JPH04249758A - 溶融金属用成分センサ - Google Patents

溶融金属用成分センサ

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JPH04249758A
JPH04249758A JP2416898A JP41689890A JPH04249758A JP H04249758 A JPH04249758 A JP H04249758A JP 2416898 A JP2416898 A JP 2416898A JP 41689890 A JP41689890 A JP 41689890A JP H04249758 A JPH04249758 A JP H04249758A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属溶融液中に含まれ
る特定金属の濃度を検出する化学電池型の成分センサに
関し、特に、固相と液相からなるコンポジット溶融塩電
解質を用いた高温用成分センサに関する。ここにいう金
属溶融液は、金属または合金の溶融液をいう。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車用を中心とする産業用ドブ
付け亜鉛メッキ鋼板の生産においては、品質向上のため
亜鉛に少量のアルミニウムを添加することが一般に行な
われている。アルミニウムの添加は、一般には、鋼板と
の密着強度の向上等を目的として行われる。この亜鉛メ
ッキ鋼板の生産ラインにおいては、ドブ付け用溶融亜鉛
浴にアルミニウム母合金を投入することにより、溶融亜
鉛浴中のアルミニウムの濃度が調節される。そして、鋼
板の溶融亜鉛へのドブ付け後、後工程の適切な管理を行
なうためには、溶融亜鉛浴中のアルミニウム含量を逐次
検知し、溶融亜鉛浴のアルミニウム濃度を即時、適正に
自動制御することが望まれる。従来より、この種の溶融
金属中の特定成分の濃度を検知する手段としては、溶融
金属浴の一部を間欠的にサンプリングしこれを凝固させ
た後、酸に溶解して水溶液とし、この水溶液を通常の化
学分析もしくは原子吸光法により分析する方法が取られ
ていた。また、学問的な目的での合金成分の活量(濃度
)測定に関しては、溶融塩電解質を用いた電気化学的測
定についての報告がある(ActaMetallurg
ica 2(1954)、pp.621−631) 。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、溶融金属浴の一部をサンプリング
しなければならないので、その場で特定成分濃度を測定
することができず、特定成分濃度を検知するのに手間と
時間がかかり、また溶融金属浴の成分濃度を調節するた
めの自動化が困難であるという問題がある。すなわち、
金属溶融液の一部をサンプリングした後、特定成分濃度
を検知するのに煩雑な分析作業を要し、かつ分析結果が
出るまでに長時間を要するという問題がある。また、前
記合金成分の活量の測定についての報告は溶融塩電解質
を用いるもので、固相の電解質を用いる報告ではない。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、溶融金属中の特定成分濃度を連続
的に電気的な信号により検知でき、温度420〜800
℃の比較的高温で使用できしかも広い濃度範囲で高分解
能をもつ溶融金属用成分センサを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の第
1発明による溶融金属用成分センサは、金属溶融液中に
含まれる特定金属の濃度を検出する化学電池型の成分セ
ンサであって、前記金属溶融液を測定電極とし、前記特
定金属の純金属またはその特定金属を含む合金を標準電
極とする。この標準電極に接触しかつ前記金属溶融液に
接触可能な電極活物質は、イオン伝導性を示すアルカリ
ハライドまたはアルカリ土類ハライドの少なくとも一種
のハライドと前記特定金属ハライドとを含み、前記ハラ
イドのいずれか一種のハライドが固相と液相とからなる
電極活物質である。本発明の溶融金属用成分センサは、
前記電極活物質を用いることにより、特定金属の化学ポ
テンシャルの変化をアルカリまたはアルカリ土類金属の
化学ポテンシャルの変化に変換し、これらアルカリまた
はアルカリ土類金属のイオンが電荷担体になる固体塩と
溶融塩の混合体からなる前記電極活物質をコンポジット
電解質隔膜として用いた化学電池を構成する。第2発明
においては、この溶融金属用成分センサにより検知可能
な前記金属溶融液を亜鉛にする。第1発明においては、
前記金属溶融液は、亜鉛、ハンダ、銅の溶融液等である
が、これらに限られない。第3発明においては、前記特
定金属をアルミニウムにする。第1発明においては、前
記特定金属は、アルミニウム、カドミウム、アンチモン
、鉄、鉛等のいずれか少なくとも1種の金属元素である
が、これらに限られない。第4発明による溶融金属用成
分センサは、前記標準電極および前記電極活物質を封入
する非電子伝導性の保護管と、この保護管の先端に使用
時に曲げ折り除去可能に形成される突起部と、前記保護
管を保持するとともに前記金属溶融液に電気的に接触可
能な導電性ホルダとを備える。ここに、保護管は、吸湿
性の高ハライド混合物を保持する。第5発明による金属
溶融液成分調節装置は、前記金属溶融液中に浸漬される
前記溶融金属用成分センサと、前記溶融金属用成分セン
サの検出信号を入力し、この入力信号にもとづいて前記
金属溶融液中に添加すべき前記特定金属成分の目標量を
演算する制御回路と、この制御回路の演算結果にもとづ
いて前記特定金属成分を前記金属溶融液中に添加する添
加装置とを備える。
【0006】
【作用】本発明の溶融金属用成分センサの作用を、次の
ような電池式で表わされる構成の化学電池を例にとって
説明する。 Zn−Al(l)|NaCl(s)+NaCl−AlC
l3(l) |β−アルミナ|NaCl(s)+NaC
l−AlCl(l)|Alここで、Zn−Al(l)は
測定対象であるアルミニウムを含む溶融亜鉛を、NaC
l(s)+NaCl−AlCl3(l) は固体のNa
Clで飽和したNaCl−AlCl3混合溶融塩を、A
lは標準電極に用いた純粋アルミニウムを表わしている
。電極活物質として用いた固体NaCl飽和のNaCl
−AlCl3混合溶融塩は、良好なNaイオン導電体で
ある。NaCl−AlCl3混合溶融塩のNaClが飽
和していることにより、NaCl、AlCl3 の活量
は一定に保たれる。したがって、両極のアルミニウムの
活量が決まれば反応  3Na+AlCl3=3NaC
l+Alにより両極のNaの活量が定まる。以上により
Naの濃淡電池が構成される。このNaの濃淡電池の起
電力E は、Alの活量もしくは濃度と次の関係になる
。         E=−RT/3F×ln(aA1/a
A1°)=2.303RT/3F×(log(wt%A
l)+Const.) ここで、aA1 は溶融亜鉛中
のアルミニウムの活量を、 aA1°は標準電極中のア
ルミニウムの活量を、wt%Al は溶融亜鉛中のアル
ミニウムの重量%を、Const.はアルミニウムの活
量係数および標準電極のアルミニウムの活量で決まる定
数を表わす。これにより、起電圧の測定により溶融亜鉛
中のアルミニウム濃度を知ることができる。
【0007】この例では、両極を分室する隔膜としてβ
−アルミナを用いているが、溶融金属中の金属成分が電
解質混合溶融塩相に溶解しない場合、あるいは電解質混
合溶融塩の組成を変動させる恐れがない場合は、β−ア
ルミナの隔膜を省略してもよい。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例1 溶融亜鉛中のアルミニウムを検出する化学電池型の第1
の実施例について説明する。図1に示すように、成分セ
ンサ1は、有底円筒状の容器2の先端に曲げ折り除去可
能な突起部3が形成される。この容器2は、石英、パイ
レックスガラス等からなり、その内部に、例えば固体の
NaClで飽和したNaCl−AlCl3 混合溶融塩
電解質6a、6bが充填される。容器2は、例えば内部
のNaCl−AlCl3混合溶融塩が外部に流出するの
を防止するためのものである。容器2の内部の固体Na
Clで飽和したNaCl−AlCl3混合溶融塩電解質
6a中には、標準電極となる純アルミニウム板4が設け
られ、この純アルミニウム板4から純アルミニウムのリ
ード線5が接続されている。容器2は、黒鉛、耐熱合金
等の円筒からなる保護管7等により支持されている。保
護管7は溶融亜鉛側電極リードとして用いられる。
【0009】純アルミニウム板4の周りに充填されるN
aCl−AlCl3 混合溶融塩電解質6aは、β−ア
ルミナからなる隔壁8によって、その周囲のNaCl−
AlCl3 混合溶融塩電解質6bから隔離されている
。これは、成分センサ1の使用時、容器2の曲げ折除去
された先端2aから溶融亜鉛が侵入し、溶融亜鉛中の亜
鉛またはアルミニウムがNaCl−AlCl3混合溶融
塩相に溶解してその組成を変動させるのを防止するため
である。即ち、β−アルミナからなる隔壁8は、亜鉛溶
融液中のAlの濃度が低い場合、次に示す反応式 3Zn + 2AlCl3 = 3ZnCl2 + 2
Al によってAlとZnの置換反応により亜鉛の塩化
物の増加に伴う溶融塩の組成変動の影響を防ぐ。またβ
−アルミナからなる隔壁8は、不純物との置換反応によ
るイオン輸率の低下による影響を受けないようにする。 ここに、β−アルミナからなる隔壁8は、安定なナトリ
ウムイオン伝導体として他の材料からなるものでもよい
。成分センサ1の使用時、突起部3を曲げ折り除去し、
この部分を亜鉛溶融浴中に浸漬する。そして測定は、リ
ード線5と保護管7のリード間に発生する起電圧を電圧
計で測定することにより行う。
【0010】次に実験データを示す。第1の実施例によ
る成分センサ1によって亜鉛溶融液中のアルミニウムの
濃度を測定した。まず黒鉛坩堝中に溶解した2kgの溶
融純亜鉛中に第1の実施例による成分センサ1を浸漬し
、溶融純亜鉛中に純アルミニウムを添加して濃度を変化
させた場合の起電圧を測定した。図3はその結果を示す
。図3に示されるように、起電圧とアルミニウム濃度の
対数は、良好な直線関係を示し、アルミニウムの濃度は
起電圧により十分な精度で測定できることが確かめられ
た。図4は亜鉛溶融浴中にアルミニウムを順次添加し、
時間とともに起電圧がどのように変化するかを測定した
結果である。図4に示されるように、亜鉛溶融浴へのア
ルミニウム添加に伴うアルミニウム濃度の増加とともに
、起電圧が速やかに変化しており、その起電圧の安定性
が良好であることが解る。
【0011】このようなコンポジット溶融塩電解質を用
いた溶融亜鉛メッキ用の成分センサ1によれば、NaC
l−AlCl3(ZnCl3 )系のコンポジット溶融
塩電解質は約100℃というきわめて低温の三元共晶を
もつため、NaCl飽和の条件で共晶温度程度の低温か
ら800℃付近の温度まで使用することができる。この
成分センサ1によれば、溶融亜鉛中の任意の位置で15
0〜800℃付近の温度において0〜数千ppmのアル
ミニウムの濃度を誤差数十ppm以内でその場で連続的
に検知することができるという効果がある。
【0012】実施例2 図2は、本発明の第2の実施例による成分センサを示す
。図2において、第1図に示す構成と実質的に同一の構
成部分については同一符号を付し、説明を省略する。 第2の実施例による成分センサ10は、図1に示すNa
Cl−AlCl3混合溶融塩電解質6中の隔壁8を省略
した例である。この第2の実施例による成分センサ10
は、隔壁8がないので、混合溶融塩電解質6の組成の変
動がセンサ測定時間内に無視できる程度である場合に用
いると有効である。なお、本発明の前記第1および第2
の実施例以外の他の実施例による成分センサとして、容
器に充填する混合溶融塩電解質に対する固体NaClの
混合比を調節することにより、固相塩に対する液相溶融
塩の比率を最小限に小さくすることによって、固相塩の
もつ強度により成分センサの強度を固体電解質に近い強
度に高めることができ、また固体に近似する状態である
ことによりセンサの取扱いを容易にすることができる。 また前記混合溶融塩電解質中のNa塩に代えて、Li塩
、K塩等を用いることもできる。
【0013】実施例3 本発明の第3の実施例を図5に示す。第3の実施例は、
前記成分センサを用いて亜鉛溶融浴中のアルミニウム濃
度を自動調整する装置に応用した例である。図5におい
て、薄板鋼板20がローラ22、23、24、25によ
って図示矢印方向に搬送される。ローラ23とローラ2
4との間を搬送する鋼板20は容器26中の亜鉛溶融浴
M中に浸漬される。亜鉛溶融浴Mから引上げられた薄板
鋼板は、N2 ガスが吹付けられ、その後熱処理炉34
内で反応熱処理され、亜鉛メッキの接合性が高められる
。 亜鉛溶融浴M中に浸漬される成分センサ10からの検出
信号は制御装置30に入力され、制御装置30は、この
入力信号にもとづいて亜鉛溶融浴M中に添加すべきアル
ミニウムを含有するインゴットの目標重量を演算する。 制御装置30は、この演算結果にもとづいて、投入装置
32から亜鉛溶融浴M中に投入するアルミニウムを含有
するインゴットの重量の信号を投入装置32に出力する
。投入装置32は、制御装置30からの演算結果信号に
もとづいて亜鉛溶融浴M中に投入するアルミニウムを含
有するインゴットを投入する。これにより、亜鉛溶融浴
M中のアルミニウム濃度が調節される。第3の実施例に
よれば、成分センサ10によって連続的に亜鉛溶融浴M
中のアルミニウム濃度が制御されるため、鋼板に表面処
理される亜鉛メッキを均質なものとし、その後の窒素ガ
スの吹付けおよび熱処理炉34内での加熱によって亜鉛
メッキの剥離、割れは防止されることはもちろん亜鉛メ
ッキの接合性が高度なものにできるという効果がある。
【0014】実施例4 図6は、本発明の第4の実施例を示す。第4の実施例は
、センサ信号にもとづいて熱処理炉の加熱温度を自動調
節した装置の例である。図6において、図5と実質的に
同一の構成部分については同一符号を付し、説明を省略
する。制御装置30は、成分センサ10からの入力信号
にもとづいて熱処理炉で加熱すべき適正な熱処理温度を
演算し、この演算結果を熱処理炉34に出力する。熱処
理炉34は制御装置30からの信号にもとづいて加熱温
度を調節し、鋼板20を加熱する。例えば亜鉛溶融浴M
中のアルミニウム濃度の変化に応じて鋼板の表面に塗布
された亜鉛メッキの表面状況が変わるためその表面状況
に応じて熱処理炉34の炉内温度を調節するものである
。これにより、鋼板20の表面に塗布される亜鉛メッキ
の接合性を均質に高めることができるという効果がある
。以上説明したように、本発明の成分センサは、溶融塩
電解質の種類を適当に組み合わせることによって、アル
ミニウムに限らずその他の金属元素の測定を行うことも
可能である。またこの成分センサは、1回限りの使用で
使い捨て可能なスポット型のセンサでもよく、自動制御
を行なうための連続使用型センサにしてもよいことはも
ちろんである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の溶融金属
用成分センサによれば、溶融金属中の特定成分濃度を連
続的に電気的な信号により検知でき、温度420〜80
0℃の比較的高温で使用することができ、しかも広い濃
度範囲で高分解能をもつという効果がある。本発明の溶
融金属用成分センサを用いると、溶融金属用成分センサ
による成分の検出とこれを用いた添加装置、熱処理炉等
の連続制御により高強度かつ加工性の高い長寿命の表面
処理鋼板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による成分センサを示す
概略断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例による成分センサを示す
概略断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例による溶融亜鉛浴中のア
ルミニウムと起電圧の関係を示す特性図である。
【図4】亜鉛溶融液中にアルミニウムを添加した場合の
時間と起電圧の関係を示す特性図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示すもので、成分セン
サを用いた応用例を表す概略構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示すもので、第1の実
施例による成分センサを用いた応用例を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
M  亜鉛溶融浴(金属溶融液、測定電極)1  成分
センサ(溶融金属用成分センサ)2  保護管 3  突起部 4  純アルミニウム板(標準電極) 6  混合溶融塩電解質(混合溶融塩)30  制御回
路(制御装置) 32  投入装置(添加装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属溶融液中に含まれる特定金属の濃度を
    検出する化学電池型の成分センサであって、前記金属溶
    融液を測定電極とし、前記特定金属の純金属またはその
    特定金属を含む合金を標準電極とするとともに、前記標
    準電極に接触される電極活物質は、イオン伝導性を示す
    アルカリハライドまたはアルカリ土類ハライドの少なく
    とも一種のハライドと前記特定金属ハライドとを含み、
    前記ハライドのいずれか一種のハライドが固相と液相と
    からなる電極活物質であって、前記金属溶融液に接触可
    能に備えられ、電解質としても用いられることを特徴と
    する溶融金属用成分センサ。
  2. 【請求項2】前記金属溶融液は亜鉛溶融液であることを
    特徴とする請求項1に記載の溶融金属用成分センサ。
  3. 【請求項3】前記特定金属はアルミニウムであることを
    特徴とする請求項1または2に記載の溶融金属用成分セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】前記標準電極および前記電極活物質を封入
    する非電子伝導性の保護管と、この保護管の先端に使用
    時に曲げ折り除去可能に形成される突起部と、前記保護
    管を保持するとともに前記金属溶融液に電気的に接触可
    能な導電性ホルダとを備えた請求項1に記載の溶融金属
    用成分センサ。
  5. 【請求項5】前記金属溶融液中に浸漬される前記溶融金
    属用成分センサと、前記溶融金属用成分センサの検出信
    号を入力し、この入力信号にもとづいて前記金属溶融液
    中に添加すべき前記特定金属成分の目標量を演算する制
    御回路と、この制御回路の演算結果にもとづいて前記特
    定金属成分を前記金属溶融液中に添加する添加装置とを
    備えた金属溶融液成分調節装置。
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