JPH04249630A - ゴムとスプリングの複合体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ゴム（合成ゴム、合成
樹脂を含む概念である。）とスプリングによるロープ状
および網状の複合体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、ゴムの中にワイヤやチェーン
を埋設させたロープ状の複合体があり、前者は伸縮性は
ないが、後者はゴムの弾性の範囲内で伸び縮みができ、
しかも海水等に対する耐水性ある等その他数々の特徴を
有するもので、図２に示す如くチェーン１がゴム２によ
って囲まれており、その際に埋設したチェーン１の各リ
ンク１ａ間には隙間Ｓが設けてあり、この隙間Ｓを利用
して伸び縮みができるようになっている。ところが、こ
のような構成にするには各リンク１ａ間の隙間Ｓが同一
でしかもその隙間内に同一量のゴムが充填されていなけ
ればならないが、製造中にゴムの軟化現象によりリンク
１ａが移動する場合があり、製品の性能にばらつきが生
じる問題がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、製造中のリンクの移動により製品の性能にばらつ
きが生じる点であり、許容引張量も少ないという問題が
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、ゴムの中にス
プリングを埋設させて複合体として製品の性能の均一化
をはかると共に大きな許容引張量を得るようにした。

【０００５】

【作用】以上の構成によると、全長にわたって均一な性
能が得られる効果を有し、しかもスプリング自身の引張
性、圧縮性とゴムの引張性、圧縮性が合成されてその相
乗効果が期待できる。

【０００６】

【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。金型に所定量のゴム３を敷き詰め、表面を接着剤
処理したスプリング４を配置して高圧プレスにより加硫
反応を行って複合体としたものであり、製造に際して、
スプリング４は通常状態で配置してもよいが、予め引張
力（圧縮力）を与えた状態で複合体とし、後にその引張
力（圧縮力）を解除した構造とすることができる。この
ように構成することにより、スプリング４の全周囲はゴ
ム３によって覆われてゴムの中にスプリングが埋設され
た状態となり、予め引張力（圧縮力）を与えた場合には
周囲のゴムに圧縮力（引張力）が与えられることになり
、一層使用目的に合った複合体を得ることができる。 なお、上記構成はロープ状のものを用いて説明したが、
網状に形成しても同様である。

【０００７】

【発明の効果】以上の構成によると、ゴムの中にスプリ
ングを埋設して一体の複合体としたことにより、全長に
わたって均一な性能が得られる効果を有し、しかもスプ
リング自身の引張性、圧縮性とゴムの引張性、圧縮性が
合成されてその相乗効果が期待でき耐引張性、耐伸縮性
、耐衝撃性等にすぐれ、しかも耐海水性もあるために物
体の固定、牽引、吊り揚げ、吊り下げ等に用いてきわめ
て有効となる効果を有する。また、網状においても上記
と同様であり、例えば崖崩れのおそれのあるところに張
設しておくことにより崖崩れが起きた際にその被害を最
小に止めることが可能であり、一般のナイロン製の網に
比較すると大きな引張性を有するために衝撃を大きく緩
衝させることが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に実施例を示す断面図である。

【図２】従来例を示す断面図である。

【符号の説明】

３　　ゴム ４　　スプリング

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ゴムの中にスプリングを埋設して一体
   としたロープ状および網状の複合体。