JPH04250216A - 捨石マウンドの均し装置 - Google Patents

捨石マウンドの均し装置

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JPH04250216A
JPH04250216A JP2406458A JP40645890A JPH04250216A JP H04250216 A JPH04250216 A JP H04250216A JP 2406458 A JP2406458 A JP 2406458A JP 40645890 A JP40645890 A JP 40645890A JP H04250216 A JPH04250216 A JP H04250216A
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legs
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邦昭 杉本
Ryosuke Horii
良介 堀井
Hiroyoshi Kato
大喜 加藤
Makoto Kawai
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中基礎マウンドの本
均しおよび転圧作業において、その能力、均し精度及び
転圧の確実性を大幅に増大させることのできる捨石マウ
ンドの均し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防波堤などのケーソンを設置する際には
、その設置位置の海底に捨石マウンドを形成することに
なる。そこで、従来の機械を使った基礎捨石マウンド均
し作業としては、重錘やコンクリートブロック等をクレ
ーン等で吊り上げ、自然落下させ、その落下エネルギー
により捨石の転圧及び均しを行なう工法が用いられてい
る。
【0003】しかしながら、この工法では、海上に浮く
船舶から、クレーンや櫓等により重錘等を吊り上げ、落
下させており、このために均し作業は海象や天候により
制限を受け、均し能率が低下してしまうという問題があ
る。一方、水中捨石基礎の天端面を計画高さより少し高
くして形成する工程と、圧密均し用重錘の吊り上げと自
由落下を所要回数繰り返してその天端面を荒均しする工
程と、重錘の吊り上げ高さである自由落下距離を調節し
つつ重錘を繰り返し自由落下させて上記基礎を計画高さ
どおりに圧密均しする工程とからなる水中捨石基礎の圧
密均し工程に関する特公昭56−12652号の公知例
がある。
【0004】この場合は、重錘の落下高さと沈下量から
転圧の度合を判断しようとしており、落下高さと自然落
下の関係で、水中と気中とにおける重錘の浮力変化、水
の抵抗及び吊り上げ装置の抵抗等で一定にはなり得ない
。これは、重錘高さと沈下量では正確に転圧の効果の度
合は知り得ないからである。
【0005】さらに、上記従来例のごとく重錘の吊り上
げ、自然落下させることで、クレーン等の吊り上げ装置
に無理が加わり、機械の寿命を短くしてしまうという問
題もあった。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、海象及び
気象の影響を受けることなく、また水深によって重錘の
高さを変えることなく、一つの装置で均し作業ができ、
しかも吊り上げ装置に無理な力がかからない均石マウン
ドの均し装置を提供することを解消課題としたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本発明の捨石マウンドの均し装置は、
長さ方向に伸縮自在な4脚づつ2グループの走行脚を各
グループそれぞれ90°異った方向に走行可能に取り付
けた基礎フレームに、均し重錘を上げ下げ自在とした重
錘落下装置を設け、走行脚によって水中を移動するよう
にしたものである。
【0008】また、上記の重錘落下装置の水中移動を可
能とすることで、海象などの影響のない捨石マウンドの
均し作業が可能になるが、この装置全体を水没可能にし
て、動力源及び操作盤のみを水面上の支援船などの船体
上に搭載し、動力ケーブルを介して水中の装置の駆動部
と接続すれば、水中歩行型の捨石マウンドの均し装置が
提供される。
【0009】なお、上記の均し重錘の上げ下げには、タ
ンクに充填したエアーの浮力を利用したり、電磁石の磁
力を利用することにより、従来の巻取りや巻降ろし装置
のごとく衝撃による負担のために故障することがなくな
るので好ましい。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
るが、図1は本発明の一実施例における水中歩行型の捨
石マウンドの均し装置の重錘落下装置の斜視図、図2は
図1の重錘落下装置を付ける歩行脚装置の斜視図である
。まず、この装置は、海底に防波堤等のケーソンを設置
する前に捨石マウンドを形成するために用いられるもの
であるが、捨石前には不陸が多く、投入された石もくず
れやすいので、その現場に対応するため、図2に示す脚
伸縮部1aにより長さ方向に伸縮自在な4脚づつ2グル
ープの走行脚1X、1Y、合計8脚を基礎フレーム2か
ら下方に突出して取付けられている。
【0011】そして、各グループの走行脚1Xと1Yと
はそれぞれX方向とY方向と90°異った方向に歩行可
能となるように基礎フレーム2に対し、ピン支持点3を
支点として取付けられており、走行駆動ジャッキ4を作
動することで、それぞれX方向、Y方向の移動ができ、
装置自体が全方向に移動可能になっている。以上の通り
、この歩行脚装置は、図3の側面図及び図4の平面図の
ごとく、四角の基礎フレームに、X方向に動く歩行脚1
X群と、それらに90°直交したY方向に動く歩行脚1
Y群とからなり、水中歩行を可能にしており、歩行駆動
ジャッキ4には油圧シリンダーを使用し、海底面の不陸
に対応する脚伸縮部1aの駆動にも油圧シリンダーを用
いている。
【0012】上記の歩行脚装置によるこの実施例の歩行
状況を説明すると、まず歩行準備として、図5(A) 
のごとくその進行方向の4つの歩行脚1Xまたは1Yで
装置全体を持ちあげ、他の歩行脚1Yまたは1Xは移動
に問題のない高さにするが、その高さについては、事前
に水中テレビや音響測深器などにより計測する。次に、
図5(B) のごとく4脚1グループの歩行脚1Xまた
は1Yの傾斜により、この装置全体を移動させるが、そ
の移動量は歩行脚1X, 1Yの長さと傾斜角度の演算
により求め、さらに水中型の位置出し装置でも同時管理
を行なうものとす。
【0013】さらに、位置及び高さの管理装置を使って
所定の位置に到達したら、図5(C) のごとく他の歩
行脚1Yまたは1Xにより高さ等を決定し、その後に位
置セット作業を行なう。以上の作業が完了した後、図5
(D) において再び進行方向の歩行脚1Xまたは1Y
をセットする歩行準備の後、再び図5(A) へと作業
を続ける。
【0014】さらに、移動が大きい場合は、図5(E)
 のごとく進行方向側に歩行脚1Xまたは1Yを傾斜さ
せて移動ストロークを大きくさせる。次に、上記のごと
き2グループの歩行脚1X, 1Yを取付ける基礎フレ
ーム2の中央部には、図1のごとく均し重錘6を上げ下
げ自在とした重錘落下装置7を設けている。
【0015】このような重錘落下装置7としては、図1
に示すように均し重錘6を上げ下げするために基礎フレ
ーム2の上部に重錘吊上櫓8を設け、吊り上げ油圧ウイ
ンチ9、吊り上げシーブ10、重錘チャック装置11、
ケーブル巻込装置12などにより均し重錘6を上げ下げ
自在にすることができる。すなわち、図6に示すように
、電磁石20と重錘ガイド用の重錘チャック装置11と
により均し重錘6をチャッキングし、全体を吊り上げ、
基準高さに達したら電源を切り、均し重錘6を落下させ
るものである。
【0016】この場合の前測作業として、均し重錘6を
チャッキングしたまま、図7のごとく、吊り上げウイン
チ9により均し重錘6を吊り下げ、捨石前の高さをワイ
ヤーの繰り出し量により計測する。次に、図8に示すご
とく、図7の前測と同様に、吊り上げウインチ9により
均し重錘6を必要落下高さにまで吊り上げる。
【0017】図8で均し重錘6を吊り上げたら、電磁石
20の電源を切り、均し重錘6を図9のごとく捨石上に
落下させる。その次に、重錘チャック装置11を図10
のごとく吊り下げ、均し重錘6上にのせ、電磁石20に
通電し、重錘チャック装置11でチャッキングする。こ
の時に、捨石均し面の高さを計測し、高い場合は、この
データを前測として図8の重錘吊上げ作業から再度行な
う。
【0018】従って、このような重錘落下装置7では、
吊り上げ装置に無理をかけずに捨石マウンドの転圧がで
きる。なお、この場合の高さ管理の方法は、図17に示
す方法で行うことも可能である。図17に示すように、
基礎フレーム2の下面に水圧センサー35と音響測深器
36を配置し、重錘吊上櫓8の吊り上げシーブ10を固
定しているフレーム37の下面に測深器38を配置し、
重錘チャック装置11の上面に反射板39を配置する。 図17において、L1 は均し重錘6を重錘チャック装
置11にチャックした時の均し重錘下面から重錘チャッ
ク装置上面までの距離で、既知であり、Hは水圧センサ
ー35を配置した位置と測深器38を配置した位置との
間の距離で、既知である。したがって、水圧センサー3
5で検知した水深Dと、測深器38で測定した図中L2
 の値から、均し重錘6の下面が接している捨石面の水
深はD+(L1+L2 −H) で算出できる。
【0019】また、均し作業前と均し作業後の捨石マウ
ンド上面の水深は、音響測深器で測定した値にDを加え
ることで得られる。水圧計と音響測深器を複数組配置す
れば、複数箇所の水深が測定できる。上記の方法により
得られた水深は、潮位観測所からの潮位データをリアル
タイムで得て、潮位補正を行う。次に、図11の斜視図
及び図12の他の実施例では、上記重錘落下装置7にエ
アータンク13及びエアー排出バルブ14を設け、エア
ーパイプ15を介してエアータンク13内にエアーを送
り込み、エアーの浮力を利用して均し重錘6を浮き上げ
、エアー排出バルブ14を開けて均し重錘6を落下させ
ることができる。
【0020】この場合の前測としては、エアー排出バル
ブ14を1/2開以下として、均し重錘6を図13のご
とくゆっくり捨石マウンド面に降し、基礎フレーム2に
取付けた音響測深器などにより捨石高さの前測を行なう
。次に、エアー排出バルブ14を閉じ、エアーをエアー
タンク13内に送り込み、図14のごとく均し重錘6を
浮上させるが、ここで落下高さの制御は、浮き上り停止
ワイヤー17の長さにより行なわれる。
【0021】そこで均し重錘6が浮き上ったら、エアー
の送り込みを停止し、エアー排出バルブ14を全開とし
て均し重錘6を図15のごとく捨石上に落下させる。な
お、図11から図15までで18で示すのはショック吸
収装置であり、19で示すのはエアーオーバフロー穴及
び吸水穴である。上記のごとく、均し重錘6の上げ下げ
にエアーの浮力を利用すれば、水圧に対して故障が少な
く、重錘落下装置7を簡単にすることができる。
【0022】なお、この場合の高さの管理の方法は、図
18に示す方法で行うことができる。図18に示すよう
に基礎フレーム2の下面に水圧センサー35と音響測深
器36を配置し、均し重錘6の上面に反射板39を配置
し、基礎フレーム2の上面に測深器38を配置する。図
18において、Lは均し重錘6の下面から上面までの距
離で既知であり、Hは基礎フレーム6の下面から上面ま
での距離で既知である。したがって、水圧センサー35
で検知した水深Dと測深器38で測定した図中L2 の
値から、均し重錘6の下面が接している捨石面の水深は
D+ (L1 +L2 −H) で算出できる。均し作
業前後の捨石マウンド面の水深の測定は図17の場合と
同様であり、また、潮位補正についても同様である。
【0023】次に、上記の捨石マウンドの均し装置は、
基本的には空気や油圧を動力源として作動するが、その
ために必要となる動力の発生装置31は、図16に示す
ように支援船30上に設けて、動力用ケーブル32によ
り水中の均し装置へ送ると共に、装置の操作も支援船3
0上の操作室33で行なうようにしている。さらに、支
援船30には回収クレーン34を保有し、均し装置の回
収や現場セットを行なうようにしている。
【0024】なお、均し装置の位置は水中トランスポン
ダーなどの水中位置出し装置を使用して行う。また、施
工水深が浅い場合の高さ管理は、図19に示すように水
面上に位置するレーザ受光機40を重錘チャック装置1
1または均し重錘6に取り付け、水面上の固定点に配置
したレーザ発振器41により行うことも可能である。
【0025】さらに、均し重錘6に加速度計を配置すれ
ば、均し重錘6を捨石上に落下した時の加速度を検出す
ることができ、捨石マウンドの転圧状況を把握すること
が可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した本発明の捨石マウンドの
均し装置によれば、海面の波浪や海象の影響を受けるこ
とがなくなるので、その捨石マウンドの均し作業能率の
向上をはかりうるという効果がある。また、均し重錘の
上げ下げにエアーの浮力を利用したり、または電磁石の
磁力を利用した重錘落下装置を採用することにより、吊
り上げ装置に無理な力がかからず装置の損傷が少い。
【0027】さらに重錘全体が水没しているので、重錘
の浮力変化および錘の抵抗の変化がないので、均し作業
の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における水中歩行型の捨石マ
ウンドの均し装置の重錘落下装置の斜視図である。
【図2】図1の重錘落下装置を下部に取付ける歩行脚装
置の斜視図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5(A)〜(E)】図2の歩行脚装置の歩行状況を
説明する一連の側面図である。
【図6】図1の重錘落下装置の要部拡大の説明図である
【図7〜図10】図6の重錘落下装置の一連の作動説明
図である。
【図11及び図12図】エアーの浮力を利用した他の実
施例における重錘落下装置の説明図である。
【図13〜図15】図11の重錘落下装置の一連の作動
説明図である。
【図16】図1および図2に示す本発明の実施例の均し
装置と支援船との配置図である。
【図17】図6の重錘落下装置の高さ管理を説明する側
断面図である。
【図18】図11の重錘落下装置の高さ管理を説明する
側断面図である。
【図19】水深が浅い場合の高さ管理を説明する側面図
である。
【符号の説明】
1X  歩行脚                  
1Y  歩行脚1a  脚伸縮部          
        2  基礎フレーム4  歩行駆動ジ
ャッキ          6  均し重錘7  重錘
落下装置            13  エアータン
ク14  エアー排出バルブ        15  
エアーパイプ20  電磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  長さ方向に伸縮自在な4脚づつ2グル
    ープの走行脚を各グループそれぞれ90°異なった方向
    に走行可能に取付けた基礎フレームに、均し重錘を上げ
    下げ自在とした重錘落下装置を設けた捨石マウンドの均
    し装置。
  2. 【請求項2】  均し重錘の上げ下げにエアーの浮力を
    利用した請求項1記載の捨石マウンドの均し装置。
  3. 【請求項3】  均し重錘の上げ下げに電磁石の磁力を
    利用した請求項1記載の捨石マウンドの均し装置。
JP2406458A 1990-12-26 1990-12-26 捨石マウンドの均し装置 Expired - Lifetime JPH07107269B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281064A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Kiyoshi Saito 水中基礎均し装置
JP2021161705A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 五洋建設株式会社 捨石マウンドの施工方法、管理方法、および重錘

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JPS59188555U (ja) * 1983-06-03 1984-12-14 株式会社小松製作所 歩行機械
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