ反応する硬化剤が、元素の周期
    表のIIB及びIVA族の金属の酸化物、ジチオカルバ
    ミン酸の亜鉛塩、ジメルカプタン類、ジオール類、チオ
    ウレア−チウラム、アルキルフェノールジスルフィド類
    、アミン類及びこれらの混合物から成る群から選択した
    ものであることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】  請求項8記載の方法において、前記
    アリル性ハロゲンとのみ反応する硬化剤が酸化亜鉛を含
    んでいるを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】  請求項8記載の方法において、前記
    アリル性ハロゲンとのみ反応する硬化剤が、前記未架橋
    コポリマーに化学結合したハロゲンの実質的に全部と反
    応するに十分な量で存在することを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】  請求項15記載の方法において、前
    記接触工程において、前記酸化亜鉛が前記化学結合アリ
    ル性ハロゲンに対して約0.25:1以上のモル比で存
    在することを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】  請求項15記載の方法において、前
    記接触工程において、前記酸化亜鉛が前記化学結合アリ
    ル性ハロゲンに対して約1:1以上のモル比で存在する
    ことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】  請求項8記載の方法において、該方
    法をフェノール系樹脂及び元素硫黄の不存在下で行うこ
    とを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】  請求項8記載の方法において、前記
    架橋不飽和コポリマーが立方センチメートル当り約0.
    05乃至約0.22×10−4モルの架橋密度を有する
    ことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】  請求項8記載の方法において、前記
    架橋条件が約100乃至約260℃の温度を伴うことを
    特徴とする方法。
  22. 【請求項22】  C4 乃至C7 イソモノオレフィ
    ンとC4 乃至C14共役多重オレフィンの部分架橋不
    飽和コポリマーの製造方法において、(a) ハロゲン
    を含有しない不飽和部分及び化学結合アリル性ハロゲン
    を含有する不飽和部分を含んでなるC4 乃至C7 イ
    ソモノオレフィンとC4 乃至C14共役多重オレフィ
    ンの未架橋不飽和含ハロゲンコポリマーにして、該ハロ
    ゲンが約0.05乃至0.4重量%の塩素、約0.05
    乃至0.5重量%の臭素及びその混合物から成る群から
    選択されたものである未架橋不飽和含ハロゲンコポリマ
    ーを、上記のハロゲンを含有しない不飽和部分と反応す
    るような硬化剤が存在しない条件の下、本質的に該アリ
    ル性ハロゲンとのみ反応する硬化剤を存在させて、連続
    流動装置の反応帯域において接触させる工程、並びに(
    b) C4 乃至C7 イソモノオレフィンとC4 乃
    至C14共役多重オレフィンの部分架橋不飽和コポリマ
    ーを回収する工程を含んでなる方法。
  23. 【請求項23】  請求項22記載の方法において、前
    記工程 (a)の架橋条件が約100乃至約260℃の
    温度を伴うことを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】  請求項8記載の方法において、前記
    未架橋コポリマーを0より大で約3分以内の滞留時間で
    前記反応帯域に保留することを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】  請求項22記載の方法において、前
    記アリル性ハロゲンとのみ反応する硬化剤が酸化亜鉛と
    ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛との混合物を含むこと
    を特徴とする方法。
  26. 【請求項26】  請求項8記載の方法によって製造さ
    れる部分架橋不飽和コポリマー。
  27. 【請求項27】  請求項9記載の方法によって製造さ
    れる部分架橋不飽和コポリマー。
  28. 【請求項28】  請求項10記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  29. 【請求項29】  請求項11記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  30. 【請求項30】  請求項12記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  31. 【請求項31】  請求項13記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  32. 【請求項32】  請求項14記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  33. 【請求項33】  請求項15記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  34. 【請求項34】  請求項16記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  35. 【請求項35】  請求項17記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  36. 【請求項36】  請求項18記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  37. 【請求項37】  請求項19記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  38. 【請求項38】  請求項20記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  39. 【請求項39】  請求項21記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  40. 【請求項40】  請求項22記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  41. 【請求項41】  請求項23記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  42. 【請求項42】  請求項24記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
  43. 【請求項43】  請求項25記載の方法によって製造
    される部分架橋不飽和コポリマー。
JP2414283A 1989-12-22 1990-12-25 部分架橋弾性ポリマー及び該ポリマーの製造方法 Pending JPH04252211A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/455,130 US5075387A (en) 1989-12-22 1989-12-22 Partially crosslinked elastomeric polymers and process for producing the same
US455130 1989-12-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04252211A true JPH04252211A (ja) 1992-09-08

Family

ID=23807538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2414283A Pending JPH04252211A (ja) 1989-12-22 1990-12-25 部分架橋弾性ポリマー及び該ポリマーの製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5075387A (ja)
EP (1) EP0434458A3 (ja)
JP (1) JPH04252211A (ja)
KR (1) KR910011940A (ja)
AU (1) AU6837890A (ja)
CA (1) CA2031855A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GR1002662B (el) * 1996-06-05 1997-04-07 ������� ���������� ����������� ��� �������� ������� ... Μεθοδος παραγωγης προιοντων που προσροφουν πετρελαιο και οργανικους διαλυτες.
JP5143835B2 (ja) * 2006-07-03 2013-02-13 ダウ・コーニング・コーポレイション 化学的硬化性一体型ウォームエッジスペーサー及びシール
CN112292259B (zh) * 2018-06-13 2023-09-26 阿朗新科德国有限责任公司 自密封轮胎的密封复合物
CN109535450B (zh) * 2018-11-20 2021-06-25 山东京博中聚新材料有限公司 一种丁基橡胶溶液、其制备方法及制备装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR65758E (ja) * 1950-04-18 1956-03-12
US2729626A (en) * 1952-05-01 1956-01-03 Exxon Research Engineering Co Isoolefin-multiolefin copolymers
US2781334A (en) * 1952-05-01 1957-02-12 Exxon Research Engineering Co Divinyl aromatic modified isoolefinmultiolefin copolymers
US2732354A (en) * 1952-12-05 1956-01-24 Chlorine derivatives of isoolefem-poly-
NL100942C (ja) * 1955-05-31
US2943664A (en) * 1956-07-09 1960-07-05 Exxon Research Engineering Co Pneumatic tire
US2964489A (en) * 1956-07-16 1960-12-13 Exxon Research Engineering Co Process of chlorinating butyl rubber and vulcanizing the chlorinated product
US3099644A (en) * 1959-10-06 1963-07-30 Exxon Research Engineering Co Continuous chlorination and bromination of butyl rubber
US3674735A (en) * 1969-12-22 1972-07-04 Cities Service Co Semi-vulcanized butyl rubber for sealant applications
US3862106A (en) * 1971-01-20 1975-01-21 Uniroyal Inc Thermoplastic blend of partially cured monoolefin copolymer rubber and polyolefin plastic
US3758643A (en) * 1971-01-20 1973-09-11 Uniroyal Inc D polyolefin plastic thermoplastic blend of partially cured monoolefin copolymer rubber an
GB1589985A (en) * 1976-09-28 1981-05-20 Exxon Research Engineering Co Method for preparation of conjugated diene butyl rubber in absence of solvent
US4130534A (en) * 1976-12-27 1978-12-19 Monsanto Company Elastoplastic compositions of butyl rubber and polyolefin resin
US4594390A (en) * 1982-08-23 1986-06-10 Monsanto Company Process for the preparation of thermoplastic elastomers
US4554326A (en) * 1983-04-01 1985-11-19 Exxon Research & Engineering Co. Process for the manufacture of halogenated polymers
US4548995A (en) * 1983-04-01 1985-10-22 Exxon Research & Engineering Co. Process for the manufacture of halogenated polymers
US4513116A (en) * 1983-04-01 1985-04-23 Exxon Research And Engineering Co. Process for the manufacture of halogenated polymers
US4563506A (en) * 1984-09-17 1986-01-07 Exxon Research & Engineering Co. Extrusion process for preparing improved brominated butyl rubber
EP0229156B1 (en) * 1985-06-19 1990-09-05 Exxon Chemical Patents Inc. Thermoplastic elastomer composition
EP0232936A3 (en) * 1986-01-28 1989-01-18 The Kendall Company Anti-corrosion protecive coatings for metal surfaces
JPS62201950A (ja) * 1986-03-03 1987-09-05 Toa Nenryo Kogyo Kk 熱可塑性エラストマ−組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CA2031855A1 (en) 1991-06-23
EP0434458A3 (en) 1992-08-26
EP0434458A2 (en) 1991-06-26
US5075387A (en) 1991-12-24
KR910011940A (ko) 1991-08-07
AU6837890A (en) 1991-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0190497B1 (en) Dynamically cured thermoplastic olefin polymers
EP0171926B1 (en) Dynamically cured thermoplastic olefin polymers
JP5175073B2 (ja) ブチルゴムを含む過酸化物硬化熱可塑性加硫物
CA1247791A (en) Process for the manufacture of halogenated polymers
EP0320263B1 (en) Improved processing isoolefin polymers
EP0172645B1 (en) Heat-shrinkable thermoplastic polyolefin composition
EP0540617B1 (en) Composition for tire carcass
US4851468A (en) Dynamically cured thermoplastic olefin polymers
EP0582586B1 (en) Composition for mold curing elements
JPH0140853B2 (ja)
US5200469A (en) Crosslinked elastomeric polymers and process for producing the same
EP0310599B1 (en) Dynamically cured thermoplastic olefin polymers (e-76)
CN1590446B (zh) 过氧化物可硫化的丁基合成橡胶配制物
US5102958A (en) Partially crosslinked elastomeric polymers and process for producing the same
JPH04252211A (ja) 部分架橋弾性ポリマー及び該ポリマーの製造方法
JPH02255849A (ja) 改良ハロゲン化ブチルポリマー
JP2832382B2 (ja) 結晶性ポリオレフィン樹脂及びハロブチルゴム物質の動的加硫アロイ
KR100477345B1 (ko) 열가소성 엘라스토머 조성물의 제조방법
US5438090A (en) Masterbatch composition for thermoplastic resin modification and method for preparing said masterbatch composition
US3645935A (en) Mercapto carboxylic acid modified butyl rubber
JPS6260401B2 (ja)
USH1922H (en) Coating composition
US5151467A (en) N-halothiosulfonamide modified rubber products and process for preparing the same
US5034468A (en) N-halothiosulfonamide modified rubber products
JPS59184204A (ja) ハロゲン化ポリマ−の製造方法